JP2005167585A - 営業成果情報集計管理方法及び営業成果情報集計管理システム - Google Patents

営業成果情報集計管理方法及び営業成果情報集計管理システム Download PDF

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貴之 大田
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Abstract

【課題】営業車両における営業成果を本社や営業所において効率良く集計、管理することができるようにし、的確なタイミングで経営に資することができるようにする。
【解決手段】車両管理装置2において、営業車両14からの営業成果情報が受信され(S402)、当該営業車両14の直近の営業成果情報に追加された情報がある場合(S404,S406)に、所定の項目の集計、データ更新(S408)が行われると共に、営業車両14が所属する営業所12へ、その集計結果及び営業成果情報の送信が行われ(S410)、さらに、付随情報がある場合には、他の営業所12へその付随情報の送信(S412,S414)が行われるようになっている。
【選択図】図16

Description

本発明は、例えば、タクシー等に代表される営業車両における営業活動の成果に関する情報を、効率良く集計、管理する方法及びその装置に係り、特に、営業車両における営業活動の成果に関する情報を本社や営業所において通信ネットワークを介して効率良く収集し、集計、管理を行えるようにした営業成果情報集計管理方法及び営業成果情報集計管理システムに関する。
従来、営業車両、例えば、タクシーにおける乗客の乗車区間、料金等の情報、すなわち、営業活動の成果に関する情報を、本社や営業所において、集計、管理するシステムとして、乗客の乗車区間や料金を記録すると共に、料金等の集計を行い、その集計結果を取り外し可能なメモリに記録する装置をタクシーに設け、本社においては、タクシーが帰社した際に、タクシーのメモリカードを本社に設けられた処理装置に装着することで、料金等の集計、管理を可能としたシステムが公知・周知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−334396号公報
しかしながら、上述したようなシステムにおいては、本社あるいは営業所においては、タクシーが帰社しなければ、営業成果の情報は得られず、本社や営業所において、配車等のためにリアルタイムにタクシーの営業成果を得たいという要求に応えることはできないという問題がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、営業車両における営業成果を本社や営業所において効率良く集計、管理することができる営業成果情報集計管理方法及び営業成果情報集計管理システムを提供するものである。
本発明の他の目的は、営業車両における営業成果を営業車両が帰社する前にほぼリアルタイムで本社や営業所において取得、集計、管理することができ、的確なタイミングで経営に資することを可能とする営業成果情報集計管理方法及び営業成果情報集計管理システムを提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明の第1の形態によれば、
1つ以上の営業車両に搭載された移動体通信装置と、
前記移動体通信装置とネットワークを介して接続され、前記営業車両の営業成果情報を集計管理する営業成果情報集計管理装置と、を有してなる営業成果情報集計管理システムであって、
前記移動体通信装置は、
前記営業成果情報集計管理装置との間の通信経路を探索する通信経路探索手段と、
営業成果情報の入力手段と、
前記入力手段により入力された営業成果情報を、前記探索された通信経路を用いて前記営業成果情報集計管理装置へ送信する営業成果情報送信手段と、を有してなるものが提供される。
また、本発明の第2の形態によれば、
営業車両に搭載された移動体通信装置とネットワークを介して接続され、前記営業車両の営業成果情報を集計管理する営業成果情報集計管理装置であって、
受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、記憶されている営業成果情報を更新するよう構成されてなるものが提供される。
さらに、本発明の第3の形態によれば、
移動体通信装置が搭載された営業車両による営業成果情報を、前記移動体通信装置とネットワークを介して接続される営業成果情報集計管理装置によって集計管理する営業成果情報集計管理方法であって、
前記移動体通信装置により前記営業成果情報集計管理装置との通信経路を探索し、探索された通信経路を用いて前記営業成果情報を前記営業成果情報集計管理装置へ送信する一方、
前記営業成果情報集計管理装置において、受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、記憶されている当該営業成果情報の更新を行うと共に、所定の項目について集計を行い、当該集計結果を集計項目毎に記憶するようにしたものが提供される。
本発明によれば、複数の通信ノードの間で、常に最適な通信経路を探索し、探索された最適な通信経路を介して本社や営業所へ対して営業車両の営業成果を随時効率良く送ることができるという効果を奏するものである。
そして、本社においては、ほぼリアルタイムで営業成果を取得することができ、しかも、営業成果の取得の度毎に所定の事項について逐次集計が行われるので、売り上げ等の所定の営業指数の最新の総計を的確に把握することができ、配車計画等の参考としたり、経営状態の把握に資することが可能となるという効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図16を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における営業成果情報集計管理システムの全体構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態における営業成果情報集計管理システム1は、営業所12−1〜12−3にそれぞれ設置された基地局122−1〜122−3と、本社10に設置された車両管理装置2とが、インターネットやLAN或いはWANなどのネットワーク120を介して接続され、営業車両14−1〜14−3にそれぞれ設置された移動局3−1〜3−3が、基地局122−1〜122−3を介してネットワーク120に接続されて構成されている。そして、後述するように最適な通信経路を介して本社10や営業所12−1〜12−3に対して営業車両14−1〜14−3からその営業成果に関する情報(営業成果情報)を送信し、本社10において、その集計、管理が行われると共に、その集計、管理されたデータを各々の営業所12−1〜12−3においても共有可能に構成されたものとなっている。
