JP2005163492A - ハッチの開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハッチを開閉する際に、蓋の開閉のために必要とする空間をできる限り小さくする。
【解決手段】 断面長方形状をなすハッチHの第1の辺H1近傍に、回動アーム7を配置する。回動アーム7の基端部を、第1の辺H1と平行で水平な第1回動軸線L1を中心として回動可能に設ける。回動アーム7の先端部に、ハッチHの第1の辺H1側の前端部を開閉する第1蓋体8を固定する。第1蓋体8の後端部に、ハッチHの第2の辺H2側の後端部を開閉する第2蓋体9の前端部を、第1回動軸線Lと平行な回動軸線を有するヒンジ10を介して回動可能に連結する。ハッチHの第3及び第4の辺には、当該第3及び大4の辺に沿ってそれぞれ延びるガイドレール12を設ける。第2蓋体9の後端部には、ガイドレール12上を転動する車輪11を設ける。
【選択図】 図3


Description

この発明は、原子力発電所等の各種の躯体の床面の開口するハッチを開閉するためのハッチの開閉装置に関する。
一般に、原子力発電所の1階の床部には、ハッチが形成されている。このハッチは、地下に設けられた各階に対して物品を搬出入するためのものであり、床部を上下方向に貫通する貫通孔として形成されている。
通常、ハッチは、蓋体によって開閉されるようになっている。例えば、特許文献1に記載のものにおいては、蓋体の一端部が水平な軸線を有するヒンジをを介してハッチの内周面又はハッチ近傍の躯体に閉位置と開位置との間を回動可能に連結されている。蓋体は、閉時にはほぼ水平な状態に回動してハッチの内周面に嵌合する。これによって、ハッチを閉じる。一方、開時には他端部が鉛直方向下方に位置するように閉位置からほぼ90°下方へ回動する。これによって、ハッチを開く。
実開平6―82599号公報
上記特許文献1に記載のハッチの開閉装置においては、ハッチの開閉時に扉全体がその一端部を中心として回動する。その結果、蓋体の他端部は、蓋体の一端部から他端部までの長さを半径とする円周上を移動する。このため、蓋体の開閉に大きな空間を必要とするという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するために、躯体の床面に開口する平面視矩形状をなすハッチを開閉するためのハッチの開閉装置において、上記躯体の上記ハッチの第1の辺に沿う部位に当該第1の辺と平行である水平な第1回動軸線を中心として基端部が上下方向へ回動可能に設けられ、先端部が閉位置とこの閉位置より上方に位置する開位置との間を回動変位する回動アームと、上記ハッチの開口部のうちの上記第1の辺側に位置する一端部と上記第1の辺と平行な第2の辺側に位置する他端部とをそれぞれ開閉し、互いに隣接する一端部どうしが上記第1回動軸線と平行な第2回動軸線を中心として回動可能に連結された第1及び第2蓋体とを備え、上記回動アームの先端部が上記第1蓋体に固定され、
上記第1蓋体と上記第2蓋体とが、上記回動アームの上記閉位置と上記開位置との間の回動に伴って展開位置と折畳位置との間を変位させられ、上記第1及び第2蓋体が、上記展開位置に位置しているときにはいずれもほぼ水平な状態になって上記ハッチの一端部と他端部とをそれぞれ閉じ、上記折畳位置に位置しているときにいずれもはほぼ上下に起立した状態で上記ハッチから上方へ離間して上記ハッチの一端部と他端部とをそれぞれ開くことを特徴としている。
この場合、上記ハッチの内部の上記第1及び第2の辺と直交する第3及び第4の各辺に当該第3及び第4の各辺に沿ってそれぞれ設けられたガイド部をさらに備え、上記第2蓋体が上記展開位置とこの展開位置から上記折畳位置側へ向かって所定の距離だけ離れた位置との間に位置しているときには、上記第2蓋体の他端部の上記第2の辺に沿う方向における両側部が上記ガイド部によって上記第3及び第4の各辺に沿う方向へそれぞれ移動可能に支持されていることが望ましい。上記第1回動軸線が、上記第2回動軸線より上側に配置され、上記第2蓋体が上記展開位置近傍の所定の範囲に位置しているときには、上記第2蓋体の上記他端部が上記展開位置に位置しているときの同端部より上記第2の辺側に位置し、上記第2蓋体が上記展開位置に位置しているときには、上記第2蓋体の他端部と上記第2の辺との間に隙間が形成されており、上記躯体の上記ハッチの第2の辺に沿う部位に、第1カバーの基端部が上記第1及び第2回動軸線と平行な第3回動軸線を中心としてカバー位置と逃げ位置との間を回動可能に設けられ、上記第2蓋体と上記第1カバーとの間には、少なくとも上記第2蓋体の他端部が上記第1カバーの先端部より上記第2の辺側に位置しているときに、上記第1カバーを上記カバー位置から上記逃げ位置に回動させる第1回動手段が設けられ、上記第1カバーは、上記カバー位置に位置しているときには、上記第2の辺に沿う方向における両側部が上記第3及び第4の各辺に隣接する上記躯体の床面上に載置されるとともに、先端部が第2蓋体の上面に載置されて上記第2の辺と上記第2蓋体との間に形成される隙間を遮蔽し、上記逃げ位置に位置しているときには、上記第1カバーの先端部が上記第2蓋体から上方に離間していることが望ましい。