JP2005167695A - 電子式撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線モデム/メモリ一体型カードを用いるデジカメにおいて、画像ファイルを外部機器に伝送中のときは、伝送が終了するまでは撮影ができなかった。
【解決手段】 カードのメモリー領域に保存されていた画像データを伝送するときは、無線回線の品質、通信履歴を参照うる。回線品質が良い場合や以前の通信が良好だった場合には、伝送が速やかに終了し、メモリが速やかに開放されると判断し、画像データの伝送を開始する。
【選択図】 図1
【解決手段】 カードのメモリー領域に保存されていた画像データを伝送するときは、無線回線の品質、通信履歴を参照うる。回線品質が良い場合や以前の通信が良好だった場合には、伝送が速やかに終了し、メモリが速やかに開放されると判断し、画像データの伝送を開始する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子式撮像装置に関する。
従来の電子的なカメラは、撮像動作によって得た画像信号を、当該カメラに適用可能な記録媒体に記録するだけのものであった。しかし、近年では、デジタル化された画像データを圧縮処理するなどして記録すると共に、必要に応じて、カメラに内蔵した通信手段を用いて外部へデータを伝送することが行われつつある。また、通信手段としてはカメラ内蔵のものだけではなく、メモリカードと相似な外形を持った通信カードをカメラ本体に装着することで、モデム或いは種々の通信機能を実現することもある。
この種のカメラとしては、例えば特開平9−83930号公報に記載のものが既に出願されている。同公報記載のカメラは、画像信号をカメラ本体の装着部に装着された画像記録媒体に記録する記録手段と、該記録手段によって画像記録媒体に記録された画像データを外部の回線を通して伝送する画像通信手段を有し、上記記録手段によって処理された画像データを保持するために上記カメラに内蔵されて設けられたバッファメモリと、上記本体装着部に上記画像記録媒体が装着されていることを検出したときには上記記録手段に対して該画像記録媒体にのみ画像データを記録し、且つ、上記画像通信手段に対し画像記録媒体に記録された画像データを画像通信手段を用いて伝送するように制御する制御手段と、本体装着部に装着されているデバイスが画像通信回路デバイスであることを検出したときには上記記録手段に対して上記バッファメモリに画像データを保持するように制御し、且つ、上記画像通信手段に対し該画像通信手段を用いてこのバッファメモリに保持された画像データを外部の回線を通して伝送するように制御する制御手段と、上記記録手段によって処理された画像データを保持するために上記カメラに内蔵されて設けられたバッファメモリと、上記画像通信手段による伝送の対象となる画像データの記録媒体を上記画像記録媒体またはバッファメモリのいずれかのうちから選択する伝送データ保持媒体選択手段とを備えた構成となっている。
特開平9−83930号公報
しかしながら、上述した従来例においては、例えばデジタルカメラにより撮影した画像を、直接画像データバッファメモリからメモリおよび通信手段を備えたカードの同通信手段を用いて送信する場合、或いはメモリおよび通信手段を備えたカードの同メモリ手段に保存されている画像データを一旦画像データバッファメモリに転送してからメモリおよび通信手段を備えたカードの同通信手段を用いて送信する場合、或いはメモリ及び通信手段を備えたカードの同メモリー手段に保存されている画像データを直接同メモリ手段から同通信手段を用いて送信する場合、同通信手段がモデムや無線通信手段等の低速伝送しかできないものであると、カメラの画像データバッファメモリが開放されるまでに時間がかかり、通信が完了するまでの間は新たな撮影ができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、カメラの信号処理で用いる画像データバッファメモリを短時間に開放することを可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、メモリおよび通信手段を備えたカードを装着可能な手段を有する電子式撮像装置において、電子式撮像装置に内蔵のバッファメモリに一時的に記録されている画像データ或いは、メモリおよび通信手段を備えたカードの前記メモリに記録されている画像データを前記カードの通信手段により外部へ送信することが指示された場合、回線品質を参照し、前記回線品質の内容に応じて外部への送信を開始するかどうかの判断を行う制御手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、メモリおよび通信手段を備えたカードを装着可能な手段を有する電子式撮像装置において、電子式撮像装置に内蔵のバッファメモリに一時的に記録されている画像データ或いは、メモリおよび通信手段を備えたカードの前記メモリに記録されている画像データを前記カードの通信手段により外部へ送信することが指示された場合、回線品質を参照し、前記回線品質の内容に応じて外部への送信を開始するかどうかの判断を行う制御手段を有することを特徴とする。
