JP2005166121A - ディスク装置及びディスク再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正常時の処理信号を常に格納しておき、ディスクの読取不良(ディフェクト)を検出するとこれを代用することで、ディフェクトの影響を受けないディスク装置を提供。
【解決手段】ディスクからの反射光を読み取り、これに応じて読取信号を出力する読取部11と、読取信号から調整量を算出し調整量に基づき読取信号に所定処理を施して処理信号を出力する処理部16,18,19,20,26と、読取信号に基づいて読取部の読取不良を検出する検出部30と、処理部が出力する処理信号から処理信号の信号品位を判定する判定部28,41と、判定部の判定結果に基づき処理部が算出した調整量を記憶領域に格納する格納部32−36と、検出部が読取不良を検出すると格納部から調整量を読み出して処理部に供給するべく制御する制御部31とを有するディスク装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスクの情報を再生するディスク装置に関し、特に、ディスクのディフェクトが生じた際に再生処理の誤動作を回避するディスク装置及びディスク再生方法に関する。
最近、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク記録再生装置が広く普及してきており、様々な方式の研究開発が行われ製品化されている。
特に近年、光記録再生の分野においても高密度記録化が進んできており、線方向の記録密度が大幅に増大している。又、レーザ波長が短くなり、レンズの開口度も大きくなるため、チルトによる再生信号品位の劣化が顕著になってきている。このためこれらの対策として、PRML(Pertial Response and Maximum Likelihood)信号処理方式の応用が盛んに行われている。この方式は、光ディスク装置に応用されるものであり、PRML信号処理方式は従来のレベルスライス方式に比べ、光ディスク上に高密度に記録された情報においても高い信号品質が得られることが知られており、HD映像の録画を目的とした次世代光ディスクへの応用も検討されている。
一方、光ディスク装置において、再生するものがリムーバブルディスクであるため、ハードディスク装置と異なり、ディスク上にほこり・指紋などの汚れや、傷等のディフェクトがあるディスクに対しても、安定して信号再生することが望まれている。ディフェクトが発生すると信号が乱され再生できなくなるばかりか、再生信号に対する制御量を管理するフィルタ内部にもその影響が残ってしまうため、ディフェクト復帰後もすぐには回復せず、正常なデータであっても一定時間異常なデータを送出し続けてしまう恐れがある。ディフェクト対策の必要性は、例えば、PRML方式を用いた高密度化に応じる光ディスク装置についても重要となる。
特許文献1は、RF信号の振幅レベルを監視してディフェクトを検出する方法が示されている。ここでは、RF信号のエンベロープ検波結果を利用しており、ディフェクトが発生するとレーザからの反射光量が変化するため、RF信号の振幅レベルが大きく変化することを検出する。そして、ディフェクト検出期間中の対策方法として、各信号処理部の制御をディフェクト検出直前の値でホールドすることにより、再生処理へのディフェクトの影響を抑えるものである。
特開2003−157528号公報。 特公平1−50992号公報。 電子情報通信学会誌 Vol.81 No.5 pp.497-505 1998年5月。
上記した特許文献1の従来技術は、RF信号のエンベロープの変化からディフェクトを検出すると、各信号処理部の制御をディフェクト検出直前の値でホールドすることにより、再生処理へのディフェクトの影響を抑えるものである。しかし、この方法では、ディフェクト検出器における検出遅延時間などの問題が考慮されていない。すなわち、ディフェクト検出までには遅延が生じるため、検出直前の制御量は実際にはディフェクト期間中に生成された制御量である可能性があり、ディフェクト復帰後の復帰時間及び復帰直後の高品位な信号再生の実現を考えた場合、制御量のホールド値として不適切な場合がある。又、安全な制御量であっても情報が古い場合、極端な例で言えば、例えばディスク上の内周で得られた制御量をディスク上の外周で用いると、ディスク面内のバラツキ等を考えると適切な制御量ではないという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、正常時の処理信号を常に格納しておき、ディスクの読取不良(ディフェクト)が生じると正常時の処理信号に代用することで、ディフェクトの影響を受けにくいディスク装置及びディスク再生方法を提供することを目的とする。
本発明は、ディスクからの反射光を読み取り、これに応じて読取信号を出力する読取部と、前記読取信号から調整量を算出し、前記調整量に基づき前記読取信号に所定処理を施して処理信号を出力する処理部と、前記読取信号に基づいて、前記読取部の読取不良を検出する検出部と、前記処理部が出力する前記処理信号から前記処理信号の信号品位を判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づき、前記処理部が算出した調整量を記憶領域に格納する格納部と、前記検出部が前記読取不良を検出すると、前記格納部から前記調整量を読み出して前記処理部に供給するべく制御する制御部とを具備することを特徴とするディスク装置である。
