JP2005172573A - 回転検出装置および回転検出装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回転検出用ICの種類の増加に低コストで対応可能な回転検出装置および回転検出装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 回転体の回転を検出し、その回転検出信号を出力する回転検出部と、一端が入口を構成すると共に他端が閉塞された中空形状をなし、その内部に回転検出部を挿入して固定するためのケース状のハウジングと、回転検出部の形状をハウジングの内部形状に一致させるために、回転検出部を覆うように樹脂成形により形成される形状調整部とを備えることを特徴とする回転検出装置およびその回転検出装置の製造方法として提供可能である。
【選択図】 図5
【解決手段】 回転体の回転を検出し、その回転検出信号を出力する回転検出部と、一端が入口を構成すると共に他端が閉塞された中空形状をなし、その内部に回転検出部を挿入して固定するためのケース状のハウジングと、回転検出部の形状をハウジングの内部形状に一致させるために、回転検出部を覆うように樹脂成形により形成される形状調整部とを備えることを特徴とする回転検出装置およびその回転検出装置の製造方法として提供可能である。
【選択図】 図5
Description
本発明は、ロータの回転に基づいて検出対称の回転検出を行なう回転検出装置及びその製造方法に関するもので、例えば車輪速度センサに用いて好適である。
従来の回転検出装置は、回転を検出するセンサ部とこのセンサ部で検出した検出信号を外部機器に伝送するための信号ケーブルとを備えており、センサ部と信号ケーブルとが金属製のターミナルを解して接続されている。このターミナルの一端にセンサ部が半田付けによって接合され、他端に信号ケーブルがかしめによって接合されている(特許文献1参照)。
また、上記センサ部を収納する部材として、一端が閉じ、その反対側が開放形状であるケース状の樹脂ハウジングが用いられ、そのハウジングの内部に上記センサ部を挿入し固定している。
センサ部はICとして製作され、検出部のケース状樹脂ハウジングは検出に用いるICの形状に合わせて製作される。このため、ICの種類(メーカ・機能)が増えると、そのIC形状に合わせてケース状ハウジングを製作する必要が生じ、また、ケースを保持して本体を成形する成形型も製作する必要があるなど、製造コスト高となる。また、ICによっては、そのままでは本体成形時の圧力や温度に耐えられないものもあり、単にハウジングを新設するだけでなく、予めIC周りを樹脂等で覆い保護する必要が生じる。
ICの周りを樹脂等で覆い保護する方法としては、周知の熱硬化性のポッティング材で覆う方法がある。しかし、ポッティングでは熱硬化するための工数が余計にかかる。また、他の方法としては、射出成形により樹脂で覆う方法がある。射出成形は比較的高温・高圧の環境下で行なうため、樹脂成形のための型も、その温度・圧力に耐えるための強度を必要とする。これらは製造コスト上昇の要因となる。さらに、射出成形を行なう際の圧力にIC自体が耐えられなかったり、成形を行なう際の温度がICあるいはICに含まれるセンサの動作保証温度の範囲を超えると、そのICあるいはセンサの性能に影響を及ぼすこともある。
上記問題を背景として、本発明の課題は、回転検出用ICの種類の増加に低コストで対応可能な回転検出装置および回転検出装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための回転検出装置を提供するものである。即ち、請求項1によれば、回転体の回転を検出し、その回転検出信号を出力する回転検出部と、一端が入口を構成すると共に他端が閉塞された中空形状をなし、その内部に回転検出部を挿入して固定するためのケース状のハウジングと、回転検出部の形状をハウジングの内部形状に一致させるために、回転検出部を覆うように樹脂成形により形成される形状調整部とを備えることを特徴とする回転検出装置として構成される。
