JP2005093053A - データ再生装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 データ再生装置及び方法を提供する。
【解決手段】 チャンネルの特性を最適化させた基準レベルが具現できる光ディスクの再生に適用できるビタービ復号化を利用したデータ再生装置及び方法。これにより、入力信号が非正常状態である場合にもビタービデコーダをして正常動作せしめるように入力レベル値を初期化できる。
【選択図】 図3
【解決手段】 チャンネルの特性を最適化させた基準レベルが具現できる光ディスクの再生に適用できるビタービ復号化を利用したデータ再生装置及び方法。これにより、入力信号が非正常状態である場合にもビタービデコーダをして正常動作せしめるように入力レベル値を初期化できる。
【選択図】 図3
Description
本発明はビタービ復号化を利用したデータ再生装置及び方法に係り、より詳細には、チャンネルの特性を最適化させた基準レベルが具現できる光ディスクの再生に適用できるデータ再生装置及び方法に関する。
光ディスクはディスク表面に二進信号を記録した後、レーザーを入射させて反射された波形を読取ることによって、元の二進信号を再生する装置である。この時、ディスク表面から読取った信号はRF(無線周波数)信号と呼ばれる。ディスクから読取られたRF信号はディスクの物理的特性と光学的な特性とにより二進信号ではないアナログ信号の性質を有する。したがって、アナログ信号をデジタル信号に変換せねばならず、この時、必要な過程は二進化過程と位相同期過程(PLL:位相ロックドループ)がある。二進化手段は多数あるが、そのうちビタービデコーダは最もエラーの少ない二進信号が得られるデコーディング装置として知られている。また、ビタービデコーダはチャンネルの特性に適するように最適の条件で二進信号を検出し、単純な信号検出回路や再生長さ訂正方式に比べて性能が優秀であると知られている。
図1は、ビタービデコーダが含まれた従来のデータ再生装置のブロック図を示す。
ビタービデコーダが含まれた検出器に関する説明は特許文献1または特許文献2に詳細に説明されており、これを参照する。
光ディスクから読取られたアナログ信号101は、D/A変換器110によりサンプル及びホールドされて量子化されたデジタル信号102に変換される。量子化されたデジタル信号102はオフセット除去器120によりDC成分が最適に補償される。等化器130は一般的にFIR(Finite impulse response)フィルタ130よりなり、遅延されて入力された各入力信号104を特定周波数領域で一定比ほど増幅させることによってチャンネルの特性を明確にする。ビタービデコーダ140内部のブランチメトリック生成器(図示せず)では各基準レベルと実際入力された信号との差を求めることによって、状態メトリックを生成するために、ビタービデコーダに入力される基準レベルはビタービデコーダの性能に重大な影響を及ぼす。しかし、ディスクの物理的特性や状況の変化によって各媒体から入力される信号に対して最適の条件を有する基準レベルは相異なり、ここで最適の基準レベル、すなわちビタービデコーダ140の性能を最高にする基準レベルを決定せねばならない課題が発生する。
図1の構成要素のうちレベル検出器150は前述の課題を解決するために提案された1つの方法のうち1つである。このような方法または装置は、特許文献3に詳細に開示された。レベル検出器150は、FIRフィルタ130の出力からビタービデコーダに入力される最適の基準レベルを生成する。この装置はビタービ検出器で使われる決定レベルの基準値である+/−最大レベル、+/−中間レベルとゼロレベルを等化器の出力をモニタリングして決定した後、決定された値をビタービ検出器の決定レベルとして使用することによって、データビットのエラー率を減少させてデータ検出性能を高める。
しかし、このような従来のデータ再生装置は、+/−最大レベル、+/−中間レベルのようなあらかじめ決定されたレベルを有する信号の選択により最適の基準レベルを選択するために、決定されたレベルにノイズが発生すれば、このレベルが元の基準レベルに対応せず、他のレベルに対応することによって間違ったレベルを適応化させる問題が生じる。一般的に、光ディスクの記録密度が高まるにつれて再生される信号の品質がだんだんと劣化する。特に、ディスク基板またはピックアップ装置の変形などによる接線方向及び半径方向のチルトはこのような高記録密度のディスクでさらにひどく現れるノイズのうち1つであり、このようなノイズによる信号再生のエラー率の増加は一般的なディスク再生装置でさらに深刻な問題を引き起こす。
図2Aは、ビタービデコーダが含まれた改良されたデータ再生装置のブロック図を示す。光ディスクから読取られたアナログ信号101はD/A変換器110によりサンプル及びホールドされて量子化されたデジタル信号102に変換される。量子化されたデジタル信号102はオフセット除去器120によりDC成分が最適に補償される。等化器130は、一般的にFIRフィルタであり、遅延されて入力された各入力信号104を特定周波数領域で一定比ほど増幅させることによって、チャンネルの特性を明確にする。ビタービデコーダ140内部のブレンチメトリック生成器(図示せず)では各基準レベルと実際入力された信号との差を求めることによって状態メトリックを生成するために、ビタービデコーダに入力される基準レベルはビタービデコーダの性能に重大な影響を及ぼす。しかし、ディスクの物理的特性や状況の変化によって各媒体から入力される信号に対して最適の条件を有する基準レベルは相異なり、ここで最適の基準レベル、すなわちビタービデコーダ140の性能を最高にする基準レベルを決定せねばならない。