本発明に係るディスク装置は、読取不良(ディフェクト)がなく、信号再生が高品位に行われている期間中に、各種信号処理部の制御量・調整量(回路的にはフィルタ内部のフリップフロップ格納)を、予め、一定期間毎に別メモリに保持・更新しておく。そして、ディフェクト検出期間中には、これら保持制御値に切り替えて制御をホールドし、ディフェクト検出終了後に制御ホールドを解除するものである。ここで、注目すべきは、従来技術のように、ディフェクトを検出すると、その瞬間に処理信号をその値にホールドするのではない。この方法では、ディフェクトを検出した瞬間に、既に調整量はディフェクト成分を含んでおり、正常の調整量とは言い難い状態にあるからである。
本発明に係るディスク装置では、読取不良がない期間の調整量を記憶領域に格納しておくものであり、具体的には、この調整量は、例えば、フレーム同期信号を用いて与えられるものであり、例えば、ディフェクトを検出した時点のフレーム同期信号に対して、1フレーム前のフレーム同期信号に対応する調整量を代用するものである。又、1フレーム前ではなく、例えば、3フレーム前でも、10フレーム前でも、設定に応じて同様に可能となり、最適と思われるタイミングのフレーム同期信号に対応する、格納してある調整量を、ディフェクト時の調整量に代用させるものである。これにより、ディフェクトの影響を全く受けていない新しい調整量を代用させることが可能となり、ディフェクトの影響を受けにくいディスク装置及びディスク再生方法を提供することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る光ディスク装置の構成の一例を示すブロック図、図2は、本発明に係る光ディスク装置のゲイン・オフセット誤差検出部の構成の一例を示すブロック図、図3は、本発明に係る光ディスク装置のデュティ調整部の構成の一例を示すブロック図、図4は、本発明に係る光ディスク装置のアシンメトリ調整部の構成の一例を示すブロック図、図5は、本発明に係る光ディスク装置のFIRフィルタ部の構成の一例を示すブロック図、図6は、本発明に係る光ディスク装置のタップ係数制御部の構成の一例を示すブロック図、図7は、本発明に係る光ディスク装置が扱う光ディスクのフレーム同期信号の一例を示す図、図8は、本発明に係る光ディスク装置の構成の他の一例を示すブロック図、図9は、本発明に係る光ディスク装置が有するDFMとDFM制御部の関係図の一例を示す説明図、図10は、本発明に係る光ディスク装置が用いるディフェクト検出器の一例の構成を示す図である。
(構成)
以下、本発明に係るディスク装置として、光ディスク装置の場合を例にとって、以下に図面を用いて詳細に説明する。本発明に係る光ディスク装置は、データの再生及び記録の対象となる例えば、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDに、レーザを照射しその反射光を読み取るPUH(Pick Up Head)11と、読み取った読取信号である微弱なアナログ電気信号を増幅するプリアンプ12と、増幅した信号の波形整形を行うプリ波形等化部13と、波形整形を行った信号のゲインとオフセットを調整するゲイン・オフセット調整部14とを有している。更に、光ディスク装置は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ15と、この出力が供給されるゲイン・オフセット誤差検出部16と、この誤差量が供給され変換したデジタル信号をゲイン・オフセット調整部14に戻すD/Aコンバータ17とを有している。又、更に、本発明に係る光ディスク装置は、ゲイン・オフセット調整部14の出力のデュティ比を調整するデュティ調整部18と、アシンメトリ調整を行うアシンメトリ調整部19と、これに接続されるFIRフィルタ20とを有している。更に、光ディスク装置は、ビタビ復号部21を行い、この出力から理想信号/誤差信号算出部22において等化誤差信号を算出し、この誤差信号がタップ係数制御部23に供給され、タップ係数制御部23では、アシンメトリ調整部19の出力と誤差信号からFIRフィルタ20に供給するべきタップ係数値を算出している。更に、光ディスク装置は、PLL(Phase Locked Loop)を形成するべく、ADC15からの出力を受けるべく、位相比較器24と周波数検出部25とを有しており、この出力を受けるループフィルタ26と、この出力により信号を発振するVCO(Voltage Controlled Oscillators)27とを有している。又、更に、光ディスク装置は、同期復調部28の出力を受けてエラー訂正を行うECC処理部41と、この出力信号をMPEGデコードし、かつ記録の際にはエンコードも行うMPEGエンデック42、外部装置から信号を受け又は出力するためのI/F部43、更に、記録の際に信号を変調処理するための変調部44を有している。
又、更に、本発明に係るディスク装置は、本発明の特徴であるディフェクト処理を行うべく、ADC15に接続されるディフェクト検出器30と、この出力によりディフェクト処理を行うDFM制御部31と、DFM制御部31の制御により調整量を保存し読み出して利用するDFM(DeFect management Memory)32〜36とを有している。
