JP2007153072A - ダクト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調空気の風向を所望どおりの方向に導くことができ、かつ、複数の導風孔から均一な風速で空調空気を吹き出すことができるダクト装置を提供する。
【解決手段】空調装置に連結されて内部に空調空気が流通する筒状のダクトを持つダクト装置において、ダクトが内部に流入する空調空気の流れ方向に沿って延びるようにし、ダクトに空調空気の流れ方向に沿って延設されている開口部を設ける。開口部を板状かつ板厚が1.0mm以上の導風部で覆う。導風部に、空調空気の流れ方向と交叉する方向に延びダクトの内部と外界とを連通するとともに空調空気の流れ方向に沿って配列する複数の導風孔を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車に配設されている空調装置に接続され車室内に空調空気を供給するダクト装置に関する。
自動車に配設されている空調装置に接続され車室内に空調空気を供給するダクト装置としては従来より種々のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に紹介されているダクト装置はコンソールボックスのアームレストを構成する。ダクト装置の一端は接続ダクトを介して空調装置に接続されている。ダクト装置の他端には貫通孔からなる導風孔が複数個形成されている。空調装置から流出し接続ダクトを介してダクト装置に流入した空調空気は、ダクト装置の内部を流通し、導風孔を経てダクトの外界すなわち車室内に流出する。
ところで近年では、自動車の車室内を乗員にとってより快適な環境にするために、空調空気の風向を乗員に不快感を与えない方向に導く試みがなされている。例えば、乗員の頭部や胸部に空調空気を直接吹き出すと、乗員が不快感を覚える場合がある。これに対して、乗員の太股付近に空調空気を吹き出す場合には、乗員に与える不快感が軽減できる。上述したようなダクト装置の導風孔をコンソールボックスの側壁やドアに設ければ、運転席や助手席に着座した乗員(以下、単に乗員と略する)の太股付近に空調空気を吹き出すことができると考えられる。しかし、この種のダクト装置においては、ダクト装置から外界に空調空気が流出する方向(以下、空調空気の風向と呼ぶ)を制御し難く、例えば空調空気の風向を、ダクト装置に流入する空調空気の流れ方向に対して直角に導くのは困難であった。したがって、乗員の太股付近に導風孔を設けても、導風孔から流出する空調空気の大半は後部座席に向けて吹き出す。よって、乗員を充分に冷やし得る(或いは暖め得る)量の空調空気を、乗員の太股付近に吹き出すのは非常に困難であった。
さらに、乗員の身体を充分に冷やす(或いは暖める)ためには、太股が延びる方向すなわち前後方向に沿った複数箇所に空調空気を吹き出すのがよい。上述したダクト装置を前後方向に延設し、ダクト装置の延設方向に沿って複数の導風孔を設ければ、乗員の太股が延びる方向に沿った複数箇所から空調空気を吹き出すことができると考えられる。この場合には、空調空気を乗員の太股付近に均一かつ緩やかな風速で吹き出せば、乗員の身体の一部が過剰に冷やされる(あるいは過剰に暖められる)ことはなく、乗員が受ける不快感が低減すると考えられる。しかし、特許文献1に紹介されているようなダクト装置において、空調空気流れの下流側に形成されている導風孔から吹き出す空調空気の風速は、空調空気流れの上流側に形成されている導風孔から吹き出す空調空気の風速にくらべて非常に大きい。したがって、ダクト装置の延設方向に沿って設けられた複数の導風孔から空調空気を均一な風速で吹き出すのは困難であった。
特開2004−203336号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、空調空気の風向を所望どおりの方向に導くことができ、かつ、複数の導風孔から均一な風速で空調空気を吹き出すことができるダクト装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明のダクト装置は、空調装置に連結されて内部に空調空気が流通する筒状のダクトを持つダクト装置であって、ダクトは内部に流入する空調空気の流れ方向に沿って延び、空調空気の流れ方向に沿って延設されている開口部を持ち、開口部は板状の導風部で覆われ、導風部は、板厚が1.0mm以上であり、空調空気の流れ方向と交叉する方向に延びダクトの内部と外界とを連通するとともに空調空気の流れ方向に沿って配列する複数の導風孔を持つことを特徴とする。
