JP2005166124A - 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、レンズキックによって到達したトラックからウォブル変調によるアドレスを読み取る際に、レンズキックが終了した時点からアドレスが読み取られるまでに要する時間を短縮するようにレンズキックを行なう光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法を提供することを目的としている。
【解決手段】ウォブル信号からセグメントアドレス及びトラックアドレスをデコードし、セグメントアドレスが取得されたタイミングまたはトラックアドレスが取得されたタイミングで、レンズキック開始基準信号を選択的に出力するとともに、出力されたレンズキック開始基準信号に基づいてレンズキック開始タイミングを生成し、レンズキック後の着地点がウォブル無変調領域となるようにレンズキックを行なわせる。
【選択図】 図17

Description

この発明は、情報記録トラックをウォブル変調することによりアドレス情報が記録された光ディスクを再生する光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法に関する。
周知のように、近年では、情報の高密度記録技術が促進されており、片面1層に4.7GB(Giga Byte)もの記録容量を有する光ディスクが実用化されている。
この光ディスクとしては、例えば、再生専用のDVD−ROM(Digital Versatile Disk−Read Only Memory)、書き替え可能なDVD−RAM(Random Access Memory)、DVD−RW(Rewritable)、追記可能なDVD−R(Recordable)等がある。
この種の光ディスクは、透明基板上に形成された情報記録層にレーザ光を集光することにより、情報の記録再生を行なっている。この場合、光ディスクの情報記録層には、物理的な凹部あるいは凸部でなるトラックが形成されており、このトラックに沿って情報の記録再生が行なわれる。
また、このトラック上には、情報を記録再生する空間的な位置を特定するための位置情報である物理アドレスが記録されている。この物理アドレスの記録には、トラックの所定長毎に微小な凹凸でなるプリピットを形成する手段と、トラックを光ディスクの径方向に小さく蛇行(ウォブル)させ、そのウォブルに周波数変調または位相変調を施す、いわゆるウォブル変調を利用する手段とがある。
このうち、ウォブル変調によって物理アドレスを記録する手段は、トラックの途中にプリピットを形成する手段に比べて、トラックを遮断しないため、ユーザ情報を記録する領域を広くとることができ、フォーマット効率が高いという利点や、再生専用メディアとの互換がとりやすいといった利点を有している。
ところで、光ディスク上から所望の記録情報を検索する際には、光ヘッドを光ディスクの径方向に移動させる光ヘッド送りと、光ディスク上にレーザ光を集光させるための対物レンズを、光ディスクの径方向に数トラック分移動させる、いわゆるレンズキックとが併用される。
この場合、レンズキックによって到達したトラックから、そのウォブル変調による物理アドレスを読み取って、目的位置であるか否かを判定していくことになる。ところが、レンズキック後の再生位置は不特定であるため、レンズキックが終了した時点からアドレスが正しく読み取られるまでに要する時間は、レンズキックが行なわれる毎に異なり、このことが、情報検索時間の短縮化に大きな妨げとなっている。
特許文献1には、サーチ動作において、レンズキックによる実着地のアドレスが目的地のアドレスよりも大きくなることを防止するために、実着地のアドレスが目的地のアドレスよりも小さくなるように、レンズキックを行なうトラック本数を算出して、平均サーチ時間を短縮する構成が開示されている。
しかしながら、この特許文献1には、レンズキックによって到達したトラックから、そのウォブル変調による物理アドレスを読み取る際に、レンズキックが終了した時点から、その位置のアドレスが正しく読み取られるまでに要する時間を短縮することについては、何らの記載もなされていないものである。
特開平9−180206号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、レンズキックによって到達したトラックからウォブル変調によるアドレスを読み取る際に、レンズキックが終了した時点からアドレスが読み取られるまでに要する時間を短縮するようにレンズキックを行なう光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法を提供することを目的とする。
