JP2005170540A - エレベータの乗りかご - Google Patents
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Abstract
【課題】かご室内の意匠を容易に変更することができるエレベータの乗りかごを得る。
【解決手段】かご室壁3は、壁パネル6と、壁パネル6のかご室内部側に着脱可能に重ねられた意匠板7とを有している。壁パネル6には、貫通孔8が設けられている。また、意匠板7の裏側には、貫通孔8に挿入されるクリップ9が設けられている。クリップ9は、壁パネル6の裏側で貫通孔8の縁部に係合される上部延出部12及び下部延出部13を有している。上部延出部12及び下部延出部13は、意匠板7の壁パネル6に対する着脱の際に、貫通孔8の縁部に沿って弾性変形されながら貫通孔8を通されるようになっている。
【選択図】図2
【解決手段】かご室壁3は、壁パネル6と、壁パネル6のかご室内部側に着脱可能に重ねられた意匠板7とを有している。壁パネル6には、貫通孔8が設けられている。また、意匠板7の裏側には、貫通孔8に挿入されるクリップ9が設けられている。クリップ9は、壁パネル6の裏側で貫通孔8の縁部に係合される上部延出部12及び下部延出部13を有している。上部延出部12及び下部延出部13は、意匠板7の壁パネル6に対する着脱の際に、貫通孔8の縁部に沿って弾性変形されながら貫通孔8を通されるようになっている。
【選択図】図2
Description
この発明は、昇降路内を昇降されるエレベータの乗りかごに関するものである。
従来、エレベータの乗りかごでは、かご室内の意匠変更を容易にするために、交換可能な意匠板がかご室の側壁パネルに重ねられることがある。意匠板は、側壁パネルの継ぎ目に挟まれた押さえ金により側壁パネルに押し付けられている。押さえ金は、側壁パネルの裏側でボルト及びナットにより側壁パネルとともに締結されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来のエレベータの乗りかごでは、押さえ金を締結するボルト及びナットが側壁パネルの裏側にあるので、かご室内の意匠変更の際には、作業者は乗りかごの外側の昇降路内でボルト及びナットを緩めなければならない。従って、意匠板の交換作業に手間がかかってしまう。また、かご室内の意匠変更の際には、エレベータの運転も停止させなければならない。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、かご室内の意匠を容易に変更することができるエレベータの乗りかごを得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの乗りかごは、かご室壁本体と、かご室壁本体のかご室内部側に重ねられ、かご室壁本体に対して着脱可能な意匠板とを有するかご室壁を備え、かご室壁本体には貫通孔が設けられ、意匠板の裏面には貫通孔に挿入される取付部材が設けられており、取付部材は、かご室壁本体の裏側で貫通孔の縁部に係合される抜け止め部を有し、抜け止め部は、意匠板のかご室壁本体に対する着脱の際に、貫通孔の縁部に沿って弾性変形されながら貫通孔を通されるようになっている。
この発明に係るエレベータの乗りかごでは、意匠板の裏面に設けられた取付部材はかご室壁本体の裏側で貫通孔の縁部に係合される抜け止め部を有し、抜け止め部は意匠板のかご室壁本体に対する着脱の際に、貫通孔の縁部に沿って弾性変形されながら貫通孔を通されるようになっているので、意匠板をかご室内部側へ引くだけで意匠板をかご室壁本体から取り外すことができ、意匠板をかご室壁本体に押し付けるだけで意匠板をかご室壁本体に取り付けることができる。従って、意匠板をかご室壁本体に対してかご室内から容易に着脱することができ、かご室内の意匠を容易に変更することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの乗りかごのかご室内を示す正面図である。図において、かご室床1上には、かご室床1の縁部に沿って延びる下端支持部材2が設けられている。下端支持部材2上には、下端支持部材2に沿って配置されたかご室壁3が支持されている。かご室壁3の上端部には、かご室天井4が載せられている。かご室天井4には、かご室内照明用の照明器具5が取り付けられている。かご室壁3は、下端支持部材2上に立設された複数のかご室壁本体である壁パネル6と、壁パネル6のかご室内部側に重ねられた複数の意匠板(化粧板)7とを有している。