ここで、本発明の実施の形態における営業車両14−1〜14−3は、具体的にはタクシーであり、本社10は、タクシー会社の本社であって、タクシーの配車状況の把握、管理や、後述するように各々のタクシーから送信された営業成果情報についての集計、管理機能を果たす部署である。
また、営業所12−1〜12−3は、適宜な地域、範囲毎に設けられ、それぞれ複数台のタクシーが所属しており、それら複数台のタクシーはそれぞれ所属の営業所12−1〜12−3を中心にしてタクシー業務を行っている。
なお、説明の便宜上、例えば、基地局122−1〜122−3のように基本的に同一の構成を有してなるものが複数あるものについて、そのいずれかを特定せずに示す場合には、基地局122と略記することとする。これは、営業所12−1〜12−3、営業車両(タクシー)14−1〜14−3、移動局3−1〜3−3になどについても同様である。
また、以下の説明において、車両管理装置2,基地局122及び移動局3などを総称して「通信ノード」あるいは「局」とも記し、各通信ノードのそれぞれには、MACアドレスなど、通信の際のアドレスとして用いられる固有の識別子(ID)が付されるものとなっている。
営業車両(タクシー)14には、移動局3が搭載されており、移動局3同士は、車載用無線アクセスポイントにより接続される(詳細は後述)。
また、基地局122は、移動局3とネットワーク120との間を接続し、これらの間におけるデータの授受を行うものとなっている。
かかる構成を有してなる営業成果情報集計管理システム1における通信経路は、次述するように4つの代表的な形態が考えられる。
まず、本社10の車両管理装置2と移動局3とが、基地局122及びネットワーク120を介して設定される通信経路により中継接続され、これらの間の通信が行われる場合がある。
また、移動局3同士が、これらの間に設定される通信経路により直接接続され、これらの間の通信(直接通信)が行われる場合がある。
さらに、移動局3同士が、他の移動局3を介して設定される通信経路により中継接続され、これらの間の通信(中継通信)が行われる場合がある。
またさらに、本社10の車両管理装置2と移動局3とが、他の移動局3、基地局122及びネットワーク120を介して設定される通信経路により接続され、これらの間の通信が行われる場合がある。
次に、図2を参照しつつ移動局3の移動体情報処理システム30の構成について説明する。
移動体情報処理システム30は、営業車両(タクシー)14に搭載されて、移動するものとなっている。
この移動体情報処理システム30は、表示装置・入力キーなどを含む操作コンソール300、GPS装置302、車載用無線アクセスポイント304、メータ管理装置306、タコメータ310、PCインターフェース(PC−IF)314、音声処理回路320及び車載用スキャナ318が、バスを介して接続されて構成されたものとなっている。
かかる構成の移動体情報処理システム30において、操作コンソール300は、ユーザであるタクシー運転手に対して情報を表示し、また、ユーザの操作に応じて情報を受け入れる。
GPS装置は302は、例えば、カーナビゲーション装置であって、GPS(Global Positioning System)方式により移動局3の位置を測定する。
車載用無線アクセスポイント304は、図3を参照して後述するようなハードウェア構成を採り、図8乃至図10を参照して後述する移動局プログラム34を実行し、先に述べたような4つの代表的な通信経路の探索、移動局3の情報の送信、及び通信ノード間の無線LANによる通信処理を行うよう構成されたものである。
メータ管理装置306は、自動車の各種メータを管理し、これらのメータの数値を読み取るものである。
タコメータ310は、速度検出装置312により検出された速度に基づいて、営業車両(タクシー)14の移動距離を経時的に記録するものである。
PCインターフェース314は、移動体情報処理システム30とパーソナルコンピュータ316との間のインターフェイスを図るものである。
車載用スキャナ318は、図15を参照して後述する業務日誌41の読み取りなどに利用されるいわゆるイメージスキャナである。
音声処理回路320は、マイク322及びスピーカ324と共に音声処理部32を構成するものとなっている。そして、音声処理回路320は、マイク322から入力された音声信号をアナログ・ディジタル変換し、車載用無線アクセスポイント304に対して出力する一方、車載用無線アクセスポイント304から入力された音声データを、ディジタル・アナログ変換し、スピーカ324から出力するようになっている。
図3には、車両管理装置2、及び、移動局3の車載用無線アクセスポインのハードウェア構成の一例が示されており、以下、同図を参照しつつ、その構成例について説明する。
車両管理装置2及び車載用無線アクセスポインと304は、CPU102及びメモリ104などを有してなる本体100、表示装置・キーボードなどを有してなる入出力装置106、通信装置110、及びHDD装置やCD装置などに代表される記録装置112から構成されたものとなっている(図3参照)。
つまり、車両管理装置2は、ネットワーク120を介した他の通信ノードとの通信が可能な一般的なコンピュータとしての構成部分を有するものとなっている。
また、車載用無線アクセスポイント304は、無線通信回線を介して基地局122及び移動局3との間の通信が可能な一般的なコンピュータとしての構成部分を有するものとなっている。
次に、車両管理装置2により実行される車両管理プログラム20の構成について、図4を参照しつつ説明する。
車両管理プログラム20は、例えば、記録媒体114(図3参照)を介して車両管理装置2に供給され、メモリ104にロードされて実行される。そして、車両管理プログラム20は、上述した構成部分により、移動局3それぞれとの通信経路を探索する。ここで、車両管理装置2と移動局3との間に設定される通信経路は、先に図1を参照しつつ述べたように、本社10の車両管理装置2と移動局3とが、基地局122及びネットワーク120を介して設定される通信経路により中継接続され、これらの間の通信が行われる場合と、本社10の車両管理装置2と移動局3とが、他の移動局3、基地局122及びネットワーク120を介して設定される通信経路により接続され、これらの間の通信が行われる場合2とが考えられる。
また、車両管理プログラム20は、探索の結果として得られた通信経路を介して移動局3と通信を行い、後述するように移動局3からの営業成果情報を取得し、その集計、管理を行うと共に、移動局3の各種情報(GPS装置302によりえられた位置情報、速度検出装置308により得られた各種メータの数値、及びタコメータ310の記録内容など)などを収集し、記憶・管理する。