又、更に、図8においては、本発明に係る光ディスク装置において、更に、理想信号/誤差信号算出部22から誤差信号EがDFM制御部31に供給されている。又、更に、図9においては、各信号処理部(例えば、ゲイン・オフセット誤差検出部16、デュティ調整部18、アシンメトリ調整部19、タップ係数制御23、ループフィルタ26)に保存されているフィルタ70内部の制御量・調整量がディフェクトによって乱された場合に、DFM制御部31とDFM32〜36の働きにより、例えば、数フレーム前の制御量・調整量を供給するものである。
(基本動作)
上記に示した構成を有する本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクの再生処理を以下に示すように行うものである。
初めに、光ディスクDに記録された情報は、PUH(Pick Up Head)11を用いて微弱なアナログ電気信号として再生される。このアナログ信号はRF信号としてプリアンプ12で十分な信号レベルまで増幅された後、プリ波形等化13にて高域成分が一定レベルブーストされ、次いで直流成分を除去するため、1kHz程度のハイパスフィルタ(HPF)を通す。
次にRF信号をADC(Analog to Digital Converter)15のダイナミックレンジ一杯に入力させるため、アナログのゲイン・オフセット調整部14において、RF信号の振幅レベルとオフセット量が調整される。このゲイン調整量とオフセット調整量は、ADC後のゲイン・オフセット誤差検出部16にてデジタル処理により検出され、DAC17を通してゲイン・オフセット調整部14に送信されている。
ゲイン・オフセット誤差検出部16の具体的構成としては、例えば、図2に示すようにRF信号をエンベロープ検波し、そのピーク値とボトム値を用いて算出する方法が挙げられる。図2では、ゲイン・オフセット誤差検出部16は、RF信号が供給されるピーク検波部50とボトム検波部51とを有しており、又、ボトム検波部51に接続される目標RF振幅部52と、それぞれの信号が供給されるオフセット調整用ローパスフィルタ53と、ゲイン制御用ローパスフィルタ54とを有している。ここで、オフセット調整用ローパスフィルタ53は、所定倍率Kを有するアンプ部59とフリップフロップ回路60とを有している。又、ゲイン制御用ローパスフィルタ54は、所定倍率Kを有するアンプ部59とフリップフロップ回路60とを有している。
又、ディフェクト検出部30の他の具体的構成として、図10に示すように、ディフェクト検出部30は、RF信号が供給されるピーク検波部50とボトム検波部51とを有しており、又、ピーク検波部50とボトム検波部51にそれぞれ接続される絶対値算出部81,82と、ピーク検波部50に接続され、ブラックスポットを検出するためのブラック閾値83に比較される比較器86とタイマー87と、同様にピーク検波部50に接続され、ブライトスポット(光るディフェクト)を検出するためのブライト閾値84に比較される比較器86とタイマー87、ボトム検波部51に接続され、小振幅ディフェクトを検出するためのP.P.(Peak to Peak)閾値85に比較される比較器86とタイマー87とを有している。
ゲイン・オフセット誤差検出部16は、ピーク値とボトム値の和信号をオフセット誤差信号、差信号をゲイン誤差信号とし、1次フィルタ(ローパスフィルタ)により制御する構成を示している。演算的には積分器であるため、制御量はこのフィルタ内部のフリップフロップ回路60に保持されている形となる。この回路部分にディフェクト時の読取信号が入力されたとすると、エンベロープ検波におけるピーク値とボトム値が意図した値から大きくはずれてしまうため、フィルタ内部の調整量は大きく乱されてしまう。
続いて、デュティ調整部18は、RF信号の符号的なオフセット成分を除去する。上記ゲイン・オフセット調整部14では、ADC15のダイナミックレンジ内に収めることを主目的としているため、RF信号中にアシンメトリ成分が含まれていた場合、調整されたオフセットレベルと、信号として最適なオフセットレベルとに差が生じる。そこでデュティ調整部18ではRF信号成分のデュティ比が一定になるような調整がなされる。このデュティ調整においても図3に示すように、デュティ検波部55の後段にデュティ調整用ローパスフィルタ56が使用されており、そのフィルタ内部に調整量が保持されているため、ディフェクトが入るとその影響が残る。
次に、符号中心にオフセット量を調整されたRF信号は、アシンメトリ成分を補償するためのアシンメトリ調整部19に入力される。このアシンメトリ調整部19は、例えばRF振幅の上下非対称性を面積比などにより検出して、アシンメトリ成分が補償されるよう非対称に乗算される構成のものであってもよい。アシンメトリ調整部19もデュティ調整部18と同様に、図4に示すように、平均値検波部57の後段にアシンメトリ調整用ローパスフィルタ58を有しており、このフィルタの調整量はディフェクトの影響を受ける。
更に、RF信号は、ゲイン、オフセット、アシンメトリと調整された上で、次に目的のPRクラスにPR等化させるためにFIR(Finite Impulse Response)フィルタ20にて適応等化処理される。FIRフィルタ部20の構成の一例を図5に示す。
