JP2005165058A - オートフォーカス装置 - Google Patents

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芳文 高橋
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Abstract

【課題】 リニアモータ方式のオートフォーカス装置において、位置センサを用いないAF用レンズの位置制御を実現し、オートフォーカス装置を小型軽量化するとともに、耐衝撃性を向上させることを目的とする。
【解決手段】 入射光を撮像素子5の受光面に結像させるAF用レンズ1と、AF用レンズ1が取り付けられ、光軸100方向に移動可能なレンズホルダ2と、レンズホルダ2を駆動するリニアモータと、レンズホルダ2の可動範囲を規制するホルダ当接部22とを備える。上記リニアモータは、マグネット4と、駆動電流に応じてレンズホルダ2に光軸100方向の駆動力を印加する駆動コイル3と、レンズホルダ2を光軸100方向に付勢するホルダバネ20とを有し、上記ホルダ当接部22は、ホルダバネ20が中立状態となる位置を含まないようにレンズホルダ2の可動範囲を規制する。
【選択図】 図1



Description

本発明は、リニアモータを用いてAF用レンズを駆動するオートフォーカス装置の改良に関する。
オートフォーカス(AF)装置は、AF用レンズを光軸方向に駆動させ、距離の異なる様々な被写体を撮像素子に結像させる装置である。AF用レンズの駆動には、ステッピングモータやリニアモータ等が用いられる。特に、駆動コイル及びマグネットを用いてAF用レンズを直線駆動するリニアモータ方式は小型化及び軽量化に適し、ビデオカメラ等のオートフォーカス装置に採用されることが少なくない(例えば、特許文献1、特許文献2)。
図17は、リニアモータ方式を採用した従来のオートフォーカス装置の構成例を示した模式図であり、被写体からの入射光の光軸100を含む断面が示されている。レンズホルダ2は、円筒形状からなる可動部材であり、その内部にはAF用レンズ1が取り付けられ、側面には駆動コイル3が取り付けられている。この駆動コイル3に駆動電流を供給すれば、マグネット4により形成された磁界と、駆動コイル3に流れる電流との相互作用によって、光軸100に平行な駆動力が駆動コイル3に生じ、レンズホルダ2を光軸100に沿って駆動することができる。
位置センサ6は、AF用レンズ1の位置検出を行うためのセンサであり、MR(Magneto Resistance)センサや、フォトインタラプタ等が用いられる。撮像素子5はCCD(Charge Coupled Device)からなり、AF用レンズ1によって結像された被写体の画像が、画像信号として出力される。
この画像信号に基づいて合焦状態を評価することができることから、自動焦点制御を行う場合であれば、AF用レンズ1を移動させながら合焦状態を評価し、被写体を撮像素子5に結像させることができるレンズ位置を判別することができる。このようなレンズ移動には、位置センサ6の検出信号が用いられる。また、固定焦点制御を行う場合には、所定の被写体距離に対応するレンズ位置にAF用レンズ1を移動させる。この場合も、位置センサ6の検出信号に基づいてレンズの駆動制御が行われる。
特開平7−239437号公報 特開2002−350716号公報
上述した通り、リニアモータ方式では、駆動コイル3に電流を供給することにより、供給電流に応じた駆動力を発生させている。このため、リニアモータ方式を用いて1の位置制御を行おうとする場合、レンズ位置を検出するための位置センサ6が必要となる。このため、オートフォーカス装置の小型化、軽量化には限界があった。
また、リニアモータ方式を採用したオートフォーカス装置の場合、駆動中のAF用レンズ1には駆動力が働いているが、所望のレンズ位置に到達した後のAF用レンズ1には、当該レンズ位置を保持しようとするトルクが働いていない。このため、カメラを振動させた場合などの様に、外部から少しの加速度が加えられてもレンズが合焦位置から簡単にずれてしまうという問題があった。つまり、リニアモータ方式を採用したオートフォーカス装置は、耐衝撃性が劣るという問題があった。
既にカメラ機能を有する携帯電話機は広く普及している。しかしながら、携帯電話機をはじめとする携帯機器には、小型化及び軽量化が求められるとともに、耐衝撃性が求められている。このため、手動式のフォーカス調整用レンズを備えた携帯電話機は従来もあったが、オートフォーカス装置を備えた携帯電話機は未だ実現されていない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、リニアモータを用いたオートフォーカス装置を小型化するとともに軽量化することを目的とする。また、この様な小型で軽量のオートフォーカス装置を安価に提供することを目的とする。
