JP2005166246A - データ保存装置のヘッドアンラッチ装置およびデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法,ハードディスクドライブ - Google Patents

データ保存装置のヘッドアンラッチ装置およびデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法,ハードディスクドライブ Download PDF

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Abstract

【課題】 データ保存装置のヘッドアンラッチ装置およびヘッドアンラッチ制御方法を提供する。
【解決手段】 ハードディスクドライブのようなデータ保存装置のヘッドを加速区間の間アンラッチさせるために,少なくとも1サイクルの加速電流パルスをボイスコイルモータ802に印加する一つのスイッチ804を持つボイスコイルモータ増幅器806が使われる。アナログ/デジタル変換器は,加速区間の間のヘッドの速度を表すためにボイスコイルモータ802の特性をサンプリングする。そして,ハードディスクドライブのラッチフォースに関係なく,ヘッドのさらに安定した動作だけでなくアンラッチを保証するように,アンラッチ制御部810は,ヘッドの速度が臨界速度より速ければ加速区間を終了させる。
【選択図】 図10

Description

本発明は,データ保存装置に係り,特にラッチする力の大きさに関係なく確実なアンラッチ動作を保証しつつ,データ保存装置内のヘッドの速度を制限するデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置およびヘッドアンラッチ制御方法に関する。
ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;以下,HDDとする)は,回転する磁気ディスクから/にデータを磁気的にリード/ライトする装置である。HDDは大量のデータに高速でアクセスできるため,コンピュータシステムの補助記憶装置として広く使われている。
HDDのラッチシステムは,非動作中に発生しうる外部衝撃からディスクおよびヘッドの物理的損傷を防止するためのものである。このようなラッチシステムは,マグネチック方式,電磁石方式,そしてランプローディング方式などで具現できる。これらの方式のうち,比較的簡単なマグネチック方式が主に採用されている。マグネチック方式のラッチシステムでは,ヘッドアセンブリの外側に付着されたマグネチックラッチの磁力により,ヘッドはパーキング領域にラッチされる。
HDDが動作するとき,パーキング領域に固定させていたヘッドがディスク上のデータ領域に移動する。このようなヘッドの動きをアンラッチ動作という。
アンラッチ動作は,加速区間と減速区間を含んでなる。加速区間では,ヘッドにトルクを発生させるため,ボイスコイルモータ(Voice Coil Motor:以下,VCMとする)に加速電流を印加する。このとき,ヘッドのトルクは,マグネチックラッチの磁力に影響されない。また,減速区間では,ヘッドがパーキング領域から出てきた後に,ヘッドの加速を停止させる。
ヘッドをパーキング領域にラッチするために使われる磁力は,HDDの種類によって多様である。従来の技術では,そうした多様なHDDに対応できるように,加速電流の大きさおよび印加時間は,ヘッドのアンラッチ動作を保証できる,最も大きい磁力に基づいて決定される。
大韓民国特許公開1999−065645号 大韓民国特許公開1995−703781号 特開2002−208238号公報 特開2001−43645号公報
しかし,従来の技術により決定された加速電流の大きさおよび印加時間は,HDDの性能的な面で短所となる。例えば,比較的小さな磁力を持つHDDにおいて,最大磁力に基づいて決定された加速電流を印加すると,ヘッドの移動速度は速すぎることになる。こうした速いヘッドの移動速度により,ヘッドの浮上高さの不安定を招き,ヘッドがディスクに接触するようになる。このような接触は,ディスクの表面で発生するスクラッチとなる。
また,ヘッドの浮上高さが不安定となることから,ディスク上に記録されたサーボ情報がヘッドにより再生され難くなる。サーボ情報は,サーボセクタに記録されるサーボシンクマーク,トラック番号,セクタ番号などを含む。サーボ情報を安定的に再生するためには,ヘッドの移動速度が最大速度以下に制限されることが望ましい。
上記のように,従来のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置およびヘッドアンラッチ制御方法では,HDDの種類によってHDDに備えられたマグネチックラッチの磁力が異なるにもかかわらず,同じ大きさの加速電流が同じ印加時間,あらゆるHDDに印加されていた。その結果,HDDのマグネチックラッチの磁力が異なることにより,ヘッドの移動速度も同じように変化してしまい,速度が制限されないということが生じた。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,HDDのようなデータ保存装置において,ラッチフォースに関係なく安定したアンラッチ動作を保証することの可能な,ヘッドアンラッチ装置およびヘッドアンラッチ制御方法を提供することにある。
これにより,磁力によるマグネチックラッチを持つデータ保存装置のアンラッチ動作によって,ヘッドの移動速度を臨界速度に制限できるようにする。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,データ保存装置において,加速区間の間ヘッドをアンラッチさせるために,VCMに少なくとも1サイクルの加速電流パルスを印加するスイッチおよびVCM増幅器と;加速区間の間ヘッドの速度を表すためのアナログ/デジタル変換器と;ヘッドの速度が臨界速度より速い場合に,加速区間を終了するアンラッチ制御部と;を含むことを特徴とする,データ保存装置のヘッドアンラッチ装置が提供される。