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの乗りかごのかご室内を示す正面図である。図において、かご室床1上には、かご室床1の縁部に沿って延びる下端支持部材2が設けられている。下端支持部材2上には、下端支持部材2に沿って配置されたかご室壁3が支持されている。かご室壁3の上端部には、かご室天井4が載せられている。かご室天井4には、かご室内照明用の照明器具5が取り付けられている。かご室壁3は、下端支持部材2上に立設された複数のかご室壁本体である壁パネル6と、壁パネル6のかご室内部側に重ねられた複数の意匠板(化粧板)7とを有している。
図2は図1のII-II線に沿った断面図、図3は図2の意匠板7が壁パネル6から取り外された状態を示す断面図、図4は図3の意匠板7及び壁パネル6を示す斜視図である。図において、壁パネル6には、複数の貫通孔8が設けられている。貫通孔8の断面形状は、長方形である。また、意匠板7の裏面、即ち意匠板7の壁パネル6側の面には、貫通孔8に挿入された複数の取付部材であるクリップ9が固定されている。貫通孔8は各壁パネル6の四隅に設けられ、クリップ9は意匠板7の四隅に固定されている。
各クリップ9は、金属板を折り曲げて作製されている。また、各クリップ9は、ねじ10により意匠板7に固定された基部11と、基部11の上端部及び下端部からかご室外部側へそれぞれ延出された一対の抜け止め部である上部延出部12及び下部延出部13とを有している。意匠板7は、上部延出部12及び下部延出部13が貫通孔8の縁部にそれぞれ係合されることにより、壁パネル6に取り付けられている。
上部延出部12は、基部11から上方へ緩やかに傾斜して延びる拡張部分12aと、拡張部分12aから下方へ緩やかに傾斜して延びる縮小部分12bとを有している。即ち、上部延出部12は、その中間部分で上方へ突出するように彎曲されている。また、上部延出部12は、壁パネル6の裏側で貫通孔8の上縁部に係合されている。上部延出部12が貫通孔8の上縁部に係合されている状態では、拡張部分12aが貫通孔8の上縁部に当接されている。
下部延出部13は、基部11から下方へ緩やかに傾斜して延びる拡張部分13aと、拡張部分13aから上方へ緩やかに傾斜して延びる縮小部分13bとを有している。即ち、下部延出部13は、その中間部分で下方へ突出するように彎曲されている。また、下部延出部13は、壁パネル6の裏側で貫通孔8の下縁部に係合されている。下部延出部13が貫通孔8の下縁部に係合されている状態では、拡張部分13aが貫通孔8の下縁部に当接されている。
上部延出部12及び下部延出部13は、貫通孔8に通される際に互いに近づく方向へ弾性変形可能になっている。意匠板7が壁パネル6から取り外される際には、上部延出部12及び下部延出部13は、それぞれの拡張部分12a,13aが貫通孔8の縁部に沿ってスライドされながら互いに近づく方向へ弾性変形される。また、意匠板7が壁パネル6に対して取り付けられる際には、上部延出部12及び下部延出部13は、それぞれの縮小部分12b,13bが貫通孔8の縁部に沿ってスライドされながら互いに近づく方向へ弾性変形される。
図5は、図2の意匠板7を壁パネル6から取り外す際の状態を示す断面図である。図に示すように、意匠板7が壁パネル6から取り外される際には、意匠板7の表面に吸着する吸着工具14が用いられる。吸着工具14は、持ち手15が固定された工具本体16と、工具本体16に保持され、意匠板7を吸着する樹脂製の吸盤17とを有している。意匠板7は、吸着工具14のかご室内部側への引き寄せにより、壁パネル6から取り外し可能になっている。
次に、意匠板7の壁パネル6に対する交換手順について説明する。
まず、壁パネル6に取り付けられた意匠板7に吸盤17を押し付け、吸着工具14を意匠板7に吸着させる。この後、吸着工具14をかご室内部側へ引く。これにより、上部延出部12及び下部延出部13は、貫通孔8の縁部に沿って互いに近づく方向へ弾性変形されながら貫通孔8を通される。即ち、上部延出部12及び下部延出部13の貫通孔8の縁部に対する係合が外れてクリップ9が貫通孔8から抜ける。このようにして、意匠板7を壁パネル6から外す。
まず、壁パネル6に取り付けられた意匠板7に吸盤17を押し付け、吸着工具14を意匠板7に吸着させる。この後、吸着工具14をかご室内部側へ引く。これにより、上部延出部12及び下部延出部13は、貫通孔8の縁部に沿って互いに近づく方向へ弾性変形されながら貫通孔8を通される。即ち、上部延出部12及び下部延出部13の貫通孔8の縁部に対する係合が外れてクリップ9が貫通孔8から抜ける。このようにして、意匠板7を壁パネル6から外す。
