JP2005170797A - 抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、及びその製造方法 - Google Patents

抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005170797A
JP2005170797A JP2003408761A JP2003408761A JP2005170797A JP 2005170797 A JP2005170797 A JP 2005170797A JP 2003408761 A JP2003408761 A JP 2003408761A JP 2003408761 A JP2003408761 A JP 2003408761A JP 2005170797 A JP2005170797 A JP 2005170797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
phosphate
composition
oxalate
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003408761A
Other languages
English (en)
Inventor
Kijo Ko
胡紀如
Shukutei Sai
蔡淑貞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKUSAI IRIN SEIKA KAGI KOFUN
KOKUSAI IRIN SEIKA KAGI KOFUN YUGENKOSHI
Original Assignee
KOKUSAI IRIN SEIKA KAGI KOFUN
KOKUSAI IRIN SEIKA KAGI KOFUN YUGENKOSHI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOKUSAI IRIN SEIKA KAGI KOFUN, KOKUSAI IRIN SEIKA KAGI KOFUN YUGENKOSHI filed Critical KOKUSAI IRIN SEIKA KAGI KOFUN
Priority to JP2003408761A priority Critical patent/JP2005170797A/ja
Publication of JP2005170797A publication Critical patent/JP2005170797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】 設備、もしくは人体などに応用でき、好ましい殺菌効果を有する抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、その製造方法、及び応用方法を提供する。
【解決手段】 (A)触媒機能を有する金属イオン化合物、(B)イオン化合物、イオウ化合物、還元能力を有する試薬、(C)添加剤とを適宜な比率で混合、攪拌して組成物を得る。かかる組成物をマスク、フィルターなど、もしくは住居、車輌、病院などの公共の場の殺菌、もしくは人体の殺菌に応用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、及びその製造方法に関し、該組成物は、(A)触媒機能を有する金属イオン化合物(metal ionic compound)、(B)イオン化合物(ionic compound)、イオウ化合物(sulfur compound)、還元能力を有する補酵素(coenzyme)、或いは、酸化能力を有する試薬(agent)、及び(C)添加剤(additive)、からなる。本発明の抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は、バクテリア、ウィルスに接触した際に、バクテリア、ウィルス及び菌類を破壊、殺菌する効果を達成する。
重症急性呼吸器症候群(Serve Acute Respiratory Syndrome、SARS)ウィルスは、驚異的な速度で、中国大陸からアジア、ヨーロッパ、北米に拡散した。保菌者の唾液の飛沫粒子、粘膜により感染すると考えられており、死亡率と感染者数が短期間で増加するにつれて、人々はマスクを争って買い求め、医療人員はマスクに加え、防護衣を必要とした。しかし、現在汎用される各種マスク及び防護用具は、ウィルスが呼吸器系に侵入するのを阻止することが出来るだけで、バクテリアやウィルスの殺菌の功能は備えていない。エアコンのフィルターに至っては、現在、空気洗浄と殺菌の功能だけを有している。ウィルスがマスクや防護衣等の保護装置を透過した場合、少量のウィルスでも、人体へ侵入し、死亡を招く恐れがある。現在、防疫効果を有するマスクは、アメリカ国家基準を通過した工業用呼吸マスクN95、欧州共同体基準を通過した工業用呼吸マスクFFP1及びFFP2、活性炭を含んだ医療用呼吸マスク、及び一般の医療用マスク、がある。これらの中で、最も広く使用されているのがN95マスクであり、95%以上の非油性微粒子を除去出来るが、ウィルス及びバクテリアを破壊する殺菌の機能はない。
本発明は、抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物を提供することを目的とし、組成物は(A)触媒機能を有する金属イオン化合物、(B)イオン化合物、イオウ化合物、還元能力を有する補酵素、或いは、酸化能力を有する試薬、(C)添加剤、を混合してなる。
本発明は、更に抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物の製造方法を提供することを目的とする。
ここでいう“バクテリア”とは、様々なバクテリアを含み、SARSウィルス、AIDSウィルス、オルソポックスウィルス属(orthopox viruses)(痘疹、牛痘、サル痘)、生物兵器防衛(biodefense)(西ナイル脳炎)、B型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルス、呼吸器系ウィルス(インフルエンザA及びB、コロナ)、ヘルペスウィルス(HSV−1、HSV−2、VZV)等である。ここでいう“菌類”及び“真菌”とは、様々な菌類のことである。
