JP2003061136A - 圏外無線通信システムおよび移動局 - Google Patents
圏外無線通信システムおよび移動局Info
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- JP2003061136A JP2003061136A JP2001250582A JP2001250582A JP2003061136A JP 2003061136 A JP2003061136 A JP 2003061136A JP 2001250582 A JP2001250582 A JP 2001250582A JP 2001250582 A JP2001250582 A JP 2001250582A JP 2003061136 A JP2003061136 A JP 2003061136A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動局が無線サービスの圏外にあっても通信
可能な圏外無線通信システムおよび移動局を提供するこ
と。 【解決手段】 移動局100において、圏外検出部10
3が基地局120の無線通信可能なセル121の外(圏
外)にあることを検出すると、代替移動局検知部105
が、代替無線通信部104を用いて近くに他の移動局1
10があるか否かを検知し、検知すると代替無線通信部
104を用いて近くにある他の移動局110に対して情
報を送信する。移動局110は移動局100から受信し
た情報を基地局120に送信する。
可能な圏外無線通信システムおよび移動局を提供するこ
と。 【解決手段】 移動局100において、圏外検出部10
3が基地局120の無線通信可能なセル121の外(圏
外)にあることを検出すると、代替移動局検知部105
が、代替無線通信部104を用いて近くに他の移動局1
10があるか否かを検知し、検知すると代替無線通信部
104を用いて近くにある他の移動局110に対して情
報を送信する。移動局110は移動局100から受信し
た情報を基地局120に送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局が圏外にあ
っても通信可能な圏外無線通信システムおよび移動局に
関する。
っても通信可能な圏外無線通信システムおよび移動局に
関する。
【0002】
【従来の技術】通信システムで通信ができない場合の対
処方法としては、従来、例えば特開平10−24063
7号公報(代替送信機能を持つデータ送信装置等)や、
特開平2000−333256号公報(通信端末装置及
びその通信装置)に開示された内容のものが知られてい
る。
処方法としては、従来、例えば特開平10−24063
7号公報(代替送信機能を持つデータ送信装置等)や、
特開平2000−333256号公報(通信端末装置及
びその通信装置)に開示された内容のものが知られてい
る。
【0003】特開平10−240637号公報では、送
信する相手が複数の受信端末を持つ場合に、1つの受信
端末に対して情報の送信を実施し、所定時間内に交信が
成立しなければ、送信する相手が持つ他の受信端末に対
して情報の代替的な送信を行っている。また、特開平2
000−333256号公報では、送信時に検出された
電界レベルが低く圏外であると判定されたときには情報
を保留しておき、電界レベルが圏外のレベルから圏内の
レベルに移行すると保留しておいた情報を自動送信して
いる。
信する相手が複数の受信端末を持つ場合に、1つの受信
端末に対して情報の送信を実施し、所定時間内に交信が
成立しなければ、送信する相手が持つ他の受信端末に対
して情報の代替的な送信を行っている。また、特開平2
000−333256号公報では、送信時に検出された
電界レベルが低く圏外であると判定されたときには情報
を保留しておき、電界レベルが圏外のレベルから圏内の
レベルに移行すると保留しておいた情報を自動送信して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術で説明したいずれの技術であっても、通信端末が
無線サービスの圏外にある限りは通信を行うことができ
ないという問題点があった。
来技術で説明したいずれの技術であっても、通信端末が
無線サービスの圏外にある限りは通信を行うことができ
ないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、移動局が無線サービスの圏外にあっても通信
可能な圏外無線通信システムおよび移動局を提供するこ
とを目的とする。
のであり、移動局が無線サービスの圏外にあっても通信
可能な圏外無線通信システムおよび移動局を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る移動局は、基地局と無線通信を行う移
動局無線部と、自移動局が基地局と無線通信可能なセル
の外にあるかを検知する圏外検知部と、他の移動局と近
距離無線通信を行う代替無線通信部と、前記代替無線通
信部を用いて近距離無線通信可能な他の移動局を検知す
る代替移動局検知部と、を備え、前記圏外検知部が前記
セル内に自移動局があると検知したときは、前記移動局
無線部を用いて前記基地局と無線通信を行い、前記圏外
検知部が前記セル外に自移動局があると検知したとき
は、前記代替移動局検知部が検知した他の移動局と近距
離無線通信を行うものである。したがって、移動局が基
地局のセル外に移動してしまっても、すなわち圏外とな
ってしまっても、この移動局と通信可能で基地局とも通
信可能な移動局が他にあれば通信を行うことができる。
に、本発明に係る移動局は、基地局と無線通信を行う移
動局無線部と、自移動局が基地局と無線通信可能なセル
の外にあるかを検知する圏外検知部と、他の移動局と近
距離無線通信を行う代替無線通信部と、前記代替無線通
信部を用いて近距離無線通信可能な他の移動局を検知す
る代替移動局検知部と、を備え、前記圏外検知部が前記
セル内に自移動局があると検知したときは、前記移動局
無線部を用いて前記基地局と無線通信を行い、前記圏外
検知部が前記セル外に自移動局があると検知したとき
は、前記代替移動局検知部が検知した他の移動局と近距
離無線通信を行うものである。したがって、移動局が基
地局のセル外に移動してしまっても、すなわち圏外とな
ってしまっても、この移動局と通信可能で基地局とも通
信可能な移動局が他にあれば通信を行うことができる。
【0007】また、本発明に係る移動局は、前記代替無
線通信部が送信する情報に移動局の識別情報を付加する
ID付加部を備えたものである。
線通信部が送信する情報に移動局の識別情報を付加する
ID付加部を備えたものである。
【0008】また、本発明に係る移動局は、前記代替無
線通信部が受信した情報を一時蓄積するキャッシュ部を
備えたものである。したがって、通信が途切れ途切れに
なるのを安定化させることができる。
線通信部が受信した情報を一時蓄積するキャッシュ部を
備えたものである。したがって、通信が途切れ途切れに
なるのを安定化させることができる。
【0009】また、本発明に係る移動局は、前記圏外検
知部が前記セル外に自移動局があると検知したとき、前
記代替移動局検知部が検知した他の移動局が前記セル外
にあるかを検知する圏外移動局検知部と、前記圏外移動
局検知部が前記セル内にあると検知した他の移動局を優
先的に選択する移動局選択部と、を備え、前記代替無線
通信部は、前記移動局選択部が選択した他の移動局と近
距離無線通信を行うものである。したがって、自移動局
が圏外であっても、選択された移動局を利用して基地局
と通信することができる。
知部が前記セル外に自移動局があると検知したとき、前
記代替移動局検知部が検知した他の移動局が前記セル外
にあるかを検知する圏外移動局検知部と、前記圏外移動
局検知部が前記セル内にあると検知した他の移動局を優
先的に選択する移動局選択部と、を備え、前記代替無線
通信部は、前記移動局選択部が選択した他の移動局と近
距離無線通信を行うものである。したがって、自移動局
が圏外であっても、選択された移動局を利用して基地局
と通信することができる。
【0010】また、本発明に係る移動局は、前記圏外検
知部が前記セル外に自移動局があると検知したとき、前
記代替移動局検知部が検知した他の移動局が前記セル外
にあるかを検知する圏外移動局検知部と、前記圏外移動
局検知部が前記セル内にあると検知した複数の移動局の
中から、最も感度の良い移動局を選択する移動局複数選
択部と、を備え、前記代替無線通信部は、前記移動局複
数選択部が選択した他の移動局と近距離無線通信を行う
ものである。したがって、自移動局が圏外であっても、
最適な移動局を利用して基地局と通信することができ
る。
知部が前記セル外に自移動局があると検知したとき、前
記代替移動局検知部が検知した他の移動局が前記セル外
にあるかを検知する圏外移動局検知部と、前記圏外移動
局検知部が前記セル内にあると検知した複数の移動局の
中から、最も感度の良い移動局を選択する移動局複数選
択部と、を備え、前記代替無線通信部は、前記移動局複
数選択部が選択した他の移動局と近距離無線通信を行う
ものである。したがって、自移動局が圏外であっても、
最適な移動局を利用して基地局と通信することができ
る。
【0011】また、本発明に係る移動局は、前記移動局
複数選択部は、前記圏外移動局検知部によって前記セル
内にあると検知された複数の移動局の中から、感度が良
く基地局までの最短経路にある移動局を選択するもので
ある。したがって、自移動局が圏外であっても、最適な
移動局かつ最短経路で基地局と通信することができる。
複数選択部は、前記圏外移動局検知部によって前記セル
内にあると検知された複数の移動局の中から、感度が良
く基地局までの最短経路にある移動局を選択するもので
ある。したがって、自移動局が圏外であっても、最適な
移動局かつ最短経路で基地局と通信することができる。
【0012】また、本発明に係る移動局は、前記代替無
線通信部から送信される情報に送信先移動局の識別情報
を付加する相手ID付加部と、前記代替無線通信部が受
信した情報に付加された移動局の識別情報が自移動局の
識別情報と一致するかを判定するID判定部と、を備
え、前記ID判定部が一致と判定したときは前記受信し
た情報を取り込み、不一致と判定したときは前記受信し
た情報を前記代替移動局検知部で検知されている他の移
動局に転送するものである。したがって、受け取った情
報が自移動局向けのものか否か判別することができる。
線通信部から送信される情報に送信先移動局の識別情報
を付加する相手ID付加部と、前記代替無線通信部が受
信した情報に付加された移動局の識別情報が自移動局の
識別情報と一致するかを判定するID判定部と、を備
え、前記ID判定部が一致と判定したときは前記受信し
た情報を取り込み、不一致と判定したときは前記受信し
た情報を前記代替移動局検知部で検知されている他の移
動局に転送するものである。したがって、受け取った情
報が自移動局向けのものか否か判別することができる。
【0013】また、本発明に係る移動局は、前記代替無
線通信部から送信される情報に指定された全移動局の識
別情報を付加する全ID付加部と、前記代替無線通信部
が受信した情報に付加された前記識別情報が示す全移動
局が基地局までの通信経路に全て含まれているかを判定
するID判定部と、を備え、前記ID判定部において全
移動局が基地局までの通信経路に全て含まれていると判
定された通信経路の中から、最短経路にある移動局を選
択するものである。したがって、通信の信頼性を確保す
ることができる。
線通信部から送信される情報に指定された全移動局の識
別情報を付加する全ID付加部と、前記代替無線通信部
が受信した情報に付加された前記識別情報が示す全移動
局が基地局までの通信経路に全て含まれているかを判定
するID判定部と、を備え、前記ID判定部において全
移動局が基地局までの通信経路に全て含まれていると判
定された通信経路の中から、最短経路にある移動局を選
択するものである。したがって、通信の信頼性を確保す
ることができる。
【0014】また、本発明に係る移動局は、ユーザのプ
ロパティ情報を保持して、前記代替無線通信部から送信
される情報に付加するプロパティ部と、前記代替無線通
信部が受信した情報に付加されたプロパティ情報が自移
動局のプロパティ情報と一致するかを判定するプロパテ
ィ判定部と、を備え、前記プロパティ判定部が一致と判
定したときは前記受信した情報を取り込み、不一致と判
定したときは前記受信した情報を前記代替移動局検知部
で検知されている他の移動局に転送するものである。し
たがって、同じプロパティを持つユーザ同士が通信を行
うことができる。
ロパティ情報を保持して、前記代替無線通信部から送信
される情報に付加するプロパティ部と、前記代替無線通
信部が受信した情報に付加されたプロパティ情報が自移
動局のプロパティ情報と一致するかを判定するプロパテ
ィ判定部と、を備え、前記プロパティ判定部が一致と判
定したときは前記受信した情報を取り込み、不一致と判
定したときは前記受信した情報を前記代替移動局検知部
で検知されている他の移動局に転送するものである。し
たがって、同じプロパティを持つユーザ同士が通信を行
うことができる。
【0015】また、本発明に係る移動局は、自サービス
の基地局と無線通信を行う移動局無線部と、自移動局が
前記自サービスの基地局と無線通信可能なセルの外にあ
るかを検知する圏外検知部と、他サービスの基地局と近
距離無線通信を行う代替無線通信部と、前記圏外検知部
が前記セル外に自移動局があると検知したとき、前記代
替無線通信部を用いて近距離無線通信可能な他サービス
の基地局を検知する代替基地局検知部と、を備え、前記
圏外検知部が前記セル内に自移動局があると検知したと
きは、前記移動局無線部を用いて前記自サービスの基地
局と無線通信を行い、前記圏外検知部が前記セル外に自
移動局があると検知したときは、前記前記代替基地局検
知部が検知した他サービスの基地局と近距離無線通信を
行うものである。したがって、移動局の周辺に自サービ
スの基地局がなくても通信を行うことができる。
の基地局と無線通信を行う移動局無線部と、自移動局が
前記自サービスの基地局と無線通信可能なセルの外にあ
るかを検知する圏外検知部と、他サービスの基地局と近
距離無線通信を行う代替無線通信部と、前記圏外検知部
が前記セル外に自移動局があると検知したとき、前記代
替無線通信部を用いて近距離無線通信可能な他サービス
の基地局を検知する代替基地局検知部と、を備え、前記
圏外検知部が前記セル内に自移動局があると検知したと