上記第1カバーの先端部の上記第2の辺に沿う方向における両側部には、上記第2蓋体側へ向かって延び出す突出部がそれぞれ設けられ、各突出部と対向する上記第2蓋体の両側部には、上記第1カバーが上記カバー位置に位置したときに上記突出部が嵌り込む切欠き部が設けられ、上記突出部の先端面と上記切欠き部に臨む上記第2蓋体の他端面との間に隙間が形成されており、各突出部と対向する上記第2蓋体の他端部の両側部には、第2カバーの基端部が上記第1〜第3回動軸線と平行な第4回動軸線を中心として遮蔽位置と待機位置との間をそれぞれ回動可能に設けられ、上記第2蓋体には、上記第2蓋体の上記折畳位置側から上記展開位置側への変位に伴って少なくとも上記第2カバーの先端部が上記第1カバーの先端部に対して所定距離だけ上記第1の辺側に位置している状態から上記第1カバーの先端部を通過して上記第2の辺側に移動した状態までの所定の範囲において上記第2カバーを上記待機位置に位置させる第2回動手段が設けられており、上記第2カバーは、上記遮蔽位置に位置しているときには、先端部が上記第1カバーの突出部の上面に載置されて上記第2蓋体と上記突出部との間の隙間を遮蔽し、上記待機位置に位置しているときには、上記第2蓋体の上記折畳位置側から上記展開位置側への移動に伴って上記第2カバーの先端部の下側に上記第1カバーの先端部が入り込むように、上方へ回動させられていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、回動アームを閉位置と開位置との間において回動させたとき、第1及び第2蓋体は、第2回動軸線を中心として互いに回動可能であるから、二つ折り状態になって変位する。したがって、蓋体全体がその一端部を中心として回動する場合に比して、第1、第2蓋体を開くときに要する空間を狭くすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図1〜図13を参照して説明する。
まず、この発明に係るハッチの開閉装置1が開閉すべきハッチHについて説明すると、ハッチHは、原子力発電所、その他の躯体(図示せず)の床スラブSを上下に貫通する貫通孔として形成されている。ハッチHの断面形状は、図1における左右方向(以下、左右方向と称する。)の長さが図1における上下方向(以下、前後方向と称する)の長さより長い長方形になっている。ハッチHの床面Sa側の開口部には、大径孔部Haが形成されている。この大径孔部Haが形成されることにより、ハッチHの内周面に上方を向く支持面Hbが形成されている。支持面Hbは、ハッチHの内周面に沿って環状に形成されている。床面Saには、ハッチHの上端開口部に沿って環状に延びるライナーLが設けられている。
次に、この発明に係るハッチの開閉装置1について説明すると、開閉装置1はハッチHの上端開口部、つまり大径孔部Haを開閉するためのものであり、ハッチHの内周面を形成する四つの辺のうちの前側に位置する第1の辺H1に隣接する床面Saには、フレーム2が設けられている。このフレーム2には、第1の辺H1と平行な駆動軸3が回転可能に支持されている。この駆動軸3の軸線が第1回動軸線L1になっている。駆動軸3は、モータ4等の回転駆動源か、ハンドル5により手動で回転されるようになっている。駆動軸3をモータ4によって回転させるか、手動によって回転させるかの切り替えは、クラッチレバー6によって行われる。クラッチレバー6を図1に示す第1切り替え位置に位置させると、駆動軸3がモータ4によって回転駆動され、クラッチレバー6を第1切り替え位置から図1の時計方向へほぼ60°程度回動させて第2切り替え位置に位置させると、駆動軸3が手動で回転駆動される。
駆動軸3には、回動アーム7の基端部が固定されている。回動アーム7は、モータ4又は手動により駆動軸3を介して回動駆動される。回動アーム7の回動範囲は、図1、図3及び図6に示す閉位置と、この閉位置から図3において半時計方向へほぼ90°回動した図8に示す開位置との間に規制されている。回動アーム7は、基端部が駆動軸3に回転不能に連結された主部7aと、この主部7aの先端部に一体に設けられ、主部7aに対して直交する方向に突出する突出部7bとを有している。回動アーム7が閉位置に位置しているとき、主部7aは駆動軸3側からハッチH側へ向かってほぼ水平に延び、突出部7bは主部7aからほぼ鉛直下方に突出している。したがって、回動アーム7が開位置に回動すると、主部7aは、駆動軸3からほぼ鉛直上方に延び、突出部7bは主部7aの上端部からハッチH側へ向かってほぼ水平に突出する。図3及び図8に示すように、回動アーム7が開位置に回動したとき、突出部7bの先端部は、ハッチHの第1の辺H1に対して水平方向前方へ若干離間している。
ハッチHの大径孔部Haは、第1の辺H1側に位置する前端部が第1蓋体8によって開閉され、第1の辺と平行な第2の辺側に位置する後端部が第2蓋体9によって開閉されるようになっている。
