JP2005167790A - アナログフロントエンド回路、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 得られるデジタルデータのバラツキを極力抑えることができるアナログフロントエンド回路、及びこれを含む電子機器を提供すること。
【解決手段】 アナログフロントエンド回路は、相関二重サンプリング回路20と、その出力値DVに対して補正処理を行う補正回路70と、その出力値CDVをデジタルデータに変換するA/D変換回路100を含む。相関二重サンプリング回路20は、ベースレベルのアナログ信号を複数のサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値を求め、データレベルのアナログ信号を複数のサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値を求め、ベースレベルでのサンプリング値の平均値と、データレベルでのサンプリング値の平均値との差分値を出力値DVとして出力する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、アナログフロントエンド回路、及び電子機器に関する。
イメージスキャナ、ファクシミリ、コピー機、デジタルカメラなどの電子機器(狭義には画像読み取り装置)では、CCD(Charge Coupled Device)、CIS(Contact Image Sensor)、BBD(Bucket Brigade Device)などのイメージセンサを用いて画像を取得する。そしてイメージセンサからの画素データのアナログ信号は、アナログフロントエンド回路によりデジタルデータに変換され、得られたデジタルデータは画像処理回路に入力されて、画像処理が施される。
この場合にアナログフロントエンド回路は、予め設定された固定のサンプリングクロックパターンでアナログ信号をサンプリングして、デジタルデータに変換し、画像処理回路に出力していた。このため、アナログ信号にノイズが重畳されている場合に、得られるデジタルデータにバラツキが生じ、高品位な画像の取得を妨げるという課題があった。
特開2003−37711号公報
本発明は以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、得られるデジタルデータのバラツキを極力抑えることができるアナログフロントエンド回路、及びこれを含む電子機器を提供することにある。
本発明は、イメージセンサからのアナログ信号を受け、ベースレベルのアナログ信号とデータレベルのアナログ信号をサンプリングし、ベースレベルのアナログ信号のサンプリング値とデータレベルのアナログ信号のサンプリング値との差分値を出力値として出力する相関二重サンプリング回路と、前記相関二重サンプリング回路の出力値に対して補正処理を行う補正回路と、前記補正回路の出力値をデジタルデータに変換するA/D変換回路とを含み、前記相関二重サンプリング回路が、ベースレベルのアナログ信号を複数のサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値を求め、データレベルのアナログ信号を複数のサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値を求め、ベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値と、データレベルでの複数のサンプリング値の平均値との差分値を出力値として出力するアナログフロントエンド回路に関係する。
本発明によれば、ベースレベルでのアナログ信号が複数のサンプリングポイントでサンプリングされて、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値が求められる。また、データレベルでのアナログ信号が複数のサンプリングポイントでサンプリングされて、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値が求められる。そして、これらの求められた平均値の差分値が求められ、補正処理が行われた後に、デジタルデータに変換される。このようにすれば、ベースレベルやデータレベルでのサンプリング値を、真の値に近づけることができ、得られるデジタルデータのバラツキを極力抑えることが可能になる。
また本発明では、前記相関二重サンプリング回路が、第1〜第N(Nは2以上整数)のサンプリング回路と、前記第1〜第Nのサンプリング回路に接続される平均値演算回路とを含み、前記第1〜第Nのサンプリング回路の各第K(1≦K≦N)のサンプリング回路が、ベースレベルのアナログ信号を第Kのサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られたサンプリング値を出力し、データレベルのアナログ信号を第K+Nのサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られたサンプリング値を出力し、前記平均値演算回路が、前記第1〜第Nのサンプリング回路から出力されたベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求め、前記第1〜第Nのサンプリング回路から出力されたデータレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求めるようにしてもよい。