図2Aのデータ再生装置は、チャンネル識別器170及び適応化プロセッサ180を有することを特徴とする。チャンネル識別器170の入力信号は等化器130の入力信号104及びビタービデコーダの出力信号106である。推定されたレベル値203を生成するために等化器130の出力信号105の代りに等化器の入力信号104を使用することは光ディスクの再生時にチルトによる再生エラーを減少させるためである。また、チャンネル識別器170はビタービデコーダの出力信号のレベル推定に使用する。これは推定対象を特定する選択信号を生成するためである。適応化プロセッサ180はチャンネル推定器の出力信号であるレベル推定値203、等化器130の入力信号204及び出力信号205を入力信号206、207として、等化器の係数208を更新する。
図2Bは、図2Aによるチャンネル識別器の内部構成を示す図である。チャンネル識別器170は選択信号生成器330、レベル選択器350及び平均値フィルタ340を含む。選択信号生成器330は、ビタービデコーダの出力信号203を受信して選択信号331を生成する。この時、ビタービデコーダ140の出力信号は0または1の値を有する二進信号であり、ビタービデコーダによりデコーディングされた最終出力である。ビタービデコーダの動作原理によって、ビタービデコーダの出力信号はビタービデコーダの入力信号、すなわち等化器の出力信号と連関性を有し、これはビタービデコーダの出力信号がビタービデコーダに入力されるレベルの種類が特定できることを意味する。例えば、信号レベルがPR(1、2、1)により生成され、コード類型が(1、7)である場合に、現れうる理想的レベル値は4、2、−2、−4である。もし、入力信号のレベルが4、4、4、2、−2、−4、−4、−4、−2、2・・・であれば、これによるデコーダの出力信号は1、1、1、−1、−1、−1、−1、−1、1、1・・・となる。この時、ビタービデコーダのタップ数ほどビタービデコーダの出力信号をマルチプレクシングすれば、111、11−1、1−1−1、−1−1−1・・・であり、これを二進信号で表せば、111、110、100、000・・・となる。したがって、このような二進信号はそれぞれ4、2、−2、−4・・・などが入力されたことを表し、結局、111、110、100、000・・・などは4、2、−2、−4・・・などのレベル値の種類を特定する選択信号として使われうる。
チャンネル識別器170に入力されたビタービデコーダの出力信号202はビタービデコーダのタップ数−1の数に該当する遅延器361、362・・・により遅延されて分離されたまま選択信号生成器330に入力される。入力された遅延された信号321、322・・・は選択信号生成器330により合わせられて二進信号形態の選択信号331を生成する。例えば、ビタービデコーダのタップ数が3である場合、遅延器の数は2個であり、選択信号331の形態は111、110、100、000・・・の形態を有する。遅延器361、362・・・を使用する理由は、ビタービデコーダの出力が一回に直に出力されるものではなく、一定なシステムクロックほどの演算期間が経過した後で出力されるために、ビタービデコーダの出力信号に対応する入力信号を選択するためには、演算期間に該当するほどの遅延時間がチャンネル識別器の入力信号202にも割当てられねばならないためである。
また、選択信号331は最短信号の条件によって除去可能なビタービ経路に該当する場合には除去されうる。例えば、(1,7)コードを使用する3タップ構造のビタービデコーダの場合、1Tに該当する010、101の選択信号331は除去され、可能な選択信号は000、001、011、100、110、111であって、6個である。同様に5タップ構造のビタービデコーダで(1,7)コードを使用する場合には16個のレベルのみが必要であり、選択信号も16個の信号が発生する。正しいビタービデコーダの出力であれば、ビタービデコーダの出力信号自体が1T信号が発生しないので、選択信号331の生成に別途の構成は必要でない。
さらに他のチャンネル識別器の入力信号は、等化器の入力信号201である。等化器の入力信号201は連続した値を有する電気的信号であり、デコーディング動作の対象となる信号である。この信号201は理想的な基準レベルと差を有する実際的な値を有する。チャンネル識別器の入力信号201はビタービデコーダのメモリ数Mに該当する数の遅延器311、312・・・を経てレベル選択器350に入力される。レベル選択器350は入力されたチャンネル識別器の入力信号201を選択信号331に基づいて各レベルに該当する平均値フィルタ340に伝達する。それぞれの平均値フィルタ340はそれぞれのビタービデコーダのレベルに対応する。したがって、平均値フィルタ340の数は連結されたビタービデコーダのレベル数と同一である。やはり必要でない経路は除去されうる。
平均値フィルタ340は選択された入力信号341、342、343・・・から一定期間平均値を取った後、この値を新たなレベル値351、352、353・・・として出力する。平均値フィルタ340としては一般的に低域通過フィルタが使われうる。この時、低域通過フィルタのDC平均値を推定する性質を使用する。さらに他の平均値フィルタ340の形態は、次のような式を使用するものである。
L’=L+(I−L)/C (1)
ここで、L’は新たに入った入力信号により更新されたレベル値351、352・・・、Lは以前のレベル値、Iは遅延された入力信号351、352・・・、及びCは定数である。定数Cの値を増加させるほど更新されるレベルL’は変わる程度が少ないために、追従の程度は減少する。
ここで、L’は新たに入った入力信号により更新されたレベル値351、352・・・、Lは以前のレベル値、Iは遅延された入力信号351、352・・・、及びCは定数である。定数Cの値を増加させるほど更新されるレベルL’は変わる程度が少ないために、追従の程度は減少する。
図2Bで、検出された新たなレベル351、352・・・は適応化プロセッサ180に入力される。適応化プロセッサ180は検出されたレベルエラーに基づいて新たな等化器の係数208を生成する。検出されるレベルエラーとは、等化器の出力信号205と検出されたレベル208との差をいう。新たな等化器の係数208は最小平均自乗(LMS:Least Mean Square)方法を使用して以前の係数を更新する方法を使用する。一例として使われる式は、次の通りである。
Wk+1=Wk+2 μ ekXk (2)