第1蓋体8は、図1〜図4に示すように、上板部8aと、この上板部8aの下面に固定された補強部8bとを有している。上板部8aは、左右方向の長さが前後方向の長さより長い長方形の平板からなるものであり、左右方向の長さは、大径孔部Haの左右方向の長さより長くなっている。上板部8aの上面には、回動アーム7の突出部7bの先端部が固定されている。したがって、回動アーム7が回動すると、それに応じて第1蓋体8及び上板部8aが駆動軸3を中心として回動変位する。上板部8aは、回動アーム7が閉位置に位置しているときには、水平な状態になっている。このときの第1蓋体8の位置が展開位置である。第1蓋体8が展開位置に位置しているときには、上板部8aの前端部及び左右両側部がライナーLを介して床面Saの第1、第3、第4の各辺H1,H3,H4に沿う部分に載置されている。この結果、大径孔部Haの前側の端部が、第1蓋体8の上板部8aによって閉じられている。上板部8aは、回動アーム7が開位置に位置しているときには、後端部を上側に位置させた状態でほぼ鉛直に起立している。このときの第1蓋体8の位置が折畳位置である。
補強部8bは、上板部8aを補強することにより、第1蓋体8が展開位置に位置したときに上板部8aの中央部が下方に撓むのを防止するためのものである。補強部8bの前後方向及び左右方向の長さは、上板部8aの同方向の各長さよりそれぞれ短く設定されており、補強部8bは、その中央が上板部8aの中央とほぼ一致するように配置されている。したがって、上板部8aの外周部が補強部8bから前後左右の全方向に向かって突出している。しかも、補強部8は、第1蓋体8が展開位置に位置したとき、補強部8bの前側及び左右の各側面とハッチHの第1、第3、第4の各辺H1、H3、H4との各間に所定の大きさの隙間がそれぞれ形成されるように、その外形寸法が定められている。
図1、図3及び図5に示すように、第2蓋体9は、第1蓋体8と同様に、上板部9aと、その下面に設けられた補強部9bとを有している。上板部9aは、平面視長方形の平板によって構成されている。上板部9aの厚さ及び左右方向の長さは、第1蓋体8の上板部8aの厚さ及び左右方向の長さと同一に設定されている。しかも、上板部9aは、上板部8aに対し左右方向において同一位置に配置されている。上板部9aの前後方向の長さは、展開位置に位置しているときの上板部8aの後端面と第2の辺H2との間の距離より短く設定されている。
後述するように、第1蓋体8が展開位置に位置すると、第2蓋体9も展開位置に位置する。第2蓋体9が展開位置に位置すると、上板部9aが水平になり、その左右の両側部がライナーLを介して床面Sa上に載置される。第2蓋体9の上板部9aの厚さが第1蓋体8の上板部8aの厚さと同一であるから、第1、第2蓋体8,9が展開位置に位置すると、両者の上面(上板部8a,9aの上面)が同一水平面上に位置する。また、第2蓋体9が展開位置に位置すると、上板部9aの前端面が上板部8aの後端面にほぼ接触する。ここで、上板部9aの前後方向の長さが展開位置に位置しているときの上板部8aの後端面と第2の辺H2との間の距離より短く設定されているので、第2蓋体9が展開位置に位置すると、上板部9aの後端面と第2の辺H2との間に隙間が形成される。上板部9aは、その隙間の分を除いて大径孔部Haの後端部を閉じる。
補強部9bは、第1蓋体8の補強部8bと同様に、上板部9aを補強することにより、第2蓋体8が展開位置に位置したときに上板部9aの中央部が下方に撓むのを防止するためのものである。補強部9bの左右方向の長さは、補強部8bの左右の長さと同一に設定されており、補強部9bは左右方向において補強部8bと同一位置に配置されている。したがって、第2蓋体9が展開位置に位置したときには、補強部9bの左右の両側面と第3、第4の辺H3,H4との間には、補強部8bの左右の両側面と第3、第4の辺H3,H4との間に形成される隙間と同一の大きさの隙間が形成される。補強部9bの前後方向の長さは、上板部9aの前後方向の長さより長くなっており、その差の分だけ補強部9bの前端部が上板部9aの前端部から前方に突出している。この突出量は、第1蓋体8の上板部8aの後端部が補強部8bの後端部から後方へ突出する突出量と同一に設定されている。したがって、第1、第2蓋体8,9が展開位置に位置すると、上板部8aの補強部8bから後方へ突出した後端部が補強部9bの前端部上面に載置される。補強部9bの後端面は、上板部9aの後端面と同一平面上に位置させられている。
補強部9bの後端面には、断面L字状の型鋼からなる補助部材9cが固定されている。補助部材9cは、補強部9bの後端面の左右方向における一端から他端まで延びている。補助部材9cの上面には、耐摩耗性に冨み、かつ摩擦抵抗が小さい樹脂、例えばアクリル樹脂からなる受け板9dが固定されている。この受け板9dは、平面視における形状及び寸法が補助部材9cの上面の形状及び寸法と同一に設定されている。受け板9dの上面は、補強部9bの上面と同一平面上に位置させられている。したがって、補強部9bの後端面と第2の辺H2との間に形成される隙間は、受け板9dの前後方向における幅の分だけ狭くなっており、第2蓋体9は、実際には、受け板9dの後端面第2のと第2の辺H2との間に形成される隙間を除いて大径孔部Haの後端部を閉じている。
