JP2005173181A - 単層型電子写真感光体 - Google Patents

単層型電子写真感光体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005173181A
JP2005173181A JP2003412863A JP2003412863A JP2005173181A JP 2005173181 A JP2005173181 A JP 2005173181A JP 2003412863 A JP2003412863 A JP 2003412863A JP 2003412863 A JP2003412863 A JP 2003412863A JP 2005173181 A JP2005173181 A JP 2005173181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
titanyl phthalocyanine
layer
isoindolinone
carbon atoms
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003412863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4060267B2 (ja
Inventor
Kazuya Hamazaki
一也 浜崎
Daisuke Kuboshima
大輔 窪嶋
Yoshio Inagaki
義雄 稲垣
Jun Azuma
潤 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2003412863A priority Critical patent/JP4060267B2/ja
Publication of JP2005173181A publication Critical patent/JP2005173181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4060267B2 publication Critical patent/JP4060267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 電荷発生剤としてチタニルフタロシアニンを使用しても高い感度を実現することのできる単層型の電子写真感光体を提供する。
【解決手段】 導電性基体上に、電荷発生剤としてのチタニルフタロシアニンと、電荷輸送剤と、ポリカーボネート等のバインダ樹脂と、イソインドリノン誘導体と、を含有する単一の感光層を設ける。上記イソインドリノン誘導体には、波長680nmの光に対する吸光度が上記チタニルフタロシアニンに対して1/3以下のものであるものを使用する。具体的には、式(1)で表されるイソインドリノン顔料が挙げられる。
【化1】
Figure 2005173181

(式中、Rは置換基を有することのある炭素数6〜20のアリーレン基等を示す。Xはハロゲン原子を示す。)
【選択図】 なし

Description

本発明は、チタニルフタロシアニンを電荷発生剤として用いた単層型の電子写真感光体に関する。
近年、静電式複写機、レーザビームプリンタ、普通紙ファクシミリ等の画像形成装置にデジタル技術が広く採用されつつある。デジタル型画像形成装置用の露光光源には、一般に半導体レーザ(LD)や発光ダイオード(LED)が用いられており、その波長は680〜830nm前後の長波長領域(以下、この波長領域を「近赤外領域」ということがある。)が主流である。それゆえ、近赤外領域で高感度なフタロシアニン類、とりわけチタニルフタロシアニン(TiOPc)を電荷発生剤として用いた電子写真感光体の開発が盛んに行われている。
現在、TiOPcを用いた電子写真感光体は積層型において実用化されている。しかしながら、積層型に比べてその構造が簡単で製造が容易な単層型感光体においては、電気特性に優れたものが得られていないのが現状である。これは、次の理由によるものと考えられる。積層型感光体は通常、膜厚の大きな電荷輸送層を外側に配置することから電荷発生層にそれほど大きな機械的強度が必要ではなく、それゆえTiOPcとの親和性に優れたポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系ポリマーをバインダ樹脂として用いることができる。これに対し、機械的強度が必要な単層型感光層では、バインダ樹脂としてポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレート、ポリスチレン等の、TiOPcとの親和性に乏しい樹脂を用いざるを得ない。それゆえ、塗布液の経時的安定性が低くなってTiOPcの凝集沈殿が生じ易くなり、高性能の単層型感光層を形成するのが困難になる。
特開平7−13370号公報 特開平8−234460号公報
本発明の目的は、チタニルフタロシアニンを含有する単層型感光層用塗布液の安定性を向上させることにより、電荷発生剤としてチタニルフタロシアニンを使用しても高い感度を実現することのできる単層型の電子写真感光体を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る単層型電子写真感光体は、
導電性基体上に、電荷発生剤としてのチタニルフタロシアニンと、電荷輸送剤と、バインダ樹脂と、イソインドリノン誘導体と、を含有する単一の感光層を備え、
上記バインダ樹脂が、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレートおよびポリスチレンからなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂を含むものであり、