この発明に係る光ディスク再生装置は、ウォブル変調によってセグメントアドレス及びトラックアドレスが記録されたアドレス領域と、ウォブル無変調領域とを含むセグメント単位で、情報記録トラックが形成された光ディスクから、ウォブルに対応した信号を読み取る読み取り手段と;読み取り手段で読み取られたウォブル信号から、セグメントアドレス及びトラックアドレスをデコードし、セグメントアドレスが取得されたタイミングまたはトラックアドレスが取得されたタイミングで、レンズキック開始基準信号を選択的に出力するアドレス検出手段と;アドレス検出手段から出力されたレンズキック開始基準信号に基づいてレンズキック開始タイミングを生成し、レンズキック後の着地点がウォブル無変調領域となるようにレンズキックを行なわせる制御手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る光ディスク再生方法は、ウォブル変調によってセグメントアドレス及びトラックアドレスが記録されたアドレス領域と、ウォブル無変調領域とを含むセグメント単位で、情報記録トラックが形成された光ディスクから、ウォブルに対応した信号を読み取る工程と;読み取られたウォブル信号から、セグメントアドレス及びトラックアドレスをデコードし、セグメントアドレスが取得されたタイミングまたはトラックアドレスが取得されたタイミングで、レンズキック開始基準信号を選択的に出力する工程と;出力されたレンズキック開始基準信号に基づいてレンズキック開始タイミングを生成し、レンズキック後の着地点がウォブル無変調領域となるようにレンズキックを行なわせる工程とを備えるようにしたものである。
上記した発明によれば、ウォブル信号からセグメントアドレス及びトラックアドレスをデコードし、セグメントアドレスが取得されたタイミングまたはトラックアドレスが取得されたタイミングで、レンズキック開始基準信号を選択的に出力するとともに、出力されたレンズキック開始基準信号に基づいてレンズキック開始タイミングを生成し、レンズキック後の着地点がウォブル無変調領域となるようにレンズキックを行なわせている。
これにより、レンズキックによって到達したトラックからウォブル変調によるアドレスを読み取る際に、レンズキックが終了した時点からアドレスが読み取られるまでに要する時間を短縮するようにレンズキックを行なうことが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する光ディスク記録再生装置11を示している。
この光ディスク記録再生装置11で情報の記録再生が行なわれる光ディスク12には、その情報記録トラックに予めウォブル変調によって物理アドレスが記録されているものとする。この場合、光ディスク12には、物理的な凹凸によるグルーブトラックとランドトラックとが形成されているものとする。
この光ディスク記録再生装置11は、光ディスク12を装着し、パーソナルコンピュータ等でなる外部ホスト13を接続し、この外部ホスト13からの記録再生命令により、光ディスク12に対して情報の記録再生を実行する。
すなわち、光ディスク12からの情報の再生は、以下のように行なわれる。まず、外部ホスト13により情報再生要求が発生すると、ホストI/F14は、情報再生要求を受信し、制御マイクロコンピュータ15に対して外部ホスト14から情報再生要求が発生した旨を通知する。
すると、制御マイクロコンピュータ15は、情報再生要求に含まれる情報再生データ長を元に、バッファコントローラ16に、情報再生データ長の再生処理に必要な領域長を予約する。
その後、制御マイクロコンピュータ15は、情報再生要求に含まれる情報論理アドレス及び欠陥管理情報記憶メモリ17に記憶されている欠陥管理情報を元に、情報再生要求されたデータ位置を判定し、そのデータの記録されている光ディスク12上の絶対物理位置を示すアドレス(以下、物理アドレスという)を算出し、サーボ処理部18に対して、光ヘッド19のその物理アドレス位置への移送を命令する。
光ヘッド19の移送が終了すると、サーボ処理部18は再生状態にモード移行し、制御マイクロコンピュータ15に対して光ヘッド19の移送処理の終了を通知する。
制御マイクロコンピュータ15は、光ヘッド19の移送終了通知を受けると、再生信号処理部20に対して、物理アドレス検出部21で検出される物理アドレスを参照して、光ディスク12上の再生要求されたデータの記録された物理アドレスを検索し、その物理アドレスの位置で光ディスク12から光ヘッド19及び前置処理部23を介して取得したデータを再生し、その再生データをバッファ22に格納させるように命令する。
なお、光ディスク12上の再生要求されたデータの記録された物理アドレスを検索する際には、光ヘッド19の移送後、レンズキックが行なわれるが、そのレンズキック開始タイミングは、タイミング生成部24で生成される。
再生信号処理部20は、バッファコントローラ16を操作してバッファ22に再生データを転送し、転送が終了したら、制御マイクロコンピュータ15に対して転送終了を通知する。
制御マイクロコンピュータ15は、バッファ22に格納された再生データに対してECC処理を施す命令をECCデコーダ25に発行する。ECCデコーダ25は、バッファコントローラ16を操作してバッファ22から再生データを取得し、ECC処理を施してエラー訂正を実行する。
エラー訂正処理が終了すると、ECCデコーダ25は、制御マイクロコンピュータ15に対してエラー訂正処理が終了したことを通知する。
その後、エラー訂正処理が施された再生データについて、制御マイクロコンピュータ15は、外部ホスト13に転送するために、バッファコントローラ16とホストI/F14とに対して転送命令を発行する。
これにより、バッファコントローラ16とホストI/F14は、制御マイクロコンピュータ15により指示された転送範囲の再生データについて、外部ホスト13に転送する処理を実行する。
外部ホスト13へのデータ転送が終了すると、ホストI/F14は、制御マイクロコンピュータ15に対して転送終了を通知し、ここに、光ディスク12からの情報の再生が行なわれる。
次に、光ディスク12への情報の記録は、以下のように行なわれる。まず、外部ホスト13から情報記録要求が発生すると、ホストI/F14は、情報記録要求を受信し、制御マイクロコンピュータ15に対して外部ホスト14から情報記録要求が発生した旨を通知する。