第2蓋体9は、第1蓋体8の展開位置と折畳位置との間の回動変位に伴って展開位置と折畳位置との間を変位するようになっている。そのために、次の構成が採用されている。すなわち、補強部9bの前端下部は、補強部8bの後端下部にヒンジ10を介して回動可能に連結されている。ヒンジ10の回動軸線(図示せず)は、回動アーム7bの回動軸線たる第1回動軸線L1と平行になっており、ヒンジ10の回動軸線が第2回動軸線になっている。図3及び図9〜図13に示すように、補強部9bの左右の両側面の後端部には、車輪11が第1回動軸線L1と平行な軸線を中心としてそれぞれ回動可能に設けられている。補強部9bの左右両側面と大径孔部Haの第3及び第4の辺H3,H4と各間には、ガイドレール(ガイド部)12がそれぞれ設けられている。各ガイドレール12,12は、その後端面から前方へ向かって水平に延びる水平部12aと、この水平部12aの前端部に連設され、前方へ向かうにしたがって上方へ向かうように傾斜する傾斜部12aとから構成されている。ガイドレール12は、支持面Hbに調節ねじ13を介して支持されており、調節ねじ13を正逆方向へ適宜に回動させることによって上下方向へ位置調節可能になっている。ガイドレール12の上下方向の位置は、第2蓋体9が展開位置に位置したときに、車輪11がガイドレール12の上面にほぼ接するように調節されている。
上記構成において、いま図6に示すように、回動アーム7が閉位置に位置し、第1、第2蓋体8,9が展開位置に位置しているものとする。回動アーム7を閉位置から開位置側へ向かって回動させると、第1蓋体8が回動変位しつつライナーLから上方へ離間する。第1蓋体8は、その後端部が前端部より上方に位置するように回動変位する。すると、図7に示すように、第1蓋体8の後端部にヒンジ10を介して回動可能に連結された第2蓋体9の前端部が、第1蓋体8の回動変位に伴って上方及び前方へ向かって移動する。第2蓋体9の前端部の前方への移動に追随して第2蓋体9の後端部が前方へ移動する。このとき、車輪11,11がガイドレール12,12の水平部12a,12a上をその後端部から前端部側へ向かって転動する。したがって、第2蓋体9は、円滑に変位することができる。回動アーム7が開位置に向かって所定の角度だけ回動するまでは、車輪11がガイドレール12の水平部12a上を転動する。回動アーム7の回動角度を越えて回動すると、車輪11がガイドレール12の傾斜部12b上を転動するようになる。回動アーム7がさらに回動すると、車輪11が傾斜部12aか上方へ離れ、第2蓋体9の前端部が第1蓋体8の後端部によりヒンジ10を介して吊り下げられた状態になる。図8に示すように、回動アーム7が開位置に達すると、第1、第2蓋体8,9が折畳位置に位置する。第1蓋体8は、その後端部が前端部より上側に位置した状態でほぼ鉛直に起立し、第2蓋体9は、その前端部が後端部より上側に位置した状態で鉛直に起立する。
回動アーム7を開位置から閉位置側へ回動させる場合において、回動アーム7を開位置から所定の角度だけ閉位置側へ回動させると、車輪11がガイドレール12の傾斜部12上に接触する。このとき、第2蓋体9は、鉛直状態になっているが、車輪11が傾斜部12に接触しているので、その状態から回動アーム7をさらに閉位置側へ回動させたとき、第2蓋体9の後端部は前方へ移動することなく、確実に後方へ移動する。したがって、第2蓋体9を折畳位置から展開位置側へ確実に変位させることができる。回動アーム7が閉位置まで回動すると、第1、第2蓋体8,9が展開位置に位置してハッチHの上端開口部(大径孔部Ha)を、その後端側の一部を除いて閉じる。後述するように、ハッチHの後端側の一部、つまり第2蓋体9の後端部とハッチHの第2の辺H2との間に形成される隙間は、防塵カバー14によって閉じられる。
ここで、仮に上板部9aの左右両側部の後端面が補強部9bの後端面と同一平面上に位置しているものとすると、第2蓋体9が図7に示す鉛直状態又は図3、図11及び図12に示す傾斜した状態で車輪11がガイドレール12の上面に接触するときに、上板部9aの左右両側部の後端部が大径孔部Ha内に入り込もうとする。ところが、上板部9aの左右の長さが大径孔部Haの左右方向の長さより長いので、上板部9aの左右両側部は、大径部Ha内に入り込むことができず、ライナーLを介して床面Saに突き当たってしまう。この結果、第2蓋体9が展開位置と折畳位置との間を変位するときには、車輪11がガイドレール12上を転動することができず、上板部9aの後端部の両側部が第3、第4の辺H3,H4に沿うライナーL上を摺動する。このため、ライナーLが上板部9aによって傷付けられたり、上板部9aの後端両側部に過大な荷重が作用して変形するおそれがある。