本発明によれば、例えばN=2の場合には、第1(K=1)のサンプリング回路が、ベースレベルのアナログ信号を第1(K=1)のサンプリングポイントでサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第3(K+N=3)のサンプリングポイントでサンプリングする。また第2(K=2)のサンプリング回路が、ベースレベルのアナログ信号を第2(K=2)のサンプリングポイントでサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第4(K+N=4)のサンプリングポイントでサンプリングする。そして、平均値演算回路が、第1、第2のサンプリング回路から出力されたベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値とデータレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求めるようになる。
また本発明では、前記第1〜第Nのサンプリング回路の各第K(1≦K≦N)のサンプリング回路が、その一端にアナログ信号が入力される抵抗素子と、その一端に前記抵抗素子の他端が接続され、サンプリングクロックに基づいてオン・オフするスイッチ素子と、その一端に前記スイッチ素子の他端が接続され、その他端に電源が接続されるキャパシタと、その第1の入力に前記スイッチ素子の他端が接続され、その第2の入力にその出力が接続されるボルテージフォロワ接続の演算増幅器を含み、前記平均値演算回路が、その一端に前記第1〜第Nのサンプリング回路の出力が接続される第1〜第Nの抵抗素子と、その第1の入力に前記第1〜第Nの抵抗素子の他端が接続され、その第2の入力にフィードバック抵抗素子の一端が接続され、その出力に前記フィードバック抵抗素子の他端が接続される演算増幅器を含むようにしてもよい。
また本発明は、イメージセンサからのアナログ信号を受け、ベースレベルのアナログ信号とデータレベルのアナログ信号をサンプリングし、ベースレベルのアナログ信号のサンプリング値とデータレベルのアナログ信号のサンプリング値との差分値を出力値として出力する第1〜第Nの相関二重サンプリング回路と、前記第1〜第Nの相関二重サンプリング回路の出力値の平均値を求める平均値演算回路と、前記平均値演算回路の出力値に対して補正処理を行う補正回路と、前記補正回路の出力値をデジタルデータに変換するA/D変換回路とを含み、前記第1〜第Nの相関二重サンプリング回路の各第K(1≦K≦N)の相関二重サンプリング回路が、ベースレベルのアナログ信号を第Kのサンプリングポイントでサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第K+Nのサンプリングポイントでサンプリングし、ベースレベルのアナログ信号の前記第Kのサンプリングポイントでのサンプリング値と、データレベルのアナログ信号の前記第K+Nのサンプリングポイントでのサンプリング値との差分値を出力値として出力し、前記平均値演算回路が、前記第1〜第Nの相関二重サンプリング回路から出力された複数の出力値の平均値を求め、求められた平均値を出力値として出力するアナログフロントエンド回路に関係する。
本発明によれば、例えばN=2の場合には、第1(K=1)の相関二重サンプリング回路が、ベースレベルのアナログ信号を第1(K=1)のサンプリングポイントでサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第3(K+N=3)のサンプリングポイントでサンプリングし、得られたサンプリング値の差分値を出力値として出力する。また第2(K=2)の相関二重サンプリング回路が、ベースレベルのアナログ信号を第2(K=2)のサンプリングポイントでサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第4(K+N=4)のサンプリングポイントでサンプリングし、得られたサンプリング値の差分値を出力値として出力する。そして平均値演算回路が、第1、第2の相関二重サンプリング回路の出力値の平均値を求め、補正処理が行われた後に、デジタルデータに変換される。このようにすれば、得られるデジタルデータのバラツキを極力抑えることが可能になる。
また本発明では、前記平均値演算回路が、その一端に前記第1〜第Nの相関二重サンプリング回路の出力が接続される第1〜第Nの抵抗素子と、その第1の入力に前記第1〜第Nの抵抗素子の他端が接続され、その第2の入力にフィードバック抵抗素子の一端が接続され、その出力に前記フィードバック抵抗素子の他端が接続される演算増幅器を含むようにしてもよい。
また本発明は、前記イメージセンサと、前記イメージセンサからのアナログ信号を受け、デジタルデータを出力する上記のいずれかのアナログフロントエンド回路とを含む電子機器に関係する。
以下、本実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.電子機器
図1に本実施形態の画像処理装置を含む電子機器510(狭義には画像読み取り装置或いは画像形成装置。更に狭義にはイメージスキャナ)の構成例を示す。なお電子機器510は図1の全ての構成要素を含む必要はなく、その一部を省略する構成にしてもよい。
電子機器510(フラットベッド型イメージスキャナ)は読み取り対象物512(狭義には原稿)を載せるための載置台514(狭義には原稿台)と、載置台514を支持するフレーム515(支持部材、ハウジング)を含む。矩形状の載置台514は光透過性部材であるガラス等により形成され、この光透過性の載置台514の例えば上部に読み取り対象物512が載せられる。
電子機器510はイメージセンサ522(撮像デバイス、ラインセンサ、1次元センサ、カラーセンサ)が搭載されるキャリッジ520を含む。イメージセンサ522としてはCCD(Charge Coupled Device)、CIS(Contact Image Sensor)、又はBBD(Bucket Brigade Device)などを使用できる。キャリッジ520には、読み取り対象物512(原稿)を照明するための光源526や、読み取り対象物512で反射された光源526からの光をイメージセンサ522に集光するレンズ528(集光部)などの光学系(光学ヘッド)も搭載される。