この後、交換用の意匠板7に設けられたクリップ9を貫通孔8の位置に合わせて、交換用の意匠板7を壁パネル6に押し付ける。このとき、上部延出部12及び下部延出部13は、貫通孔8の縁部に沿って互いに近づく方向へ弾性変形されながら貫通孔8を通される。この後、上部延出部12及び下部延出部13がそれぞれの拡張部分12a,13aまで貫通孔8に押し込まれると、上部延出部12及び下部延出部13は、復元力により互いに離れる方向へ変位される。これにより、上部延出部12及び下部延出部13が壁パネル6の裏側で貫通孔8の縁部に係合される。このようにして、交換用の意匠板7を壁パネル6に取り付け、意匠板7の壁パネル6に対する交換が完了する。
このようなエレベータの乗りかごでは、壁パネル6に貫通孔8が設けられ、意匠板7の裏面には貫通孔8に通されるクリップ9が設けられており、クリップ9は壁パネル6の裏側で貫通孔8の縁部に係合される上部延出部12及び下部延出部13を有し、上部延出部12及び下部延出部13は意匠板7の壁パネル6に対する着脱の際に、貫通孔8の縁部に沿って弾性変形されながら貫通孔8を通されるようになっているので、意匠板7をかご室内部側へ引くだけで意匠板7を壁パネル6から取り外すことができ、意匠板7を壁パネル6に押し付けるだけで意匠板7を壁パネル6に取り付けることができる。従って、意匠板7を壁パネル6に対してかご室内から容易に着脱することができ、かご室内の意匠を容易に変更することができる。
なお、上記の例では、クリップ9は金属製であるが、樹脂製のクリップとしてもよい。
また、上記の例では、貫通孔8を通される際に互いに近づく方向へ弾性変形される上部延出部12及び下部延出部13が抜け止め部とされているが、貫通孔8を通される際に断面積が細くなる例えばゴム等の弾性体により作製された傘状の部材であってもよい。
また、上記の例では、貫通孔8を通される際に互いに近づく方向へ弾性変形される上部延出部12及び下部延出部13が抜け止め部とされているが、貫通孔8を通される際に断面積が細くなる例えばゴム等の弾性体により作製された傘状の部材であってもよい。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるエレベータの乗りかごのかご室壁を示す要部断面図である。また、図7は図6の意匠板7が壁パネル6から取り外された状態を示す断面図、図8は図7の意匠板7及び壁パネル6を示す斜視図である。図に示すように、この例では、壁パネル6のかご室内部側の面には、複数の第1の面ファスナ21が設けられている。また、意匠板7の裏面には、第1の面ファスナ21に着脱可能な複数の第2の面ファスナ22が設けられている。第1の面ファスナ21は各壁パネル6の四隅に設けられ、第2の面ファスナ22は意匠板7の四隅に設けられている。さらに、ここでは、マジックテープ(登録商標)が第1及び第2の面ファスナ21,22として用いられている。また、第1の面ファスナ21及び第2の面ファスナ22はそれぞれプラスチック製である。
図6は、この発明の実施の形態2によるエレベータの乗りかごのかご室壁を示す要部断面図である。また、図7は図6の意匠板7が壁パネル6から取り外された状態を示す断面図、図8は図7の意匠板7及び壁パネル6を示す斜視図である。図に示すように、この例では、壁パネル6のかご室内部側の面には、複数の第1の面ファスナ21が設けられている。また、意匠板7の裏面には、第1の面ファスナ21に着脱可能な複数の第2の面ファスナ22が設けられている。第1の面ファスナ21は各壁パネル6の四隅に設けられ、第2の面ファスナ22は意匠板7の四隅に設けられている。さらに、ここでは、マジックテープ(登録商標)が第1及び第2の面ファスナ21,22として用いられている。また、第1の面ファスナ21及び第2の面ファスナ22はそれぞれプラスチック製である。
第1の面ファスナ21は、ねじ23及びナット24により壁パネル6に固定されている。また、第2の面ファスナ22は、ねじ25により意匠板7の裏面に固定されている。
図9は、図6の意匠板7を壁パネル6から取り外す際の状態を示す断面図である。図に示すように、意匠板7が壁パネル6から取り外される際には、実施の形態1と同様に吸着工具14が用いられる。意匠板7は、吸着工具14のかご室内部側への引き寄せにより、壁パネル6から取り外し可能になっている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、意匠板7の壁パネル6に対する交換手順について説明する。