このような問題を回避するために、この開閉装置1においては、上板部9aの左右両側部の後端部に後端面から前方へ向かう所定長の範囲にわたって延びる切欠き部9eが形成されている。つまり、第2蓋体9が展開位置と折畳位置との間を変位するのに伴って車輪11がガイドレール12上を転動する際に、上板部9aの後端部の左右両側部がライナーLに接触するであろう範囲が切り欠かれているのである。この切欠き部9eが形成されることにより、上板部9aの後端部の幅が狭められている。上板部9aの後端部の幅は、大径孔部Haの左右方向の幅より狭くすればよいが、この実施の形態では、さらに狭くされ、補強部9bの左右方向の幅と同一にされている。換言すれば、切欠き部9eの左右方向の幅が、上板部9aが補強部9bから左右方向に突出する突出量と同一に設定されているのである。
また、上記のように、第2蓋体9の受け板9dとハッチHの第2の辺H2との間に隙間が形成されている。しかも、切欠き部9eが形成されることにより、第2蓋体9の左右両側部の後端部と第3、第4辺H3,H4との各間にも隙間が形成されている。この結果、第2蓋体9とハッチHとの後端部間には、左右に長い扁平な「凹」字状をなす隙間が形成されており、ハッチHの後端部が上方に向かって「凹」字状に開放されている。この開放部を閉じるために、防塵カバー(第1カバー)14が用いられている。
図1及び図3に示すように、防塵カバー14は、左右方向に延びる主部14aと、この主部14aの左右の両端部から前方へ突出する突出部14bとを有している。主部14aは、ハッチHの第2の辺H2に沿って配置されており、その後端部がヒンジ15を介してライナーLに回動可能に連結されている。ヒンジ15の回動軸線(図示せず)は、回動アーム7の回動軸線たる第1回動軸線L1と平行に配置されており、第3回動軸線になっている。したがって、防塵カバー14は、その前端部が後端部を中心として上下方向に回動可能になっている。主部14aの左右方向の長さは、大径孔部Haの左右方向の長さより長くなっており、防塵カバー14がほぼ水平な状態に回動すると、主部14aの左右の両側部がライナーLの第3及び第4の辺H3,H4に沿う部分に載置される。このときの防塵カバー14の回動位置がカバー位置である。防塵カバー14がカバー位置に位置したときには、主部14aの前端面が展開位置に位置している第2蓋体9の上板部9aの後端面にほぼ接触するとともに、主部14aの前端部が受け板9dの上面に載置される。この結果、第2蓋体9の後端部(受け板9dの後端部)とハッチHの第2の辺H2との間に形成される隙間が、防塵カバー14によって遮蔽される。しかも、防塵カバー14の厚さが第2蓋体9の上板部9aの厚さと同一に設定されているので、防塵カバー14がカバー位置に位置したときには、防塵カバー14の上面が第2蓋体9の上面、つまり上板部9aの上面と同一平面上に位置する。
突出部14bは、第2蓋体9が展開位置に位置したときに切欠き部9eによって形成される隙間を遮蔽するためのものであり、防塵カバー14がカバー位置に位置したときには、左側の突出部14bの左側部が第3の辺H3に沿うライナーL上に載置され、右側の突出部14bの右側部が第4の辺H4に沿うライナーL上に載置される。しかも、左側の突出部14bの右側面及び右側の突出部14bの左側面が、上板部9aの切欠き部9eに臨む左右の両側面にそれぞれほぼ接している。ただし、図10に示すように、突出部14bの先端面14cは、第2蓋体9が展開位置に位置しているときにおける上板部9aの切欠き部9eに臨む後端面9fより若干後方に位置している。したがって、防塵カバー14がカバー位置に位置したとき、突出部14bは切欠き部9eの大部分を遮蔽するが、突出部14bの先端面14cと上板部9aの後端面9fとの間には、隙間Spが形成される。
突出部14bの先端面14cを、第2蓋体9が展開位置に位置しているときにおける上板部9aの切欠き部9eに臨む後端面9fより若干後方に位置させたのは、次の理由による。すなわち、図3及び図6に示すように、第1回動軸線L1が、第2回動軸線たるヒンジ10の回動軸線より上方に配置されている。このため、回動アーム7が開位置側から閉位置側へ向かって回動する場合において、回動アーム7が閉位置に対して所定の大きさの第1角度だけ手前の位置に達すると、第2蓋体9の後端部が展開位置に位置しているときの第2蓋体9の後端部と同一位置に達する。その後、回動アーム7が閉位置に対して所定の大きさの第2角度(第2角度<第1角度)だけ手前の位置まで回動する間は、回動アーム7の閉位置側への回動に伴って第2蓋体9の後端部が展開位置を越えて後方へ移動する。その後、回動アーム7が第2角度を越えて閉位置まで回動する間は、第2蓋体9の後端部が前方へ移動する。そして、回動アーム7が閉位置に達すると、第2蓋体9が展開位置に達する。
このように、回動アーム7が閉位置近傍に位置しているときに、第2蓋体9の後端部が展開位置を越えて後方へ移動するため、仮に第2蓋体9が展開位置に位置しているときに突出部14bの先端面14cと上板部9aの後端面9fを接触させるようにすると、回動アーム7が閉位置側から開位置側へ向かって第1角度を越えて回動しようとするときに、先端面14cが後端面9fに突き当たる。その結果、第2蓋体9がそれ以上後方へ移動することができなくなってしまう。そこで、図11〜図13に示すように、補強部9aの両側面の後端部における上部には、前後方向に延びるガイド部材(ガイド部)16が設けられ、突出部14bの先端部下面には、耐摩耗性に富み、かつ摩擦抵抗の少ない材質、例えばアクリル樹脂からなるスライド部材17が設けられている。
