JP2005166343A - 押しボタン装置および押しボタン装置用操作部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃音の発生を抑えつつ、省スペース化が可能でツマミ部(ボタン部)をそのまま外観面とすることを可能とした押しボタン装置および押しボタン装置用操作部材を得ること。
【解決手段】押しボタン装置1は、基板10と、基板10に設けられたスイッチ12と、スイッチ12をオン・オフ動作させる操作部材14とを有する。そして、操作部材14は、ボタン部32と、ボタン部32を押圧することによってスイッチ12を押圧するスイッチ押圧部56と、少なくともスイッチ押圧部56がスイッチ12を押圧している間は、基板10に当接している当接部52と、ボタン部32と当接部52の間に設けられたヒンジ部50とを有し、ボタン部32の底側を支持する係止部材34に係止されると共に、ボタン部32が押圧されることで、係止部32aを回転中心としたボタン部32の回転が許容され、その回転途中でスイッチ押圧部56がスイッチ12を押圧する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音響機器や映像機器等に用いられる押しボタン装置および押しボタン装置用操作部材に関する。
スイッチを押圧して、スイッチのオン・オフの状態を切り替えることにより、装置を作動させたり停止させたりする押しボタン装置が知られている。この押しボタン装置の場合、押圧操作を容易にする観点から、スイッチを覆う操作部材を設けて、この操作部材のボタン部を操作することによって、操作部材に備えられているスイッチ押圧部でスイッチを押圧している。このような操作部材を設けた場合には、ボタンを押圧したときに、スイッチ押圧部とスイッチとの間で衝撃音が発生するため、押しボタン装置に、衝撃音の発生を抑える機能を持つ部品を有するものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の押しボタン装置は、図7に示すように、ツマミ支持体92に、薄肉ヒンジ部93を介して、ボタン部としてのツマミ部94と板バネ状の当接片95が一体成形されているツマミ機構96を有している。このツマミ機構96では、ツマミ部94を押圧すると、まず当接片95が基板97に当接するため、操作ボス98とスイッチ99との衝撃が吸収され、衝撃音の発生を防いでいる。
特開平11−149845号公報(要約書)
しかしながら、上記の特許文献1に記載されたツマミ機構96は、ツマミ部94を間に挟むように、一方にツマミ支持体92および薄肉ヒンジ部93が、他方に当接片95が存在する。このため、ツマミ機構96自体が大きくなってしまい、広いスペースが必要となる。また、ツマミ部94の揺動支点が薄肉ヒンジ部93であるため、そして、ツマミ支持体92が固定体となっており全く上下動しないようになっているため、ツマミ部94を大きくしたとしても、薄肉ヒンジ部93付近までであり、ツマミ支持体92までをツマミ部94とすることはできない。したがって、このツマミ機構96を外部に全面的に露出させ、露出面を操作可能なツマミ部94とすることはできない。
また、ツマミ機構96を装置に組み込む場合、ツマミ部94の両側に突出しているツマミ支持体92と当接片95の存在によって、装置の外部に露出することとなるツマミ部94を、装置の角部に配置することができない。また、このツマミ機構96は、薄肉ヒンジ部93と当接片95の2つの部分で、操作ボス98の動きを制御しているため、これら2つの部分の関係を、精度良く設計し、製造しなければならない。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、衝撃音の発生を抑えつつ、省スペース化が可能でツマミ部(ボタン部)をそのまま外観面とすることを可能とした押しボタン装置および押しボタン装置用操作部材を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、基板と、基板に設けられたスイッチと、スイッチをオン・オフ動作させる操作部材と、を有する押しボタン装置において、操作部材は、ボタン部と、ボタン部を押圧することによってスイッチを押圧するスイッチ押圧部と、少なくともスイッチ押圧部がスイッチを押圧している間は、基板に当接している当接部と、ボタン部と当接部の間に設けられたヒンジ部と、を有し、ボタン部の底側を支持する係止部材に係止されると共に、スイッチを中心にして当接部とは反対となる位置に配置される係止部と、を有し、ボタン部が押圧されることで、係止部を回転中心としたボタン部の回転が許容され、その回転途中でスイッチ押圧部がスイッチを押圧する押しボタン装置である。
