JP2005162190A - 車両搭載端末装置 - Google Patents

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Masaki Nakano
正樹 中野
Motoaki Satoyama
元章 里山
Yoshiaki Morimoto
義章 森本
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Abstract

【課題】車両スイッチがオフされてもその後一定時間内にオンされると判断できる状況においては、一定時間車両搭載端末装置の電源を落とさずに起動状態を保持すること。
【解決手段】車両に搭載された車載端末100において、車両の停車状況を検知する検知手段114を設け、検知手段からの出力によって車両の停車時間が短いと判断し、判断の結果、車両スイッチ118がオフになった場合においても車載端末の起動状態を一定時間間隔だけ保持する構成とする。また、車載端末において、検知手段はGPSユニット114であり、GPSユニットからの位置情報と地図情報を参照することで、車両の停車時間が短いと判断する構成とする。GPSユニットの他に、ドアセンサ115又は人感センサ116からの情報を用いることもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カーナビゲーションシステムを一例とする車両から電源供給を受ける車両搭載端末装置において、車両(イグニッション)スイッチがオフされた場合の車両搭載端末装置における電源制御に関する。
従来、車両搭載端末装置では車両スイッチがオフされると、車両搭載端末装置を起動状態に戻すのに必要な情報をバックアップした後に、車両搭載端末装置をシャットダウンさせていた。従来技術の一例として、車両スイッチをオフにした後、通信が終了するのを待ってから車両搭載端末装置をシャットダウンする方法及び装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−191803
一般に、車両搭載端末装置は、車両スイッチがオフされた後、再び車両スイッチがオンされると、オフされる前の状態に戻す為の処理が行われるために、ユーザが車両搭載端末装置を利用できるまで時間がかかるという課題があった。
また、前述した特許文献1の手法では、車載パソコンと他の車載機器とがデータ送受信可能に構成された車両内通信システムにおいて、車両スイッチ(イグニションスイッチ)のオフ時はすぐに車載機器への電源供給を停止せず、車載パソコンと車載機器とがデータ通信中の場合は、そのデータ通信が完了するまで電源供給を継続し、データ通信の完了と車載パソコンのシャットダウンを確認した上で、電源供給を停止するものであるので、電源供給の停止条件が車載内の通信に限られていて、限定的なものであった。
本発明の目的は、車両スイッチがオフされてもその後一定時間内にオンされると判断できる状況においては、一定時間車両搭載端末装置の電源を落とさずに起動状態を保持するような車両搭載端末装置及び制御方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
車両に搭載された車両搭載端末装置において、
前記車両の停車状況を検知する検知手段からの出力に基づいて、前記車両搭載端末装置の起動状態を保持する保持時間を探知し、
前記車両の車両スイッチがオフになった場合、前記オフ時点から前記探知した保持時間だけ車両搭載端末装置の起動状態を保持する構成とする。
また、前記車両搭載端末装置において、前記検知手段はGPSユニットであり、前記GPSユニットからの位置情報と地図情報を参照することで、前記保持時間を探知したり、前記検知手段は人感センサ又はドアセンサであり、前記人感センサによって前記車両内に人が居ることを検知し又は前記ドアセンサによって車両ドアの鍵が開いていることを検知することで、前記保持時間を探知する構成とする。
また、前記車両搭載端末装置において、前記車両の停車状況を意図的に表す利用者からの入力操作情報を設定し、
前記設定された入力操作情報に基づいて、前記車両搭載端末装置の起動状態を保持する保持時間を探知し、
前記車両の車両スイッチがオフになった場合、前記オフ時点から前記探知した保持時間だけ車両搭載端末装置の起動状態を保持する構成とする。
本発明によれば、車両スイッチを切って、少しの間だけ停車していても、再び車両スイッチを入れれば、すぐに車両搭載端末装置を利用することができる。
本発明の実施形態に係る車両搭載端末装置について、図1、図2及び図3を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る車両搭載端末装置及び電源管理システムの全体構成を示す図であり、図2は本実施形態に係る車両搭載端末装置の起動状態を保持する場合の条件を格納する起動状態保持条件テーブルの内容を示す図であり、図3は本実施形態に係る車両搭載端末装置の起動状態を保持するか否かの判断を行う処理のフローを示す図である。