ガイド部材16及びスライド部材17は、図11に示すように、回動アーム7が閉位置に対し第1角度より大きい所定の角度だけ手前の位置まで回動したときに、スライド部材17がガイド部材16の上面に接触するように配置されている。スライド部材17がガイド部材16に接触した状態において、回動アーム7が閉位置側へ回動し、それに伴って第2蓋体9が後方へ移動すると、スライド部材17がガイド部材16によって上方へ移動させられ、それによって防塵カバー14がカバー位置から上方へ回動させられる。防塵カバー14が上方へ最も回動したときの位置が逃げ位置である。ガイド部材16の先端面は、上板部9aの後端面9fにほとんど段差なく滑らかに連なっており、第2蓋体9が展開位置から最も後方へ移動したときには、図12に示すように、スライド部材17の一部又は全部がガイド部材16の後端部を乗り越えて上板部9a上に乗り上がる。これから明かなように、この実施の形態の開閉装置1においては、ガイド部材16、スライド部材17及び上板部9aの一部により、防塵カバー14を開閉回動させる第1回動手段18が構成されている。その後、回動アーム7が閉位置に対して第2角度だけ手前の位置に達すると、それ以降は回動アーム7の閉位置側への回動に伴って第2蓋体9が前方へ移動する。すると、スライド部材17が上板部9aから後方へ移動し、ガイド部材16上に乗る。そして、回動アーム7が閉位置に達し、第2蓋体9が展開位置に達すると、図13に示すように、スライド部材17がガイド部材16の先端部に形成された凹部16a内に入り込む。すると、防塵カバー14がカバー位置に位置することができるようになり、防塵カバー14の両側部がライナーLに載置されるとともに、前端部が受け板9dの上面に載置される。
ここで、ガイド部材16の先端部が第2蓋体9の上板部9aの後端面9fに連なっているので、凹部16aは、ガイド部材16の先端面より後方に位置している。しかも、スライド部材17の先端が防塵カバー14の突出部14bの先端面14cと前後方向において同一平面上に位置している。したがって、スライド部材17が凹部16aに入むまで第2蓋体9が前方へ移動すると、凹部16aがガイド部材16の先端から後方へ離れている分だけ第2蓋体9の後端面9fと防塵カバー14の突出部14bの先端面14cとのが前後方向に離間し、後端面9fと先端面14cとの間に隙間Spが形成される。
後端面9fと先端面14cとの間の隙間Spをそのまま放置すると、そこから各種の部材等がハッチH内に入り込み、ハッチHを通って階下に落下する危険性がある。そこで、この開閉装置1では、図9及び図13に示すように、後端面9fと先端面14cとの間の隙間Spを隙間カバー(第2カバー)19によって遮蔽するようになっている。隙間カバー19は、突出部14bとほぼ同一の左右方向の幅を有しており、左右方向において突出部14bと同一位置に配置されている。隙間カバー19の前端部は、ヒンジ20を介して第2蓋体9の上板部9aの上面に回動可能に取り付けられている。ヒンジ20の回動軸線(図示せず)は、回動アーム7の回動軸線たる第1回動軸線L1と平行に配置されており、ヒンジ20の回動軸線が第3回動軸線になっている。隙間カバー19の後端部は、後端面9fと先端面14cとの間の隙間Spを越えて突出部14bまで延びており、第2蓋体9が展開位置に位置しているときには、防塵カバー14の突出部14bの先端部上面に載置されている。このときの隙間カバー19の回動位置が遮蔽位置である。したがって、隙間カバー19は、遮蔽位置に位置すると隙間Spを遮蔽する。
上記のように、第2蓋体9が展開位置近傍に位置しているときには、防塵カバー14がカバー位置から上方へ回動しているから、少なくとも第2蓋体9が展開位置近傍に位置しているときには、防塵カバー14が隙間カバー19に突き当たらないようにするために、隙間カバー19を上方へ回動させておく必要がある。そこで、隙間カバー19近傍に位置する補強部9bの側面には、第2回動手段21が設けられている。
第2回動手段21は、図11〜図13に示すように、レバー22を有している。このレバー22は、隙間カバー19近傍に位置する補強部9bの側面に沿って配置されており、その中央部が第1回動軸線L1と平行な軸23を介して補強部9bの側面に回動可能に支持されている。したがって、レバー23は上下方向へ回動可能である。レバー22の後端部には、当接部材24が設けられている。この当接部材24と対向する上板部9aには、貫通孔9g(図10参照)が形成されている。したがって、当接部材24は、貫通孔9gを通って隙間カバー19に突き当たることが可能になっている。レバー23の前端部には、当接板25が固定されている。補強部9bの側面には、ストッパ26が上下方向へ位置調節可能に設けられている。このストッパ26に当接板25が突き当たることにより、レバー23の後端部の上方(レバー23の反時計方向)への回動限界位置が規制されている。レバー23の回動限界位置は、ストッパ26の上下方向の位置を調節することによって適宜変更可能である。