アンラッチ制御部は,ヘッドの速度が臨界速度より速いときに加速区間を終了させる。例えば,加速電流パルスのサイクルの導通期間中に,VCM増幅器からの加速電流パルスがVCMに結合されるようにスイッチを制御し,加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に,VCMから分離されるようにスイッチを制御することができる。また,加速区間の終了後に,VCMに減速電流を印加するようにVCM増幅器およびスイッチを制御してもよい。
アナログ/デジタル変換器は,加速区間におけるヘッドの速度を表すためにVCMの特性(例えば,ヘッドのスピードを表すVCMの逆起電力)をサンプリングする。例えば,加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に,ヘッドの速度を表すVCMの逆起電力をサンプリングすることを特徴とする。特に,加速電流パルスのサイクルの非導通期間の終端付近でサンプリングすることが望ましい。更に,加速電流パルスの各サイクルの非導通期間の終端付近でサンプリングすることが望ましい。また,実質的にゼロである加速電流がVCMに印加される非導通期間中に,ヘッドの速度を表すVCMの逆起電力をサンプリングすることを特徴としている。
加速電流パルスの周期Tは,導通期間と非導通期間とで構成される。そのような場合,TはTmaxより小さい。ここで,Tmaxは,データ保存装置のいくつか(例えば,数十個)の標本のうち,最大磁力を持ってラッチされるヘッドにおける加速区間の長さである。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,データをディスクから/にリード/ライトするヘッドと;ヘッドをパーキング領域にラッチさせるラッチシステムと;ヘッドを動かすVCMと;加速区間の間,ヘッドをアンラッチさせるためにVCMに少なくとも1サイクルの加速電流パルスを印加するスイッチおよびVCM増幅器と;加速区間の間,ヘッドの速度を表すためのアナログ/デジタル変換器と;ヘッドの速度が臨界速度より速い場合に加速区間を終了するアンラッチ制御部と;を含むハードディスクドライブが提供される。
このハードディスクドライブにおけるアンラッチ制御部,アナログ/デジタル変換器,および加速電流パルスのサイクルの周期Tは,上述した特徴を有することができる。
さらに,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,VCMに加速電流を印加する加速動作および減速電流を印加する減速動作により,ヘッドをパーキング領域から分離させるデータ保存装置のアンラッチ制御方法において,加速区間の間,ヘッドをアンラッチさせるために少なくとも1サイクルの加速電流パルスをVCMに印加するA過程と;加速区間の間,ヘッドの速度を決定するB過程と;ヘッドの速度が臨界速度より速い場合に加速区間を終了するC過程と;を含むことを特徴とする,データ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法が提供される。
A過程は,加速電流パルスのサイクルの導通期間中に,VCM増幅器からの加速電流がVCMに結合されるようにスイッチを制御する過程と,加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に,加速電流がVCMに結合されないようにスイッチを制御する過程と,を含むことを特徴とする。
B過程は,加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に行われることを特徴とする。特に,加速電流パルスのサイクルの非導通期間の終端付近で行われることが望ましい。さらに,加速電流パルスの各サイクルの非導通期間の終端付近で行われることが望ましい。また,ヘッドの速度は,VCMの逆起電力を測定することによりB過程で決定される。
VCMの逆起電力は,実質的にゼロの加速電流がVCMに印加される非導通期間中に測定されることを特徴とする。
また,本発明にかかるデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法において,加速区間の終了後に,減速電流を印加する過程をさらに備えることもできる。
上記のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置およびヘッドアンラッチ制御方法は,データ保存装置が,例えば,HDDである場合に特定の目的に適用できる。しかし,本発明は,HDD以外の他のデータ保存装置においても,データ保存装置内のヘッドをアンラッチさせるために適用することができる。
本発明により,ヘッドはHDDの磁力に関係なくパーキング領域から最大臨界速度以下に制限された速度でアンラッチされる。このように,ヘッドの速度を制限することによって,ヘッドがディスクのデータ面に接触するのを防止する。また,ディスクからサーボ情報を再生するヘッド能力を強化させることができる。
以上より,本発明によれば,マグネチックラッチによる磁力が異なる場合でも確実なアンラッチ動作を保証できるようになる。また,ヘッドの最大移動速度がほぼ一定に維持されるので,ディスクのスクラッチを防止し,かつサーボ動作も安定化することができる。したがって,HDDのようなデータ保存装置において,ラッチフォースに関係なく安定したアンラッチ動作を保証することの可能な,ヘッドアンラッチ装置およびヘッドアンラッチ制御方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず,以下に,図1〜7に基づき,従来技術について説明する。
HDDは,大きく2つの部分で構成される。第1の部分は,大部分の回路部品をPCB(Printed Circuit Board)上に装着した回路部分集合であって,通常PCBA(Printed Circuit Board Assembly)と称する。第2の部分は,ヘッドと磁気ディスクとを含む大部分の機構部品および一部の回路部品を内蔵した機構部分集合であって,通常HDA(Head Disk Assembly)と称する。