すると、制御マイクロコンピュータ15は、情報記録要求に含まれる情報記録データ長を元に、バッファコントローラ16に、情報記録データ長の記録処理に必要な領域長を予約する。
その後、制御マイクロコンピュータ15は、ホストI/F14に対して、記録要求された記録データを外部ホスト13から取得するように指令する。
ホストI/F14は、外部ホスト13から記録要求された記録データを取得し、その記録データをバッファコントローラ16を操作してバッファ22に転送する。そして、ホストI/F14は、記録データのバッファ22への転送が終了すると、その旨を制御マイクロコンピュータ15に通知する。
制御マイクロコンピュータ15は、バッファ22への記録データの転送終了通知を受信すると、ECCエンコーダ26に対して、バッファ22に転送された記録データにECCエンコード処理を施して、再度バッファ22に転送するように命令する。ECCエンコーダ26は、ECCエンコード処理が終了すると、制御マイクロコンピュータ15にその旨を通知する。
その後、制御マイクロコンピュータ15は、情報記録要求に含まれる情報論理アドレス及び欠陥管理情報記憶メモリ17に記憶されている欠陥管理情報を元に、情報記録要求されたデータを記録する光ディスク12上の物理アドレスを算出し、サーボ処理部18に対して、光ヘッド19のその物理アドレス位置への移送を命令する。
光ヘッド19の移送が終了すると、サーボ処理部18は記録状態にモード移行し、制御マイクロコンピュータ15に対して光ヘッド19の移送処理の終了を通知する。
制御マイクロコンピュータ15は、光ヘッド19の移送終了通知を受けると、記録信号処理部27に対して、物理アドレス検出部21で検出される物理アドレスを参照して、光ディスク12上の記録開始アドレスを検索し、ECC処理されてバッファ22に格納された記録データを、光ディスク12に記録するように命令する。
なお、光ディスク12上の記録開始物理アドレスを検索する際にも、光ヘッド19の移送後、レンズキックが行なわれるが、そのレンズキック開始タイミングは、タイミング生成部24で生成される。
この場合、記録信号処理部27は、物理アドレス検出部21で検出された物理アドレスと物理アドレス検出同期信号とに同期して、バッファコントローラ16を介してバッファ22からECCエンコード処理済みの記録データを取得し、その記録データを記録制御部28を介して光ヘッド19に送信することにより光ディスク12に記録する。
そして、記録信号処理部27は、記録要求されたデータを全て光ディスク12に記録すると、制御マイクロコンピュータ15に対して記録が終了した旨を通知する。
上記のようにして記録が行なわれた後、制御マイクロコンピュータ15は、情報記録要求に含まれる情報論理アドレス及び欠陥管理情報記憶メモリ17に記憶されている欠陥管理情報を元に、情報記録要求されたデータを記録した光ディスク12上の物理アドレスの先頭位置に光ヘッド19を移送するように、サーボ処理部18に対して命令する。
光ヘッド19の移送が終了すると、サーボ処理部18は再生状態にモード移行し、制御マイクロコンピュータ15に対して光ヘッド19の移送処理の終了を通知する。
制御マイクロコンピュータ15は、光ヘッド19の移送終了通知を受けると、再生信号処理部20に対して、物理アドレス検出部21で検出される物理アドレスを参照して、先に記録したデータの光ディスク12上の記録開始物理アドレスを検索し、その物理アドレスの位置で光ディスク12から光ヘッド19及び前置処理部23を介して取得したデータを再生し、その再生データをバッファ22に格納させるように命令する。
再生信号処理部20は、バッファコントローラ16を操作してバッファ22に先に記録したデータを再生したデータを転送し、転送が終了したら、制御マイクロコンピュータ15に対して転送終了を通知する。
制御マイクロコンピュータ15は、バッファ22に格納された再生データに対してECC処理を施す命令をECCデコーダ25に発行する。ECCデコーダ25は、バッファコントローラ16を操作してバッファ22から再生データを取得し、ECC処理を施してエラー訂正を実行する。
ここで、エラー訂正が完了すれば、先に記録要求されたデータの記録処理が成功したことになる。しかしながら、光ディスク12上に、外的要因、例えば、ユーザの不注意による指紋汚れや傷が付着することにより、エラー訂正不能の場合もある。この場合、エラー訂正不能のECCブロックを欠陥管理情報に登録し、エラー訂正不能ECCブロックに対して交換処理を行なうことになる。
欠陥管理情報は、光ディスク12に対して予め再生処理を行なった状態で取得され、欠陥管理情報記憶メモリ17に記憶されている。この欠陥管理情報には、光ディスク12上に記録されている欠陥ブロック情報であるPDL(Primary Defect List)とSDL(Secondary Defect List)の2種類がある。
このうち、PDLは、図2(a)に示すように、光ディスク12上の欠陥物理ブロックを、光ディスク12の初期化時に検出した結果を登録する場合に更新される欠陥ブロック情報であり、光ディスク12の製造時に検出される欠陥ブロック情報も含んでいる。
また、SDLは、図2(b)に示すように、光ディスク12の実使用時、つまり、ユーザによる情報記録再生時に検出された欠陥ブロックについて登録を行なうための欠陥ブロック情報である。