きは、前記移動局無線部を用いて前記自サービスの基地
局と無線通信を行い、前記圏外検知部が前記セル外に自
移動局があると検知したときは、前記前記代替基地局検
知部が検知した他サービスの基地局と近距離無線通信を
行うものである。したがって、移動局の周辺に自サービ
スの基地局がなくても通信を行うことができる。
【0016】また、本発明に係る圏外無線通信システム
は、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の移動
局と、無線通信可能なセル内にある移動局から送信され
た情報を公衆電話回線へ送出し、前記公衆電話回線から
の情報を前記セル内にある移動局に送信する基地局と、
を備えたものである。
は、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の移動
局と、無線通信可能なセル内にある移動局から送信され
た情報を公衆電話回線へ送出し、前記公衆電話回線から
の情報を前記セル内にある移動局に送信する基地局と、
を備えたものである。
【0017】また、本発明に係る圏外無線通信システム
は、前記移動局から前記基地局に送信された移動局の識
別情報を解析して課金を行うID解析課金部を備えたも
のである。したがって、特定の移動局に対して課金を行
うことができる。
は、前記移動局から前記基地局に送信された移動局の識
別情報を解析して課金を行うID解析課金部を備えたも
のである。したがって、特定の移動局に対して課金を行
うことができる。
【0018】さらに、本発明に係る圏外無線通信システ
ムは、請求項10に記載の移動局と、他サービスの移動
局と近距離無線通信を行う代替無線通信部を有し、前記
移動局から近距離無線通信で送信された情報を公衆電話
回線へ送出し、前記公衆電話回線からの情報を前記移動
局に送信する基地局と、を備えたものである。
ムは、請求項10に記載の移動局と、他サービスの移動
局と近距離無線通信を行う代替無線通信部を有し、前記
移動局から近距離無線通信で送信された情報を公衆電話
回線へ送出し、前記公衆電話回線からの情報を前記移動
局に送信する基地局と、を備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕、〔第3
の実施形態〕、〔第4の実施形態〕、〔第5の実施形
態〕、〔第6の実施形態〕、〔第7の実施形態〕、〔第
8の実施形態〕、〔第9の実施形態〕、〔第10の実施
形態〕の順に図面を用いて詳細に説明する。
て、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕、〔第3
の実施形態〕、〔第4の実施形態〕、〔第5の実施形
態〕、〔第6の実施形態〕、〔第7の実施形態〕、〔第
8の実施形態〕、〔第9の実施形態〕、〔第10の実施
形態〕の順に図面を用いて詳細に説明する。
【0020】〔第1の実施形態〕第1の実施形態の圏外
無線通信システムは、圏外であっても他の移動局を介し
て基地局と通信を行うものであり、図1及び図2を参照
して以下詳細に説明する。
無線通信システムは、圏外であっても他の移動局を介し
て基地局と通信を行うものであり、図1及び図2を参照
して以下詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施形態に係る圏
外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック図
である。同図において、携帯電話やPHS等の移動局1
00,110は、共に基地局120が提供する無線サー
ビスを受けることのできる移動局であるが、移動局10
0は、基地局120が無線通信可能なセル121の外
(圏外)にあり、基地局120とは直接通信できない状
態にある。一方、移動局110は、セル121内(圏
内)にあり、基地局120と直接通信できる状態にあ
る。また、移動局100,110はその構成が同一であ
り、赤外線通信やBluetoothなどの近距離無線通信方式
によって相互に通信が可能である。図1において、2つ
の移動局100,110を囲んでいる範囲130は、近
距離無線通信が可能な範囲を示している。
外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック図
である。同図において、携帯電話やPHS等の移動局1
00,110は、共に基地局120が提供する無線サー
ビスを受けることのできる移動局であるが、移動局10
0は、基地局120が無線通信可能なセル121の外
(圏外)にあり、基地局120とは直接通信できない状
態にある。一方、移動局110は、セル121内(圏
内)にあり、基地局120と直接通信できる状態にあ
る。また、移動局100,110はその構成が同一であ
り、赤外線通信やBluetoothなどの近距離無線通信方式
によって相互に通信が可能である。図1において、2つ
の移動局100,110を囲んでいる範囲130は、近
距離無線通信が可能な範囲を示している。
【0022】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局100,110が有する各構成要素
について説明する。移動局100,110は、図1で移
動局100に代表して示すように、ユーザが音声やデー
タ等の情報の入力を行う入力部101と、基地局120
と無線通信を行う移動局無線部102と、移動局が基地
局120の圏外にあるかを検知する圏外検知部103
と、他の移動局と近距離無線通信を行う代替無線通信部
104と、移動局が圏外である場合に近距離無線通信可
能な他の移動局を検知する代替移動局検知部105と、
移動局無線部102や代替無線通信部104で受信され
た音声やデータ等の情報を出力する出力部106と、以
上の各構成要素を制御して所望の通信が行えるようにす
る通信制御部107とを備えて構成されている。
で用いられる移動局100,110が有する各構成要素
について説明する。移動局100,110は、図1で移
動局100に代表して示すように、ユーザが音声やデー
タ等の情報の入力を行う入力部101と、基地局120
と無線通信を行う移動局無線部102と、移動局が基地
局120の圏外にあるかを検知する圏外検知部103
と、他の移動局と近距離無線通信を行う代替無線通信部
104と、移動局が圏外である場合に近距離無線通信可
能な他の移動局を検知する代替移動局検知部105と、
移動局無線部102や代替無線通信部104で受信され
た音声やデータ等の情報を出力する出力部106と、以
上の各構成要素を制御して所望の通信が行えるようにす
る通信制御部107とを備えて構成されている。
【0023】次に、第1の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図2を用いて説明する。図2
は、第1の実施形態に係る圏外無線通信システムの動作
について説明するフローチャートである。まず、ステッ
プS201では、ユーザによって移動局100の入力部
101に音声やデータ等の情報が入力される。次に、ス
テップS202において、圏外検知部103は、移動局
無線部102の受信電界レベルに基づいて、移動局10
0が無線エリアの圏外にあるか圏内にあるか、すなわち
移動局100が基地局120の通信セル121外にある
か内にあるかを判定する。
システムの動作について図2を用いて説明する。図2
は、第1の実施形態に係る圏外無線通信システムの動作
について説明するフローチャートである。まず、ステッ
プS201では、ユーザによって移動局100の入力部
101に音声やデータ等の情報が入力される。次に、ス
テップS202において、圏外検知部103は、移動局
無線部102の受信電界レベルに基づいて、移動局10
0が無線エリアの圏外にあるか圏内にあるか、すなわち
移動局100が基地局120の通信セル121外にある
か内にあるかを判定する。
【0024】ステップS202で移動局100が圏内に
あると判定されたとき、ステップS203において、通
信制御部107は入力部101に入力された情報を移動
局無線部102に送る。次に、ステップS204におい
て、移動局無線部102は通信制御部107から受け取
った情報を基地局120に送信する。一方、ステップS
202で移動局100が圏外にあると判定されたとき、
ステップS205において、代替移動局検知部105は
代替無線通信部104を用いて圏内にある他の移動局が
近くにあるかを検知する。
あると判定されたとき、ステップS203において、通
信制御部107は入力部101に入力された情報を移動
局無線部102に送る。次に、ステップS204におい
て、移動局無線部102は通信制御部107から受け取
った情報を基地局120に送信する。一方、ステップS
202で移動局100が圏外にあると判定されたとき、
ステップS205において、代替移動局検知部105は
代替無線通信部104を用いて圏内にある他の移動局が
近くにあるかを検知する。
【0025】ステップS205で移動局を検知しなけれ
ば処理を終了する。一方、ステップS205で移動局1
10を検知した場合は、ステップS206において、通
信制御部107が代替無線通信部104に情報を送る。
次に、ステップS207において、代替無線通信部10
4は、通信制御部107から受け取った情報をステップ
S205で検知された他の移動局110に送信する。最
後に、ステップS208では、他の移動局110は移動
局100から送られた情報を自移動局内の代替無線通信
部104で受信して、これを移動局無線部102から基
地局120に送信する。
ば処理を終了する。一方、ステップS205で移動局1
10を検知した場合は、ステップS206において、通
信制御部107が代替無線通信部104に情報を送る。
次に、ステップS207において、代替無線通信部10
4は、通信制御部107から受け取った情報をステップ
S205で検知された他の移動局110に送信する。最
後に、ステップS208では、他の移動局110は移動
局100から送られた情報を自移動局内の代替無線通信
部104で受信して、これを移動局無線部102から基
地局120に送信する。
【0026】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、移動局100,110に相互
に近距離無線通信可能な代替無線通信部104が設けら
れているため、移動局100が無線エリアの圏外であっ
ても近距離無線通信が可能な範囲に他の移動局110が
あれば、その移動局110を介して基地局と通信するこ
とができる。このため、移動局が基地局の通信セル外に
移動してしまっても、すなわち圏外となってしまって
も、この移動局と通信可能で基地局とも通信可能な移動
局が他にあれば、通信を行うことができる。
線通信システムによれば、移動局100,110に相互
に近距離無線通信可能な代替無線通信部104が設けら
れているため、移動局100が無線エリアの圏外であっ
ても近距離無線通信が可能な範囲に他の移動局110が
あれば、その移動局110を介して基地局と通信するこ
とができる。このため、移動局が基地局の通信セル外に
移動してしまっても、すなわち圏外となってしまって
も、この移動局と通信可能で基地局とも通信可能な移動
局が他にあれば、通信を行うことができる。
【0027】〔第2の実施形態〕第2の実施形態の圏外
無線通信システムは、他サービスの基地局を介して圏外
であっても通信を行うものであり、図3及び図4を参照
して以下詳細に説明する。
無線通信システムは、他サービスの基地局を介して圏外
であっても通信を行うものであり、図3及び図4を参照
して以下詳細に説明する。
【0028】図3は、本発明の第2の実施形態に係る圏
外無線通信システム並びに移動局及び他の基地局の構成
を示すブロック図である。同図において、図1(第1の
実施形態)と重複する部分には同一の符号を附して説明
を省略する。第2の実施形態の移動局300及び他サー
ビスの基地局330は、赤外線通信やBluetoothなどの
近距離無線通信方式によって相互に通信が可能である。
また、他サービスの基地局330は、移動局300から
近距離無線通信で送信された音声やデータ等の情報を自
サービスの形式に変換して、自サービスの交換局に接続
されている公衆電話回線(図示せず)へ送出する。逆
に、公衆電話回線から送られた情報を近距離無線通信を
介して移動局300に送信することが可能である。な
お、自サービスとは移動局300が加入している無線サ
ービスであり、図3では他サービスとの近距離通信のセ
ルを符号310で表している。また、他サービスの基地
局330のセルは符号320で表されている。
外無線通信システム並びに移動局及び他の基地局の構成
を示すブロック図である。同図において、図1(第1の
実施形態)と重複する部分には同一の符号を附して説明
を省略する。第2の実施形態の移動局300及び他サー
ビスの基地局330は、赤外線通信やBluetoothなどの
近距離無線通信方式によって相互に通信が可能である。
また、他サービスの基地局330は、移動局300から
近距離無線通信で送信された音声やデータ等の情報を自
サービスの形式に変換して、自サービスの交換局に接続
されている公衆電話回線(図示せず)へ送出する。逆
に、公衆電話回線から送られた情報を近距離無線通信を
介して移動局300に送信することが可能である。な
お、自サービスとは移動局300が加入している無線サ
ービスであり、図3では他サービスとの近距離通信のセ
ルを符号310で表している。また、他サービスの基地
局330のセルは符号320で表されている。
【0029】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる他サービスの基地局330及び移動局30
0が有する各構成要素について説明する。まず、他サー
ビスの基地局330は、図3に示すように、近距離無線
通信可能な移動局を検知する移動局検知部331と、移
動局検知部331が検知した移動局と近距離無線通信を
行う代替無線通信部332と、移動局検知部331及び
代替無線通信部332を制御して、移動局300と公衆
回線との通信の中継を制御する通信制御部333とを備
えて構成されている。
で用いられる他サービスの基地局330及び移動局30
0が有する各構成要素について説明する。まず、他サー
ビスの基地局330は、図3に示すように、近距離無線
通信可能な移動局を検知する移動局検知部331と、移
動局検知部331が検知した移動局と近距離無線通信を
行う代替無線通信部332と、移動局検知部331及び
代替無線通信部332を制御して、移動局300と公衆