FIRフィルタ部20において、図5に示すように、9つのタップ係数値は入力された再生信号に応じてタップ係数制御23において生成されるが、このタップ係数値生成方法としては、例えば、図6のようにLMS(Least Mean Square)アルゴリズムと呼ばれる適応学習方法が用いられる場合が多い。
図6においては、又、RF信号が供給される遅延器は、誤差信号と演算器64により演算され、各フィルタ61に供給されている。各フィルタ61は、同様にフリップフロップ回路62及びアンプ部63をそれぞれ有している。
この学習方法は、ビタビ復号器21の出力結果から理想信号/誤差信号算出回路22によって目標等化特性に対する等化誤差信号が生成され、タップ係数制御23では、この等化誤差信号の2乗平均値を最小にするようタップ係数値を更新していき、所望の等化特性に変更させていく。なお、LMSアルゴリズムにおける適応学習に関しては、非特許文献1に、詳しく記述されている。
・ディフェクトの影響
さて、図6をみてもわかるとおり、学習回路であるタップ係数制御23は、デュティ調整部18などに用いられている1次ローパスフィルタによる積分補償器と同様に、内部のフリップフロップにて旧学習結果が残されている。このため、この部分にディフェクトによる異常等化誤差信号が入力されると、学習が意図した方向に向かわず、場合によっては学習が発散してしまい2度と復帰できなくなってしまう可能性さえある。
PR等化されたRF信号は次に目的のPRクラスに応じて復号を行う最尤復号器、ここではビタビ復号器21に入力されデータがバイナリデータとして復号される。ビタビ復号器21は目的のPRクラスに基づいて、意図的に付加された符号の相関の法則にしたがって確率計算を行い、尤も確からしい系列を再現するものである。例えばFIRフィルタ部20で再生波形をPR(1221)特性へ等化されたとすると、ビタビ復号器21はPR(1221)特性を満たす全ての系列の中から等化信号のサンプル系列との誤差が最も小さい系列を選択し、選択された系列に対応する復号データを出力する。PRML方式では、復号を1つのサンプル値から行うのではなく、複数のサンプル値から行うため、サンプル値間で相関を持たない信号劣化成分に対する耐性が強い。
復号化されたバイナリデータは、次に同期復調部28に入力される。DVDや現在規格検討中の次世代DVDにおいては、図7に示すようにフレームと呼ばれる1116bit毎のデータの頭に、各フレームの開始位置を表す24bitの同期信号(Syncコード)が付加されており、同期復調部28はこのSyncコードを検出することにより、デジタルデータの同期及びその同期保護をかけている。このSyncコードの検出方法及びSyncコードを利用した同期保護方法の具体的な方法については、特許文献2に示されている。又、図7においては、後述するPIパリティPI0〜PI11が同様に示されている。
又、この同期復調部28では、同期化されたデータからあらかじめ決められた変調規則に基づいて、その逆操作である復調処理を行い、復調データとして後段の処理回路であるECC処理部41へデータを送信している。
一方、光ディスク装置においてはADC15に入力する再生クロック生成に関しても再生波形自体からクロックを抽出している。すなわち、再生波形から周波数検出器24により再生波形と信号周波数との周波数誤差を検出し、又、位相比較器24により、理想サンプリング点との位相誤差を検出し制御する。
この制御処理は、PLL(Phase Locked Loop)制御と一般に呼ばれるものであるが、周波数制御及び位相制御ともに、同一のループフィルタ26によってなされ、VCO(Voltage Controlled Oscillators)27によりクロックが供給される。このループフィルタ26も一般的には積分器が用いられており、ディフェクトが入力されるとループフィルタ26の出力、すなわちVCO制御電圧にも影響が及び、PLLのロック状態が外れる危険性がある。
以上のようにPRML信号処理方式を用いる光ディスク装置の再生処理を説明したが、高密度に記録されたデータであっても、その符号間干渉の規則性(PRクラス)をあらかじめ規定しておけば、PRクラスに応じたPR等化と最尤復号により、より正確にデータを再生することが可能となる。しかしながら、文章中併記したように光ディスクをデジタル信号処理により再生する光ディスク装置においては、データにディフェクト成分が付加されて読み出されると、各信号処理部(例えば、ゲイン・オフセット誤差検出部16、デュティ調整部18、アシンメトリ調整部19、タップ係数制御23、ループフィルタ26)に保存されているフィルタ内部の制御量・調整量がディフェクトによって乱され、ディフェクト復帰直後に安定してデータを再生することができず、場合によっては復帰さえできなくなる恐れがある。このため、本発明では、以下に詳細に説明するDFMによるディフェクト処理が適用され、これにより、ディフェクトの影響を受けにくい再生処理を可能とするものである。
<ディフェクト対策処理>
本発明に係る光ディスク装置のディフェクト対策処理について、図面を用いて詳細に説明する。図11は、本発明に係る光ディスク装置におけるオフセット制御動作の切り替え動作の様子を示すグラフ、図12は、本発明に係る光ディスク装置におけるFIRフィルタの中心タップ係数の変化の様子を示すグラフ、図13は、本発明に係る光ディスク装置におけるディフェクト処理の一例を示すフローチャート、図14は、本発明に係る光ディスク装置におけるディフェクト処理の他の一例を示すフローチャートである。