また、本発明は、リニアモータを用いたオートフォーカス装置の耐衝撃性を向上させることを目的とする。また、リニアモータを用いたオートフォーカス装置において、位置センサを用いることなく、AF用レンズの位置制御を正確に行うことを目的とする。さらに、本発明は、リニアモータを用いたオートフォーカス装置における消費電力を抑制することを目的とする。
本発明によるオートフォーカス装置は、入射光を撮像素子の受光面に結像させるAF用レンズと、AF用レンズが取り付けられ、入射光の光軸方向に移動可能なレンズホルダと、レンズホルダを駆動するリニアモータと、レンズホルダの可動範囲を規制するホルダ規制手段とを備え、上記リニアモータが、マグネットと、駆動電流に応じてレンズホルダに光軸方向の駆動力を印加する駆動コイルと、レンズホルダを光軸方向に付勢するホルダバネとを有し、上記ホルダ規制手段が、ホルダバネが中立状態となる位置を含まないようにレンズホルダの可動範囲を規制するように構成される。
ホルダバネが、レンズホルダを光軸方向に付勢するとともに、リニアモータが、駆動電流に応じて光軸方向の駆動力をレンズホルダに印加することによって、ホルダバネの付勢力と、駆動コイルの駆動力とが釣り合う位置にレンズホルダを移動させることができる。従って、位置センサを用いることなく、AF用レンズの位置制御を行うことができる。また、ホルダ規制手段が、ホルダバネが中立状態となる位置を含まないようにレンズホルダの可動範囲を規制することにより、レンズホルダに対して、ホルダバネの付勢力が常に加えられ、耐衝撃性を向上させることができる。また、AF用レンズの基準点がコイルの経時変化によって変動するのを防止することができる。
また、本発明によるオートフォーカス装置は、上記ホルダ規制手段が、駆動コイルへ電流供給を行わない状態において、AF用レンズが入射光を結像可能となる位置で、レンズホルダに当接するホルダ当接部からなる。この様な構成により、基準点を所定の被写体距離に対応させることができ、当該被写体距離で撮影を行う場合には駆動コイルに駆動電流を供給する必要がない。このため、消費電流を低減することができる。
また、本発明によるオートフォーカス装置は、上記ホルダバネが、レンズホルダを撮像素子側へ付勢し、上記ホルダ規制手段は、撮像素子側の端部において被写体距離が無限遠となるように、レンズホルダの可動範囲を規制するように構成される。この様な構成により、オーバーインフ領域を含まないように、AF用レンズの可動範囲を撮影可能な範囲のみに規制し、撮影可能な領域を狭めることなく、消費電流を低減することができる。
また、本発明によるオートフォーカス装置は、上記レンズホルダが、AF用レンズの光軸方向に関する取り付け位置を微調整することができるレンズ調整手段を備えて構成される。この様な構成により、AFレンズの基準点を所定の被写体距離に対応させることが容易になる。
また、本発明によるオートフォーカス装置は、被写体距離に対応する駆動電流値をモータ特性データとして記憶するデータ記憶手段と、ユーザにより被写体距離が指定された場合に、データ記憶手段のモータ特性データに基づいて、駆動コイルに供給する駆動電流を決定する固定焦点制御手段とを備えて構成される。この様な構成によれば、位置センサを設けることなく、固定焦点制御を行うことができる。
また、本発明によるオートフォーカス装置は、撮像素子からの出力信号を監視しながら駆動電流を変化させ、合焦状態における駆動電流値を求める自動焦点制御手段と、自動焦点制御手段の出力に基づいてモータ特性データを生成し、上記データ記憶手段に格納する特性データ生成手段とを備えて構成される。この様な構成によれば、ホルダバネのバラツキなどの個体差を考慮したモータ特性データを生成することができるため、精度よくAF用レンズの位置制御を行うことができる。
本発明によれば、リニアモータを用いたオートフォーカス装置を更に小型化、軽量化することができる。このため、携帯電話装置等の小型の携帯機器にオートフォーカス装置を搭載することができる。また、この様な小型で軽量のオートフォーカス装置を安価に提供することができる。