電子機器510は、キャリッジ520を駆動して移動させる駆動装置30(駆動機構)を含み、駆動装置530は、モータ532(動力源)や、モータ532を駆動するモータドライバ534を含む。イメージセンサ522は、その長手方向が主走査方向と一致するように配置される。そして他方側がプーリ538に掛けられた駆動ベルト536をモータ532が回転させることで、駆動ベルト536に固定されたキャリッジ520が副走査方向(主走査方向に直交する方向)に移動する。なお、キャリッジ520の移動方式としは種々の変形実施が考えられ、例えば駆動ベルト536を用いないでキャリッジ520を移動したり、リニアモータ機構によりキャリッジ520を移動してもよい。
電子機器510は電子機器コントローラ550を含む。電子機器コントローラ550は電子機器510の各ブロックを制御するものである。具体的には、画像データの取得処理の制御や、キャリッジ520のサーボ制御や、イメージセンサ522の駆動制御などを行う。
電子機器コントローラ550はイメージセンサコントローラ560を含む。イメージセンサコントローラ560は、イメージセンサ522の制御を行うものであり、アナログフロントエンド回路(AFE)562や画像処理回路564や駆動コントローラ566を含む。なおこれらの一部を省略する構成としてもよい。
アナログフロントエンド回路562は、イメージセンサ522からのアナログ信号(イメージセンサ522により読み取られたアナログの画素データ)を受け、アナログ信号のサンプリング処理などを行ってデジタルデータに変換する。画像処理回路564は、アナログフロントエンド回路562からのデジタルデータ(デジタルの画素データ)を受け、各種の画像処理(シェーディング処理、ガンマ補正処理、平均化・間引き処理、又は2値化処理等)を行う。駆動コントローラ566は、イメージセンサ522用の転送クロックφ1、φ2(駆動パターン、駆動信号)を生成して、イメージセンサ522に供給する。
電子機器コントローラ550はサーボコントローラ580を含む。サーボコントローラ580は、キャリッジ520を駆動(移動)する駆動装置530(モータ532)のサーボ制御(フィードバック制御)を行うものである。電子機器コントローラ550はCPU596(プロセッサ)やメモリ598(ROM、RAM)を含む。CPU596は電子機器コントローラ550の全体的な制御を行ったり、外部との情報のやり取りをする。またメモリ598は、プログラムや各種データを記憶したり、イメージセンサコントローラ560やサーボコントローラ580やCPU596の作業領域として機能する。
なお、電子機器コントローラ550は図1に示す全ての構成要素を含む必要はなく、その一部を省略した構成にしてもよい。例えばCPU596やメモリ598を省略してもよい。また電子機器コントローラ550、イメージセンサコントローラ560、サーボコントローラ580の機能は、ハードウェア回路により実現してもよいし、ソフトウェアとハードウェア回路の双方により実現してもよい。またハードウェア回路はゲートアレイなどにより構成されるASIC(Aplication Specific Integrated Circuit)により実現してもよいし、汎用プロセッサにより実現してもよい。
2.イメージセンサ
図2(A)にイメージセンサ522(CCDラインセンサ)の構成例を示す。受光部606は光電変換を行う複数の受光素子(フォトダイオード、画素)を含む。そして図2(B)に示すように受光部602には、有効な画素(受光素子)S0〜Snが一列に配置される有効画素領域と、有効な画素ではないダミー画素D0〜Dk、Dk+1〜Dlが一列に配置されるダミー画素領域とが設けられる。このダミー画素は空送りや光シールド出力のために設けられる。
受光部602の各受光素子(画素)は受光量に応じた電荷を生成して蓄積する。そして電荷蓄積に必要な所定時間が経過した後に、シフト信号SHがアクティブになり、転送ゲート604がオンになる。これにより、アナログの画素データである蓄積電荷が、転送ゲート604を介して転送部606(各受光素子に対応して設けられたシフトレジスタ)に転送される。そして、転送された画素データ(蓄積電荷)は、2相の転送クロックであるφ1、φ2に基づいてシフト転送され、イメージセンサ522のCCQ端子からアナログ信号として出力される。
なお図2(C)に転送部606のシフトレジスタの構成例を示す。またイメージセンサ522の構成は図2(A)に限定されない。例えば図3のように、奇数番目(ODD)の画素用の転送ゲート604-1、転送部606-1と、偶数番目(EVEN)の画素用の転送ゲート604-2、転送部606-2を設けることが望ましい。また図2(A)、図3の構成において、R(赤)、G(緑)、B(青)の画素データの読み取り用の受光部、転送ゲート、転送部を設けることが望ましい。
3.第1の構成例
図4に本実施形態のアナログフロントエンド回路562の第1の構成例を示す。このアナログフロントエンド回路562は、キャパシタCSと、クランプ回路10と、相関二重サンプリング回路20と、補正回路70と、A/D変換回路100を含む。なおこれらの構成要素の一部を省略する構成としてもよい。またイメージセンサによりカラー画像を取得する場合には、R用、G用、B用のアナログフロントエンド回路を設ければよい。
キャパシタCSは、アナログ信号OSのAC成分を抽出するためのキャパシタである。クランプ回路10は、キャパシタCSによるACカップリングで入力されたアナログ信号OSを適正な基準電圧にクランプするための回路である。
相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling)回路20は、イメージセンサ522からのアナログ信号OSを受け、ベースレベル(光学的黒レベル、参照レベル)のアナログ信号とデータレベル(ビデオレベル、信号レベル)のアナログ信号をサンプリングする。そしてベースレベルのアナログ信号のサンプリング値とデータレベルのアナログ信号のサンプリング値との差分値を出力値DVとして出力する。