(ホールド処理)
本発明に係る光ディスク装置におけるディフェクト対策処理は、主に、ディフェクト検出部30と、DFM制御部31と、各DFM(DeFect management Memory)32乃至36との働きによるものである。ここで、DFM32乃至36は、ディフェクトが発生しておらず、高い信号品質でデータが再生されている期間における制御量・調整量を、各信号処理部毎にラッチして記憶しておく記憶部であり、DFM制御部31は、ディフェクト検出器30からのディフェクト検出結果等に基づいて、各DFMに制御信号を供給するコントロール回路である。
本発明に係る光ディスク装置におけるディフェクト対策処理は、図13のフローチャートにおいて、光ディスク装置が起動されると、初めに、制御フィルタ及びDFMに初期値がプリセットされる(S11)。ここで、制御フィルタとは、図1のゲイン・オフセット誤差検出回路16のローパスフィルタ53であり、ゲイン制御ローパスフィルタ54であり、デュティ調整部18のデュティ調整用ローパスフィルタ56であり、アシンメトリ調整部19のアシンメトリ調整用ローパスフィルタ58であり、タップ係数制御部23のローパスフィルタ61である。
又、DFMとは、図1のゲイン・オフセット誤差検出回路16に接続されるDFM32であり、デュティ調整部18に接続されるDFM33であり、アシンメトリ調整部19に接続されるDFM34であり、タップ係数制御部23に接続されるDFM35であり、ループフィルタ26に接続されるDFM35である。
次に、ディスクの再生がユーザの操作パネルの操作等によりスタートすると(S12)、RF信号を受けた同期復調部28からのフレーム同期コード信号T(Syncコード)が検出されると(S13)、DFM制御部31の働きにより、各処理部での制御量又は調整量等の処理信号が、図9に示したスイッチ素子72を介して、フリップフロップ回路から、各DFM32乃至36へラッチされ格納される(S14)。
ディフェクト検出部30がディフェクトを検出するまで(S15,S20)、このDFM32乃至36への制御量又は調整量等の処理信号の格納処理が継続される。ここで、この処理信号の記憶領域への格納は、1フレーム同期コード信号毎に行ってもよいし、数フレーム毎に行ってもよいし、10フレーム毎に行ってもよく、実際の、ディフェクト対策処理の効果に対応させて最適の値を選ぶことが好適である。
又、更に、ディフェクト検出部30がディフェクトを検出すると(S15)、DFM32乃至36からの制御量を、各制御フィルタ53,54,56,58,61に供給して、各制御フィルタの制御量を切り換え(S16)、その後、ディフェクトが終了するまで(S18)、この値をホールドする(S17)。ディフェクトが終了すると(S20)、このホールドを解除して(S19)、ディスク再生が終了するまで、ステップS13からステップS19までの処理を反復する(S20)。
このようなディフェクト対策処理により、ディフェクトが発生した場合でも正常動作時の制御量が、各制御フィルタ53,54,56,58,61に補填されたこととなり、ディフェクトの影響を受けることがなく、通常の再生処理を継続することができる。
この時の各信号の値を、オフセット調整用ローパスフィルタ53の出力として考えると、図11のグラフにおいて、読出信号であるRF信号aは、前段の1kHzのHPF通過後のブラックスポットが付いたRF信号である。RF信号aにおいてディフェクト発生があると、ディフェクト検出器30の出力であるディフェクト検出信号bは少し遅れてアクティブとなる。このときのオフセット制御におけるフィルタ出力C(実線)は、図11からも分かるとおり、ディフェクトにより制御量が乱されてしまったものの、ディフェクト検出信号により制御量をDFM出力に入れ替えたため、ディフェクト検出期間終了後に制御ホールドを解除しても制御に乱れが起こらず安定して再生動作を継続できていることがわかる。
すなわち、本発明に係るディフェクト対策処理により、ディフェクト復帰期間Tで、本来の信号の値に戻っている。一方、本発明に係るディフェクト対策処理を行わず、ディフェクト検出を受けた瞬間に、その時のフィルタ出力C(破線)を単にホールドする方法であると、その後、ディフェクト検出期間終了後に制御ホールドを解除すると、不当に高い電位から復帰させているので、ディフェクト復帰時間Tもかかった後に、本来の信号の値に戻っている。このグラフから、二つのディフェクト復帰時間T1,を比較しても、本発明に係るディフェクト対策処理により、安定した再生処理が可能となることがわかる。
又、同様にタップ係数制御23におけるタップ係数変化、特にFIRフィルタにおける中心タップ係数5の変化の様子を図12のグラフに示す。こちらもディフェクトによりタップ係数値が乱されるものの、DFMに保存されたタップ係数値に切り替えることにより、タップ係数5fは、瞬時に、タップ係数5の保存制御量gの値となってホールドされており、ディフェクト復帰後にも安定した学習動作を行うことができる。
又、DFM制御部31は、ディフェクト復帰後に、各信号処理部の制御ループのループゲインを上げるように指令することも好適である。信号処理部によっては追従時のゲインを低く設定している場合があり、RF信号のようにディフェクト期間が終了しても、HPFによる影響で再生信号波形が変化している場合は、ループゲインを上げて追従特性を向上させることで復帰動作を早めることができる。
