JP2005168872A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 炊飯完了時刻の調理物を理想的な高温状態とする。
【解決手段】 炊飯器2のコントローラ27は、内鍋2内の調理物の容量を判別する容量判別手段S3−3と、容量判別手段S3−3で判別された調理物の容量に応じ、炊飯工程の完了時刻を調節する炊飯完了時刻調節手段S3−4〜S3−11とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】 炊飯器2のコントローラ27は、内鍋2内の調理物の容量を判別する容量判別手段S3−3と、容量判別手段S3−3で判別された調理物の容量に応じ、炊飯工程の完了時刻を調節する炊飯完了時刻調節手段S3−4〜S3−11とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、炊飯器に関し、特に炊飯完了後に調理物を保温する機能(ジャー機能)と、炊飯完了時刻を予約設定する機能(タイマー炊飯機能)とを備える炊飯器に関する。
炊飯完了後に米飯等の調理物を保温する機能(ジャー機能)と、炊飯完了時刻を予約設定する機能(タイマー炊飯機能)とを備える炊飯器が知られている。図9の実線を参照して、この種の炊飯器の一般的な工程を説明すると、予熱工程、本加熱工程(いわゆる中ぱっぱ工程)、沸騰維持工程、及びむらし工程からなる炊飯工程が実行され、この炊飯工程に引き続いて保温工程が実行される。設定された炊飯完了時刻(予約時刻)に対応した時刻(例えば予約時刻の50〜70分程度前)から炊飯工程が開始される。まず、予熱工程では、米に十分に水分を浸漬させるために、例えば誘導加熱コイルである加熱手段により40〜60℃程度(図9では40℃)の予熱温度で一定時間米を加熱する。本加熱工程では加熱手段を最大出力として炊飯鍋内が沸騰状態になるまで加熱する。続いて、沸騰維持工程では炊飯鍋内を沸騰状態で維持するように加熱手段を制御する。急激な温度上昇により炊飯鍋内の水分蒸発(いゆわるドライアップ)が検出されると、むらし工程に移行する。むらし工程では加熱手段の出力は沸騰維持工程よりも低出力に設定され、調理物の温度は徐々に低下する。むらし工程を一定時間行った後保温工程に移行する。むらし工程の時間(むらし時間)は通常10〜15分程度である。保温工程では調理鍋内の調理物を72〜76℃程度の保温温度で維持するように加熱手段の出力が制御される。
むらし工程の終了時刻が予約時刻とほぼ一致していれば、予約時刻における炊飯鍋内の調理物の温度は90〜95℃程度であり、良好な食味が得られる程度の高温状態(いわゆる炊き立て状態)にある。
しかし、炊飯工程の開始から沸騰維持工程終了までの時間は、炊飯鍋内の調理物の容量、水温、室温、調理物の種類(米の種類)等によりばらつきがある。そのため、図9において一点鎖線で示すように沸騰維持工程が早く終了し、沸騰維持工程終了から予約時刻までの時間が長くなる場合がある。例えば、沸騰維持工程が早く終了することにより、沸騰維持工程からむらし工程を経て保温工程に移行し、予約時刻となるまでの時間が10〜20分程度となる場合がある。この場合、調理物の温度は85〜90℃まで低下してしまい、食味が低下する。
特許文献1には、むらし工程が予約時刻よりも早く終了した場合に、むらし工程終了から予約時刻まで調理物の温度がむらし温度未満かつ保温温度以上の温度となるように加熱手段を制御し、予約時刻となった時点で保温工程に移行する制御が記載されている。かかる制御であれば、前述の一般的な制御よりは予約時刻における調理物を高温に保つことができる。しかし、予約時刻にむらし工程が終了する理想的な場合(図9の実線参照)と比較すれば、予約時刻における調理物の温度は低くなり、食味が劣る。
特開平7−51162号公報
本発明は、ジャー機能とタイマー炊飯機能とを備える炊飯器において、炊飯完了の予約時刻において調理物を理想的な高温状態とすることを課題としている。