以上詳述したように本発明によれば、電子式撮像装置の信号処理で用いる画像データバッファメモリを短時間に開放することが可能となり、シャッターチャンスを逃さず使い勝手のよい同電子式撮像装置の実現が可能となる。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係わる電子式撮像装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。ここでは、カメラ装置本体と、該カメラ装置本体に装着されたメディアカードの構成を示す。メディアカードは、メモリカードと相似な外形をもち、カメラ装置本体にメモリカードに代わって装着されるものである。図中101はメディアカード、102はカメラ装置本体である。メディアカード101において、103は通信回路であり、例えば無線伝送を行うための制御プロトコルを含む。104は不揮発性メモリであり、例えばフラッシュROMから成り、撮影した画像データを保存するために用いられる。112はICカードインターフェイス回路であり、メディアカード101がカメラ装置本体102とデータの送受信を行う際に使用される。カメラ装置本体102において、105は動作制御を行う制御回路であり、その制御内容は図2〜図11を参照して後述する。106はICカードインターフェイス回路であり、カメラ装置本体102がメディアカード101とデータの送受信を行う際に使用される。107はバッファメモリであり、撮影された画像データに対して例えばJPEG等の符号化処理が施された後の画像データを一時保管する。108は表示・スイッチ制御回路であり、カメラ装置本体102に配置されたスイッチ109および液晶画像表示装置(以下「LCD」という)110の制御を行う。109は各種スイッチ(SW)であり、撮影表示を行うための撮影スイッチ、メニュー表示の指示を行うためのメニュースイッチ等から成る。110は液晶画像表示装置(LCD)であり、ユーザーが撮影すべき画像を決定したり、既に撮影された画像を確認するときに画像表示を行う。111は画像コーデックであり、画像データの圧縮・符号化処理及び復号化を行う。113は撮像回路であり、制御回路105の指示に従ってズームレンズ115等の光学系を制御したり、光電変換素子CCD116からの撮像信号に対して画像処理を施して画像データへの変換を行う。114はフレームメモリであり、撮像回路113により生成された非圧縮画像データを保管する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係わる電子式撮像装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。ここでは、カメラ装置本体と、該カメラ装置本体に装着されたメディアカードの構成を示す。メディアカードは、メモリカードと相似な外形をもち、カメラ装置本体にメモリカードに代わって装着されるものである。図中101はメディアカード、102はカメラ装置本体である。メディアカード101において、103は通信回路であり、例えば無線伝送を行うための制御プロトコルを含む。104は不揮発性メモリであり、例えばフラッシュROMから成り、撮影した画像データを保存するために用いられる。112はICカードインターフェイス回路であり、メディアカード101がカメラ装置本体102とデータの送受信を行う際に使用される。カメラ装置本体102において、105は動作制御を行う制御回路であり、その制御内容は図2〜図11を参照して後述する。106はICカードインターフェイス回路であり、カメラ装置本体102がメディアカード101とデータの送受信を行う際に使用される。107はバッファメモリであり、撮影された画像データに対して例えばJPEG等の符号化処理が施された後の画像データを一時保管する。108は表示・スイッチ制御回路であり、カメラ装置本体102に配置されたスイッチ109および液晶画像表示装置(以下「LCD」という)110の制御を行う。109は各種スイッチ(SW)であり、撮影表示を行うための撮影スイッチ、メニュー表示の指示を行うためのメニュースイッチ等から成る。110は液晶画像表示装置(LCD)であり、ユーザーが撮影すべき画像を決定したり、既に撮影された画像を確認するときに画像表示を行う。111は画像コーデックであり、画像データの圧縮・符号化処理及び復号化を行う。113は撮像回路であり、制御回路105の指示に従ってズームレンズ115等の光学系を制御したり、光電変換素子CCD116からの撮像信号に対して画像処理を施して画像データへの変換を行う。114はフレームメモリであり、撮像回路113により生成された非圧縮画像データを保管する。