本発明のダクト装置は、以下の構成(1)〜(8)の何れかを備えるのが好ましい。構成(1)〜(8)の複数を備えるのが望ましい。
(1)上記導風部の板厚は2.0mm以上である。
(2)各々の上記導風孔の開口面積は500mm2以下である。
(3)各々の上記導風孔の開口面積は7.0mm2以上である。
(4)上記導風部の上記外界側の面において、上記導風孔が占める割合は10〜60%である。
(5)(4)の場合、上記導風部の上記外界側の面において、上記導風孔が占める割合は20〜50%である。
(6)各々の上記導風孔は、5.0mm以上の間隔をもって形成されている。
(7)上記導風孔の開口形状は四以上の線分で囲まれた多角形である。
(8)上記導風孔の開口形状は円形である。
本発明のダクト装置では、空調装置からダクト内部に流入した空調空気は、ダクト内部を流通して開口部に到達する。開口部は複数の導風孔を持つ導風部で覆われているため、空調空気は導風孔を介して外界に流出する。ダクトは、ダクト内部に流入する空調空気の流れ方向(以下、空調空気の流入方向と略す)に沿って延びるため、ダクト内部において空調空気の乱流が生じ難い。導風孔は空調空気の流入方向と交差する方向に延び、開口部を小さな領域に区画する。このため、本発明のダクト装置では、空調空気の風向を導風孔が延びる方向に沿って精度高く導くことが可能になる。また、本発明のダクト装置では、空調空気の風向を導風孔が延びる方向に沿って精度高く導くことができるため、ダクトの延設方向(空調空気の流入方向)に沿って配列している複数の導風孔から外界に流出する空調空気の風速が均一になる。また、導風部の板厚が1.0mm以上であるため、導風孔の長さもまた1.0mm以上となり、空調空気の風向を導き得る長さになる。したがって、本発明のダクト装置では、導風孔によって空調空気の風向を所望どおりの方向に導くことができる。
本発明のダクト装置が上記構成(1)を備える場合には、導風孔の長さがさらに長くなり、空調空気の風向を所望どおりの方向に確実に導くことができる。
本発明のダクト装置が上記構成(2)を備える場合には、空調空気の風向をより所望通りに導くことができる。すなわち、各々の導風孔の開口面積を500mm2以下にすることで、開口部を導風孔によって充分に小さな領域に区画でき、空調空気の風向を導風孔が延びる方向に沿ってより精度高く導くことができる。
本発明のダクト装置が上記構成(3)を備える場合には、空調空気の風向をより所望どおりに導くことができる。すなわち、各々の導風孔の開口面積が小さい程、各々の導風孔を流通する空調空気の量は少なくなる。各々の導風孔の開口面積が過小であれば、各々の導風孔を流通する空調空気の量もまた過小になり、空調空気が導風孔を通過する際の圧損が大きくなる。よって、この場合には、各々の導風孔によって空調空気の風向を制御し難くなる。各々の導風孔の開口面積が7mm2以上であれば、各々の導風孔を流通する空調空気の量が過小になることはなく、各々の導風孔によって空調空気の風向を所望どおりの方向に導くことができる。
本発明のダクト装置が上記構成(4)を備える場合には、空調空気の風向をより所望どおりの方向に導くことができる。導風部の実開口率が10%以上であれば、導風孔を介して外界に流出する空調空気の量が充分に大きくなり、導風部に作用する圧損が充分に小さく保たれるため、空調空気の風向を精度高く制御できる。また、導風部の実開口率が大きい程、導風部の強度が低くなるが、実開口率が60%以下であれば、導風部の強度は充分に高くなる。さらに、導風部の実開口率が60%以下であれば、開口部が導風孔によって充分に小さな領域に区画される。したがって、空調空気の風向を導風孔が延びる方向に沿ってより精度高く導くことができる。
本発明のダクト装置が上記構成(5)を備える場合には、空調空気の風向をより確実に所望どおりの方向に導くことができる。