上記構成によれば、ハウジングの内部形状と異なる(即ち、ハウジングの内部形状よりも小さい)回転検出部を使用する場合は、樹脂によってその形状をハウジングの内部形状と略同一になるように形成し、その後ハウジングに挿入して固定する。よって、ハウジングは、使用が想定される回転検出部(例えばIC)の内の大きさが最大のものを挿入して固定することができる形状のもの一種を準備すればよい。したがって、回転検出部の種類だけハウジングを製作する必要がないので、ハウジング製作に要するコストを削減できる。また、回転検出部を予め樹脂で覆うことにより、回転検出装置の本体を成形する際の圧力・温度から回転検出部を保護することも可能となる。
請求項2によれば、本発明における回転検出装置は、回転検出部に接続されて回転検出信号を外部機器に伝達する信号伝達部(ケーブル・コネクタターミナル等)を含み、信号伝達部の少なくとも一部が形状調整部で覆われている構成をとることができる。本構成によって、回転検出装置の本体を成形する際の圧力・温度、あるいは、回転検出装置が取り付けられた箇所で発生する振動等から回転検出部と信号伝達部との接続部および信号伝達部を保護することが可能となる。よって、回転検出装置の歩留まりおよび信頼性も向上する。
請求項3によれば、本発明における回転検出装置は、ハウジングの入口側から該ハウジング内に充填されるとともに、ハウジングの入口側においてハウジングの外縁を覆い、さらに形状調整部をも覆うように形成された樹脂による充填部を含む構成をとることができる。本構成によって、形状調整部(即ち回転検出部)をハウジングにガタ無く固定できるとともに、ハウジング外部からの水の浸入を防止できる。
また、本発明は、上記課題を解決するための回転検出装置の製造方法を提供するものである。即ち、請求項4によれば、回転体の回転を検出し、その回転検出信号を出力する回転検出部と回転検出信号を外部機器に伝達する信号伝達部を接続する工程と、一端が入口を構成すると共に他端が閉塞された中空形状をなすケース状のハウジングを形成する工程と、回転検出部、および信号伝達部の少なくとも一部を覆うように形状調整部を形成する工程と、回転検出部をハウジングの入口側から挿入し、回転検出部とハウジングとを固定する工程と、ハウジングの入口側から該ハウジング内に充填されるとともに、ハウジングの入口側においてハウジングの外縁を覆い、さらに形状調整部をも覆うように樹脂による充填部を形成する工程とを有することを特徴とする回転検出装置の製造方法として構成される。
上記構成によって、形状調整部を形成することで種々の形状の回転検出部を一つのハウジングに挿入して固定することができる。よって、製造ラインも回転検出部の形状ごとに分けて設ける必要がなく、一つの製造ラインで複数の形状の回転検出部を用いた複数種類の回転検出装置を製造することもできる。よって、生産効率も向上する。
請求項5によれば、本発明における回転検出装置の製造方法は、形状調整部を形成する工程においてホットメルトモールディングを用いる構成をとることができる。ホットメルトモールディングは、従来の成形法に替わり、環境負荷が低く加工性,接着性に優れた樹脂を用いて成形を行なうものである。ホットメルトモールディングに用いる樹脂材料は、ポッティングに比べて低温かつ低圧で注入を行ない、注入時間が短く硬化速度も速い。このため、安価なアルミ製簡易金型でモールディングが可能で、金型の製作コストを低く抑えることが可能となる。また、製造設備も一般的な射出成形に比べて耐熱・耐圧ともに低いもので済むため、製造設備に要するコストも低く抑えることが可能となる。さらに、低温・低圧の環境で成形を行なうため、回転検出部(ICあるいはICに含まれるセンサ)が損傷する可能性も低くなり、歩留まりも向上する。
回転検出用ICの種類の増加に低コストで対応可能な回転検出装置および回転検出装置の製造方法を提供するという目的を、ICの外周にホットメルトモールディングを用いて樹脂による形状調整部を形成することで、種々の形状の回転検出部を一つのハウジングに挿入して固定することにより実現した。
以降、本発明の回転検出装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態における回転検出装置としての車輪速度センサ1を車体に取り付けた時の模式図である。図2は車輪速度センサ1の構成を示す縦断面図である。また、図3は図2のIII−III矢視断面図である。なお、本発明の回転検出装置の適用範囲は車輪速度センサに限定されるものではない。