上記イソインドリノン誘導体の波長680nmの光に対する吸光度が、上記チタニルフタロシアニンの波長680nmの光に対する吸光度に対して1/3以下である
ことを特徴とする。
また、本発明に係る単層型電子写真感光体において、イソインドリノン誘導体は、式(1):
Figure 2005173181
(式中、Rは置換基を有することのある炭素数1〜6のアルキル基、または置換基を有することのある炭素数6〜20のアリーレン基を示す。Xはハロゲン原子を示す。)
で表されるイソインドリノン顔料であるのが好ましい。
本発明に係る単層型電子写真感光体において、感光層中には、電荷発生剤としてのチタニルフタロシアニンとともに、イソインドリノン誘導体〔好ましくは、上記式(1)で表されるイソインドリノン顔料〕が配合されている。
ここで、上記イソインドリノン誘導体〔またはイソインドリノン顔料(1)〕は、チタニルフタロシアニンに対する親和性を有するだけでなく、単層型感光層を形成するポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレート、ポリスチレン等のバインダ樹脂に対する親和性をも有する化合物である。それゆえ、感光層中に配合された上記イソインドリノン誘導体〔またはイソインドリノン顔料(1)〕は、感光層形成用塗布液中でチタニルフタロシアニンの分散剤的な作用を示すこととなり、その結果、チタニルフタロシアニンの分散性を安定させて、チタニルフタロシアニンを含有する単層型感光層用の塗布液の経時的安定性を維持することができる。
しかも、本発明に係る単層型電子写真感光体の感光層中に配合されるイソインドリノン誘導体〔またはイソインドリノン顔料(1)〕は、波長680nmの光に対する吸光度が上記チタニルフタロシアニンの波長680nmの光に対する吸光度に対して1/3以下であることから、チタニルフタロシアニンの電荷発生機能を阻害することがない。
それゆえ、本発明に係る単層型電子写真感光体によれば、電荷発生剤としてチタニルフタロシアニンを使用しているにもかかわらず、単層型感光体として高い感度を実現することができる。
なお、特許文献1に記載の感光体は、電荷発生化合物(電荷発生剤)としてフタロシアニンやイソインドリノンからなる群より選ばれる少なくとも1つを用いている(請求項1参照)。しかしながら、この感光体は積層型感光体であり、しかもフタロシアニンとイソインドリノンとは、ともに電荷発生剤として用いられている。さらに、チタニルフタロシアニンが単層型感光層用のバインダ樹脂に対する親和性に乏しいこと、チタニルフタロシアニンを特定のイソインドリノンとともに単層型感光層用のバインダ樹脂中に分散させることで、チタニルフタロシアニンの分散性および感光層形成用塗布液の経時的安定性を向上させることができること、について同文献には何らの記載もなく、示唆すらもない。
また、特許文献2に記載の電子写真感光体では、元来不溶性である既知の顔料(電荷発生剤)における発色団の残基を化学的に脱離し得る可溶性基で置換することによって、これを感光層中に極めて小さな粒径でかつ微細に分散させることを実現している(請求項1、請求項2、段落〔0005〕、段落〔0008〕等)。さらに、同文献の請求項2には、発色団の残基としてフタロシアニン類やイソインドリノン類が挙げられている。しかしながら、同文献においても、チタニルフタロシアニンが単層型感光層用のバインダ樹脂に対する親和性に乏しいこと、チタニルフタロシアニンを特定のイソインドリノンとともに単層型感光層用のバインダ樹脂中に分散させることで、チタニルフタロシアニンの分散性および感光層形成用塗布液の経時的安定性を向上させることができること、については何らの記載もなく、示唆すらもない。しかも、同文献の電子写真感光体において、イソインドリノンは電荷発生剤として用いられている。
本発明に係る単層型電子写真感光体において、チタニルフタロシアニンは、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)に少なくとも7.6°、28.6°に主たる回折ピークを有するα型チタニルフタロシアニン、または27.3°に主たる回折ピークを有するY型チタニルフタロシアニンであるのが好ましい。上記α型チタニルフタロシアニン(α−TiOPc)や上記Y型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)は、いずれも近赤外領域における電荷発生能が優れていることから、近赤外領域における感光体の感度をより一層優れたものとすることができる。
また、本発明に係る単層型電子写真感光体に用いられるチタニルフタロシアニンは、示差走査熱量分析において、50℃から400℃までの昇温時に、吸着水の気化に伴うピーク以外の吸熱ピークを有しないものであるのが好ましい。示差走査熱量分析(DSC)による50〜400℃の範囲での昇温測定において、吸着水の気化に伴うピーク以外の吸熱ピークが観察されないということは、すなわちチタニルフタロシアニンの結晶転移が極めて生じにくく、その結晶型が安定であることを示している。それゆえ、かかるチタニルフタロシアニンを用いることによって、バインダ樹脂中での分散性をより一層向上させることができ、感光体の感度の経時的安定性を向上させることもできる。