図1は,HDAの概略的な構造を図示したものである。図1を参照すれば,ディスク2がスピンドルモータにより回転される間,ホストコンピュータ(図示せず)から伝送されたデータはヘッド4によりディスク2に磁気的に記録される。ディスク2が回転するとき,アクチュエータ6の一側先端に付着されているヘッド4は,ディスク2上で一定の高さに浮上してデータを記録(ライト)または再生(リード)する。アクチュエータ6の一先端はアクチュエータ6に付着されたヘッド4を持ち,他先端には,アクチュエータ6に付着された鉄片12(例えば,マグネチックラッチ)を持つ。鉄片12は,磁石によく付着する。アクチュエータ6は,ピボット軸受8により支持される。
アクチュエータ6のピボット軸受8と鉄片12間にはVCM10が位置する。VCM10が電流により駆動すると,アクチュエータ6は,ピボット軸受8を軸として回転してヘッド4をディスク2の放射線方向に移動させる。
ヘッド4がディスク2の外側に離脱することを防止するために,アウタークラッシュストッパー14がベースに設置される。HDDが使われないときは,図1に示すように,アクチュエータ6の位置は,アクチュエータ6のマグネチックラッチ12が磁力により磁石16(インナークラッシュストッパーともいう)に付着して固定される。このような状態で,ヘッド4はパーキング領域5にパーキングされ,かつラッチされたと見なされる。
次に,図2は,データ保存容量を極大化するための多重プラッタ方式を採用するHDDにおけるディスクの部分切断面図である。図2を参照すれば,2枚のディスク2がスピンドルモータの駆動軸に装着されている。また,ヘッド4A〜4Dは,アクチュエータ6から垂直に延びたアームに付着される。各プラッタの表面2A〜2D上には,同心円に沿ってトラックが配列され,各トラックには該当トラック番号(トラック0〜トラックN)が付与される。各ヘッド4A〜4Dに対応するプラッタの表面2A〜2D上の同一トラック番号に該当するトラックを通常シリンダと称す。したがって,プラッタの同じトラック番号は一つのシリンダ番号で定義される。例えば,プラッタの表面2A〜2D上にあるトラック番号0のあらゆるトラックはシリンダ番号0を持つ。
HDDは,サーボメカニズムによりヘッド4A〜4Dをディスク2上の所望のトラックに選択的に位置させる。ヘッド4A〜4Dを特定トラックに位置させることは,通常,トラック探索とトラック追従とからなる2段階のサーボ制御モードにより行われる。トラック探索では,ヘッド4A〜4Dを現在のトラックから所望のトラックに移動させる。トラック追従では,正しく再生および記録動作されるために,ヘッド4A〜4Dを目標トラックの中心線を追従するように維持する。
ディスク上のトラックは,このようなトラック探索,トラック追従,およびデータの記録/再生のために,図3に図示されたようなデータフォーマットを持つ。
図3は,HDDにおける各トラックのデータフォーマットを示すものである。図3を参照すれば,各ヘッド(ヘッド0,ヘッド1,ヘッド2,ヘッド3)に対応する各トラックには,サーボセクタとデータセクタとが交互に配置される。各サーボセクタは,トラック探索およびトラック追従などのサーボ制御のために使われるデータを含む。一方,データセクタは,ユーザーデータを記録するために設けられている。サーボセクタは,通常,ディスク全体容量の9〜11%程度を占めている。
図3は,図2のHDDにおいて,4個のヘッドに対するシリンダに対応した,シリンダ上に存在する4個のトラックについてのセクタフォーマットの例を示すものである。図3に示すように,データセクタは,通常,IDフィールドとデータフィールドとに区分される。IDフィールドには該当データセクタを識別するためのヘッダ情報が記録される。一方,データフィールドにはデジタルデータが記録される。データセクタの前後にはサーボセクタが位置する。
図4に,図3に図示されたサーボセクタの詳細な構成を示す。
図4に示すように,サーボセクタは,プリアンブル,サーボアドレスマーク(Servo Address Mark),グレイコード,バーストA,バーストB,バーストC,バーストD,およびパッド(PAD)で構成される。
プリアンブルは,サーボセクタであることを表示すると同時に,サーボ情報の再生時に使われるクロック同期およびサーボセクタの前のギャップを提供する。プリアンブルは,サーボ同期とも呼ばれる。サーボアドレスマークは,サーボセクタの開始を知らせて後続のグレイコードを読取るための同期を提供する。すなわち,サーボアドレスマークは,サーボ制御に関連した各種タイミングパルスを生成するための基準点を提供する。グレイコードは,各トラックに関する情報,すなわち,トラック情報を提供する。バーストA,バーストB,バーストC,バーストDは,トラック探索およびトラック追従のために要求される位置エラー信号(Position Error Signal)を提供する。最後に,パッド(PAD)は,サーボセクタからデータセクタへのトランジションマージンを提供する。
図5は,一般的なHDDの構成を示すブロック図であり,2枚のディスクを一例とする構成を示している。図5によると,ディスク2は,スピンドルモータ52により回転する。ヘッド4は,ディスク2の表面上に位置する。各ヘッド4は,アクチュエータ6のアームアセンブリ7の垂直に延びたアームの先端に設置される。そして,前置増幅器22は,データ再生時にヘッド4によりピックアップされた信号を前置増幅する。また,データ記録時には,ヘッド4を駆動させてリード/ライトチャンネル回路24から印加される符号化された記録データをディスク2に記録させる。
リード/ライトチャンネル回路24は,前置増幅器22から印加されるリード信号からデータパルスを検出し,かつデコーディングしてDDC(Disk Data Controller)54に印加する。または,DDC54から印加されるライトデータをデコーディングして前置増幅器22に印加する。DDC54は,ホストコンピュータ)から受信されたデータをリード/ライトチャンネル回路24および前置増幅器22を通じてディスク上に記録する。また,DDC54は,ホストコンピュータとマイクロコントローラ40間の通信をインタフェースする。