補正回路70は、相関二重サンプリング回路20の出力値DV(差分値)に対して補正処理を行う。この補正回路70は、例えばオフセット補正回路80とゲイン補正回路90を含む。なおこれらの一部を省略する構成としてもよい。
オフセット補正回路80は、相関二重サンプリング回路20の出力値DVのDCオフセットを除去するための回路である。具体的にはオフセット補正回路80は、加算器82とオフセット用DAC84(デジタル/アナログ変換回路)を含む。そして加算器82が、オフセット用DAC84で生成された電圧を、相関二重サンプリング回路20の出力値DVに加算することで、DCオフセットを除去する。ゲイン補正回路90(Programmable Gain Amplifier)は、出力値DV(オフセット補正後のDV)のゲインを調整するための回路である。このようなゲイン調整を行うことでA/D変換回路100での適正なダイナミックレンジを確保できる。
A/D変換回路100は、補正回路70の出力値CDV(補正処理後の差分値)をデジタルデータDDに変換して出力する。そしてこの出力されたデジタルデータDDに対して、図1の画像処理回路564により、シェーディング処理、ガンマ補正処理等の画像処理が施される。
そして本実施形態では、相関二重サンプリング回路20が、ベースレベルのアナログ信号を複数のサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値を求める。またデータレベルのアナログ信号を複数のサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値を求める。そしてベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値と、データレベルでの複数のサンプリング値の平均値との差分値を求めて出力値DVとして出力する。
より具体的には相関二重サンプリング回路20は、第1、第2のサンプリング回路30-1、30-2(広義には第1〜第Nのサンプリング回路。Nは2以上の整数)と、平均値演算回路50と、差分値演算回路60を含む。そして第1のサンプリング回路30-1(第Kのサンプリング回路)は、ベースレベルのアナログ信号を第1のサンプリングポイント(第Kのサンプリングポイント)でサンプリングしてサンプリング値を出力し、データレベルのアナログ信号を第3のサンプリングポイント(広義には第K+Nのサンプリングポイント)でサンプリングしてサンプリング値を出力する。第2のサンプリング回路30-2(第Kのサンプリング回路)は、ベースレベルのアナログ信号を第2のサンプリングポイント(第Kのサンプリングポイント)でサンプリングしてサンプリング値を出力し、データレベルのアナログ信号を第4のサンプリングポイント(第K+Nのサンプリングポイント)でサンプリングしてサンプリング値を出力する。
平均値演算回路50は、第1、第2のサンプリング回路30-1、30-2(第1〜第Nのサンプリング回路)から出力されたベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求めて出力する。また第1、第2のサンプリング回路から出力されたデータレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求めて出力する。
差分値演算回路60は、平均値演算回路50からの出力値を受け、ベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値と、データレベルでの複数のサンプリング値の平均値との差分値を求めて出力する。この差分値演算回路60は、演算増幅器などにより構成されるアナログの減算器(加算器)などにより実現できる。
以上のように本実施形態の第1の構成例では、サンプリング値を平均化して使用しているため、アナログ信号OSにノイズが重畳していた場合にも、得られるデジタルデータのバラツキを低減できる。
図5に相関二重サンプリング回路20の具体的な構成例を示す。なお本実施形態の第1、第2のサンプリング回路30-1、30-2、平均値演算回路50は図5の構成に限定されず、図5の一部の回路素子を省略したり、その接続を変更するなどの変形実施が可能である。
第1のサンプリング回路30-1(サンプル・ホールド回路)は、その一端にアナログ信号OSが入力されるダンピング用の抵抗素子R1を含む。また、その一端に抵抗素子R1の他端が接続され、サンプリングクロックSCK1によりオン・オフするスイッチ素子SW1を含む。また、その一端にスイッチ素子SW1の他端が接続され、その他端に電源(GND)が接続されるキャパシタC1を含む。更に、その第1の入力(プラス側入力)にスイッチ素子SW1の他端が接続され、その第2の入力(マイナス側入力)にその出力が接続されるボルテージフォロワ接続の演算増幅器OP1を含む。
第2のサンプリング回路30-2(サンプル・ホールド回路)は、その一端にアナログ信号OSが入力されるダンピング用の抵抗素子R2を含む。また、その一端に抵抗素子R2の他端が接続され、サンプリングクロックSCK2によりオン・オフするスイッチ素子SW2を含む。また、その一端にスイッチ素子SW2の他端が接続され、その他端に電源(GND)が接続されるキャパシタC2を含む。更に、その第1の入力(プラス側入力)にスイッチ素子SW2の他端が接続され、その第2の入力(マイナス側入力)にその出力が接続されるボルテージフォロワ接続の演算増幅器OP2を含む。
平均値演算回路50は、その一端に第1、第2のサンプリング回路30-1、30-2(第1〜第Nのサンプリング回路)の出力(SV1、SV2のノード)が接続される第1、第2の抵抗素子RA1、RA2(広義には第1〜第Nの抵抗素子)を含む。また、その第1の入力(プラス側入力)に、RA1、RA2(第1〜第Nの抵抗素子)の他端(共通接続ノード)が接続され、その第2の入力(マイナス側入力)に、フィードバック抵抗素子RFAの一端が接続され、その出力(SVAのノード)にフィードバック抵抗素子RFAの他端が接続される演算増幅器OPAを含む。