まず、壁パネル6に取り付けられた意匠板7に吸盤17を押し付け、吸着工具14を意匠板7に吸着させる。この後、吸着工具14をかご室内部側へ引く。これにより、第2の面ファスナ22が第1の面ファスナ21から引きはがされ、意匠板7が壁パネル6から取り外される。
まず、壁パネル6に取り付けられた意匠板7に吸盤17を押し付け、吸着工具14を意匠板7に吸着させる。この後、吸着工具14をかご室内部側へ引く。これにより、第2の面ファスナ22が第1の面ファスナ21から引きはがされ、意匠板7が壁パネル6から取り外される。
この後、交換用の意匠板7に設けられた第2の面ファスナ22を第1の面ファスナ21の位置に合わせて、交換用の意匠板7を壁パネル6に押し付ける。このとき、意匠板側マジックテープ21は壁側マジックテープ22に着けられ、意匠板7が壁パネル6に取り付けられる。
このようなエレベータの乗りかごでは、壁パネル6に第1の面ファスナ21が設けられ、意匠板7の裏面に第2の面ファスナ22が設けられているので、意匠板7をかご室内部側へ引くだけで意匠板7を壁パネル6から容易に外すことができ、意匠板7を壁パネル6に対して押し付けるだけで意匠板7を壁パネル6に容易に保持させることができる。従って、意匠板7を壁パネル6に対してかご室内から容易に着脱することができ、かご室内の意匠を容易に変更することができる。
なお、上記の例では、第1の面ファスナ21及び第2の面ファスナ22がプラスチック製となっているが、例えば布等により第1の面ファスナ21及び第2の面ファスナ22を作製してもよい。
また、上記の例では、第1の面ファスナ21が壁パネル6にねじ23及びナット24により固定されているが、壁パネル6に第1の面ファスナ21を接着剤により接着してもよい。
さらに、上記の例では、第2の面ファスナ22が意匠板7にねじ25により固定されているが、意匠板7に第2の面ファスナ22を接着剤により接着してもよい。
また、上記の例では、第1の面ファスナ21が壁パネル6にねじ23及びナット24により固定されているが、壁パネル6に第1の面ファスナ21を接着剤により接着してもよい。
さらに、上記の例では、第2の面ファスナ22が意匠板7にねじ25により固定されているが、意匠板7に第2の面ファスナ22を接着剤により接着してもよい。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3によるエレベータの乗りかごのかご室壁を示す要部断面図である。また、図11は図10の意匠板7が壁パネル6から取り外された状態を示す断面図、図12は図11の意匠板7及び壁パネル6を示す斜視図である。図に示すように、この例では、壁パネル6のかご室内部側の面には、複数の受け部材である取付金31が設けられている。また、意匠板7の裏面には、取付金31に係合可能な係合部材である係合金32が設けられている。取付金31は各壁パネル6の四隅に設けられ、係合金32は意匠板7の四隅に設けられている。
図10は、この発明の実施の形態3によるエレベータの乗りかごのかご室壁を示す要部断面図である。また、図11は図10の意匠板7が壁パネル6から取り外された状態を示す断面図、図12は図11の意匠板7及び壁パネル6を示す斜視図である。図に示すように、この例では、壁パネル6のかご室内部側の面には、複数の受け部材である取付金31が設けられている。また、意匠板7の裏面には、取付金31に係合可能な係合部材である係合金32が設けられている。取付金31は各壁パネル6の四隅に設けられ、係合金32は意匠板7の四隅に設けられている。
取付金31は、壁パネル6のかご室内部側の面にリベット(かしめ金)33により取り付けられている。また、取付金31は、リベット33により壁パネル6に固定された固定部34と、固定部34の上端から上方へ延出され、壁パネル6との間に隙間が形成された押さえ部35とを有している。固定部34は、壁パネル6に沿って水平に延びる板状部材である。押さえ部35は、弾性部材(ばね材)であり、壁パネル6に接する方向へ押さえ部35自体の弾性により付勢されている。押さえ部35の一部は、固定部34の壁パネル6への取り付けにより壁パネル6に押し付けられている。また、押さえ部35の上端部には、壁パネル6から離れる方向へ延びるフレア部35aが設けられている。
係合金32は、意匠板7の裏面にねじ36により固定されている。また、係合金32は金属製である。さらに、係合金32は、ねじ36により意匠板7に固定された固定部37と、固定部37の下端から下方へ延びる挿入部38とを有している。挿入部38の下端部は、意匠板7の裏面に対して間隔を置いて配置されている。係合金32は、挿入部38が押さえ部35と壁パネル6との間に挿入されることにより、取付金31に対して係合可能になっている。