又、DFM制御部31は、ディフェクト復帰後に、各信号処理部の制御ループのループゲインを上げるように指令することも好適である。信号処理部によっては追従時のゲインを低く設定している場合があり、RF信号aようにディフェクト期間が終了しても、HPFによる影響で再生信号波形が変化している場合は、ループゲインを上げて追従特性を向上させることで復帰動作を早めることができる。
又、図13のステップS16の代わりに、図14のステップ21において、フィルタの制御量を、検出部が読取不良を検出していない期間であり、復号部の等化誤差信号が最小の際の制御量・調整量を記憶領域にから選択し(ラッチは同期コード毎)、フィルタに供給する例が示されている。これによれば、より等化誤差の少ない適正な制御量・調整量を各フィルタに提供することが可能となる。
以上のようにディフェクト検出信号によって適切なホールド値に制御量を切り替えれば、ディフェクト中に制御が乱されることなく、かつディフェクト復帰後も安定した高品位な再生信号処理を実現することができる。
(ラッチ処理)
次に、上述したホールド処理を行うための準備としての、DFM32乃至36への制御量・調整量のラッチ処理について、以下に詳細に述べる。本発明ではホールド値に用いる制御量のラッチを、ディフェクト直前の信号品位のよい期間に定期的に行う。すなわち、同期復調部28におけるSyncコード検出信号を制御量ラッチタイミングとして使用することを特徴としている。
Syncコード(フレーム同期コード信号)は、図7に示したように1116bit毎に配置されており、信号品位の高い通常再生動作中は定期的に検出信号が発せられる。Syncコード検出は、再生バイナリデータがあらかじめ決められたSyncコード全24bitと完全一致する場合にのみ立つ信号であるため、もしSyncコード中にディフェクトが存在する場合には再生信号が乱されるために、Syncコードが検出されることはない。従って、Syncコード検出タイミングで制御量をラッチすることで、自ずとディフェクト期間での制御量でないばかりか、高品位に再生動作が実現できている部分で制御量をラッチできたことになる。
又、例えばディフェクト等の影響によってSyncコード以外のデータ中でSyncコードと完全一致データが発生した場合があったとしても、同期復調部28はSyncコード検出の周期性を利用して検出保護を行っているため、誤検出されたSyncコード(フレーム同期コード信号)のタイミングで、制御量・調整量等がラッチされることはない。
このように同期復調部28は、Syncコードを検出すると、Syncコード検出信号をDFM制御部31に送信し、次いでDFM制御部31がこの信号を制御量ラッチタイミングとして各信号処理部のDFM32乃至36に送信し、DFMではラッチタイミング毎に制御量をメモリに保存・更新する、という処理を定期的に行うことになる。このためDFM内部の制御量は安全かつ最新のデータとなり、ディフェクト期間中のホールド値として最適な値であると言える。
Syncコード検出によって制御量をラッチしている様子を図11、図12の下段に示しており、Syncコード検出信号により生成された制御量ラッチ信号dと、ラッチタイミングにより更新されていくDFM内部の保存制御量e,gが示されている。
(他のラッチ処理・ホールド処理)
又、他のラッチ処理・ホールド処理の形態として、ディフェクトを検出した時点のフレーム同期コード信号の何フレーム前の制御量・調整量を使用するかという問題があるが、例えば、1フレーム前となるべく、DFM制御部31の動作プログラム(又は回路的な構成)で制御する方法が好適である。又、数フレーム前の制御量・調整量を使用するべく、制御量・調整量を格納し選択的に読み出してホールドする方法が好適である。すなわち、ディフェクト検出の遅延時間が長い時は、ディフェクト検出から10フレーム以上の制御量・調整量の方が、より安定した処理結果が得られれば、そのような制御量・調整量を選択的に利用することが好適である。このように、使用する制御量・調整量は、ディフェクト検出時から何フレーム前かを任意に選択することで、最高の再生結果を得るものである。
又、ディフェクト検出時から何フレーム前等の限定を設けることなく、単にDFMに格納されているフレームの制御量・調整量をラッチすることも好適である。又、このとき、DFMに格納されている最新のフレームの制御量・調整量をラッチすることも好適である。
又、本発明の実施形態は、同期復調部28でのフレーム同期コード信号(Syncコード)の検出についても、読取信号と参照信号とが、全24bitが完全一致した場合をSyncコード検出信号とする場合に限らない。すなわち、通常再生時の信号品位によっては1ビット誤差(又は数ビット誤差)があった場合でもSyncコード検出信号とみなすよう設定することも好適である。又、DFMに保存しておく制御量の数は1つでなくともよく、数フレーム分の制御量を適宜保存しておき、選択的に使用する構成とすることも好適である。