本発明による抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は、様々な濃度で、スプレイ、エアゾール、及びフィルム等の各種剤形で編成される。これらの間で、組成物のフィルム形態が実用されて、生化学保護呼吸装置、生化学保護マスク、生化学防護衣、生化学フィルターなどが製造されている。唾液に含まれるバクテリアやSARS等のウィルスが、本発明の抗菌や抗真菌組成物から製造されたフィルムを透過した時、菌は、本発明に含まれる成分により破壊され、伝染性効力を消失させる。
本発明は、抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物を提供し、スプレイ、エアゾール、及びフィルム等の様々な剤形で編成される。スプレイ、エアゾール、の剤形は、住居室内外、車両、病院、学校、レストラン、ホテル、インターネットカフェ等で、空調のフィルター、蛇口、便座、エレベーター内部、キーボード等に適用される。更に、本組成物は、低用量の時、手、足、生殖器、口腔等の人体に適用し、バクテリア、ウィルス、及び菌を破壊する効果を達成する。抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は、三つの主成分が、異なる比率、異なる濃度でなり、様々な剤形を編成する。
抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物に用いられる(A)は、触媒機能を有する金属イオン化合物で、一般式は、M+a−bで、Mは、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、カルシウム(Ca)、鉄(Fe)、銅(Cu)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、アンチモン(Sb)、スズ(Sn)、鉛(Pb)、亜鉛(Zn)、白金(Pt)、バラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、ルテニウム(Ru)、カドミウム(Cd)、ロジウム(Rh)、及びイリジウム(Ir)、からなる群から選択された金属元素、或いは、MはNHである;Xは、フッ化物(fluoride)、塩化物(chloride)、臭化物(bromide)、ヨウ化物(iodide)、硝酸(nitrate)、硫酸(sulfate)、亜硫酸塩剤(sulfite)、アセテート(acetate)、シュウ酸塩(oxalate)、カルボン酸塩(carboxylate)、琥珀酸塩(succinate)、リン酸塩(phosphate)、ピロリン酸塩(pyrophosphate)、過塩素酸塩(perchlorate)、グルコン酸(gluconate)、アスコルビン酸塩(ascorbate)、エチレンジアミン酢酸鉛(ethylenediamine tetraacetate)、フマル酸塩(furmate)、乳酸塩(lactate)、からなる群から選択された陰性基である;a=1〜6、b=1〜6である。
抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物に用いられる(B)は、イオン化合物、イオウ化合物、還元能力を有する補酵素、或いは、酸化能力を有する試薬である。これらの中で、イオン化合物は、一般式が、NXで、Nは、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、及びカリウム(K)からなる群から選択された元素で、Xは、フッ化物(fluoride)、塩化物(chloride)、臭化物(bromide)、ヨウ化物(iodide)、硝酸(nitrate)、硫酸(sulfate)、亜硫酸塩剤(sulfite)、アセテート(acetate)、シュウ酸塩(oxalate)、カルボン酸塩(carboxylate)、琥珀酸塩(succinate)、リン酸塩(phosphate)、ピロリン酸塩(pyrophosphate)、過塩素酸塩(perchlorate)、グルコン酸(gluconate)、アスコルビン酸塩(ascorbate)、エチレンジアミン酢酸鉛(ethylenediamine tetraacetate)、フマル酸塩(furmate)、乳酸塩(lactate)、からなる群から選択された陰性基である。イオウ化合物は、一般式が、RSHで、R=C−Cアルキル基(alkyl group)、アリール基(aryl group)、及びアラルキル基(aralkyl)である。イオウ化合物の例は、これに限定するものではないが、システイン(cysteine)、還元グルタチオン(reduced glutathione)、ジチオスレイトール(dithiothreitol)及びホモシスティン(homocysteine)である。還元能力を有する補酵素の例は、これに限定するものではないが、還元フラビン モノヌクレオチド(reduced flavin mononucleotide、FMNH)、還元フラビンアデニンジヌクレオチド(reduced flavin adenineinucleotide、 FADH)、還元ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(reduced icotinamide adenine dinucleotide、NADH)、及び還元ニコチンアミド アデニン ジヌクレオチドリン酸(reduced nicotinamide adenine dinucleotide phosphate、NADPH)である。更に、酸化能力を有する試剤の例は、これに限定するものではないが、過酸化水素、アズレンキノン(azulenequinone)等のキノン、及び派生物である。
抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物に用いられる(C)添加剤は、一般式が、RYで、Rは、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、及び亜鉛(Zn)からなる群から選択される元素である;Yは、塩化物(chloride)、硝酸(nitrate)、硫酸(sulfate)、カルボン酸塩(carboxylate)、炭酸塩(carbonate)、重炭酸塩(bicarbonate)、リン酸塩(phosphate)、二水素リン酸塩(dihydrogen phosphate)、リン酸水素(hydrogen phosphate)、及び、シュウ酸塩(oxalate)、からなる群から選択される;z=1、或いは2である。
(A):(B):(C)の重量比は、1:10〜50:1500〜3000で、好ましくは、1:15〜25:2000〜2500である。