ここで、Wk+1は等化器の新たな係数208、Wkは等化器の以前係数、μは追従速度(実数)、ekはエラー信号として検出されたレベル値208から等化器の出力信号205を減算した値、Xkは等化器の入力信号204を示す。
ここで、Wk+1は等化器の新たな係数208、Wkは等化器の以前係数、μは追従速度(実数)、ekはエラー信号として検出されたレベル値208から等化器の出力信号205を減算した値、Xkは等化器の入力信号204を示す。
図2Bに示したように、等化器の入力信号Xk、204は遅延器190により遅延された後、適応化プロセッサ180に入力される。これは適応化プロセッサ180がレベルエラーekを求めるのに一定クロックほど遅延されるためである。類似に、等化器の出力信号205は遅延器200により一定時間遅延された後、適応化プロセッサ180に入力される。これは適応化プロセッサ180が新たなレベルを検出するのにおいて時間遅延があるためである。
追従速度μは追従の程度を決定するパラメータであって、マイコンやその他の制御手段により調整可能である。追従速度μの値が大きいほどレベル追従の程度は増加する。ただし安定度の範囲内でなければならず、そうでない場合には発散して不安定になる。適応化プロセッサは分析された最適のレベルを利用して等化器、すなわちフィルタの係数を再調整することによって、等化器の出力信号をして元のチャンネルの周波数特性をほぼそのままに維持せしめつつノイズだけを除去する。これは以前に問題になったLMSアルゴリズムの係数安定化や発散問題に対してさらに高い安定性を付与できる。
しかし、図2A及び図2Bのデータ再生装置の場合、いかなる原因により入力信号が入らないか、または入力信号のサイズが極めて小さな場合、チャンネル識別器により出力されるレベル値がとんでもなく小さな値に収斂されて入力信号が正常状態に復元されてもビタービデコーダは一定時間以前のレベル値で動作するので、ビタービデコーダの出力はエラー率が増加する。さらにビタービデコーダのこのような出力信号はさらにチャンネル識別器のレベル値の決定に影響を及ぼすので、このような悪循環が繰り返される。
大韓民国特許出願第2000−56149号公報(光記録媒体の再生時の選択的外乱補償装置及び方法)
大韓民国特許出願第1998−49542号公報(データ再生装置)
大韓民国特許第2000−00965号公報
本発明は、多様な光ディスクの信号特性を最適に判断することによって、ビタービデコーダの性能を最適化させうる基準レベルを決定すると同時に接線方向チルトのようなノイズにも強いデータ再生装置及び方法を提供する。
また、本発明は、入力信号が非正常状態である場合にもビタービデコーダをして正常動作せしめるように入力レベル値が初期化できるデータ再生装置及び方法を提供する。
前記目的を達成するための本発明は、ビタービデコーダのレベル値の検出装置であって、ビタービデコーダと、入力RF信号から二進信号を生成する二進化手段と、前記入力RF信号及び前記二進信号に基づいて前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別器と、を含み、前記チャンネル識別器は前記二進信号に基づいて入力RF信号のレベルを選択し、該当レベルの前記入力RF信号と以前の基準レベル値との平均値を取ることによって、前記基準レベル値を検出することを特徴とする。この時、前記二進化手段はスライサまたはスライサの後端に信号長さ補償器を追加的に含む。
ここで、前記チャンネル識別器は、前記二進信号に基づいて選択信号を生成する選択信号生成器と、前記選択信号によって前記入力RF信号から検出されるレベルの類型を選択するレベル選択器と、前記選択されたレベルに対して、以前のレベル値及び選択されたレベル類型で入力された入力信号のレベル値に基づいて新たなレベル値を生成する平均値フィルタとを含む。
また、本発明はデータ再生装置であって、入力RF信号から第1二進信号を生成するビタービデコーダと、前記入力RF信号から第2二進信号を生成する二進化手段と、前記入力RF信号のレベルを選択し、該当レベルの前記入力RF信号と以前の基準レベル値との平均値を取ることによって、前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別器を含み、前記チャンネル識別器は前記第1または第2二進信号のうち何れか1つを選択的に使用して前記入力RF信号のレベルを選択することを特徴とする。
ここで、前記チャンネル識別器は、前記二進信号に基づいて選択信号を生成する選択信号生成器と、前記選択信号によって前記入力RF信号から検出されるレベルの類型を選択するレベル選択器と、前記選択されたレベルに対して、以前のレベル値及び選択されたレベル類型で入力された入力信号のレベル値に基づいて新たなレベル値を生成する平均値フィルタとを含む。
また、前記チャンネル識別器は、制御部からの二進化手段選択信号に基づいて前記第1二進信号BD1または前記第2二進信号BD2のうち何れか1つを選択して前記選択信号生成器に提供する第1選択器と、前記二進化手段選択信号に基づいて前記入力RF信号をm回遅延させた信号または前記入力RF信号をn回遅延させた信号のうち何れか1つを選択して前記レベル選択器に提供する第2選択器をさらに含み、ここで、mは前記ビタービデコーダの動作による遅延時間を示し、nは前記スライサの動作による遅延時間を示す。
また、本発明はビタービデコーダを含むデータ再生装置であって、入力RF信号から二進信号を生成する二進化手段と、前記入力RF信号及び前記二進信号に基づいて前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別器と、前記チャンネル識別器は、非正常状態信号の受信時、あらかじめ決定された初期化レベル値をビタービデコーダの基準レベル値として検出することを特徴とする。また、前記非正常状態の信号を受信して前記初期化レベル値を前記チャンネル識別器に伝送する制御部をさらに含み、前記初期化レベル値を保存するメモリ部をさらに含むことを特徴とする。