光ディスク12には、図3に示すように、その内周分と外周部とにそれぞれ欠陥管理情報記録領域12a,12bが配置され、これらの領域12a,12b間に情報記録領域12cが配置されている。
そして、PDL情報及びSDL情報の更新時には、光ディスク12の欠陥管理情報記録領域12a,12bに対して、新規な欠陥管理情報を上書き記録して更新する。なお、欠陥管理情報無記録領域12a,12bには、それぞれ同一内容のPDLとSDLとを複数記録することで、外的要因による指紋や傷に対してのリカバーを可能としている。また、PDLやSDLを交換処理可能としている光ディスク12の規格もある。
欠陥管理情報の上書き処理は、上記した通常の情報記録動作と同じ手順となるが、記録データは、外部ホスト13から取得するのではなく、欠陥管理情報記憶メモリ17に記憶された更新済み欠陥管理情報を取得して、記録データとする。
図4は、図1に示した光ディスク記録再生装置11のうち、レンズキック制御に関する部分を抜粋して詳細に示している。すなわち、サーボ処理部18は、光ヘッド19を制御している。
この制御は、2軸に対して行なわれる。1つはフォーカス方向、つまり、光ディスク12の信号面に対して垂直な方向に対物レンズ19aを制御して、光ディスク12の信号面上に形成されるビームスポットの焦点を最適点に制御することである。
また、もう1つは、トラッキング方向、つまり、光ディスク12の信号面に平行で、かつ、半径方向に対物レンズ19aを制御することである。トラッキング方向の制御パスとしては、通常のトラッキング制御とレンズキック制御との2種類がある。
光ヘッド19により取得した再生信号からは、前置処理部23によってフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とが生成される。このうち、フォーカスエラー信号は、サーボ処理部18のフォーカス制御部18a及びドライバ18bを介して、対物レンズ19aに対するフォーカス方向のフィードバック制御に供される。
また、トラッキングエラー信号は、サーボ処理部18のトラッキング制御部18c、後述する加算器18d及びドライバ18eを介して、対物レンズ19aに対するトラッキング方向のフィードバック制御に供される。
ここで、レンズキック制御について説明する。これは、トラッキングエラー信号を、サーボ処理部18のヒステリシスコンパレータ18fで2値化した結果により得られるトラックカウント信号に基づいて、レンズキックの速度制御と、レンズキックするトラック数の制御とを行なっている。
すなわち、トラックカウント信号は、トラックカウンタ18gでカウントされることにより、レンズキックするトラック数がカウントされてレンズキック制御部18hに供給される。また、トラックカウント信号は、キック速度検出部18iで周期が測定されることにより、レンズキックの速度が検出されてレンズキック制御部18hに供給される。
レンズキック制御部18hでは、トラックカウンタ18g及びレンズキック制御部18hの出力に基づいてレンズキック制御信号を生成し、加算器18d及びドライバ18eを介して、対物レンズ19aに対するレンズキックを制御している。
図5は、光ディスク12の内周側から外周側に向けて、特定のグルーブトラックから隣接するランドトラックに、1トラック分レンズキックを行なう場合の、トラッキングエラー信号の波形と、レンズキック制御信号の波形とを示している。
図6は、光ディスク12の内周側から外周側に向けて、特定のランドトラックから隣接するグルーブトラックに、1トラック分レンズキックを行なう場合の、トラッキングエラー信号の波形と、レンズキック制御信号の波形とを示している。
図7は、光ディスク12の外周側から内周側に向けて、特定のグルーブトラックから隣接するランドトラックに、1トラック分レンズキックを行なう場合の、トラッキングエラー信号の波形と、レンズキック制御信号の波形とを示している。
図8は、光ディスク12の外周側から内周側に向けて、特定のランドトラックから隣接するグルーブトラックに、1トラック分レンズキックを行なう場合の、トラッキングエラー信号の波形と、レンズキック制御信号の波形とを示している。
図9は、光ディスク12の内周側から外周側に向けて、特定のグルーブトラックから次のグルーブトラックまで、2トラック分レンズキックを行なう場合の、トラッキングエラー信号の波形と、レンズキック制御信号の波形とを示している。
図10は、光ディスク12の外周側から内周側に向けて、特定のグルーブトラックから次のグルーブトラックまで、2トラック分レンズキックを行なう場合の、トラッキングエラー信号の波形と、レンズキック制御信号の波形とを示している。
図11は、光ディスク12の内周側から外周側に向けて、特定のグルーブトラックから10トラック先のグルーブトラックまで、10トラック分レンズキックを行なう場合の、トラッキングエラー信号の波形と、レンズキック制御信号の波形とを示している。
図12は、光ディスク12の外周側から内周側に向けて、特定のグルーブトラックから10トラック先のグルーブトラックまで、10トラック分レンズキックを行なう場合の、トラッキングエラー信号の波形と、レンズキック制御信号の波形とを示している。
ここで、再び図4に示すように、上記前置処理部23は、光ヘッド19により取得した再生信号からウォブル信号を生成している。このウォブル信号は、上記再生信号処理部20に供給される。