又、他の実施形態において、高品位な信号再生期間中の制御量をラッチするタイミングとして、同期復調部28からのフレーム同期コード信号に基づいてラッチ処理を行っているが、それ以外にも、図8で示すように、ビタビ復号器21からの等化誤差信号Eが最小の際の制御量・調整量(処理信号)をラッチ処理に利用することも好適である。又は、ECC処理部41から供給される、図7に示されるPI(Parity of Inner-code)パリティPI0乃至PI12等から各々のPIシンドロームを計算し、その計算結果(エラーがないとゼロ)を利用して、エラー成分がない場合の制御量・調整量をラッチ処理・ホールド処理に利用することも好適である。
又、フレーム同期信号を一切利用せずに、PIシンドロームのみ、又は、信号品位評価量Eのみ、又は、これらの組合せを利用する場合も、それぞれ好適である。又、以上に上がらなかった指標信号を取得し、この指標信号に基づいて、制御量・調整量(処理信号)のラッチ処理・ホールド処理を行うことも好適である。
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明に係る光ディスク装置の構成の一例を示すブロック図。 本発明に係る光ディスク装置のゲイン・オフセット誤差検出部の構成の一例を示すブロック図。 本発明に係る光ディスク装置のデュティ調整部の構成の一例を示すブロック図。 本発明に係る光ディスク装置のアシンメトリ調整部の構成の一例を示すブロック図。 本発明に係る光ディスク装置のFIRフィルタ部の構成の一例を示すブロック図。 本発明に係る光ディスク装置のタップ係数制御部の構成の一例を示すブロック図。 本発明に係る光ディスク装置が扱う光ディスクのフレーム同期信号の一例を示す図。 本発明に係る光ディスク装置の構成の他の一例を示すブロック図。 本発明に係る光ディスク装置が有するDFMとDFM制御部の関係図の一例を示す説明図。 本発明に係る光ディスク装置が用いるディフェクト検出器の一例の構成を示す図。 本発明に係る光ディスク装置におけるオフセット制御動作の切り替え動作の様子を示すグラフ。 本発明に係る光ディスク装置におけるFIRフィルタの中心タップ係数の変化の様子を示すグラフ。 本発明に係る光ディスク装置におけるディフェクト処理の一例を示すフローチャート。 本発明に係る光ディスク装置におけるディフェクト処理の他の一例を示すフローチャート。
符号の説明
11…PUH、12…プリアンプ、13…プリ波形等化部、14…ゲイン・オフセット調整部、15…ADC(Analog Digital Converter)、16…ゲイン・オフセット誤差検出部、17…DAC(Digital Analog Converter)、18…デュティ調整部、19…アシンメトリ調整部、20…FIRフィルタ、21…ビタビ復号部、22…理想信号/誤差信号算出部、23…タップ係数制御部、24…位相比較器、25…周波数検出部、26…ループフィルタ、27…VCO、30…ディフェクト検出器、31…DFM制御部、32…DFM、33…DFM、34…DFM、35…DFM、36…DFM、41…ECC処理部、42…MPEGデコーダ、43…I/F部、44…変調部。

Claims (23)

  1. ディスクからの反射光を読み取り、これに応じて読取信号を出力する読取部と、
    前記読取信号から調整量を算出し、前記調整量に基づき前記読取信号に所定処理を施して処理信号を出力する処理部と、
    前記読取信号に基づいて、前記読取部の読取不良を検出する検出部と、
    前記処理部が出力する前記処理信号から前記処理信号の信号品位を判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づき、前記処理部が算出した調整量を記憶領域に格納する格納部と、
    前記検出部が前記読取不良を検出すると、前記格納部から前記調整量を読み出して前記処理部に供給するべく制御する制御部とを具備することを特徴とするディスク装置。
  2. 前記制御部は、検出部が前記読取不良を検出している間は前記読取信号を前記処理部に供給しないよう制御することを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記処理部からの前記処理信号からフレーム同期信号を検出し、これに同期して前記処理信号を復調する復調部を更に具備し、
    前記判定部は、前記フレーム同期信号の検出状況を判定し、
    前記格納部は、前記判定結果に基づき、前記復調部からの前記フレーム同期信号に同期して前記調整量を格納し、
    前記制御部は、前記検出部が前記読取不良を検出すると、前記検出部が前記読取不良を検出した時点から所定フレーム前の前記調整量を前記格納部から読み出して前記処理部に供給するべく制御することを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  4. 前記読み取り信号を復調してPIシンドローム信号を検出し、これに基づいて復調信号のエラー訂正を行う訂正部と、
    前記判定部は、前記PIシンドローム信号の検出状況を判定し、
    前記格納部は、前記訂正部からの前記PIシンドローム信号を受けこれに基づいて、前記調整量を格納し、