第1の発明は、炊飯鍋を加熱する加熱手段と、炊飯完了の予約時刻を設定するための予約時刻設定手段と、少なくとも前記加熱手段を制御することにより、前記炊飯鍋内の米を含む調理物を炊飯する炊飯工程と、この炊飯工程後に前記調理物を予め設定された保温温度で維持する保温工程とを実行し、かつ前記炊飯工程を前記予約時刻と対応する時刻に開始する制御手段とを備える炊飯器において、前記制御手段は、前記炊飯鍋内の調理物の容量を判別する容量判別手段と、前記容量判別手段で判別された調理物の容量に応じ、前記炊飯工程の完了時刻を調節する炊飯完了時刻調節手段とを備えることを特徴とする炊飯器を提供する。
具体的には、前記炊飯完了時刻調節手段は、前記容量判別手段で判別された調理物の容量に応じた待機時間だけ前記加熱手段による加熱を停止して前記炊飯工程を中断し、前記待機時間は前記判別された容量が多い程短い。
調理物の容量に応じた待機時間だけ炊飯工程を中断するので、実際の炊飯工程完了時刻を予約時刻に一致ないしは近付けることができる。従って、予約時刻における調理物の温度を高温に保つことができ、食味を向上することができる。
判別された調理物の容量を複数段階に分け、それぞれに対して待機時間を設定することができる。例えば、判別された容量を「少量」、「中量」、及び「満量」の3段階に分類し、それぞれに対して待機時間を設定すればよい。また、調理物の容量に対して実質的に一対一に待機時間を設定してもよい。例えば、判別された容量に対して単純増加するように待機時間を設定することができる。
例えば、前記炊飯工程は、室温より高温で調理物の沸点よりも低温である予熱温度に前記炊飯鍋内を維持する予熱工程と、前記炊飯鍋内が沸騰状態になるまで加熱する本加熱工程と、前記炊飯鍋内を沸騰状態で維持する沸騰維持工程とを少なくとも含み、前記容量判別手段は前記予熱工程中に前記容量判別を実行し、前記炊飯完了時刻調節手段は、前記容量判別手段による容量判別後であって前記予熱工程の終了前に前記炊飯工程を中断する。
あるいは、前記炊飯工程は、室温より高温で調理物の沸点よりも低温である予熱温度に前記炊飯鍋内を維持する予熱工程と、前記炊飯鍋内が沸騰状態になるまで加熱する本加熱工程と、前記炊飯鍋内を沸騰状態で維持する沸騰維持工程とを少なくとも含み、前記容量判別手段は前記予熱工程中に前記容量判別を実行し、前記炊飯完了時刻調節手段は、前記予熱工程の終了後であって前記本加熱工程の開始前に前記炊飯工程を中断してもよい。
炊飯工程の中断時によって米が澱粉化ないしはα化するのを防ぐには、炊飯工程の中断とそれに先行する容量判別とを、米を含む調理物の温度が室温から約70℃に上昇するまでの段階で実行する必要がある。一方、一般に、予熱温度は40〜60℃程度である。従って、予熱工程で容量判別を実行し、予熱工程中又はその終了後で本加熱工程前に炊飯工程を中断すれば、炊飯工程中断により米がα化するのを防止できる。従って、炊飯工程を中断することにより調理物の食味が低下しない。
具体的には、前記炊飯鍋内の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記予熱工程において、前記温度検出手段によって検出された温度に応じて前記加熱手段への通電時間の非通電時間に対する割合を変えることにより、前記炊飯鍋内を前記予熱温度に維持し、前記容量判別手段は、前記加熱手段への通電時間の非通電時間に対する割合に基づいて前記容量を判別する。
また、前記制御手段は、前記沸騰維持工程後に、前記調理物を前記保温温度よりも高く前記調理物の沸点よりも低いむらし温度とするむらし工程を実行し、前記むらし工程の終了時刻が前記予約時刻より前であれば、前記むらし温度よりも高く前記調理物の沸点よりも低い再加熱温度に前記調理物を加熱する再加熱工程をさらに実行してもよい。
むらし工程が早く終了した場合に、予約時刻まで再加熱工程を実行することで、より確実に予約時刻における調理物の温度を高温に保つことができる。保温温度が72〜76℃程度でむらし温度が85〜90℃程度である場合、再加熱温度は90〜95℃程度に設定される。