図2は、図1に示すカメラ装置全体102の制御回路105における各種処理状態の遷移を示す状態遷移図である。
図中201はスタンバイ状態を示し、電源投入後の初期化が終了した後、ユーザからの操作入力があるまで待機している状態である。202はメニュー選択状態を示し、ユーザがカメラ装置本体102のスイッチ109のうちメニュースイッチをオンしたとき、カメラ装置本体102の持つ各機能を示すメニューが表示され、それらのいずれかが選択されるまで待機している状態である。203は通信制御状態を示し、表示されたメニューから「通信」が選択された場合に移行する状態である。204は撮影処理画像確認状態を示し、スイッチ109のうち撮影スイッチがオンされたとき移行する状態であり、この状態では、撮影された画像データは符号化され、バッファメモリ107に一時保管される。それと同時に、撮影された画像の確認用の表示が行われる。205はデータ伝送/保存処理状態を示し、「送信指示」が行われたとき、バッファメモリ107に一時保管されていた画像データがメディアカード101に転送され、通信回路103を介して外部へ送信されると共に、不揮発性メモリ104に保存される状態である。
以上説明した各状態は、撮影画像に対して送信処理が行われる場合の各状態であるが、制御回路105の各種処理状態には、送信処理が行われない通常の撮影における撮影処理状態206、データ保存処理状態207等がある。
図3は、スタンバイ状態201において制御回路105で実行される処理の手順を示すフローチャートである。図4は、メニュー選択状態202において制御回路105で実行される処理の手順を示すフローチャートである。図5、6は、通信制御状態203において制御回路105で実行される処理の手順を示すフローチャートである。図7、8、12は撮影処理画像確認状態204において制御回路105で実行される処理の手順を示すフローチャートである。図9は、データ伝送/保存処理状態205において制御回路105で実行される処理の手順を示すフローチャートである。図10、11は、中断処理において制御回路105で実行される処理の手順を示すフローチャートである。
以下に、カメラ装置本体102の具体的な各動作について、図3〜図12を適宜参照しながら説明を行う。
初めに通常の撮影動作について説明を行う。
カメラ装置本体102の電源が投入されると、制御回路105はカメラ装置本体102の初期化を行った後、スタンバイ状態201に移行する。(図3)その後ユーザによりスイッチ109のうち撮影スイッチが押されると(S1でYES)制御回路105は通常の撮影が求められていると判断し、撮影処理状態206(図2)に移行する(S5)。
撮影処理状態206では、制御回路105が撮像回路113に画像の取り込み指示を出力する。この指示を受けた撮像回路113では、CCD116から送られた撮像信号を基に画像処理を行い、画像データをフレームメモリ114に保存する。その後、制御回路105は画像CODEC111に画像データの圧縮・符号化指示を出す。この指示を受けた画像CODEC111は画像データの変換処理を行い、得られた画像データを、ICカードインターフェイス回路106を介してバッファメモリ107に送って一時保管し、処理終了を制御回路105に通知する。この通知を受けた制御回路105は、次にデータ保存処理状態207(図2)に移行する。
データ保存処理状態207では、ファイル名、保存日時等の情報をメディアカード101内の不揮発性メモリ104に書き込んだ後に、符号化された画像データをバッファメモリ107から読み出して、ICカードインターフェイス回路106を介して不揮発性メモリ104に転送して記憶させ、転送が終了するとスタンバイ状態201に移行し、新たなユーザ操作があるまで待機する。
次に、メニューにおいて「通信」を選択した場合の動作について説明する。スタンバイ状態201の時に、ユーザがスイッチ109内のメニュースイッチをオンした場合(S2でYES)、制御回路105はメニュー選択状態202に移行する(S6、図4)。
メニュー選択状態202では、撮影モード、画像消去、通信等のメニューが表示され、それらのいずれかが選択されるまで待機する。なお、このメニュー表示において、メディアカード101の持つ機能の確認が行われ(S11)、メディアカード101において通信機能を備えている場合(S12でYES)、通信メニューを有効表示する(S13)。一方、メディアカード101において通信機能を備えていない場合(S12でNO)、通信メニューを無効表示する(S14)。