マイクロコントローラ40は,ホストコンピュータから受信されたリード/ライト命令に応答して,トラック探索およびトラック追従するための制御を行う。VCM駆動部44は,マイクロコントローラ40のサーボ制御(ヘッド4の位置制御)を行うための制御値をD/Aコンバータ42を通じて受ける。その制御値に基づき,アクチュエータ6を駆動するための駆動電流を発生させて,アクチュエータ6のVCM10に印加する。
アクチュエータ6は,VCM駆動部44から印加される駆動電流の方向および大きさに対応して,ヘッド4をディスク2上の放射線方向に移動させる。モータ制御部48は,マイクロコントローラ40の制御下でディスク2の回転制御のための制御値をスピンドルモータ駆動部50に印加する。そして,スピンドルモータ駆動部50は,制御値に基づいてスピンドルモータ52を駆動してディスク2を回転させる。
A/Dコンバータ36は,リード/ライトチャンネル回路24を通じて印加されるサーボ情報のうち,バースト信号に基づいた位置エラー信号をデジタル変換してマイクロコントローラ40に出力する。ゲートアレイ38は,リード/ライトに必要な各種タイミング信号を発生し,サーボ情報をデコーディングしてマイクロコントローラ40に印加する。
HDDは,非動作時にヘッド4をパーキング領域5にパーキングさせる。このとき,図1の場合と同様に,アクチュエータ6の他先端にあるマグネチックラッチ12が磁石16に付着して固定される。HDDが動作を始めると,マイクロコントローラ40は,パーキング領域5にパーキングしているヘッド4をディスク2上のデータ領域へ出るように制御する。
以上,HDDの構成について説明した。次に,図6および7に基づいて,従来のHDDにおけるアンラッチ制御方法について説明する。
図6は,従来のアンラッチ制御方法を示すフローチャートである。図6に示すように,まず,HDDが動作を始めると,マイクロコントローラ40は,スピンドルモータ52を規定速度で回転するように制御する。このとき,マイクロコントローラ40は,VCM駆動部44を通じてアクチュエータ6に一定大きさの矩形波電流を出力し,そのアクチュエータ6が磁石16のラッチフォース(磁力)を克服して出るようにする(ステップS602)。ステップS602では,アクチュエータ6が磁石16の磁力を克服してヘッド4をディスク2のデータ領域に移動させるようにする。このため,十分に大きい加速電流を十分な時間(加速区間)VCM10に印加する。
次いで,加速区間が終了した後,ヘッド4を通じてサーボデータの再生が試みられる。ここで,サーボアドレスマークを正常に見つけられるか否か,すなわち,FSAM(Fault Servo Address Mark)が発生していないか否かを判断する(ステップS604)。
ヘッド4を通じてサーボデータが正常に再生されれば,すなわち,サーボアドレスマークを正常に見つけられれば,速度フィードバック制御器を通じてヘッド4の移動速度を所定の速度(例えば,Va)になるまで減速する(ステップS606およびステップS608)。ヘッド4の移動速度は,サーボデータを参照して速度フィードバック制御器により算出される。例えば,ヘッド4の移動速度は,「(現サンプルでのトラック番号−前サンプルでのトラック番号)/サンプリング周期」で求めることができる。なお,トラック番号はグレイコードにより分かる。
もし,ステップS604でサーボデータを再生できない場合,すなわち,サーボアドレスマークを見つけられなかった場合には,VCM10に印加される電流が減速区間の間周期的に所定比率(α)だけ減少する(ステップS610)。したがって,サーボアドレスマークが見つけられなければ,ステップS610においてヘッド4の移動速度を所定の減速パターンにより減速する。このように,ヘッド4の移動速度を減速することにより,ヘッド4はパーキング領域5にパーキングされる(ステップS612)。
以上,従来のアンラッチ制御方法について説明した。次に,図7に基づいて,図6に示されたフローチャートにおいて,VCMに印加される電流とヘッドの移動速度との相関関係について説明する。
図7に示すように,アンラッチ動作の初期では,ヘッド4がパーキング領域5から離脱するように,加速区間(A区間)の間,アクチュエータ6が磁石16の力に勝る大きさの加速電流Iが印加される。加速区間A後は,減速区間(B区間)となる。減速区間の間,加速区間で印加される向きと逆向きの減速電流がVCM10に印加される。また,減速区間の間,減速電流は段階的に小さくなる。
例えば,減速区間における最初の期間ΔTの間,Iの大きさを持つ減速電流が印加されたとすれば,次の期間ΔTの間にはI*α(ここでα<1)の値を持つ減速電流がVCM10に印加される。
このような従来のアンラッチ動作において,加速電流の大きさIおよび印加時間Aは,標本であるラッチのうち最も大きい磁力に相応するものである。したがって,ラッチの磁力が異なっても,ヘッド4のパーキング領域5からのアンラッチ動作が保証される。
しかし,HDDの磁力は相異なるため,この加速電流をあらゆるHDDに適用するのは困難である。例えば,低い磁力のHDDでは,加速区間後のヘッド4の移動速度が過度に速くなり,ヘッド4の浮上高さが不安定になる。この浮上高さの不安定により,ヘッド4とディスク2間の接触が誘発されて,ディスク2表面にスクラッチが発生することがある。また,ディスク2上に記録されたサーボ情報は,浮上高さの不安定なヘッド4により再生され難くなる。一方で,高い磁力のHDDでは,ヘッド4のパーキング領域5からのアンラッチ動作が保証されない可能性がある。
また,図7は,磁力の相異なるマグネチックラッチ12を持つHDDにおいて,同じ加速電流によるヘッドの移動速度を示している。
図7に示されたように,アクチュエータ6のVCM10に提供される同じ加速電流および減速電流に対するヘッド4の移動速度は,V1,Vref,V2のように相異なる。図7において,Vrefは,ヘッド4の最適加速がなされたときの速度プロファイル(速度対時間)である。また,V1は,ヘッド4の加速が不十分な場合の速度プロファイルである。そして,V2は,ヘッド4の加速が過度な場合の速度プロファイルである。