レバー22の軸23と当接板25との間に位置する部位には、下方へ向かって延びる脚部27が固定されている。この脚部26は、引っ張りばね28によって後方へ付勢されている。これにより、レバー22の後端部が上方へ回動するようにレバー22が回動付勢されており、当接板25がストッパ26に突き当たっている。この状態においては、当接部材24の上端部が貫通孔9gを貫通して上方へ突出し、隙間カバー19を上方へ回動させている。このときの隙間カバー19の回動位置が待機位置である。したがって、隙間カバー10の待機位置は、ストッパ26を上下方向へ適宜移動させてレバー23の回動限界位置を調節することによって調節可能である。
脚部26の下端部には、車輪29が回転自在に設けられている。この車輪29は、図12に示すように、展開位置近傍に位置している第2蓋体9が折畳位置側から展開位置側へ変位する場合において、防塵カバー14が逃げ位置からカバー位置側へ回動し始めると、ガイドレール12の水平部12aの上面に接するようになっている。車輪29が水平部12aに接すると、図12と図13との比較から明かなように、第2蓋体9が展開位置側へ変位するのに伴ってレバー22が引っ張りばね28の付勢力に抗して時計方向へ回動させられる。その結果、隙間カバー19が自重によって待機位置側から遮蔽位置側へ回動する。そして、第2蓋体9が展開位置に達すると隙間カバー19が遮蔽位置に達し、隙間Spを遮蔽する。逆に、第2蓋体9が展開位置から折畳位置側へ変位する場合には、第2蓋体9が折畳位置側へ変位し始めると同時に、隙間カバー19が第2回動手段21によって遮蔽位置から待機位置側へ回動させられるとともに、防塵カバー14が第1回動手段18によってカバー位置から逃げ位置側へ回動させられるが、隙間カバー19は防塵カバー14より大きく回動させられる。したがって、隙間カバー19及び防塵カバー14は、互いに干渉することなく円滑に回動することができる。
上記構成のハッチの開閉装置1によれば、第1、第2の二つの蓋体8,9によってハッチHを開閉するようになっており、二つの蓋体8,9は、展開位置に位置しているときには一つの蓋体と同様、同一平面上に位置してハッチHを閉じる。その一方、ハッチHを開くときには、二つの蓋体8,9が一直線上に並んだ状態で回動することなく、互いに折り畳まれるように変位する。したがって、ハッチHを開閉する際に第1、第2蓋体8,9が必要とする空間を狭くすることができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、ハッチHを閉じるために、第1、第2蓋体8,9の上板部8a,9aを床面SaにライナーLを介して載置しているが、展開位置に位置したときにおける上板部8a,8bの両者を合わせた大きさをハッチHの上端開口部(大径孔部Ha)の大きさと同一にすることにより、上板部8a,8bを展開位置において大径孔部Haに嵌合させるようにしてもよい。その場合には、第1、第2蓋体8,9が展開位置近傍において前後方向へほとんど移動しないようにする必要がある。そのために、回動アーム7の回動軸線たる第1回動軸線L1を、第1、第2蓋体8,9を回動可能に連結するヒンジ10の回動軸線(第2回動軸線)とほぼ同一の高さにする必要がある。
この発明の一実施の形態を示す平面図である。 図1のX−X線に沿う断面図である。 図1のY―Y線に沿う拡大断面図である。 同実施の形態において用いられている第1蓋体を示す図であって、図4(A)はその平面図、図4(B)、(C)はそれぞれ図4(A)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。 同実施の形態において用いられている第2蓋体を示す図であって、図5(A)はその平面図、図5(B)、(C)はそれぞれ図5(A)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。 回動アームが閉位置に位置したときにおける図1のZ−Z線に沿う断面図である。 回動アームが開位置の手前に位置したときにおける図1のZ−Z線に沿う断面図である。 回動アームが開位置に位置したときにおける図1のZ−Z線に沿う断面図である。 図1のA円部の拡大図である。 隙間カバーを省略した状態で示す図9と同様の図である。 第2蓋体が折畳位置側から展開位置側へ変位する場合においてスライド部材がガイド部材に接触し始めたときの状態を示す図9のX−X線に沿う拡大断面図である。 第2蓋体が最も後方へ移動したときの状態を示す図11と同様の断面図である。 第2蓋体が展開位置に位置したときの状態を示す図11と同様の断面図である。
符号の説明
H ハッチ
H1 第1の辺
H2 第2の辺
H3 第3の辺
H4 第4の辺
L1 第1回動軸線
Sa 床面
Sp 隙間
1 ハッチの開閉装置
7 回動アーム
8 第1蓋体
9 第2蓋体
9f 切欠き部
12 ガイドレール(ガイド部)
14 防塵カバー(第1カバー)
14b 突出部