回線との通信の中継を制御する通信制御部333とを備
えて構成されている。
【0030】また、移動局300は、図3に示すよう
に、第1の実施形態の移動局100,110と同様、入
力部101、移動局無線部102、圏外検知部103、
代替無線通信部104、出力部106及び通信制御部1
07を備えているが、代替移動局検知部105の代わり
に、移動局が自サービスの基地局セルの圏外である場合
に近距離無線通信可能な他サービスの基地局を検知する
代替基地局検知部301を備えて構成されている。な
お、本実施形態の代替無線通信部104は、代替基地局
検知部301で検知された他サービスの基地局と通信を
行う。
に、第1の実施形態の移動局100,110と同様、入
力部101、移動局無線部102、圏外検知部103、
代替無線通信部104、出力部106及び通信制御部1
07を備えているが、代替移動局検知部105の代わり
に、移動局が自サービスの基地局セルの圏外である場合
に近距離無線通信可能な他サービスの基地局を検知する
代替基地局検知部301を備えて構成されている。な
お、本実施形態の代替無線通信部104は、代替基地局
検知部301で検知された他サービスの基地局と通信を
行う。
【0031】次に、第2の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図4を用いて説明する。図4
は、第2の実施形態に係る圏外無線通信システムの動作
について説明するフローチャートである。まず、ステッ
プS401では、ユーザによって移動局300の入力部
101に音声やデータ等の情報が入力される。次に、ス
テップS402において、圏外検知部103は、移動局
無線部102の受信電界レベルに基づいて、移動局30
0が自サービスの基地局セルの圏外にあるか圏内にある
か、すなわち移動局300がセル310外にあるか内に
あるかを判定する。
システムの動作について図4を用いて説明する。図4
は、第2の実施形態に係る圏外無線通信システムの動作
について説明するフローチャートである。まず、ステッ
プS401では、ユーザによって移動局300の入力部
101に音声やデータ等の情報が入力される。次に、ス
テップS402において、圏外検知部103は、移動局
無線部102の受信電界レベルに基づいて、移動局30
0が自サービスの基地局セルの圏外にあるか圏内にある
か、すなわち移動局300がセル310外にあるか内に
あるかを判定する。
【0032】ステップS402で移動局300が圏内に
あると判定されたとき、ステップS403において、通
信制御部107は入力部101に入力された情報を移動
局無線部102に送る。次に、ステップS404におい
て、移動局無線部102は通信制御部107から受け取
った情報を、セル310を通信範囲とする図示しない基
地局に送信する。一方、ステップS402で移動局30
0が圏外にあると判定されたとき、ステップS405に
おいて、代替基地局検知部301は代替無線通信部10
4を用いて他サービスの基地局が近くにあるかを検知す
る。
あると判定されたとき、ステップS403において、通
信制御部107は入力部101に入力された情報を移動
局無線部102に送る。次に、ステップS404におい
て、移動局無線部102は通信制御部107から受け取
った情報を、セル310を通信範囲とする図示しない基
地局に送信する。一方、ステップS402で移動局30
0が圏外にあると判定されたとき、ステップS405に
おいて、代替基地局検知部301は代替無線通信部10
4を用いて他サービスの基地局が近くにあるかを検知す
る。
【0033】ステップS405で近くに他サービスの基
地局が存在しなければ処理を終了する。一方、ステップ
S405で他サービスの基地局330を検知した場合
は、ステップS406において、通信制御部107が代
替無線通信部104に情報を送る。次に、ステップS4
07において、代替無線通信部104は、通信制御部1
07から受け取った情報をステップS405で検知され
た他サービスの基地局330に送信する。最後に、ステ
ップS408では、他サービスの基地局330は代替無
線通信部332で受信した情報を自サービス用に変換し
て公衆電話回線に送出する。
地局が存在しなければ処理を終了する。一方、ステップ
S405で他サービスの基地局330を検知した場合
は、ステップS406において、通信制御部107が代
替無線通信部104に情報を送る。次に、ステップS4
07において、代替無線通信部104は、通信制御部1
07から受け取った情報をステップS405で検知され
た他サービスの基地局330に送信する。最後に、ステ
ップS408では、他サービスの基地局330は代替無
線通信部332で受信した情報を自サービス用に変換し
て公衆電話回線に送出する。
【0034】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、移動局300に他サービスの
基地局330と相互に近距離無線通信可能な代替無線通
信部104が設けられているため、移動局300が自サ
ービスの基地局セルの圏外であっても他サービスの基地
局330と近距離無線通信を行うことができれば、他サ
ービスの基地局330を介して通信を成立することがで
きる。このため、移動局の周辺に自サービスの基地局が
なくても通信を行うことができる。
線通信システムによれば、移動局300に他サービスの
基地局330と相互に近距離無線通信可能な代替無線通
信部104が設けられているため、移動局300が自サ
ービスの基地局セルの圏外であっても他サービスの基地
局330と近距離無線通信を行うことができれば、他サ
ービスの基地局330を介して通信を成立することがで
きる。このため、移動局の周辺に自サービスの基地局が
なくても通信を行うことができる。
【0035】〔第3の実施形態〕第3の実施形態の圏外
無線通信システムは、圏外通信を行う移動局の移動局の
識別情報(以下、IDという)に基づいて課金を行うも
のであり、図5及び図6を参照して以下詳細に説明す
る。
無線通信システムは、圏外通信を行う移動局の移動局の
識別情報(以下、IDという)に基づいて課金を行うも
のであり、図5及び図6を参照して以下詳細に説明す
る。
【0036】図5は、本発明の第3の実施形態に係る圏
外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック図
である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複
する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第3
の実施形態の移動局500,510は、第1の実施形態
と同様に、共に基地局520が提供する無線サービスを
受けることのできる移動局であるが、移動局500は、
基地局520が無線通信可能なセル121の外(圏外)
にあり、基地局520とは直接通信できない状態にあ
る。一方、移動局510はセル121内(圏内)にあ
り、直接基地局520と通信できる状態にある。
外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック図
である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複
する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第3
の実施形態の移動局500,510は、第1の実施形態
と同様に、共に基地局520が提供する無線サービスを
受けることのできる移動局であるが、移動局500は、
基地局520が無線通信可能なセル121の外(圏外)
にあり、基地局520とは直接通信できない状態にあ
る。一方、移動局510はセル121内(圏内)にあ
り、直接基地局520と通信できる状態にある。
【0037】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局500,510が有する各構成要素
について説明する。移動局500,510は、図5で移
動局500に代表して示すように、第1の実施形態の移
動局100,110と同様、入力部101、移動局無線
部102、圏外検知部103、代替無線通信部104、
代替移動局検知部105、出力部106及び通信制御部
107を備え、さらに、移動局のID(以下、移動局I
Dという)を送信情報に付加するID付加部501を備
えて構成されている。また、基地局520から送られた
移動局IDを解析して課金を行うID解析&課金部53
0が設けられている。
で用いられる移動局500,510が有する各構成要素
について説明する。移動局500,510は、図5で移
動局500に代表して示すように、第1の実施形態の移
動局100,110と同様、入力部101、移動局無線
部102、圏外検知部103、代替無線通信部104、
代替移動局検知部105、出力部106及び通信制御部
107を備え、さらに、移動局のID(以下、移動局I
Dという)を送信情報に付加するID付加部501を備
えて構成されている。また、基地局520から送られた
移動局IDを解析して課金を行うID解析&課金部53
0が設けられている。
【0038】次に、第3の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図6を用いて説明する。図6
は、第3の実施形態に係る圏外無線通信システムの動作
について説明するフローチャートである。同図に示すス
テップS601〜S605は、図2に示したフローチャ
ート(第1の実施形態)中のステップS201〜S20
5と同様であるため、説明を省略する。
システムの動作について図6を用いて説明する。図6
は、第3の実施形態に係る圏外無線通信システムの動作
について説明するフローチャートである。同図に示すス
テップS601〜S605は、図2に示したフローチャ
ート(第1の実施形態)中のステップS201〜S20
5と同様であるため、説明を省略する。
【0039】ステップS605において移動局510を
検知した場合は、ステップS606において、移動局5
00のID付加部501から移動局IDを得て、通信制
御部107が入力部101で入力された情報に移動局I
Dを付加し、これを代替無線通信部104に送る。次
に、ステップS607において、代替無線通信部104
は、通信制御部107から受け取った情報をステップS
605で検知された他の移動局510に送信する。次
に、ステップS608において、移動局510は移動局
500から送られた情報を自移動局内の代替無線通信部
104で受信して、これを移動局無線部102から基地
局520に送信する。
検知した場合は、ステップS606において、移動局5
00のID付加部501から移動局IDを得て、通信制
御部107が入力部101で入力された情報に移動局I
Dを付加し、これを代替無線通信部104に送る。次
に、ステップS607において、代替無線通信部104
は、通信制御部107から受け取った情報をステップS
605で検知された他の移動局510に送信する。次
に、ステップS608において、移動局510は移動局
500から送られた情報を自移動局内の代替無線通信部
104で受信して、これを移動局無線部102から基地
局520に送信する。
【0040】次に、ステップS609において、基地局
520は、移動局510から受け取った情報に付加され
ている移動局500の移動局IDをID解析&課金部5
30に送る。最後に、ステップS610では、ID解析
&課金部530が、基地局520から送られた移動局I
Dを解析して移動局を特定し、特定された移動局500
に対して課金処理を行う。
520は、移動局510から受け取った情報に付加され
ている移動局500の移動局IDをID解析&課金部5
30に送る。最後に、ステップS610では、ID解析
&課金部530が、基地局520から送られた移動局I
Dを解析して移動局を特定し、特定された移動局500
に対して課金処理を行う。
【0041】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、移動局500のID付加部5
01によって移動局IDが送信情報に付加され、ID解
析&課金部530は移動局IDを用いて移動局を特定し
た後、特定された移動局に課金を行っているため、圏外
通信を行う特定の移動局に対して課金することができ
る。
線通信システムによれば、移動局500のID付加部5
01によって移動局IDが送信情報に付加され、ID解
析&課金部530は移動局IDを用いて移動局を特定し
た後、特定された移動局に課金を行っているため、圏外
通信を行う特定の移動局に対して課金することができ
る。
【0042】〔第4の実施形態〕第4の実施形態の圏外
無線通信システムは、移動局にキャッシュ部を設けて近
距離無線通信によって受信した情報を一時蓄積しておく
ものであり、図7及び図8を参照して以下詳細に説明す
る。
無線通信システムは、移動局にキャッシュ部を設けて近
距離無線通信によって受信した情報を一時蓄積しておく
ものであり、図7及び図8を参照して以下詳細に説明す
る。
【0043】図7は、本発明の第4の実施形態に係る圏
外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック図
である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複
する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第4
の実施形態の移動局700,710は、第1の実施形態
と同様に、共に基地局120が提供する無線サービスを
受けることのできる移動局であり、移動局700が移動
局100に対応し、移動局710が移動局110に対応
する。
外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック図
である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複
する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第4
の実施形態の移動局700,710は、第1の実施形態
と同様に、共に基地局120が提供する無線サービスを
受けることのできる移動局であり、移動局700が移動
局100に対応し、移動局710が移動局110に対応
する。
【0044】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局700,710が有する各構成要素