ここで、前記チャンネル識別器は、前記二進信号に基づいて選択信号を生成する選択信号生成器と、前記選択信号によって前記入力RF信号から検出されるレベルの類型を選択するレベル選択器と、前記選択されたレベルに対して、以前のレベル値及び選択されたレベル類型で入力された入力信号のレベル値に基づいて新たなレベル値を生成する平均値フィルタとを含む。
また、前記あらかじめ決定された初期化レベル値はビタービデコーダの出力二進信号BD1が正常信号である時、前記チャンネル識別器により生成されて前記メモリ部に保存された基準レベル値であることを特徴とし、前記あらかじめ決定された初期化レベル値はビタービデコーダではない他の二進化手段からの二進信号に基づいて検出された基準レベル値であることを特徴とする。
また、前記非正常状態信号が非活性化されれば、前記チャンネル識別器はビタービデコーダの出力二進信号に基づいて基準レベル値を生成する。
望ましい実施例で、前記チャンネル識別器は、制御部からの二進化手段選択信号に基づいて前記ビタービデコーダの出力二進信号BD1または前記スライサの出力二進信号BD2のうち何れか1つを選択して前記選択信号生成器に提供する第1選択器と、前記二進化手段選択信号に基づいて前記入力RF信号をm回遅延させた信号または前記入力RF信号をn回遅延させた信号のうち何れか1つを選択して前記レベル選択器に提供する第2選択器と、をさらに含み、ここで、mは前記ビタービデコーダの動作による遅延時間を示し、nは前記スライサの動作による遅延時間を示す。ここで、前記二進化手段選択信号は、制御部がユーザー入力または前記非正常状態信号を受信する時に前記制御部により生成される。
一方、前記非正常状態信号は、記録されたデータ内に含まれた同期信号が周期的に発見されていない時に生成された信号、入力RF信号自体の包絡線波形の欠陥を検査する欠陥検出方法により生成された信号、前記チャンネル識別器により検出された基準レベル値の最大値から最小値を減算した波形のサイズがあらかじめ決定された臨界値以下であるか否かを検査するサイズ検査法により生成された信号のうち何れか1つである。
また、本発明はビタービデコーダのレベル値検出方法であって、ビタービデコーディング段階と、入力RF信号から二進信号を生成する二進信号生成段階と、前記入力RF信号及び前記二進信号に基づいて前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別段階と、を含み、前記チャンネル識別段階は前記二進信号に基づいて入力RF信号のレベルを選択し、該当レベルの前記入力RF信号と以前の基準レベル値との平均値を取ることによって、前記基準レベル値を検出する段階とを含むことを特徴とする。
また、本発明はビタービデコーダを含むデータ再生方法であって、入力RF信号から二進信号を生成する二進信号生成段階と、前記入力RF信号及び前記二進信号に基づいて前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別段階と、前記チャンネル識別段階は、非正常状態信号の受信時、あらかじめ決定された初期化レベル値をビタービデコーダの基準レベル値として検出する段階とを含む。
また、前記非正常状態の信号を受信して前記初期化レベル値を前記チャンネル識別器に伝送する初期化レベル値伝送段階または前記初期化レベル値をメモリに保存する段階をさらに含みうる。
本発明によれば、入力信号が非正常状態である場合にもビタービデコーダをして正常動作せしめるように入力レベル値を初期化できるデータ再生装置及び方法が提供される。
以下、図面を参照して本発明による望ましい一実施例を詳細に説明する。
図3及び図4は、図2A及び図2Bの前記問題点を解決するために提案されたデータ再生装置を示す。
図3は、本発明の一実施例によるデータ再生装置を示す。
図3に示されていないD/A変換器110、DCオフセット補償器120及び位相同期器160部分は図2Aの該当部分と同一であり、ここでは等化器130の入力信号104から説明する。
図2Aのデータ再生装置とは異なり、本発明はスライサ630、制御部640及びメモリ部650を追加的に含む。また、チャンネル識別器600は図2Aのチャンネル識別器170と基本的には同じ構成を取るが、その内部構成は異なる。
スライサ630は入力RF信号104から二進信号631(第2二進信号)を出力する。この二進信号はビタービデコーディング過程を経ていない点でビタービデコーダの出力信号106(第1二進信号)と区別される。
スライサ630は受信されたRF信号111から一定周期の間サンプリングした信号が+値であるか、−値であるかを判断する。+値であれば1信号を、−値であれば0信号を出力することによって二進信号を出力信号として出力する。一般的にスライサの出力信号631をチャンネル識別器の入力信号として使用することはビタービデコーダの出力信号202をチャンネル識別器170の入力信号として使用することよりはエラー率が高い。しかし、本発明の目的によって、ビタービデコーダの出力信号が非正常状態である場合には、入力RF信号104から直接抽出した二進信号631がさらに正確な二進値を有する。したがって、ユーザーまたは追加的な回路によりビタービデコーダの出力信号が非正常状態と判断された場合にはスライサの出力信号631をチャンネル識別器の入力信号として使用してビタービデコーダに入力されるレベル値を抽出することがさらに望ましい。
結局、本発明によるデータ再生装置では、二進化手段としてスライサ630及びビタービデコーダ106を選択的に使用する。
制御部640はユーザー入力643に基づいてチャンネル識別器600が動作するモードを決定する二進化手段選択信号644及びリセット信号642を生成する。チャンネル識別器170の動作モードは、次の要因により決定される。
第1の要因は、チャンネル識別器170がビタービデコーダに入力されるレベル値を生成するのに必要な入力二進信号の類型である。このような要因の選択は二進化手段選択信号644により達成される。ユーザー入力643を受信した制御部640は二進化手段選択信号644を出力し、二進化手段選択信号644を受信したチャンネル識別器600は受信された二進化手段選択信号644によってビタービデコーダの出力信号106またはスライサの出力信号631のうち何れか1つを入力信号として使用する。