ここでの“C−Cアルキル基”とは、1〜6炭素原子の直鎖、或いは分岐アルキル鎖である。C−Cアルキル基の例は、これに限定するものではないが、メチル基(methyl)、エチル基(ethyl)、n−プロピル基(propyl)、i−プロピル基、n−ブチル(butyl)、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基(pentyl)、ヘキシル基(hexyl)、等である。
ここでのアリール基は、C6−14芳香基を意味する。アリール基の例は、これに限定するものではないが、フェニル(phenyl)、ナフチル(naphthyl)、アントリル(anthryl)、及びその派生物である。
ここでのアラルキル基は、前記で定義されたアリール基により定義されたC−Cアルキル基のことである。
本発明の抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は、バクテリア、ウィルスのたんぱく質、RNA、DNA及び外膜を分解することが出来る。組成物が、マスク、面マスク、フィルター、コンドーム、その他の保護装置に適用された場合、ウィルスの侵入時に、バクテリア、ウィルスのたんぱく質、RNA、DNA及び外膜を破壊して、バクテリア、ウィルスは、その伝染性を消失する。これにより、本発明の抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は、バクテリア、ウィルスが呼吸器系に侵入するのを阻害すると共に、人体及び環境を保護する目的を達成する。本組成物がスプレイ、或いはエアゾールの剤形で用いられる場合、標的表面に噴射して、保護の目的を達成する。
本発明の抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物が、マスク、面マスク上に噴射される時、抗菌、抗ウィルス効果は、8時間に達する。抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物が空調のフィルターに使用される時、その効果は3〜14日間維持される。その他の保護装置に適用される場合、環境状況によって、12〜72時間ほど、その効果を発揮する。本発明の組成物は食用には適さないが、マスク、面マスク、フィルター、コンドーム、その他の保護装置に適用された時、人体には無害である。
実施例1:本発明の抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は以下のように生成される。
A成分を調合する:0.10グラムの塩化第一銅(cuprous chloride)を、10リットルの逆浸透R.O水に加え、室温下で、水溶液が透明、且つ、沈殿がなくなるまで、30分攪拌し、Aとして示される。
B成分を調合する:5.0ミリリットル、3%の過酸化水素水を、10リットルの逆浸透R.O水に加え、更に、5.0グラムの補酵素NADPHを加える。室温下で、水溶液が均一に混ざるまで、20〜30分攪拌する。8.0グラムのアズレンキノン派生物を加え、不透明から透明になるまで、約2時間攪拌し、Bとして示される。
C成分を調合する。80グラムの塩化ナトリウムと、60グラムの重炭酸を、順に、980リットルの逆浸透R.O水に加え、完全に溶解するまで攪拌する。その後、10グラムのリン酸水素カリウム(potassium hydrogen phosphate)、10グラムのリン酸二水素カリウム(potassium dihydrogen phosphate)、15グラムの硫酸カルシウム(calcium sulfate)、及び、10グラムの塩化マグネシウム(magnesium chloride)を順に加え、逆浸透R.O水中に懸浮物がなくなるまで、室温下で4時間快速攪拌する。その結果得られた溶液はCとして示される。
AがCに加えられ、室温下で、20〜30分攪拌される。更に、Bを混合し、10〜20分攪拌する。その結果得られた組成物は、密閉容器内に入れられる。容器には、ノズルを備えており、使用時に得られた混合液を、マスク、面マスク、グローブ、フィルター、コンドーム、及び、その他の保護装置に噴射する。この場合、組成物の濃度は、重量の10−7〜10−8wt%である。人体に適用する場合、10−9〜10−10wt%である。
実験例1:本実験例は、ウィルスを破壊する本発明の組成物の効果を立証するもので、シミュレーションにより実験を進行する。本例は、化1で示される構造を有する脂肪酸により、ウィルスの脂肪膜をシミュレーションすると共に、φX174RFI DNAにより、ウィルスのRNAをシミュレーションする。脂肪酸は、100μLの例1で得られる本発明の組成物と30分間作用させ、その抗ウィルス作用は、図1に示すような、高性能液体クロマトグラフィ(High Performance Liquid Chromatography、HPLC)により分析される。
その結果は、1%の漂白液、光触媒TiOを太陽光、紫外線(UV)、電灯とを組み合わせたもの、及び、光触媒の暗闇で得られるそれらと比較したものが、図2で示される。
図2から分かるように、本発明の抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は、脂肪酸の97%を、30分以内で破壊させることが出来、公知の抗菌、抗ウィルス方法と比較して優れている。
実験例2:本実験例は、核酸を破壊する本発明の組成物の効果を立証するものである。本実験例において、DNA(50μM/塩基対、1.0μL)と、100μLの例1で得られる本組成物とを作用させる。電気泳動により、図3に示すように、II型とIII型のDNA含量を測定し、核酸が本発明の組成物により破壊された比率が99%であることを計算する。その結果は、1%の漂白液、光触媒TiOを太陽光、紫外線(UV)、電灯とを組み合わせたもの、及び、光触媒の暗闇で得られるそれらと比較したものが、図4で示される。
図4から分かるように、本発明の抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は、99%の核酸を破壊し、公知の抗菌、抗ウィルス方法と比較して優れている。本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本発明明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
高性能液体クロマトグラフィの図である。 脂肪酸構造を破壊する本発明と公知の殺菌方法の能力を比較した棒グラフである。 電気泳動を示す図である。 核酸構造を破壊する本発明と公知の殺菌方法の能力を比較した棒グラフである。