速度プロファイルV2において,ヘッド4の移動速度は,加速区間の終端で臨界速度,すなわち,ヘッド4がパーキング領域5から離脱したと判断できるヘッド4の移動速度よりはるかに速い。このような過度に大きい速さは,ヘッド4がディスク2に接触するときに発生するディスク2のスクラッチなど,問題を発生させうる原因となる。また,過度に大きい速さにより,サーボ情報が,ディスク2から容易に再生されない恐れもある。かかる過度に大きい速さは,典型的なHDDのラッチシステムが比較的弱い磁力を持つときに発生する。
一方,速度プロファイルV2に対し,ヘッド4の移動速度は,加速区間(A区間)の終端で臨界速度よりはるかに遅い。この場合,加速区間(A区間)の終端でヘッド4が正常にアンラッチされない恐れがある。このような状況は,HDDのラッチシステムの磁力が比較的大きいときに発生しうる。
以上,図6および7に基づいて,従来のHDDにおけるアンラッチ制御方法について説明した。
これまで,図1〜7に基づき,従来技術について説明してきた。ここで,特許文献1(1999年8月5日公開)には,加速区間で段階的なアンラッチフォースを印加することにより,機器別に相異なるラッチフォースに対応する方法が開示されている。しかし,この方法は,ヘッドを通じて再生されるサーボ情報によりヘッドがデータ領域に引込まれたかどうかを判断するが,ヘッドの移動速度を制限するものではない。
そこで,本実施形態は,加速区間の間,ヘッド4の移動速度を決定することによりHDD内の相異なる磁力に備えることができるようにするものである。つまり,ヘッド4の移動速度が,ヘッド4がパーキング領域5から既に離脱したと判断される臨界速度より速ければ,加速区間が終了し,減速区間が開始される。
ヘッド4の移動速度は,ヘッド4のパーキング領域5からの分離されたか否かを表す。ヘッド4の移動速度が設定された臨界速度以上ならば,ヘッド4が分離されてパーキング領域5から離脱されたことになる。このような場合には,加速動作を中止して減速動作が開始される。このように,アンラッチ動作中にヘッド4の移動速度を臨界速度に制限することによって,ヘッド4の浮上高さが安定的に維持され,サーボ信号がヘッド4によってさらに容易に再生されるようになる。
また,本実施形態によれば,ヘッド4の移動速度は,VCM10の逆起電力をサンプリングすることにより検出される。VCM10の逆起電力を正確に測定するために,VCM10に印加される加速電流はゼロになることが望ましい。したがって,本実施形態ではパルスパターンの加速電流が使われる。すなわち,パルスパターンの加速電流を使用することにより,VCM10の逆起電力は加速電流が実質的にゼロになることを待ってからサンプリングされる。
以下,図8〜10に基づき,本実施形態について詳細に説明する。
図8は,本実施形態によるヘッドアンラッチ装置の構成を示すブロック図である。本実施形態において,図8の構成品はHDDの部品で構成される。また,図9は,図8のヘッドアンラッチ装置の加速区間および減速区間の間における3つの速度プロファイルを示すものである。
図8のヘッドアンラッチ装置は,VCM802,VCM増幅器806,スイッチ804,アンラッチ制御部810を含む。
アンラッチ制御部810は,アンラッチ区間で加速電流をVCMに提供し,減速区間で減速電流を提供するようにVCM増幅器806およびスイッチ804を制御する。図9を参照すると,加速区間は速度プロファイルが増加する区間である。また,減速区間は速度プロファイルが減少する区間である。
本実施形態にかかるアンラッチ制御部810は,ヘッドの移動速度と臨界速度とを比較して加速区間の長さを決定する。ヘッドの移動速度は,VCM802の逆起電力Bemfから決定される。なお,VCM802の逆起電力Bemfは,ADC(Analog Digital Converter)812によりサンプリングされる。アンラッチ制御部810は,スイッチ804の開閉を制御して,加速区間の間,パルスパターンを持つ加速電流がVCM802に提供されるように制御する。一方,DAC(Digital Analog Converter)808は,アンラッチ制御部810から出力される電流信号をVCM増幅部806に出力するアナログ信号に変換する。本実施形態によれば,アンラッチ制御部810は,ソフトウェアにより作動されるマイクロプロセッサで具現される。
次に,図9に示されたように,加速区間で印加される加速電流はパルスパターンである。パルス型加速電流は,VCM802の逆起電力Bemfを測定するために必要である。さらに,パルス型の加速電流を使用することにより,ラッチを外すためのトルクを飛躍的に増加させることができる。
図9において,異なるHDDに対する3つの速度プロファイルに示されているように,異なるHDDのラッチシステムの磁力が異なるため,加速区間の長さは異なる。例えば,試料であるHDDのうち最大の磁力を持つマグネチックラッチを備えるHDDについての加速区間の長さをTmaxと仮定する。また,Tmaxに該当する最大磁力より少ない磁力を持つマグネチックラッチを備える2つのHDDにおいて,加速区間を,例えば,それぞれT1およびT2とする。つまり,T1およびT2は,それぞれTmaxより小さい。しかし,図9において,各速度プロファイルに対して,ヘッドの移動速度は臨界速度に制限されることが示されている。例えば,ラッチが適切に分離されたと判断する臨界速度は60m/sとして判断することができる。
ここで,ヘッドの移動速度はVCM802の逆起電力Bemfに比例する。
また,VCM802両端の電圧V(t)は次の数1により表される。
Figure 2005166246
ここで,i(t)はVCM802に流れる電流である。また,RはVCM802の抵抗である。そして,LはVCM802のインダクタンスであり,Bemf(t)は角速度w(t)による逆起電力である。
数1において,VCM802に流れる電流i(t)が0になれば,V(t)=Bemf(t)である。
アンラッチ制御部810は,スイッチが導通/非導通されるように制御して,加速電流Iaをパルス形態でVCM802に入力させる。図9を参照すれば,VCM802への加速電流のパルスパターンは,大きさIaの電流パルスの複数のサイクルで構成される。電流パルスの周期は,例えば,図9の周期Tとして表される。