第2の要因は、ビタービデコーダのレベル値として使われる信号の類型である。制御部640はユーザー入力643によってリセット信号642を出力し、リセット信号642を受信したチャンネル識別器600は、二進化手段630または140により生成された二進信号631、202に基づいて生成された値を使用するか、またはあらかじめ決定された初期レベル値をビタービデコーダのレベル値として使用するかを決定する。
ユーザー入力643はユーザーの動作による入力信号である場合もあり、非正常状態信号である場合もある。非正常状態信号とは、ビタービデコーダの出力信号106の状態を検出してあらかじめ決定された条件によりビタービデコーダの出力信号の正常状態または非正常状態の如何を決定する信号をいう。ここで、あらかじめ決定された条件は色々な類型が可能であり、望ましい実施例で次の3つのうち何れか1つの方法で行われうる。
第1方法は、ビタービデコーダの出力信号106内に含まれた同期信号の周期的検出如何を判断することによって行われる。もし検出された同期信号の間隔が周期的でないと判断されれば、非正常状態信号が活性化される。第2方法は、ビタービデコーダの出力信号自体のサイズや形態を判断して欠陥があるか否かを検査する欠陥検出方法である。例えば、ビタービデコーダの出力信号の包絡線波形を抽出して、この包絡線波形の振幅があらかじめ決定された臨界値より小さな場合、これを非正常状態と判断する。第3方法は、検出されたレベル値の最大値から最小値を引いた波形のサイズがあらかじめ決定された臨界値以下である時、非正常状態を検査するサイズ検査法である。これは検出されたレベル値のみで非正常状態の如何を決定する。
このような二進信号の非正常状態の如何の決定方法は、当業界に公知のものである。
制御部640は平常時にチャンネル識別器600が検出したレベル値652を受信してメモリ部650に保存する。もしユーザー入力643として非正常状態信号が入力されれば、制御部640はリセット信号642及び初期化レベル値641をチャンネル識別器600に伝送する。ここで、初期化レベル値641とは、平常時にチャンネル識別器が検出したレベル値652であるか、またはユーザーが任意に入力させたあらかじめ決定された値である。
図4は、本発明の一実施例によるチャンネル識別器の内部構成を示す図である。
図2Bに示されたチャンネル識別器170と異なって、本発明によるチャンネル識別器600は遅延器310、360、選択信号生成器330、レベル選択器350及び平均値フィルタ340の以外に第1選択手段610及び第2選択手段620を追加的に含む。
第1選択手段620は制御部640から受信した二進化手段選択信号644に基づいて選択信号生成器330に入力される二進信号を決定する。例えば、二進化手段選択信号が0であれば、ビタービデコーダ出力信号202を選択信号生成器330の入力として使用し、1であれば、スライサの出力信号631を選択信号生成器330の入力として使用する。もちろんビタービデコーダの演算期間ほど遅延されるように遅延器360が使われるのは図2Bのチャンネル識別器と同一である。
第2選択手段610は、制御部640から受信した二進化手段選択信号644に基づいてレベル選択器350に入力される入力RF信号201の類型を選択する。ここで、入力RF信号の類型の決定とは、ビタービデコーダのレベル値351を決定するために使われる入力RF信号201をどれほど遅延させるかを決定することをいう。例えば、二進化手段選択信号644が0であって、ビタービデコーダの出力信号202を選択信号生成器330の入力信号として使用する場合、入力RF信号201はビタービデコーダのタップ数ほど遅延されたまま平均値フィルタ371、372・・・に入力されねばならない。しかし、もし二進化手段選択信号644が1と選択されて、スライサの出力信号631を選択信号生成器330の入力信号として使用する場合には、入力RF信号201はビタービデコーダのタップ数ではないスライサの演算期間ほど遅延されたまま平均値フィルタ371、372・・・に入力されねばならない。一般的にスライサ630の演算期間はビタービデコーダのタップ数による遅延器間より少ないので、使われる遅延器310の数は二進化手段選択信号644が1である場合がさらに小さい。
レベル選択器350の動作は図2と同一であり、選択信号331に基づいて平均値フィルタ371に入力される入力RF信号335のレベル類型を選択する。
平均値フィルタ371、372・・・制御部から受信したリセット信号642によって動作モードが相異なる。リセット信号642が0であれば、平均値フィルタ340は図2での平均値フィルタの動作と同一に入力されたRF信号341値を順に保存し、これらの平均値203を求めた後、これを検出されたレベル値としてビタービデコーダに伝送する。リセット信号642が1であれば、平均値フィルタ340は制御部640から初期化レベル値641を受信し、この初期化レベル値をそのまま検出されたレベル値としてビタービデコーダに伝送する。図4で選択された入力RF信号341、342・・・、平均値フィルタ371、372・・・、初期化レベル値661、662・・・、リセット信号671、672・・・及びビタービデコーダのレベル値351、352・・・はそれぞれ該当レベル類型に対応する。
図5は、このようなチャンネル識別器600の内部構造をこのようなレベル類型によってさらに詳細に示した図である。
図6は、本発明の他の一実施例によるデータ再生装置を示す図である。図6を参照すれば、適応化プロセッサ180及び遅延器190、200が除去され、チャンネル識別器600の入力信号として入力RF信号201の代わりに等化器130の出力信号601が使われた点で図3のデータ再生装置と相異なる。チャンネル識別器600、制御部640及びメモリ部650の構成及び機能は、図3のデータ再生装置と同一である。