この発明では、ボタン部の底側でボタン部を支持し、その支持部を回転中心としてボタン部が回転するので、省スペース化が可能になると共に、ボタン部をそのまま外観面とすることができる。
ボタン部と、当接部と、ヒンジ部とは、一体に成形されている構成を採用することができる。この構成によって、操作部材の製造が簡易になる。
スイッチ押圧部は、ボタン部の裏側の周縁部に設けられている構成を採用することができる。この構成によって、ボタン部の押圧力が効率良くスイッチ押圧部に伝わり、確実にスイッチのオン・オフの状態の切り替えを行うことができる。また、スイッチ押圧部は、背後からボタン部に支えられているので、スイッチの反発力にも耐えることができる。
ボタン部は、裏側に爪部を有し、押しボタン装置は、爪部に係合する保持部材を有する構成を採用することができる。この構成によって、操作部材が装置に確実に支持されるため、ボタン付き装置を使用しているときに、操作部材が装置から外れるのを抑えることができる。
爪部は、孔を有し、保持部材は、突起部を有し、孔に、突起部が挿入されている構成が好ましい。この構成によって、簡易な構造で確実に操作部材を装置に支持させておくことができる。また、爪部を弾性体で形成すれば、弾性変形を利用して、容易に爪部の孔に突起部を挿入することができ、しかも、爪部が突起部から外れるのを抑えることができる。
他の発明は、ボタン部と、ボタン部を押圧することによって基板に設けられたスイッチを押圧するスイッチ押圧部と、少なくともスイッチ押圧部がスイッチを押圧している間は、基板に当接している当接部と、ボタン部と当接部の間に設けられたヒンジ部と、ボタン部の底側を支持する係止部材に係止されると共に、スイッチを中心にして当接部とは反対となる位置に配置される係止部と、を有する押しボタン装置用操作部材である。
この発明では、ボタン部がその底側で支持されるため、ボタン部の周囲には支持部材が不要になる。その結果、省スペース化が可能になると共に、ボタン部をそのまま外観面とすることができる。
ボタン部の裏側には、孔を有する爪部が設けられ、爪部は、ボタン部の裏側の周縁部につながっていると共に、複数設けられている構成を採用することができる。この構成によって、爪部の孔を利用して、操作部材を装置に取り付けることができる。また、装置に突起部を設ければ、爪部の孔に突起部を挿入して操作部材を装置に取り付けることができ、このようにして取り付けた場合には、爪部の孔を回転中心としたボタン部の回転が可能となる。
本発明によれば、衝撃音の発生を抑えつつ、省スペース化が可能でツマミ部(ボタン部)をそのまま外観面とすることを可能とした押しボタン装置および押しボタン装置用操作部材が得られる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る押しボタン装置の実施の形態について説明する。また、本発明に係る押しボタン装置用操作部材については、押しボタン装置の構成部品として説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態に係る押しボタン装置1の断面図である。この押しボタン装置1は、主に、基板10と、基板10に取り付けられたスイッチ12と、スイッチ12をオン・オフ動作させる操作部材14と、上面パネル16とから構成されている。
この押しボタン装置1は、さらに、前面パネル18と、2つの側面パネル20,22(図2参照)とを備えている。基板10には、電気回路等が形成されており、タクトスイッチとなるスイッチ12の被押圧部24を押圧することによって、電気回路の作動状態と停止状態とを交互に切り替えている。すなわち、電気回路が停止状態のときにスイッチ12の被押圧部24を押圧すると、電気回路が作動状態になり、電気回路が作動状態のときに、もう一度スイッチ12の被押圧部24を押圧すると電気回路が停止状態になる。
