JP2005172898A - 被写体ブレ防止カメラ及び被写体ブレ告知カメラ - Google Patents

被写体ブレ防止カメラ及び被写体ブレ告知カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】セルフタイマやリモコンモード時に被写体ブレの検出を行い、被写体ブレが大きいと判断した際は撮影動作の遅延や露光時間の変更を行うことである。
【解決手段】ブレ検出部1で検出されたブレ状態は、ブレ判断部2にて判断される。露光開始指示から所定遅延時間後に、遅延撮影モード設定部5で撮影モードが設定される。遅延撮影トリガ部6が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部5で設定されたモード内容に応じて第1の計時部8で所定時間が計時され、更に、第1の計時部8の所定の時間とは異なる時間が第2の計時部9で計時される。第1の計時部8で所定の時間が計時された後に、ブレ判断部2の判断結果に基づいて露光部4での露光動作が開始される。上記第2の計時部9での計時時間が経過した際は、上記ブレ判断部2の判断結果に関係なく上記露光部4での露光動作が開始される。
【選択図】 図1

Description

本発明は被写体ブレ防止カメラ及び被写体ブレ告知カメラに関し、より詳細には、セルフタイマモード、リモコンモード撮影時に於ける写真上の被写体ブレを防止若しくは告知するカメラに関するものである。
近年、ブレ検出センサを搭載してカメラのブレ状態を検出し、この検出結果から現在の像ブレ量を算出し、該像ブレ量を基に発生像ブレ量レベルをファインダ内の表示手段を用いて告知(表示)を行うようにしたカメラが、種々開発されている。
一方で、セルフタイマ、リモコン等、時間遅延モードを採用した撮影時は、ブレセンサでの電力消費防止や、撮影条件として三脚等の使用が充分に考えられるため、ブレ補正を行わない、という技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
通常のカメラでは、レリーズ釦、リモコン受信等のトリガが入ってから所定時間(例えば、セルフタイマ約10秒、リモコン時が約3秒)経過後に露光が行われる。
特開平7−218824号公報
ところで、上述したセルフタイマやリモコンモードを使用して撮影する際、カメラ本体は三脚等により固定されていることが十分考えられるが、被写体が動いてしまうことが考えられる。特に、被写体が小さな子供である場合等は、こうした傾向が高くなり、セルフタイマやリモコンモードで撮影した記念となる写真が、被写体側のブレにより、失敗写真になる可能性があった。
したがって本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、セルフタイマやリモコンモード時に被写体ブレの検出を行い、被写体ブレが大きいと判断した際は撮影動作の遅延や露光時間の変更を行う被写体ブレ防止カメラを提供することを目的とする。
また、本発明は、セルフタイマやリモコンモード時に被写体ブレの検出を行い、被写体ブレが大きいと判断した際はその旨を告知する被写体ブレ告知カメラを提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、露光動作を行う露光部と、像ブレ状態を検出するブレ検出部と、上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部と、上記第1の計時部で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部で計時される所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部と、を具備し、上記第1の計時部で所定の時間を計時した後に、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始し、上記第2の計時部での計時時間が経過した際は上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、露光動作を行う露光部と、像ブレ状態を検出するブレ検出部と、上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて告知動作を行うブレ告知部と、を具備することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、露光動作を行う露光部と、像ブレ状態を検出するブレ検出部と、上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて告知動作を行うブレ告知部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部と、上記第1の計時部で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部で計時される所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部と、を具備し、上記第1の計時部で所定の時間を計時した後に、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始し、上記第2の計時部での計時時間が経過した際は上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1若しくは3に記載の発明に於いて、上記露光部に於ける露光条件の変更を行う露光条件変更部を更に具備し、上記第2の計時部での計時時間が経過して上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始する際は、上記露光条件変更部で変更された露光条件で露光動作を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1若しくは3に記載の発明に於いて、上記遅延撮影モードに於いて設定される撮影モードは、セルフタイマモード、リモコン撮影モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1若しくは3に記載の発明に於いて、上記第1の計時部で計時される所定の時間は、上記第2の計時部で計時される所定の時間よりも長いことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、露光動作を行う露光部と、像ブレ状態を検出するブレ検出部と、上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、カメラの撮影モードとして、上記露光部の露光開始指示から所定遅延時間後に動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部と、上記第1の計時部で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部で計時される上記所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部と、上記第1の計時部で所定の時間を計時した後に、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始させ、上記第2の計時部での計時時間が経過した際は上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させるカメラ制御部と、
を具備することを特徴とする被写体ブレ防止カメラ。