チャンネル識別器600の入力信号として入力RF信号201の代わりに等化器の出力信号601を使用した理由は、適応化プロセッサ209を利用して等化器130の係数を更新しない場合には、等化器の出力信号を使用することがエラー率を減少させるためである。このように適応化プロセッサ180を使用しない場合にも、本発明が適用可能である。適応化プロセッサ180の有無はチャンネル識別器600の内部構成には影響を及ぼさないためである。チャンネル識別器600に入力される二進信号はビタービデコーダの出力信号106またはスライサの出力信号631のうち何れか1つが選択でき、また、非正常状態時にメモリ部650に保存された初期化レベル値をビタービデコーダのレベル値として使用できることによって、本発明の目的である非正常状態でのエラー率減少が達成できる。
本発明の一実施例によって、さらにエラー率の低い二進信号631を獲得するために、スライサ630とチャンネル識別器600間に信号長さ補償器(図示せず)の挿入も可能である。信号長さ補償器は外部要因によりスライサ630が誤って判断した信号の+/−を訂正するための回路である。スライサの出力信号631が含んではならない最短Tの信号を含んでいる時、信号長さ補償器は作動する。信号長さ補償器は最短T信号が測定された直前周期または直後周期の信号のレベル値と最短T信号が測定された周期の信号レベル値との差を比較する。前記2つの差値のうちより大きい値を有する信号のレベル値に該当するバイナリ値をそれと相反した値に変換した後、出力する。信号長さ補償器は当業者に公知のものである。
これまで本発明に対してその望ましい実施例を中心で説明した。本発明が属する技術分野で当業者は本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態に具現されうることが理解できる。したがって、開示された実施例は限定的な観点でなく説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は前記説明でなく特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は本発明に含まれたものと解釈されねばならない。
本発明はビタービデコーダを使用するデータ再生装置に利用可能である。
104、201、204、206、207 入力信号
105、106、202、205 出力信号
130 等化器
140 ビタービデコーダ
180 適応化プロセッサ
190、200 遅延器
203、652 レベル値
208 等化器の係数
209 適応化プロセッサ
600 チャンネル識別器
630 スライサ
631 二進信号
640 制御部
641 初期化レベル値
642 リセット信号
643 ユーザー入力
644 二進化手段選択信号
650 メモリ部
BD1 第1二進信号
BD2 第2二進信号
105、106、202、205 出力信号
130 等化器
140 ビタービデコーダ
180 適応化プロセッサ
190、200 遅延器
203、652 レベル値
208 等化器の係数
209 適応化プロセッサ
600 チャンネル識別器
630 スライサ
631 二進信号
640 制御部
641 初期化レベル値
642 リセット信号
643 ユーザー入力
644 二進化手段選択信号
650 メモリ部
BD1 第1二進信号
BD2 第2二進信号
Claims (50)
- ビタービデコーダのレベル値の検出装置であって、
ビタービデコーダと、
入力RF信号から二進信号を生成する二進化手段と、
前記入力RF信号及び前記二進信号に基づいて前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別器とを含み、
前記チャンネル識別器は前記二進信号に基づいて入力RF信号のレベルを選択し、該当レベルの前記入力RF信号と以前の基準レベル値との平均値を取ることによって前記基準レベル値を検出することを特徴とするレベル値の検出装置。 - 前記二進化手段はスライサであることを特徴とする請求項1に記載のレベル値の検出装置。
- 前記二進化手段は前記スライサの後端に信号長さ補償器を追加的に含むことを特徴とする請求項2に記載のレベル値の検出装置。
- 前記チャンネル識別器は、
前記二進信号に基づいて選択信号を生成する選択信号生成器と、
前記選択信号によって前記入力RF信号から検出されるレベルの類型を選択するレベル選択器と、
前記選択されたレベルに対して、以前のレベル値及び選択されたレベル類型で入力された入力信号のレベル値に基づいて新たなレベル値を生成する平均値フィルタと、を含むことを特徴とする請求項3に記載のレベル値の検出装置。 - 前記選択信号生成器は、前記ビタービデコーダの出力信号をビタービデコーダのタップ数と同じ数ほど遅延させた信号をマルチプレクシングすることによって、選択信号を生成することを特徴とする請求項4に記載のレベル値の検出装置。
- 前記平均値フィルタは数式、基準レベル値=以前レベル値+(遅延された入力信号−以前レベル値)/定数、により前記基準レベル値を検出することを特徴とする請求項4に記載のレベル値の検出装置。
- データ再生装置であって、
入力RF信号から第1二進信号を生成するビタービデコーダと、
前記入力RF信号から第2二進信号を生成する二進化手段と、
前記入力RF信号のレベルを選択し、該当レベルの前記入力RF信号と以前の基準レベル値との平均値を取ることによって、前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別器とを含み、
前記チャンネル識別器は前記第1または第2二進信号のうち何れか1つを選択的に使用して前記入力RF信号のレベルを選択することを特徴とするデータ再生装置。 - 前記二進化手段はスライサであることを特徴とする請求項7に記載のデータ再生装置。
- 前記二進化手段は前記スライサの後端に信号長さ補償器を追加的に含むことを特徴とする請求項8に記載のデータ再生装置。
- 前記チャンネル識別器は、
前記二進信号に基づいて選択信号を生成する選択信号生成器と、