次に本実施形態の動作について図6、図7を用いて説明する。図6は、イメージセンサ(CCD)の出力段の構成を示す図であり、図7は、本実施形態の動作を説明するためのタイミング波形図である。
図6において、リセット信号RSがアクティブになると、トランジスタTR2がオンになる。そしてノードNCの電圧レベルがVDDになり、トランジスタTR3がオンする。これにより、図7のA1に示すようにアナログ信号OSの電圧レベルが最大電圧(VDD)になる。その後、信号RSが非アクティブになってトランジスタTR2がオフになった後、アナログ信号OSの電圧レベルは、キャパシタCFの両端の残留電圧Vresを示すようになり、これが図7のA2に示すベースレベル(光学的黒レベル)になる。このベースレベルは、トランジスタTR2からの注入電荷による電圧や、TR2のオン抵抗で発生する熱ノイズなどを含む。
図2(A)で説明したように、イメージセンサ(CCD)では、受光部602の受光素子(画素)で取得された蓄積電荷が、転送ゲート604を介して、転送部606(シフトレジスタ)に転送される。そして、この蓄積電荷は、2相の転送クロックφ1、φ2に基づいて転送部606(シフトレジスタ)内でシフト転送される。そして図6のオープンゲート信号OPGがアクティブになると、転送された蓄積電荷がキャパシタCF(拡散容量などの寄生容量で形成されるキャパシタ)に蓄積される。そしてキャパシタCFにより、蓄積電荷の量に応じた電圧がノードNCに発生する。これにより、アナログ信号OSの電圧レベルは、図3のA3に示すようなデータレベルになる。相関二重サンプリング手法では、A2に示すベースレベルでのアナログ信号のサンプリング値と、A3に示すデータレベルでのアナログ信号のサンプリング値の差分値が求められる。この差分値では、上述した残留電圧Vresの項が打ち消されるため、アナログ信号OSに重畳されるノイズ成分をある程度低減できる。
このように相関二重サンプリング手法によれば、アナログ信号OSのノイズ成分をある程度低減できるが、完全には除去できない。そこで本実施形態では図7のA4に示すように、複数のサンプリングポイントP1、P2(第1、第2のサンプリングポイント)で、ベースレベルのアナログ信号OSをサンプリングし、得られたサンプリング値の平均値を求める。また図7のA5に示すように、複数のサンプリングポイントP3、P4(第3、第4のサンプリングポイント)で、データレベルのアナログ信号OSをサンプリングし、得られたサンプリング値の平均値を求める。そしてA4のベースレベル期間で得られたサンプリング値の平均値と、A5のデータレベル期間で得られたサンプリング値の平均値の差分値を求め、出力値として出力する。このようにすることで、相関二重サンプリング手法だけでは除去できないアナログ信号OSのノイズ成分も除去できるようになり、得られるデジタルデータのバラツキを少なくでき、より高品位な画像の取得が可能になる。
より具体的には、図5の第1のサンプリング回路30-1のスイッチ素子SW1に入力されるサンプリングクロックSCK1が、図7のA6に示すタイミングで、アクティブになった後、非アクティブになる。すると、SCK1が非アクティブになるタイミングであるサンプリングポイントP1でのアナログ信号OSの電圧レベルが、ノードN1にサンプリング・ホールドされる。そしてこのノードN1の電圧レベルは、ボルテージフォロワ接続の演算増幅器OP1により、サンプリング値SV1として出力される。
また第2のサンプリング回路30-2のスイッチ素子SW2に入力されるサンプリングクロックSCK2が、図7のA7に示すタイミングで、アクティブになった後、非アクティブになる。すると、SCK2が非アクティブになるタイミングであるサンプリングポイントP2でのアナログ信号OSの電圧レベルが、ノードN2にサンプリング・ホールドされる。そしてこのノードN2の電圧レベルは、ボルテージフォロワ接続の演算増幅器OP2により、サンプリング値SV2として出力される。
平均値演算回路50は、これらのベースレベルでのサンプリング値SV1、SV2の平均値を求め、SVAとして差分値演算回路60に出力する。具体的には、平均値演算回路50の抵抗素子RA1、RA2、RFAの抵抗値は、各々、RA1=R、RA2=R、RFA=N×R(N=2)に設定されている。従って、SVA=(SV1+SV2)/N=(SV1+SV2)/2の関係式が成立し、ベースレベルでのサンプリング値SV1、SV2の平均値がSVAとして差分値演算回路60に出力される。
同様に、サンプリングクロックSCK1が、図7のA8に示すタイミングで、アクティブになった後、非アクティブになると、サンプリングポイントP3でのアナログ信号OSの電圧レベルが、ノードN1にサンプリング・ホールドされて、サンプリング値SV1として出力される。
また、サンプリングクロックSCK2が、図7のA9に示すタイミングで、アクティブになった後、非アクティブになると、サンプリングポイントP4でのアナログ信号OSの電圧レベルが、ノードN2にサンプリング・ホールドされて、サンプリング値SV2として出力される。
平均値演算回路50は、これらのデータレベルでのサンプリング値SV1、SV2の平均値を求め、SVAとして差分値演算回路60に出力する。そして図7のA10に示すようにクロックCDSCKがアクティブになると、差分値演算回路60は、ベースレベルでのサンプリング値SV1、SV2の平均値(A4での平均値)と、データレベルでのサンプリング値SV1、SV2の平均値(A5での平均値)との差分値を求め、出力値DVとして出力する。このようにして本実施形態では、アナログ信号OSにノイズが重畳していた場合にも、これを効果的に除去することに成功している。