第2の発明は、調理物が収容される炊飯鍋を加熱する加熱手段と、炊飯完了の予約時刻を設定するための予約時刻設定手段と、前記少なくとも加熱手段を制御して、室温より高温で調理物の沸点よりも低温である予熱温度に前記炊飯鍋内を維持する予熱工程、前記炊飯鍋内が沸騰状態となるまで加熱する本加熱工程、前記炊飯鍋内を沸騰状態で維持する沸騰維持工程、及び前記調理物をむらし温度とするむらし工程を少なくとも含む炊飯工程と、この炊飯工程後に前記調理物を保温温度で維持する保温工程とを実行し、前記むらし温度は前記保温温度よりも高く前記調理物の沸点よりも低く、かつ前記炊飯工程を前記予約時刻と対応する時刻に開始する制御手段とを備える炊飯器において、前記制御手段は、前記むらし工程の終了時刻が前記予約時刻より前であれば、前記むらし温度よりも高く前記調理物の沸点よりも低い再加熱温度に前記調理物を加熱し、前記予約時刻まで維持する再加熱工程をさらに実行することを特徴とする炊飯器を提供する。
むらし工程の終了時刻が予約時刻より前であれば再加熱工程をさらに実行するので、予約時刻における調理物の温度を高温に保つことができる。特に、再加熱温度はむらし温度よりも高温であるので、予約時刻における調理物は十分に高温となる。
第1の発明の炊飯器では、調理物の容量に応じた待機時間だけ炊飯工程を中断して炊飯完了時刻を調節するので、実際の炊飯工程完了時刻を設定された予約時刻と一致ないしは近付けることができる。従って、予約時刻における調理物の温度を理想的な高温に保つことができ、食味を向上することができる。例えば、調理物が白米等である場合、いわゆる炊き立て状態の米飯となる。また、予熱工程で容量判別を実行し、予熱工程中又はその終了後で本加熱前に炊飯工程を中断するので、炊飯工程中断により調理物に含まれる米がα化するのを防止でき、炊飯工程を中断することによる調理物の食味低下を防止できる。
第2の発明の炊飯器では、むらし工程の終了時刻が設定された予約刻より前であれば再加熱工程をさらに実行するので、予約時刻における調理物の温度を理想的な高温に保つことができ、食味を向上することができる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る炊飯器1を示す。この炊飯器1は、内鍋(炊飯鍋)2、内鍋2を収容する本体3、及び本体3に回動可能に取り付けられる蓋体8を備える。
図1は本発明の第1実施形態に係る炊飯器1を示す。この炊飯器1は、内鍋(炊飯鍋)2、内鍋2を収容する本体3、及び本体3に回動可能に取り付けられる蓋体8を備える。
内鍋2は、熱伝導率が高いアルミ等からなる鍋母材の外面に、後述する誘導加熱コイル6への高周波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加熱される強磁性材料をコーティングや接合等によって施したものである。
本体3は、有底筒形状の胴体4と、この胴体4内に配置された内鍋2を収容するための非導電性材料製の保護枠5とを備える。これら胴体4と保護枠5との間には、誘導加熱コイル6、内鍋用温度センサ7、胴ヒータ29、及び後に詳述するコントローラ(制御手段)27が配設されている。
蓋体8は、内鍋2および本体3の開口部を開放可能に閉塞する。蓋体8の内鍋2側には、放熱板9、蓋ヒータ10、及び内蓋11が配設されている。また、蓋体8の内部には、蓋体用温度センサ12、及び調圧器14が配設されている。調圧器14は蓋体8の蒸気孔8aを開閉するための調圧ボール14aとソレノイド14bとを備える。ソレノイド14bの非通電時には、調圧ボール14aは実線で示すように蒸気孔8aを閉鎖する位置にある。調圧ボール14aの重量は、内鍋2内の内圧が異常値まで上昇したときに、内圧により一点鎖線で示すように蒸気孔8aから退避した位置に移動するように設定されている。ソレノイド14bの通電時には、調圧ボール14aはソレノイド14bのプランジャにより押されて蒸気孔8aから退避した位置に移動する。
本体3の正面には、操作パネル15が設けられている。操作パネル15は、液晶表示装置等からなる表示装置16と、炊飯器1を操作するためのスイッチ類17〜20を備えている。スイッチ類17〜20は、ユーザが希望する炊飯完了時刻(予約時刻)を設定するための時刻設定スイッチ17、炊飯開始を指示するための炊飯開始スイッチ18、炊飯工程や保温工程を取り消す(中止する)ための取り消しスイッチ19、及びその他のスイッチ群20を含む。