前記選択信号によって前記入力RF信号から検出されるレベルの類型を選択するレベル選択器と、
前記選択されたレベルに対して、以前レベル値及び選択されたレベル類型で入力された入力信号のレベル値に基づいて新たなレベル値を生成する平均値フィルタとを含むことを特徴とする請求項9に記載のデータ再生装置。 - 前記チャンネル識別器は、
制御部からの二進化手段選択信号に基づいて前記第1二進信号または前記第2二進信号のうち何れか1つを選択して前記選択信号生成器に提供する第1選択器と、
前記二進化手段選択信号に基づいて前記入力RF信号をm回遅延させた信号、または前記入力RF信号をn回遅延させた信号のうち何れか1つを選択して前記レベル選択器に提供する第2選択器とをさらに含み、
ここで、mは前記ビタービデコーダの動作による遅延時間を示し、nは前記スライサの動作による遅延時間を示すことを特徴とする請求項10に記載のデータ再生装置。 - 前記選択信号生成器は、前記ビタービデコーダの出力信号をビタービデコーダのタップ数と同じ数ほど遅延させた信号をマルチプレクシングすることによって選択信号を生成することを特徴とする請求項11に記載のデータ再生装置。
- 前記平均値フィルタは数式、基準レベル値=以前レベル値+(遅延された入力信号−以前レベル値)/定数、により前記基準レベル値を検出することを特徴とする請求項11に記載のデータ再生装置。
- ビタービデコーダを含むデータ再生装置であって、
入力RF信号から二進信号を生成する二進化手段と、
前記入力RF信号及び前記二進信号に基づいて前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別器と、
前記チャンネル識別器は、非正常状態信号の受信時、あらかじめ決定された初期化レベル値をビタービデコーダの基準レベル値として検出することを特徴とするデータ再生装置。 - 前記非正常状態の信号を受信して前記初期化レベル値を前記チャンネル識別器に伝送する制御部をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のデータ再生装置。
- 前記初期化レベル値を保存するメモリ部をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のデータ再生装置。
- 前記チャンネル識別器は、
前記二進信号に基づいて選択信号を生成する選択信号生成器と、
前記選択信号によって前記入力RF信号から検出されるレベルの類型を選択するレベル選択器と、
前記選択されたレベルに対して、以前レベル値及び選択されたレベル類型で入力された入力信号のレベル値に基づいて新たなレベル値を生成する平均値フィルタとを含むことを特徴とする請求項14に記載のデータ再生装置。 - 前記あらかじめ決定された初期化レベル値はビタービデコーダの出力二進信号が正常信号である時、前記チャンネル識別器により生成されて前記メモリ部に保存された基準レベル値であることを特徴とする請求項16に記載のデータ再生装置。
- 前記あらかじめ決定された初期化レベル値はビタービデコーダではない他の二進化手段からの二進信号に基づいて検出された基準レベル値であることを特徴とする請求項18に記載のデータ再生装置。
- 前記非正常状態信号が非活性化されれば、前記チャンネル識別器はビタービデコーダの出力二進信号に基づいて基準レベル値を生成することを特徴とする請求項19に記載のデータ再生装置。
- 前記チャンネル識別器は、
制御部からの二進化手段選択信号に基づいて前記ビタービデコーダの出力二進信号または前記スライサの出力二進信号のうち何れか1つを選択して前記選択信号生成器に提供する第1選択器と、
前記二進化手段選択信号に基づいて前記入力RF信号をm回遅延させた信号、または前記入力RF信号をn回遅延させた信号のうち何れか1つを選択して前記レベル選択器に提供する第2選択器と、をさらに含み、
ここで、mは前記ビタービデコーダの動作による遅延時間を示し、nは前記スライサの動作による遅延時間を示すことを特徴とする請求項17に記載のデータ再生装置。 - 前記二進化手段選択信号は、制御部がユーザー入力または前記非正常状態信号を受信する時に前記制御部により生成されることを特徴とする請求項21に記載のデータ再生装置。
- 前記平均値フィルタは前記制御部からリセット信号を受信すれば、制御部から初期化レベル値を受信して前記初期化レベル値を前記基準レベル値に出力し、前記リセット信号は前記制御部が前記非正常状態信号を受信した時に前記制御部により生成されたことを特徴とする請求項22に記載のデータ再生装置。
- 前記非正常状態信号は、ディスク駆動の初期に何らの信号も入力されていない時に生成された信号であることを特徴とする請求項16に記載のデータ再生装置。
- 前記非正常状態信号は、記録されたデータ内に含まれた同期信号が周期的に発見されない時に生成された信号であることを特徴とする請求項16に記載のデータ再生装置。
- 前記非正常状態信号は、入力RF信号自体の包絡線波形の欠陥を検査する欠陥検出方法により生成された信号であることを特徴とする請求項16に記載のデータ再生装置。
- 前記非正常状態信号は、前記チャンネル識別器により検出された基準レベル値の最大値から最小値を減算した波形のサイズがあらかじめ決定された臨界値以下であるか否かを検査するサイズ検査法により生成された信号であることを特徴とする請求項16に記載のデータ再生装置。
- 入力RF信号を等化させる等化器と、
前記検出された基準レベル、前記等化器の入力RF信号及び出力信号に基づいて前記等化器のフィルタリング係数を決定する適応化プロセッサとをさらに含み、
前記チャンネル識別器は前記等化器の出力信号及び前記二進信号に基づいて前記基準レベル値を検出することを特徴とする請求項16に記載のデータ再生装置。 - ビタービデコーダのレベル値の検出方法であって、
ビタービデコーディング段階と、
入力RF信号から二進信号を生成する二進信号生成段階と、
前記入力RF信号及び前記二進信号に基づいて前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別段階とを含み、