図13は、図10の意匠板7を壁パネル6から取り外す際の状態を示す断面図である。図に示すように、意匠板7が壁パネル6から取り外される際には、実施の形態1と同様に吸着工具14が用いられる。意匠板7は、吸着工具14の上方への変位により、壁パネル6から取り外し可能になっている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、意匠板7の壁パネル6に対する交換手順について説明する。
まず、壁パネル6に取り付けられた意匠板7に吸盤17を押し付け、吸着工具14を意匠板7に吸着させる。この後、吸着工具14を上方へ持ち上げる。これにより、挿入部38が押さえ部35と壁パネル6との間から外され、意匠板7が壁パネル6から取り外される。
まず、壁パネル6に取り付けられた意匠板7に吸盤17を押し付け、吸着工具14を意匠板7に吸着させる。この後、吸着工具14を上方へ持ち上げる。これにより、挿入部38が押さえ部35と壁パネル6との間から外され、意匠板7が壁パネル6から取り外される。
この後、交換用の意匠板7を移動させながら係合金32を取付金31の上方から下方へ下げ、挿入部38を押さえ部35と壁パネル6との間に挿入させる。このとき、押さえ部35は、係合金32の厚さ分だけかご室内部側に弾性変形される。これにより、挿入部38は、押さえ部35により壁パネル6に押さえ付けられ、押さえ部35と壁パネル6との間から外れにくくなる。このようにして、意匠板7が壁パネル6に取り付けられ、意匠板7の交換が完了する。
このようなエレベータの乗りかごでは、壁パネル6に取付金31が設けられ、意匠板7の裏面に係合金32が設けられているので、意匠板7を上方へ持ち上げるだけで意匠板7を壁パネル6から容易に外すことができ、意匠板7に設けられた係合金32を取付金31に係合させるだけで意匠板7を壁パネル6に容易に保持させることができる。従って、意匠板7を壁パネル6に対してかご室内から容易に着脱することができ、かご室内の意匠を容易に変更することができる。
なお、上記の例では、取付金31のみが壁パネル6に押し付けられるようになっているが、係合金32を弾性部材にして意匠板7に押し付けられるようにしてもよい。
また、押さえ部35は、壁パネル6に押し付けなくてもよい。このようにしても、係合金32を取付金31に係合させることができ、意匠板7を壁パネル6に保持させることができる。
さらに、各上記実施の形態では、意匠板7を壁パネル6から取り外すために吸着工具14が用いられているが、作業者の手作業により工具を用いずに意匠板7を壁パネル6から取り外すようにしてもよい。
3 かご室壁、6 壁パネル(かご室壁本体)、7 意匠板、8 貫通孔、9 クリップ(取付部材)12 上部延出部(抜け止め部)、13 下部延出部(抜け止め部)、21 壁側マジックテープ(第1の面ファスナ)、22 意匠板側マジックテープ(第2の面ファスナ)、31 取付金(受け部材)、32 係合金(係合部材)。
Claims (3)
- かご室壁本体と、上記かご室壁本体のかご室内部側に重ねられ、上記かご室壁本体に対して着脱可能な意匠板とを有するかご室壁
を備え、
上記かご室壁本体には貫通孔が設けられ、上記意匠板の裏面には上記貫通孔に挿入される取付部材が設けられており、
上記取付部材は、上記かご室壁本体の裏側で上記貫通孔の縁部に係合される抜け止め部を有し、
上記抜け止め部は、上記意匠板の上記かご室壁本体に対する着脱の際に、上記貫通孔の縁部に沿って弾性変形されながら上記貫通孔を通されるようになっていることを特徴とするエレベータの乗りかご。 - かご室壁本体と、上記かご室壁本体のかご室内部側に重ねられる意匠板とを有するかご室壁
を備え、
上記かご室壁本体には第1の面ファスナが設けられ、上記意匠板の裏面には上記第1の面ファスナに対して着脱可能な第2の面ファスナが設けられており、
上記意匠板は、上記第1の面ファスナが上記第2の面ファスナに対して着けられることにより上記かご室壁本体に対して保持されることを特徴とするエレベータの乗りかご。 - かご室壁本体と、上記かご室壁本体のかご室内部側に重ねられる意匠板と有するかご室壁
を備え、
上記かご室壁本体には受け部材が設けられ、上記意匠板には上記受け部材に係合可能な係合部材が設けられており、
上記意匠板は、上記係合部材が上記受け部材に係合されることにより上記かご室壁本体に対して保持されることを特徴とするエレベータの乗りかご。
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