コントローラ27は、マイクロコンピュータ27a、読み書き可能メモリ(RAM)27b、読み出し専用メモリ(ROM)27c、及びタイマ27dを備えている。マイクロコンピュータ27aは、内鍋温度センサ7、蓋体温度センサ12、及びスイッチ類17〜20から入力される信号を、RAM27b及びタイマ27dと協働してROM27cに記憶されたプログラムに従って処理し、誘導加熱コイル6、胴ヒータ29、蓋ヒータ10、及び調圧器14を制御して、炊飯工程とそれに続く保温工程からなるタイマー炊飯工程を実行する。コントローラ27は容量判別手段(図3のステップS3−3)及び炊飯完了時刻調節手段(図3のステップS3−4〜S3−10)として機能する。
図2を参照して、本実施形態の炊飯器1が実行するタイマー炊飯工程を説明する。まず、ステップS2−1において時刻設定スイッチ17により予約時刻が設定される。ステップS2−2において炊飯開始スイッチ18がオン(タイマー炊飯実行指示)に設定され、ステップS2−3において炊飯開始時刻に達するとステップS2−4〜S2−7の炊飯工程が実行される。炊飯開始時刻はステップS2−2で設定された予約時刻に応じて決まる。例えば、予約時刻の50〜70分程度前が炊飯開始時刻となる。
ステップS2−4の予熱工程では、米に十分に水を浸漬させるために、予め定められた予熱時間の間、室温より高温で調理物の沸点よりも低温である予熱温度に内鍋2内を維持する。図3を参照すると、まずステップS3−1において加熱が開始される。内鍋用温度センサ7の検出温度に基づいて、内鍋2内の米を含む調理物を40〜60℃程度の予熱温度で維持するように誘導加熱コイル6への通電を制御する。ステップS3−2において加熱開始からの経過時間が判別開始時間(本実施形態では加熱開始から5分)に達すると、ステップS3−3において、内鍋2内の調理物の容量を判別(容量判別)を実行する。
この容量判別の原理を図4(A)〜(C)を参照して説明する。図4(A)〜(C)は予熱温度が同一である場合の容量の相違による誘導加熱コイル6への通電状態の相違を示し、横軸が時間(単位は分)で縦軸が電力(単位はワット)である。また、図4(A)は内鍋2内の容量が少量(20ccのカップで1カップ)、図4(B)は内鍋2内の容量が中量(20ccのカップで5カップ)、図4(C)は内鍋2内の容量が満量(20ccのカップで10カップ)の場合である。図4(A)〜(C)を比較すれば明らかなように、内鍋2内の容量が多いほど誘導加熱コイル6への通電時間(電力オン時間)の非通電時間(電力オフ時間)に対する割合が増加する。本実施形態では、加熱開始後5分から10分までの通電時間の割合に基づいて、内鍋2内の調理物の容量を「少量」、「中量」、及び「満量」の3段階に判別する。
内鍋2内の調理物の容量が多い程、後述する本加熱工程及び沸騰維持工程に要する時間が長くなる傾向がある。逆に、容量が少ないほど、本加熱工程及び沸騰維持工程に要する時間が短くなる傾向がある。そこで、ステップS3−4〜S3−10では、容量判別の結果に応じた待機時間だけ誘導加熱コイル6への通電を停止して予熱工程を一時的に中断し、それによって炊飯工程の完了時刻を調節している。具体的には、調理物の容量が多いほど待機時間を短く設定する(容量が少ないほど待機時間を長く設定する)。さらに具体的には、ステップS3−4において容量判別の結果が「満量」であれば、ステップS3−5、S3−6において誘導加熱コイル6への通電を5分間停止する。また、ステップS3−5において容量判別の結果が「中量」であれば、ステップS3−7、S3−8において誘導加熱コイル6への通電を10分間停止する。さらに、容量判別の結果が「少量」であれば、ステップS3−9、S3−10において誘導加熱コイル6への通電を15分間停止する。
容量判別に応じた待機時間だけ加熱を停止した後、ステップS3−11において加熱が再開される。ステップS3−12において予熱工程終了時間になればステップS2−5の本加熱工程に移行する。ステップS3−11の予熱工程終了時間は、予め定められた予熱工程の継続時間から予熱工程開始後加熱停止までの時間を差し引いた残りの時間である。
内鍋2内の米を含む調理物の温度が室温から約70℃程度まで上昇した段階で加熱を一時的に中断すると、その時点で米が澱粉化ないしはα化する。しかし、40〜60℃程度である予熱工程で加熱を中断するので、沸騰前に米がα化するのを防止することができる。換言すれば、炊飯工程中断によって食味は低下しない。