前記チャンネル識別段階は前記二進信号に基づいて入力RF信号のレベルを選択し、該当レベルの前記入力RF信号と以前の基準レベル値との平均値を取ることによって前記基準レベル値を検出する段階を含むことを特徴とするデータ再生方法。 - 前記二進信号生成段階はスライシング段階を含むことを特徴とする請求項29に記載のレベル値検出方法。
- 前記二進信号生成段階は前記スライシング段階以後、信号長補償段階を追加的に含むことを特徴とする請求項30に記載のレベル値検出方法。
- 前記チャンネル識別段階は、
前記二進信号に基づいて選択信号を生成する選択信号生成段階と、
前記選択信号によって前記入力RF信号から検出されるレベルの類型を選択するレベル選択段階と、
前記選択されたレベルに対して、以前レベル値及び選択されたレベル類型で入力された入力信号のレベル値に基づいて新たなレベル値を生成するレベル値生成段階と、を含むことを特徴とする請求項31に記載のレベル値検出方法。 - ビタービデコーダを含むデータ再生方法であって、
入力RF信号から二進信号を生成する二進信号生成段階と、
前記入力RF信号及び前記二進信号に基づいて前記ビタービデコーダの基準レベル値を検出するチャンネル識別段階と、
前記チャンネル識別段階は、非正常状態信号の受信時、あらかじめ決定された初期化レベル値をビタービデコーダの基準レベル値として検出する段階とを含むことを特徴とするデータ再生方法。 - 前記非正常状態の信号を受信して前記初期化レベル値を前記チャンネル識別器に伝送する初期化レベル値伝送段階をさらに含むことを特徴とする請求項33に記載のデータ再生方法。
- 前記初期化レベル値をメモリに保存する段階をさらに含むことを特徴とする請求項34に記載のデータ再生方法。
- 前記チャンネル識別段階は、
前記二進信号に基づいて選択信号を生成する選択信号生成段階と、
前記選択信号によって前記入力RF信号から検出されるレベルの類型を選択するレベル選択段階と、
前記選択されたレベルに対して、以前レベル値及び選択されたレベル類型で入力された入力信号のレベル値に基づいて新たなレベル値を生成するレベル値生成段階とを含むことを特徴とする請求項33に記載のデータ再生方法。 - 前記あらかじめ決定された初期化レベル値は、ビタービデコーダの出力二進信号が正常信号である時に前記チャンネル識別器により生成されて前記メモリ部に保存された基準レベル値であることを特徴とする請求項36に記載のデータ再生方法。
- 前記あらかじめ決定された初期化レベル値は、ビタービデコーダではない他の二進化手段からの二進信号に基づいて検出された基準レベル値であることを特徴とする請求項37に記載のデータ再生方法。
- 前記非正常状態信号が非活性化されれば、前記チャンネル識別段階はビタービデコーダの出力二進信号に基づいて基準レベル値を生成する段階を含むことを特徴とする請求項38に記載のデータ再生方法。
- 前記チャンネル識別段階は、
二進化手段選択信号に基づいて前記ビタービデコーダの出力二進信号または前記スライサの出力二進信号のうち何れか1つを選択する第1選択段階と、
前記二進化手段選択信号に基づいて前記入力RF信号をm回遅延させた信号、または前記入力RF信号をn回遅延させた信号のうち何れか1つを選択する第2選択段階とをさらに含み、
ここで、mは前記ビタービデコーダの動作による遅延時間を示し、nは前記スライサの動作による遅延時間を表すことを特徴とする請求項36に記載のデータ再生方法。 - 前記レベル値生成段階は、前記制御部からリセット信号を受信すれば、制御部から初期化レベル値を受信して、前記初期化レベル値を前記基準レベル値に出力する段階を含み、前記リセット信号は前記制御部が前記非正常状態信号を受信した時に生成されることを特徴とする請求項40に記載のデータ再生方法。
- 前記非正常状態信号は、ディスク駆動初期に何らの信号も入力されていない時に生成された信号であることを特徴とする請求項33に記載のデータ再生方法。
- 前記非正常状態信号は、記録されたデータ内に含まれた同期信号が周期的に発見されない時に生成された信号であることを特徴とする請求項33に記載のデータ再生方法。
- 前記非正常状態信号は、入力RF信号自体の包絡線波形の欠陥を検査する欠陥検出方法により生成された信号であることを特徴とする請求項33に記載のデータ再生方法。
- 前記非正常状態信号は、前記チャンネル識別器により検出された基準レベル値の最大値から最小値を減算した波形のサイズがあらかじめ決定された臨界値以下であるか否かを検査するサイズ検査法により生成された信号であることを特徴とする請求項33に記載のデータ再生方法。
- 前記あらかじめ決定された初期化レベル値は、正常状態で前記チャンネル識別器により検出された基準レベル値、またはユーザーにより入力される所定の値であることを特徴とする請求項14に記載の装置。
- 前記あらかじめ決定された初期化レベル値は、正常状態で前記チャンネル識別器により検出された基準レベル値またはユーザーにより入力される所定の値であることを特徴とする請求項33に記載の方法。
- 前記あらかじめ決定された初期化レベル値は前記データ再生装置内のメモリユニットに保存されることを特徴とする請求項14に記載の装置。
- ビタービデコーダのレベル値を検出するデータ再生方法において、
前記ビタービデコーダの出力信号の包絡線波形を抽出する段階と、
前記包絡線波形が所定の臨界値より少ないか否かを判断し、前記包絡線波形の振幅が前記所定の臨界値より小さな場合には非正常状態信号を決定する段階とを含むことを特徴とする方法。 - ビタービデコーダのレベル値を検出するデータ再生方法において、
波形のサイズを検査することによって、前記ビタービデコーダの検出されたレベル値の最大値から最小値を減算し、最終レベル値を出力する段階と、
前記最終レベル値が所定の臨界値より小さな場合、非正常状態信号を決定する段階とを含むことを特徴とする方法。
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