この再生信号処理部20は、入力されたウォブル信号から、ウォブルクロック抽出部20aによってウォブルクロックに同期したPLLクロックを抽出するとともに、抽出されたPLLクロックをウォブル2値化部20bによって2値化データに変換している。
この再生信号処理部20によって生成されたPLLクロック及び2値化データは、上記物理アドレス検出部21に供給されて、物理アドレスのデコード処理に供される。
ところで、この実施の形態で説明する光ディスク12は、前述したようにウォブルランドグルーブ方式が採用されており、情報記録領域12cが径方向に複数のゾーンに分割されている。
このゾーンは、光ディスク12の1周を整数個に分割した物理セグメントで構成されており、1つの物理セグメントに1組の物理アドレスがウォブル変調方式でプリフォーマットされた物理構造を有する。
また、1セクタが、2048バイトのユーザデータとセクタID(Identification)と予備領域とエラーチェックコードとを含む2064バイトで構成され、1セクタ32個に対して2つの領域に振り分けを行ない、各振り分け単位毎にリードソロモン符号RS(182,172,11)のエラー訂正コードを付加した32セクタをECCブロックとする構造である。
そして、ECCブロック1単位を光ディスク12上に情報記録する場合の最小単位として定義し、ECCブロック1単位を物理セグメント7単位に対して記録している。
図13は、セグメント構造を示している。1セグメントは、シンク領域とアドレス領域と無変調領域とから構成されている。シンク領域は、1個のウォブルデータユニット0で構成され、アドレス領域は、13個のウォブルデータユニット1〜13で構成され、無変調領域は、3個のウォブルデータユニット14〜16で構成されている。1つのウォブルデータユニットは、84ウォブルが形成されている。
また、アドレス領域のウォブルデータユニット1にはセグメント情報が記録され、ウォブルデータユニット2,3にはセグメントアドレスが記録され、ウォブルデータユニット4,5にはゾーンアドレス及びパリティが記録され、ウォブルデータユニット6〜9にはグルーブトラックアドレスが記録され、ウォブルデータユニット10〜13にはランドトラックアドレスが記録されている。
シンク領域のウォブルデータユニット0には、図14(a)に示すように、IPWが6ウォブル、NPWが4ウォブル、IPWが6ウォブル、NPWが68ウォブル記録されている。
アドレス領域のウォブルデータユニット1〜13には、それぞれ、図14(b)に示すように、IPWが4ウォブル、NPWが4ウォブル、bit2が4ウォブル、bit1が4ウォブル、bit0が4ウォブル、NPWが68ウォブル記録されている。
無変調領域のウォブルデータユニット14〜16には、それぞれ、図14(c)に示すように、NPWが84ウォブル記録されている。なお、NPWとIPWとは、図15に示すように定義されている。
これにより、上記物理アドレス検出部21は、物理アドレスの検出とともに、レンズキック開始基準信号を発生することができる。つまり、ウォブルデータユニットにより構成される物理アドレスのパケットの、特にグルーブトラックアドレスまたはランドトラックアドレスの変調終了直後のタイミングを抽出し、このタイミングでレンズキック開始基準信号を発生している。
そして、上記タイミング生成部24は、入力されたレンズキック開始基準信号を基準としてレンズキック開始タイミングを生成し、サーボ処理部18のレンズキック制御部18hに供給している。
なお、図13では、レンズキック開始基準信号の発生タイミングとして、3種類の例を示している。レンズキック開始基準信号の選択は、制御マイクロコンピュータ15によって、例えばレンズキックが開始される直前に再生していたトラックのトラッキングサーボ極性、レンズキックするトラック数等に基づいて判断される。
また、レンズキック開始基準信号に対して、実際のレンズキック開始タイミングを一定量遅延するような処理を施すこともできる。この場合の遅延量は、例えばPLLクロックをカウントして生成したり、タイミング生成部24の発振器24aの出力クロックをカウントして生成したりすることができる。
また、トラックアドレスのデコード処理に要する時間を遅延量として用いたり、トラックアドレスのデコード処理時間にトラックアドレスの妥当性を制御マイクロコンピュータ15が判定するための時間を加算した時間でも良い。
この場合、レンズキック開始タイミングを発行するのは、制御マイクロコンピュータ15でも良い。さらに、この場合、制御マイクロコンピュータ15は、レンズキック開始タイミングを、例えば外部の割込み発生器24b(図4参照)を介して通知される場合があるが、割り込みタイミングについて例えばセグメントのレンズキック開始基準信号のいずれか1つを予め選択できるような構造であっても良い。
制御マイクロコンピユータ15は、前記割り込みタイミングによってセグメントの物理アドレス情報を取得する場合があるが、例えばレンズキック処理収束タイミング以降の最新のセグメントアドレスとトラックアドレスとをそれぞれ1つずつ取得後、最も早いタイミングでの物理アドレス取得が可能となる。また、前記割り込み発生は、前記レンズキック開始基準信号の全てのタイミングで発生してもかまわない。
図16〜図19は、レンズキック開始タイミングとレンズキックトラック数との関係を示している。図16(a)は、グルーブトラックから隣接するランドトラックに1トラック分のレンズキックを行なった場合の、レンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとを示している。