通信メニューが有効であるとき(S15でYES)、メニューにおいて「通信」が選択されると(S16でYES)、制御回路105は通信制御状態203に移行する(S20、図5)。
通信制御状態203では、まず、ユーザから接続指示があった場合(S31でYES)、通信機能を確認し(S32)、メディアカード101の通信回路103に対して、通信範囲内に存在する無線通信可能な通信端末を検出するように指示を出す(S33)。この指示を受けた通信回路103は、予め通信相手が固定登録されている場合は、登録されている相手先情報を制御回路105に対して返し、また、予め登録されていない場合は、通信範囲内にある無線通信可能端末の検索動作を行い、この動作に対して応答があった全ての通信端末の相手先情報を制御回路105に対して返す。
検索結果の応答があると(S34でYES)、この情報を受信した制御回路105は、表示・スイッチ制御回路108を介してこの情報をLCD110に送って表示し(S35)、ユーザが通信相手を選択するまで待機する。
この表示された情報から、ユーザがスイッチ109の操作により通信相手を選択すると(S36でYES)、表示・スイッチ制御回路108から、この選択された通信相手を示す情報が制御回路105に送られる。制御回路105では、この選択通信相手情報に基づいて、メディアカード101の通信回路103に接続指示信号を送出し(S37)、スイッチ109の撮影スイッチが押されるまで待機する。ユーザがスイッチ109の撮影スイッチをオンすると(S40でYES)、表示・スイッチ制御回路108から撮影指示信号が制御回路105に送出され、この撮影指示信号を受けた制御回路105は撮影処理画像確認状態204に移行する(S41、図7)。
なお、ステップS37で接続指示信号を送られた通信回路103では、その接続指示信号に基づいてコネクションの確立を行い、コネクションの確立が行われると制御回路105に対し接続完了通知を送出する。
撮影処理画像確認状態204では、図3のステップS5の撮影処理と同様に、制御回路105が撮像回路113に画像取り込み指示を送出し、これを受けた撮像回路113が、画像データの一連の取り込み動作を行い、画像取り込みが完了すると(S51でYES)、制御回路105はフレームメモリ114に保管された画像データを読み出し、表示・スイッチ制御回路108を介してLCD110に撮影した画像を表示させる(S52)。また、送信選択メニューの表示を行う(S53)。
仮にこの時、ユーザが撮影画像をキャンセルしたい場合は、スイッチ109の操作によりキャンセルすることが可能であり、このキャンセル指示信号を表示・スイッチ制御回路108から制御回路105が受けると(S54でYES)、制御回路105は通信制御状態203に移行し(S55)、新たに撮影スイッチが押されるまで待機を行う(図6のS40)。
一方、ステップS52で表示された撮影画像をユーザが確認し、この撮影画像をユーザが確認し、この撮影画像を転送したい場合、ユーザはスイッチ109を操作して、表示メニューから「送信指示」を選択する(S56でYES)。表示メニューから「送信指示」が選択されると、制御回路105は通信回路103に回線品質取得指示を送出し、これを受けた通信回路103が、回線品質(受信電界強度、受信電力、等)の一連の取り込み動作を行い結果を制御回路105に受け渡す(S701)。通信相手先端末との不用の通信を出来るだけ削減するために、受け渡された回線品質が所望の値Thよりも小さく、安定した回線品質が確保される確率が低いと判断された場合(S702でNO)、コネクションの確立フローに入らずステップS703に移行する。ステップS703において、制御回路105は表示・スイッチ制御回路108を介してLCD110に回線品質の説明を表示させ、ユーザが現在回線品質が悪いので通信が行われていない状況を把握できるようにする。受け渡された回線品質が所望の値Thよりも大きく、安定した回線品質が確保される確率が高いと判断された場合(S702でYES)、制御回路105はデータ伝送/保存処理状態205に移行する(S57、図9)。
データ伝送/保存処理状態205では、制御回路105はまず、メディアカード101内の不揮発性メモリ104にファイル名、保存日時等の情報を書き込み(S71)、次にメディアカード101内のICカードインターフェイス回路112に対して、通信回路103及び不揮発性メモリ104に共通に画像データを書き込むための指示信号を出力し(S72)、その後、通信パケットヘッダーを生成する(S74)。そして、データ転送数(レングス長)をセットし(S75)、通信パケットヘッダーを転送し(S76)、ヘッダーに示されるレングス長分の画像データをバッファメモリ107からメディアカード101へ転送させるための指示を、カメラ装置本体102内のICカードインターフェイス回路106に与える(S77)。