について説明する。移動局700,710は、図7で移
動局700に代表して示すように、第1の実施形態の移
動局100,110と同様に、入力部101、移動局無
線部102、圏外検知部103、代替無線通信部10
4、代替移動局検知部105、出力部106及び通信制
御部107を備え、さらに、代替無線通信部104が受
信した音声やデータ等の情報を一時蓄積するキャッシュ
部701を備えて構成されている。
で用いられる移動局700,710が有する各構成要素
について説明する。移動局700,710は、図7で移
動局700に代表して示すように、第1の実施形態の移
動局100,110と同様に、入力部101、移動局無
線部102、圏外検知部103、代替無線通信部10
4、代替移動局検知部105、出力部106及び通信制
御部107を備え、さらに、代替無線通信部104が受
信した音声やデータ等の情報を一時蓄積するキャッシュ
部701を備えて構成されている。
【0045】次に、第4の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図8を用いて説明する。図8
は、第4の実施形態に係る圏外無線通信システムの動作
について説明するフローチャートである。同図に示すス
テップS801〜S807は、図2に示したフローチャ
ート(第1の実施形態)中のステップS201〜S20
7と同様であるため、説明を省略する。ステップS80
8では、他の移動局710は近距離無線通信によって移
動局700から送られた情報を自移動局内のキャッシュ
部701に一旦蓄積し、その後、移動局無線部102か
ら基地局120に送信する。
システムの動作について図8を用いて説明する。図8
は、第4の実施形態に係る圏外無線通信システムの動作
について説明するフローチャートである。同図に示すス
テップS801〜S807は、図2に示したフローチャ
ート(第1の実施形態)中のステップS201〜S20
7と同様であるため、説明を省略する。ステップS80
8では、他の移動局710は近距離無線通信によって移
動局700から送られた情報を自移動局内のキャッシュ
部701に一旦蓄積し、その後、移動局無線部102か
ら基地局120に送信する。
【0046】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、圏内にある移動局710が近
距離無線通信によって圏外の移動局700から受信した
情報を、一旦キャッシュ部701に蓄積してから基地局
120に送信するようにしたので、通信が途切れ途切れ
になるのを安定化させることができる。
線通信システムによれば、圏内にある移動局710が近
距離無線通信によって圏外の移動局700から受信した
情報を、一旦キャッシュ部701に蓄積してから基地局
120に送信するようにしたので、通信が途切れ途切れ
になるのを安定化させることができる。
【0047】〔第5の実施形態〕第5の実施形態の圏外
無線通信システムは、他の移動局と近距離無線通信可能
な圏外の移動局が、圏内にある他の移動局を優先的に選
択して、他の移動局を介して基地局と通信を行うもので
あり、図9及び図10を参照して以下詳細に説明する。
無線通信システムは、他の移動局と近距離無線通信可能
な圏外の移動局が、圏内にある他の移動局を優先的に選
択して、他の移動局を介して基地局と通信を行うもので
あり、図9及び図10を参照して以下詳細に説明する。
【0048】図9は、本発明の第5の実施形態に係る圏
外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック図
である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複
する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第5
の実施形態の移動局900,910,920,930
は、第1の実施形態と同様に、共に基地局120が提供
する無線サービスを受けることのできる移動局である。
移動局900は、基地局120と無線通信可能なセル1
21の外(圏外)にあり、基地局120とは直接通信で
きない状態にある。また、移動局930はセル121内
(圏内)にあり、直接基地局120と通信できる状態に
ある。また、移動局920は、セル121外にあり、移
動局930と近距離無線通信できる状態にある。また、
移動局910はセル121外にあり、移動局930と近
距離無線通信できない状態にある。
外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック図
である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複
する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第5
の実施形態の移動局900,910,920,930
は、第1の実施形態と同様に、共に基地局120が提供
する無線サービスを受けることのできる移動局である。
移動局900は、基地局120と無線通信可能なセル1
21の外(圏外)にあり、基地局120とは直接通信で
きない状態にある。また、移動局930はセル121内
(圏内)にあり、直接基地局120と通信できる状態に
ある。また、移動局920は、セル121外にあり、移
動局930と近距離無線通信できる状態にある。また、
移動局910はセル121外にあり、移動局930と近
距離無線通信できない状態にある。
【0049】なお、図9において、移動局920,93
0を囲んでいる範囲950は、移動局920,930が
相互に近距離無線通信可能な範囲を示している。また、
移動局900,910,920を囲んでいる範囲940
は、移動局900,910,920が相互に近距離無線
通信可能な範囲を示している。
0を囲んでいる範囲950は、移動局920,930が
相互に近距離無線通信可能な範囲を示している。また、
移動局900,910,920を囲んでいる範囲940
は、移動局900,910,920が相互に近距離無線
通信可能な範囲を示している。
【0050】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局900,910,920,930が
有する各構成要素について説明する。移動局900,9
10,920,930は、図9で移動局900に代表し
て示すように、第1の実施形態の移動局100,110
と同様、入力部101、移動局無線部102、圏外検知
部103、代替無線通信部104、代替移動局検知部1
05、出力部106及び通信制御部107を備え、さら
に、圏外移動局検知部901及び移動局選択部902を
備えて構成されている。
で用いられる移動局900,910,920,930が
有する各構成要素について説明する。移動局900,9
10,920,930は、図9で移動局900に代表し
て示すように、第1の実施形態の移動局100,110
と同様、入力部101、移動局無線部102、圏外検知
部103、代替無線通信部104、代替移動局検知部1
05、出力部106及び通信制御部107を備え、さら
に、圏外移動局検知部901及び移動局選択部902を
備えて構成されている。
【0051】圏外移動局検知部901は、代替無線通信
部104を用いて、代替移動局検知部105が検知した
移動局の中から基地局120の圏外にある移動局を検知
するものである。例えば、他の移動局の圏外検知部が検
知した情報を、代替無線通信部等を用いて受信する。ま
た、移動局選択部902は、圏外移動局検知部901が
基地局120の圏内にあると検知した移動局を優先的に
選択する。
部104を用いて、代替移動局検知部105が検知した
移動局の中から基地局120の圏外にある移動局を検知
するものである。例えば、他の移動局の圏外検知部が検
知した情報を、代替無線通信部等を用いて受信する。ま
た、移動局選択部902は、圏外移動局検知部901が
基地局120の圏内にあると検知した移動局を優先的に
選択する。
【0052】次に、第5の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図10を用いて説明する。図1
0は、第5の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。同図に示す
ステップS1001〜S1005は、図2に示したフロ
ーチャート(第1の実施形態)中のステップS201〜
S205と同様であるため、説明を省略する。
システムの動作について図10を用いて説明する。図1
0は、第5の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。同図に示す
ステップS1001〜S1005は、図2に示したフロ
ーチャート(第1の実施形態)中のステップS201〜
S205と同様であるため、説明を省略する。
【0053】ステップS1006では、ステップS10
05において代替移動局検知部105によって検知され
た移動局910、920が基地局120の圏外にあるか
を圏外移動局検知部901が検知する。次に、ステップ
S1007において、移動局選択部902はステップS
1006で圏内と検知された移動局920を選択する。
次に、ステップS1008において、通信制御部107
が代替無線通信部104に情報を送る。次に、ステップ
S1009において、代替無線通信部104は、通信制
御部107から受け取った情報をステップS1007で
移動局選択部902が選択した他の移動局920に送信
する。
05において代替移動局検知部105によって検知され
た移動局910、920が基地局120の圏外にあるか
を圏外移動局検知部901が検知する。次に、ステップ
S1007において、移動局選択部902はステップS
1006で圏内と検知された移動局920を選択する。
次に、ステップS1008において、通信制御部107
が代替無線通信部104に情報を送る。次に、ステップ
S1009において、代替無線通信部104は、通信制
御部107から受け取った情報をステップS1007で
移動局選択部902が選択した他の移動局920に送信
する。
【0054】最後に、ステップS1010において、前
記他の移動局920は、自移動局が基地局120の圏内
にあれば移動局無線部102を利用して基地局120に
情報を送信し、圏外であれば自移動局と近距離無線通信
可能であって基地局120の圏内にあると検知している
移動局930に、代替無線通信部104を利用して情報
を転送する。移動局930は、移動局無線部102を利
用してこの情報を基地局120に送信する。
記他の移動局920は、自移動局が基地局120の圏内
にあれば移動局無線部102を利用して基地局120に
情報を送信し、圏外であれば自移動局と近距離無線通信
可能であって基地局120の圏内にあると検知している
移動局930に、代替無線通信部104を利用して情報
を転送する。移動局930は、移動局無線部102を利
用してこの情報を基地局120に送信する。
【0055】図9に示した状況にあっては、基地局12
0の圏外にある移動局900が送信を行う際、移動局9
20は基地局120の圏外にあるが圏内の移動局930
と近距離無線通信可能である。したがって、移動局90
0の圏外移動局検知部901には移動局920が登録さ
れ、移動局920の圏外移動局検知部901には移動局
930が登録され、移動局920,930を経由して基
地局120に至る通信路が形成されることになる。した
がって、移動局900は代替無線通信部104を用いて
近距離無線通信で移動局920に情報を送信し、移動局
920は同じく代替無線通信部104を用いて近距離無
線通信で移動局930に情報を転送し、移動局930は
移動局無線部102を用いて基地局120に情報を送信
する。
0の圏外にある移動局900が送信を行う際、移動局9
20は基地局120の圏外にあるが圏内の移動局930
と近距離無線通信可能である。したがって、移動局90
0の圏外移動局検知部901には移動局920が登録さ
れ、移動局920の圏外移動局検知部901には移動局
930が登録され、移動局920,930を経由して基
地局120に至る通信路が形成されることになる。した
がって、移動局900は代替無線通信部104を用いて
近距離無線通信で移動局920に情報を送信し、移動局
920は同じく代替無線通信部104を用いて近距離無
線通信で移動局930に情報を転送し、移動局930は
移動局無線部102を用いて基地局120に情報を送信
する。
【0056】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、移動局900が基地局120
の圏外にあるためと直接通信できない状況においては、
移動局900と近距離無線通信可能な移動局910,9
20を検知し、圏内の移動局920を優先的に選択する
ようにしたため、自移動局900が圏外であっても、選
択された移動局を利用して基地局120と通信すること
ができる。
線通信システムによれば、移動局900が基地局120
の圏外にあるためと直接通信できない状況においては、
移動局900と近距離無線通信可能な移動局910,9
20を検知し、圏内の移動局920を優先的に選択する
ようにしたため、自移動局900が圏外であっても、選
択された移動局を利用して基地局120と通信すること
ができる。
【0057】〔第6の実施形態〕第6の実施形態の圏外
無線通信システムは、他の移動局と近距離無線通信可能
な圏外の移動局が、検知した複数の移動局の中から感度
の良いものを選択し、選択した移動局を介して基地局と
通信を行うものであり、図11及び図12を参照して以
下詳細に説明する。
無線通信システムは、他の移動局と近距離無線通信可能
な圏外の移動局が、検知した複数の移動局の中から感度
の良いものを選択し、選択した移動局を介して基地局と
通信を行うものであり、図11及び図12を参照して以
下詳細に説明する。
【0058】図11は、本発明の第6の実施形態に係る
圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック
図である。同図において、図9(第5の実施形態)と重
複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第
6の実施形態の移動局1100,1110,1120,
1130,1140は、第5の実施形態と同様に、共に
基地局120が提供する無線サービスを受けることので