上面パネル16は、押しボタン装置1の外枠となる本体部30と、本体部30から図1でわずかに下降して、その先で操作部材14のボタン部32の底側を係止する係止部材34とから構成されている。係止部材34の先端は、曲面形状をしており、ボタン部32、すなわち操作部材14が、係止部材34によって、係止部32aを回転中心とした鉛直面内での回転ができるようになっている。
なお、本実施の形態に係る押しボタン装置1では、操作部材14が上面パネル16にぶら下がるように係止されているので、ボタン部32が鉛直面内で回転するが、側面パネル20または側面パネル22の水平方向に突出した係止部材を設け、その係止部材でボタン部32を係止し、係止部32aを回転中心として操作部材14を水平面内で回転させるようにしても良い。
側面パネル20,22には、操作部材14のボタン部32の裏側に設けられた爪部36,38を保持する保持部材として機能する突起部40,42が設けられている。突起部40,42は、爪部36,38の孔46,48に挿入されており、操作部材14が側面パネル20,22に回動自在に支持されている。なお、係止部材34を設けず、突起部40,42を係止部材として機能させて、孔46,48を回転中心としてボタン部32を鉛直面内で回転させるようにしても良い。
操作部材14は、ボタン部32と、ヒンジ部50と、当接部52とから構成されている。ボタン部32は、係止部材保持部54と、スイッチ押圧部56と、爪部36,38とを有し、ヒンジ部50は、ヒンジ頭部58と、第1、第2連結部60,62とを有している。ボタン部32と、当接部52と、ヒンジ部50は、別部材から形成しても良いが、一体に成形されていることが好ましい。一体に成形されていることによって、操作部材14の製造を簡易にすることができる。
ボタン部32は、スイッチ12の被押圧部24が小さい場合等、直接スイッチ12の被押圧部24を押圧するのが困難なときに、スイッチ12の被押圧部24の代わりに押圧する部品である。ボタン部32を押圧することによって、スイッチ押圧部56が、スイッチ12の被押圧部24を押圧する。ボタン部32の底側には、係止部材保持部54が形成されていて、ボタン部32と係止部材保持部54とで、係止部材34を挟持している。ボタン部32と係止部材保持部54とで、係止部材34を挟持することによって、操作部材14が、所望の回転運動以外の動きをするのを防いでいる。
スイッチ押圧部56の前面形状は、スイッチ12の被押圧部24の前面形状と略等しくなっている。なお、スイッチ押圧部56が確実にスイッチ12の被押圧部24を押圧できれば、スイッチ押圧部56の前面形状は、スイッチ12の被押圧部24の前面形状と略等しくなくても良い。スイッチ押圧部56は、第1の実施の形態に係る押しボタン装置1のように、ボタン部32の裏側の周縁部64に設けることが好ましい。ボタン部32の裏側の周縁部64にスイッチ押圧部56を設けることによって、ボタン部32の押圧力が効率良くスイッチ押圧部56に伝わり、確実にスイッチ12のオン・オフの状態を切り替えることができる。また、スイッチ押圧部56は、背後からボタン部32に支えられているので、スイッチ12からの反発力にも耐えることができる。
当接部52は、弾性材料、たとえばプラスチック等から形成されていて、先端が曲面形状となっている。先端が曲面形状となっていることで、当接部52と基板10との接触を穏やかに行うことができる。ボタン部32を押圧することによって、スイッチ押圧部56がスイッチ12の被押圧部24に接触するが、この接触するときには、当接部52は、基板10に当接している。スイッチ押圧部56が、スイッチ12の被押圧部24に接触するよりも先に、当接部52が、基板10に当接することによって、スイッチ押圧部56とスイッチ12との接触に伴う衝撃を緩和している。この結果、スイッチ押圧部56とスイッチ12との衝撃音の発生を抑えることができる。
なお、当接部52は、スイッチ押圧部56とスイッチ12との衝撃音の発生を抑えるためのものであるから、スイッチ押圧部56がスイッチ12の被押圧部24を押圧していない状態では、基板10に当接していなくても良い。しかし、少なくともスイッチ押圧部56がスイッチ12の被押圧部24を押圧している間は、基板10に当接している必要がある。
