JP2005170642A - 線材テンション調整装置 - Google Patents

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直也 谷口
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Abstract

【課題】 スプールから繰り出される線材の配線経路が簡素でコンパクトな構成で済み、スプール交換時の線材掛け直し作業に手間と時間のかからない線材テンション調整装置が求められている。
【解決手段】 線材テンション調整装置1は、円筒内周面4を持つハウジング3内で回転する回転盤12に、複数対のブレーキ部材S1,S2,S3および弾性部材24a,24b,24cが配備され、各対のブレーキ部材S1,S2,S3および弾性部材24a,24b,24cにより生じる回転軸8の制動トルクと回転速度との関係を示すトルク特性を全ての対につき足し合わせて得られる合成トルク特性が、一定テンションを線材に付与可能な回転軸の制動トルクと回転速度との関係を示す所定トルク特性に近接するように、各対のブレーキ部材S1,S2,S3および弾性部材24a,24b,24cが構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スプールから一定速度で繰り出される線材のテンションを一定に保持する線材テンション調整装置に関するものである。
この種の線材テンション調整装置を用いた装置を図7に示す。図に示したスチールコード製造装置50はラジアルタイヤ用のスチールコードを製造する装置である。スチールコード製造装置50の基台E上に回動自在に枢支された複数のスプール2,2,・・・,2からのスチールワイヤL,L,・・・,Lは、線材テンション調整装置51,51,・・・,51、ガイドプーリ54,55、ボイス56、撚り線機57に順次架け渡されて、線材引張装置58につながれている。線材テンション調整装置51は軸受53回りに揺動するテンションプーリ52を備えている。各スプール2,2,・・・,2にはスチールワイヤL,L,・・・,Lの繰り出しを妨げない程度の回転抵抗が付与されており、慣性力によりスプール2が回り過ぎてスチールワイヤLを弛ませることがないようにされている。このスチールコード製造装置50において、スプール2,2,・・・,2から繰り出されたスチールワイヤL,L,・・・,L(矢印Q方向)は、線材テンション調整装置51,51,・・・,51で所定のテンションに調整されたのち、ガイドプーリ54,55を経てボイス56に集合され、撚り線機57で撚り合わされてコードLdにされ線材引張装置58に巻き取られる。
ここで、スプール2の回転速度とスチールワイヤLcの巻径の関係を次式に示す。
N1×D1=N2×D2
式中、D1はスプール2に巻かれたスチールワイヤLcの巻径、D2はスチールワイヤLcの巻径D1とは異なる巻径、N1は巻径D1のスチールワイヤLが一定速度で繰り出されるときのスプール2の回転速度、N2は巻径D2のスチールワイヤLが一定速度で繰り出されるときのスプール2の回転速度である。
また、繰り出されたスチールワイヤLにかかるテンションとスプール2に作用する制動トルクの関係を次式に示す。
P=T/D
式中、Pはテンション、Tは制動トルク、DはスチールワイヤLcの巻径である。
上記した各式から明らかなように、スチールワイヤLが一定速度で繰り出されて消費されると、スチールワイヤLの巻径Dが小さくなるにつれてスプール2の回転速度Nは大きくなる。これに伴い、スプール2に作用する制動トルクT、更にはスチールワイヤLにかかるテンションPが増大しようとする。そこで、線材テンション調整装置51がテンションプーリ52を作動させてスチールワイヤLのテンションPを所定に保持するようになっている。
特開平9−31876号公報(段落番号0019〜0026、図1)