ステップS2−5の本加熱工程(いわゆる中ぱっぱ工程)では、誘導加熱コイル6、胴ヒータ29、及び蓋ヒータ10を最大出力とし、内鍋2内が沸騰状態になるまで加熱する。内鍋用温度センサ7や蓋体温度センサ12の検出温度から内鍋2が沸騰温度となったことを検出すると、ステップS2−6の沸騰維持工程に移行する。
沸騰維持工程では、沸騰温度を維持するように誘導加熱コイル6、胴ヒータ29、及び蓋ヒータ10の出力を制御する。急激な温度上昇により内鍋2の水分蒸発(いゆわるドライアップ)が検出されるとステップS2−7のむらし工程に移行する。
むらし工程では、予め定められたむらし時間の間、後述する保温温度(72〜76℃程度)よりも高く調理物の沸点よりも低いむらし温度(90〜95℃)まで調理物の温度が低下するように、加熱力を低下させる。具体的には、誘導加熱コイル6への通電を停止し、胴ヒータ29及び蓋ヒータ10のみにより調理物を加熱する。むらし時間が経過するとステップS2−8に移行する。
ステップS2−8において炊き上がり時刻であれば、ステップS2−11の保温工程に移行する。具体的には、現在時刻が予約時刻であるか予約時刻を経過していれば、保温工程に移行する。前述のように調理物の容量に応じた待機時間だけ予熱工程を中断して炊飯工程に要する時間を調節しているので(ステップS3−2〜S3−10)、通常はむらし工程終了の時点で炊き上がり時刻となっている。換言すれば、調理物の容量に応じた待機時間だけ予熱工程を中断することで、実際の炊飯工程完了時刻を予約時刻に一致ないしは近付けることができる。従って、予約時刻における調理物の温度を高温(いわゆる炊き上がり状態)に保つことができ、食味を向上することができる。
保温工程では、主として誘導加熱コイル6により内鍋2内の調理物が予め定められた保温温度(72〜76℃程度)に維持される。
一方、ステップS2−8において炊き上がり時刻でない場合、すなわち現在時刻が予約時刻に達していない場合には、ステップS3−11の再加熱工程に移行する。再加熱工程ではむらし温度よりも高く調理物の沸点よりも低い再加熱温度に調理物を加熱する。むらし温度が85〜90℃程度である場合、再加熱温度は90〜95℃程度に設定される。さらに具体的には、むらし工程では誘導加熱コイル16(1200〜1300W程度)は非通電とし、胴ヒータ29(90W程度)の通電割合を10/15(15分間に10分通電)、蓋ヒータ10(90W程度)の通電割合を15/15とする場合、再加熱工程では誘導加熱コイル16の通電割合を5/15、胴ヒータ29の通電割合を10/15、蓋ヒータ10の通電割合を15/15とする。ステップS2−10で炊き上がり時刻となるまで、再加熱工程が継続する。従って、仮にむらし工程の終了時刻が予約時刻より前であっても、予約時刻における調理物の温度を高温に保つことができる。特に、再加熱温度はむらし温度よりも高温であるので、予約時刻における調理物は十分に高温である。
ステップS2−8又はステップS2−10で炊き上がり時刻であれば炊飯工程が終了し、ステップS2−11の保温工程に移行する。保温工程では、予め定められた72〜76℃程度の保温温度で調理物を維持するように、誘導加熱コイル6、胴ヒータ29、及び蓋ヒータ10の出力を制御する。
図5は本実施形態の炊飯器2により実行される工程の一例を示す。予約時刻に応じた炊飯工程開始時刻(時刻0)から予熱工程が開始される(図2のステップS2−3、S2−4、図3のステップS3−1)。予熱工程の時間は30分である。内鍋2内の調理物の温度は、予熱温度である40℃に維持される。予熱工程開始開始後5分(判別開始時間)から15分までの10分間の誘導加熱コイル16に対する通電時間の非通電時間に対する割合により内鍋2内の調理物の容量が判別される(ステップS3−2、S3−3)。容量は「中量」と判別され、誘導加熱コイル16に対する通電が10分間停止される(ステップS3−4、S3−9、S3−10)。この10分間の予熱工程中断中は調理物の温度が低下する。10分後に加熱を再開すると(ステップS3−11)、調理物の温度は予熱温度に再上昇する。予熱時間は20分であり、予熱工程開始後15分の時点で加熱が中断されたので、残りの5分間予熱工程が実行される(ステップS3−12)。