ヒンジ部50は、ボタン部32と当接部52の間に設けられていて、ボタン部32を押圧してスイッチ12の被押圧部24を押圧しているときに、当接部52に加わる基板10上を動こうとする力を、自身の運動によって吸収して、当接部52が基板10上を動くのを抑えている。ヒンジ部50の運動を含めた操作部材14の動作については後述する。
第1連結部60は、ボタン部32とヒンジ頭部58とを連結しており、第2連結部62は、ヒンジ頭部58と当接部52とを連結している。第1、第2連結部60,62は、板を折り曲げたような形状を有している。第1、第2連結部60,62が、板を折り曲げたような形状を有しているので、ボタン部32を押圧したとき、少なくとも各折り曲げ部66,67,68の中心角が広がることによって、ヒンジ頭部58のみに力が集中するのを防いでいる。
図2に示すように、2つの爪部36,38は、ボタン部32の裏側の周縁部64の内側につながって設けられている。爪部36,38が2つ存在することによって、ボタン部32の水平方向の位置が維持されていて、ボタン付き装置1を長期に渡って使用しても、すなわち、操作部材14のボタン部32を押圧する回数が累積されても、ボタン部32の位置がずれるのを抑えている。
また、2つの爪部36,38をそれぞれ内側方向に弾性変形できるように形成すれば、押しボタン装置1の前側(スイッチ12の被押圧部24が向いている方向)から操作部材14を取り付けることができるため、押しボタン装置1の組立工程が簡易になる。
2つの爪部36,38がそれぞれ内側方向に弾性変形できる場合、操作部材14が固定部材側(上面パネル16や側面パネル20,22)に取り付けられる仕組みは次のようになる。すなわち、操作部材14を側面パネル20,22の突起部40,42に向けて押して行くと、突起部40,42が、爪部36,38の孔46,48以外の箇所を内側に変形させる。その後、さらに操作部材14を押し続けると、爪部36,38の孔46,48が突起部40,42に対応する位置まで来て、突起部40,42が爪部36,38の孔46,48に嵌まり込み、爪部36,38は外側方向に復元して最初の状態に戻る。爪部36,38を弾性変形できるように形成する方法には、たとえば樹脂等の柔らかい材質で爪部36,38を作成する方法や、爪部36,38自体を薄く形成する方法等がある。
なお、爪部36,38は2つではなく、1つであっても良いし、3つ以上であっても良い。すなわち、たとえば係止部材保持部54の形状や構造を、係止部材34をしっかりと保持できるものにすれば、爪部は1つでも充分であるし、また、爪部を用いて操作部材14を固定部材側にしっかり固定したい場合には、爪部を3つ以上設けることが好ましい。
次に、操作部材14の動作について図3を参照しながら説明する。なお、図3においては、分かりやすくするために、操作部材14の変形を誇張してある。
まず、図3(a)のように、たとえば人間の手の指で、ボタン部32を正面から押圧する(矢示A)。なお、ボタン部32の押圧方向は、矢示Bのように上面からでも良いし、矢示Cのように斜め方向からでも良い。矢示Aの方向にボタン部32を押圧すると、ボタン部32は、当初、矢示A方向にわずかに動く。そして、係止部材34の先端が係止部材保持部54の凹部54aに衝突する。ボタン部32を押圧することによって、図3(b)のように、係止部32aを支点として操作部材14が図の反時計方向に回動する。このとき、ヒンジ頭部58の折り曲げ部66が、中心角θを広げながら基板10方向に近づいて行き、スイッチ押圧部56がスイッチ12の被押圧部24を押圧する。当接部52は、基板10に当接し始めた位置から図の下方向に移動する。
ボタン部32を押圧している間、ヒンジ頭部58の折り曲げ部66は、中心角θを広げて行くが、復元力が働くため、スイッチ押圧部56がスイッチ12の被押圧部24に急に接触することはなく、スイッチ押圧部56がスイッチ12の被押圧部24に徐々に近づいていくこととなる。したがって、スイッチ押圧部56とスイッチ12との間の衝撃音の発生を防ぐことができる。なお、前述のように、第1、第2連結部60,62の折り曲げ部67,68の中心角も広がって、ヒンジ頭部58に加わる力が集中して破損するのを防いでいる。