車両管理プログラム20において、UI部200は、入出力装置106(図4参照)に対するユーザの操作を受け入れ、車両管理プログラム20の各構成部分の処理を制御する。
また、UI部200は、車両情報DB204に記憶された移動局3の各種情報を、入出力装置106に表示する。
通信制御部206は、通信経路DB210に記憶された通信経路に従って、移動局3それぞれとの間の通信のために必要な制御を行う。
情報管理部202は、通信制御部206を介して移動局3それぞれの各種情報を受け、車両情報DB204に記憶し、管理する。
また、情報管理部202は、ユーザからの要求に応じて、車両情報DB204に記憶された各種情報を表示する。
図5には、通信経路探索部208(図4参照)による通信経路探索処理(S10)を示すフローチャートが、図6には、営業成果情報集計管理システム1の各通信ノード間の通信に用いられるデータの構成例を模式的に示す模式図が、それぞれ示されており、以下、同図を参照しつつ通信経路探索部208による通信経路探索処理について説明する。
通信経路探索部208は、移動局3それぞれとの間の通信を探索し、その探索結果を通信経路DB210に記憶するようになっている。この通信経路探索部208による通信経路探索処理は、例えば、2時間に一回など、所定の時間間隔で実行されるものとなっている。
以下、具体的に処理手順について、説明すれば、図5に示されたように、まず、ステップ100において、通信経路探索部208は、ネットワーク120及び基地局122を介して、移動局3に対して、車両管理装置2の識別子(自局ID)をブロードキャスト送信(同報通信)する。
ここで、営業成果情報集計管理システム1の各通信ノード間の通信には、図6に示されたようなデータフォーマットが用いられる。
例えば、S100の処理においては、図6に示すデータフォーマットに、送信先IDとしてブロードキャスト送信を示すアドレスが格納され、送信元IDとして車両管理装置2の識別子(ID)が格納され、信号種別として、各移動局3に対して、その識別子の返送を求めるコマンドが格納される。
次いで、ステップ102(S102)において、通信経路探索部208は、基地局122及びネットワーク120を介して、いずれかの移動局3から応答があったか否かを判断する。
通信経路探索部208は、移動局3からの応答があったときにはステップ104(S104)の処理へ進み、これ以外のときにはステップ112(S112)の処理に進む。
ステップ104(S104)において、通信経路探索部208は、応答した移動局3と、他の移動局3を介さない直接通信が可能か否かを判断する。
そして、通信経路探索部208は、移動局3から応答があったときにはS106の処理へ進み、これ以外のときにはS108の処理へ進む。
ステップ106(S106)において、通信経路探索部208は、応答を返した移動局3を、直接通信が可能な移動局3として、その識別子を通信経路DB210に記憶する。
応答を返した移動局3は、続いて、応答を返した移動局3と、直接通信又は中継通信が可能な他の移動局3の識別子を、車両管理装置2に対して通知する。
ステップ108(S108)において、通信経路探索部208は、この応答を返した移動局3が通信可能な他の移動局3の識別子を受信する。
なお、上述したS106,S108の処理は、いずれが先であってもよい。
なお、移動局3が、直接通信可能な他の移動局3の識別子のみを返すようにしてもよいが、以下、各移動局3が、直接通信可能な他の移動局3及び中継通信可能な移動局3の識別子を、車両管理装置2に対して送信する場合を具体例とする。
ステップ110(S110)において、通信経路探索部208は、応答した移動局3から受信した他の移動局3の識別子を、応答した移動局3を介した中継通信が可能な移動局3の識別子として通信経路DB210に記憶する。
なお、先のS108において、通信経路探索部208は、中継通信が可能な移動局3を、例えば、車両管理装置2と、応答を返した移動局3を介した中継通信が可能な他の移動局3との間に介在する通信ノード(移動局3)の数により制限して、通信経路DB210に記憶するようにしてもよい。
また、S108において、通信経路探索部208は、ある移動局3に対する複数の通信経路が存在する場合に、車両管理装置2と移動局3との間の距離を最短にする通信経路を選択し、あるいは、車両管理装置2と移動局3との間に介在する通信ノード数が最小の通信経路を選択しての距離を最短にする通信経路のみを選択して、通信経路DB210に記憶するようにしてもよい。
一方、ステップ112(S112)において、通信経路探索部208は、S100の処理により、車両管理装置2の識別子IDを、移動局3に対してブロードキャスト送信してから、一定時間が経過したか否かを判断する。
そして、通信経路探索部208は、一定時間が経過したと判断したときには処理を終了し、これ以外のときには先のステップ102の処理に戻る。
図7には、車載用無線アクセスポイント304(図3参照)において実行される移動局プログラム34の構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この移動局プログラム34について説明する。
移動局プログラム34は、UI部340、情報管理部342、通信制御部344、通信経路探索部346及び通信経路DB348から構成される。
この移動局プログラム34もまた、例えば、記録媒体114(図3参照)を介して車載用無線アクセスポイントに供給され、メモリ104にロードされて実行される。
先に述べたように、移動局プログラム34は、これらの構成部分により、直接通信や中継通信の通信経路の探索などを行う。
移動局プログラム34において、UI部340は、入出力装置106(図3参照)に対するユーザの操作を受け入れ、移動局プログラム34の各構成部分の処理を制御する。
情報管理部342は、メータ管理装置306及びタコメータ310などを介して各種情報を受け取って管理し、要求に応じて、各種情報を車両管理装置2に対して送信する。
また、通信制御部344は、ユーザからの要求に応じて、メータ管理装置306及びタコメータ310から受けた各種情報を表示する。
図8には、通信経路探索部346(図7参照)による通信経路探索処理(S12)を示すフローチャートが示されており、以下、同図を参照しつつ説明する。
通信経路探索部346は、他の移動局3それぞれとの間の通信経路を探索し、その探索結果を通信経路DB348に記憶するようになっており、例えば、この通信経路探索処理を、先の通信経路探索部208と同様に所定の時間間隔で起動する。
以下、具体的に説明すれば、まず、図8に示されたように、ステップ120(S120)において、通信経路探索部346は、他の移動局3に対して、自らの識別子(自局ID)をブロードキャスト送信する。