図1に示すように、車輪軸100のうち車輪近傍の外周部には軸受101が備えられている。この軸受101は、半径の異なる内輪101a及び外輪101bと転動体101cとから構成されている。内輪101aは車輪軸100の外周面に固定されて車輪軸100と共に回転し、外輪101bは図示しない車体側に固定されている。また、内輪101a及び外輪101bの両端において、内輪101aと外輪101bとの間に挟まれるようにオイルシール102a、102bが備えられており、内輪101aと外輪101bとの間に充填されたオイルが漏れないようになっている。これらオイルシール102a、102bの一方(102a)には着磁ロータ103が接合され、軸受101の内輪101aの回転に伴って回転するように構成されている。なお、着磁ロータ103とは、リング状のロータであり、円周方向においてN極とS極とに交互に着磁され、車輪軸100の外周を囲むように車輪軸100と同軸的に配置される。
一方、外輪101bには、窓部101dが形成されており、この窓部101dに車輪速度センサ1が圧入固定されている。車輪速度センサ1のうちの回転検出IC2が窓部101dから突出し、回転検出IC2が着磁ロータ103に対向配置される構成となっている。なお、車輪速度センサ1の外周面にはOリング104が配置され、窓部窓部101dを通じての水の浸入が防げる構成となっている。
車輪速度センサ1には、図2および図3に示されるように、上述した回転検出IC2(本発明における回転検出部)が備えられている。この回転検出IC2は、磁界の変化に伴った出力を発生するセンシング素子としてのMRE(Magneto Resistive Effect:磁気抵抗効果)素子やMRE素子からの出力信号を処理する信号処理回路等が備えられたICチップおよび磁石等がターミナル21と共に樹脂によってモールド化されたものである。この回転検出IC2は、一端側が入口を成すと共に他端側が閉塞された中空形状のケースを構成するハウジング4内に収容されている。以下、ハウジング4のうち回転検出IC2が挿入される方向に平行な方向をX方向という。
ハウジング4は、その外径が略四角柱を成しており、X方向と垂直な方向の断面形状が略長方形を成している。そして、このようにハウジング4を構成する四角柱の側面のうち着磁ロータ103と対向する面41が検出面を構成し、その反対側の面42のうちのハウジング4の閉塞端側に段付き部43が形成された構成となっている。また、ハウジング4を構成する四角柱の4つの側面のうち対向するもの同士間の距離は、回転検出IC2の厚みとほぼ同等もしくは若干大きめに設定されているが、4つの側面のうち段付き部43が形成された面42にはX方向に平行な溝44が形成されており、この部分においてハウジング4と回転検出IC2との間に隙間が形成されるようになっており、この隙間を通じて後述する樹脂成形時にハウジング4内に樹脂部材6が充填されるようになっている。
また、ハウジング4の入口側には、面41,42においてハウジング4の外縁をX方向と垂直な方向において他の部分よりも突出させたフランジ部45が形成され、フランジ部45の先端を通るハウジング4の外縁にはハウジング4の外縁をさらにX方向と垂直な方向において突出させた突起部46が形成されている。これらフランジ部45及び突起部46は、ハウジング4の外縁全周に形成された構成となっている。さらに、ハウジング4の入口側には、四角柱を構成する4つの側面のうちの対向する2つの側面を部分的にX方向と逆方向に突出させた突出部47が形成されている。
一方、回転検出IC2には、ICチップから引き出されるようにターミナル21が延設されている。
本発明の信号伝達部をなすワイヤ3の電線31は、複数の細かい線が撚り合わされて構成され、被覆部32によって覆われている。この被覆部32に覆われた電線31が2組設けられている。この電線31の一端は、ターミナル21の先端部と周知のマイクロティグ溶接によってターミナル21の先端部もしくは電線31の一端を溶融して接合されている。また、電線31の他端は、例えば、ABS(Anti-lock Brake System)制御用のECU(Electronic Control Unit)などの外部機器に接続されている。さらに、ワイヤ3は突出部47によって保持されることでハウジング4と一体的に設けられている。