Claims (14)

  1. 以下の成分からなる抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物であって、
    一般式が、M+a−bで、Mは、ニッケル、コバルト、マグネシウム、マンガン、クロム、カルシウム、鉄、銅、チタン、アルミニウム、アンチモン、スズ、鉛、亜鉛、白金、バラジウム、オスミウム、ルテニウム、カドミウム、ロジウム、及びイリジウム、からなる群から選択された金属元素、或いは、NHで、Xは、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸、硫酸、亜硫酸塩剤、アセテート、シュウ酸塩、カルボン酸塩、琥珀酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、過塩素酸塩、グルコン酸、アスコルビン酸塩、エチレンジアミン酢酸鉛、フマル酸塩、乳酸塩、からなる群から選択された陰性基であり、a=1〜6、b=1〜6である、触媒機能を有する金属イオン化合物(A)と、
    イオン化合物、イオウ化合物、還元能力を有する補酵素、或いは、酸化能力を有する試薬である(B)と、
    一般式が、RYで、Rは、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、及び亜鉛からなる群から選択される元素で、Yは、塩化物、硝酸、硫酸、カルボン酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、二水素リン酸塩、リン酸水素、及び、シュウ酸塩であり、z=1、或いは2である、添加剤(C)と、
    からなり、
    前記(A):(B):(C)の重量比は、1:10〜50:1500〜3000であることを特徴とする組成物。
  2. 前記(B)は、一般式がNXのイオン化合物であり、Nは、リチウム、ナトリウム、及びカリウムからなる群から選択された元素であり、Xは、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸、硫酸、亜硫酸塩剤、アセテート、シュウ酸塩、カルボン酸塩、琥珀酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、過塩素酸塩、グルコン酸、アスコルビン酸塩、エチレンジアミン酢酸鉛、フマル酸塩、乳酸塩、からなる群から選択された陰性基であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記(B)は、一般式がRSHのイオウ化合物であり、R=C−Cのアルキル基、アリール基、及びアラルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 前記イオウ化合物は、システイン、還元グルタチオン、ジチオスレイトール及びホモシステインであることを特徴とする請求項3に記載の組成物。
  5. 前記(B)は、還元能力を有する補酵素であり、還元フラビンモノヌクレオチド、還元フラビンアデニンジヌクレオチド、還元ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド、及び還元ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  6. 前記(B)は、酸化能力を有する試薬であり、過酸化水素、キノンからなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  7. 抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物は、スプレイ、エアゾール、及びフィルム等の様々な剤で編成されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  8. 前記組成物は、住居室内外、車両、病院、学校、レストラン、ホテル、インターネットカフェ等で、空調のフィルター、蛇口、便座、エレベーター内部、キーボード等、及び人体に適用されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  9. 抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物の製造方法であって、
    一般式が、M+a−bであり、Mは、ニッケル、コバルト、マグネシウム、マンガン、クロム、カルシウム、鉄、銅、チタン、アルミニウム、アンチモン、スズ、鉛、亜鉛、白金、バラジウム、オスミウム、ルテニウム、カドミウム、ロジウム、及びイリジウム、からなる群から選択された金属元素、或いは、NHであり、Xは、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸、硫酸、亜硫酸塩剤、アセテート、シュウ酸塩、カルボン酸塩、琥珀酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、過塩素酸塩、グルコン酸、アスコルビン酸塩、エチレンジアミン酢酸鉛、フマル酸塩、乳酸塩、からなる群から選択された陰性基であり、a=1〜6、b=1〜6である、触媒機能を有する金属イオン化合物(A)と、
    イオン化合物、イオウ化合物、還元能力を有する補酵素、或いは、酸化能力を有する試薬である(B)と、
    一般式が、RYで、Rは、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、及び亜鉛からなる群から選択される元素であり、Yは、塩化物、硝酸、硫酸、カルボン酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、二水素リン酸塩、リン酸水素、及び、シュウ酸塩で、z=1、或いは2である、添加剤(C)と、
    を混合してなり、
    前記(A):(B):(C)の重量比は、1:10〜50:1500〜3000であることを特徴とする方法。