本発明に係る単層型電子写真感光体は、露光光源として波長が680〜830nmの範囲にある光を用いた画像形成装置用の感光体として好適である。前述のように、本発明において電荷発生剤として用いられるチタニルフタロシアニン(TiOPc)、とりわけ好適に用いられるα−TiOPCやY−TiOPcは、いずれも近赤外領域において優れた電荷発生能を発揮するものであることから、露光光源の波長が680〜830nm(近赤外領域)である場合に、高感度な電子写真感光体を提供することができるからである。前述のように、デジタル型画像形成装置用の露光光源として一般に用いられる半導体レーザ(LD)や発光ダイオード(LED)は、波長が680〜830nm前後の近赤外領域である場合が多いことから、本発明に係る単層型電子写真感光体は特にデジタル型画像形成装置用の感光体として好適である。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔電子写真感光体の形成材料〕
(電荷発生剤)
本発明に係る単層型電子写真感光体において、感光層中に配合される電荷発生剤にはチタニルフタロシアニンが用いられる。
チタニルフタロシアニンはその結晶型によって数種に分類される。本発明に使用可能なチタニルフタロシアニンの結晶型は特に限定されるものではなく、例えばα型、Y型、β型、C型等の、従来公知のいずれの結晶型であっても使用可能であるが、前述のように、近赤外領域における感度をより一層優れたものとするという観点から、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)で少なくとも7.6°、28.6°に主たる回折ピークを有するα型チタニルフタロシアニン(α−TiOPc)、または27.3°に主たる回折ピークを有するY型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)を用いるのが好ましい。
このうち、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)で27.3°に主たる回折ピークを有するY型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)は、下記(i)または(ii)に記載の方法によって製造することができる。
(i)チタニルフタロシアニンを水溶性有機溶媒中に加え、加熱下で一定時間撹拌処理を施す。次いで、撹拌処理時よりも低い温度条件下で一定時間反応液を静置し、安定化させる(顔料化前処理)。さらに、水溶性有機溶媒を除去して得たチタニルフタロシアニンの粗結晶を溶媒に溶解し、貧溶媒中に滴下して再結晶させた後、ろ過、水洗、ミリング処理、ろ過、乾燥等の工程を経て顔料化する。
(ii)上記(1)と同様の顔料化前処理後、水溶性有機溶媒を除去して得たチタニルフタロシアニンの粗結晶をアシッドペースト法によって処理し、こうして得た低結晶性チタニルフタロシアニンを水が存在した状態でミリング処理した後、ろ別、乾燥する。
一方、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)で少なくとも7.6°、28.6°に主たる回折ピークを有するα型チタニルフタロシアニン(α−TiOPc)は、下記(iii)に記載の方法によって製造することができる。
(iii)少なくともチタニルフタロシアニンを含有し、かつ、必要に応じてメタルフリーフタロシアニンを添加してなる硫酸溶液を調製し、これを水中に注入するアシッドペースト法によって処理して、顔料化する。さらに、こうして得られたα−TiOPcに、塩素系溶媒の存在下で湿式ミリング処理を施してもよい。
本発明に係る単層型電子写真感光体において、電荷発生剤には上記例示のチタニルフタロシアニンが用いられるが、本発明の効果を阻害することのない範囲であれば、無金属フタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン等の、他のフタロシアニン系顔料を併用してもよい。
(イソインドリノン誘導体)
本発明に係る単層型電子写真感光体において、感光層中に配合されるイソインドリノン誘導体は、前述のように、波長680nmの光に対する吸光度が、電荷発生剤として用いられるチタニルフタロシアニンの波長680nmの光に対する吸光度に対して1/3以下であることを特徴とする。
本発明に用いられるイソインドリノン誘導体の具体例としては、一般式(1)で表されるイソインドリノン顔料が挙げられる。かかるイソインドリノン顔料(1)において、Rとしては、前述のように、置換基を有することのある炭素数1〜6のアルキレン基、または置換基を有することのある炭素数6〜20のアリーレン基が挙げられる。すなわち、例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、エチルエチレン、ジメチルエチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン等のアルキレン基や、o−フェニレン、m−フェニレン、p−フェニレン、1,4−ナフチレン、2,6−ナフチレン、ビフェニル−4,4’−ジイル、2,7−フェナントリレン等のアリーレン基が挙げられる。上記アルキレン基に置換することのある基としては、例えば炭素数1〜4のアルコキシ基(メトキシ、エトキシ等)、ハロゲン(クロロ、ブロモ等)などが挙げられる。上記アリーレン基に置換することのある基としては、例えば炭素数1〜6のアルキル基(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル等)、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン等が挙げられる。
一般式(1)で表されるイソインドリノン顔料の具体例としては、これに限定されるものではないが、例えば下記式(1−1)で表されるピグメントイエロー109、下記式(1−2)で表されるピグメントイエロー110、下記式(1−3)で表されるピグメントオレンジ42、下記式(1−4)で表されるピグメントレッド180等が挙げられる。