まず最初に概説すると、本発明の要旨は、車両スイッチがオフされた場合に、その後一定時間内に車両スイッチが再びオンされると判断できる状況においては、車両に搭載された車両搭載端末装置への電源を車両スイッチオフに連動して落とさずに、車両搭載端末装置の従前の起動状態を保持するようにすることを特徴とするものである。
図1において、車載端末100は、カーナビゲーションシステムを一例とする車両に搭載する端末装置であり、二次記憶装置101、主記憶装置102、中央処理装置103、車内ネットワーク通信装置104、表示装置105、入力部106、電源制御装置117、通信装置107、を備えている。主記憶装置102には、アプリケーションプログラム108、起動状態保持制御プログラム109、起動状態保持条件テーブル110、基本制御プログラム111等が存在する。
車載端末100は、車内ネットワーク113に繋がっており、GPSユニット114、ドアセンサ115、人感センサ116等の車両の位置や状態を検知するセンサ群から車両の位置及び状態の取得が可能である。車両スイッチ118は、車両のイグニッションスイッチであり、電源制御装置117と繋がっている。電源制御装置117には、車両スイッチ状態検知部121があり、車両スイッチ118がオン・オフされたことを検知する。電源制御装置117には、車両のバッテリ119も繋がっており、バッテリ残量検知部122はバッテリの残量を検知する。電源制御装置117の電源制御部120は車載端末100の電源のオン・オフを制御する。起動状態保持制御プログラム109は、車両スイッチ118のオン・オフされたことを検知したり、バッテリ119の残量を検知したり、車載端末100の電源のオン・オフを制御したりすることができる。つまり、起動状態保持制御プログラム109は、車両スイッチ118のオフをトリガとして主記憶装置102から読み出されて中央処理装置103によって、後述する図3や図5の処理が実行されるものである。車載端末100内の各構成要素は内部バス123を通して接続されている。
図2は主記憶装置102にある起動状態保持条件テーブル110を示す図である。条件種別201は、GPSユニット114、ドアセンサ115、人感センサ116からの値の種別を区別するID等のキーである。即ち、図2に示す条件種別のAは、例えばGPSユニットからの値であることを示すキーである。
車載端末の起動状態を保持する条件としては、GPSからの値により車両の停車時間が短いであろうと判断できるコンビニ、ガソリンスタンド、駐車禁止区域で車両が停止している場合、ユーザが明示的に電源保持ボタン等を押した場合、カーナビに目的地が設定されていて途中経路で停車している場合、ドアセンサによってドアの鍵が開いている場合、車内に人がいる場合、等が考えられる。ここで、意図的な電源保持ボタンの押圧情報や、カーナビゲーションシステムを用いた目的地設定での途中経路情報は、GPSユニット(経度と緯度の位置情報を表すためのもの)、ドアセンサ、人感センサからの情報とは異なって、ユーザの意志が明確に反映されている情報である。また、起動状態保持の条件としてドアの鍵が開いている場合を挙げたが、これに代えて、ドアセンサと人感センサとに基づいて車内に人が居ない場合で且つドアの鍵が開いている場合であってもよい。
図2に示す判定条件202は、車載端末の起動状態を保持するか否かの条件(あるいは判定条件に関する数値)である。また、図2に示す保持時間203は、判定条件を満たした場合に起動状態を保持する時間である。各テーブルの行要素204は、一つの保持条件に対応している。このテーブルの行要素204は車載端末100の管理者またはユーザにより登録または変更される。
本発明の実施形態に係る車載端末100上の車両スイッチ118がオフになった時に、車載端末の終了処理を行う前に車載端末が起動した状態を保持するかどうかの判断を行う処理のフローチャートを図3に示し、その処理フローを以下に説明する。
まず、処理301において、起動状態保持制御プログラム109は、電源制御装置117にバッテリ119の残量(バッテリ電源電圧)が一定値以上あるかどうかを問い合わせ、バッテリ残量検知部122からの応答に基づいて残量がある場合は、処理302に進む。それ以外は処理307に進む。次に、処理302において、起動状態保持制御プログラム109は、起動状態保持条件テーブル110から一つの行要素204を取得する(図2参照)。
処理303で、起動状態保持条件テーブル110の最後の行でなければ、起動状態保持条件テーブル110内に処理すべき行要素が存在する場合、処理304に進む。それ以外は処理307に進む。続いて、処理304で、条件種別201の値に従い車内ネットワーク113に繋がった各種センサ(GPSユニット、ドアセンサ、人感センサなど)からの情報を取得する。