すなわち、グルーブトラックのセグメントアドレスを読み取った後にレンズキック開始ポイントを設定し(図13のレンズキック開始基準1に対応)、レンズキック後は、隣接するランドトラックのランドトラックアドレスの前のウォブル無効部分に着地するようにしている。そして、レンズキック後は、その次のセグメントのセグメントアドレスを読み取った後に、物理アドレス検出の割り込みタイミングを設定している。
図16(b)は、ランドトラックから隣接するグルーブトラックに1トラック分のレンズキックを行なった場合の、レンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとを示している。
すなわち、ランドトラックのランドトラックアドレスを読み取った直後にレンズキック開始ポイントを設定し(図13のレンズキック開始基準3に対応)、レンズキック後は、隣接するグルーブトラックの無変調領域に着地するようにしている。そして、レンズキック後は、その次のセグメントのグルーブトラックアドレスを読み取った後に、物理アドレス検出の割り込みタイミングを設定するようにしている。
また、図17は、グルーブトラックから隣接するグルーブトラックに2トラック分のレンズキックを行なった場合の、レンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとを示している。
すなわち、グルーブトラックのグルーブトラックアドレスを読み取った直後にレンズキック開始ポイントを設定し(図13のレンズキック開始基準2に対応)、レンズキック後は、隣接するグルーブトラックの無変調領域に着地するようにしている。そして、レンズキック後は、その次のセグメントのグルーブトラックアドレスを読み取った後に、物理アドレス検出の割り込みタイミングを設定している。
このように、例えば1トラックや2トラック等のように、レンズキック処理時間が短いと期待できる場合は、各トラックの無変調区間でレンズキック処理を終了するようにレンズキック制御信号を決めるか、あるいは、セグメントアドレスとレンズキック後のトラックアドレスとを1対としてアドレス情報を取得できるようなタイミングを選択する。
図18は、ランドトラックから10トラック分のレンズキックを行なった場合の、レンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとを示している。
すなわち、ランドトラックのセグメントアドレスを読み取った後にレンズキック開始ポイントを設定し(図13のレンズキック開始基準1に対応)、レンズキック後は、ランドトラックのセグメントアドレスの終端部分に着地するようにしている。そして、レンズキック後は、その次のセグメントのランドトラックのセグメントアドレスを読み取った後に、物理アドレス検出の割り込みタイミングを設定している。
また、図19は、グルーブトラックから10トラック分のレンズキックを行なった場合の、レンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとを示している。
すなわち、グルーブトラックのグルーブトラックアドレスを読み取った後にレンズキック開始ポイントを設定し(図13のレンズキック開始基準2に対応)、レンズキック後は、グルーブトラックのグルーブトラックアドレスの終端部分に着地するようにしている。そして、レンズキック後は、その次のセグメントのグルーブトラックのグルーブトラックアドレスを読み取った後に、物理アドレス検出の割り込みタイミングを設定している。
このように、例えば10トラック等のように、レンズキック処理時間がある程度長くなると予想される場合は、例えばレンズキック時間を1セグメント長再生時間程度に速度制御するような設定とする。
図20は、レンズキック後の着地点から、レンズキック開始ポイントを算出する動作をまとめたフローチャートを示している。まず、ステップS1で、レンズキックを行なうトラック数と、速度制御パラメータ(レンズキックの平均速度)とに基づいて、レンズキック時に必要とするウォブル数を1倍速換算で予測する。
この場合、(レンズキックの平均速度)×(レンズキックするトラック数)×(ウォブル数換算係数)=キック所要ウォブル数(1倍速換算)となる。
その後、ステップS2で、ステップS1で得られたキック所要ウォブル数(1倍速換算)と、現在再生速度(n倍速)とに基づいて、n倍速換算のレンズキック時に必要とするウォブル数を算出する。
この場合、[キック所要ウォブル数(1倍速換算)]×[現在再生速度(n倍速)]=キック所要ウォブル数(n倍速換算)となる。
次に、ステップS3で、ステップS2で得られたキック所要ウォブル数(n倍速換算)を、レンズキック後の着地点のウォブル位置から減算して、レンズキックを開始するウォブル位置を算出する。
すなわち、(着地点のウォブル位置)−[キック所要ウォブル数(n倍速換算)]=キック開始ウォブル位置となる。
そして、ステップS4で、ステップS3で得られたキック開始ウォブル位置に同期をとってレンズキックを開始する。
次に、図21は、所望レンズキック開始点と所望レンズキック後着地点と現在再生速度から、レンズキック速度制御パラメータを確定する動作をまとめたフローチャートを示している。ステップS5で、所望キックトラック数と所望着地ウォブル位置と所望キック開始ウォブル位置を仮に確定する。