きる移動局である。図11において、移動局1120,
1130は基地局120と無線通信可能なセル121の
内(圏内)にあり、移動局1100,1110,114
0はセル121外(圏外)にある。
圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック
図である。同図において、図9(第5の実施形態)と重
複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第
6の実施形態の移動局1100,1110,1120,
1130,1140は、第5の実施形態と同様に、共に
基地局120が提供する無線サービスを受けることので
きる移動局である。図11において、移動局1120,
1130は基地局120と無線通信可能なセル121の
内(圏内)にあり、移動局1100,1110,114
0はセル121外(圏外)にある。
【0059】なお、図11において、移動局1100,
1110を囲んでいる範囲1150は、移動局110
0,1110が相互に近距離無線通信可能な範囲を示し
ている。また、移動局1110,1120を囲んでいる
範囲1160は、移動局1110,1120が相互に近
距離無線通信可能な範囲を示している。また、移動局1
130,1140を囲んでいる範囲1170は、移動局
1130,1140が相互に近距離無線通信可能な範囲
を示している。また、移動局1140,1100を囲ん
でいる範囲1180は、移動局1140,1100が相
互に近距離無線通信可能な範囲を示している。
1110を囲んでいる範囲1150は、移動局110
0,1110が相互に近距離無線通信可能な範囲を示し
ている。また、移動局1110,1120を囲んでいる
範囲1160は、移動局1110,1120が相互に近
距離無線通信可能な範囲を示している。また、移動局1
130,1140を囲んでいる範囲1170は、移動局
1130,1140が相互に近距離無線通信可能な範囲
を示している。また、移動局1140,1100を囲ん
でいる範囲1180は、移動局1140,1100が相
互に近距離無線通信可能な範囲を示している。
【0060】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局1100,1110,1120,1
130,1140が有する各構成要素について説明す
る。移動局1100,1110,1120,1130,
1140は、図11で移動局1100に代表して示すよ
うに、第5の実施形態の移動局と同様、入力部101、
移動局無線部102、圏外検知部103、代替無線通信
部104、代替移動局検知部105、出力部106、通
信制御部107及び圏外移動局検知部901を備え、さ
らに、移動局複数選択部1101を備えて構成されてい
る。
で用いられる移動局1100,1110,1120,1
130,1140が有する各構成要素について説明す
る。移動局1100,1110,1120,1130,
1140は、図11で移動局1100に代表して示すよ
うに、第5の実施形態の移動局と同様、入力部101、
移動局無線部102、圏外検知部103、代替無線通信
部104、代替移動局検知部105、出力部106、通
信制御部107及び圏外移動局検知部901を備え、さ
らに、移動局複数選択部1101を備えて構成されてい
る。
【0061】移動局複数選択部1101は、圏外移動局
検知部901によって圏内と認識された移動局を複数選
択するものであり、各移動局に対する感度の計算によっ
て得られた感度積算情報を保持している。また、移動局
複数選択部1101は、選択した複数の移動局の中で最
も感度の良い移動局を選択し、自移動局と通信可能であ
ることを感度積算情報と共に登録する。但し、途中で圏
外や感度が弱くなった場合には、感度積算情報に基づい
て他の移動局を選択する。
検知部901によって圏内と認識された移動局を複数選
択するものであり、各移動局に対する感度の計算によっ
て得られた感度積算情報を保持している。また、移動局
複数選択部1101は、選択した複数の移動局の中で最
も感度の良い移動局を選択し、自移動局と通信可能であ
ることを感度積算情報と共に登録する。但し、途中で圏
外や感度が弱くなった場合には、感度積算情報に基づい
て他の移動局を選択する。
【0062】次に、第6の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図12を用いて説明する。図1
2は、第6の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。同図に示す
ステップS1201〜S1205は、図2に示したフロ
ーチャート(第1の実施形態)中のステップS201〜
S205と同様であるため、説明を省略する。
システムの動作について図12を用いて説明する。図1
2は、第6の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。同図に示す
ステップS1201〜S1205は、図2に示したフロ
ーチャート(第1の実施形態)中のステップS201〜
S205と同様であるため、説明を省略する。
【0063】ステップS1206では、ステップS12
05において代替移動局検知部105によって検知され
た移動局1110、1140が基地局120の圏外にあ
るかを圏外移動局検知部901が検知する。また、検知
された移動局1110、1140に対し感度を計算して
得られた感度積算情報を移動局複数選択部1101に送
る。次に、ステップS1207において、移動局複数選
択部1101はステップS1206で圏内と検知された
移動局1110、1140を選択し、感度積算情報に基
づいて最も感度の良い移動局1140(例えば、移動局
1140が移動局1110より感度が良い場合)を選択
する。次に、ステップS1208において、通信制御部
107が代替無線通信部104に情報を送る。
05において代替移動局検知部105によって検知され
た移動局1110、1140が基地局120の圏外にあ
るかを圏外移動局検知部901が検知する。また、検知
された移動局1110、1140に対し感度を計算して
得られた感度積算情報を移動局複数選択部1101に送
る。次に、ステップS1207において、移動局複数選
択部1101はステップS1206で圏内と検知された
移動局1110、1140を選択し、感度積算情報に基
づいて最も感度の良い移動局1140(例えば、移動局
1140が移動局1110より感度が良い場合)を選択
する。次に、ステップS1208において、通信制御部
107が代替無線通信部104に情報を送る。
【0064】次に、ステップS1209において、代替
無線通信部104は、通信制御部107から受け取った
情報をステップS1207で移動局複数選択部1101
が選択した最も感度の良い移動局1140に送信する。
最後に、ステップS1210では、前記最も感度の良い
移動局1140は、自移動局が基地局120の圏内にあ
れば移動局無線部102を利用して基地局120に情報
を送信し、圏外であれば自局と近距離無線通信可能であ
って基地局120の圏内にあると検知している移動局1
130に、代替無線通信部104を利用して情報を転送
する。この移動局1130は、移動局無線部102を利
用してこの情報を基地局120に送信する。
無線通信部104は、通信制御部107から受け取った
情報をステップS1207で移動局複数選択部1101
が選択した最も感度の良い移動局1140に送信する。
最後に、ステップS1210では、前記最も感度の良い
移動局1140は、自移動局が基地局120の圏内にあ
れば移動局無線部102を利用して基地局120に情報
を送信し、圏外であれば自局と近距離無線通信可能であ
って基地局120の圏内にあると検知している移動局1
130に、代替無線通信部104を利用して情報を転送
する。この移動局1130は、移動局無線部102を利
用してこの情報を基地局120に送信する。
【0065】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、移動局1100が基地局12
0の圏外にあるため基地局120と直接通信できない状
況においては、当該移動局1100と近距離無線通信可
能な移動局1110,1140を検知し、最も感度の良
い移動局1140を選択するようにしたため、自局11
00が圏外であっても、最適な移動局1140、113
0を辿って基地局120の圏内に至る通信路で通信を行
うことができる。また、途中で圏外や感度が弱くなった
場合には、感度積算情報に基づいて他の移動局を選択す
ることができるため、通信の信頼性を確保することがで
きる。
線通信システムによれば、移動局1100が基地局12
0の圏外にあるため基地局120と直接通信できない状
況においては、当該移動局1100と近距離無線通信可
能な移動局1110,1140を検知し、最も感度の良
い移動局1140を選択するようにしたため、自局11
00が圏外であっても、最適な移動局1140、113
0を辿って基地局120の圏内に至る通信路で通信を行
うことができる。また、途中で圏外や感度が弱くなった
場合には、感度積算情報に基づいて他の移動局を選択す
ることができるため、通信の信頼性を確保することがで
きる。
【0066】〔第7の実施形態〕第7の実施形態の圏外
無線通信システムは、他の移動局と近距離無線通信可能
な圏外の移動局が、検知した複数の移動局の中から感度
が良く経路が短いものを選択し、選択した移動局を介し
て基地局と通信を行うものであり、図13及び図14を
参照して以下詳細に説明する。
無線通信システムは、他の移動局と近距離無線通信可能
な圏外の移動局が、検知した複数の移動局の中から感度
が良く経路が短いものを選択し、選択した移動局を介し
て基地局と通信を行うものであり、図13及び図14を
参照して以下詳細に説明する。
【0067】図14は、本発明の第7の実施形態に係る
圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック
図である。同図において、図9(第5の実施形態)と重
複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第
7の実施形態の移動局1300,1310,1320,
1330,1340,1350は、第5の実施形態と同
様に、共に基地局120が提供する無線サービスを受け
ることのできる移動局である。図13において、移動局
1320,1330は基地局120と無線通信可能なセ
ル121の内(圏内)にあり、移動局1300,131
0,1340,1350はセル121外(圏外)にあ
る。
圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック
図である。同図において、図9(第5の実施形態)と重
複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。第
7の実施形態の移動局1300,1310,1320,
1330,1340,1350は、第5の実施形態と同
様に、共に基地局120が提供する無線サービスを受け
ることのできる移動局である。図13において、移動局
1320,1330は基地局120と無線通信可能なセ
ル121の内(圏内)にあり、移動局1300,131
0,1340,1350はセル121外(圏外)にあ
る。
【0068】なお、図13において、移動局1300,
1310を囲んでいる範囲1360、移動局1310,
1320を囲んでいる範囲1363、移動局1330,
1340を囲んでいる範囲1365、移動局1340,
1350を囲んでいる範囲1367及び移動局135
0,1300を囲んでいる範囲1369は、それぞれ近
距離無線通信が可能な範囲を示している。
1310を囲んでいる範囲1360、移動局1310,
1320を囲んでいる範囲1363、移動局1330,
1340を囲んでいる範囲1365、移動局1340,
1350を囲んでいる範囲1367及び移動局135
0,1300を囲んでいる範囲1369は、それぞれ近
距離無線通信が可能な範囲を示している。
【0069】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局1300,1310,1320,1
330,1340,1350が有する各構成要素につい
て説明する。移動局1300,1310,1320,1
330,1340,1350は、図13で移動局130
0に代表して示すように、第5の実施形態の移動局と同
様、入力部101、移動局無線部102、圏外検知部1
03、代替無線通信部104、代替移動局検知部10
5、出力部106、通信制御部107及び圏外移動局検
知部901を備え、さらに、ID付加部1301及び移
動局リンク保持部1303を備えて構成されている。
で用いられる移動局1300,1310,1320,1
330,1340,1350が有する各構成要素につい
て説明する。移動局1300,1310,1320,1
330,1340,1350は、図13で移動局130
0に代表して示すように、第5の実施形態の移動局と同
様、入力部101、移動局無線部102、圏外検知部1
03、代替無線通信部104、代替移動局検知部10
5、出力部106、通信制御部107及び圏外移動局検
知部901を備え、さらに、ID付加部1301及び移
動局リンク保持部1303を備えて構成されている。
【0070】ID付加部1301は、移動局のIDを付
加するものである。また、移動局リンク保持部1303
は、圏外移動局検知部901によって圏内と認識された
移動局を複数選択するものであり、各移動局に対する感
度の計算によって得られた感度積算情報と、自移動局か
ら基地局120までの通信可能な経路における移動局の
IDをリストとしたIDリストとを保持している。ま
た、移動局リンク保持部1303は、選択した複数の移
動局の中で感度が良くIDリストが短い移動局に対し
て、自移動局と通信可能であることを感度積算情報と共
に登録する。但し、途中で圏外や感度が弱くなった場合
には、感度積算情報及びIDリストに基づいて他の移動
局を選択する。なお、IDリストが短いとは、自移動局
から基地局までの通信経路中にある移動局の数が少ない
ことをいう。IDリストの最も短いものを最短経路と呼
ぶ。
加するものである。また、移動局リンク保持部1303
は、圏外移動局検知部901によって圏内と認識された
移動局を複数選択するものであり、各移動局に対する感
度の計算によって得られた感度積算情報と、自移動局か
ら基地局120までの通信可能な経路における移動局の