本発明のダクト装置が上記構成(6)を備える場合には、導風部を充分な強度にでき、かつ、空調空気の風向をより高精度に制御できる。すなわち、導風孔の間隔が過小であれば、導風部の強度が低下するとともに、導風孔から流出する空調空気が隣接する導風孔から流出する空調空気の風向に干渉する場合がある。各々の導風孔が5mm以上の間隔をもって形成されていれば、導風孔は充分な間隔をもって配されるため、導風部の強度は充分に高くなり、かつ、導風孔から流出する空調空気が隣接する導風孔から流出する空調空気の風向に干渉することもなくなる。
本発明のダクト装置が上記構成(7)または(8)を備える場合には、導風孔内部における空調空気が流通する領域を充分に大きくすることができる。すなわち、本発明のダクト装置において、導風孔の開口形状は円形に限らず三角形、四角形、六角形などの多角形であっても良いし、その他の形状であっても良いが、導風孔内部における空調空気が流通する領域は、空調空気が流通する方向と直交する方向の断面が円形に近似した形状となる。したがって、同じ大きさの導風孔であれば、導風孔の開口形状が円形に近いほど(あるいは数多くの線分で囲まれた多角形になるほど)、導風孔内部における空調空気が流通する領域を大きくすることができる。
以下、本発明のダクト装置を図面を基に説明する。
(実施例1)
実施例1のダクト装置は、上記構成(1)〜(6)、(8)を備える。実施例1のダクト装置は、自動車のコンソールボックスに取り付けられる。実施例1のダクト装置を模式的に表す分解斜視図を図1に示し、実施例1のダクト装置を図1中A−Aで切断した断面を模式的に表す断面図を図2に示す。実施例1のダクト装置を図1中B−Bで切断した断面を模式的に表す断面図を図2に示す。以下、本明細書において上、下、左、右、前、後とは、図1に示す上、下、左、右、前、後を指すものとする。
実施例1のダクト装置は、ダクト1と、導風部2と、整流部材3とを持つ。ダクト1は、略角筒状をなし一端部が空調装置(図略)に接続されている。ダクト1は、図2中矢印で示す空調空気の流入方向に沿って延びる。ダクト1の他端部には開口部10が形成されている。開口部10は、左右方向(空調空気の流入方向)に延設されている。開口部10は板状の導風部2で覆われている。導風部2は、左右方向(空調空気の流入方向)および上下方向(空調空気の流入方向と直交する方向)に等間隔で配列する複数の導風孔20を持つ。すなわち、導風孔20は空調空気の流入方向に沿って配列する。導風孔20は、前後方向(空調空気の流入方向と直交する方向)に延びダクト1の内部と外界とを連通する。実施例1のダクト装置では、各々の導風孔20は互いに平行に延びている。導風部2の板厚は3.0mmである。各々の導風孔20は同形に形成され、導風孔20の開口形状は正円形である。各々の導風孔20の開口径は5.0mmであり、開口面積は19.63mm2である。各々の導風孔20は、7.0mmの間隔をもって形成され、実開口率は40.1%である。
整流部材3は、開口部10と導風部2との間に配されている。整流部材3は、上下方向(空調空気の流入方向と直交する方向)に伸びる板状のガイドフィン30が左右方向(空調空気の流入方向)に沿って等間隔で複数個配列するとともに、各ガイドフィン30が枠状をなす本体部31の内部に固着されてなる。ダクト1と導風部2と整流部材3とは各々別体で形成され、固着されて一体化されている。
実施例1のダクト装置は、コンソールボックス5に取り付けられる。詳しくは、図3に示すように、コンソールボックス5にはコンソール開口50が形成されており、ダクト1は開口部10をコンソール開口50と対面させつつコンソールボックス5の後面側に固着される。コンソール開口50の後側周縁部には弾性体からなるシール部材6が固着されているため、ダクト1とコンソール開口50の周縁部とはシール部材6を介して当接する。導風部2はコンソールボックス5の前面側に配され、コンソール開口50の前側周縁部に固着されて開口部10およびコンソール開口50を覆う。整流部材3は導風部2の後側に配されるとともに、一部が開口部10の内部に保持される。
実施例1のダクト装置では、空調装置からダクト1に流入した空調空気は、ダクト1の延びる方向(空調空気の流入方向)に沿ってダクト1の内部を流通する。ダクト1の内部を流通し、開口部10に到達した空調空気は、整流部材3および導風部2を介して外界に流出する。