次に、処理305において、処理304にて取得した値から判定条件202により判定を行い(例えば、GPSユニットから取得した値を判定用プログラムで実行して判定を行い)、起動状態を保持すると判断した場合、処理306に進む。それ以外は処理302に進む。なお、処理302に進むのではなく、処理301に進んでバッテリ119の残量をチェックするようにしてもよい。続いて、処理306で、保持時間203で指定された時間だけ保持状態で待つ。保持時間203は、車両のスイッチ118がオフになった時間から起算する。もし、1つの条件種別において、車両スイッチ118がオフになった時間から保持時間がすでに経過している場合は、他の条件種別での判断を行うために、すぐに処理302に進む。また、処理302に進むのではなく、処理301に進みバッテリ119の残量をチェックするようにしてもよい。
このようにして、例えば、図2に示す条件種別のAからEを順に判定条件に合致するか否かをチェックし、テーブルの条件種別が一巡すれば処理307に抜けていく。具体例を挙げて説明すると、図2の条件種別A,B,C,D,Eのそれぞれの保持時間が30分,10分,20分,10分,10分であるとすると、判定種別が順にチェックされて一巡すると、最長(最大)の保持時間によって車載端末の起動状態が保持されることとなるのである(最長(最大)の保持時間の具体的設定の手法は後述する図5の処理を参照)。なお、車載端末の起動状態の保持というのは、車載端末に電源が供給されていて、車載端末が稼働(又は待機)している状態である。
次に、処理307において、車載端末の終了処理を行った後、電源制御装置117により車載端末への電源の供給を停止する。
以上のように、本発明の実施形態においては、種々の条件種別、例えばGPSからの緯度・経度の位置情報(コンビニ又はガソリンスタンドへの立ち寄り)や車載端末用電源保持ボタン(後述する図6を参照)の押圧情報等を元に車両の停車時間が短いであろうと判断することを前提とする。
ここで、条件種別の内で、ドアセンサからの出力はドアの鍵が開いていること(車両ドアのオープン状態)を検知するものであり、通常の扱いにおいては、車両のイグニションスイッチをオフしてから多少の時間経過後にドアをオープンして鍵を開けるという手順になるので、イグニションスイッチのオフ直後に図3のフローをドアセンサに適用すると、ドアセンサからはドアオープンの検知出力は得られず、ドアセンサによる保持時間が設定されない(ドアを開いた状態にしてからイグニションスイッチをオフする場合にはこの限りでない)。しかし、図3の処理302から306の循環経路に示すように条件種別の判定一巡を行うので、ドアセンサ以外の他の条件種別で起動状態の保持が一旦確保されれば、ドアセンサからの判定条件も実行されることとなるのである。
また、上述した車載端末の起動状態保持時における稼働状態に代えて、車載端末をサスペンド等の消費電力が少ない待機状態(待機状態にすれば立ち上がりも迅速になる)にするようにしても良く(コンビニ、ガソリンステンドへの立ち寄り時間間隔が予定より多少延びる場合を考慮して)、前記稼動状態の終了後に一定期間待機状態としても良い。さらに、処理307で車載端末の終了処理を行った後、さらに所定時間経過後に電源の供給を停止するようにしても良い。
また、処理301でバッテリ残量が充分でないが或る程度の残量がある場合(バッテリ残量検知部122で検知することによって)に、起動状態の保持条件を変更して処理302以下のフローに進んでも良い。即ち、保持条件変更の一例として、図2に示す保持時間を短縮しても良く、条件種別として、ユーザの意図的な電源保持ボタンの押圧検知(当該ボタンが操作されているか否か)のみを判定しても良い。
車載端末100の一つであるナビゲーション装置600にユーザの意図的な電源保持ボタンの押圧を検知する起動状態保持ボタンを取り付けた場合の例を図6に示す。起動状態保持ボタンはハードウェアボタンであったり、リモコンのボタンであったり、タッチパネル上に表示されるボタンであったりする場合などが考えられる。
次に、本実施形態に係る車載端末の起動状態保持条件をGPSユニットに基づいて判断する動作態様について、図4と図5を用いて以下説明する。図4は主記憶装置102にある起動状態保持条件テーブル110の一例である起動状態保持エリアテーブル400を示す図であり、GPSユニット114からの値のみを起動状態を保持する条件とする場合の例である。すなわち、図4は、図2に示す「条件種別A、判定条件f(a)、保持時間na」の具体例(判定条件f(a)をテーブル図4として具体化したもの)を示すものであり、GPSユニット114からの値である種別Aのテーブル例示である。
図4において、緯度経度I(401)と緯度経度II(402)は或る起動状態を保持するエリアを表す値であり、それぞれ緯度(x)、経度(y)の値を保持している。緯度経度I(401)と緯度経度II(402)でエリアの範囲(2つの具体的な緯度経度数値で囲まれる矩形エリア)を示しており、車両が或る特定の緯度(x1)・経度(y1)で停車した場合は、停車の緯度(x1)が図4のテーブルの、例えばAI(x)からAII(x)の間の値であり、停車の経度(y1)が図4のテーブルの、例えばAI(y)からAII(y)の値であるとき、車両がエリア内にいると判定し、起動状態(na)を保持すると判定する。