ところで、前記したスチールコード製造装置50では、スプール2から線材引張装置58までの線材配線経路に、比較的大掛かりで複雑な構成の線材テンション調整装置51が配備されているので、線材配線経路が複雑な構成となり、かつ、長くなるという問題がある。更には、スプール2を交換する際に、新たなスプール2のスチールワイヤLを線材テンション調整装置51のテンションプーリ52に掛け直してつなぐラインアップ作業に多大な手間と時間がかかっていた。かかる不具合は使用されるスプールの数が多いスチールコード製造装置50において深刻な問題となっている。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、スプールから一定速度で繰り出される線材のテンションを所定に保持する装置であって、スプールから繰り出される線材の配線経路が簡素でコンパクトな構成で済み、スプール交換時の線材掛け直し作業に手間と時間のかからない線材テンション調整装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る線材テンション調整装置は、円筒内周面を有するハウジングと、ハウジング内にハウジング筒心回りに回動自在に軸支されていて線材を巻いたスプールが軸端部に着脱可能に装着される回転軸と、回転軸に設けられてハウジング内で回転する回転盤と、ハウジングの円筒内周面に対し近接離間自在に回転盤に枢支されて円筒内周面と摺接するブレーキ部材と、ブレーキ部材と回転盤の間に設けられてブレーキ部材のブレーキシュー部をハウジングの円筒内周面に向けて付勢する弾性部材とを備えるとともに、回転盤の回転により生じる遠心力によってブレーキシュー部をハウジングの円筒内周面から離す方向に付勢するウエイト部をブレーキ部材に設けた線材テンション調整装置であって、回転盤に複数対のブレーキ部材および弾性部材を配備し、各対のブレーキ部材および弾性部材により生じる回転軸の制動トルクと回転速度との関係を示すトルク特性を全ての対につき足し合わせて得られる合成トルク特性が、一定テンションを線材に付与可能な回転軸の制動トルクと回転速度との関係を示す所定トルク特性に近接するように、各対のブレーキ部材および弾性部材を構成したものである。
また、前記の構成において、前記線材がスチールワイヤであり、前記回転軸に装着されるスプールがスチールコード製造装置に供給されるスチールワイヤを巻いたスプールである構成である。
本発明に係る線材テンション調整装置によれば、スプールの回転速度の増加に応じて制動トルクを小さくすることにより、スプールから一定速度で繰り出された線材にほぼ一定のテンションを付与するので、スプールから繰り出された線材の配線経路に別の線材テンション調整装置を必要とせず、線材配線経路の構成が極めて簡素になる。これに伴って、線材配線経路を短くでき、装置全体のコンパクト化を図ることができる。更には、スプールを交換する際に、新たなスプールからの線材をつなぐラインアップ作業が簡単になり、交換作業の時間を短縮できる。
一方で、スチールコードを製造するスチールコード製造装置はスプールの取扱い数量が膨大であるから、当該スチールコード製造装置に本発明の線材テンション調整装置を適用すると、請求項1の発明による効果が格段と高くなる。
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係る線材テンション調整装置およびスプールを示す斜視図、図2は前記線材テンション調整装置の平面図、図3は前記線材テンション調整装置およびスプールの側断面であって図4におけるA−A線矢視断面図、図4は図3におけるB−B線矢視断面図である。
各図において、この実施形態に係る線材テンション調整装置1は、平面視略円形状で中空構造を持つハウジング3と、ハウジング3に回動自在に設けられた回転ユニットUを備えている。
ハウジング3は、下面が開口して形成された上部ケース6と、上部ケース6の下面開口に装着される下部ケース5とから成っている。上部ケース6内には垂直方向のハウジング筒心Cを持つ円筒内周面4が形成されており、ケース平面中央部にハウジング筒心Cと同軸心で軸挿通穴25が形成されている。下部ケース5上面には前記のハウジング筒心Cと同軸心でラジアルベアリング7が配備されている。上部ケース6と下部ケース5とはそれぞれの外縁部でビス10,10,10,10により一体に固定されている。また、上部ケース6および下部ケース5の外縁部には、線材テンション調整装置1を基台Eに固定するボルト16,16,16,16を通すためのボルト穴11,11,11,11が形成されている。