そして、以上のように構成された回転回転検出IC2,ワイヤ3,ハウジング4が樹脂成形による樹脂部材6(本発明の充填部)によって一体化されている。具体的には、ハウジング4のうちのフランジ部45(入口側)とハウジング4の内側の一部が樹脂部材6によって覆われている。また、電線31とターミナル21との接合箇所も樹脂部材6によって覆われる。この樹脂部材6の外周には、車輪速度センサ1を車体に固定するための固定部71が形成されたステー7が設けられている。
次に、車輪速度センサ1の製造方法について説明する。まず、ワイヤ3の内側に設けられる被覆部32が露出するようにワイヤ3の外周部を取り除く。次に、被覆部32の内側に設けられる電線31が露出するように被覆部32を取り除く。そして、電線31の先端部分(ターミナル21との接合箇所)を周知のマイクロティグ溶接により接合する。
電線31とターミナル21との接合方法は、上述のマイクロティグ溶接の他に、半田付けあるいはかしめによって接合する方法を採ってもよい。
次に、回転IC2をハウジング4に挿入し固定する。このとき、ハウジング4の突出部47によってワイヤ3が固定される。最後に、ハウジング4を覆うように樹脂部材6を形成する。このとき、樹脂部材6は、ハウジング4の内部に浸入し、ハウジング4の内部は、樹脂部材6が充填される。
続いて、回転検出IC2をハウジング4内に収容する方法について述べる。
(収容方法1)
まず、回転検出IC2の大きさがハウジング4の内部の大きさとほぼ等しい場合の収容方法について図4を用いて説明する。図4は図3から説明に必要な部分を抜粋したものである。図4(a)のようにのターミナル21に電線31を接合したものを、ハウジング4に対しX方向に挿入する。図4(b)に挿入後の状態を示す。この状態で、回転検出IC2が挿入されたハウジング4の内部には殆ど隙間はなく、回転検出IC2は略固定状態にある。
まず、回転検出IC2の大きさがハウジング4の内部の大きさとほぼ等しい場合の収容方法について図4を用いて説明する。図4は図3から説明に必要な部分を抜粋したものである。図4(a)のようにのターミナル21に電線31を接合したものを、ハウジング4に対しX方向に挿入する。図4(b)に挿入後の状態を示す。この状態で、回転検出IC2が挿入されたハウジング4の内部には殆ど隙間はなく、回転検出IC2は略固定状態にある。
次に、樹脂部材6がハウジング4の入口側からハウジング4内に充填され、溝44にも充填されるため回転検出IC2は一層強固に固定される。また、ハウジング4の空隙にも樹脂部材6が充填される。よって、ターミナル21と電線31およびそれらの接合部は振動の影響を受けにくくなるため、電線31の断線あるいはターミナル21の損傷を防止することが可能となる。
また、ハウジング4に段付き部43が形成されていることと、回転検出IC2も一方の表面に段付形状を有することで、誤挿入を防止することができる。
(収容方法2)
次に、回転検出IC2の大きさがハウジング4の内部の大きさに比べて小さい場合の収容方法について図5および図6を用いて説明する。図5は本収容方法を用いた車輪速度センサ1の構成図、図6は図5から説明に必要な部分を抜粋したものである。図6(a)のようにのターミナル21に電線31を接合したものに対し、回転検出IC2,接合部33,および被覆部32の一部の周囲を覆うように形状調整樹脂56(本発明の形状調整部)をホットメルトモールディングによって形成する。このとき、形状調整樹脂56の外形がハウジング4の内部形状にほぼ一致するように成形する。
次に、回転検出IC2の大きさがハウジング4の内部の大きさに比べて小さい場合の収容方法について図5および図6を用いて説明する。図5は本収容方法を用いた車輪速度センサ1の構成図、図6は図5から説明に必要な部分を抜粋したものである。図6(a)のようにのターミナル21に電線31を接合したものに対し、回転検出IC2,接合部33,および被覆部32の一部の周囲を覆うように形状調整樹脂56(本発明の形状調整部)をホットメルトモールディングによって形成する。このとき、形状調整樹脂56の外形がハウジング4の内部形状にほぼ一致するように成形する。