Figure 2005173181
Figure 2005173181
(電荷輸送剤)
本発明に係る単層型電子写真感光体において、電荷輸送剤には、従来公知の種々の電子輸送剤および/または正孔輸送剤を用いることができる。電子輸送剤と正孔輸送剤のいずれを用いるかは、感光体の帯電極性等に応じて選択される。両者間に電荷移動錯体が形成しない場合は感光層中に両者を混合して含有させるのが好ましい。
(電子輸送剤)
本発明に係る単層型電子写真感光体に使用可能な電子輸送剤としては特に限定されるものではなく、従来公知の電子輸送剤の中から適宜選択することができる。具体的には、下記一般式(ETM1)および(ETM2)で表されるジフェノキノン誘導体、下記一般式(ETM3)で表されるスチルベンキノン誘導体、下記一般式(ETM4)、(ETM5)、(ETM6)および(ETM7)で表されるナフトキノン誘導体、下記一般式(ETM8)および(ETM9)で表されるジナフトキノン誘導体、下記一般式(ETM10)、(ETM11)、(ETM12)および(ETM13)で表されるアゾキノン誘導体、下記一般式(ETM14)で表されるナフタレンテトラカルボン酸ジイミド誘導体等を用いることができる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
Figure 2005173181
Figure 2005173181
Figure 2005173181
Figure 2005173181
Figure 2005173181
Figure 2005173181
Figure 2005173181
〔一般式(ETM1)〜(ETM14)中、Re1〜Re11、Re13〜Re26、Re32〜Re37、Re40およびRe41は同一または異なって、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数12以下のアリール基を示す。Re12は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数12以下のアリール基、炭素数1〜9のアルキルカルボニル基、炭素数1〜9のアルコキシカルボニル基、炭素数13以下のアリールカルボニル基または炭素数13以下のアリールオキシカルボニル基を示す。Re27、Re29およびRe31は同一または異なって、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数12以下のアリール基、塩素原子またはニトロ基を示す。Re28、Re30、Re38およびRe39は同一または異なって、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数12以下のアリール基を示す。aは0〜3の整数を示し、bは0〜4の整数を示す。上記アリール基、アリールカルボニル基およびアリールオキシカルボニル基は、そのアリール部分にニトロ基等の置換基をさらに有していてもよい。〕
なお、上記一般式(ETM12)で表されるアゾキノン誘導体は、アニリン誘導体〔置換基(Re31を備えるもの〕と亜硝酸ナトリウムに濃塩酸を加えてジアゾニウム化合物を生成させて、このジアゾニウム化合物と9−ヒドロキシ−10−メチルアントラセンの誘導体〔置換基(Re30を備えるもの〕とをジアゾカップリングさせた後、こうして得られた生成物のヒドロキシ基を酸化することによって得られる。
(正孔輸送剤)
本発明に係る単層型電子写真感光体に使用可能な正孔輸送剤としては特に限定されるものではなく、従来公知の正孔輸送剤の中から適宜選択することができる。なかでも、下記の一般式(HTM1)で表されるジアミン誘導体、一般式(HTM2)で表されるジアミン誘導体、一般式(HTM3)で表されるスチルベン誘導体または一般式(HTM4)で表されるスチルベンアミン−ヒドラゾン誘導体を用いるのが好適である。これらの正孔輸送剤は1種のみを用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
Figure 2005173181
〔式(HTM1)のXh1は下記式(A)〜(C)のいずれかを示し、式(HTM2)のXh2は下記式(A)〜(D)のいずれかを示す。〕
Figure 2005173181
Figure 2005173181
〔式(HTM1)〜(HTM4)中、Rh1〜Rh18およびRh20〜Rh25は同一または異なって、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基または炭素数12以下のアリール基を示す。Rh19は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数12以下のアリール基を示す。aおよびbは前記と同じである。kは0〜3の整数を示す。〕
上記例示の正孔輸送剤は、電荷輸送能が高く、上記例示の電子輸送剤との間に電荷移動錯体を形成しにくく、しかも、後述するバインダ樹脂との相溶性が良好であるといった特徴を有する。
(バインダ樹脂)
本発明に係る単層型電子写真感光体において、感光層を形成するバインダ樹脂には、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレートおよびポリスチレンからなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂を含むものが用いられる。上記例示の樹脂は、感光層の強度、耐磨耗性等の特性をより一層良好なものとすることができることから、単層型感光層の形成において好適である。また、上記例示のバインダ樹脂は電荷輸送剤との相溶性に優れており、しかも電荷輸送剤の電荷輸送能を妨害するような部位をその分子内に有しないものであることから、高感度な電子写真感光体を得る上でも好適である。