また、本発明によれば、リニアモータを用いたオートフォーカス装置における耐衝撃性を向上させることができる。また、リニアモータを用いたオートフォーカス装置において、位置センサを用いることなくAF用レンズの位置制御を正確に行うことができる。さらに、本発明によれば、リニアモータを用いたオートフォーカス装置における消費電力を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるオートフォーカス装置の要部の一構成例を示した模式図であり、AF光学系M1について被写体からの入射光の光軸100を含む断面が示されている。このAF光学系M1は、AF用レンズ1、レンズホルダ2、駆動コイル3、マグネット4、撮像素子5及びホルダバネ20を光学系筐体7に収容して構成される。図17に示した従来のAF光学系M3と比較すれば、位置センサ6を備えることなく構成され、ホルダバネ20及びホルダ当接部22が新たに設けられている点で異なる。
レンズホルダ2は、入射光の光軸100を中心軸とする円筒形状からなり、その中空部にはAF用レンズ1が取り付けられ、側面外側には駆動コイル3が取り付けられている。このレンズホルダ2は、光軸100方向に移動可能な可動部材であり、駆動コイル3に通電することにより光軸100方向に駆動力が印加され、光軸100に沿って前方へ繰り出される。
AF用レンズ1は、前方の被写体からの入射光を集光し、後方の撮像素子5に結像させる焦点調整のためのレンズであり、その中心軸が光軸100に一致するようにレンズホルダ2内に取り付けられている。被写体距離、つまり、撮像素子5に結像される被写体までの距離は、AF用レンズ1に固有の焦点距離と、AF用レンズ1から撮像素子5までの距離によって決まるため、レンズホルダ2を光軸100方向に移動させて被写体距離を変化させれば、焦点調整を行うことができる。
撮像素子5は、AF用レンズ1により入射光が集光される受光面を有し、受光面上に結像された平面画像を電気信号に変換する光電変換素子、例えば、CCDやCMOSイメージセンサである。
駆動コイル3及びマグネット4は、レンズホルダ2に駆動力を印加し、レンズホルダ2を駆動することができる。つまり、後述するホルダバネ20とともにリニアモータを構成している。駆動コイル3は、レンズホルダ2の側面に円周方向に巻き付けられた導電線からなる。マグネット4は、レンズホルダ2を収容する光学系筐体7の内面に取り付けられた永久磁石からなる。マグネット4は、駆動コイル3に対向させて、レンズホルダ2を取り囲むように配置されているため、駆動コイル3はマグネット4により形成される磁界内に位置している。従って、駆動コイル3に電流を供給すれば、磁界と電流の相互作用によって、光軸100に平行な駆動力が駆動コイル3に生じ、レンズホルダ2を光軸に沿って直線駆動することができる。
ホルダバネ20は、レンズホルダ2を光軸100方向に付勢するための弾性部材であり、その一端が光学系筐体7の前方壁の内面に取り付けられ、他端は可動部材であるレンズホルダ2の前方端部に取り付けられている。このホルダバネ20が中立状態よりも収縮していれば、その復元力によってレンズホルダ2は後方へ付勢される。このため、駆動コイル3に駆動電流を供給し、前方への駆動力を発生させた場合、レンズホルダ2は、当該駆動力がホルダバネ20の復元力と釣り合う位置まで移動して静止する。
つまり、このAF光学系M1は、ホルダバネ20を設けることによって、駆動電流値を決定すればレンズ位置も決まる。このため、レンズ位置に対応する駆動電流を駆動コイル3へ供給すれば、位置センサを用いることなくレンズ位置を制御することができる。また、駆動コイル3への通電中に静止しているレンズホルダ2には、同時に反対向きの2つのトルクが加えられていることから、外部から多少の加速度が加えられたとしても容易に移動することはない。また、移動したとしても、その移動量が抑制される。つまり、駆動コイル3への通電中は、カメラを振動させてもレンズ位置がずれにくく、耐衝撃性が高められている。
ホルダ当接部22は、光学系筐体7の後方壁の内面に設けられ、レンズホルダ2の後方端部を当接させて、レンズホルダ2の可動範囲を規制するホルダ規制手段であり、光学系筐体7の一部であってもよいし、別部材であってもよい。なお、被写体からの入射光を撮像素子5に到達させる光路を確保するため、ホルダ当接部22にも中空部が設けられている。このホルダ当接部22は、レンズホルダ2がホルダバネ20により後方へ付勢された状態で、かつ、AF用レンズ1が入射光を撮像素子5に結像可能な状態で、レンズホルダ2が当接するように配置されている。
つまり、駆動コイル3へ駆動電流を供給していない場合、ホルダバネ20の付勢力によって、レンズホルダ2はホルダ当接部22に当接している。このため、オートフォーカス装置の起動直後におけるレンズ位置である基準点Doは、ホルダ当接部22によって規定される。また、この基準点Doが結像可能なレンズ位置であることから、この基準点Doに対応する被写体距離を撮影しようとする場合には、駆動コイル3へ駆動電流を供給する必要がなく、消費電力を低減することができる。加えて、駆動電流を供給していない場合であっても、ホルダバネ20がレンズホルダ2を付勢しているため、駆動コイル3への非通電中も耐衝撃性が著しく低下することはない。