実施例1のダクト装置では、ダクト1が空調空気の流れ方向に沿って延びるため、ダクト1の内部において空調空気の乱流が生じ難い。導風孔20は空調空気の流入方向と交差する方向に延び、開口部10を小さな領域に区画する。このため、空調空気の風向は導風孔20が延びる方向に沿って精度高く導かれる。さらに、空調空気の風向が導風孔20の延びる方向に沿って精度高く導かれるために、ダクト1の延設方向(空調空気の流入方向)に沿って配列している複数の導風孔20から外界に流出する空調空気の風速が均一になる。なお、実施例1のダクト装置では、開口部10に到達した空調空気は整流部材3で整流されて導風部2に到達する。このため、空調空気の風向はより確実に所望どおりの方向に導かれる。
実施例1のダクト装置では、導風部2とダクト1と整流部材3とを各々別体で形成したが、一体に形成してもよい。
実施例1のダクト装置では、導風部2をコンソールボックス5の前面側に固着し、ダクト1をコンソールボックス5の後面側に固着したが、例えば、図5に示すように、ダクト1と導風部2とをコンソールボックス5の同じ面(図5では後面)に固定しても良い。この場合、コンソールボックス5にダクト1および導風部2と係止するコンソール側係止部51を設け、ダクト1にコンソール側係止部51と係止するダクト側係止部15を設ければ、ダクト1および導風部2をコンソールボックス5に容易に取付け得る。
(実施例2)
実施例2のダクト装置は、上記構成(1)〜(4)、(6)、(8)を備える。実施例2のダクト装置は、導風部の形状以外は実施例1のダクト装置と同じである。
実施例2のダクト装置における導風部の板厚は3.0mmである。各々の導風孔は同形に形成され、導風孔の開口形状は正円形である。導風孔の開口径は3.0mmであり、開口面積は7.07mm2である。各々の導風孔は、7.0mmの間隔をもって形成され、実開口率は14.4%である。
実施例2のダクト装置は、実施例1のダクト装置と同様に、ダクトが空調空気の流れ方向に沿って延びるため、ダクト内部において空調空気の乱流が生じ難い。導風孔は空調空気の流入方向と交差する方向に延び、開口部を小さな領域に区画する。このため、空調空気の風向は導風孔が延びる方向に沿って精度高く導かれ、ダクトの延設方向(空調空気の流入方向)に沿って配列している複数の導風孔から外界に流出する空調空気の風速が均一になる。
(実施例3)
実施例3のダクト装置は、上記構成(2)〜(4)、(6)、(8)を備える。実施例3のダクト装置は、導風部の形状以外は実施例1のダクト装置と同じである。
実施例3のダクト装置における導風部の板厚は1.0mmである。各々の導風孔は同形に形成され、導風孔の開口形状は正円形である。導風孔の開口径は3.0mmであり、開口面積は7.07mm2である。各々の導風孔は、7.0mmの間隔をもって形成され、実開口率は14.4%である。
実施例3のダクト装置は、実施例1のダクト装置と同様に、ダクトが空調空気の流れ方向に沿って延びるため、ダクト内部において空調空気の乱流が生じ難い。導風孔は空調空気の流入方向と交差する方向に延び、開口部を小さな領域に区画する。このため、空調空気の風向は導風孔が延びる方向に沿って精度高く導かれ、ダクトの延設方向(空調空気の流入方向)に沿って配列している複数の導風孔から外界に流出する空調空気の風速が均一になる。
(比較例)
比較例のダクト装置は、導風部の形状以外は実施例1のダクト装置と同じである。
比較例のダクト装置における導風部の板厚は10.0mmである。導風孔は上下方向(空調空気の流入方向と直交する方向)に延びるスリット状をなし、左右方向(空調空気の流入方向)に沿って配列している。各々の導風孔は互いに平行に延びている。各々の導風孔は同形に形成され、導風孔の開口形状は矩形である。導風孔の上下方向の長さは20.0mmであり、左右方向の長さは20.0mmである。各導風孔の開口面積は2000mm2である。各々の導風孔は、2.0mmの間隔をもって形成され、実開口率は91%である。
比較例のダクト装置は、実施例1のダクト装置と同様に、ダクトが空調空気の流れ方向に沿って延びるため、ダクト内部において空調空気の乱流が生じ難い。導風孔は空調空気の流入方向と交差する方向に延び、開口部を小さな領域に区画する。このため、空調空気の風向は導風孔が延びる方向に沿って精度高く導かれ、ダクトの延設方向(空調空気の流入方向)に沿って配列している複数の導風孔から外界に流出する空調空気の風速が均一になる。