なお、このブロードキャスト送信は、車両管理装置2によるブロードキャスト送信とは異なり、基地局122、ネットワーク120及び他の移動局3が介在しない移動局3同士を直接接続する通信経路を介して行われる。
次いで、ステップ122(S122)において、通信経路探索部346は、他のいずれかの移動局3から応答があったか否かを判断する。
通信経路探索部346は、移動局3からの応答があったときにはS124の処理に進み、これ以外のときにはS134の処理に進む。
ステップ124(S124)において、通信経路探索部346は、先に図1を参照しつつ説明したように、応答した移動局3と、他の移動局3を介さない直接通信が可能か否かを判断する。
そして、通信経路探索部346は、直接通信が可能と判断したときにはS126の処理へ進み、これ以外のときにはS128の処理に進む。
ステップ126(S126)において、通信経路探索部346は、応答を返した移動局3を、直接通信が可能な移動局3として、その識別子(他局のID)を通信経路DB348に記憶する。
次いで、ステップ128(S128)において、通信経路探索部346は、自ら(自局)が通信可能な他の移動局3の識別子を、応答を返した移動局3に対して送信する。
そして、ステップ130(S130)において、応答を返した移動局3は、応答を返した移動局3と、直接通信又は中継通信が可能な他の移動局3の識別子を、先のS120の処理においてブロードキャスト送信を行った移動局3(自局)に対して通知することに対応して、その受信が行われる。
ステップ132(S132)において、通信経路探索部346は、応答した移動局3から受信した他の移動局3の識別子を、応答した移動局3を介して中継通信が可能な移動局3の識別子として通信経路DB348に記憶する。
なお、通信経路探索部346も、S132の処理において、車両管理プログラム20(図4参照)の通信経路探索部208と同様に、通信経路に介在する通信ノード数による通信経路の制限、及び、最短の通信経路の選択を行ってもよい。
一方、ステップ134(S134)において、通信経路探索部346は、S120の処理により、自らの識別子を、他の移動局3に対してブロードキャスト送信してから、一定時間が経過したか否かを判断する。
そして、通信経路探索部346は、一定時間が経過したときには処理を終了し、これ以外のときには再びS122の処理に戻る。
図9には、移動局プログラム34の通信制御部344(図7参照)による他の通信ノードに対するデータ送信処理(S14)を示すフローチャートが、図10には、図9に示された移動局プログラム34の通信制御部344による他の通信ノードからのデータに対する受信・中継処理(S16)を示すフローチャートが、それぞれ示されており、以下、これらの図を参照しつつ通信制御部344による通信制御について説明する。
まず、通信制御部344は、その機能を概括すれば、通信経路DB348に記憶された通信経路に従って、車両管理装置2及び他の移動局3(通信ノード)との間の通信のために必要な制御を行うようになっている。
以下、具体的に説明すれば、図9に示されたように、ステップ140(S140)において、通信制御部344は、PCインターフェース314(図2参照)音声処理回路320(図2参照)、あるいは、情報管理部342(図7参照)などから、他の通信ノードに対して送信すべきデータを受け取る。
次いで、ステップ142(S142)において、通信制御部344は、通信経路DB348を参照して、データの送信先の通信ノードと、他の移動局3を介さずに、直接通信が可能か否かを判断する。
そして、通信制御部344は、直接通信が可能なときにはS144の処理に進み、これ以外のときにはS146の処理に進む。
ステップ144(S144)において、通信制御部344は、通信先の移動局3と直接通信を行い、先のS140の処理において受け取ったデータを送信する。
なお、このとき、通信制御部344は、図6に示したデータフォーマットの送信先ID及び宛先IDとして、データの送信先の通信ノードの識別子を格納し、送信元IDとして、自らの識別子を格納し、信号種別として、通信相手の移動局3へのデータ送信を示すコマンドを格納し、データ本体として、通信相手に送信すべきデータを格納する。
ステップ146(S146)において、通信制御部344は、通信相手のノードと、他の移動局3を介した中継通信が可能か否かを判断する。
そして、通信制御部344は、中継通信が可能なときにはS148の処理に進み、これ以外のときにはS150の処理に進む。
ステップ148(S148)において、通信制御部344は、通信相手のノードと、中継通信を行う。
なお、このときには、通信制御部344は、図6に示したデータフォーマットの送信先IDとして、送信先の通信ノードとの間の通信経路内に介在し、自ら(自局)と直接通信が可能な他の移動局3の識別子を格納し、宛先IDとして、データの送信先の移動局3の識別子を格納し、送信元IDとして、自ら(自局)の識別子を格納し、信号種別として、データの送信先の通信ノードへのデータ送信を示すコマンドを格納し、データ本体として、通信相手に送信すべきデータを格納する。
一方、ステップ150(S150)において、通信制御部344は、S140の処理においてデータを出力した他の構成部分などに対して、通信不可を示す応答を行う。
次に、他のノードからのデータ受信・中継処理について図10を参照しつつ説明する。
図10に示されたように、ステップ160(S160)において、通信制御部344は、他の通信ノードからのデータ(図6参照)を受信する。
次いで、ステップ162(S162)において、通信制御部344は、データフォーマット(図6参照)の宛先IDに格納された識別子が、自らの識別子であるか否かを判断する。
そして、通信制御部344は、宛先IDに格納された識別子が、自らの識別子であるときにはS164の処理に進み、これ以外のときにはS166の処理に進む。
ステップ164(S164)において、通信制御部344は、情報管理部342などに対して受信したデータを出力し、所定のデータ受信処理を行わせる。
また、ステップ166(S166)において、通信制御部344は、通信経路DB348を参照し、図6に示されたデータフォーマットに、宛先IDとして格納された他の通信ノードの識別子が、自らの直接通信が可能な通信ノードであるか否かを判断する。
そして、通信制御部344は、宛先IDとして格納された他の通信ノードの識別子が、自らと直接通信可能な通信ノードを示すときにはS168の処理に進み、これ以外のときにはS170の処理に進む。
ステップ168(S168)において、通信制御部344は、宛先IDにより示された他の通信ノードとの間で直接通信を行い、先のS160の処理において受信したデータを送信する。
なお、このときには、通信制御部344は、図6に示されたデータフォーマットの送信先ID及び宛先IDとして、通信相手の通信ノードの識別子を格納し、送信元IDとして、自らの識別子を格納し、信号種別として、通信相手の通信ノードへのデータ送信を示すコマンドを格納し、データ本体として、データの送信先へのデータを格納する。