この指示を受けたICカードインターフェイス回路106は、その指示で示されるレングス長分の画像データをメディアカード101へ転送し、転送が完了すると制御回路105に対して転送完了信号を出力する。この転送完了信号を受信して初めて制御回路105は次のステップに進む(S908でYES)。
一方、通信データのヘッダーを受けたメディアカード101内のICカードインターフェイス回路112は、ヘッダー情報のみを通信回路103に転送し、その後続いて転送される画像データを通信回路103と不揮発性メモリ104とに同時に転送する。
この手順は、転送すべき画像データが全て送られるまで繰り返し行われ、全ての画像データが転送されると(S911でYES)制御回路105は一連の通信制御を終了し、スタンバイ状態201に移行する(S913)。
次に、コネクションの確立が失敗した場合の動作について説明を行う。
まず、図5に示すステップS31〜S37の手順に基づいてコネクションの確立を行い、制御回路105から通信回路103に接続指示が送出された場合(図5のS37)、通信回路103は指示に従って通信相手とのコネクションの確立動作を行う。しかし、仮に指示された通信相手が既に他局との通信中で新たなコネクションの確立が出来ない場合や、通信相手が通信範囲内に存在しない場合等の理由によりコネクションが確立できないと、通信回路103は制御回路105に対しコネクション確立エラー表示信号(接続エラー通知)を送出する。
この信号を受けた制御回路105は(図6のS42でNO、S43でYES)、表示・スイッチ制御回路108を介してLCD110に通信接続エラーメッセージを表示する(S44)。このメッセージを見たユーザはコネクションの再確立指示またはキャンセル指示を、スイッチ109を操作することにより選択し、この選択された指示に従って、制御回路105は通信回路103に動作指示信号の送出を行う。
仮にこの時ユーザがキャンセルを選択した場合(S45でYES)、制御回路105は一連の通信制御を中断し(S46)、通信制御状態203からスタンバイ状態201に移行する(S47)。
また、コネクション確立の失敗が撮影処理画像確認状態204で発生した場合、制御回路105は通信接続エラー通知を受信し(図8のS58でYES)、制御回路105は撮影処理画像確認状態204からデータ保存処理状態207(S62)に移行し、一連の通常の画像データ保存を行った後、スタンバイ状態201に移行する。
続いて、コネクションの確立が終了し、画像データの転送中に通信回線の状態が悪化し、画像データの転送中に通信回線の状態が悪化し、コネクションが切断された場合の動作について説明を行う。
上記正常データ伝送中に、何らかの理由により通信回線の状態が悪化し、コネクションが切断された場合(図9のS909でYES)、通信回路103から制御回路105に対し通信中断エラーメッセージが送出される。
この信号を受けた制御回路105は、図10に示すように、表示・スイッチ制御回路108を介してLCD110に通信中断エラーメッセージを表示すると共に(S91)、中断処理メニューを表示する(S92)。
そして、画像データの転送状態の確認を行う。仮にこの時、カメラ装置本体102内のICカードインターフェイス回路106からデータ転送完了信号が届くことを待っている場合は、この信号を受け取るまで動作を待機する。そして、データ転送完了信号を制御回路105が受信すると(S93でYES)、制御回路105はメディアカード101内のICカードインターフェイス回路112に対し、不揮発性メモリ104のみへのデータ転送指示を出力し(S94)、その後、カメラ装置本体102内のICカードインターフェイス回路106に転送を終えていない画像データのレングス長情報(転送数)を出力し(S95)、残りの画像データすべてを不揮発性メモリ104へ転送させる(S96、S97)。
通信中断メッセージを確認したユーザは、スイッチ109の操作により、再度データの転送を行うか、データの転送をキャンセルかを選択し、仮に再送信を選択した場合(S98でYES)、制御回路105は、データの保存処理が終了した時点で、再度通信回路103に対し接続指示を出力し(S101)、通信回路103から接続完了通知が届くまで待機する。
制御回路105は接続完了を受信すると(S102でYES)、画像データをバッファメモリ107からメディアカード101の通信回路103へ書き込む指示を出し(S103)、各ICカードインターフェイス回路106、112及び通信回路103は、先に説明した一連のデータ転送動作を行い、画像データの再送信を完了するまで行う(S104、図9のS73)。