請求項8に記載の発明は、露光動作を行う露光部と、像ブレ状態を検出するブレ検出部と、上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、カメラの撮影モードとして、上記露光部の露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて告知動作を行うブレ告知部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部と、上記第1の計時部で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部で計時される所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部と、上記第1の計時部で所定の時間を計時した後に、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始させ、上記第2の計時部での計時時間が経過した際は上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させるカメラ制御部と、を具備することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7若しくは8に記載の発明に於いて、上記露光部に於ける露光条件の変更を行う露光条件変更部を更に具備し、上記カメラ制御部は、上記第2の計時部での計時時間が経過して上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させる際は、上記露光条件変更部で変更された露光条件で露光動作を行わせるように制御することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7若しくは8に記載の発明に於いて、上記遅延撮影モードに於いて設定される撮影モードは、セルフタイマモード、リモコン撮影モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項7若しくは8に記載の発明に於いて、上記第1の計時部で計時される所定の時間は、上記第2の計時部で計時される所定の時間よりも長いことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、露光動作を行う露光部と、像ブレ状態を検出するブレ検出部と、上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、カメラの撮影モードとして、上記露光部の露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、像ブレ状態であることを告知するブレ告知部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて上記ブレ告知部に告知の有無を指示するカメラ制御部と、を具備することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明に於いて、上記遅延撮影モードに於いて設定される撮影モードは、セルフタイマモード、リモコン撮影モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、露光動作を行う露光部と、像ブレ状態を検出するブレ検出部と、上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の第1の時間を計時した後、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始させ、上記第1の時間を計時してから該第1の時間とは異なる第2の時間を計時した際は、上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させるよう制御するカメラ制御部と、を具備することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、露光動作を行う露光部と、像ブレ状態を検出するブレ検出部と、上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて告知動作を行うブレ告知部と、上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の第1の時間を計時した後、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始させ、上記第1の時間を計時してから該第1の時間とは異なる第2の時間を計時した際は、上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させるよう制御するカメラ制御部と、を具備することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項14若しくは15に記載の発明に於いて、上記露光部に於ける露光条件の変更を行う露光条件変更部を更に具備し、上記第2の時間が経過して上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始する際は、上記露光条件変更部で変更された露光条件で露光動作を行うことを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項14若しくは15に記載の発明に於いて、上記遅延撮影モードに於いて設定される撮影モードは、セルフタイマモード、リモコン撮影モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項14若しくは15に記載の発明に於いて、上記第1の時間は、上記第2の時間よりも長いことを特徴とする。
本発明によれば、セルフタイマやリモコンモード時に被写体ブレの検出を行い、被写体ブレが大きいと判断した際は撮影動作の遅延や露光時間の変更を行う被写体ブレ防止カメラを提供することができる。
また、本発明によれば、セルフタイマやリモコンモード時に被写体ブレの検出を行い、被写体ブレが大きいと判断した際はその旨を告知する被写体ブレ告知カメラを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の被写体ブレ防止カメラの概念を示すブロック構成図である。
図1に於いて、この被写体ブレ防止カメラは、カメラの像ブレ状態を検出するブレ検出部1と、このブレ検出部1の出力からブレ状態を判断するブレ判断部2と、このカメラ全体の制御を行うものでマイクロコンピュータにより構成されるカメラ制御部3と、露光動作を行う露光部4とを有して構成される。更に、この被写体ブレ防止カメラは、カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部5と、上記遅延撮影モード設定部5で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部6と、上記露光部4に於ける露光条件の変更を行う露光条件変更部7と、上記遅延撮影トリガ部6が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部5で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部8と、この第1の計時部8で所定の時間を計時してから、該第1の計時部8で計時される所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部9と、を有した構成となっている。