ステップ170(S170)において、通信制御部344は、通信経路DB348を参照し、図6に示されたデータフォーマットに、宛先IDとして格納された他の通信ノードの識別子が、自らと中継通信が可能であるか否かを判断する。
そして、通信制御部344は、宛先IDとして格納された他の通信ノードの識別子が、自らと中継通信可能な通信ノードを示すときにはS174の処理に進み、これ以外のときにはS172の処理に進む。
ステップ172(S172)において、通信制御部344は、S160の処理においてデータを送ってきた通信ノードに対して、通信不可を示す応答を返す。
一方、ステップ174(S174)において、通信制御部344は、S160の処理により受信したデータ(図6参照)を、宛先IDが示す通信ノードに対して中継送信する。
なお、このときには、通信制御部344は、図6に示されたデータフォーマットの送信先IDとして、データの送信先の通信ノードとの間の通信経路内に介在し、自らと直接通信が可能な他の通信ノードの識別子を格納し、宛先IDとして、データ送信先の通信ノードの識別子を格納し、送信元IDとして、自らの識別子を格納し、信号種別として、データの送信先の通信ノードへの中継を示すコマンドを格納し、データ本体として、データの送信先へのデータを格納する。
次に、本発明の実施の形態における営業成果情報集計管理システム1における通信経路探索の全体的動作について概括的に説明する。
まず、移動局3による通信経路の探索について、図11を参照しつつ説明する。
図11に示されたように、ステップ200(S200)において、あるA局(移動局3−1)は、他の移動局3に対して、自らの識別子(A)をブロードキャスト送信する。
これに対して、複数の移動局3の内、例えば、B局(移動局3−2)が、A局(移動局3−1)の識別子を受信したとすると、ステップ202(S202)において、B局(移動局3−2)は、A局(移動局3−1)に対して、自らの識別子(B)を含む応答を返す。
そして、ステップ204において、A局(移動局3−1)は、B局(移動局3−2)に対して、自らが通信可能な通信ノードの識別子を通知する。
次いで、ステップ206(S206)において、B局(移動局3−2)は、A局(移動局3−1)に対して、自らが通信可能な通信ノードの識別子を通知する。
以上の処理により、A,B局(移動局3−1,3−2)相互に通信可能な通信ノードの情報が交換され、先に図8に示したように通信経路の探索が行われることとなる。
なお、これらS204,S206の処理のタイミングは、様々な条件によって前後しうる。
さらに、ステップ208(S208)において、あるB局(移動局3−2)は、他の移動局3に対して、自らの識別子(B)をブロードキャスト送信する。
これに対して、移動局3の内、例えば、A局(移動局3−1)が、B局(移動局3−2)の識別子を受信したとすると、ステップ210(S210)において、A局(移動局3−1)は、B局(移動局3−2)に対して、自らの識別子(A)を含む応答を返す。
次いで、ステップ212(S212)において、B局(移動局3−2)は、A局(移動局3−1)に対して、自らが通信可能な通信ノードの識別子を通知する。
そして、ステップ214(S214)において、A局(移動局3−1)は、B局(移動局3−2)に対して、自ら通信可能な通信ノードの識別子を通知する。
このように、B局(移動局3−2)も、A局(移動局3−1)と同様の通信経路探索処理を行う。
また、以上説明したS200〜S206の処理及びS208〜S214の処理は、所定の時間間隔で繰り返される。
次に、車両管理装置2による通信経路の探索について図12を参照しつつ説明する。
この図12は、車両管理装置2による通信経路探索処理(S22)を示す通信シーケンスである。
図12に示すように、ステップ220,222(S220,S222)において、車両管理装置2は、ネットワーク120及び基地局122を介して、移動局3に対して、識別子をブロードキャスト送信する。
次いで、ステップ224,226(S224,S226)において、車両管理装置2からの識別子のブロードキャストを受信した移動局3は、車両管理装置2に対して、自らの識別子を返送する。
そして、ステップ228,230(S228,S230)において、車両管理装置2は、移動局3に対して、通信可能な他の移動局3の通知を要求する。
次いで、ステップ232,234(S232,S234)において、移動局3は、車両管理装置2に対して、自らが通信可能な他の移動局3の識別子を通知する。
この通知を受けて、車両管理装置2は、図5に示されたように、通信可能な移動局3への通信経路の探索を行うこととなる。
次に、車両管理装置2による車両情報の収集について、図13を参照しつつ説明する。
図13は、車両用管理装置2による移動局3の各種情報(車両情報)の収集処理(S24)を示す図である。
図13に示すように、最初にステップ240(S240)において、車両管理装置2は、例えば、移動局3−1に対して、アクセスポイント(基地局122)などを介して、各種情報(車両情報)の送信を要求する。
そして、ステップ242(S242)において、移動局3−1は、アクセスポイント(基地局122)などを介して、車両管理装置2に対して、車両情報を返送する。
これに対して、車両管理装置2は、移動局3−1から返された車両情報を記憶し、管理する。
さらに、S244〜S250に示すように、以上説明したような車両管理装置2から各移動局3に対する車両情報の要求、及び各移動局3から車両管理装置2に対する車両情報の送信が順次、実行される。
また、以上説明したような各移動局3と車両管理装置2との間の車両情報の送受信は、、所定の時間間隔で繰り返し、実行される。
なお、図13には車両管理装置2と移動局3との間で直接通信が行われる場合について例示されているが、車両管理装置2と移動局3との間で中継通信が行われる場合も、同様な車両情報の収集が可能である。
次に、営業車両(タクシー)の移動局3から本社10の車両管理装置2へ対する営業成果情報の送信処理、及び、本社10の車両管理装置2における営業成果情報の集計、管理処理について、図14乃至図16を参照しつつ説明する。
最初に、移動局3から本社10の車両管理装置2や営業所12への営業成果情報の送信処理について図14及び図15を参照しつつ説明する。
まず、本発明の実施の形態における営業成果情報とは、移動局3が搭載された営業車両(タクシー)14が、乗客を乗せた区間、その料金、その際の乗客数、また、その際の忘れ物の有無等である。