なお、図7のサンプリングクロックSCK2は、サンプリングクロックSCK1を、遅延回路で遅延させることで生成できる。またサンプリングクロックSCK1自体を遅延回路で遅延させ、その遅延値をレジスタ等で制御できるようにすれば、サンプリングポイントP1〜P4を任意のポイントに設定することが可能になる。このようにサンプリングポイントの位置を可変に制御すれば、ベースレベルやデータレベルのアナログ信号の特性曲線がフラットになる場所に、サンプリングポイントを設定することが可能になり、サンプリング値を真の値に、より近づけることが可能になる。なお、サンプリングポイントの位置を、サンプリング値の電圧レベルなどに応じて、変化させるようにしてもよい。
また、以上では、相関二重サンプリング回路20が、第1、第2のサンプリング回路30-1、30-2というように2個のサンプリング回路を含む場合について説明したが、3個以上のサンプリング回路を含む構成にしてもよい。例えば図8では、相関二重サンプリング回路20が第1〜第Nのサンプリング回路30-1〜30-Nを含む。そして第1〜第Nのサンプリング回路30-1〜30-Nの各第K(1≦K≦N)のサンプリング回路30-Kは、ベースレベルのアナログ信号を第Kのサンプリングポイントでサンプリングしてサンプリング値を出力し、データレベルのアナログ信号を第K+Nのサンプリングポイントでサンプリングしてサンプリング値を出力する。そして平均値演算回路50が、第1〜第Nのサンプリング回路30-1〜30-Nから出力されたベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求める。また平均値演算回路50が、第1〜第Nのサンプリング回路30-1〜30-Nから出力されたデータレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求める。そして差分値演算回路60が、これらの平均値の差分値を求めてDVとして出力する。
このようにサンプリング回路の個数を増やせば、回路規模は大きくなる反面、アナログ信号OSに重畳しているノイズをより効果的に除去できるという利点がある。
4.第2の構成例
図9に本実施形態のアナログフロントエンド回路562の第2の構成例を示す。このアナログフロントエンド回路562は、キャパシタCSと、クランプ回路10と、第1、第2の相関二重サンプリング回路22-1、22-2と、平均値演算回路24と、補正回路70と、A/D変換回路100を含む。なおこれらの構成要素の一部を省略する構成としてもよい。またイメージセンサによりカラー画像を取得する場合には、R用、G用、B用のアナログフロントエンド回路を設ければよい。
キャパシタCS、クランプ回路10、補正回路70、A/D変換回路100の構成及び動作は図4の第1の構成例と同様であるため説明を省略する。
第1、第2の相関二重サンプリング回路22-1、22-2(広義には第1〜第Nの相関二重サンプリング回路)は、ベースレベルとデータレベルのアナログ信号OSをサンプリングし、ベースレベルのアナログ信号のサンプリング値とデータレベルのアナログ信号のサンプリング値との差分値を出力値DV1、DV2として出力する。
より具体的には、第1の相関二重サンプリング回路22-1(第Kの相関二重サンプリング回路)は、ベースレベルのアナログ信号を第1のサンプリングポイント(第Kのサンプリングポイント)でサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第3のサンプリングポイント(第K+Nのサンプリングポイント)でサンプリングする。そしてベースレベルの第1のサンプリングポイントでのサンプリング値と、データレベルの第3のサンプリングポイントでのサンプリング値との差分値を出力値DV1として出力する。
第2の相関二重サンプリング回路22-2(第Kの相関二重サンプリング回路)は、ベースレベルのアナログ信号を第2のサンプリングポイント(第Kのサンプリングポイント)でサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第4のサンプリングポイント(第K+Nのサンプリングポイント)でサンプリングする。そしてベースレベルの第2のサンプリングポイントでのサンプリング値と、データレベルの第4のサンプリングポイントでのサンプリング値との差分値を出力値DV2として出力する。
そして平均値演算回路24は、第1、第2の相関二重サンプリング回路22-1、22-2(第1〜第Nの相関二重サンプリング回路)の出力値DV1、DV2の平均値を求め、求められた平均値を出力値DVとして補正回路70に出力する。
以上のように本実施形態の第2の構成例では、第1、第2の相関二重サンプリング回路22-1、22-2からの出力値の平均値を使用することで、アナログ信号OSにノイズが重畳していた場合にも、バラツキを低減したデジタルデータを得ることに成功している。
図10に平均値演算回路24の具体的な構成例を示す。なお本実施形態の平均値演算回路24は図10の構成に限定されず、図10の一部の回路素子を省略したり、その接続を変更するなどの種々の変形実施が可能である。
平均値演算回路24は、その一端に第1、第2の相関二重サンプリング回路22-1、22-2(広義には第1〜第Nの相関二重サンプリング回路)の出力(DV1、DV2のノード)が接続される第1、第2の抵抗素子RB1、RB2(広義には第1〜第Nの抵抗素子)を含む。また、その第1の入力(プラス側入力)に、RB1、RB2(第1〜第Nの抵抗素子)の他端(共通接続ノード)が接続され、その第2の入力(マイナス側入力)に、フィードバック抵抗素子RFBの一端が接続され、その出力(DVのノード)にフィードバック抵抗素子RFBの他端が接続される演算増幅器OPBを含む。
次に本実施形態の第2の構成例の動作について図11のタイミング波形図を用いて説明する。第1の相関二重サンプリング回路22-1用のサンプリングクロックSCK1が、図11のB1に示すタイミングで、アクティブになった後、非アクティブになると、第1のサンプリングポイントP1でのアナログ信号OSの電圧レベルがサンプリングされる。またサンプリングクロックSCK1が、B2に示すタイミングで、アクティブになった後、非アクティブになると、第3のサンプリングポイントP3でのアナログ信号OSの電圧レベルがサンプリングされる。そしてB3に示すようにクロックCDSCK1がアクティブになると、第1の相関二重サンプリング回路22-1は、ベースレベルのサンプリングポイントP1でのサンプリング値と、データレベルのサンプリングポイントP3でのサンプリング値との差分値を求め、出力値DV1として出力する。