ブレ検出部1は、カメラと被写体との相対的な移動が検出可能なものであって、例えば、被写体像信号を時系列で取得し、被写体像信号の時間的変化を像ブレとして検出するものである。
このような構成に於いて、ブレ検出部1で像ブレ状態が検出されると、このブレ検出部1の出力からブレ状態がブレ判断部2にて判断される。一方、カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に、露光部4による露光動作を開始する撮影モードが遅延撮影モード設定部5で設定される。この遅延撮影モード設定部5で設定された撮影モード時の動作指示は、遅延撮影トリガ部6にて受け付けられる。また、上記遅延撮影トリガ部6が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部5で設定されたモード内容に応じて、第1の計時部8で所定の時間が計時される。更に、上記第1の計時部8で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部8で計時される所定の時間とは異なる時間が第2の計時部9で計時される。
そして、上記第1の計時部8で所定の時間が計時された後に、ブレ判断部2の判断結果に基づいて露光部4での露光動作が開始される。ここで、上記第2の計時部9での計時時間が経過した際は、上記ブレ判断部2の判断結果に関係なく上記露光部4での露光動作が開始される。
更に、上記露光部4に於ける露光条件は露光条件変更部7にて変更され、上記第2の計時部9での計時時間が経過して上記ブレ判断部2の判断結果に関係なく上記露光部4での露光動作が開始される際は、露光条件変更部7で変更された露光条件にて露光部4による露光動作が行われるようになっている。
尚、上述したブレ検出部1は、カメラと被写体との相対移動が可能なものであれば良く、例えば光電変換素子などを適用することができる。また、ブレ検出部1用として光電変換素子を有していても良いが、例えば、被写体像を受光するAFセンサや、撮像素子などを用いても良い。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に於ける被写体ブレ防止カメラの主要部分の構成を示すブロック図である。
尚、この被写体ブレ防止カメラは、被写体ブレ告知カメラの機能を有している。第1の実施形態によるブレ告知機能付きのカメラは、図1に示される、AFセンサにより構成されるブレ検出部1と、ブレ判断部2と、カメラ制御部3と、露光部4と、遅延撮影モード設定部5と、遅延撮影トリガ部6と、露光条件変更部7と、第1の計時部8と、第2の計時部9の他、ブレ演算部11と、測光部17、測光・AE演算部18及びブレ告知部19とを有して構成されている。
上記ブレ演算部11は、上記ブレ検出部1で検出されたブレに対して演算を行うものである。ブレ判断部2では、このブレ演算部1の演算結果に基づいてブレ状態が判断されるようになっている。
上記遅延撮影モード設定部5は、リモコン撮影モード設定部12と、セルフ撮影モード設定部13とを有して構成される。上記リモコン撮影モード設定部12は、リモコンを使用した撮影時の遅延時間を設定するためのもので、ここでリモコン撮影モードが設定されると、撮影開始のトリガとしてリモコン信号を受光してから例えば約3秒後に露光が開始されるようになる。同様に、セルフ撮影モード設定部13は、セルフタイマを使用した撮影モードを設定するためのもので、セルフ撮影モードが設定されると、撮影開始のトリガとしてレリーズスイッチの入力を受けてから例えば約10秒後に露光が開始されるようになる。
遅延撮影トリガ部6は、レリーズスイッチ(SW)14及びリモコン信号受光部15とを有して構成される。この場合、レリーズスイッチ14はセルフタイマを受け付けるためのスイッチであり、リモコン信号受光部15はリモコンを使用した際の信号受光部である。
上記測光部17は、測光センサなどを有し、図示されない被写体の測光を行うためのものである。また、測光・AE演算部18は、図示されない撮影レンズの焦点距離、明るさ(Fno)、撮像媒体のISO感度に応じて、上記測光部17で得られた測光値から適正露出を得るためのシャッタスピード、絞り値を演算する。
更に、ブレ告知部19は、リモコン撮影モード時やセルフ撮影モード時に、図示されない被写体に対してブレが発生していることを告知するためのものである。
図3は、本発明の第1の実施形態に於けるカメラの外観を示すもので、(a)は正面側から見た外観斜視図、(b)は背面側から見た外観斜視図である。
カメラ本体21には、その前面部に撮影レンズ22を有したレンズ鏡筒23が装着されている。そして、カメラ本体21の前面部には、上記レンズ鏡筒23の他に、ファインダ窓25と、図示されないAFセンサに被写体光束を導くためのAFセンサ窓26と、ストロボ発光用のストロボ発光窓27が配置されている。更に、カメラ本体21の前面部には、図示されないAEセンサに被写体光束を導くためのAEセンサ窓28と、図示されないリモコン装置を使用した撮影またはセルフタイマを使用した撮影を行っていることを告知するためのセルフリモコン告知発光ダイオード(LED)29と、該リモコン装置からの信号光を受けるリモコン受光部30、及び被写体に対してブレを告知するための前面ブレ告知用発光ダイオード(LED)31が配設されている。
カメラ本体21の上面部には、レリーズスイッチ14に対応したレリーズ釦14aの他、撮影レンズ22を駆動してズームアップ、ズームダウンを行うためのズームスイッチ34と、このカメラの撮影情報等を表示するためのLCD35と、ストロボの発光モードを選択するためのストロボモード釦36と、ブレモードの設定/解除を行うブレモード釦37が設けられている。このブレモードは、遅延撮影モードではない撮影モードにて撮影する際に、被写体のカメラに対するブレが所定量よりも大きければ手ブレ状態であるとして、撮影者に対して告知するためのモードである。そして、ブレモード釦37を押圧する毎に、ブレモードの設定と解除が交互に行われる。
セルフ撮影モード設定釦12は、遅延撮影モードとして、レリーズスイッチ14のオン信号から、所定時間後に露光が開始されるセルフ撮影モードの設定/解除を行うための操作部材である。このセルフ撮影モード設定釦12を押圧する毎に、セルフ撮影モードの設定と解除が交互に行われる。リモコン撮影モード設定釦13は、遅延撮影モードとして図示されないリモコンからのレリーズ信号を受けてから、所定時間後に露光が開始されるリモコン撮影モードの設定/解除を行うための操作部材である。このリモコン撮影モード設定釦13を押圧する毎に、リモコン撮影モードの設定と解除が交互に行われる。
カメラ本体21の背面部には、ファインダ窓40と、ストロボ告知用LED41と、AF動作を行っていることを告知するためのAF告知用LED42と、ブレモードでの撮影の際に、撮影者側にブレの告知を行うためのファインダブレ告知用LED43とが配設されている。また、図中44はフィルムを装填するための開閉自在な後蓋であり、45は装填されたフィルムのパトローネを確認可能なパトローネ窓である。
更に、カメラ本体21の側面部には、後蓋44を開閉するための後蓋ノブ47が設けられている。
次に、図4乃至図8のフローチャート及び図9及び図10のタイミングチャートを参照して、第1の実施形態に於けるカメラの撮影動作について説明する。
図4は、本実施形態に於けるカメラのメイン動作を説明するフローチャートである。また、図9は、リモコン撮影モードが設定されている場合のタイミングチャートであり、図10は、セルフ撮影モードが設定されている場合のタイミングチャートである。尚、以下のフローチャートの説明に於いて、該当するタイミングチャート上のタイミングをtn として付記する。