18 第1回動手段
21 第2回動手段

Claims (4)

  1. 躯体の床面に開口する平面視矩形状をなすハッチを開閉するためのハッチの開閉装置において、
    上記躯体の上記ハッチの第1の辺に沿う部位に当該第1の辺と平行である水平な第1回動軸線を中心として基端部が上下方向へ回動可能に設けられ、先端部が閉位置とこの閉位置より上方に位置する開位置との間を回動変位する回動アームと、上記ハッチの開口部のうちの上記第1の辺側に位置する一端部と上記第1の辺と平行な第2の辺側に位置する他端部とをそれぞれ開閉し、互いに隣接する一端部どうしが上記第1回動軸線と平行な第2回動軸線を中心として回動可能に連結された第1及び第2蓋体とを備え、
    上記回動アームの先端部が上記第1蓋体に固定され、
    上記第1蓋体と上記第2蓋体とが、上記回動アームの上記閉位置と上記開位置との間の回動に伴って展開位置と折畳位置との間を変位させられ、
    上記第1及び第2蓋体が、上記展開位置に位置しているときにはいずれもほぼ水平な状態になって上記ハッチの一端部と他端部とをそれぞれ閉じ、上記折畳位置に位置しているときにいずれもはほぼ上下に起立した状態で上記ハッチから上方へ離間して上記ハッチの一端部と他端部とをそれぞれ開くことを特徴とするハッチの開閉装置。
  2. 上記ハッチの内部の上記第1及び第2の辺と直交する第3及び第4の各辺に当該第3及び第4の各辺に沿ってそれぞれ設けられたガイド部をさらに備え、上記第2蓋体が上記展開位置とこの展開位置から上記折畳位置側へ向かって所定の距離だけ離れた位置との間に位置しているときには、上記第2蓋体の他端部の上記第2の辺に沿う方向における両側部が上記ガイド部によって上記第3及び第4の各辺に沿う方向へそれぞれ移動可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のハッチの開閉装置。
  3. 上記第1回動軸線が、上記第2回動軸線より上側に配置され、上記第2蓋体が上記展開位置近傍の所定の範囲に位置しているときには、上記第2蓋体の上記他端部が上記展開位置に位置しているときの同端部より上記第2の辺側に位置し、上記第2蓋体が上記展開位置に位置しているときには、上記第2蓋体の他端部と上記第2の辺との間に隙間が形成されており、
    上記躯体の上記ハッチの第2の辺に沿う部位に、第1カバーの基端部が上記第1及び第2回動軸線と平行な第3回動軸線を中心としてカバー位置と逃げ位置との間を回動可能に設けられ、上記第2蓋体と上記第1カバーとの間には、少なくとも上記第2蓋体の他端部が上記第1カバーの先端部より上記第2の辺側に位置しているときに、上記第1カバーを上記カバー位置から上記逃げ位置に回動させる第1回動手段が設けられ、
    上記第1カバーは、上記カバー位置に位置しているときには、上記第2の辺に沿う方向における両側部が上記第3及び第4の各辺に隣接する上記躯体の床面上に載置されるとともに、先端部が第2蓋体の上面に載置されて上記第2の辺と上記第2蓋体との間に形成される隙間を遮蔽し、上記逃げ位置に位置しているときには、上記第1カバーの先端部が上記第2蓋体から上方に離間していることを特徴とする請求項2に記載のハッチの開閉装置。
  4. 上記第1カバーの先端部の上記第2の辺に沿う方向における両側部には、上記第2蓋体側へ向かって延び出す突出部がそれぞれ設けられ、各突出部と対向する上記第2蓋体の両側部には、上記第1カバーが上記カバー位置に位置したときに上記突出部が嵌り込む切欠き部が設けられ、上記突出部の先端面と上記切欠き部に臨む上記第2蓋体の他端面との間に隙間が形成されており、
    各突出部と対向する上記第2蓋体の他端部の両側部には、第2カバーの基端部が上記第1〜第3回動軸線と平行な第4回動軸線を中心として遮蔽位置と待機位置との間をそれぞれ回動可能に設けられ、上記第2蓋体には、上記第2蓋体の上記折畳位置側から上記展開位置側への変位に伴って少なくとも上記第2カバーの先端部が上記第1カバーの先端部に対して所定距離だけ上記第1の辺側に位置している状態から上記第1カバーの先端部を通過して上記第2の辺側に移動した状態までの所定の範囲において上記第2カバーを上記待機位置に位置させる第2回動手段が設けられており、
    上記第2カバーは、上記遮蔽位置に位置しているときには、先端部が上記第1カバーの突出部の上面に載置されて上記第2蓋体と上記突出部との間の隙間を遮蔽し、上記待機位置に位置しているときには、上記第2蓋体の上記折畳位置側から上記展開位置側への移動に伴って上記第2カバーの先端部の下側に上記第1カバーの先端部が入り込むように、上方へ回動させられていることを特徴とする請求項3に記載のハッチの開閉装置。
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WO2022264619A1 (ja) * 2021-06-15 2022-12-22 阿南電機株式会社 ハッチ

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