  10. 前記(B)は、一般式がNXのイオン化合物で、Nは、リチウム、ナトリウム、及びカリウムからなる群から選択された元素であり、Xは、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸、硫酸、亜硫酸塩剤、アセテート、シュウ酸塩、カルボン酸塩、琥珀酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、過塩素酸塩、グルコン酸、アスコルビン酸塩、エチレンジアミン酢酸鉛、フマル酸塩、乳酸塩、からなる群から選択された陰性基であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記(B)は、一般式がRSHのイオウ化合物であり、R=C−Cアルキル基、アリール基、及びアラルキル基であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記イオウ化合物は、システイン、還元グルタチオン、ジチオスレイトール、ホモシステインであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記(B)は、還元能力を有する補酵素で、還元フラビンモノヌクレオチド、還元フラビンアデニンジヌクレオチド、還元ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド、及び還元ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸からなる群から選択されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  14. 前記(B)は、酸化能力を有する試薬であり、過酸化水素、キノンからなる群から選択されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
JP2003408761A 2003-12-08 2003-12-08 抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、及びその製造方法 Pending JP2005170797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408761A JP2005170797A (ja) 2003-12-08 2003-12-08 抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408761A JP2005170797A (ja) 2003-12-08 2003-12-08 抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005170797A true JP2005170797A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34730347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003408761A Pending JP2005170797A (ja) 2003-12-08 2003-12-08 抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005170797A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008273992A (ja) * 2006-06-29 2008-11-13 Well Being Biochemical Corp 農薬を除去し、異臭も除く組成物、及び、その製法
WO2009078459A1 (ja) 2007-12-19 2009-06-25 Lion Corporation 漂白用酸化触媒、並びにこれを用いた漂白性組成物
JP2010168578A (ja) * 2008-12-25 2010-08-05 Nbc Meshtec Inc 抗ウイルス性塗料および抗ウイルス性塗料が塗布乾燥された部材
WO2011078203A1 (ja) * 2009-12-24 2011-06-30 国立大学法人 東京大学 ウイルス不活化剤
JP2011178720A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Nbc Meshtec Inc 無機系抗ウイルス剤及びこの無機系抗ウイルス剤を含有した抗ウイルス部材
JP2011190192A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Univ Of Tokyo 微生物不活化剤
JP2012091089A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Nippon Muki Co Ltd 抗菌フィルタ
JP2012161293A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Shin Nihon Iyaku Corp 酸化誘導性が向上した緑茶抽出液及びこれを含有してなる食品、飲料、洗浄剤及び抗菌剤
KR20130114686A (ko) * 2010-12-22 2013-10-18 고쿠리츠다이가쿠호우진 도쿄다이가쿠 바이러스 불활화제
JP2014231525A (ja) * 2008-09-03 2014-12-11 株式会社Nbcメッシュテック 抗ウイルス剤
JP2021143169A (ja) * 2020-02-27 2021-09-24 均 石井 細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などの感染症の病原体の機能を停止する薬剤。

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008273992A (ja) * 2006-06-29 2008-11-13 Well Being Biochemical Corp 農薬を除去し、異臭も除く組成物、及び、その製法
US8993504B2 (en) 2007-12-19 2015-03-31 Lion Corporation Oxidation catalyst for bleaching, and bleaching composition using the same
WO2009078459A1 (ja) 2007-12-19 2009-06-25 Lion Corporation 漂白用酸化触媒、並びにこれを用いた漂白性組成物
JP2014231525A (ja) * 2008-09-03 2014-12-11 株式会社Nbcメッシュテック 抗ウイルス剤
JP2010168578A (ja) * 2008-12-25 2010-08-05 Nbc Meshtec Inc 抗ウイルス性塗料および抗ウイルス性塗料が塗布乾燥された部材