図8および図9を参照すれば,アンラッチ制御部810は,大きさIaの加速電流がVCM増幅部806からVCM802に結合されるように周期Tの導通期間(例えば,図9で600μs)の間スイッチ804がターンオンされるように制御する。あらゆる周期Tに対して,導通期間後にアンラッチ制御部810は,加速電流がVCM802から分離されるように非導通期間(例えば,図9で400μs)の間スイッチ804がターンオフされるように制御する。したがって,周期Tは,導通期間および非導通期間(図9の1ms)で構成される。
非導通期間中,ターンオフされたスイッチ804により,VCM増幅器806からの電流はVCM802より分離される。したがって,アンラッチ制御部810は,非導通期間中にVCM802を通じて流れる電流が0になるように制御する。ADC812が非導通期間中にVCM802の逆起電力Bemf(t)をサンプリングするとき,アンラッチ制御部810は逆起電力Bemf(t)を検出する。本実施形態において,VCM802の逆起電力Bemf(t)は,電流パルスの非導通期間の終端付近でADC812によりサンプリングされる。非導通期間の終端付近でVCM802の逆起電力Bemfを測定することにより,VCM802に入力される加速電流がサンプリングされる間に実質的に0になることが保証される。
ここで,図9において,Tmaxは,試料であるラッチのうち,最大の磁力を持つラッチに対する加速区間の長さである。この場合,加速電流のサイクルの周期Tは,T<Tmaxを満足する。
また,従来のヘッドアンラッチ装置においては,加速区間の間一定の大きさの加速電流が持続的に印加される。これと比べ,本実施形態にかかるヘッドアンラッチ装置では,加速区間の間大きさIaを持つ加速電流が断続的に提供されるため,加速電流はパルスパターンを持つ。
Bemf(t)は,ヘッドの移動速度に比例して次の数2のように表現される。
Figure 2005166246
ここで,w(t)はVCM802の角速度であり,KeはVCM802の逆起電力定数である。数2を参照すれば,Bemf(t)はVCMの角速度w(t)に比例するので,ヘッドの移動速度は,ADC812から表れるBemf(t)を利用して算出される。一般的に,図9のADC812は,Bemfのアナログ値を検出する。なお,ADC812は,検出されたアナログ値をデジタル値に変換する検出器を含む。
アンラッチ制御部810は,検出されたヘッドの移動速度と臨界速度とを比較する。比較した結果に基づき,アンラッチ制御部810は,VCM802に加速パルスをさらに提供することにより,加速区間を持続するか否かを決定する。すなわち,検出されたヘッドの移動速度が臨界速度より速いならば,アンラッチ制御部810は,ヘッドがパーキング領域から適切にアンラッチされたと判断して,ヘッドの速度プロファイルでの減速区間に入るように加速区間を終了する。
しかし,検出されたヘッドの移動速度が臨界速度より速くない場合,アンラッチ制御部810は,加速電流をさらに印加して加速区間を延長させる。これにより,ヘッドをパーキング領域から離脱させるためのトルクを増加させる。
特許文献2〜4にも,VCMの逆起電力Bemfを利用してアンラッチ時のヘッド位置および速度を制御することが開示されている。つまり,従来技術は,減速区間でのヘッドの移動速度を制御するものである。しかし,本実施形態にかかるヘッドアンラッチ装置は,加速区間の間のヘッドの移動速度を制限するものである。
さらに,従来のヘッドアンラッチ装置では,VCMの逆起電力をフィードバックしてヘッドの移動速度を制御していた。しかし,本実施形態にかかるヘッドアンラッチ装置では,ヘッドの移動速度はVCM802の逆起電力に相応して得られる。また,加速区間の終了時点は,ヘッドの移動速度と臨界速度とを比較することにより決定される。
以上,本実施形態にかかるヘッドアンラッチ装置について説明した。次に,図10に基づき,本実施形態にかかるヘッドアンラッチ制御方法について説明する。
図10は,本実施形態にかかるヘッドアンラッチ装置により行われるアンラッチ動作を示すフローチャートである。
図8〜図10を参照すれば,まず,アンラッチ制御部810は,導通期間中にスイッチ802が導通されるように制御してVCM増幅器806からの電流IaをVCM802に結合させる(ステップS1002)。そして,導電期間中にVCM増幅器に対して加速電流を出力する(ステップS1004)。例えば,アンラッチ制御部810は,ステップS1004で600μsの導通期間中にDAC808を通じて,VCM増幅器806にIaの加速電流の出力を指示する。VCM802を通じて流れる加速電流は,HDDのラッチシステムのラッチを分離させるためのトルクを発生させる。
次いで,600μsの導通期間後,アンラッチ制御部810は,非導通期間(例えば,400μsの非導通期間)中にスイッチ804をターンオフさせる。そして,VCM増幅部806から出力される電流をVCM802から分離させる(ステップS1006)。この400μsの限定された非導通期間は,VCM802を通じて流れる加速電流が少なくても非導通期間の終端付近で実質的にゼロになることを保証する(ステップS1008)。
そして,ADC812により,非導通期間の終端付近でVCM802の逆起電力Bemfを測定し,測定した逆起電力Bemfをアンラッチ制御部810に提供する(ステップS1010)。
ステップS1010後,アンラッチ制御部810は,測定されたVCM802の逆起電力Bemfによりヘッドの移動速度を決定する。ヘッドの移動速度は,決定されたヘッドの移動速度と臨界速度とを比較することにより決定される(ステップS1012)。ステップS1012で決定されたヘッドの移動速度が臨界速度より速くなければ,加速電流パルスの導通期間と非導通期間とによるサイクルを反復するように,ステップS1002に
戻る。
ステップS1012で決定されたヘッドの移動速度が臨界速度より速ければ,アンラッチ制御部810は,ヘッドがパーキング領域から十分に離脱されたと判断する。この時点で,アンラッチ制御部810は,加速区間を終了してヘッドの速度プロファイルにおける減速区間に入る(図9において速度プロファイルの傾斜度が下向きになり始めるときを指す)。
