JP2005162073A - 車両用空気吹出口構造 - Google Patents

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Yoshio Sanpei
義雄 三瓶
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Abstract

【課題】 中見えを防止しつつ有効に環境風を発生させ得るようにする。
【解決手段】 インストルメントパネル2上面の車幅方向8略中央で且つ車両前後方向9略中間の位置に、左右の前席乗員11間で且つ前席乗員11の頭と天井13との間14の高さへ向けて前席乗員11へ直接当らないようにエア15を吹出すアッパベントダクトを設け、アッパベントダクトの出口部に目板状のアッパベントグリル17を配設し、アッパベントグリル17の目孔を車両前後方向9へ延びる略長孔状とするようにしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用空気吹出口構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルには、デフロスターダクトや、ベンチレータダクトなどのエアダクトに接続された空気吹出口が各種設けられている(例えば、特許文献1参照)。デフロスターダクトは、フロントウインドウガラスやサイドウインドウガラスへ直接エアを吹き付けて曇りを防止するためのエアを送給するようにしたエアダクトであり、ベンチレータダクトは、前席乗員へ直接エアを吹き付けて空調効果を得るためのエアを送給するようにしたエアダクトである。
特開2002−274155号公報
近年、上記したデフロスターダクトやベンチレータダクトとは別に、前席乗員の頭と天井との間の高さへ向けて前席乗員へ直接当らないようにエアを吹出すことにより、車室内を快適環境にするための環境風を発生させるエアを送給する、アッパベント、または、マイルドフローベントと呼ばれるエアダクトを設けることが検討されている。
しかしながら、このようなアッパベントは、各種の理由で実用化が難しいという問題があった。
例えば、アッパベントをインストルメントパネルの上面に設ける場合、物落ちを防止するために出口部に目板状のグリルなどを設ける必要があるが、このグリルの目孔の径寸法を小さくすると、設定した風軸に対してエアの吹出方向が狂ってしまい環境風にならないという問題がある。反対に、目孔の径寸法を大きくすると中見えの問題が生じるため採用が難しいという問題がある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、インストルメントパネル上面の車幅方向略中央で且つ車両前後方向略中間の位置に、左右の前席乗員間で且つ前席乗員の頭と天井との間へ向けてエアを吹出すアッパベントダクトを設け、該アッパベントダクトの出口部に目板状のアッパベントグリルを配設し、該アッパベントグリルの目孔を車両前後方向へ延びる略長孔状とした車両用空気吹出口構造を特徴としている。
請求項1の発明によれば、インストルメントパネル上面の車幅方向略中央で且つ車両前後方向略中間の位置に、左右の前席乗員間で、且つ、前席乗員の頭と天井との間へ向けてエアを吹出すアッパベントダクトを設けたことにより、フロントウインドウガラスの曇りやフロントウインドウガラスへの窓映りなどの影響を抑えつつ、環境風を発生させるための風軸を確保することができる。また、アッパベントダクトの出口部に目板状のアッパベントグリルを配設し、該アッパベントグリルの目孔を車両前後方向へ延びる略長孔状としたことにより、目孔の径寸法を抑えて物落ちを防止しつつ、設定した風軸通りの環境風を発生させることができると共に、中見えも防止することができる。
中見えを防止しつつ有効に環境風を発生させるようにするという目的を、インストルメントパネル上面の車幅方向略中央で且つ車両前後方向略中間の位置に、左右の前席乗員間で且つ前席乗員の頭と天井との間の高さへ向けて前席乗員へ直接当らないようにエアを吹出すアッパベントダクトを設け、アッパベントダクトの出口部に目板状のアッパベントグリルを配設し、アッパベントグリルの目孔を車両前後方向へ延びる略長孔状とする、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成を説明すると、自動車などの車両には、図1〜図3に示すように、車室1の前部にインストルメントパネル2が設けられる。このインストルメントパネル2の前縁部には、デフロスターダクトに接続されたデフロスターグリル3などの空気吹出口が設けられる。ここで、デフロスターダクトは、フロントウインドウガラス5やサイドウインドウガラスへ直接エアを吹き付けて曇りを防止するためのエアを送給するようにしたエアダクトである。また、インストルメントパネル2の後部には、ベンチレータダクトに接続されたベンチレータグリル6などの空気吹出口が設けられる。ここで、ベンチレータダクトは、前席乗員へ直接エアを吹き付けて空調効果を得るためのエアを送給するようにしたエアダクトである。