また、図4に示す保持時間403は、判定条件を満たした場合に起動状態を保持する時間である。各テーブルの行要素404は、一つの保持条件に対応している。このテーブルの行要素404は車載端末100の管理者またはユーザにより登録または変更されたり、車両の停車時間の履歴から登録または変更されたりし、緯度経度Iと緯度経度IIで示すエリアは、例えばコンビニ又はガソリンスタンド等がある場所に対応している。
本発明の実施形態に係る車載端末100の車両スイッチ118がオフになった時に、車載端末の終了処理を行う前にGPSユニット114からの値に基づき車載端末が起動した状態を保持するかどうかの判断を行う処理のフローチャートを図5に示し、その処理フローを以下に説明する。なお、図5に示す処理フローはGPSユニットからの信号を例として挙げているが、これに限ることはなく、基本的には図3に示す処理304,305,306を具体化したものである。
まず、処理501において、起動状態保持制御プログラム109は、GPSユニット114からの値を取得し、車両の停車位置である緯度、経度の値を得る。次に、処理502において、起動状態保持制御プログラム109は、起動状態保持エリアテーブル400から一つの行要素404を取得する(図4参照)。処理503で、起動状態保持エリアテーブル400内に処理すべき行要素404が存在するか否か(テーブルの最後か否か)を判断し、存在する場合には処理504に進む。それ以外は処理506に進む。
次に、処理504において、処理501にて取得した値から、緯度経度I(401)と緯度経度II(402)で示すエリアの範囲内であるか否かを判定し、エリア範囲内であって起動状態を保持すると判断した場合、処理505に進む、それ以外は処理502に進む。
次に、処理505で、処理502で取得した保持時間403と保持時間最大値(図2に示すテーブルで一巡した条件種別に対応する保持時間の内で最大の保持時間)を比較し、もし保持時間最大値の値の方が小さい場合、処理502で取得した保持時間403を処理506において、保持時間最大値として代入する。
ここで、処理505と処理506を設ける理由について説明すると、図4に示すエリアテーブルにおいて緯度経度の設定の仕方として、コンビニやガソリンスタンド毎に大枠のエリアを決めるとすると、或る場所に停車した場合に、図4に示す2つ又は3つのエリアに該当する場合が想定される。すなわち、図4に示す緯度経度Iと緯度経度IIとによって区画されるエリアにおいて、例えば図4の1行目のエリアと2行目のエリアの双方のエリアに、上述の停車場所が含まれるということが生じる(前記双方のエリアには重なり合う部分があり得て、この重なり合う部分に停車場所が存在する)。この場合、一のエリアでは保持時間が10分であり(例、コンビニ)、他のエリアでは保持時間が15分である(例、ガソリンスタンド)とすると、この場合の保持時間は最大値の15分を採用してこの時間を車載端末の起動状態保持時間とするのである。保持時間最大値の設定は、当初において、処理501を行う前に適宜の所定値に初期化しておき、その後は、判定条件に合致するか否かの処理504で合致する条件中の最大値を選択することとなるのである(処理505と処理506の実施によって)。
ここでは、GPSユニットからの条件種別において、停車場所が複数のエリアに該当する場合における保持時間の最大値設定につき説明したが、当然のことながら、これに限らず、図2に示す条件種別B、C、D…のように、人感センサやドアセンサや起動状態保持ボタンに対応する保持時間のうちの最大値を設定するのである。
さらに、以上の説明では、図2に示す条件種別B、C、D…を一巡して各保持時間の内の最大の保持時間(最大値)を設定するのであるが、図2に示すテーブルの保持時間をユーザが設定し終わったら自動的にテーブルの上段から保持時間の長い順に並び替えるようにしても良い。この並び替えの構成例によれば、図5に示す処理で条件に該当するものがあった時点で保持時間を設定終了することができるので、処理時間の短縮につながる。
処理507では、電源制御装置117にバッテリ119の残量(バッテリ電源電圧)が一定値以上あるかどうかを問い合わせ、残量がある場合は、処理5087に進む。それ以外は処理508に進む。続いて、処理508で、処理505で最大値の時間分起動状態を保持する。次に、処理509において、車載端末の終了処理を行った後、電源制御装置117により電源の供給を停止する。
以上のように、図5に示す処理は、複数の行要素404が条件に合致する場合、最大の保持時間403を選択する例である。合致する行要素404それぞれの保持時間403を加算して合計時間を起動状態保持時間としたり、合致するたびに保持時間に係数を掛けて加算し、条件に合致する度に起動状態保持時間が少しずつ増えるようにしたりしてもよい。