IDをリストとしたIDリストとを保持している。ま
た、移動局リンク保持部1303は、選択した複数の移
動局の中で感度が良くIDリストが短い移動局に対し
て、自移動局と通信可能であることを感度積算情報と共
に登録する。但し、途中で圏外や感度が弱くなった場合
には、感度積算情報及びIDリストに基づいて他の移動
局を選択する。なお、IDリストが短いとは、自移動局
から基地局までの通信経路中にある移動局の数が少ない
ことをいう。IDリストの最も短いものを最短経路と呼
ぶ。
【0071】次に、第7の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図14を用いて説明する。図1
4は、第7の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。同図に示す
ステップS1401〜S1405は、図2に示したフロ
ーチャート(第1の実施形態)中のステップS201〜
S205と同様であるため、説明を省略する。
システムの動作について図14を用いて説明する。図1
4は、第7の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。同図に示す
ステップS1401〜S1405は、図2に示したフロ
ーチャート(第1の実施形態)中のステップS201〜
S205と同様であるため、説明を省略する。
【0072】ステップS1406では、ステップS14
05において代替移動局検知部105によって検知され
た移動局1310、1350が基地局120の圏外にあ
るかを圏外移動局検知部901が検知する。また、検知
された移動局1310、1350に対し感度を計算して
得られた感度積算情報と、自移動局から基地局120ま
でのIDリストとを移動局リンク保持部1303に送
る。次に、ステップS1407において、移動局リンク
保持部1303はステップS1406で圏内と検知され
た移動局1310、1350を選択し、感度積算情報と
IDリストとに基づいて感度が良くIDリストが短い移
動局1310を選択する。次に、ステップS1408に
おいて、通信制御部107が代替無線通信部104に情
報を送る。
05において代替移動局検知部105によって検知され
た移動局1310、1350が基地局120の圏外にあ
るかを圏外移動局検知部901が検知する。また、検知
された移動局1310、1350に対し感度を計算して
得られた感度積算情報と、自移動局から基地局120ま
でのIDリストとを移動局リンク保持部1303に送
る。次に、ステップS1407において、移動局リンク
保持部1303はステップS1406で圏内と検知され
た移動局1310、1350を選択し、感度積算情報と
IDリストとに基づいて感度が良くIDリストが短い移
動局1310を選択する。次に、ステップS1408に
おいて、通信制御部107が代替無線通信部104に情
報を送る。
【0073】次に、ステップS1409において、代替
無線通信部104は、通信制御部107から受け取った
情報をステップS1407で移動局リンク保持部130
3が選択した感度の良くIDリストの短い移動局131
0に送信する。最後に、ステップS1410では、前記
感度が良くIDリストが短い移動局1310は、自移動
局が基地局120の圏内にあれば移動局無線部102を
利用して基地局120に情報を送信し、圏外であれば自
移動局と近距離無線通信可能であって基地局120の圏
内にあると検知している移動局1320に、代替無線通
信部104を利用して情報を転送する。この移動局13
20は、移動局無線部102を利用してこの情報を基地
局120に送信する。
無線通信部104は、通信制御部107から受け取った
情報をステップS1407で移動局リンク保持部130
3が選択した感度の良くIDリストの短い移動局131
0に送信する。最後に、ステップS1410では、前記
感度が良くIDリストが短い移動局1310は、自移動
局が基地局120の圏内にあれば移動局無線部102を
利用して基地局120に情報を送信し、圏外であれば自
移動局と近距離無線通信可能であって基地局120の圏
内にあると検知している移動局1320に、代替無線通
信部104を利用して情報を転送する。この移動局13
20は、移動局無線部102を利用してこの情報を基地
局120に送信する。
【0074】図13に示した状況にあっては、基地局1
20の圏外にある移動局1100が送信を行う場合に
は、移動局1300,1350を囲む範囲1369、移
動局1350,1340を囲む範囲1367及び移動局
1340,1330を囲む範囲1365によって構成さ
れたIDリンク(link1)と、移動局1300,1
310を囲む範囲1360及び移動局1310,132
0を囲む範囲1363によって構成されたIDリンク
(link2)との2つがあるが、link2のIDリ
ンクの方が短いので、移動局1310,1320が登録
され、このリンクを通信経路として情報を基地局120
に送信する。
20の圏外にある移動局1100が送信を行う場合に
は、移動局1300,1350を囲む範囲1369、移
動局1350,1340を囲む範囲1367及び移動局
1340,1330を囲む範囲1365によって構成さ
れたIDリンク(link1)と、移動局1300,1
310を囲む範囲1360及び移動局1310,132
0を囲む範囲1363によって構成されたIDリンク
(link2)との2つがあるが、link2のIDリ
ンクの方が短いので、移動局1310,1320が登録
され、このリンクを通信経路として情報を基地局120
に送信する。
【0075】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、移動局1300が基地局12
0の圏外にあるため基地局120と直接通信できない状
況においては、当該移動局1300と近距離無線通信可
能な移動局1310,1350を検知し、感度が良くI
Dリストの短い移動局1310を選択するようにしたた
め、自移動局1300が圏外であっても、最適な移動局
1310かつ最短経路で基地局120と通信することが
できる。また、途中で圏外や感度が弱くなった場合に
は、感度積算情報に基づいて他の移動局を選択すること
ができるため、通信の信頼性を確保することができる。
線通信システムによれば、移動局1300が基地局12
0の圏外にあるため基地局120と直接通信できない状
況においては、当該移動局1300と近距離無線通信可
能な移動局1310,1350を検知し、感度が良くI
Dリストの短い移動局1310を選択するようにしたた
め、自移動局1300が圏外であっても、最適な移動局
1310かつ最短経路で基地局120と通信することが
できる。また、途中で圏外や感度が弱くなった場合に
は、感度積算情報に基づいて他の移動局を選択すること
ができるため、通信の信頼性を確保することができる。
【0076】〔第8の実施形態〕第8の実施形態の圏外
無線通信システムは、受け取った情報が自移動局向けの
ものか否かを判別するものであり、図15及び図16を
参照して以下詳細に説明する。
無線通信システムは、受け取った情報が自移動局向けの
ものか否かを判別するものであり、図15及び図16を
参照して以下詳細に説明する。
【0077】図15は、本発明の第8の実施形態に係る
圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック
図である。同図において、図14(第7の実施形態)と
重複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。
第8の実施形態の移動局1500,1510,1520
は、図示しない基地局が提供する無線サービスを受ける
ことのできる移動局である。なお、図15において、移
動局1500,1510を囲んでいる範囲1530及び
移動局1510,1520を囲んでいる範囲1540
は、それぞれ近距離無線通信が可能な範囲を示してい
る。
圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック
図である。同図において、図14(第7の実施形態)と
重複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。
第8の実施形態の移動局1500,1510,1520
は、図示しない基地局が提供する無線サービスを受ける
ことのできる移動局である。なお、図15において、移
動局1500,1510を囲んでいる範囲1530及び
移動局1510,1520を囲んでいる範囲1540
は、それぞれ近距離無線通信が可能な範囲を示してい
る。
【0078】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局1500,1510,1520が有
する各構成要素について説明する。移動局1500,1
510,1520は、図15で移動局1500に代表し
て示すように、第7の実施形態の移動局と同様、入力部
101、移動局無線部102、圏外検知部103、代替
無線通信部104、代替移動局検知部105、出力部1
06、通信制御部107、圏外移動局検知部901、I
D付加部1301及び移動局リンク保持部1303を備
え、さらに、相手ID付加&ID判定部1501及びリ
ンク情報交換部1502を備えて構成されている。な
お、本実施形態の入力部101は、音声やデータ等の情
報の他に相手IDを入力するために用いられる。
で用いられる移動局1500,1510,1520が有
する各構成要素について説明する。移動局1500,1
510,1520は、図15で移動局1500に代表し
て示すように、第7の実施形態の移動局と同様、入力部
101、移動局無線部102、圏外検知部103、代替
無線通信部104、代替移動局検知部105、出力部1
06、通信制御部107、圏外移動局検知部901、I
D付加部1301及び移動局リンク保持部1303を備
え、さらに、相手ID付加&ID判定部1501及びリ
ンク情報交換部1502を備えて構成されている。な
お、本実施形態の入力部101は、音声やデータ等の情
報の他に相手IDを入力するために用いられる。
【0079】相手ID付加&ID判定部1501は、入
力部101から入力されたユーザが送信先に指定した移
動局の識別情報(以下、相手IDという)を入力部10
1から入力された情報に付加したり、受信した情報に付
加されている相手IDが自移動局のIDと一致するかを
判定するものである。また、リンク情報交換部1502
は、自移動局が保持しているIDリストを、代替無線通
信部104を利用して、リンクしている他の移動局が保
持しているIDリストと交換するものである。
力部101から入力されたユーザが送信先に指定した移
動局の識別情報(以下、相手IDという)を入力部10
1から入力された情報に付加したり、受信した情報に付
加されている相手IDが自移動局のIDと一致するかを
判定するものである。また、リンク情報交換部1502
は、自移動局が保持しているIDリストを、代替無線通
信部104を利用して、リンクしている他の移動局が保
持しているIDリストと交換するものである。
【0080】次に、第8の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図16を用いて説明する。図1
6は、第8の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。まず、ステ
ップS1601では、代替移動局検知部105は代替無
線通信部104を用いて圏内にある他の移動局が近くに
あるかを検知する。ステップS1601で移動局を検知
しなければ処理を終了する。一方、ステップS1601
で移動局1510を検知した場合は、ステップS160
2に進む。ステップS1602では、ステップS160
1で検知した移動局1510のIDを、移動局リンク保
持部1303が保持する。
システムの動作について図16を用いて説明する。図1
6は、第8の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。まず、ステ
ップS1601では、代替移動局検知部105は代替無
線通信部104を用いて圏内にある他の移動局が近くに
あるかを検知する。ステップS1601で移動局を検知
しなければ処理を終了する。一方、ステップS1601
で移動局1510を検知した場合は、ステップS160
2に進む。ステップS1602では、ステップS160
1で検知した移動局1510のIDを、移動局リンク保
持部1303が保持する。
【0081】次に、ステップS1603において、リン
ク情報交換部1502が、代替無線通信部104を利用
して自移動局が保持しているIDリストと他の移動局1
510が保持しているIDリストと交換し、移動局リン
ク保持部1303が保持する。次に、ステップS160
4において、ユーザによって移動局1500の入力部1
01に音声やデータ等の情報及び相手IDが入力され
る。次に、ステップS1605において、相手ID付加
&ID判定部1501が、ユーザが入力した相手IDを
入力部101に入力された情報に付加する。次に、ステ
ップS1606において、移動局リンク保持部1303
が、保持した複数のIDリストの中から相手IDが示す
移動局を含みIDリストが短い経路を選択する。なお、
途中で圏外となった場合や感度が弱くなった場合には、
保持した他の移動局を選択し、同様のことを行う。
ク情報交換部1502が、代替無線通信部104を利用
して自移動局が保持しているIDリストと他の移動局1
510が保持しているIDリストと交換し、移動局リン
ク保持部1303が保持する。次に、ステップS160
4において、ユーザによって移動局1500の入力部1
01に音声やデータ等の情報及び相手IDが入力され
る。次に、ステップS1605において、相手ID付加
&ID判定部1501が、ユーザが入力した相手IDを
入力部101に入力された情報に付加する。次に、ステ
ップS1606において、移動局リンク保持部1303
が、保持した複数のIDリストの中から相手IDが示す
移動局を含みIDリストが短い経路を選択する。なお、
途中で圏外となった場合や感度が弱くなった場合には、
保持した他の移動局を選択し、同様のことを行う。
【0082】次に、ステップS1607において、通信
制御部107が代替無線通信部104に情報を送る。次
に、ステップS1608において、代替無線通信部10
4は、通信制御部107から受け取った情報をステップ
S1606で選択した移動局1510に送信する。最後