カメラ本体21に図示されない電池が装填されると、本ルーチンが開始される。そして、先ずステップS1にてカメラのイニシャライズが行われる。次いで、ステップS2に於いて、図示されないパワースイッチ(PWSW)がオンされたか否かが判断される。ここで、パワースイッチがオフにされたならば、ステップS3へ移行してパワースイッチオフの処理が行われる。その後、上記ステップS2へ移行し、パワースイッチがオンになるまでステップS2及びS3の処理が繰り返される。
上記ステップS2にてパワースイッチがオンされていれば、ステップS4へ移行する。このステップS4では、レンズ鏡筒23のズーム機能のチェックやストロボモードのチェック等、操作釦のキー入力のチェックが行われる。次いでステップS5にて、セルフ撮影モードが設定されているか否かが判断される。
ここで、セルフ撮影モードに設定されている場合は、ステップS6へ移行して、セルフ撮影モード用の設定フラグf_selfが1にセットされる。次いで、ステップS7では、リモコン撮影モードを表すフラグf_rmが0にセットされる。
一方、上記ステップS5にてセルフ撮影モードではないと判断された場合は、ステップS8へ移行して、セルフ撮影モード用の設定フラグf_selfが0にセットされる。次いで、ステップS9に於いて、リモコン撮影モードに設定されているか否かが判断される。その結果、リモコン撮影モードである場合は、ステップS10へ移行してリモコン撮影モードを表すフラグf_rmが1にセットされる。一方、リモコン撮影モードでない場合は、ステップS11へ移行して上記フラグf_rmが0にセットされる。
次に、ステップS12に於いて、リモコン撮影モードでない(f_rm=0)か否かが判断される。ここで、リモコン撮影モードでないと判断された場合はステップS16へ移行し、リモコン撮影モードであると判断された場合はステップS13へ移行する。
ステップS13では、リモコン信号受信のチェックが行われる。次いで、ステップS14にてリモコン信号受信の有無が判断される。その結果、リモコン信号が受信されていれば(t1 )、ステップS15へ移行して、詳細を後述するサブルーチン「リモコン処理」が実行される。その後、上記ステップS2へ移行する。一方、上記ステップS14でリモコン信号の受信が無い場合は、ステップS16へ移行する。
ステップS16では、セルフ撮影モードのフラグf_self及びリモコン撮影モードのフラグf_rmが、何れも0であるか否かが判断される。ここで、何れのフラグも0、すなわちセルフ撮影モード、リモコン撮影モードの何れでもない場合はステップS17へ移行し、何れかのフラグが1、すなわち何れかのモードである場合はステップS25へ移行する。
ステップS17では、ブレモードが設定されているか否かが判断される。ここで、ブレモードが設定されていない場合は、ステップS18へ移行してブレの告知がオフにされる。この場合、カメラ本体21の背面部に設けられているファインダブレ告知用LED43が消灯され、その後、ステップS25へ移行する。
上記ステップS17にて、ブレモードが設定されている場合は、ステップS19に移行して、前回ブレ検出してから所定時間(例えば約128秒(sec))が経過したか否かが判断される。ここで、所定時間が経過していない場合はステップS25へ移行し、経過している場合はステップS20へ移行する。
ステップS20では、AFセンサ(ブレ検出部1)によるブレ検出が行われる。続いて、ステップS21では、前回と今回のブレ検出の差が演算される。そして、ステップS22に於いて、このブレ検出の差の演算結果と所定値Aとが比較される。その結果、演算結果が所定値Aよりも小さければ、ステップS23へ移行してファインダ部ブレ告知用LED43が消灯される。一方、上記演算結果が所定値A以上であれば、ステップS24へ移行してファインダ部ブレ告知用LED43が点滅表示、すなわちブレ告知がオンされる。上記ステップS23、S24の処理後はステップS25へ移行する。
ステップS25では、ファーストレリーズスイッチ(1RSW)がオンされたか否か、すなわちレリーズ釦14aが半押しされたか否かが判断される。その結果、ファーストレリーズスイッチがオンされていなければ上記ステップS2へ移行し、上述したステップS2〜S25の処理動作が繰り返される。また、上記ステップS25にて、ファーストレリーズスイッチがオンされていれば(t11)、ステップS26へ移行する。
ステップS26にてAE(自動露光)処理が行われると、続くステップS27にてAF処理が行われる(t12)。そして、ステップS28に於いて、セカンドレリーズスイッチ(2RSW)がオンされたか否か、すなわちレリーズ釦14aが全押しされたか否かが判断される。
その結果、セカンドレリーズスイッチがオンされていなければ、ステップS29に移行して、再度ファーストレリーズスイッチの状態が判断される。ここで、ファーストレリーズスイッチがオンされていれば上記ステップS28へ移行して、セカンドレリーズスイッチがオンされるまで待機する。また、ステップS29にてファーストレリーズスイッチがオフであれば、上記ステップS2へ移行する。
上記ステップS28にて、セカンドレリーズスイッチがオンされていれば(t13)、ステップS30へ移行して、セルフ撮影モードのフラグf_selfが0であるか否かが判断される。ここで、セルフ撮影モードのフラグが0でない場合は、ステップS31へ移行して、後述するサブルーチン「セルフ処理」が実行される。一方、同フラグが0の場合は、通常の撮影モードであるとしてステップS32へ移行する。
ステップS32では、上述したステップS27で得られたAF処理結果に基いてレンズの繰り出し、合焦動作が行われる。次いで、ステップS33にて、上記ステップS26のAE処理結果に基づいてシャッタスピード、絞り値が制御されて、フィルムに対して露光が行われる。
露光が終了すると、ステップS34にてレンズの繰り込み動作が行われる。その後、ステップS35にてフィルムが1コマ巻き上げられると、ステップS36に於いてレリーズスイッチの状態が判断される。ここで、ファーストレリーズスイッチ、セカンドレリーズスイッチの何れもオフになれば上記ステップS2へ移行する。
次に、上述した図4のフローチャートに於けるステップS15のサブルーチン「リモコン処理」の詳細な動作について説明する。
図6は、サブルーチン「リモコン処理」の動作を説明するフローチャートである。
本ルーチンに入ると、先ず、ステップS41にて、第1の計時部8により、時間待ちタイマがスタートされる(t1 )。次いで、ステップS42及びS43にて、AE及びAFの処理が行われる(t2 ,t3 )。そして、ステップS44では、リモコン待ち中であることがセルフリモコン告知LED29の点滅により告知される(t4 )。更に、ステップS45では、キー入力のチェックが行われる。
次に、ステップS46に於いて、リモコン撮影モードが途中で解除されたか否かが判断される。ここで、リモコン撮影モードが途中で解除されたならば、ステップS54へ移行して、上記セルフリモコン告知LED29が消灯されて、リモコン待ちがオフになったことが告知される。その後、ステップS55にてリモコン撮影モードのフラグf_rmが0にセットされると、本ルーチンを抜ける。
一方、上記ステップS46にて、リモコン撮影モードが途中で解除されない場合には、ステップS47へ移行して、上記ステップS41でスタートされたタイマが所定時間(例えば、約3秒)が経過したか否かが判断される。ここで、まだ経過していなければ上記ステップS44へ移行して、以降の処理が繰り返される。