その後、ステップS6で、前記所望キック開始ウォブル位置と前記所望着地ウォブル位置よりキック所要ウォブル数を算出し、レンズキック速度制御パラメータ(平均速度)を仮に決定する。ここでは、数式[(速度(n倍速))÷(キック所要ウォブル数)]×ウォブル数換算係数、がレンズキック速度制御パラメータとなる。
そして、ステップS7で、前記レンズキック速度制御パラメータと所望キックトラック数よりレンズキック速度制御可能範囲か否かの判定を行ない、制御可能範囲外であればステップS5に戻りパラメータ確定からやり直す。制御可能範囲内であれは、ステップS8に進む。ステップS8においては、前記確定された所望キック開始ウォブル位置に同期を取って前記算出のレンズキック速度制御パラメータに基づいたレンズキックを開始する。
以上の動作により、レンズキックによる物理アドレス取得率の低下をリカバー可能なレンズキックアルゴリズムの実現が可能となる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。
この発明の実施の形態を示すもので、光ディスク記録再生装置を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における光ディスク上に記録されている欠陥ブロック情報を説明するために示す図。 同実施の形態における欠陥ブロック情報の光ディスク上の記録位置を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスク記録再生装置のレンズキック制御に関する部分を詳細に説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における光ディスクの内周から外周にグルーブトラックから1トラック分レンズキックを行なう場合の信号波形を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスクの内周から外周にランドトラックから1トラック分レンズキックを行なう場合の信号波形を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスクの外周から内周にグルーブトラックから1トラック分レンズキックを行なう場合の信号波形を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスクの外周から内周にランドトラックから1トラック分レンズキックを行なう場合の信号波形を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスクの内周から外周にグルーブトラックから2トラック分レンズキックを行なう場合の信号波形を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスクの外周から内周にグルーブトラックから2トラック分レンズキックを行なう場合の信号波形を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスクの内周から外周にグルーブトラックから10トラック分レンズキックを行なう場合の信号波形を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスクの外周から内周にグルーブトラックから10トラック分レンズキックを行なう場合の信号波形を説明するために示す図。 同実施の形態における光ディスクに記録されるデータのセグメント構造を説明するために示す図。 同実施の形態におけるセグメントを構成するウォブルデータユニットの詳細を説明するために示す図。 同実施の形態におけるウォブルデータユニットのNPW及びIPWを説明するために示す図。 同実施の形態における1トラックレンズキック時のレンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとを説明するために示す図。 同実施の形態における2トラックレンズキック時のレンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとを説明するために示す図。 同実施の形態における10トラックレンズキック時のレンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとの一例を説明するために示す図。 同実施の形態における10トラックレンズキック時のレンズキック開始ポイントとキック後の物理アドレス検出の割り込みタイミングとの他の例を説明するために示す図。 同実施の形態におけるレンズキック後の着地点からレンズキック開始ポイントを算出する動作を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態におけるレンズキック後の着地点とレンズキック開始点と再生速度からレンズキック速度制御パラメータを算出する動作を説明するために示すフローチャート。
符号の説明
11…光ディスク記録再生装置、12…光ディスク、13…外部ホスト、14…ホストI/F、15…制御マイクロコンピュータ、16…バッファコントローラ、17…欠陥管理情報記憶メモリ、18…サーボ処理部、19…光ヘッド、20…再生信号処理部、21…物理アドレス検出部、22…バッファ、23…前置処理部、24…タイミング生成部、25…ECCデコーダ、26…ECCエンコーダ、27…記録信号処理部、28…記録制御部。

Claims (9)