WO2011078203A1 (ja) * 2009-12-24 2011-06-30 国立大学法人 東京大学 ウイルス不活化剤
JP2011153163A (ja) * 2009-12-24 2011-08-11 Univ Of Tokyo ウイルス不活化剤
US9572347B2 (en) 2009-12-24 2017-02-21 The University Of Tokyo Method for inactivating a virus
JP2011178720A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Nbc Meshtec Inc 無機系抗ウイルス剤及びこの無機系抗ウイルス剤を含有した抗ウイルス部材
JP2011190192A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Univ Of Tokyo 微生物不活化剤
JP2012091089A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Nippon Muki Co Ltd 抗菌フィルタ
KR101657517B1 (ko) * 2010-12-22 2016-09-19 고쿠리츠다이가쿠호우진 도쿄다이가쿠 가시광 응답성 광촉매 물질의 제조방법
KR20130114686A (ko) * 2010-12-22 2013-10-18 고쿠리츠다이가쿠호우진 도쿄다이가쿠 바이러스 불활화제
JP2012161293A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Shin Nihon Iyaku Corp 酸化誘導性が向上した緑茶抽出液及びこれを含有してなる食品、飲料、洗浄剤及び抗菌剤
JP2021143169A (ja) * 2020-02-27 2021-09-24 均 石井 細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などの感染症の病原体の機能を停止する薬剤。
JP2021143172A (ja) * 2020-02-27 2021-09-24 均 石井 細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などの感染症の病原体の機能を停止する薬剤。

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7858124B2 (en) Anti-bacterial, anti-virus, and anti-fungus composition, its preparation and use
US7976876B2 (en) Anti-bacterial, anti-virus, and anti-fungus composition, its preparation and use
JP2005170797A (ja) 抗菌、抗ウィルス、及び抗真菌組成物、及びその製造方法
US7585826B2 (en) Compositions counteracting pesticides and malodorants
Kerfoot et al. Formaldehyde and paraformaldehyde study in funeral homes
WO2015032218A1 (zh) 双酚盐在制备用于杀菌或去除甲醛的消毒剂中的应用
Donkin et al. Properties and effects of metals
CA2847562A1 (en) Method for producing silver-ion antibacterial liquid, silver-ion antibacterial liquid produced by said method, method for producing silver-ion antibacterial powder, and silver-ion antibacterial powder produced by said method
EP1576880A1 (en) Anti-bacterial, anti-viral, and anti-fungus composition, its preparation and use
JP2003321313A (ja) 紫外・可視光活性触媒による滅菌システム
JPH07316009A (ja) 抗菌抗ウイルス抗黴剤およびその複合体
JP3133873B2 (ja) 殺菌・消毒方法
WO2023019027A1 (en) Methods of synthesizing multi-metal salts composition
WO2023216238A1 (zh) 组合物、其用途和包含其的材料
JP6871663B1 (ja) 次亜塩素酸水、次亜塩素酸水を調製するための組成物、及び次亜塩素酸水の判定用の試験紙
CN110272023A (zh) 一种全天候室内除醛装置及其使用方法
JP7036334B1 (ja) 安定化銀イオン水、安定化銀イオン水製造方法、銀イオンゲルおよび銀イオン洗浄剤
CN108552216B (zh) 一种杀孢子剂及其制备方法与应用
CA1275284C (en) Composition to absorb mercury
CN103371182A (zh) 一种两次络合纳米银聚体液态抗菌剂及其制备方法
Metray et al. Mercuric oxide: Significance in chemistry, ongoing research, and safety evaluation
JPH06172192A (ja) 膣および口腔粘膜用水性消毒剤
Puccio Halogens
JP2024080206A (ja) 表面処理液、および、表面処理方法
CN112913853A (zh) 一种多用途新冠病毒除菌消毒剂及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070219

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071003

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080117

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080307