この減速区間の間,アンラッチ制御部810は,スイッチ804を導通させてVCM増幅器806からの減速電流をVCM802に連結させる(ステップS1014)。アンラッチ制御部810は,DAC808を通じてVCM増幅器806に減速電流の大きさを指示する。そして,ブレーキ電流をVCM802に出力する(ステップS1016)。
このようなヘッドアンラッチ制御方法において,加速区間の終了時点および減速区間の開始時点は,加速区間の間のヘッド移動速度により決定される。異なるHDDに対する様々なラッチフォースに対しても,ヘッドの移動速度は,ヘッドが適切にパーキング領域から分離されることを保証する臨界速度に近づくように次第に増加する。さらに,ヘッドの移動速度は,ヘッドの不安定な動作を防止するように臨界速度に制限されている。したがって,ディスクのスクラッチ発生が減少し,サーボ動作はさらに安定するようになる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,データ保存装置に適用可能であり,特に,ラッチする力の大きさに関係なく確実なアンラッチ動作を保証しつつ,データ保存装置内のヘッドの速度を制限するデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置およびヘッドアンラッチ制御方法に適用可能である。
従来のHDAの概略的な構造を示した図である。 従来の多重プラッタ方式を採用するHDDにおけるディスクの部分切断面図である。 従来のHDDにおける各トラックのデータフォーマットを示す図である。 図3に図示されたサーボセクタの詳細な構成を示す図である。 従来のHDDの構成を示すブロック図である。 従来のヘッドアンラッチ制御方法を示すフローチャートである。 図6に示されたフローチャートにおいて,VCMに印加される電流とヘッドの移動速度との関係を示す図である。 本実施形態にかかるヘッドアンラッチ装置の構成を示すブロック図である。 図8に示された本実施形態にかかる装置の動作を示す図である。 本実施形態にかかるヘッドアンラッチ制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
802 VCM
804 スイッチ
806 VCM増幅器
808 DAC
810 アンラッチ制御部
812 ADC

Claims (25)

  1. データ保存装置において:
    ボイスコイルモータに加速電流を印加する区間である加速区間の間,ヘッドをアンラッチさせるために,前記ボイスコイルモータに少なくとも1サイクルの加速電流パルスを印加するスイッチおよびボイスコイルモータ増幅器と;
    前記加速区間の間,前記ヘッドの速度を表すためのアナログ/デジタル変換器と;
    前記ヘッドの速度が臨界速度より速い場合に,前記加速区間を終了するアンラッチ制御部と;
    を含むことを特徴とする,データ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  2. 前記アンラッチ制御部は,前記加速電流パルスのサイクルの導通期間中に,前記ボイスコイルモータ増幅器からの前記加速電流パルスが前記ボイスコイルモータに結合されるように前記スイッチを制御し,前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に,前記加速電流パルスが前記ボイスコイルモータに結合されないように前記スイッチを制御することを特徴とする,請求項1に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  3. 前記アナログ/デジタル変換器は,前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に,前記ヘッドの速度を表す前記ボイスコイルモータの逆起電力をサンプリングすることを特徴とする,請求項2に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  4. 前記アナログ/デジタル変換器は,前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間の終端付近で,前記ヘッドの速度を表す前記ボイスコイルモータの逆起電力をサンプリングすることを特徴とする,請求項2に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  5. 前記アナログ/デジタル変換器は,前記ボイスコイルモータに印加される前記加速電流パルスの各サイクルの非導通期間の終端付近で,前記ヘッドの速度を表す前記ボイスコイルモータの逆起電力をサンプリングすることを特徴とする,請求項2に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  6. 前記加速電流パルスのサイクルの周期Tは,前記導通期間および前記非導通区間よりなり,前記ヘッドが最大磁力でラッチされるときの加速区間をTmaxとするとき,
    T<Tmaxであることを特徴とする,請求項2に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  7. 前記アナログ/デジタル変換器は,実質的にゼロである前記加速電流が前記ボイスコイルモータに印加される非導通期間中に,前記ヘッドの速度を表す前記ボイスコイルモータの逆起電力をサンプリングすることを特徴とする,請求項1に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  8. 前記アンラッチ制御部は,前記加速区間の終了後に前記ボイスコイルモータに減速電流を印加するように,前記ボイスコイルモータ増幅器および前記スイッチを制御することを特徴とする,請求項1に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  9. 前記データ保存装置は,ハードディスクドライブであることを特徴とする,請求項1に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ装置。
  10. ハードディスクドライブにおいて:
    データをディスクから/にリード/ライトするヘッドと;