この実施例のものでは、上記のデフロスターダクトやベンチレータダクトとは別に、インストルメントパネル2上面の車幅方向8略中央で且つ車両前後方向9略中間の位置に、左右の前席乗員11間で且つ前席乗員11の頭と天井13との間14の高さへ向けて前席乗員11へ直接当らないようにエア15(環境風)を吹出すためのアッパベントダクト16を接続する。
そして、アッパベントダクト16の出口部に目板状のアッパベントグリル17を配設する。
更に、図4に示すように、アッパベントグリル17の目孔18を車両前後方向9へ延びる略長孔状とする。
より具体的には、図4〜図6に示すように、アッパベントダクト16の出口部とアッパベントグリル17との間には、基材19が介在されている。この基材19は、インストルメントパネル2に形成された開口2aの部分に取付けられる。この基材19には、所望の風軸を設定するため、或いは、設定された風軸に沿ってエア15を案内するための左右一対の斜面部20が形成されている。そして、アッパベントダクト16の出口部は、この斜面部20に連結されている。そして、基材19の左右一対の斜面部20間の位置には、スピーカ21が取付けられている。そして、アッパベントグリル17は、基材19の表面を覆うように取付けられていると共に、アッパベントグリル17の目孔18は、スピーカ21のサウンドホールとしても機能されるようになっている。
なお、図中、符号25はモニタである。
次に、この実施例の作用について説明する。
図1、図5に示すように、アッパベントダクト16の出口部を出たエア15は、基材19の斜面部20に案内され、アッパベントグリル17の目孔18を通って、インストルメントパネル2上面の車幅方向8略中央で且つ車両前後方向9略中間の位置から、左右の前席乗員11間で、且つ、前席乗員11の頭と天井13との間14の高さへ向けて吹出される。
この実施例によれば、インストルメントパネル2上面の車幅方向8略中央で且つ車両前後方向9略中間の位置に、左右の前席乗員11間で、且つ、前席乗員11の頭と天井13との間14の高さへ向けて前席乗員11へ直接当らないようにエア15を吹出すアッパベントダクト16の出口部を設けたことにより、フロントウインドウガラス5の曇りやフロントウインドウガラス5への窓映りなどの影響を抑えつつ、環境風を発生させるための風軸を確保することができる。
また、アッパベントダクト16の出口部に目板状のアッパベントグリル17を配設し、アッパベントグリル17の目孔18を車両前後方向9へ延びる略長孔状としたことにより、目孔18の径寸法を抑えて物落ちを防止しつつ、設定した風軸通りの環境風を発生させることができると共に、中見えも防止することができる。
即ち、アッパベントグリル17の目孔18を略長孔状とすることにより、図7に示すように、設定した風軸のまま目孔18を通るエア15の割合を多くし、目孔18の側壁に当って方向が変わるエア15’の割合を少なくすることができるので、方向が変わったエア15’によってエア15が引っ張られることが防止でき、設定した風軸を保つことができると共に、フロントウインドウガラス5の曇り発生を防止できる。これにより、エア15を有効な環境風とすることができる。
これに対し、アッパベントグリル17の目孔18を略円形状とした場合には、図8に示すように、設定した風軸のまま目孔18を通るエア15の割合が少なくなり、目孔18の側壁に当って方向が変わるエア15’の割合が多くなるので、方向が変わったエア15’によってエア15が引っ張られてしまい、設定した風軸を保てなくなってしまうと共に、フロントウインドウガラス5の曇りの原因となってしまう。
本発明の実施例の概略側面図である。 図1の平面図である。 図1の斜視図である。 図1のアッパベントグリル部分の分解斜視図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 図3のB−B線に沿った断面図である。 図4の目孔の説明図である。 目孔を円形状とした場合図7と同様の説明図である。
符号の説明
2 インストルメントパネル
8 車幅方向
9 車両前後方向
11 前席乗員
13 天井
14 前席乗員の頭と天井との間
15 エア
16 アッパベントダクト
17 アッパベントグリル
18 目孔

Claims (1)

  1. インストルメントパネル上面の車幅方向略中央で且つ車両前後方向略中間の位置に、左右の前席乗員間で且つ前席乗員の頭と天井との間へ向けてエアを吹出すアッパベントダクトを設け、該アッパベントダクトの出口部に目板状のアッパベントグリルを配設し、該アッパベントグリルの目孔を車両前後方向へ延びる略長孔状としたことを特徴とする車両用空気吹出口構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201129A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 キョーラク株式会社 車両用空調ダクト
GB2582664A (en) * 2019-03-29 2020-09-30 Dyson Technology Ltd Vehicle vent assembly

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