本加熱工程で沸騰温度である100℃まで内鍋2内の調理物が加熱され(ステップS2−5)、沸騰維持工程ではこの沸騰温度で調理物が維持される(ステップS2−6)。ドライアップにより調理物の温度が100℃から108℃に急上昇すると、むらし工程に移行する(ステップS2−7)。むらし工程では胴ヒータ29、及び蓋ヒータ10の出力を低下させ、この状態を5分間保持する。その結果、調理物の温度はむらし温度である92℃まで低下する。この例では、前述のように予熱工程を中断して炊飯工程の完了時刻を調節したことにより、むらし工程が終了した時点で予約時刻となっている。従って、再加熱工程を実行することなく保温工程に移行する(ステップS2−8〜S2−11)。保温工程では、調理物の温度は73℃に保持される。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、予熱工程(図2のステップS2−4)のみが第1実施形態と異なる。具体的には、予熱工程終了後で本加熱工程前に炊飯工程を中断する。図6を参照すると、ステップS6−1からステップS6−3までは、第1実施形態(図3のステップS3−1〜ステップS3−3)と同一である。ステップS6−4で予熱工程時間が終了すると、その時点でステップS6−3における容量判別結果に応じた待機時間だけ加熱を停止する(ステップS6−5〜S6−11)。ステップS6−5〜S6−11までの具体的な処理は第1実施形態(図3のステップS3−4〜S3−10)と同一である。前記待機時間の経過後に本加熱工程(図2のステップS2−5)に移行する。予熱工程終了時点での内鍋2内の調理物は予熱温度である40〜60℃程度であり、比較的低温である。従って、この時点で加熱を停止して炊飯工程を中断しても、米がα化してしまうことがない。
本発明の第2実施形態は、予熱工程(図2のステップS2−4)のみが第1実施形態と異なる。具体的には、予熱工程終了後で本加熱工程前に炊飯工程を中断する。図6を参照すると、ステップS6−1からステップS6−3までは、第1実施形態(図3のステップS3−1〜ステップS3−3)と同一である。ステップS6−4で予熱工程時間が終了すると、その時点でステップS6−3における容量判別結果に応じた待機時間だけ加熱を停止する(ステップS6−5〜S6−11)。ステップS6−5〜S6−11までの具体的な処理は第1実施形態(図3のステップS3−4〜S3−10)と同一である。前記待機時間の経過後に本加熱工程(図2のステップS2−5)に移行する。予熱工程終了時点での内鍋2内の調理物は予熱温度である40〜60℃程度であり、比較的低温である。従って、この時点で加熱を停止して炊飯工程を中断しても、米がα化してしまうことがない。
第1及び第2実施形態では、調理物の容量を「少量」、「中量」、及び「満量」の3段階に分け、それぞれに対して待機時間を設定しているが、2段階又は4段階以上に分けた容量毎に待機時間を設定してもよい。また、調理物の容量に対して実質的に一対一に待機時間を設定してもよい。例えば、判別された容量に対して単純増加するように待機時間を設定してもよい。さらに、例えば容量が「満量」である場合、すなわち炊飯完了時間が長くなると推定される場合には、待機時間を0としてもよい。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態は、炊飯工程が早く完了した場合の再加熱工程(図2のステップS2−8〜S2−10)を実行しない点が第1実施形態と異なる。図7を参照すると、ステップS7−1〜S7−7の処理は第1実施形態(図2のステップS2−1〜S2−7)と同一である。ステップS7−7でむらし工程が終了すると無条件にステップS7−8の保温工程に移行する。ステップS7−4の予熱工程では、第1実施形態と同様に、容量判別の結果に応じた待機時間だけ予熱工程を中断して炊飯完了時刻を調節している(図3)。従って、再加熱工程を設けない場合であっても、実際の炊飯完了時刻を予約時刻に一致ないしは近付けることができる。なお、第2実施形態同様に予熱工程終了後で本加熱工程開始前に容量判別の結果に応じた加熱停止を実行してもよい。