回転ユニットUは、ハウジング3のラジアルベアリング7に下端部8bが回動自在に軸支された回転軸8と、回転軸8の下端部8bにボス13およびキー14で固設されていて回転軸8と一体にハウジング3内で回転する回転盤12とから成っている。回転軸8は、軸端部8cがハウジング3の上面から突出して形成されており、この突出部分にスプール2の軸装着用穴2aが着脱可能に装着される。回転軸8の大径部8aは、軸挿通穴25に装着されたスラストベアリング9の上輪部9aに支持されている。スラストベアリング9下方位置の回転軸8には、スラストベアリング9の潤滑剤の洩れを防ぐオイルシール15が配備されている。
一方、回転盤12の3ヶ所には、上向きに起立した切起し部12a,12a,12aが形成されている。各切起し部12a,12a,12aの回転方向(矢印R方向)下流側位置の回転盤12には、上向きの枢支ピン23,23,23がそれぞれ立設されている。枢支ピン23,23,23にはブレーキ部材S1,S2,S3がそれぞれ径方向揺動自在に枢支される。
ブレーキ部材S1,S2,S3では、枢支穴19a,19b,19cを有する基板部18a,18b,18cの一端側にブレーキシュー部20a,20b,20cが設けられ、枢支穴19a,19b,19cをはさんで基板部18a,18b,18cの他端側にウエイト部22a,22b,22cが設けられている。ブレーキシュー部20a,20b,20cの外周面には摩擦材21a,21b,21cが焼結などで固着されている。枢支穴19a,19b,19cは回転盤12の枢支ピン23,23,23に回動自在に装着されている。また、ウエイト部22a,22b,22cは、回転盤12の回転により生じる遠心力によってブレーキシュー部20a,20b,20cをハウジング3の円筒内周面4から離す方向に付勢する。この場合、例えばウエイト部22bの重量をウエイト部22cよりも重くし、ウエイト部22cの重量をウエイト部22aよりも重くしてある。これらブレーキ部材の側面の一例として、ブレーキ部材S2を図5に示しておく。
そして、ブレーキシュー部20a,20b,20cと回転盤12の切起し部12a,12a,12aとの間に、ブレーキシュー部20a,20b,20cを円筒内周面4に向けて常に付勢する弾性部材(この例では圧縮コイルバネ)24a,24b,24cが設けられている。これらのブレーキ部材S1,S2,S3は、それぞれのブレーキシュー部20と隣のウエイト部22とが接触干渉しないように、回転盤12の周方向に適当距離離して配置されている。
上記のように、ブレーキ部材S1,S2,S3は、それぞれのブレーキシュー部20a,20b,20cがハウジング3の円筒内周面4に対し近接離間自在となるように回転盤12に枢支され、摩擦材21a,21b,21cが円筒内周面4に摺接するようになっている。
ここで、回転ユニットUにおける制動トルクと回転速度の関係を図6を用いて説明する。図6において、ブレーキ部材S2,S3および弾性部材24b,24cを省き、ブレーキ部材S1および弾性部材24aの対のみを回転盤12に取り付けた場合の回転ユニットUにおける制動トルクと回転速度との関係を示すトルク特性はトルク曲線F1で示される。同様に、ブレーキ部材S1,S3および弾性部材24a,24cを省き、ブレーキ部材S2および弾性部材24bの対のみを回転盤12に取り付けた場合の回転ユニットUにおける制動トルクと回転速度との関係を示すトルク特性はトルク曲線F2で示される。また、ブレーキ部材S1,S2および弾性部材24a,24bを省き、ブレーキ部材S3および弾性部材24cの対のみを回転盤12に取り付けた場合の回転ユニットUにおける制動トルクと回転速度との関係を示すトルク特性はトルク曲線F3で示される。これらのトルク曲線F1,F2,F3は、いずれも一定のテンションPをスチールワイヤLに付与可能な理想の所定トルク特性を示す所定トルク曲線Iから離れている。これは、各対のブレーキ部材S1,S2,S3および弾性部材24a,24b,24cをそれぞれ一対であるいは一部の対を省いて用いると、スプール2に巻かれたスチールワイヤLcの巻径D(回転速度Nと反比例)が変化した場合にスチールワイヤLにかかるテンションPが一定にならないことを示している。