バインダ樹脂の好適例としては、これに限定されるものではないが、例えば、一般式(I):
Figure 2005173181
〔一般式(I)中、R20およびR21は同一または異なって、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数5〜7のシクロアルキル基またはハロゲン原子を示す。αおよびβは同一または異なって0〜2の整数を示す。〕
で表される繰り返し単位や、一般式(II):
Figure 2005173181
〔一般式(II)中、R22およびR23は同一または異なって、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数5〜7のシクロアルキル基またはハロゲン原子を示す。γおよびδは同一または異なって0〜2の整数を示す。Xは、炭素数5〜11の1,1−シクロアルキレン基、炭素数2〜10のα,ω−アルキレン基、−O−、−S−、−SO−、−SO−、または下記式(II−1)、式(II−2)もしくは式(II−3):
Figure 2005173181
(式(II−1)中、R24およびR25は同一または異なって、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基、を示す。式(II−2)中、R26およびR27は同一または異なって炭素数1〜6のアルキル基を示す。式(II−3)中、R28、R29、R30およびR31は同一または異なって水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基を示す。)
で表される二価基を示す。〕
で表される繰り返し単位を有するポリカーボネート樹脂等が挙げられる。
かかるポリカーボネートは、一般式(II)の範囲に含まれる複数の繰り返し単位を有する共重合体、または、一般式(I)の範囲に含まれる繰り返し単位と一般式(II)の範囲に含まれる繰り返し単位の両方を有する共重合体であってもよい。
一般式(I)で表される繰り返し単位と一般式(II)で表される繰り返し単位の両方を有する共重合ポリカーボネート樹脂において、両単位の共重合比は、前者の含有割合をm、後者の含有割合をnとしたときに、式:
0.05<m/(m+n)<0.4
が満たされるように設定するのが好ましい。
上記一般式(I)および(II)中のR20〜R23に相当するアルキル基の炭素数は、好ましくは1〜6、より好ましくは1〜4である。かかるアルキル基は、直鎖状であっても、分岐鎖状であってもよい。
(分散媒)
上記例示の電荷発生剤、イソインドリノン誘導体、電荷輸送剤、バインダ樹脂等を分散・溶解して、感光層形成用の塗布液を調製するのに際して、当該塗布液に使用する分散媒としては、単層型感光層用の塗布液に従来用いられている種々の有機溶剤が使用可能である。具体的には、バインダ樹脂の溶解性の観点から、n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類;ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
なお、これに限定されるものではないが、電荷発生剤、電荷輸送剤、バインダ樹脂等の各成分を安定して分散させる上で、各種の有機溶剤の中でも特に、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン、シクロヘキサノン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、ジクロロエタンおよびクロロベンゼンからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶剤を用いるのが好ましい。
(他の成分)
感光層形成用の塗布液には、電子写真特性に悪影響を与えない範囲であれば、上記各成分のほかにも従来公知の種々の添加剤、例えば酸化防止剤、ラジカル捕捉剤、一重項クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワックス、アクセプター、ドナー等を配合することができる。また、感光層の感度を向上させるために、例えばテルフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン等の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。さらに、電荷輸送剤や電荷発生剤の分散性、感光層表面の平滑性を良くするために界面活性剤、レベリング剤等を使用してもよい。
(導電性基体)
本発明に係る単層型電子写真感光体において、感光層を形成する導電性基体には、導電性を有する種々の材料を使用することができる。導電性基体は、基体自体が導電性を有するか、あるいは基体の表面が導電性を有するものであればよい。その具体例としては、鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の金属単体;上記金属が蒸着またはラミネートされたプラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で被覆されたガラス;カーボンブラック等の導電性微粒子を分散させた樹脂基体等が挙げられる。導電性基体の形状は、使用する画像形成装置の構造に合わせて、シート状、ドラム状等のいずれであってもよい。