第1の相関二重サンプリング回路22-2用のサンプリングクロックSCK2が、B4に示すタイミングで、アクティブになった後、非アクティブになると、第2のサンプリングポイントP2でのアナログ信号OSの電圧レベルがサンプリングされる。またサンプリングクロックSCK2が、B5に示すタイミングで、アクティブになった後、非アクティブになると、第4のサンプリングポイントP4でのアナログ信号OSの電圧レベルがサンプリングされる。そしてB6に示すようにクロックCDSCK2がアクティブになると、第2の相関二重サンプリング回路22-2は、ベースレベルのサンプリングポイントP2でのサンプリング値と、データレベルのサンプリングポイントP4でのサンプリング値との差分値を求め、出力値DV2として出力する。すると平均値演算回路24は、第1、第2の相関二重サンプリング回路22-1、22-2からの出力値DV1、DV2の平均値を演算して、出力値DVとして補正回路70に出力する。このようにすることで本実施形態では、アナログ信号OSにノイズが重畳していた場合にも、これを効果的に除去することに成功している。
なお、以上では、アナログフロントエンド回路が、第1、第2の相関二重サンプリング回路22-1、22-2というように2個の相関二重サンプリング回路を含む場合について説明したが、3個以上の相関二重サンプリング回路を含むようにしてもよい。具体的には、アナログフロントエンド回路に、第1〜第Nの相関二重サンプリング回路を含ませる。そして第1〜第Nの相関二重サンプリング回路の各第Kの相関二重サンプリング回路が、ベースレベルのアナログ信号を第Kのサンプリングポイントでサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第K+Nのサンプリングポイントでサンプリングする。そしてベースレベルでのサンプリング値と、データレベルでのサンプリング値との差分値を出力値として出力する。そして平均値演算回路が、第1〜第Nの相関二重サンプリング回路から出力された複数の出力値の平均値を求めるようにすればよい。
次に、図4の第1の構成例と図9の第2の構成例(或いはデジタルデータに変換された後の差分値の平均値を求める構成)の優劣について説明する。
図9の第2の構成例によっても、第1、第2の相関二重サンプリング回路22-1、22-2で求められた差分値を平均化することで、アナログ信号OSに重畳するノイズをある程度除去できる。しかしながらこの第2の構成例は、図11のサンプリングポイントP1〜P4でのサンプリング値が、真の値から大きくずれてしまう可能性がある。従って、真の値から大きくずれているサンプリング値の差分値を求め、その差分値の平均値を求めたとしても、得られた平均値が、真の値からずれてしまう事態が生じるおそれがある。このような事態は、デジタルデータに変換された後の差分値の平均値を求める構成においても生じる可能性がある。
これに対して図4の第1の構成例では、図7のA4、A5に示すように、サンプリングの段階でサンプリング値が平均化される。従って、図9の第2の構成例とは異なり、サンプリング値自体が真の値に近い値になる。そして第1の構成例では、この真の値に近いサンプリング値から差分値が求められるため、この差分値が真の値からずれてしまう可能性も、第2の構成例に比べて低くなるという利点がある。
なお本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語(第1〜第Nのサンプリング回路、第1〜第Nの抵抗素子、第1〜第Nの相関二重サンプリング回路等)として引用された用語(第1、第2のサンプリング回路、第1、第2の抵抗素子、第1、第2の相関二重サンプリング回路等)は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
また電子機器やアナログフロントエンド回路の構成も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。また本発明は、イメージスキャナ、ファクシミリ、コピー機、デジタルカメラ等に限定されず、これら以外の電子機器や、これらの複合機などにも適用できる。
本実施形態の電子機器の構成例。 図2(A)〜(C)はイメージセンサの説明図。 奇数番目と偶数番目のラインを設けたイメージセンサの説明図。 本実施形態のアナログフロントエンド回路の第1の構成例。 相関二重サンプリング回路の詳細例。 イメージセンサの出力段の構成例。 本実施形態の第1の構成例の動作を説明するタイミング波形図。 相関二重サンプリング回路が3個以上のサンプリング回路を含む場合の例。 本実施形態のアナログフロントエンド回路の第2の構成例。 平均値演算回路の詳細例。 本実施形態の第2の構成例の動作を説明するタイミング波形図。
符号の説明
OS アナログ信号、CS、C1、C2 キャパシタ、
R1、R2、RA1、RA2、RB1、RB2 抵抗素子、
RFA、RFB フィードバック抵抗素子、SW1、SW2 スイッチ素子、
OP1、OP2、OPA、OPB 演算増幅器、
10 クランプ回路、20 相関二重サンプリング回路、
22-1、22-2 第1、第2の相関二重サンプリング回路、24 平均値演算回路、
30-1、30-2 第1、第2のサンプリング回路、50 平均値演算回路、
60 差分値演算回路、70 補正回路、80 オフセット補正回路、
82 加算器、84 オフセット用DAC、90 ゲイン補正回路、
100 A/D変換回路、
510 電子機器、512 読み取り対象物(原稿)、514 載置台(原稿台)、
515 フレーム、520 キャリッジ、522 イメージセンサ、