図中のDnは、ホルダバネ20が中立状態になるレンズ位置(中立点)を示している。中立状態とは、ホルダバネ20がレンズホルダ2に対し付勢を行わない状態であり、図1に示した様に、レンズホルダ2の一方のみにホルダバネ20を設けた場合には、当該ホルダバネ20が自然長となる状態を意味し、レンズホルダ2の前後両側にホルダバネを設けた場合であれば、両ホルダバネの反発力が釣り合っている状態を意味する。
基準点Doは、レンズホルダ2の可動範囲における後方端であることから、基準点Doを中立点Dnよりも前方にしておけば、レンズ可動範囲内において、ホルダバネ20が中立状態になることがない。このため、駆動電流の有無にかかわらず、レンズホルダ2には、ホルダバネ20のトルクが常に加えられ、全ての被写体距離について、耐衝撃性を確保することができる。
また、AF用レンズ1、撮像素子5間の距離が短くなるほど、被写体距離は長くなることから、最後方のレンズ位置である基準点Doにおいて結像可能にすれば、基準点Doでの被写体距離は無限遠となる。つまり、基準点Doから撮像素子5までの距離をAF用レンズ1の焦点距離に一致させておけばよい。
なお、図1では、ホルダバネ20をレンズホルダ2よりも前方に配置し、後方へ付勢する場合を示したが、レンズホルダ2よりも後方に配置し、レンズホルダ2を後方へ付勢させてもよい。また、レンズホルダ2の前後両方にホルダバネを取り付けて、後方へ付勢することがより望ましい。レンズホルダ2の両端部にホルダバネを取り付けることによって、レンズホルダ2が傾いてAF用レンズ1の中心軸が光軸100からずれるのを抑制することができる。
また、他の構成例としては、レンズホルダ2を前方へ付勢するホルダバネ20を設けてもよい。この場合には、ホルダ当接部22を光学系筐体7の前方壁の内面に設け、レンズホルダ2の前方端部をホルダ当接部22に当接させればよい。
図2は、図1のAF光学系M1に対する比較例を示した模式図であり、ホルダ当接部22を有しないAF光学系M2について、図1の場合と同様、入射光の光軸100を含む断面が示されている。
このAF光学系M2を用いた場合でも、位置センサ6を用いることなくAF用レンズ1の位置制御を行うことはできる。しかしながら、基準点Do及び中立点Dnが一致しているため、基準点Do付近では耐衝撃性が著しく低下してしまうという欠点がある。また、ホルダバネ20の経時変化によって基準点Doの位置が変動するという欠点もある。これに対し、図1に示したAF光学系M1は、ホルダ当接部22を備えているため、このような欠点を有していない。
図3の(a)〜(d)は、レンズ位置Dn,Do,Dfの関係を示した説明図である。図中のDfは、撮像素子5からの距離がAF用レンズ1の焦点距離に一致するレンズ位置、つまり、無限遠への合焦状態におけるレンズ位置である。(a)には、図2のAF光学系M2を用いた場合が示され、(d)には、図1のAF光学系M1を用いた場合が示されている。
(a)の場合には、基準点Doと中立点Dnが一致しているため、上述した通り、基準点Do付近では耐衝撃性が低下し、また、ホルダバネ20の経時変化によって基準点Doが変動してしまう。これに対し、(b)〜(d)の場合には、基準点Doが中立点Dnよりも前方にあるため、このような欠点を有していない。
(b)の場合、無限遠合焦点Dfが基準点Doよりも前方にある。このため、無限遠合焦点Dfから基準点Doまでは、AF用レンズ1が結像できないオーバーインフと呼ばれる領域となり、無限遠合焦点Dfよりも前方が撮影領域となる。この場合、撮影を行う際、常に基準点Doから無限遠合焦点Dfまでレンズを駆動する必要があり、(d)の場合に比べて、消費電流が大きくなるという欠点を有する。
(c)の場合、基準点Doが無限遠合焦点Dfよりも前方にある。このため、撮影領域内に無限遠合焦点Dfが入っておらず、遠方の被写体に対して合焦することができない。これに対し、(d)の場合には、基準点Do及び無限遠合焦点Dfを一致させているため、このような欠点を有していない。
図4及び図5は、AF光学系M1の詳細構成例を示した図である。図4は、AF光学系M1を構成する主要部品が示された分解斜視図であり、図5は、被写体からの入射光の光軸100を含む断面が示されている。このAF光学系M1は、レンズホルダ2の前方にホルダバネ20aが設けられ、後方にホルダバネ20bが設けられている。また、光学系筐体は、前面筐体7a及び背面筐体7bにより構成される。