本発明に用いられる導電性基体は、これに限定されるものではないが、その表面に酸化被膜処理または樹脂被膜処理を施したものであってもよい。導電性基体に対する酸化被膜処理には、例えば、導電性基体としてアルミニウムやチタンを使用する場合に、当該導電性基体の表面に陽極酸化被膜(アノード酸化被膜)を形成する処理が挙げられる。陽極酸化被膜は、例えばクロム酸、硫酸、シュウ酸、ホウ酸、スルファミン酸等の酸性浴中で陽極酸化処理することによって形成されるが、上記例示の酸性浴中でも特に、硫酸中で処理を行うのが好ましい。陽極酸化処理の方法、陽極酸化処理に先立って施される脱脂処理の方法等については特に限定されるものではなく、常法に従って行えばよい。導電性基体に対する樹脂被膜処理には、例えば、ナイロン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂等を適当な溶媒に溶解して、これを導電性基体の表面に塗布する処理が挙げられる。樹脂被膜処理に用いる樹脂材料としては、上記例示の樹脂のなかでも特に、ナイロン樹脂やレゾール型のフェノール樹脂を用いるのが好ましい。
(電子写真感光体の製造方法)
本発明に係る単層型電子写真感光体は、電荷発生剤と、イソインドリノン誘導体と、電荷輸送剤と、バインダ樹脂と、さらに必要に応じて他の成分とを、適当な分散媒に分散または溶解させて、こうして得られた感光層形成用の塗布液を導電性基体上に塗布し、乾燥させて感光層を形成することによって得られる。
上記感光層形成用の塗布液において、電荷発生剤は、バインダ樹脂100重量部に対して0.1〜50重量部、好ましくは0.5〜30重量部の割合で配合すればよい。イソインドリノン誘導体は、電荷発生剤(チタニルフタロシアニン)の総量に対して5〜200重量%となるように、好ましくは30〜80重量%となるように配合すればよい。正孔輸送剤は、バインダ樹脂100重量部に対して20〜100重量部、好ましくは30〜80重量部の割合で配合すればよい。電子輸送剤は、バインダ樹脂100重量部に対して10〜80重量部、好ましくは20〜60重量部の割合で配合すればよい。電子輸送剤と正孔輸送剤とを併用する場合において、電子輸送剤と正孔輸送剤との総量は、バインダ樹脂100重量部に対して20〜500重量部、好ましくは30〜200重量部とするのが適当である。
感光層の厚さは5〜100μm、特に10〜50μmとなるように設定するのが好ましい。感光層は、上記例示の電荷発生剤、イソインドリノン誘導体、電荷輸送剤、バインダ樹脂等を溶剤に加え、これをロールミル、ボールミル、アトライタ、ペイントシェーカー、超音波分散機等の公知の手段を用いて分散混合した後、こうして調製された分散液を公知の手段により導電性基体上に塗布して、乾燥させることにより形成される。
本発明において特に限定されるものではないが、導電性基体と感光層との間には、感光体の特性を阻害しない範囲で下引き層(バリア層)を形成してもよい。また、感光体の表面には保護層を形成してもよい。
次に、実施例、比較例等を挙げて、本発明を説明する。
〔参考例:チタニルフタロシアニンの作製〕
(1)チタニルフタロシアニン化合物の合成
アルゴン置換したフラスコ中に1,3−ジイミノイソインドリン25gと、チタンテトラブトキシド22gと、ジフェニルメタン300gとを加え、撹拌しながら150℃まで昇温した。次いで、反応系から発生する蒸気を系外へ留去しながら215℃まで昇温した後、この温度を維持しつつ、さらに4時間撹拌して反応させた。反応終了後、150℃まで冷却した時点で反応混合物をフラスコから取り出し、ガラスフィルターによって濾別して、得られた固体をN,N−ジメチルホルムアミドとメタノールで順次洗浄し、さらに真空乾燥して紫色の固体24gを得た。
(2)顔料化前処理
上記(1)で得られた紫色の固体10gをN,N−ジメチルホルムアミド100mL中に加えて、撹拌しながら130℃に加熱し、2時間撹拌処理を行った。2時間経過した時点で加熱を停止し、23±1℃まで冷却してから撹拌も停止し、この状態で反応液を12時間静置して安定化処理を行った。その後、反応液をガラスフィルターによって濾別し、得られた固体をメタノールで洗浄してから真空乾燥して、チタニルフタロシアニン化合物の粗結晶9.85gを得た。
(3)顔料化処理
上記(2)の前処理によって得られたチタニルフタロシアニン化合物の粗結晶5gを、ジクロロメタンとトリフルオロ酢酸との混合溶媒(体積比4:1)100mLに加えて溶解させた。次いで、この溶液をメタノールと水との混合貧溶媒(体積比1:1)中に滴下した後、室温で15分間撹拌し、さらに室温で30分間静置することにより再結晶させた。その後、チタニルフタロシアニンの結晶を含む混合貧溶媒をガラスフィルターによって濾別し、得られた固体を洗浄液が中性になるまで水洗した後、乾燥させずに水が存在した状態でクロロベンゼン200mL中に分散させて、1時間撹拌した。そして、液をガラスフィルターによって濾別した後、得られた固体を50℃で5時間、真空乾燥させて、無置換のチタニルフタロシアニン(TiOPc)の結晶(青色粉末)4.2gを得た。
こうして得られたTiOPcはいわゆるY型結晶であって、X線回折スペクトルによる分析の結果、ブラッグ角(2θ±0.2°)が27.2°のときに主たる回折ピークを有しており、ブラッグ角(2θ±0.2°)が26.2°のときにピークを有していなかった。また、示差走査熱量分析(DSC)の結果、50℃から400℃までの昇温時に、吸着水の気化に伴うピーク以外の吸熱ピークが観察されなかった。
〔単層型電子写真感光体の製造〕
(実施例1)
電荷発生剤としては、上記参考例で得られたY型チタニルフタロシアニン(Y−TiOPc)を用いた。イソインドリノン誘導体としては、上記式(1−1)で表されるイソインドリノン顔料(ピグメントイエロー109)を用いた。
正孔輸送剤には下記式(HTM1−1)で表されるビススチルベン化合物を使用し、電子輸送剤には下記式(ETM8−1)で表されるジナフチルキノン化合物を使用した。