本発明の第3実施形態は、炊飯工程が早く完了した場合の再加熱工程(図2のステップS2−8〜S2−10)を実行しない点が第1実施形態と異なる。図7を参照すると、ステップS7−1〜S7−7の処理は第1実施形態(図2のステップS2−1〜S2−7)と同一である。ステップS7−7でむらし工程が終了すると無条件にステップS7−8の保温工程に移行する。ステップS7−4の予熱工程では、第1実施形態と同様に、容量判別の結果に応じた待機時間だけ予熱工程を中断して炊飯完了時刻を調節している(図3)。従って、再加熱工程を設けない場合であっても、実際の炊飯完了時刻を予約時刻に一致ないしは近付けることができる。なお、第2実施形態同様に予熱工程終了後で本加熱工程開始前に容量判別の結果に応じた加熱停止を実行してもよい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態は、予熱工程中又は予熱工程終了後本加熱工程前の炊飯工程を中断(図3のステップS3−2〜S3−11、並びに図6のステップS6−3及びステップS6−5〜S6−11)を実行せず、再加熱工程のみを行う。第4実施形態の一連の工程は図2に示す第1実施形態と同一であるが、予熱工程(ステップS2−1)のみが異なる。具体的には、図8に示すように、加熱開始後(ステップS8−1)、予熱工程時間が終了するまで(ステップS8−2)、内鍋2内の調理物が予熱温度で保持される。むらし工程(ステップS2−7)の終了時刻が設定された予約時刻より前であれば再加熱工程をさらに実行するので(ステップS2−9〜2−10)、炊飯完了時刻における調理物の温度を高温に保つことができる。
本発明の第4実施形態は、予熱工程中又は予熱工程終了後本加熱工程前の炊飯工程を中断(図3のステップS3−2〜S3−11、並びに図6のステップS6−3及びステップS6−5〜S6−11)を実行せず、再加熱工程のみを行う。第4実施形態の一連の工程は図2に示す第1実施形態と同一であるが、予熱工程(ステップS2−1)のみが異なる。具体的には、図8に示すように、加熱開始後(ステップS8−1)、予熱工程時間が終了するまで(ステップS8−2)、内鍋2内の調理物が予熱温度で保持される。むらし工程(ステップS2−7)の終了時刻が設定された予約時刻より前であれば再加熱工程をさらに実行するので(ステップS2−9〜2−10)、炊飯完了時刻における調理物の温度を高温に保つことができる。
1 炊飯器
2 内鍋
3 本体
6 誘導加熱コイル
7 内鍋用温度センサ
8 蓋体
10 蓋ヒータ
12 蓋体用温度センサ12
14 調圧器
27 コントローラ
2 内鍋
3 本体
6 誘導加熱コイル
7 内鍋用温度センサ
8 蓋体
10 蓋ヒータ
12 蓋体用温度センサ12
14 調圧器
27 コントローラ
Claims (7)
- 炊飯鍋を加熱する加熱手段と、
炊飯完了の予約時刻を設定するための予約時刻設定手段と、
少なくとも前記加熱手段を制御することにより、前記炊飯鍋内の米を含む調理物を炊飯する炊飯工程と、この炊飯工程後に前記調理物を予め設定された保温温度で維持する保温工程とを実行し、かつ前記炊飯工程を前記予約時刻と対応する時刻に開始する制御手段と
を備える炊飯器において、
前記制御手段は、
前記炊飯鍋内の調理物の容量を判別する容量判別手段と、
前記容量判別手段で判別された調理物の容量に応じ、前記炊飯工程の完了時刻を調節する炊飯完了時刻調節手段と
を備えることを特徴とする炊飯器。 - 前記炊飯完了時刻調節手段は、前記容量判別手段で判別された調理物の容量に応じた待機時間だけ前記加熱手段による加熱を停止して前記炊飯工程を中断し、前記待機時間は前記判別された容量が多い程短いことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
- 前記炊飯工程は、室温より高温で調理物の沸点よりも低温である予熱温度に前記炊飯鍋内を維持する予熱工程と、前記炊飯鍋内が沸騰状態になるまで加熱する本加熱工程と、前記炊飯鍋内を沸騰状態で維持する沸騰維持工程とを少なくとも含み、
前記容量判別手段は前記予熱工程中に前記容量判別を実行し、