それに対し、全ての対のブレーキ部材S1,S2,S3および弾性部材24a,24b,24cを用いると、トルク曲線F1,F2,F3で示す各トルク特性が足し合わされて、合成トルク曲線Mで示す合成トルク特性が得られる。この合成トルク曲線Mは上記の所定トルク曲線Iにかなり近接している。このように、各対のブレーキ部材S1,S2,S3および弾性部材24a,24b,24cは、それぞれのトルク曲線F1,F2,F3を足し合わせて得られる合成トルク曲線Mが所定トルク曲線Iに可能な限り近づくように、ブレーキシュー部20またはウエイト部22の大きさ・長さ・重量、枢支穴19とブレーキシュー部20の作用点間のモーメント腕長、枢支穴19とウエイト部22の重心間のモーメント腕長、あるいは弾性部材24のバネ定数といった機械的条件が適宜に設定されている。
上記構成の線材テンション調整装置1は、例えば図7に示したスチールコード製造装置50に使用される。但し、このスチールコード製造装置50は従来の線材テンション調整装置51,51,・・・,51を省略した構成にしてある。
そこで、線材テンション調整装置1がスチールコード製造装置50の基台Eの装着用凹部Eaに設置され、ハウジング3のボルト穴11を通されたボルト16がネジ穴17に螺着されることにより基台Eに固定される。次に、スプール2の軸装着用穴2aが回転軸8上部の軸端部8cから嵌装され、スプール2が回転軸8の所定位置に装着保持される。スプール2の巻芯部2bには直径0.2mmまたは0.3mmのスチールワイヤ(線材)Lcが最大巻径200mm(図3中のD1)で巻かれている。スプール2はスチールワイヤLcの消費により巻径が70mm(図3中のD2)になったときに回転軸8から取り外されて交換されるようになっている。
続いて、スプール2からスチールワイヤ(線材)Lが引き出され、ガイドプーリ54,55、ボイス56、撚り線機57に順次架け渡されて線材引張装置58につながれる。そこで、線材引張装置58を駆動すると、スチールワイヤLが引っ張られてスプール2から一定速度(例えば、毎分80m)で繰り出される。巻径200mmのときのスプール2の回転速度Nは例えば130rpmである。スプール2から繰り出されたスチールワイヤLはガイドプーリ54,55、ボイス56を経て撚り線機57で撚られてスチールコードLdとされたのち線材引張装置58に巻き取られる。このスチールコード製造装置50では、30分〜1時間半程度でスチールワイヤLcが使い切られてスプール2が交換される。
ところで、スチールワイヤLの消費により、スチールワイヤLcの巻径Dが次第に小さくなる。それに伴って、スプール2の回転速度Nが高くなり、ブレーキ部材S1,S2,S3のウエイト部22a,22b,22cにかかる遠心力が大きくなる。すると、円筒内周面4に対する摩擦材21a,21b,21cの押圧力が低下して回転ユニットUの制動トルクTが小さくなる。これにより、スチ−ルワイヤLにかかるテンションPがほぼ一定に保持される。すなわち、線材テンション調整装置1は合成トルク曲線Mに沿って作動し、スチールワイヤLのテンションPをぼぼ一定(例えば、0.06kg・m)に保持するのである。
上述した線材テンション調整装置1によれば、繰り出されるスチールワイヤLに対しほぼ一定のテンションPを付与するので、スプール2から線材引張装置58までのワイヤ配線経路に別のテンション調整装置(例えば、テンションプーリ52を持つ従来装置51)を必要としない。
従って、スプール2から線材引張装置58に至るワイヤ配線経路の構成が極めて簡素になる。また、比較的スペースをとる従来装置51(図7)が不要になることから、スプール2から線材引張装置58までの距離を短くでき、装置全体のコンパクト化を図ることができる。そして、スプール2を交換する際にも、新たなスプール2からのスチールワイヤLをつなぐラインアップ作業が簡単になり、作業時間も格段に短縮される。特に、ラジアルタイヤ用のスチールコードを製造するスチールコード製造装置50に適用するとスプール2の取扱い個数が膨大であるため、格別の効果を得ることができる。
尚、上記の実施形態では3つのブレーキ部材を回転ユニットの回転盤に取り付けた例を示したが、本発明の線材テンション調整装置はそれに限定されるものでない。ハウジング内の設置スペースや製造コストなどの条件が許す限り、例えば2つのあるいは4つ以上のブレーキ部材を回転ユニットの回転盤に設けても構わない。因みに、合成トルク曲線Mをできるだけ所定トルク曲線Iに近づけるためには、所定トルク曲線Iから離れている部分の合成トルク曲線Mを所定トルク曲線Iに近づけられるブレーキ部材を新たに設けるとよい。これにより、スチールワイヤLをよりいっそう正確に一定テンションで保持することができる。