本発明の実施の形態において、営業車両(タクシー)14の運転手は、従来一般に用いられているように営業成果情報の記録簿として、例えば、図15に一例を示すような記録項目を有する業務日誌41を、乗務中、乗客を得た度毎に記載することを前提としている。そして、詳細は後述するが、この業務日誌41を車載用スキャナ318で適宜読み取らせることで、本社10などへの営業成果情報が送信されるようになっている。
まず、図15を参照しつつ、この業務日誌41の一例について説明れば、同図は、業務日誌の一部を示し、特に、タクシーの営業成果情報として必要となる最小限の事項部分の例が表されている。すなわち、図15において、「乗車区間」は、乗客がタクシーに乗車した区間を記録する欄で、その内「乗」と表記された欄は、乗客が乗車した場所を、また、その右横の「降」の欄は、乗客が降車した場所を、それぞれ記入する部分である。
そして、「乗車区間」の欄の右横の「料金」の欄は、当該乗車区間における乗車料金を記入する部分であり、さらに、その右横の「人数」の欄は、乗車した乗客数を記入する部分である。また、「人数」の欄の右横には、乗客の忘れ物があった場合に、その内容を記入するための「忘れ物」欄が設けられている。
なお、この「忘れ物」は、純然たる営業成果の情報と言えるものではないが、乗客に対するサービスの一環として、降車後に乗客からの問い合わせがあった場合に、即座に対応できるようにする観点から設けておくと好適であり、本発明の実施の形態においては、営業成果情報の中でも特に付随情報と位置づけされるものである。図15には、上述の項目しか表されていないが、勿論、上述の項目に限定される趣旨ではなく、例えば、他に備考欄を設けて、忘れ物以外の付加情報を記入できるようにしても好適である。
次に、移動体情報処理システム30による上述したような業務日誌41に記録された営業成果情報の本社10や営業所12への送信処理について、図14を参照しつつ説明する。
この図14に示された一連の処理は、適宜な時間間隔で周期的に実行されようになっており、処理が開始されると、まず、ステップ302(S302)において、車載用スキャナ318が操作されて読取要求がなされたか否かが判断される。すなわち、運転手が業務日誌41を車載用スキャナ318の所定の部位に載せて、車載用スキャナ318の所定の操作を行い、読取要求がなされたか否かが判断される。
そして、ステップ302(S302)において、読取要求はないと判断された場合には、処理を終了する一方、読取要求有りと判断された場合には、ステップ304(S304)へ進み、車載用スキャナ318による業務日誌41の読み取りがなされ、かつ、その読み取られた内容が、後述する本社10の車両管理装置2におけるデータ集計処理などに適する所定のデータ形式に変換される。
次いで、ステップ306(S306)において、送信先指定が有るか否かが判断される。すなわち、本発明の実施の形態においては、通常、営業成果情報の送信先は、本社10としてあり、運転手が本社10以外の送信先を所望する場合には、その送信先を入力することで送信先の変更が可能としてある。
そのため、このステップ306では、例えば、移動体情報処理システム30(図2参照)の操作コンソール300の表示装置において、ユーザへ対して、送信先の入力を要求する表示が行われ、それに対して、操作コンソール300の入力キーにより送信先の入力が有ったか否かが判断されるものとなっている。
そして、ステップ306で送信先の指定有りと判断された場合には、ステップ308(S308)へ進み、指定された送信先へ対する通信経路を、先に説明したように既に取得、記録されている通信経路DB348のデータの中から抽出する。
一方、ステップ306において、送信先の指定無しと判断された場合には、本社10へ対する通信経路を通信経路DB348から抽出する。
上述のように、ステップ308又はステップ310のいずれかが実行された後、ステップ312(S312)において、営業成果情報が、本社10又は指定された本社10以外の送信先へ送信されることとなる。すなわち、図6で示したデータフォーマットの送信先IDとして、抽出された通信経路に応じて適宜、識別子が格納される。例えば、本社10へ送信する場合にあって、他の移動局3を介することなく通信可能な場合には、通信可能な最寄りの基地局122の識別子(ID)が格納される。また、本社10以外の送信先が指定された場合にあって、当該送信先と直接通信が可能な場合には、当該送信先の識別子(ID)が格納される。さらに、本社10以外の送信先が指定された場合にあって、中継通信となる場合には、中継を行う他の移動局3の識別子(ID)が格納される。
そして、図6で示したデータフォーマットの宛先IDには、本社10又は指定された送信先の識別子(ID)が、送信元IDには、営業成果情報を送信する移動局3の識別子(ID)が、それぞれ格納される。さらに、信号種別として営業成果情報の送信であることを示すコマンドが格納され、データ本体には、先のステップ304で読み取り、データ変換された営業成果情報のデータが格納されることとなる。
次に、本社10の車両管理装置2による営業成果情報の集計管理処理手順について、図16を参照しつつ説明する。
処理が開始されると、まず、ステップ402(S402)において、営業成果情報が受信されたか否かが判断され、受信されていないと判断された場合には、一連の処理は終了される一方、営業成果情報が受信されたと判断された場合には、ステップ404(S404)へ進む。そして、ステップ404において、、受信データがいずれの営業車両14からのものでるか、車両識別が行われる。これは、具体的には、先に図6に示したデータフォーマットの送信元IDを参照することでいずれの営業車両14の移動局3から送信されたものであるかが認識される。
次いで、ステップ406(S406)において、受信された営業成果情報が、既に受信されて例えば車両情報DB204(図4参照)に蓄積されている該当営業車両14の直近の営業成果情報と比較して新たな営業成果が追加されたものであるか否か、換言すれば、追加営業成果情報の有無が判断される。そして、追加営業成果情報は無いと判断された場合には、一連の処理が終了される一方、追加営業成果情報有りと判定された場合には、ステップ408(S408)において、営業成果情報中、予め選択された所定の項目についての集計が行われ、その集計結果と共に、車両情報DB204内の営業成果情報の更新が行われることとなる。
ここで、集計処理について、例を挙げて説明すれば、例えば、営業成果情報が先に図15を参照しつつ説明したようなものであるとした場合、集計の対象項目に適するのは料金や人数である。また、忘れ物の件数を集計対象としても好適である。