上記ステップS47にて、所定時間が経過したならば(t5 )、続くステップS48にて上記ステップS43で得られたAFの結果に応じて、撮影レンズ22が繰り出される。更に、ステップS49にて、後述するサブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」が実行される。
ステップS50では、上記セルフリモコン告知LED29が消灯されて、リモコン待ちがオフになったことが告知される(t7 )。そして、ステップS51にて、上記ステップS42のAE処理結果に基づいてシャッタスピード、絞り値が制御されて、フィルムに対して露光が行われる。露光が終了すると、ステップS52にてレンズの繰り込み動作が行われる(t8 )。その後、ステップS53にてフィルムが1コマ巻き上げられると、本ルーチンを抜ける。
次に、図7のフローチャートを参照して、上述した図5のフローチャートに於けるステップS31のサブルーチン「セルフ処理」の詳細な動作について説明する。
図7は、サブルーチン「セルフ処理」の動作を説明するフローチャートである。
本ルーチンに入ると、先ず、ステップS61により、セルフ撮影モードのフラグf_selfが0にセットされる。次いで、ステップS62にて、第1の計時部8により、時間待ちタイマがスタートされる(t13)。
ステップS63では、セルフタイマ待ち中であることがセルフリモコン告知LED29の点滅により告知される。続いて、ステップS64では、キー入力のチェックが行われる。
そして、ステップS65に於いて、セルフ撮影モードが途中で解除されたか否かが判断される。ここで、セルフ撮影モードが途中で解除されたならば、ステップS73へ移行して、上記セルフリモコン告知LED29が消灯されて、セルフタイマ待ちがオフになったことが告知される。その後、本ルーチンを抜ける。
一方、上記ステップS65にて、セルフ撮影モードが途中で解除されない場合には、ステップS66へ移行して、上記ステップS62でスタートされたタイマが所定時間(例えば、約12秒)が経過したか否かが判断される。ここで、まだ経過していなければ上記ステップS63へ移行して、以降の処理が繰り返される。
上記ステップS66にて、所定時間が経過したならば、続くステップS67にて撮影レンズ22が繰り出される(t15)。更に、ステップS68では、後述するサブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」が実行される。
ステップS69では、上記セルフリモコン告知LED29が消灯されて、セルフタイマ待ちがオフになったことが告知される。そして、ステップS70にて、フィルムに対して露光が行われる(t17)。露光が終了すると、ステップS71にてレンズの繰り込み動作が行われる(t18)。その後、ステップS72にてフィルムが1コマ巻き上げられると、本ルーチンを抜ける。
次に、図8のフローチャートを参照して、上述した図6のフローチャートに於けるステップS49、及び図7のフローチャートに於けるステップS68のサブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」の詳細な動作について説明する。
図8は、サブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」の動作を説明するフローチャートである。
本ルーチンに入ると、先ず、ステップS81にてディレイタイマがスタートされる(t6 ,t16)。このディレイタイマは第2の計時部9に含まれるもので、ここでは例えば2秒が計時される。次いで、ステップS82にてブレ検出部1のAFセンサにより、1回目のブレ検出がなされる。
ステップS83では、所定時間(この場合128msec)だけ待機される。そして、ステップS84にて、上記ステップS82と同様にして、2回目のブレ検出がなされる。続いて、ステップS85では、前回(1回目)と今回(2回目)のブレ検出の差が演算により求められる。
そして、ステップS86にて、上記ステップS85で得られた差の演算結果が、所定値と比較される。ここで、上記差の演算結果が所定値未満であれば、ブレが小さいということになるので、ステップS90へ移行して上記ステップS81でスタートされたディレイタイマがストップされる(t7 ,t17)。その後、本ルーチンを抜ける。
一方、上記差の演算結果が所定値よりも大きければ、ステップS87に移行して上記ステップS81でスタートされたディレイタイマスタートからの時間がチェックされる。次いで、ステップS88に於いて、上記ディレイタイマにより計時された時間が所定時間(2秒)と比較される。
その結果、ディレイ時間が所定時間に達していなければ、上記ステップS83に移行して、以降の処理が繰り返される。一方、ディレイ時間が所定時間以上になっていれば、ステップS89に移行する。このステップS89では、ブレが大きいままであるので、シャッタ秒時を変更することにより被写体ブレを低減させるべく、TV値の変更及びシャッタ秒時の演算が行われる。その後、ステップS90にて、上記ディレイタイマがストップされた(t7 ,t17)後、本ルーチンを抜ける。
尚、上記ステップS85に於ける前回(1回目)と今回(2回目)のブレ検出差の演算は、図8のフローチャートに於いて破線で示されるルートを経由した場合、ステップS82で得られた値は用いられず、前回のステップS84で検出された値と、今回のステップS84で検出された値との差が演算される。
このように、第1の実施形態によれば、セルフ撮影モード時、リモコン撮影モード時は、待ち時間中に被写体プレの検出を行い、被写体のブレが大きいと判断された場合は露光開始動作の遅延や露光時間を変更するようにしたので、セルフ撮影モード、リモコン撮影モードで撮影を行う際に発生する被写体ブレによる失敗写真を防止することができる。
つまり、セルフ撮影モード、リモコン撮影モード時には、カメラは一般的に三脚等に固定されている場合が多い。したがって、この状態でカメラと被写体との相対移動を像ブレとして検出し、この像ブレが小さいタイミングで露光を行うことにより、被写体のぶれた写真を防止することができる。そして更に、所定時間が経過した後は、露光時間(シャッタスピード)を変更して撮影を行うので、効果的に被写体のぶれた写真を防止すると共に、必要以上に撮影タイミングを遅延させることがない。
また、本実施の形態に於いて、セルフ撮影モード、リモコン撮影モードに於いては、期待される遅延時間Tをそれぞれ10秒、3秒とした場合に、第1の計時時間を期待される遅延時間Tと合わせることで、必ず期待される遅延時間T以降に撮影が行われるので、被写体である人物にとって予想よりも早く撮影が行われることがない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2の実施形態に於いては、上述した第1の実施形態に於ける図5のフローチャートのステップS31のサブルーチン「セルフ処理」の制御動作が異なるだけであり、カメラの構成及びその他の制御動作等については、基本的に図2乃び図3、図4乃至図6に示されたものと同様であるので、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略する。
図11は、第2の実施形態に於けるサブルーチン「セルフ処理」の動作を説明するフローチャートである。また、図13は、本実施の形態に於ける各動作のタイミングチャートである。
本ルーチンに入ると、先ず、ステップS101により、セルフ撮影モードのフラグf_selfが0にセットされる。次いで、ステップS102にて、第1の計時部8により、時間待ち(この場合、例えば8秒)タイマがスタートされる(t23)。ステップS103では、セルフタイマ待ち中であることがセルフリモコン告知LED29の点滅により告知される。