    前記制御部は、前記検出部が前記読取不良を検出すると、前記調整量を前記格納部から読み出して前記処理部に供給するべく制御することを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  5. 前記処理部からの前記処理信号について最尤復号を行うことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  6. 前記処理部は、前記読取信号のゲイン・オフセット誤差を検出して調整するゲイン・オフセット調整部であることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  7. 前記処理部は、前記読取信号のデュティ比を調整するデュティ調整部であることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  8. 前記処理部は、前記読取信号のアシンメトリを調整するアシンメトリ調整部であることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  9. 前記処理部は、前記読取信号に適応等化処理を施すFIRフィルタ部にタップ係数を供給するタップ係数制御部であることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  10. 前記処理部は、前記読取信号の位相差信号と周波数誤差信号とを積分し、この値を発振部に供給してクロックを生成し、このクロックを前記読取信号のA/Dコンバータに供給するための、ループフィルタであることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  11. 前記格納部は、前記検出部が前記読取不良を検出していない期間であり、前記最尤復号の等化誤差信号が最小の際の、前記調整量を記憶領域に格納することを特徴とする請求項5記載のディスク装置。
  12. ディスクからの反射光を読み取り、これに応じて読取信号を出力し、
    前記読取信号から調整量を算出し、前記調整量に基づき前記読取信号に所定処理を施して処理信号を出力し、
    前記処理信号から前記処理信号の信号品位を判定し、
    前記判定結果に基づき前記調整量を記憶領域に格納し、
    前記読取信号に基づいて、前記ディスクの読取不良を検出し、
    前記読取不良を検出すると、前記格納した調整量を読み出してこれに基づき前記所定処理を行うべく制御することを特徴とするディスク再生方法。
  13. 前記読取不良を検出している間は前記読取信号を前記処理しないように制御することを特徴とする請求項1記載のディスク再生方法。
  14. 前記処理信号からフレーム同期信号を検出し、これに同期して前記復号信号を復調し、
    前記フレーム同期信号の検出状況を判定し、この判定に基づいて前記フレーム同期信号に同期して前記調整量を格納し、
    前記読取不良を検出すると、前記読取不良を検出した時点から所定フレーム前の前記調整量を読み出しこれに基づいて所定処理を行うことを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  15. 前記処理信号を復調して前記復調信号からPIシンドローム信号を検出し、これに基づいて前記復調信号のエラー訂正を行い、
    前記PIシンドローム信号の検出状況を判定し、
    前記格納部は、前記判定結果に基づいて前記調整量を格納し、
    前記読取不良を検出すると、前記調整量を読み出してこれに基づいて所定処理を行うことを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  16. 前記処理信号について最尤復号を行うことを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  17. 前記所定処理は、前記読取信号のゲイン・オフセット誤差を検出して調整するゲイン・オフセット調整を行うことであることを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  18. 前記所定処理は、前記読取信号のデュティ比を調整するデュティ調整を行うことであることを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  19. 前記所定処理は、前記読取信号のアシンメトリを調整するアシンメトリ調整を行うことであることを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  20. 前記所定処理は、前記読取信号に適応等化処理を施すFIRフィルタにタップ係数を供給することを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  21. 前記所定処理は、前記読取信号の位相差信号と周波数誤差信号とを積分し、この値に基づきクロックを生成し、このクロックを前記読取信号のA/Dコンバータに供給するための、ループフィルタであることを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  22. 前記読取不良を検出していない期間であり、前記復号において等化誤差信号が最小の際の、前記調整量を記憶領域に格納することを特徴とする請求項16記載のディスク再生方法。
  23. 前記制御部は、前記読取不良が回復した場合に前記処理部の前記調整量のゲインを上げることを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
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