本発明の実施の形態においては、料金と人数が集計対象であり、車両情報DB204内の営業成果情報として、図15に示された営業成果情報例のNo.1の内容が既に蓄積されていると仮定する。そして、かかる状態において、図15に示された内容が営業車両14の移動局3から送信され、先のステップ406において追加営業成果情報有りと判定されたとする。かかる場合、新たに図15に示された営業成果情報例のNo.2の内容が追加情報となり、したがって、ステップ408において、料金の集計結果として5000円が、人数の集計結果として3人が、それぞれ得られ、それぞれの項目のこの時点における集計結果として車両情報DB204に記憶されると共に、図15のNo.2の個々の内容についても車両情報DB204に記憶されることとなる。
上述のように集計・データ更新が行われた後は、ステップ410(S410)において、営業成果情報を送信した営業車両14が所属する営業所12へ、先のステップ408で行われた集計結果と共に、更新記憶された営業成果情報が送信される。なお、それぞれの営業車両14がいずれの営業所12に属するかについては、例えば、営業車両14に搭載されている移動局3の識別子(ID)と所属する営業所12の相関表を利用する公知・周知の方法を用いて決定するようにすると好適である。
次いで、ステップ412(S412)において、受信された営業成果情報には、付随情報が含まれているか否かの判断がなされ、付随情報は無いと判断された場合には、一連の処理は終了される一方、付随情報有りと判断された場合には、次のステップ414(S414)の処理へ進むこととなる。
ここで、付随情報とは、純然たる営業成果の情報と位置づける程のものではないが、例えば、乗客に対する付加的なサービスの一環として記録される忘れ物の情報や(図15参照)、本社10における交通情報の把握の便となるような地域的な交通状況等に関する情報等をいう。
ステップS414においては、先の受信された営業成果情報の内、付随情報が他の営業所12へも参考のために送信され、一連の処理が終了されることとなる。
なお、上述した本発明の実施の形態においては、移動局3の移動体情報処理システム30によって移動体通信装置が、車両管理装置2によって営業成果情報集計管理装置が、それぞれ実現されたものとなっている。
そして、営業成果情報集計管理装置としての車両管理装置2における通信経路探索処理(S10)の実行によって通信経路探索手段及び識別子通知手段が実現されたものとなっている。
また、移動局3の移動体情報処理システム30に設けられた車載用無線アクセスポイント304により移動体通信装置における無線通信手段が、移動体情報処理システム30によるデータ送信処理(S14)及びデータ受信・中継処理(S16)の実行により中継通信手段が、それぞれ実現されたものとなっている。さらに、移動体情報処理システム30における通信経路探索処理(S12)の実行により移動体通信装置における通信経路探索手段が実現されたものとなっている。
さらに、移動局3の移動体情報処理システム30の車載用スキャナ318及び移動体情報処理システム30による図14のステップS302,S304の実行により入力手段が実現され、また、移動体情報処理システム30による図14のステップ306乃至ステップ312の実行により営業成果情報送信手段が実現されたものとなっている。
また、本発明の実施の形態においては、営業車両14がタクシーであるとしたが、勿論これに限定される必要はなく、例えば、何らかの品物の販売を行うような車両であってもよく、この場合、営業成果情報としては、販売品名、販売数、売り上げ価格、その他の販売活動に関連する情報等が考えられる。
さらに、本発明の実施の形態においては、営業成果情報を一旦、本社10へ送信し、営業車両14が所属する営業所12へは、本社10から営業成果情報及び集計結果を送信するようにしたが、営業車両14から本社10及び所属する営業所12へ送信するようにしてもよい。この場合、集計結果は本社10から送信するようにしてもよいし、また、本社10の車両管理装置2で行われる集計処理と同様の処理を各々の営業所12で行うようにしても、いずれでもよい。
本発明の実施の形態における営業成果情報集計管理システムの構成例を示す構成図である。 本発明の実施の形態における移動局の移動体情報処理システムの構成例を示す構成図である。 本発明の実施の形態における車両管理装置及び車載用無線アクセスポイントのハードウェア構成例を示す構成図である。 本発明の実施の形態における車両管理装置により実行される車両管理プログラムの構成例を示す構成図である。 本発明の実施の形態における車両管理プログラムを構成する通信経路探索部による通信経路探索処理(S10)の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における営業成果情報集計管理システムの各通信ノード間の通信に用いられるデータの構成例を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態における車載用無線アクセスポイントにおいて実行される移動局プログラムの構成例を示す構成図である。 図7に示された移動局プログラムの通信経路探索部による通信経路探索処理(S12)の処理手順を示すフローチャートである。 図7に示された移動局プログラムの通信制御部による他の通信ノードに対するデータ送信処理(S14)の処理手順を示すフローチャートである。 図7に示された移動局プログラムの通信制御部による他の通信ノードからのデータに対する受信・中継処理(S16)の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における移動局による通信経路探索処理(S20)の通信シーケンスを説明する説明図である。 本発明の実施の形態における車両管理装置による通信経路探索処理(S22)の通信シーケンスを示す説明図である。 本発明の実施の形態における車両管理装置による移動局の各種情報の収集処理(S24)の通信シーケンスを示す説明図である。 本発明の実施の形態における移動局から車両管理装置への営業成果情報の送信処理順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における業務日誌の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態における本社での営業成果情報の集計管理処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…営業成果情報集計管理システム
2…車両管理装置
3…移動局
10…本社
12…営業所
14…営業車両
30…移動体情報処理システム
41…業務日誌
304…車載用無線アクセスポイント

Claims (16)

  1. 1つ以上の営業車両に搭載された移動体通信装置と、
    前記移動体通信装置とネットワークを介して接続され、前記営業車両の営業成果情報を集計管理する営業成果情報集計管理装置と、を有してなる営業成果情報集計管理システムであって、
    前記移動体通信装置は、