ヒンジ頭部58に加わる力に対するヒンジ頭部58の変形状態や当接部52の動きを変更するために、ヒンジ頭部58および第1、第2連結部60,62の折り曲げ部66,67,68の角度を変えたり、他の折り曲げ部71,72,73の角度を変えたり、ヒンジ頭部58を肉薄にしたり、ヒンジ頭部58を弾性の大きい材質で形成しても良い。
上述の手順で、ボタン部32を押圧してスイッチ12のオン・オフの状態を切り替えたら、ボタン部32から指を離す。そうすると、操作部材14は、ヒンジ部50の弾性復元力により図3(a)の状態に戻る。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る押しボタン装置75について、図4および図5を参照しながら説明する。
本発明の第2の実施の形態に係る押しボタン装置75は、ボタン部32の裏側中央に係止部材保持部54を設け、単独で係止部材34が保持できるように構成されている。また、この押しボタン装置75は、上面パネル16の本体部30の上面30aとボタン部32の上面32bとを同一レベルにしている。上面パネル16の本体部30の上面30aとボタン部32の上面32bとを同一レベルにすることによって、図5に示すように、カーオーディオ77の前面部に押しボタン装置75を組み込んだときに、角部にボタン部32を配置することができる。カーオーディオ77の操作は、運転中に行うことも多いので、角部にボタン部32を配置することによって、容易にボタン部32の位置を手探りで探し出すことができる。なお、角部への配置は、本発明の第1の実施の形態に係る押しボタン装置1についても実施可能である。
以上に説明した実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実施可能である。たとえば、押しボタン装置1,75では、スイッチ押圧部56を、ボタン部32の裏側の周縁部64に設けたが、ボタン部32の裏側の周縁部64に設けずに、第1連結部60や第2連結部62に設けても良い。また、押しボタン装置1では、図2に示すように、当接部52を端に設けたが、端に設けずに、中央に設けても良い。
また、本発明の第1および第2の実施の形態に係る押しボタン装置1,75では、上面パネル16の端部を係止部材34としたが、押しボタン装置の構造上、上面パネル16の一部を係止部材34として使用できないような場合には、図6に示す本発明の第3の実施の形態に係る押しボタン装置80ように、基板10に係止部材用の部品82を設けて、この先端を係止部材84とし、係止部材保持部86に嵌め込んでも良い
また、爪部36,38の孔46,48に、側面パネル20,22の突起部40,42を挿入して、操作部材14を側面パネル20,22に支持させたが、爪部36,38に孔46,48を設けず、側面に爪受部を設けて、この爪受部に爪部36,38を嵌め込んで操作部材14を側面パネル20,22に支持させても良い。ただし、この場合、爪受部は、ボタン部32の回転運動を許容する形状にする必要がある。
また、ボタン部32は、前面(図1の左方向)から見て、四角形状の他に、三角形状、五角形状等の種々の多角形状としたり、円形、楕円形、長円等の種々の曲面形状とすることができる。また、ボタン部32にテーパ面32cを設けず、ボタン部32の角部を断面直角形状としても良い。さらに、ボタン部32の下方位置に、テーパ面32cと対称となるように、他のテーパ面を形成しても良い。
また、本発明の各実施の形態に係る押しボタン装置1,75,80のヒンジ部50は、直角に曲がる箇所を5つ有しているものとしたが、ボタン部32から図1で斜め下方向に伸びる直線状のものとしても良い。また、基板10に円弧状に接する形状とする等、他の形状を採用することもできる。
また、図4や図6に示すように、ボタン部32の上下方向の中央付近に係止部材34,84が配置されているものの場合、係止部材34,84は、ボタン部32の上下方向の中央に配置せず、ボタン部32の上下方向の中央位置からスイッチ12とは逆方向となる位置、すなわち、スイッチ12から遠ざかる位置に係止部材34,84を配置するのが好ましい。これは、ボタン部32を押圧したとき、ボタン部32の係止部材34,84との係止部32a,86aを支点として容易に回動が行われて、スイッチ押圧部56が、スイッチ12の被押圧部24を押圧できるようにするためである。