ホルダバネ20a,20bは、平板金属を打ち抜き加工して形成された板バネであり、同軸の外側リング201及び内側リング202と、両リング201,202間に形成された3本の連結バネ203により構成される。各連結バネ203は互いに120度の中心角を保持しながら螺旋状に両リング201,202を連結しており、ホルダバネ20a,20bは、両リング201,202を平衡状態に保ちながら、中心軸方向に伸縮することができる。
前方のホルダバネ20aの外側リング201は、スペーサ21aにより前面筐体7aの前面内側に取り付けられ、内側リング202は、レンズホルダ2の前方端部に取り付けられている。同様にして、後方のホルダバネ20bの外側リング201は、スペーサ21bにより背面筐体7bの背面内側に取り付けられ、内側リング202は、レンズホルダ2の後方端部に取り付けられている。
また、ホルダバネ20a,20bはともに導電性を有し、外側リング201がモータ駆動部15の出力端子に接続され、内側リング202が駆動コイル3の端部に接続されている。つまり、ホルダバネ20a,20bを介して、モータ駆動部15から駆動コイル3へ駆動電流が供給される。
ホルダ当接部22は、後方のホルダバネ20bの内側リング202を介して、レンズホルダ2の後方端部に当接する。この当接状態において、前方のホルダバネ20aは中立状態よりも収縮し、後方のホルダバネ20bは中立状態よりも伸長しているため、レンズホルダ2は後方へ付勢されている。
図6は、図4のレンズホルダ2について更に詳細な構成を示した一部破断図である。レンズホルダ2やホルダ当接部22等の加工精度や組み立て精度によって、基準点Doを無限遠合焦点Dfに一致させることは容易ではない。このため、レンズホルダ2には、AF用レンズ1の取り付け位置を微調整するための調整手段が設けられている。
このレンズホルダ2は、ともに円筒形状からなり、光軸100方向に連結されるレンズ取付部2a及びレンズ微調整部2bからなる。レンズ取付部2aの中空部には、AF用レンズ1が取り付けられている。また、レンズ微調整部2bは、レンズ取付部2aの後方に回転可能に連結され、その後方端部には、調整操作を容易にするために外径を拡大させたフランジ部204が設けられている。
レンズ取付部2a及びレンズ微調整部2bは、一方の外周面と他方の内周面がネジ切り加工され、一方を他方にねじ込んで連結される。このため、レンズ取付部2a及びレンズ微調整部2bを相対的に回転させれば、AF用レンズ1からレンズホルダ2の後方端部(レンズ微調整部2bの後方端部)までの距離を微調整することができる。
図7は、図1のAF光学系M1を含むオートフォーカス装置の一構成例を示したブロック図である。このオートフォーカス装置は、AF光学系M1、信号増幅部10、カメラ信号処理部11、AF信号処理部12、AFゲート生成部13、自動焦点制御部14及びモータ駆動部15により構成される。
信号増幅部10は、撮像素子5から出力されるカメラ信号を適切な信号レベルに増幅し、カメラ信号処理部11へ出力する。カメラ信号処理部11は、カメラ信号に対し所定の信号処理を行って、画像信号を生成している。例えば、輝度信号と2つの色差信号からなる画像信号を出力している。
AF信号処理部12は、カメラ信号処理部11から出力される輝度信号に基づいて、合焦状態を評価し、AF評価信号を生成している。AFゲート生成部13は、AF信号処理部12においてAF評価が行われる際、撮影された画像領域内の一部の画像領域を評価対象として指定するAFゲート信号を生成している。
一般に、合焦状態で撮影された画像は、非合焦状態で撮影された画像に比べて、隣接する画素間の輝度差が大きく、輝度信号に高周波成分が多く含まれる。このため、輝度信号中の高周波成分を評価すれば、合焦状態を評価することができる。AF信号処理部12は、AF評価信号としてAF積算値を求めている。AF積算値とは、隣接する画素間における輝度差の和であり、AFゲート信号により指定された画像領域内について求められる。
自動焦点制御部14は、AF信号処理部12からのAF積算値に基づいて、合焦点を判別し、この合焦点に相当する駆動電流値をモータ駆動部15に指示することにより、自動焦点制御を行っている。モータ駆動部15は、自動焦点制御部14の指示に従って駆動コイル3へ駆動電流を供給している。
操作入力部16は、ユーザ操作キーなどからなり、自動焦点制御に関する指示がユーザによって入力される。ユーザが自動焦点制御の開始を指示した場合、自動焦点制御部14は、まず最初に、駆動電流値を順次に変化させてAF用レンズ1を移動させ、可動範囲全体をスキャンさせる。そして、各レンズ位置ごとに得られたAF積算値に基づいて、AF積算値が最大となるレンズ位置を合焦点と判別する。この様にして合焦点が判別された後は、駆動コイル3に対し、合焦点における駆動電流値を指示する。