  1. ウォブル変調によってセグメントアドレス及びトラックアドレスが記録されたアドレス領域と、ウォブル無変調領域とを含むセグメント単位で、情報記録トラックが形成された光ディスクから、前記ウォブルに対応した信号を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段で読み取られたウォブル信号から、前記セグメントアドレス及びトラックアドレスをデコードし、前記セグメントアドレスが取得されたタイミングまたは前記トラックアドレスが取得されたタイミングで、レンズキック開始基準信号を選択的に出力するアドレス検出手段と、
    前記アドレス検出手段から出力されたレンズキック開始基準信号に基づいてレンズキック開始タイミングを生成し、レンズキック後の着地点が前記ウォブル無変調領域となるようにレンズキックを行なわせる制御手段とを具備したことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. ウォブル変調によってセグメントアドレス及びトラックアドレスが記録されたアドレス領域と、ウォブル無変調領域とを含むセグメント単位で、情報記録トラックが形成された光ディスクから、前記ウォブルに対応した信号を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段で読み取られたウォブル信号から、前記セグメントアドレス及びトラックアドレスをデコードし、前記セグメントアドレスが取得されたタイミングまたは前記トラックアドレスが取得されたタイミングで、レンズキック開始基準信号を選択的に出力するアドレス検出手段と、
    前記アドレス検出手段から出力されたレンズキック開始基準信号に基づいてレンズキック開始タイミングを生成し、レンズキック後の着地点が、前記セグメントアドレスが取得されたタイミングに基づいて前記レンズキック開始タイミングが生成された状態で前記セグメントアドレスの記録領域の終端部分とし、前記トラックアドレスが取得されたタイミングに基づいて前記レンズキック開始タイミングが生成された状態で前記トラックアドレスの記録領域の終端部分となるようにレンズキックを行なわせる制御手段とを具備したことを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 前記アドレス検出手段は、レンズキックを行なうトラック数に応じて、前記レンズキック開始基準信号の出力タイミングを選択することを特徴とする請求項1または2記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記アドレス検出手段は、レンズキックが開始される直前に再生していたトラックのトラッキングサーボ極性に応じて、前記レンズキック開始基準信号の出力タイミングを選択することを特徴とする請求項1または2記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記制御手段は、前記アドレス検出手段から出力されたレンズキック開始基準信号に対して、レンズキック開始タイミングを所定量遅延させることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記制御手段は、ウォブルの周期に基づいて遅延量を設定することを特徴とする請求項5記載の光ディスク再生装置。
  7. 前記制御手段は、前記トラックアドレスのデコード処理に要する時間に基づいて遅延量を設定することを特徴とする請求項5記載の光ディスク再生装置。
  8. ウォブル変調によってセグメントアドレス及びトラックアドレスが記録されたアドレス領域と、ウォブル無変調領域とを含むセグメント単位で、情報記録トラックが形成された光ディスクから、前記ウォブルに対応した信号を読み取る工程と、
    読み取られたウォブル信号から、前記セグメントアドレス及びトラックアドレスをデコードし、前記セグメントアドレスが取得されたタイミングまたは前記トラックアドレスが取得されたタイミングで、レンズキック開始基準信号を選択的に出力する工程と、
    出力されたレンズキック開始基準信号に基づいてレンズキック開始タイミングを生成し、レンズキック後の着地点が前記ウォブル無変調領域となるようにレンズキックを行なわせる工程とを具備したことを特徴とする光ディスク再生方法。
  9. ウォブル変調によってセグメントアドレス及びトラックアドレスが記録されたアドレス領域と、ウォブル無変調領域とを含むセグメント単位で、情報記録トラックが形成された光ディスクから、前記ウォブルに対応した信号を読み取る工程と、
    読み取られたウォブル信号から、前記セグメントアドレス及びトラックアドレスをデコードし、前記セグメントアドレスが取得されたタイミングまたは前記トラックアドレスが取得されたタイミングで、レンズキック開始基準信号を選択的に出力する工程と、
    出力されたレンズキック開始基準信号に基づいてレンズキック開始タイミングを生成し、レンズキック後の着地点が、前記セグメントアドレスが取得されたタイミングに基づいて前記レンズキック開始タイミングが生成された状態で前記セグメントアドレスの記録領域の終端部分とし、前記トラックアドレスが取得されたタイミングに基づいて前記レンズキック開始タイミングが生成された状態で前記トラックアドレスの記録領域の終端部分となるようにレンズキックを行なわせる工程とを具備したことを特徴とする光ディスク再生方法。
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