仮にユーザがキャンセルを選択した場合(S98でNO、S99でYES)、制御回路105はデータの保存動作が完了するまでデータ伝送/保存処理状態205に待機し、画像データの保存が完了するとスタンバイ状態201に移行する(S100)。
この一連動作において、通信相手とのコネクションの確立は通信制御状態203で行っているが、コネクションの確立タイミングはこの限りではなく、画像を選択して送信指示を受けてから行うことも可能である。
(実施例2)
次に、第2の実施の形態を説明する。
次に、第2の実施の形態を説明する。
本発明の第2の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるので、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の構成を流用し、異なる構成部分だけを説明する。
第2の実施の形態では、通信を開始するのに先立ち、第1の実施例で参照していた回線品質の代わりに、受信履歴を使用することにより同様の効果を実現する。
以下、図12のフロー図を用いて異なる部分の説明をする。同図中、第1の実施の形態の構成と同じ構成部分には同一の参照番号を付してその説明を省略する。
ステップS52で表示された撮影画像をユーザが確認し、この撮影画像をユーザが確認し、この撮影画像を転送したい場合、ユーザはスイッチ109を操作して、表示メニューから「送信指示」が選択されると、制御回路105は、制御回路105が保有する通信履歴を参照し或いは、通信回路103に通信履歴取得指示を送出し、これを受けた通信回路103が、通信履歴を制御回路105に受け渡す(S701)。通信相手先端末との不用の通信を出来るだけ削減するために、受け渡された通信履歴が良好でなく、安定した回線品質が確保される確率が低いと判断された場合(S1202でNO)、コネクションの確立フローに入らずステップS1203に移行する。ステップS1203において、制御回路105は表示・スイッチ制御回路108を介してLCD110に通信履歴の説明を表示させ、ユーザが現在、通信相手先端末との通信履歴が良好でなく安定した回線品質が確保される確率が低いので通信が行われていない状況を把握できるようにする。受け渡された通信履歴が良好であり、安定した回線品質が確保される確率が高いと判断された場合(S1202でYES)、制御回路105はデータ伝送/保存処理状態205に移行する(S57、図9)。
101 メディアカード(カード)
102 カメラ装置全体(電子式撮像装置)
103 通信回路(通信手段)
104 不揮発性メモリ
105 制御回路(制御手段)
106 ICカードインターフェイス回路
107 バッファメモリ(一時保存手段)
112 ICカードインターフェイス回路
201 スタンバイ状態
202 メニュー選択状態
203 通信制御状態
204 撮影処理画像確認状態
205 データ伝送/保存処理状態
206 撮影処理状態
207 データ保存処理状態
102 カメラ装置全体(電子式撮像装置)
103 通信回路(通信手段)
104 不揮発性メモリ
105 制御回路(制御手段)
106 ICカードインターフェイス回路
107 バッファメモリ(一時保存手段)
112 ICカードインターフェイス回路
201 スタンバイ状態
202 メニュー選択状態
203 通信制御状態
204 撮影処理画像確認状態
205 データ伝送/保存処理状態
206 撮影処理状態
207 データ保存処理状態
Claims (2)
- メモリおよび通信手段を備えたカードを装着可能な手段を有する電子式撮像装置において、前記電子式撮像装置に内蔵のバッファメモリに一時的に記録されている画像データ或いは、メモリおよび通信手段を備えたカードの前記メモリに記録されている画像データを前記カードの通信手段により外部へ送信することが指示された場合、回線品質を参照し、前記回線品質の内容に応じて外部への送信を開始するかどうかの判断を行う制御手段を有することを特徴とする電子式撮像装置。
- メモリおよび通信手段を備えたカードを装着可能な手段を有する電子式撮像装置において、前記電子式撮像装置に内蔵のバッファメモリに一時的に記録されている画像データ或いは、メモリおよび通信手段を備えたカードの前記メモリに記録されている画像データを前記カードの通信手段により外部へ送信することが指示された場合、通信履歴を参照し、前記通信履歴の内容に応じて外部への送信を開始するかどうかの判断を行う制御手段を有することを特徴とする電子式撮像装置。
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