そして、ステップS104では、ブレ検出部1内のAFセンサによって1回目のブレ検出が行われる。その後、ステップS105にて、キー入力のチェックが行われる。
次いで、ステップS106に於いて、セルフ撮影モードが途中で解除されたか否かが判断される。ここで、セルフ撮影モードが途中で解除されたならば、ステップS120へ移行して、上記セルフリモコン告知LED29が消灯され、セルフタイマ待ちがオフになったことが告知される。その後、本ルーチンを抜ける。
一方、上記ステップS106にて、セルフ撮影モードが途中で解除されない場合には、ステップS107へ移行して、所定時間(この場合128msec)だけ待機される。そして、ステップS108にて、上記ステップS104と同様にして、2回目のブレ検出がなされる。続いて、ステップS109にて、前回(1回目)と今回(2回目)のブレ検出の差が演算により求められる。
そして、ステップS110にて、上記ステップS109で得られた差の演算結果が、所定値と比較される。ここで、上記差の演算結果が所定値未満であれば、ブレが小さいということになる。したがって、ステップS111へ移行して前面ブレ告知用LED31は消灯される。一方、上記演算結果が所定値以上であれば、ステップS112へ移行して前面ブレ告知用LED31が点滅表示、すなわちブレ告知がオンされる(t24)。上記ステップS111、S112の処理後はステップS113へ移行する。
次に、ステップS113に於いて、上記ステップS102でスタートされたタイマが所定時間(例えば、約8秒)が経過したか否かが判断される。ここで、まだ経過していなければ上記ステップS105へ移行して、以降の処理が繰り返される。
上記ステップS113にて、所定時間が経過したならば、続くステップS114にて撮影レンズ22が繰り出される(t26)。更に、ステップS115では、後述するサブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」が実行される。
ステップS116では、上記セルフリモコン告知LED29が消灯されて、セルフタイマ待ちがオフになったことが告知される(t27)。そして、ステップS117にて、フィルムに対して露光が行われる(t28)。露光が終了すると、ステップS118にてレンズの繰り込み動作が行われる(t29)。その後、ステップS119にてフィルムが1コマ巻き上げられると、本ルーチンを抜ける。
次に、図12のフローチャート及び図13のタイミングチャートを参照して、上述した図11のフローチャートに於けるステップS115のサブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」の詳細な動作について説明する。
図12は、第2の実施形態に於けるサブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」の動作を説明するフローチャートである。
本ルーチンに入ると、先ず、ステップS121にてディレイタイマがスタートされる(t27)。このディレイタイマは第2の計時部9に含まれるもので、ここでは例えば4秒が計時される。次いで、ステップS122にて、所定時間(この場合64msec)だけ待機される。このように本実施の形態では、第2の計時時間中は、第1の計時時間中及び、遅延撮影モードが設定されていない状態でブレモードが設定されているときのブレ検出動作に比して、ブレ検出のサンプリング間隔が短く設定されている。そして、ステップS123にて、上記ステップS109と同様にして、2回目のブレ検出がなされる。続いて、ステップS124では、前回(1回目)と今回(2回目)のブレ検出の差が演算により求められる。
そして、ステップS125にて、上記ステップS124で得られた差の演算結果が、所定値(0.5A)と比較される。本実施形態では、第2の計時時間中のブレ検出のサンプリング間隔が、その他のブレ検出動作でのサンプリング間隔の半分に設定しているため、ブレ状態の判断の閾値も、その他のブレ検出動作での閾値の半分としている。このステップS125にて、上記差の演算結果が所定値未満であれば、ブレが小さいということになるので、ステップS130へ移行して、前面ブレ告知用LED31は消灯される(t28)。
一方、上記差の演算結果が所定値よりも大きければ、ステップS126へ移行して前面ブレ告知用LED31が点滅表示、すなわちブレ告知がオンされる。次いで、ステップS127にて、上記ステップS121でスタートされたディレイタイマの時間がチェックされる。そして、ステップS128に於いて、上記ディレイタイマで計時されている時間が比較される。ここで、ディレイタイマの時間が所定時間(4秒)に達していなければ上記ステップS122に移行して、以降の処理が繰り返される。
一方、ディレイタイマの時間が4秒に達したならば、ステップS129へ移行する。このステップS129では、ブレが大きいままであるので、シャッタ秒時を変更することにより被写体ブレを低減させるべく、TV値の変更及びシャッタ秒時の演算が行われる。その後、ステップS130へ移行して、前面ブレ告知用LED31は消灯される。
そして、ステップS131にて、上記ステップS121でスタートされたディレイタイマがストップされる(t28)と、本ルーチンを抜ける。
このように、第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態に比べてタイマによる待ち時間と、セルフ撮影モードで露光が行われるまでの待っている時間にブレの告知を行うようにしている点が異なっている。このようにしても、第1の実施形態と同様に、セルフ撮影モード、リモコン撮影モードで撮影を行う際に発生する被写体ブレによる失敗写真を防止することができる。
また、本実施の形態では、第1の計時時間中に於いても、ブレ検出を行いブレ告知を行う。これにより、被写体である人物が撮影を待っている間にも、ブレ状態を把握することができる。
更に、本実施の形態では、第1の計時時間を約8秒とし、第2の計時時間を4秒としている。これは、セルフ撮影モードに於ける期待される遅延時間Tを10秒とした場合に、第1の計時時間として10秒を設定すると、第1の計時時間が経過した後に、像ブレ検出を行うため期待される遅延時間を過ぎてから撮影が行われる可能性が高くなってしまう。一方、人間の感覚としては10数秒のうちの数秒であれば差異を感じる可能性は低い。したがって、本実施の形態では、第1の計時時間を期待される遅延時間の8割程度とすることにより、期待される遅延時間Tを中心として前後の所定時間内に撮影が行われるようにすることができる。
また、本実施の形態に於いては、第1の計時中と第2の計時中とでブレ検出のサンプリング間隔を変更している。これは、第1の計時中はブレ量が小さかったとしてもセルフ撮影モードに期待される遅延時間に対し、遅延時間が十分ではないので撮影を行うことはできない。したがって、第1の計時中はサンプリング間隔を短くして精度良くブレ検出を行う必要がないので、サンプリング間隔を長めに設定している。一方、第2の計時中は、期待される遅延時間Tをほぼ満足する遅延時間が経過しているので、ブレ量が小さければ撮影動作を行う。したがって、より正確且つ高速でブレ検出を行うことで、期待される遅延時間に近いタイミングで撮影を行うことができるようにするためである。
このように、本実施の形態に於いては、ブレ検出のサンプリング間隔を変化させることで、より効果的に被写体ブレによる失敗写真を防止すると共に、期待される遅延時間に近いタイミングで撮影を行うことができる。