    前記営業成果情報集計管理装置との間の通信経路を探索する通信経路探索手段と、
    営業成果情報の入力手段と、
    前記入力手段により入力された営業成果情報を、前記探索された通信経路を用いて前記営業成果情報集計管理装置へ送信する営業成果情報送信手段と、を有してなることを特徴とする営業成果情報集計管理システム。
  2. 営業成果情報集計管理装置は、
    受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、記憶されている営業成果情報を更新するよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載の営業成果情報集計管理システム。
  3. 営業成果情報集計管理装置は、
    受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、所定の項目について集計を行い、当該集計結果を集計項目毎に記憶するよう構成されてなることを特徴とする請求項2記載の営業成果情報集計管理システム。
  4. 営業成果情報集計管理装置は、
    受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断され、所定の項目について集計が行われた場合に、 当該営業成果情報を送信した移動体通信装置が搭載された営業車両が属する営業所へ、当該営業成果情報と共に、集計結果を送信するよう構成されてなることを特徴とする請求項3記載の営業成果情報集計管理システム。
  5. 営業成果情報集計管理装置は、
    受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、付随情報があるか否かを判断し、付随情報有りと判断された場合に、当該付随情報を、前記営業成果情報を送信した移動体通信装置が搭載された営業車両が属する営業所以外の営業所へ送信するよう構成されてなることを特徴とする請求項4記載の営業成果情報集計管理システム。
  6. 移動体通信装置には、無線アクセスポイントが設けられ、当該無線アクセスポイントを介して、営業成果情報集計管理装置と接続されることを特徴とする請求項5記載の営業成果情報集計管理システム。
  7. 移動体通信装置それぞれは、他の移動体通信装置それぞれとの間の通信経路を探索する通信経路探索手段を有してなることを特徴とする請求項6記載の営業成果情報集計管理システム。
  8. 通信経路探索手段は、複数の通信ノードを介して通信可能な移動体通信装置と自らとを結ぶ通信経路を探索するよう構成されてなることを特徴とする請求項7記載の営業成果情報集計管理システム。
  9. 営業成果情報集計管理装置及び通信ノードそれぞれには、固有の識別子が付され、
    通信ノードのそれぞれは、
    識別子を通知した営業成果情報集計管理装置又は通信ノードそれぞれに対して、自らの識別子と、自らが通信可能な通信ノードの識別子とを通知する一方、
    通信経路探索手段は、前記通知された識別子に基づいて、自らが通信可能な通信ノードと、自らとの間の通信経路を探索することを特徴とする請求項8記載の営業成果情報集計管理システム。
  10. 通信ノードは、
    受信された通信データに含まれる識別子が、自らの識別子以外であるときには、探索された通信経路に基づいて、前記受信した通信データを、通信相手の営業成果情報集計管理装置、又は、通信相手の営業成果情報集計管理装置との間に介在する通信ノードに対して中継することを特徴とする請求項9記載の営業成果情報集計管理システム。
  11. 営業車両に搭載された移動体通信装置とネットワークを介して接続され、前記営業車両の営業成果情報を集計管理する営業成果情報集計管理装置であって、
    受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、記憶されている営業成果情報を更新するよう構成されてなることを特徴とする営業成果情報集計管理装置。
  12. 受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、所定の項目について集計を行い、当該集計結果を集計項目毎に記憶するよう構成されてなることを特徴とする請求項11記載の営業成果情報集計管理装置。
  13. 受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断され、所定の項目について集計が行われた場合に、 当該営業成果情報を送信した移動体通信装置が搭載された営業車両が属する営業所へ、当該営業成果情報と共に、集計結果を送信するよう構成されてなることを特徴とする請求項12記載の営業成果情報集計管理装置。
  14. 受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、付随情報があるか否かを判断し、付随情報有りと判断された場合に、当該付随情報を、前記営業成果情報を送信した移動体通信装置が搭載された営業車両が属する営業所以外の営業所へ送信するよう構成されてなることを特徴とする請求項13記載の営業成果情報集計管理装置。
  15. 移動体通信装置が搭載された営業車両による営業成果情報を、前記移動体通信装置とネットワークを介して接続される営業成果情報集計管理装置によって集計管理する営業成果情報集計管理方法であって、
    前記移動体通信装置により前記営業成果情報集計管理装置との通信経路を探索し、探索された通信経路を用いて前記営業成果情報を前記営業成果情報集計管理装置へ送信する一方、
    前記営業成果情報集計管理装置において、受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断し、追加情報有りと判断された場合に、記憶されている当該営業成果情報の更新を行うと共に、所定の項目について集計を行い、当該集計結果を集計項目毎に記憶することを特徴とする営業成果情報集計管理方法。
  16. 移動体通信装置が搭載された営業車両による営業成果情報を、前記移動体通信装置とネットワークを介して接続される営業成果情報集計管理装置において集計管理するため営業成果情報集計管理装置により実行される営業成果情報集計管理プログラムであって、
    受信した営業成果情報が直近に受信された営業成果情報に対して追加された情報を含むか否かを判断するステップと、
    追加情報有りと判断された場合に、記憶されている当該営業成果情報の更新を行うとステップと、
    追加情報有りと判断された場合に、所定の項目について集計を行い、当該集計結果を集計項目毎に記憶するステップと、
    を有してなることを特徴とする営業成果情報集計管理プログラム。
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