また、本発明の線材テンション調整装置が適用される装置としては既述したスチールコード製造装置に限るものでなく、例えばスプールに巻かれた線材を一定速度かつ一定テンションで繰り出す装置であれば好適に用いられる。そして、本発明に適用される線材としては、上記したスチールワイヤのみならず、例えばロープ、糸条なども含まれる。また、本発明に適用されるスプールは、一般に称される巻芯、コイル芯、マンドレル、ボビンなども含むものとする。また、本発明の弾性部材としては圧縮コイルバネ以外に、コイル部分が枢支ピン23に装着されて一端が回転盤12に係止され他端がブレーキシュー部20に係止されてブレーキシュー部20を円筒内周面4に押し付ける捻りコイルバネなどでもよい。
本発明の一実施形態に係る線材テンション調整装置およびスプールを示す斜視図である。 前記線材テンション調整装置の平面図である。 前記線材テンション調整装置およびスプールの側断面であって図4におけるA−A線矢視断面図である。 図3におけるB−B線矢視断面図である。 前記線材テンション調整装置に用いられるブレーキ部材のひとつを示す側面図である。 回転ユニットにおける制動トルクと回転速度の関係を示すグラフである。 従来の線材テンション調整装置や撚り線機を含むスチールコード製造装置の概略構成図である。
符号の説明
1 線材テンション調整装置
2 スプール
3 ハウジング
4 円筒内周面
7 ラジアルベアリング
8 回転軸
8c 軸端部
9 スラストベアリング
12 回転盤
19a,19b,19c 枢支穴
20a,20b,20c ブレーキシュー部
21a,21b,21c 摩擦材
22a,22b,22c ウエイト部
23 枢支ピン
24a,24b,24c 弾性部材
50 スチールコード製造装置
C ハウジング筒心
D1,D2 巻径
F1,F2,F3 トルク曲線
I 所定トルク曲線
L スチールワイヤ(線材)
Lc スチールワイヤ(線材)
M 合成トルク曲線
N 回転速度
P テンション
S1,S2,S3 ブレーキ部材
T 制動トルク

Claims (2)

  1. 円筒内周面を有するハウジングと、ハウジング内にハウジング筒心回りに回動自在に軸支されていて線材を巻いたスプールが軸端部に着脱可能に装着される回転軸と、回転軸に設けられてハウジング内で回転する回転盤と、ハウジングの円筒内周面に対し近接離間自在に回転盤に枢支されて円筒内周面と摺接するブレーキ部材と、ブレーキ部材と回転盤の間に設けられてブレーキ部材のブレーキシュー部をハウジングの円筒内周面に向けて付勢する弾性部材とを備えるとともに、回転盤の回転により生じる遠心力によってブレーキシュー部をハウジングの円筒内周面から離す方向に付勢するウエイト部をブレーキ部材に設けた線材テンション調整装置であって、回転盤に複数対のブレーキ部材および弾性部材を配備し、各対のブレーキ部材および弾性部材により生じる回転軸の制動トルクと回転速度との関係を示すトルク特性を全ての対につき足し合わせて得られる合成トルク特性が、一定テンションを線材に付与可能な回転軸の制動トルクと回転速度との関係を示す所定トルク特性に近接するように、各対のブレーキ部材および弾性部材を構成したことを特徴とする線材テンション調整装置。
  2. 前記線材がスチールワイヤであり、前記回転軸に装着されるスプールがスチールコード製造装置に供給されるスチールワイヤを巻いたスプールである請求項1に記載の線材テンション調整装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103831986A (zh) * 2014-03-10 2014-06-04 无锡盛力达科技股份有限公司 胎圈钢丝缠绕机放线盘结构
CN106477387A (zh) * 2016-12-05 2017-03-08 江苏赛福天钢索股份有限公司 一种线架张力调节装置
CN108454082A (zh) * 2018-04-04 2018-08-28 洛阳理工学院 一种弯管缠绕机防腐复合带的缠绕包覆装置

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