に、ステップS1609では、他の移動局1510の相
手ID付加&ID判定部1501がID判定を行い、自
移動局のIDならば受信した情報を出力部107に送
り、自移動局のIDでないならば、自移動局の代替無線
送信部104を利用して検知している他の移動局152
0に転送する。なお、情報が転送された他の移動局15
20においても、相手ID付加&ID判定部1501に
よって同様の動作が行われる。
制御部107が代替無線通信部104に情報を送る。次
に、ステップS1608において、代替無線通信部10
4は、通信制御部107から受け取った情報をステップ
S1606で選択した移動局1510に送信する。最後
に、ステップS1609では、他の移動局1510の相
手ID付加&ID判定部1501がID判定を行い、自
移動局のIDならば受信した情報を出力部107に送
り、自移動局のIDでないならば、自移動局の代替無線
送信部104を利用して検知している他の移動局152
0に転送する。なお、情報が転送された他の移動局15
20においても、相手ID付加&ID判定部1501に
よって同様の動作が行われる。
【0083】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、移動局同士がIDリストの交
換を行っているため、受け取った情報が自移動局向けの
ものか否かを、相手先IDを用いて判別することができ
る。
線通信システムによれば、移動局同士がIDリストの交
換を行っているため、受け取った情報が自移動局向けの
ものか否かを、相手先IDを用いて判別することができ
る。
【0084】〔第9の実施形態〕第9の実施形態の圏外
無線通信システムは、受け取った情報が自移動局向けの
ものか否かを判別し、かつ信頼性の高い通信を実現する
ものであり、図17及び図18を参照して以下詳細に説
明する。
無線通信システムは、受け取った情報が自移動局向けの
ものか否かを判別し、かつ信頼性の高い通信を実現する
ものであり、図17及び図18を参照して以下詳細に説
明する。
【0085】図17は、本発明の第9の実施形態に係る
圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック
図である。同図において、図15(第8の実施形態)と
重複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。
第9の実施形態の移動局1700,1710,1720
は、図示しない基地局が提供する無線サービスを受ける
ことのできる移動局である。なお、図17において、移
動局1700,1710を囲んでいる範囲1730及び
移動局1710,1720を囲んでいる範囲1740
は、それぞれ近距離無線通信が可能な範囲を示してい
る。
圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロック
図である。同図において、図15(第8の実施形態)と
重複する部分には同一の符号を附して説明を省略する。
第9の実施形態の移動局1700,1710,1720
は、図示しない基地局が提供する無線サービスを受ける
ことのできる移動局である。なお、図17において、移
動局1700,1710を囲んでいる範囲1730及び
移動局1710,1720を囲んでいる範囲1740
は、それぞれ近距離無線通信が可能な範囲を示してい
る。
【0086】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局1700,1710,1720が有
する各構成要素について説明する。移動局1700,1
710,1720は、図17で移動局1700に代表し
て示すように、第8の実施形態の移動局と同様、入力部
101、移動局無線部102、圏外検知部103、代替
無線通信部104、代替移動局検知部105、出力部1
06、通信制御部107、圏外移動局検知部901、I
D付加部1301、移動局リンク保持部1303及びリ
ンク情報交換部1502を備え、相手ID付加&ID判
定部1501の代わりに全ID付加&ID判定部170
1を備えて構成されている。なお、本実施形態の入力部
101は、音声やデータ等の情報の他に全移動局の識別
情報(以下、全IDという)を入力するために用いられ
る。
で用いられる移動局1700,1710,1720が有
する各構成要素について説明する。移動局1700,1
710,1720は、図17で移動局1700に代表し
て示すように、第8の実施形態の移動局と同様、入力部
101、移動局無線部102、圏外検知部103、代替
無線通信部104、代替移動局検知部105、出力部1
06、通信制御部107、圏外移動局検知部901、I
D付加部1301、移動局リンク保持部1303及びリ
ンク情報交換部1502を備え、相手ID付加&ID判
定部1501の代わりに全ID付加&ID判定部170
1を備えて構成されている。なお、本実施形態の入力部
101は、音声やデータ等の情報の他に全移動局の識別
情報(以下、全IDという)を入力するために用いられ
る。
【0087】全ID付加&ID判定部1701は、入力
部101から入力された全IDを、入力部101から入
力された情報に付加したり、受信した情報に自IDが含
まれているかを判定するものである。
部101から入力された全IDを、入力部101から入
力された情報に付加したり、受信した情報に自IDが含
まれているかを判定するものである。
【0088】次に、第9の実施形態に係る圏外無線通信
システムの動作について図18を用いて説明する。図1
8は、第9の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。同図に示す
ステップS1801〜S1804は、図16に示したフ
ローチャート(第8の実施形態)中のステップS160
1〜S1604と同様であり、ステップS1807〜S
1809はステップS1607〜S1609と同様であ
るため、説明を省略する。
システムの動作について図18を用いて説明する。図1
8は、第9の実施形態に係る圏外無線通信システムの動
作について説明するフローチャートである。同図に示す
ステップS1801〜S1804は、図16に示したフ
ローチャート(第8の実施形態)中のステップS160
1〜S1604と同様であり、ステップS1807〜S
1809はステップS1607〜S1609と同様であ
るため、説明を省略する。
【0089】ステップS1805では、全ID付加&I
D判定部1701が、ユーザが入力した全IDを、入力
部101から入力された情報に付加する。次に、ステッ
プS1806において、移動局リンク保持部1303
が、保持した複数のIDリストの中から全IDが示す移
動局を含みIDリストが短い経路(移動局)を選択す
る。
D判定部1701が、ユーザが入力した全IDを、入力
部101から入力された情報に付加する。次に、ステッ
プS1806において、移動局リンク保持部1303
が、保持した複数のIDリストの中から全IDが示す移
動局を含みIDリストが短い経路(移動局)を選択す
る。
【0090】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、移動局同士がIDリストの交
換を行って、全移動局のIDを含むIDリンクを通信経
路としてを用いるため、通信の信頼性を確保することが
できる。
線通信システムによれば、移動局同士がIDリストの交
換を行って、全移動局のIDを含むIDリンクを通信経
路としてを用いるため、通信の信頼性を確保することが
できる。
【0091】〔第10の実施形態〕第10の実施形態の
圏外無線通信システムは、同じプロパティを持つユーザ
同士が通信を行うものであり、図19及び図20を参照
して以下詳細に説明する。
圏外無線通信システムは、同じプロパティを持つユーザ
同士が通信を行うものであり、図19及び図20を参照
して以下詳細に説明する。
【0092】図19は、本発明の第10の実施形態に係
る圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、図17(第9の実施形態)
と重複する部分には同一の符号を附して説明を省略す
る。第10の実施形態の移動局1900,1910,1
920は、図示しない基地局が提供する無線サービスを
受けることのできる移動局である。なお、図19におい
て、移動局1900,1910を囲んでいる範囲193
0及び移動局1910,1920を囲んでいる範囲19
40は、それぞれ近距離無線通信が可能な範囲を示して
いる。
る圏外無線通信システム及び移動局の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、図17(第9の実施形態)
と重複する部分には同一の符号を附して説明を省略す
る。第10の実施形態の移動局1900,1910,1
920は、図示しない基地局が提供する無線サービスを
受けることのできる移動局である。なお、図19におい
て、移動局1900,1910を囲んでいる範囲193
0及び移動局1910,1920を囲んでいる範囲19
40は、それぞれ近距離無線通信が可能な範囲を示して
いる。
【0093】以下、本実施形態の圏外無線通信システム
で用いられる移動局1900,1910,1920が有
する各構成要素について説明する。移動局1900,1
910,1920は、図19で移動局1900に代表し
て示すように、第9の実施形態と同様、入力部101、
移動局無線部102、圏外検知部103、代替無線通信
部104、代替移動局検知部105、出力部106、通
信制御部107、圏外移動局検知部901、ID付加部
1301、移動局リンク保持部1303、リンク情報交
換部1502、全ID付加&ID判定部1701を備
え、さらに、プロパティ部1901及びプロパティ判定
部1902を備えて構成されている。
で用いられる移動局1900,1910,1920が有
する各構成要素について説明する。移動局1900,1
910,1920は、図19で移動局1900に代表し
て示すように、第9の実施形態と同様、入力部101、
移動局無線部102、圏外検知部103、代替無線通信
部104、代替移動局検知部105、出力部106、通
信制御部107、圏外移動局検知部901、ID付加部
1301、移動局リンク保持部1303、リンク情報交
換部1502、全ID付加&ID判定部1701を備
え、さらに、プロパティ部1901及びプロパティ判定
部1902を備えて構成されている。
【0094】プロパティ部1901は、職業や年齢、住
所、性別、趣味等のユーザのプロパティ情報(属性情
報)を保持して、代替無線通信部104から送信される
情報に付加するものである。また、プロパティ判定部1
902、受信情報に含まれるプロパティ情報がプロパテ
ィ部1901に保持されているプロパティ情報と一致す
るかを判定するものである。
所、性別、趣味等のユーザのプロパティ情報(属性情
報)を保持して、代替無線通信部104から送信される
情報に付加するものである。また、プロパティ判定部1
902、受信情報に含まれるプロパティ情報がプロパテ
ィ部1901に保持されているプロパティ情報と一致す
るかを判定するものである。
【0095】次に、第10の実施形態に係る圏外無線通
信システムの動作について図20を用いて説明する。図
20は、第10の実施形態に係る圏外無線通信システム
の動作について説明するフローチャートである。同図に
示すステップ2001〜2003は、図18に示したフ
ローチャート(第9の実施形態)中のステップS180
1〜S1803と同様であり、ステップS2005〜S
2008はステップS1805〜S1808と同様であ
るため、説明を省略する。
信システムの動作について図20を用いて説明する。図
20は、第10の実施形態に係る圏外無線通信システム
の動作について説明するフローチャートである。同図に
示すステップ2001〜2003は、図18に示したフ
ローチャート(第9の実施形態)中のステップS180
1〜S1803と同様であり、ステップS2005〜S
2008はステップS1805〜S1808と同様であ
るため、説明を省略する。
【0096】ステップS2004では、ユーザによって
移動局1900の入力部101に音声やデータ等の情報
及びプロパティ情報および全移動局のID(全ID)が
入力される。また、ステップS2009では、他の移動
局1910の全ID付加&ID判定部1701がID判
定及びプロパティ判定部1902がプロパティ情報判定
を行い、自移動局のIDであり、かつプロパティ部19
01に保持されている情報と一致しているならば受信し
た情報を出力部107に送り、自移動局のIDでなかっ
たりプロパティ情報が一致しないならば、自移動局の代
替無線送信部104を利用して検知している他の移動局
1920に転送する。なお、情報が転送された他の移動
局1920においても、全ID付加&ID判定部170
1及びプロパティ判定部1902によって同様の動作が
行われる。
移動局1900の入力部101に音声やデータ等の情報
及びプロパティ情報および全移動局のID(全ID)が
入力される。また、ステップS2009では、他の移動
局1910の全ID付加&ID判定部1701がID判
定及びプロパティ判定部1902がプロパティ情報判定
を行い、自移動局のIDであり、かつプロパティ部19
01に保持されている情報と一致しているならば受信し
た情報を出力部107に送り、自移動局のIDでなかっ
たりプロパティ情報が一致しないならば、自移動局の代
替無線送信部104を利用して検知している他の移動局
1920に転送する。なお、情報が転送された他の移動
局1920においても、全ID付加&ID判定部170
1及びプロパティ判定部1902によって同様の動作が
行われる。
【0097】以上説明したように、本実施形態の圏外無
線通信システムによれば、各移動局においてユーザのプ
ロパティを入力し、代替無線通信部104から送信され
てきた情報が自移動局向けか否かの判別要素としてID
の一致の他にプロパティの一致を加えたため、同じプロ
パティを持つユーザ同士が通信を行うことができる。
線通信システムによれば、各移動局においてユーザのプ
ロパティを入力し、代替無線通信部104から送信され
てきた情報が自移動局向けか否かの判別要素としてID
の一致の他にプロパティの一致を加えたため、同じプロ
パティを持つユーザ同士が通信を行うことができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圏外無線
通信システムおよび移動局によれば、移動局が基地局の