Figure 2005173181
Figure 2005173181
また、レベリング剤にはジメチルシリコーンオイル〔信越化学工業(株)製の品名「KF96−50CS」〕を使用し、バインダ樹脂には下記式で表される繰り返し単位を有するポリカーボネート〔Z型ポリカーボネート,粘度平均分子量50000〕を使用した。
Figure 2005173181
上記Y−TiOPc2.5重量部、上記イソインドリノン顔料(1−1) 2.0重量部、上記ビススチルベン化合物50重量部、上記ジナフチルキノン化合物30重量部、上記ジメチルシリコーンオイル0.1重量部、および上記ポリカーボネート100重量部を、テトラヒドロフラン(THF)750重量部中に加え、超音波分散機で溶解・分散させて、単層型感光層用塗布液を得た。
次いで、上記単層型感光層用塗布液をアルミニウム素管(導電性基体)上にディップコート法によって塗布し、140℃で20分間熱風乾燥することにより、膜厚25μmの感光層を備える単層型感光体を得た。
(実施例2)
イソインドリノン誘導体として、上記式(1−1)の化合物に代えて、上記式(1−2)で表されるイソインドリノン顔料(ピグメントイエロー110)2.0重量部を用いたほかは、実施例1と同様にして単層型電子写真感光体を作製した。
(比較例1)
単層型感光層用塗布液中にイソインドリノン誘導体を配合しなかったほかは、実施例1と同様にして単層型電子写真感光体を作製した。
〔電子写真感光体・感光層形成用塗布液の物性評価〕
(1)感度試験
上記実施例および比較例で得られた単層型電子写真感光体を、コロナ放電によるドラム感度試験機によって帯電させて、その表面電位を+850Vとした。次いで、バンドパスフィルタを用いて単色化した波長780nm、半値幅20nm、強度8μW/cmの光を、上記電子写真感光体の表面に1.5秒間露光して、露光開始から0.5秒経過後の表面電位を露光後電位(V)として測定した。この測定結果を、「分散直後の光感度(V)」として表1に示す。
また、単層型感光層用塗布液を1日間静置した上で使用したほかは、上記実施例および比較例と同様にして電子写真感光体を作製し、こうして得られた電子写真感光体について、上述したのと同じ方法で露光後電位(V)を測定した。この測定結果を、「静置後の光感度(V)」として表1に示す。
(2)塗布液の経時的安定性評価
上記実施例および比較例で得られた単層型感光層用塗布液を1日間静置した後、当該塗布液中に沈殿物が生じているか否かを目視で観察した。
上記(1)および(2)における評価結果を、使用したイソインドリノン顔料の種類とともに、表1に示す。
Figure 2005173181
表1より明らかなように、チタニルフタロシアニンとともに所定のイソインドリノン顔料を配合した実施例1および2によれば、感光層形成用塗布液に沈殿が観察されず、それゆえその安定性が良好であって、しかも、単層型電子写真感光体の感度を優れたものとすることができた。
本発明は、以上の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲において、種々の設計変更を施すことが可能である。

Claims (5)

  1. 導電性基体上に、電荷発生剤としてのチタニルフタロシアニンと、電荷輸送剤と、バインダ樹脂と、イソインドリノン誘導体と、を含有する単一の感光層を備え、
    上記バインダ樹脂が、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレートおよびポリスチレンからなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂を含むものであり、
    上記イソインドリノン誘導体の波長680nmの光に対する吸光度が、上記チタニルフタロシアニンの波長680nmの光に対する吸光度に対して1/3以下である
    ことを特徴とする単層型電子写真感光体。
  2. 上記イソインドリノン誘導体が、式(1):
    Figure 2005173181
    (式中、Rは置換基を有することのある炭素数1〜6のアルキレン基、または置換基を有することのある炭素数6〜20のアリーレン基を示す。Xはハロゲン原子を示す。)
    で表されるイソインドリノン顔料である請求項1記載の単層型電子写真感光体。
  3. 上記チタニルフタロシアニンが、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)に少なくとも7.6°、28.6°に主たる回折ピークを有するα型チタニルフタロシアニン、または27.3°に主たる回折ピークを有するY型チタニルフタロシアニンである請求項1または2記載の単層型電子写真感光体。
  4. 上記チタニルフタロシアニンが、示差走査熱量分析において、50℃から400℃までの昇温時に、吸着水の気化に伴うピーク以外の吸熱ピークを有しないものである請求項1〜3のいずれかに記載の単層型電子写真感光体。
  5. 露光光源として波長が680〜830nmの範囲にある光を用いた画像形成装置用の感光体である請求項1〜4のいずれかに記載の単層型電子写真感光体。
JP2003412863A 2003-12-11 2003-12-11 単層型電子写真感光体 Expired - Fee Related JP4060267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412863A JP4060267B2 (ja) 2003-12-11 2003-12-11 単層型電子写真感光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412863A JP4060267B2 (ja) 2003-12-11 2003-12-11 単層型電子写真感光体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005173181A true JP2005173181A (ja) 2005-06-30