尚、上述した第1の実施形態、第2の実施形態では、第1の計時時間の計時が終了した後、合焦動作を行った後に、第2の計時時間の計時を開始しているが、これに限らず、第1の計時時間の計時が終了した後に第2の計時時間の計時を開始しても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、この発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはもちろんである。
本発明の被写体ブレ防止カメラの概念を示すブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態に於ける被写体ブレ防止カメラの主要部分の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に於けるカメラの外観を示すもので、(a)は正面側から見た外観斜視図、(b)は背面側から見た外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態に於けるカメラのメイン動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に於けるカメラのメイン動作を説明するフローチャートである。 図4のフローチャートに於けるステップS15のサブルーチン「リモコン処理」の動作を説明するフローチャートである。 図5のフローチャートに於けるステップS31のサブルーチン「セルフ処理」の動作を説明するフローチャートである。 図6のフローチャートに於けるステップS49、及び図7のフローチャートに於けるステップS68のサブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に於けるカメラの撮影動作について説明するもので、リモコン処理のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に於けるカメラの撮影動作について説明するもので、セルフ処理のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に於けるサブルーチン「セルフ処理」の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に於けるサブルーチン「被写体ブレ検出及び露光開始制御」の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に於けるカメラの撮影動作について説明するもので、セルフ処理のタイミングチャートである。
符号の説明
1…ブレ検出部、2…ブレ判断部、3…カメラ制御部、4…露光部、5…遅延撮影モード設定部、6…遅延撮影トリガ部、7…露光条件変更部、8…第1の計時部、9…第2の計時部、11…ブレ演算部、12…リモコン撮影モード設定部、13…セルフ撮影モード設定部、14…レリーズスイッチ(SW)、14a…レリーズ釦、15…リモコン信号受光部、17…測光部、18…測光・AE演算部、19…ブレ告知部、21…カメラ本体、22…撮影レンズ、23…レンズ鏡筒、26…AFセンサ窓、28…AEセンサ窓、29…セルフリモコン告知発光ダイオード(LED)、31…前面ブレ告知用発光ダイオード(LED)、33…リモコン受光部、42…AF告知用LED、43…ファインダブレ告知用LED。

Claims (18)

  1. カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、
    上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、
    露光動作を行う露光部と、
    像ブレ状態を検出するブレ検出部と、
    上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部と、
    上記第1の計時部で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部で計時される所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部と、
    を具備し、
    上記第1の計時部で所定の時間を計時した後に、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始し、上記第2の計時部での計時時間が経過した際は上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始することを特徴とする被写体ブレ防止カメラ。
  2. カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、
    上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、
    露光動作を行う露光部と、
    像ブレ状態を検出するブレ検出部と、
    上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて告知動作を行うブレ告知部と、
    を具備することを特徴とする被写体ブレ告知カメラ。
  3. カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、
    上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、
    露光動作を行う露光部と、
    像ブレ状態を検出するブレ検出部と、
    上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて告知動作を行うブレ告知部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部と、
    上記第1の計時部で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部で計時される所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部と、
    を具備し、
    上記第1の計時部で所定の時間を計時した後に、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始し、上記第2の計時部での計時時間が経過した際は上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始することを特徴とする被写体ブレ防止カメラ。
  4. 上記露光部に於ける露光条件の変更を行う露光条件変更部を更に具備し、
    上記第2の計時部での計時時間が経過して上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始する際は、上記露光条件変更部で変更された露光条件で露光動作を行うことを特徴とする請求項1若しくは3に記載の被写体ブレ防止カメラ。
  5. 上記遅延撮影モードに於いて設定される撮影モードは、セルフタイマモード、リモコン撮影モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1若しくは3に記載の被写体ブレ防止カメラ。
  6. 上記第1の計時部で計時される所定の時間は、上記第2の計時部で計時される所定の時間よりも長いことを特徴とする請求項1若しくは3に記載の被写体ブレ防止カメラ。
  7. 露光動作を行う露光部と、
    像ブレ状態を検出するブレ検出部と、