前記炊飯完了時刻調節手段は、前記容量判別手段による容量判別後であって前記予熱工程の終了前に前記炊飯工程を中断することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。 - 前記炊飯工程は、室温より高温で調理物の沸点よりも低温である予熱温度に前記炊飯鍋内を維持する予熱工程と、前記炊飯鍋内が沸騰状態になるまで加熱する本加熱工程と、前記炊飯鍋内を沸騰状態で維持する沸騰維持工程とを少なくとも含み、
前記容量判別手段は前記予熱工程中に前記容量判別を実行し、
前記炊飯完了時刻調節手段は、前記予熱工程の終了後であって前記本加熱工程の開始前に前記炊飯工程を中断することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。 - 前記炊飯鍋内の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記予熱工程において、前記温度検出手段によって検出された温度に応じて前記加熱手段への通電時間の非通電時間に対する割合を変えることにより、前記炊飯鍋内を前記予熱温度に維持し、
前記容量判別手段は、前記加熱手段への通電時間の非通電時間に対する割合に基づいて前記容量を判別する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の炊飯器。 - 前記制御手段は、
前記沸騰維持工程後に、前記調理物を前記保温温度よりも高く前記調理物の沸点よりも低いむらし温度とするむらし工程を実行し、
前記むらし工程の終了時刻が前記予約時刻より前であれば、前記むらし温度よりも高く前記調理物の沸点よりも低い再加熱温度に前記調理物を加熱する再加熱工程をさらに実行する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の炊飯器。 - 調理物が収容される炊飯鍋を加熱する加熱手段と、
炊飯完了の予約時刻を設定するための予約時刻設定手段と、
少なくとも前記加熱手段を制御して、室温より高温で調理物の沸点よりも低温である予熱温度に前記炊飯鍋内を維持する予熱工程、前記炊飯鍋内が沸騰状態となるまで加熱する本加熱工程、前記炊飯鍋内を沸騰状態で維持する沸騰維持工程、及び前記調理物をむらし温度とするむらし工程を少なくとも含む炊飯工程と、この炊飯工程後に前記調理物を保温温度で維持する保温工程とを実行し、前記むらし温度は前記保温温度よりも高く前記調理物の沸点よりも低く、かつ前記炊飯工程を前記予約時刻と対応する時刻に開始する制御手段と
を備える炊飯器において、
前記制御手段は、前記むらし工程の終了時刻が前記予約時刻より前であれば、前記むらし温度よりも高く前記調理物の沸点よりも低い再加熱温度に前記調理物を加熱し、前記予約時刻まで維持する再加熱工程をさらに実行する、炊飯器。
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---|---|---|---|
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JP2003414561A JP2005168872A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 炊飯器 |
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Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JP2015033652A (ja) * | 2014-11-20 | 2015-02-19 | 三菱電機株式会社 | 炊飯器 |
JP2015205156A (ja) * | 2014-08-14 | 2015-11-19 | 三菱電機株式会社 | 調理器 |
CN106231960A (zh) * | 2014-04-17 | 2016-12-14 | 三菱电机株式会社 | 烹调器 |
JP7410410B2 (ja) | 2020-08-18 | 2024-01-10 | タイガー魔法瓶株式会社 | 電気炊飯器 |
-
2003
- 2003-12-12 JP JP2003414561A patent/JP2005168872A/ja active Pending
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