セル外に移動してしまっても、すなわち圏外となってし
まっても、この移動局と通信可能で基地局とも通信可能
な移動局が他にあれば通信を行うことができる。また、
移動局の周辺に自サービスの基地局がなくても通信を行
うことができる。
通信システムおよび移動局によれば、移動局が基地局の
セル外に移動してしまっても、すなわち圏外となってし
まっても、この移動局と通信可能で基地局とも通信可能
な移動局が他にあれば通信を行うことができる。また、
移動局の周辺に自サービスの基地局がなくても通信を行
うことができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る圏外無線通信シ
ステム及び移動局の構成を示すブロック図である。
ステム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係る圏外無線通信システムの
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る圏外無線通信シ
ステム及び移動局と他の基地局の構成を示すブロック図
である。
ステム及び移動局と他の基地局の構成を示すブロック図
である。
【図4】第2の実施形態に係る圏外無線通信システムの
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る圏外無線通信シ
ステム及び移動局の構成を示すブロック図である。
ステム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図6】第3の実施形態に係る圏外無線通信システムの
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る圏外無線通信シ
ステム及び移動局の構成を示すブロック図である。
ステム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図8】第4の実施形態に係る圏外無線通信システムの
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る圏外無線通信シ
ステム及び移動局の構成を示すブロック図である。
ステム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図10】第5の実施形態に係る圏外無線通信システム
の動作を説明するフローチャートである。
の動作を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の第6の実施形態に係る圏外無線通信
システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図12】第6の実施形態に係る圏外無線通信システム
の動作を説明するフローチャートである。
の動作を説明するフローチャートである。
【図13】本発明の第7の実施形態に係る圏外無線通信
システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図14】第7の実施形態に係る圏外無線通信システム
の動作を説明するフローチャートである。
の動作を説明するフローチャートである。
【図15】本発明の第8の実施形態に係る圏外無線通信
システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図16】第8の実施形態に係る圏外無線通信システム
の動作を説明するフローチャートである。
の動作を説明するフローチャートである。
【図17】本発明の第9の実施形態に係る圏外無線通信
システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図18】第9の実施形態に係る圏外無線通信システム
の動作を説明するフローチャートである。
の動作を説明するフローチャートである。
【図19】本発明の第10の実施形態に係る圏外無線通
信システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
信システム及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図20】第10の実施形態に係る圏外無線通信システ
ムの動作を説明するフローチャートである。
ムの動作を説明するフローチャートである。
100,110,300,500,510,700,7
10,910〜930,1100〜1140,1300
〜1350,1500〜1520,1700〜172
0,1900〜1920 移動局 120,330,520 基地局 101 入力部 102 移動局無線部 103 圏外検知部 104 代替無線通信部 105 代替移動局検知部 106 出力部 107 通信制御部 301 代替基地局検知部 501 ID付加部 530 ID解析&課金部 701 キャッシュ部 901 圏外移動局検知部 902 移動局選択部 1101 移動局複数選択部 1301 ID付加部 1303 移動局リンク保持部 1501 相手ID付加&ID判定部 1502 リンク情報交換部 1701 全ID付加&ID判定部 1901 プロパティ部 1902 プロパティ判定部
10,910〜930,1100〜1140,1300
〜1350,1500〜1520,1700〜172
0,1900〜1920 移動局 120,330,520 基地局 101 入力部 102 移動局無線部 103 圏外検知部 104 代替無線通信部 105 代替移動局検知部 106 出力部 107 通信制御部 301 代替基地局検知部 501 ID付加部 530 ID解析&課金部 701 キャッシュ部 901 圏外移動局検知部 902 移動局選択部 1101 移動局複数選択部 1301 ID付加部 1303 移動局リンク保持部 1501 相手ID付加&ID判定部 1502 リンク情報交換部 1701 全ID付加&ID判定部 1901 プロパティ部 1902 プロパティ判定部
─────────────────────────────────────────────────────
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Fターム(参考) 5K024 AA01 BB07 CC11 DD01 DD06
EE01 GG03
5K027 AA11 BB04 CC08 EE04 EE13
FF02 FF22 FF25 HH08 KK04
MM04
5K067 AA22 BB04 DD17 DD43 DD44
EE02 EE10 EE23 EE25 EE35
EE37 FF04 FF17 HH22 HH23
JJ52 JJ54
Claims (13)
- 【請求項1】 基地局と無線通信を行う移動局無線部
と、 自移動局が基地局と無線通信可能なセルの外にあるかを
検知する圏外検知部と、 他の移動局と近距離無線通信を行う代替無線通信部と、 前記代替無線通信部を用いて近距離無線通信可能な他の
移動局を検知する代替移動局検知部と、を備え、 前記圏外検知部が前記セル内に自移動局があると検知し
たときは、前記移動局無線部を用いて前記基地局と無線
通信を行い、前記圏外検知部が前記セル外に自移動局が
あると検知したときは、前記代替移動局検知部が検知し
た他の移動局と近距離無線通信を行うことを特徴とする
移動局。 - 【請求項2】 前記代替無線通信部が送信する情報に移
動局の識別情報を付加するID付加部を備えたことを特
徴とする請求項1記載の移動局。 - 【請求項3】 前記代替無線通信部が受信した情報を一
時蓄積するキャッシュ部を備えたことを特徴とする請求
項1または2記載の移動局。 - 【請求項4】 前記圏外検知部が前記セル外に自移動局
があると検知したとき、前記代替移動局検知部が検知し
た他の移動局が前記セル外にあるかを検知する圏外移動
局検知部と、 前記圏外移動局検知部が前記セル内にあると検知した他
の移動局を優先的に選択する移動局選択部と、を備え、 前記代替無線通信部は、前記移動局選択部が選択した他
の移動局と近距離無線通信を行うことを特徴とする請求
項1から請求項3いずれかに記載の移動局。 - 【請求項5】 前記圏外検知部が前記セル外に自移動局
があると検知したとき、前記代替移動局検知部が検知し
た他の移動局が前記セル外にあるかを検知する圏外移動
局検知部と、 前記圏外移動局検知部が前記セル内にあると検知した複
数の移動局の中から、最も感度の良い移動局を選択する
移動局複数選択部と、を備え、 前記代替無線通信部は、前記移動局複数選択部が選択し
た他の移動局と近距離無線通信を行うことを特徴とする
請求項1から請求項3いずれかに記載の移動局。 - 【請求項6】 前記移動局複数選択部は、前記圏外移動
局検知部によって前記セル内にあると検知された複数の
移動局の中から、感度が良く基地局までの最短経路にあ
る移動局を選択することを特徴とする請求項5記載の移
動局。 - 【請求項7】 前記代替無線通信部から送信される情報
に送信先移動局の識別情報を付加する相手ID付加部
と、 前記代替無線通信部が受信した情報に付加された移動局
の識別情報が自移動局の識別情報と一致するかを判定す
るID判定部と、を備え、 前記ID判定部が一致と判定したときは前記受信した情
報を取り込み、不一致と判定したときは前記受信した情
報を前記代替移動局検知部で検知されている他の移動局
に転送することを特徴とする請求項4から請求項6いず
れかに記載の移動局。 - 【請求項8】 前記代替無線通信部から送信される情報
に指定された全移動局の識別情報を付加する全ID付加
部と、 前記代替無線通信部が受信した情報に付加された前記識
別情報が示す全移動局が基地局までの通信経路に全て含
まれているかを判定するID判定部と、を備え、 前記ID判定部において全移動局が基地局までの通信経
路に全て含まれていると判定された通信経路の中から、
最短経路にある移動局を選択することを特徴とする請求
項4から請求項6いずれかに記載の移動局。 - 【請求項9】 ユーザのプロパティ情報を保持して、前
記代替無線通信部から送信される情報に付加するプロパ
ティ部と、 前記代替無線通信部が受信した情報に付加されたプロパ
ティ情報が自移動局のプロパティ情報と一致するかを判
定するプロパティ判定部と、を備え、 前記プロパティ判定部が一致と判定したときは前記受信
した情報を取り込み、不一致と判定したときは前記受信
した情報を前記代替移動局検知部で検知されている他の
移動局に転送することを特徴とする請求項4から請求項
8のいずれかに記載の移動局。 - 【請求項10】 自サービスの基地局と無線通信を行う
移動局無線部と、 自移動局が前記自サービスの基地局と無線通信可能なセ
ルの外にあるかを検知する圏外検知部と、 他サービスの基地局と近距離無線通信を行う代替無線通
信部と、 前記圏外検知部が前記セル外に自移動局があると検知し
たとき、前記第1の代替無線通信部を用いて近距離無線
通信可能な他サービスの基地局を検知する代替基地局検
知部と、を備え、 前記圏外検知部が前記セル内に自移動局があると検知し
たときは、前記移動局無線部を用いて前記自サービスの
基地局と無線通信を行い、前記圏外検知部が前記セル外
に自移動局があると検知したときは、前記代替基地局検
知部が検知した他サービスの基地局と近距離無線通信を
行うことを特徴とする移動局。 - 【請求項11】 請求項1から請求項9のいずれか1項
に記載の移動局と、 無線通信可能なセル内にある移動局から送信された情報
を公衆電話回線へ送出し、前記公衆電話回線からの情報
を前記セル内にある移動局に送信する基地局と、を備え
たことを特徴とする圏外無線通信システム。 - 【請求項12】 前記移動局から前記基地局に送信され
た移動局の識別情報を解析して課金を行うID解析課金
部を備えたことを特徴とする請求項11記載の圏外無線
通信システム。 - 【請求項13】 請求項10に記載の移動局と、 他サービスの移動局と近距離無線通信を行う代替無線通
信部を有し、前記他サービスの移動局から近距離無線通
信で送信された情報を公衆電話回線へ送出し、前記公衆
電話回線からの情報を前記移動局に送信する基地局と、
を備えたことを特徴とする圏外無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250582A JP2003061136A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | 圏外無線通信システムおよび移動局 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250582A JP2003061136A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | 圏外無線通信システムおよび移動局 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061136A true JP2003061136A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19079372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001250582A Pending JP2003061136A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | 圏外無線通信システムおよび移動局 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003061136A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005167585A (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-23 | Allied Telesis Holdings Kk | 営業成果情報集計管理方法及び営業成果情報集計管理システム |
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-
2001
- 2001-08-21 JP JP2001250582A patent/JP2003061136A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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