    上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、
    カメラの撮影モードとして、上記露光部の露光開始指示から所定遅延時間後に動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、
    上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部と、
    上記第1の計時部で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部で計時される上記所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部と、
    上記第1の計時部で所定の時間を計時した後に、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始させ、上記第2の計時部での計時時間が経過した際は上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させるカメラ制御部と、
    を具備することを特徴とする被写体ブレ防止カメラ。
  8. 露光動作を行う露光部と、
    像ブレ状態を検出するブレ検出部と、
    上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、
    カメラの撮影モードとして、上記露光部の露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、
    上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて告知動作を行うブレ告知部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の時間を計時する第1の計時部と、
    上記第1の計時部で所定の時間を計時してから、上記第1の計時部で計時される所定の時間とは異なる時間を計時する第2の計時部と、
    上記第1の計時部で所定の時間を計時した後に、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始させ、上記第2の計時部での計時時間が経過した際は上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させるカメラ制御部と、
    を具備することを特徴とする被写体ブレ防止カメラ。
  9. 上記露光部に於ける露光条件の変更を行う露光条件変更部を更に具備し、
    上記カメラ制御部は、上記第2の計時部での計時時間が経過して上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させる際は、上記露光条件変更部で変更された露光条件で露光動作を行わせるように制御することを特徴とする請求項7若しくは8に記載の被写体ブレ防止カメラ。
  10. 上記遅延撮影モードに於いて設定される撮影モードは、セルフタイマモード、リモコン撮影モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項7若しくは8に記載の被写体ブレ防止カメラ。
  11. 上記第1の計時部で計時される所定の時間は、上記第2の計時部で計時される所定の時間よりも長いことを特徴とする請求項7若しくは8記載の被写体ブレ防止カメラ。
  12. 露光動作を行う露光部と、
    像ブレ状態を検出するブレ検出部と、
    上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、
    カメラの撮影モードとして、上記露光部の露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、
    上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、
    像ブレ状態であることを告知するブレ告知部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて上記ブレ告知部に告知の有無を指示するカメラ制御部と、
    を具備することを特徴とする被写体ブレ告知カメラ。
  13. 上記遅延撮影モードに於いて設定される撮影モードは、セルフタイマモード、リモコン撮影モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項12に記載の被写体ブレ告知カメラ。
  14. カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、
    上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、
    露光動作を行う露光部と、
    像ブレ状態を検出するブレ検出部と、
    上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の第1の時間を計時した後、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始させ、上記第1の時間を計時してから該第1の時間とは異なる第2の時間を計時した際は、上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させるよう制御するカメラ制御部と、
    を具備することを特徴とする被写体ブレ防止カメラ。
  15. カメラの撮影モードとして、露光開始指示から所定遅延時間後に露光動作を開始する遅延撮影モードを設定するための遅延撮影モード設定部と、
    上記遅延撮影モード設定部で設定された撮影モード時の動作指示を受け付ける遅延撮影トリガ部と、
    露光動作を行う露光部と、
    像ブレ状態を検出するブレ検出部と、
    上記ブレ検出部の出力からブレ状態を判断するブレ判断部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記ブレ判断部での判断結果に応じて告知動作を行うブレ告知部と、
    上記遅延撮影トリガ部が動作指示を受けてから、上記遅延撮影モード設定部で設定されたモード内容に応じて所定の第1の時間を計時した後、上記ブレ判断部の判断結果に基づき上記露光部での露光動作を開始させ、上記第1の時間を計時してから該第1の時間とは異なる第2の時間を計時した際は、上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始させるよう制御するカメラ制御部と、
    を具備することを特徴とする被写体ブレ防止カメラ。
  16. 上記露光部に於ける露光条件の変更を行う露光条件変更部を更に具備し、
    上記第2の時間が経過して上記ブレ判断部の判断結果に関係なく上記露光部での露光動作を開始する際は、上記露光条件変更部で変更された露光条件で露光動作を行うことを特徴とする請求項14若しくは15に記載の被写体ブレ防止カメラ。
  17. 上記遅延撮影モードに於いて設定される撮影モードは、セルフタイマモード、リモコン撮影モードの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項14若しくは15に記載の被写体ブレ防止カメラ。
  18. 上記第1の時間は、上記第2の時間よりも長いことを特徴とする請求項14若しくは15に記載の被写体ブレ防止カメラ。
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