    前記ヘッドをパーキング領域にラッチさせるラッチシステムと;
    前記ヘッドを動かすボイスコイルモータと;
    前記ボイスコイルモータに加速電流を印加する区間である加速区間の間,前記ヘッドをアンラッチさせるために前記ボイスコイルモータに少なくとも1サイクルの加速電流パルスを印加するスイッチおよびボイスコイルモータ増幅器と;
    前記加速区間の間,前記ヘッドの速度を表すためのアナログ/デジタル変換器と;
    前記ヘッドの速度が臨界速度より速い場合に加速区間を終了するアンラッチ制御部と;
    を含むことを特徴とする,ハードディスクドライブ。
  11. 前記アンラッチ制御部は,前記加速電流パルスのサイクルの導通期間中に,前記ボイスコイルモータ増幅器からの前記加速電流が前記ボイスコイルモータに結合されるように前記スイッチを制御し,前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に,前記加速電流が前記ボイスコイルモータに結合されないように前記スイッチを制御することを特徴とする,請求項10に記載のハードディスクドライブ。
  12. 前記アナログ/デジタル変換器は,前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に,前記ヘッドの速度を表す前記ボイスコイルモータの逆起電力をサンプリングすることを特徴とする,請求項11に記載のハードディスクドライブ。
  13. 前記アナログ/デジタル変換器は,前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間の終端付近で,前記ヘッドの速度を表す前記ボイスコイルモータの逆起電力をサンプリングすることを特徴とする,請求項11に記載のハードディスクドライブ。
  14. 前記加速電流パルスのサイクルの周期Tは,前記導通期間および前記非導通期間よりなり,前記ヘッドが最大磁力でラッチされるときの加速区間をTmaxとするとき,
    T<Tmaxであることを特徴とする,請求項11に記載のハードディスクドライブ。
  15. ボイスコイルモータに加速電流を印加する加速動作および減速電流を印加する減速動作により,ヘッドをパーキング領域から分離させるデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法において:
    前記ボイスコイルモータに加速電流を印加する区間である加速区間の間,前記ヘッドをアンラッチさせるために少なくとも1サイクルの加速電流パルスを前記ボイスコイルモータに印加するA過程と;
    前記加速区間の間,前記ヘッドの速度を決定するB過程と;
    前記ヘッドの速度が臨界速度より速い場合に前記加速区間を終了するC過程と;
    を含むことを特徴とする,データ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  16. 前記A過程は,
    前記加速電流パルスのサイクルの導通期間中に,ボイスコイルモータ増幅器からの前記加速電流が前記ボイスコイルモータに結合されるようにスイッチを制御する過程と,
    前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に,前記加速電流が前記ボイスコイルモータに結合されないように前記スイッチを制御する過程と,
    を含むことを特徴とする,請求項15に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  17. 前記B過程は,前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間中に行われることを特徴とする,請求項16に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  18. 前記B過程は,前記加速電流パルスのサイクルの非導通期間の終端付近で行われることを特徴とする,請求項16に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  19. 前記ヘッドの速度は,前記ボイスコイルモータの逆起電力を測定することにより前記B過程で決定されることを特徴とする,請求項18に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  20. 前記B過程は,前記加速電流パルスの各サイクルの非導通期間の終端付近で行われることを特徴とする,請求項16に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  21. 前記加速電流パルスのサイクルの周期Tは,前記導通期間および前記非導通期間よりなり,前記ヘッドが最大磁力でラッチされるときの加速区間をTmaxとするとき,
    T<Tmaxであることを特徴とする,請求項16に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  22. 前記ヘッドの速度は,前記ボイスコイルモータの逆起電力を測定することにより前記B過程で決定されることを特徴とする,請求項15に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  23. 前記ボイスコイルモータの逆起電力は,実質的にゼロの加速電流が前記ボイスコイルモータに印加される非導通期間中に測定されることを特徴とする,請求項22に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  24. 前記データ保存装置は,ハードディスクドライブであることを特徴とする,請求項15に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
  25. 前記加速区間の終了後に,減速電流を印加する過程をさらに備えることを特徴とする,請求項15に記載のデータ保存装置のヘッドアンラッチ制御方法。
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