以上説明したように、本発明の実施形態は次のような構成と機能乃至作用を奏するものを含む。即ち、車両の停車時間が短いであろうと判断できる場合、車両スイッチがオフになっても、車載端末システムのシャットダウンを行わず、一定時間起動状態を保持し、一定時間内であれば車両スイッチがオンの直後でも車載端末が利用可能な状態にする。
停車時間が短いであろうと判定する手段として、GPS、ドアセンサ、人感センサ等からの車両情報を利用し、コンビニ、ガソリンスタンド、駐車禁止区域で車両が停止している場合、車両のドアの鍵が開いている状態が続く場合、また、車両に人が乗っている場合等の条件を満たすときに、停車時間が短いであろうと判断し、また、ボタン等の入力操作装置またはアプリケーションからの情報を利用し、ユーザが明示的に起動状態保持ボタン等を押した場合、車載端末上で動作するアプリケーションであるカーナビに目的地が設定されていて途中経路である場合等の条件を満たすとき停車時間が短いであろうと判断する。
停車時間が短いであろうと判断する条件と起動状態を保持する時間は、起動状態保持条件テーブルの数値に代えて、ユーザまたは端末の管理者により設定を変更してもよく、バッテリの状態等により自動的に変更してもよい。また、実際の停車時間の履歴から起動状態を保持する時間を変更してもよい。なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなくて、本発明の開示した技術的思想の範囲内において種々改変する構成を含むものである。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る車両搭載端末装置の特徴は、車両搭載端末装置が搭載される車両の状態を検知する検知手段と、前記検知手段にて検出した状態が予め設定した状態に合致するかどうかを判定する判定手段とを備え、車両スイッチがオフされても前記判定手段にて予め設定した状態に合致した場合には車両搭載端末装置の電源を所定期間保持するような制御を行う構成である。また、前記車両搭載端末装置において、前記検知手段は車両位置を検出する手段であり、前記判定手段は前記検出した車両位置が予め設定した領域にあるかどうかを判定する手段である。
また、本発明の車両搭載端末装置の特徴は、車両の停車状況を意図的に表す利用者からの入力操作情報を設定し、前記設定された入力操作情報に基づいて車両スイッチがオフされてもその後一定時間内にオンされると判断し、前記判断の結果、前記車両スイッチがオフされた場合においても前記車両搭載端末装置の起動状態を一定時間だけ保持する構成とする。
本発明の実施形態に係る車両搭載端末装置及び電源管理システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る車両搭載端末装置の起動状態を保持する場合の条件を格納する起動状態保持条件デーブルの内容を示す図である。 本実施形態に係る車両搭載端末装置の終了処理を行う前に車両搭載端末装置の起動状態を保持するか否かの判断を行う処理フローを示す図である。 本実施形態に係る車両搭載端末装置の起動状態を保持する場合の条件がGPSユニットからの値を基にする場合の起動状態保持エリアテーブルの内容を示す図である。 本実施形態に係る車両搭載端末装置の終了処理を行う前にGPSユニットからの値を基にして車両搭載端末装置の起動状態を保持するか否かの判断を行う処理のフローを示す図である。 本発明の実施形態に係る車両搭載端末装置の一例であるナビゲーション装置に起動状態保持ボタンをハードウェアボタンとして取り付けた場合の一例を示す図である。
符号の説明
100 車載端末
101 2次記憶装置
102 主記憶装置
103 中央処理装置
104 車内ネットワーク通信装置
105 表示装置
106 入力部
107 通信装置
108 アプリケーションプログラム
109 起動状態保持制御プログラム
110 起動状態保持条件テーブル
111 基本制御プログラム
112 ネットワーク
113 車内ネットワーク
114 GPSユニット
115 ドアセンサ
116 人感センサ
117 電源制御装置
118 車両スイッチ
119 バッテリ
201 条件種別
202 判定条件
203 保持時間
400 起動状態保持エリアテーブル
401 緯度経度I
402 緯度経度II
403 保持時間
600 ナビゲーション装置

Claims (14)

  1. 車両に搭載された車両搭載端末装置において、
    前記車両の停車状況を検知する検知手段からの出力に基づいて、前記車両搭載端末装置の起動状態を保持する保持時間を探知し、
    前記車両の車両スイッチがオフになった場合、前記オフ時点から前記探知した保持時間だけ車両搭載端末装置の起動状態を保持する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  2. 請求項1において、
    前記検知手段はGPSユニットであり、前記GPSユニットからの位置情報と地図情報を参照することで、前記保持時間を探知する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  3. 請求項1において、