(性能評価試験 風速測定試験)
実施例1〜3および比較例のダクト装置を空調装置に取り付け、ダクト装置から流出する空調空気の風速を測定した。詳しくは、開口部のなかで空調空気流入方向の最上流側の位置(a位置)、開口部のなかで空調空気流入方向の最下流側の位置(c位置)、a位置とc位置との中間の位置(b位置)の3箇所における空調空気の風速を、開口部に対面した外界側の位置にて測定した。測定装置としては風速センサを用いた。開口部と測定装置との距離は100mmであった。空調装置からダクト内部に流入した空調空気の風量は30m3/hであった。風速測定試験の結果を表1に示す。
(性能評価試験 圧損測定試験)
実施例1〜3および比較例のダクト装置を空調装置に取り付け、空調空気がダクト装置を通過する際における圧力損失(圧損)を測定した。圧損測定試験の結果を上述した風速測定試験の結果とともに表1に示す。
Figure 2007153072
表1に示すように、比較例のダクト装置では、a位置における空調空気の風速は0.8m/sであり、開口部のなかで空調空気流入方向の最上流側の位置(a位置)から対面する方向(空調空気の流入方向と直交する方向)に流出する空調空気の量は少ない。したがって、比較例のダクト装置では、空調空気の流入方向に沿って配列している複数の導風孔から外界に流出する空調空気の風速が均一でないのがわかる。
一方、実施例1〜3のダクト装置では、a位置、b位置、c位置における空調空気の風速は1.0〜2.5m/sの範囲内であり、空調空気の流入方向に沿って配列している複数の導風孔から外界に流出する空調空気の風速がほぼ均一であるのがわかる。特に、実施例1のダクト装置では、a位置、b位置、c位置における空調空気の風速がほぼ均一であるとともに1.0〜2.0m/sの範囲内に収まっている。したがって、実施例1のダクト装置を自動車に搭載するとともに、実施例1のダクト装置によって乗員の太股付近に空調空気を吹き出す場合には、乗員の太股付近に均一かつ緩やかな風速で空調空気を吹き出すことができ、乗員が受ける不快感を大きく低減できる。さらに、実施例1のダクト装置は、圧損が非常に小さい。したがって、実施例1のダクト装置によると、空調空気の風向を所望どおりの方向に確実に導くことができる。
実施例1のダクト装置を模式的に表す分解斜視図である。 実施例1のダクト装置を図1中A−Aで切断した断面を模式的に表す断面図である。 実施例1のダクト装置を図1中B−Bで切断した断面を模式的に表す断面図である。 本発明の他の形態のダクト装置を図1中B−Bと同位置で切断した断面を模式的に表す断面図である。
符号の説明
1:ダクト、2:導風部、3:整流部材、20:導風孔

Claims (9)

  1. 空調装置に連結されて内部に空調空気が流通する筒状のダクトを持つダクト装置であって、
    該ダクトは内部に流入する該空調空気の流れ方向に沿って延び、該空調空気の流れ方向に沿って延設されている開口部を持ち、
    該開口部は板状の導風部で覆われ、
    該導風部は、板厚が1.0mm以上であり、該空調空気の流れ方向と交叉する方向に延び該ダクトの内部と外界とを連通するとともに該空調空気の流れ方向に沿って配列する複数の導風孔を持つことを特徴とするダクト装置。
  2. 前記導風部の板厚は2.0mm以上である請求項1に記載のダクト装置。
  3. 各々の前記導風孔の開口面積は500mm2以下である請求項1に記載のダクト装置。
  4. 各々の前記導風孔の開口面積は7.0mm2以上である請求項1に記載のダクト装置。
  5. 前記導風部の前記外界側の面において、前記導風孔が占める割合は10〜60%である請求項1に記載のダクト装置。
  6. 前記導風部の前記外界側の面において、前記導風孔が占める割合は20〜50%である請求項5に記載のダクト装置。
  7. 各々の前記導風孔は、5.0mm以上の間隔をもって形成されている請求項1に記載のダクト装置。
  8. 前記導風孔の開口形状は四以上の線分で囲まれた多角形である請求項1に記載のダクト装置。
  9. 前記導風孔の開口形状は円形である請求項1に記載のダクト装置。
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