図8は、AF用レンズ1を可動範囲全体にスキャンさせた場合のAF積算値の一例を示した図である。駆動電流を最小値から最大値まで所定ピッチで変化させ、各駆動電流値ごとのAF積算値を求めれば、合焦点を判別することができる。合焦点の判別後は、さらにスキャン範囲を狭めるとともに、ピッチを狭めて同様の動作を行うことにより、より正確に合焦点を判別することができる。また、その後も定期的に同様の動作を繰り返すことによって、被写体距離が変動しても合焦状態を保持することができる。
本実施の形態によれば、AF用レンズ1が取り付けられたレンズホルダ2を後方へ付勢するホルダバネ20と、レンズホルダ2に当接するホルダ当接部22を備え、このホルダ当接部22により、ホルダバネ20が中立状態にならないようにレンズホルダ2の可動範囲を規制している。このため、レンズホルダ2の可動範囲内にホルダバネ20の中立点Dnがなく、レンズホルダ2がホルダバネ20によって常に付勢され、オートフォーカス装置の耐衝撃性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、レンズホルダ2がホルダ当接部22に当接している状態において、AF用レンズ1から撮像素子5までの距離をAF用レンズ1の焦点距離に一致させ、無限遠に合焦させている。つまり、基準点Doと無限遠合焦点Dfを一致させている。このため、無限遠の被写体については、駆動コイル3に駆動電流を供給することなく撮影を行うことができる。また、他の被写体距離で撮影する場合でも、レンズホルダ2の駆動距離を短くすることができ、駆動電流を低減できるとともに、AF用レンズ1の移動時間を短縮することができる。
さらに、本実施の形態によれば、レンズホルダ2にAF用レンズ1の取り付け位置を微調整する調整手段を設けることにより、基準点Doを無限遠合焦点Dfに一致させるのを容易にしている。
実施の形態2.
実施の形態1では、自動焦点制御を行う場合について説明した。これに対し、本実施の形態では、実施の形態1によるAF光学系M1を用いて、固定焦点制御を行う場合について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2によるオートフォーカス装置の一構成例を示したブロック図である。このオートフォーカス装置は、図7(実施の形態1)の場合に比べ、固定焦点制御部30及びモータ特性記憶部31、特性データ生成部32を備えている点で異なる。
モータ特性記憶部31には、リニアモータに関する特性データが保持されている。この特性データは、被写体距離を駆動電流値に対応づけるためのデータであり、固定焦点制御が行われる際に使用される。特性データ生成部32は、自動焦点制御部14によって判別された合焦点の駆動電流値に基づいて特性データを生成し、モータ特性記憶部31に格納する。特性データの生成は、オートフォーカス装置の製造時、例えば、AF光学系の組み立て後に行われる。
固定焦点制御部30は、モータ特性記憶部31の特性データに基づいて、指定した被写体距離に合焦させる固定焦点制御を行っている。すなわち、固定焦点制御部30は、ユーザが被写体距離を指定した場合には、リニアモータの特性データに基づいて演算処理を行って、当該被写体距離に対応する駆動電流値を求め、この駆動電流値をモータ駆動部15へ出力する。例えば、操作入力部16においてユーザが接写モードを指定した場合であれば、予め定められた接写モードの被写体距離に相当する駆動電流値を出力し、AF用レンズ1を移動させる。
図10は、リニアモータのモータ特性の一例を示した図である。横軸に駆動電流iをとり、縦軸にレンズ位置Dをとって、異なる2つのリニアモータC1,C2の特性が示されている。駆動電流が供給されていない場合、ともにレンズ位置は基準点Doとなっている。このとき、レンズホルダ2はホルダバネ20により付勢されているため、リニアモータC1の場合には駆動電流i1、リニアモータC2の場合には駆動電流i2になるまでレンズ位置は変化しない。さらに駆動電流を増大させれば、駆動電流i1,i2の超過分に比例した距離だけAF用レンズ1が繰り出されるこのため、駆動電流がi3の場合に、リニアモータC1のレンズ位置はD1、リニアモータC2のレンズ位置はD2となる。
つまり、リニアモータC2は、リニアモータC1に比べて、ホルダバネ20の反発力が強いため、モータ特性の傾きが小さくなっている。しかしながら、リニアモータC2は、リニアモータC1に比べて、ホルダバネの中立点Dnが基準点Doに近いため、繰り出し開始時の駆動電流i2は、i1よりも小さくなっている。