    前記検知手段は人感センサ又はドアセンサであり、前記人感センサによって前記車両内に人が居ることを検知し又は前記ドアセンサによって車両ドアの鍵が開いていることを検知することで、前記保持時間を探知する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  4. 車両に搭載された車両搭載端末装置において、
    前記車両の停車状況を意図的に表す利用者からの入力操作情報を設定し、
    前記設定された入力操作情報に基づいて、前記車両搭載端末装置の起動状態を保持する保持時間を探知し、
    前記車両の車両スイッチがオフになった場合、前記オフ時点から前記探知した保持時間だけ車両搭載端末装置の起動状態を保持する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  5. 請求項4において、
    前記入力操作情報は、前記車両搭載端末装置の起動状態保持ボタンの操作情報であり、前記起動状態保持ボタンの操作を検知することで、前記保持時間を探知する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  6. 請求項4において、
    前記入力操作情報は、前記車両搭載端末装置上で動作するアプリケーションであるカーナビゲーションに設定された目的地と途中経路地の情報であり、前記目的地と途中経路地の情報を検知することで、前記保持時間を探知する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  7. 請求項1又は4において、
    前記車両の車両スイッチがオフになった場合における前記車両搭載端末装置の起動状態は、消費電力の少ない待機状態とする
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  8. 請求項1又は4において、
    前記車両に搭載したバッテリの残量を検出し、
    前記検出したバッテリ残量の大きさに基づいて前記車両搭載端末装置の起動状態を保持する保持条件を変更する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  9. 請求項8において、
    前記保持条件は、前記車両搭載端末装置の起動状態の保持時間であることを特徴とする車両搭載端末装置。
  10. 車両に搭載された車両搭載端末装置と、車内ネットワークを通して前記車両搭載端末装置と接続されたGPSユニット、車両ドアのスイッチ、又は人感センサを用いた停車状況の検知手段と、を備えた車両搭載端末装置システムであって、
    前記検知手段からの出力に基づいて、前記車両搭載端末装置の起動状態を保持する保持時間を探知し、
    前記車両の車両スイッチがオフになった場合、前記オフ時点から前記探知した保持時間だけ車両搭載端末装置の起動状態を保持する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置システム。
  11. 車両に搭載された車両搭載端末装置において、
    前記車両の停止している条件、状況を検知するGPSユニットを一例とする検知手段からの条件種別項目と、前記検知手段からの出力に基づいて前記車両搭載端末装置の起動状態を保持するか否かの判定を行う判定条件項目と、前記判定条件を満たしたときに前記車両搭載端末装置の起動時間を保持する保持時間項目と、からなる起動状態保持記憶手段を設け、
    前記車両の車両スイッチがオフになった場合、前記起動状態保持記憶手段の前記条件種別項目、前記判定条件項目及び前記保時間項目に基づいて、前記オフ時点から前記保持時間だけ車両搭載端末装置の起動状態を保持する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
  12. 請求項11において、
    前記条件種別項目は、前記GPSユニット、ドアセンサ、または人感センサからの出力の種別を区分するものであることを特徴とする車両搭載端末装置。
  13. 請求項12において、
    複数の条件種別項目からの出力が前記起動状態を保持すると判定された場合、各条件種別項目に対応する各保持時間の内で最大の保持時間を採用することを特徴とする車両搭載端末装置。
  14. 請求項11において、
    前記条件種別項目が前記GPSユニットからの出力であるとき、緯度経度と保持時間の対応関係を示すエリアテーブルを用い、
    車両の停止位置が複数の緯度経度のエリアに該当する場合、前記該当する緯度経度エリアに対応する各保持時間の内で最大の保持時間を採用する
    ことを特徴とする車両搭載端末装置。
JP2004172715A 2003-11-14 2004-06-10 車両搭載端末装置 Pending JP2005162190A (ja)

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