図6(b)のように、形状調整樹脂56を形成したものをハウジング4に対しX方向に挿入する。図6(c)に挿入後の状態を示す。形状調整樹脂56(即ち、回転検出IC2等)が挿入されたハウジング4の内部には殆ど隙間はなく、形状調整樹脂56は略固定状態にある。
次に、樹脂部材6がハウジング4の入口側からハウジング4内に充填され、溝44にも充填されるため形状調整樹脂56(即ち、回転検出IC2等)は一層強固に固定される。また、形状調整樹脂56が被覆部32(電線31),接合部33,およびターミナル21の周囲に形成されてこれらを保持する。よって、被覆部32(電線31),接合部33,およびターミナル21は振動の影響を受けにくくなるため、電線31の断線あるいはターミナル21,接合部33の損傷を防止することが可能となる。
また、ハウジング4に段付き部43が形成されていることと、回転検出IC2あるいは形状調整樹脂56も一方の表面に段付形状を有することで、誤挿入を防止することができる。
図7にステー7を取り付ける前の車輪速度センサ1の状態を示す。図7(a)はハウジング4の面41に接する方向から見た図、図7(b)はハウジング4の面41を右側に見た図である。このように、上述した2つの収容方法において、車輪速度センサ1の外形は全く変化していない。よって、回転検出IC2の形状に応じて樹脂部材6を成形する成形型を変える必要がなく、また、ステー7の形状や車体に固定するための方法を変える必要もない。
本実施例では、回転検出IC2のターミナル21をワイヤ3(即ち被覆部32,電線31)に接続しているが、ターミナル21をコネクタのターミナル部材に接続する方法を採ってもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 車輪速度センサ
2 回転検出IC
3 ワイヤ
4 ハウジング
21 ターミナル
56 形状調節樹脂
2 回転検出IC
3 ワイヤ
4 ハウジング
21 ターミナル
56 形状調節樹脂
Claims (5)
- 回転体の回転を検出し、その回転検出信号を出力する回転検出部と、
一端が入口を構成すると共に他端が閉塞された中空形状をなし、その内部に前記回転検出部を挿入して固定するためのケース状のハウジングと、
前記回転検出部の形状を前記ハウジングの内部形状に一致させるために、前記回転検出部を覆うように樹脂成形により形成される形状調整部と、
を備えることを特徴とする回転検出装置。 - 前記回転検出部に接続されて前記回転検出信号を外部機器に伝達する信号伝達部を含み、前記信号伝達部の少なくとも一部が前記形状調整部で覆われているものである請求項1に記載の回転検出装置。
- 前記ハウジングの入口側から該ハウジング内に充填されるとともに、前記ハウジングの入口側において前記ハウジングの外縁を覆い、さらに前記形状調整部をも覆うように形成された樹脂による充填部を含むものである請求項1または2に記載の回転検出装置。
- 請求項1または3のいずれか1項に記載の回転検出装置の製造方法であって、
回転体の回転を検出し、その回転検出信号を出力する回転検出部と前記回転検出信号を外部機器に伝達する信号伝達部を接続する工程と、
一端が入口を構成すると共に他端が閉塞された中空形状をなすケース状のハウジングを形成する工程と、
前記回転検出部、および信号伝達部の少なくとも一部を覆うように前記形状調整部を形成する工程と、
前記回転検出部を前記ハウジングの入口側から挿入し、前記回転検出部と前記ハウジングとを固定する工程と、
前記ハウジングの入口側から該ハウジング内に充填されるとともに、前記ハウジングの入口側において前記ハウジングの外縁を覆い、さらに前記形状調整部をも覆うように樹脂による前記充填部を形成する工程と、
を有することを特徴とする回転検出装置の製造方法。 - 前記形状調整部を形成する工程においてホットメルトモールディングを用いるものである請求項4に記載の回転検出装置の製造方法。
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