ホルダバネ20を用いたリニアモータの場合、実施の形態1において説明した通り、駆動コイル3による駆動力と、ホルダバネ20の反発力が釣り合う位置へAF用レンズ1を駆動している。このため、そのモータ特性は、ホルダバネ20の個体差による影響を受け、比較的バラツキが大きい。従って、焦点制御を正確に行うためには、AF光学系M1の組み立て後に個体ごとのモータ特性を測定し、モータ特性記憶部31に格納しておくことが望ましい。
図11は、レンズ位置に基づいて駆動電流を求める方法の一例を説明するための説明図であり、モータ特性の一例が示されている。繰り出し開始後のモータ特性が直線である場合、基準点Do以外の2点のレンズ位置Da、Dbについて、駆動電流とレンズ位置との関係を予め測定しておけば、AF用レンズ1の繰り出し開始時の駆動電流ioと、繰り出し後の特性の傾きを求めることができる。なお、モータ特性が曲線になる場合には、3点以上のレンズ位置について、駆動電流とレンズ位置との関係を予め測定しておくことが望ましい。
図12は、レンズ位置と被写体距離との関係を示した図である。図中のLaは、被写体からAF用レンズ1までの距離、Lbは、AF用レンズ1から撮像素子5の受光面までの距離、LfはAF用レンズの焦点距離である。一般に、La、Lb及びLfには、1/La+1/Lb=1/Lfの関係が成立している。つまり、焦点距離Lfが既知であれば、被写体距離Laとレンズ位置Lbは、1対1に対応している。
従って、基準点Do以外の2点について、被写体距離と駆動電流との関係を測定しておけば、全ての被写体距離に対応する駆動電流値を求めることが可能となる。
図13は、実施の形態2による特性データの生成方法の一例について説明するための説明図であり、所定の被写体距離に実際に被写体を置いて計測された駆動電流に対するAF積算値の特性が示されている。図中のTa,Tbは、被写体距離が異なる2つの場合である。
自動焦点制御部14は、自動焦点制御時と同様にして、AF用レンズ1を可動範囲内でスキャンさせて上記特性を計測する。そして、この特性に基づいて、AF積算値のピークである合焦点σa,σbを判別し、これらの合焦点における駆動電流ia,ibを求める。特性データ生成部32は、既知の被写体距離と、これらの駆動電流値ia,ibに基づいて特性データを生成し、モータ特性記憶部31に格納する。
本実施の形態によれば、リニアモータに関する特性データを保持するモータ特性記憶部31と、モータ特性記憶部31の特性データに基づいて、指定した被写体距離に合焦させる固定焦点制御部30を備えている。このため、精度よく固定焦点制御を行うことができる。
なお、本実施の形態では、特性データ生成部32が、オートフォーカス装置の一部である場合について説明したが、本発明はこのような場合には限定されない。例えば、特性データ生成部32が、特性データの生成時にだけオートフォーカス装置に接続して使用される外部回路であってもよい。
実施の形態3.
実施の形態2では、AF積算値に基づいて特性データを生成する場合について説明した。これに対し、本実施の形態では、画角に基づいて特性データを生成する場合について説明する。
図14は、本発明の実施の形態3によるオートフォーカス装置の一構成例を示したブロック図である。このオートフォーカス装置は、図9(実施の形態2)の場合と比較すれば、特性データ生成部32に対して輝度信号が入力される点で異なる。特性データ生成部32は、カメラ信号処理部11からの輝度信号に基づいて、撮影時におけるAF用レンズ1の画角を判別し、特性データを生成している。
図15は、実施の形態3による特性データの生成方法の一例について説明するための説明図である。一般に、レンズ位置を異ならせて撮影すると画角が変化し、同じ被写体を撮影しても、撮影された画像中における被写体の大きさが変化する。被写体距離が同じであっても、レンズ位置がDbの場合には長さKaの被写体を撮影することができるが、レンズ位置Daの場合には、上記被写体の一部である長さKbの部分しか撮影することができない。
このため、所定の長さKa及びKbの図形を描いたチャートを所定の被写体距離に実際に置いて、レンズ位置を変化させながら、撮影された画像領域における図形の大きさを判別すれば、リニアモータごとの特性データが得られる。また、レンズ位置を基準点Doから順次に変化させながら輝度信号を監視し、画角が変動し始めた時の駆動電流を判別すれば、AF用レンズ1の繰り出し開始時の駆動電流ioが得られる。
なお、本実施の形態による方法と実施の形態2による方法を組み合わせて、特性データを生成することもできる。例えば、画角に基づいて繰り出し開始時の駆動電流ioを求めるとともに、1以上の任意の被写体距離についてAF積算値に基づき駆動電流を求めることにより、特性データを得ることができる。
実施の形態4.