本発明の第1の実施の形態に係る押しボタン装置の断面図であって、図2のII−II線で切断した断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る押しボタン装置の断面図であって、図1のI−I線で切断した断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る押しボタン装置の動作を説明する図であって、(a)はボタン部を押圧していない状態を示す要部断面図で、(b)はボタン部を押圧している状態を示す要部断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る押しボタン装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る押しボタン装置を組み込んだカーオーディオの正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る押しボタン装置を示す要部断面図である。 従来の押しボタン装置を示す断面図である。
符号の説明
1 押しボタン装置
10 基板
12 スイッチ
14 操作部材
16 上面パネル
18 前面パネル
20,22 側面パネル
24 被押圧部
34 係止部材
36,38 爪部
40,42 突起部
46,48 孔
50 ヒンジ部
52 当接部
54 係止部材保持部
56 スイッチ押圧部
60 第1連結部
62 第2連結部
64 周縁部
75 押しボタン装置
77 カーオーディオ
80 押しボタン装置

Claims (7)

  1. 基板と、上記基板に設けられたスイッチと、上記スイッチをオン・オフ動作させる操作部材と、を有する押しボタン装置において、
    上記操作部材は、ボタン部と、上記ボタン部を押圧することによって上記スイッチを押圧するスイッチ押圧部と、少なくとも上記スイッチ押圧部が上記スイッチを押圧している間は、上記基板に当接している当接部と、上記ボタン部と上記当接部の間に設けられたヒンジ部と、を有し、
    上記ボタン部の底側を支持する係止部材に係止されると共に、上記スイッチを中心にして上記当接部とは反対となる位置に配置される係止部と、を有し、
    上記ボタン部が押圧されることで、上記係止部を回転中心とした上記ボタン部の回転が許容され、その回転途中で上記スイッチ押圧部が上記スイッチを押圧することを特徴とする押しボタン装置。
  2. 前記ボタン部と、前記当接部と、前記ヒンジ部とは、一体に成形されていることを特徴とする請求項1記載の押しボタン装置。
  3. 前記スイッチ押圧部は、前記ボタン部の裏側の周縁部に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の押しボタン装置。
  4. 前記ボタン部は、その裏側に爪部を有し、前記押しボタン装置は、上記爪部に係合する保持部材を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の押しボタン装置。
  5. 前記爪部は、孔を有し、前記保持部材は、突起部を有し、
    上記孔に、上記突起部が挿入されていることを特徴とする請求項4記載の押しボタン装置。
  6. ボタン部と、上記ボタン部を押圧することによって基板に設けられたスイッチを押圧するスイッチ押圧部と、少なくとも上記スイッチ押圧部が上記スイッチを押圧している間は、上記基板に当接している当接部と、上記ボタン部と上記当接部の間に設けられたヒンジ部と、上記ボタン部の底側を支持する係止部材に係止されると共に、上記スイッチを中心にして上記当接部とは反対となる位置に配置される係止部と、を有することを特徴とする押しボタン装置用操作部材。
  7. 前記ボタン部の裏側には、孔を有する爪部が設けられ、上記爪部は、前記ボタン部の裏側の周縁部につながっていると共に、複数設けられていることを特徴とする請求項6記載押しボタン装置用操作部材。
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