526 光源、528 レンズ、530 駆動装置、532 モータ、
534 モータドライバ、536 駆動ベルト、538 プーリ、
550 電子機器コントローラ、560 イメージセンサコントローラ、
562 アナログフロントエンド回路、564 画像処理回路、
566 駆動コントローラ、580 サーボコントローラ、596 CPU、
598 メモリ、602 受光部、604 転送ゲート、606 転送部、

Claims (6)

  1. イメージセンサからのアナログ信号を受け、ベースレベルのアナログ信号とデータレベルのアナログ信号をサンプリングし、ベースレベルのアナログ信号のサンプリング値とデータレベルのアナログ信号のサンプリング値との差分値を出力値として出力する相関二重サンプリング回路と、
    前記相関二重サンプリング回路の出力値に対して補正処理を行う補正回路と、
    前記補正回路の出力値をデジタルデータに変換するA/D変換回路とを含み、
    前記相関二重サンプリング回路が、
    ベースレベルのアナログ信号を複数のサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値を求め、データレベルのアナログ信号を複数のサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られた複数のサンプリング値の平均値を求め、ベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値と、データレベルでの複数のサンプリング値の平均値との差分値を出力値として出力することを特徴とするアナログフロントエンド回路。
  2. 請求項1において、
    前記相関二重サンプリング回路が、
    第1〜第N(Nは2以上整数)のサンプリング回路と、前記第1〜第Nのサンプリング回路に接続される平均値演算回路とを含み、
    前記第1〜第Nのサンプリング回路の各第K(1≦K≦N)のサンプリング回路が、
    ベースレベルのアナログ信号を第Kのサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られたサンプリング値を出力し、データレベルのアナログ信号を第K+Nのサンプリングポイントでサンプリングし、サンプリングにより得られたサンプリング値を出力し、
    前記平均値演算回路が、
    前記第1〜第Nのサンプリング回路から出力されたベースレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求め、前記第1〜第Nのサンプリング回路から出力されたデータレベルでの複数のサンプリング値の平均値を求めることを特徴とするアナログフロントエンド回路。
  3. 請求項2において、
    前記第1〜第Nのサンプリング回路の各第K(1≦K≦N)のサンプリング回路が、
    その一端にアナログ信号が入力される抵抗素子と、
    その一端に前記抵抗素子の他端が接続され、サンプリングクロックに基づいてオン・オフするスイッチ素子と、
    その一端に前記スイッチ素子の他端が接続され、その他端に電源が接続されるキャパシタと、
    その第1の入力に前記スイッチ素子の他端が接続され、その第2の入力にその出力が接続されるボルテージフォロワ接続の演算増幅器を含み、
    前記平均値演算回路が、
    その一端に前記第1〜第Nのサンプリング回路の出力が接続される第1〜第Nの抵抗素子と、
    その第1の入力に前記第1〜第Nの抵抗素子の他端が接続され、その第2の入力にフィードバック抵抗素子の一端が接続され、その出力に前記フィードバック抵抗素子の他端が接続される演算増幅器を含むことを特徴とするアナログフロントエンド回路。
  4. イメージセンサからのアナログ信号を受け、ベースレベルのアナログ信号とデータレベルのアナログ信号をサンプリングし、ベースレベルのアナログ信号のサンプリング値とデータレベルのアナログ信号のサンプリング値との差分値を出力値として出力する第1〜第Nの相関二重サンプリング回路と、
    前記第1〜第Nの相関二重サンプリング回路の出力値の平均値を求める平均値演算回路と、
    前記平均値演算回路の出力値に対して補正処理を行う補正回路と、
    前記補正回路の出力値をデジタルデータに変換するA/D変換回路とを含み、
    前記第1〜第Nの相関二重サンプリング回路の各第K(1≦K≦N)の相関二重サンプリング回路が、
    ベースレベルのアナログ信号を第Kのサンプリングポイントでサンプリングし、データレベルのアナログ信号を第K+Nのサンプリングポイントでサンプリングし、ベースレベルのアナログ信号の前記第Kのサンプリングポイントでのサンプリング値と、データレベルのアナログ信号の前記第K+Nのサンプリングポイントでのサンプリング値との差分値を出力値として出力し、
    前記平均値演算回路が、
    前記第1〜第Nの相関二重サンプリング回路から出力された複数の出力値の平均値を求め、求められた平均値を出力値として出力することを特徴とするアナログフロントエンド回路。
  5. 請求項4において、
    前記平均値演算回路が、
    その一端に前記第1〜第Nの相関二重サンプリング回路の出力が接続される第1〜第Nの抵抗素子と、
    その第1の入力に前記第1〜第Nの抵抗素子の他端が接続され、その第2の入力にフィードバック抵抗素子の一端が接続され、その出力に前記フィードバック抵抗素子の他端が接続される演算増幅器を含むことを特徴とするアナログフロントエンド回路。
  6. 前記イメージセンサと、
    前記イメージセンサからのアナログ信号を受け、デジタルデータを出力する請求項1乃至5のいずれかのアナログフロントエンド回路と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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