図16は、本発明によるオートフォーカス装置を適用した撮影装置の一例を示した図であり、いわゆるカメラ付き携帯電話機が示されている。図中の50は、AF光学系M1に相当し、キー操作部51は操作入力部16に相当する。本発明によれば、AF光学系M1を更に小型軽量化することができるため、小型化、軽量化が求められる携帯機器にもオートフォーカス装置を組み込むことができる。特に、薄型筐体からなる携帯電話機に搭載されるオートフォーカス装置として好適である。
また、本発明によれば、自動焦点制御だけでなく、固定焦点制御も精度良く行うことができるため、上記携帯機器が、バーコード認識を行うための接写モードを備えている場合であれば、バーコードの読み取り精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態1によるオートフォーカス装置の要部の一構成例を示した模式図である。 図1のAF光学系M1に対する比較例を示した模式図である。 レンズ位置Dn,Do,Dfの関係を示した説明図である。 AF光学系M1を構成する主要部品が示された分解斜視図である。 被写体からの入射光の光軸100を含む断面が示されている。 図4のレンズホルダ2について更に詳細な構成を示した一部破断図である。 図1のAF光学系M1を含むオートフォーカス装置の一構成例を示したブロック図である。 AF用レンズ1を可動範囲全体にスキャンさせた場合のAF積算値の一例を示した図である。 本発明の実施の形態2によるオートフォーカス装置の一構成例を示したブロック図である。 リニアモータのモータ特性の一例を示した図である。 レンズ位置に基づいて駆動電流を求める方法の一例を説明するための説明図である。 レンズ位置と被写体距離との関係を示した図である。 実施の形態2による特性データの生成方法の一例について説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3によるオートフォーカス装置の一構成例を示したブロック図である。 実施の形態3による特性データの生成方法の一例について説明するための説明図である。 本発明によるオートフォーカス装置を適用した撮像装置の一例を示した図である。 リニアモータ方式を採用した従来のオートフォーカス装置の構成例を示した模式図である。
符号の説明
1 AF用レンズ
2 レンズホルダ
2a レンズ取付部
2b レンズ微調整部
3 駆動コイル
4 マグネット
5 撮像素子
7 光学系筐体
10 信号増幅部
11 カメラ信号処理部
12 AF信号処理部
13 AFゲート生成部
14 自動焦点制御部
15 モータ駆動部
16 操作入力部
20,20a,20b ホルダバネ
21a,21b スペーサ
22 ホルダ当接部
30 固定焦点制御部
31 モータ特性記憶部
32 特性データ生成部
100 光軸
Df 無限遠合焦点
Dn 中立点
Do 基準点
M1〜M3 AF光学系

Claims (6)

  1. 入射光を撮像素子の受光面に結像させるAF用レンズと、
    AF用レンズが取り付けられ、入射光の光軸方向に移動可能なレンズホルダと、
    レンズホルダを駆動するリニアモータと、
    レンズホルダの可動範囲を規制するホルダ規制手段とを備え、
    上記リニアモータが、マグネットと、駆動電流に応じてレンズホルダに光軸方向の駆動力を印加する駆動コイルと、レンズホルダを光軸方向に付勢するホルダバネとを有し、
    上記ホルダ規制手段が、ホルダバネが中立状態となる位置を含まないようにレンズホルダの可動範囲を規制することを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 上記ホルダ規制手段は、駆動コイルへ電流供給を行わない状態において、AF用レンズが入射光を結像可能となる位置で、レンズホルダに当接するホルダ当接部からなることを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  3. 上記ホルダバネは、レンズホルダを撮像素子側へ付勢し、
    上記ホルダ規制手段は、撮像素子側の端部において被写体距離が無限遠となるように、レンズホルダの可動範囲を規制することを特徴とする請求項2に記載のオートフォーカス装置。
  4. 上記レンズホルダは、AF用レンズの光軸方向に関する取り付け位置を微調整することができるレンズ調整手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のオートフォーカス装置。
  5. 被写体距離に対応する駆動電流値をモータ特性データとして記憶するデータ記憶手段と、
    ユーザにより被写体距離が指定された場合に、データ記憶手段のモータ特性データに基づいて、駆動コイルに供給する駆動電流を決定する固定焦点制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  6. 撮像素子からの出力信号を監視しながら駆動電流を変化させ、合焦状態における駆動電流値を求める自動焦点制御手段と、
    自動焦点制御手段の出力に基づいてモータ特性データを生成し、上記データ記憶手段に格納する特性データ生成手段とを備えたことを特徴とする請求項5に記載のオートフォーカス装置。
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