JP4060267B2 JP4060267B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=34733149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003412863A Expired - Fee Related JP4060267B2 (ja) 2003-12-11 2003-12-11 単層型電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4060267B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006152174A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Kyocera Mita Corp 分散補助顔料およびそれを用いた電子写真感光体
JP2007102199A (ja) * 2005-09-07 2007-04-19 Kyocera Mita Corp 電子写真感光体
JP2007334100A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Kyocera Mita Corp 電子写真感光体及び電子写真感光体の製造方法
JP2012527748A (ja) * 2009-05-19 2012-11-08 へリアテック ゲーエムベーハー 半導体部品

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006152174A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Kyocera Mita Corp 分散補助顔料およびそれを用いた電子写真感光体
JP4523393B2 (ja) * 2004-11-30 2010-08-11 京セラミタ株式会社 電子写真感光体
JP2007102199A (ja) * 2005-09-07 2007-04-19 Kyocera Mita Corp 電子写真感光体
JP2007334100A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Kyocera Mita Corp 電子写真感光体及び電子写真感光体の製造方法
JP2012527748A (ja) * 2009-05-19 2012-11-08 へリアテック ゲーエムベーハー 半導体部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP4060267B2 (ja) 2008-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004177703A (ja) 電子写真感光体
US4882254A (en) Photoconductive imaging members with mixtures of photogenerator pigment compositions
EP0092255B1 (en) Composite type photosensitive member for electrophotography
JP4256365B2 (ja) 電子写真感光体およびそれを用いた画像形成装置
JP2007164090A (ja) 電子写真感光体および画像形成装置
JP2004117558A (ja) 単層型電子写真感光体
JP4060267B2 (ja) 単層型電子写真感光体
JP2005179358A (ja) フェニルアゾメチレン−シクロへキサジエノン誘導体,とその製造方法,およびフェニルアゾメチレン−シクロへキサジエノン誘導体を含有する電子写真感光体
JP4339617B2 (ja) 電子写真感光体
JP2007164089A (ja) 積層型電子写真感光体および画像形成装置
JPS63247757A (ja) 電子写真感光体
JP3780544B2 (ja) 新規フタロシアニン化合物及びそれを用いた電子写真感光体
JP2004262813A (ja) ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド誘導体およびそれを用いた電子写真感光体
JP2006152174A (ja) 分散補助顔料およびそれを用いた電子写真感光体
JP4002879B2 (ja) 液体現像用電子写真感光体
JP2005165144A (ja) 電子写真感光体
JP3601627B2 (ja) 電子写真感光体
JP4052960B2 (ja) ターフェノキノン誘導体およびそれを用いた電子写真感光体
JPS59229564A (ja) 電子写真用感光体
KR100937732B1 (ko) 전자 사진용 감광체 및 그 제조 방법
JP2005234543A (ja) 電子写真感光体
JP4263560B2 (ja) ナフトキノン誘導体、および該化合物を用いた電子写真感光体、電子写真装置
JP2961573B2 (ja) 電子写真感光体
JPH086267A (ja) 光導電層形成用樹脂組成物及び該組成物を用いた電子写真感光体
JP3601624B2 (ja) 電子写真感光体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees