JP6311371B2 - 車両の空調装置 - Google Patents

車両の空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6311371B2
JP6311371B2 JP2014049789A JP2014049789A JP6311371B2 JP 6311371 B2 JP6311371 B2 JP 6311371B2 JP 2014049789 A JP2014049789 A JP 2014049789A JP 2014049789 A JP2014049789 A JP 2014049789A JP 6311371 B2 JP6311371 B2 JP 6311371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioning
convex portion
conditioning duct
air
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014049789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015174467A (ja
Inventor
智基 平山
智基 平山
孝滋 飯田
孝滋 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2014049789A priority Critical patent/JP6311371B2/ja
Priority to BR102015005039-9A priority patent/BR102015005039B1/pt
Priority to CN201510104286.2A priority patent/CN104908553B/zh
Priority to EP15158916.5A priority patent/EP2918433B1/en
Publication of JP2015174467A publication Critical patent/JP2015174467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6311371B2 publication Critical patent/JP6311371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00507Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
    • B60H1/00557Details of ducts or cables
    • B60H1/00564Details of ducts or cables of air ducts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/24Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
    • B60H1/241Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle
    • B60H1/242Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle located in the front area
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K37/00Dashboards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K2360/00Indexing scheme associated with groups B60K35/00 or B60K37/00 relating to details of instruments or dashboards
    • B60K2360/60Structural details of dashboards or instruments
    • B60K2360/65Features of dashboards
    • B60K2360/658Dashboard parts used as air ducts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

本発明は、車両の空調装置に関する。
車室の前部には、計器類の他、オーディオや空調装置といった車載機器が搭載されるインストルメントパネルが車幅方向に延在して配置されている。
そして、上方を向いたインストルメントパネルの上面部にはフロントデフロスタとして機能するフロントデフロスタ開口が設けられ、車室後方に向いたインストルメントパネルの後面部の車幅方向の両端にはサイドデフロスタとして機能するサイドデフロスタ開口が設けられている。
これら空調用開口には、空調空気を所定方向に向けて吹き出させるため、開口を仕切るように複数のフィンが同一の方向に並んで設けられるものが多い。そして、各フィンの間およびフィンと空調用開口の縁部との間は、細長形状の隙間となっている。
ところで、このような空調用開口の細長形状の隙間にカード類のような薄板状の部材が誤って挿入されると、薄板状の部材が空調用ダクト内に入り込み、取り出し難くなる不具合がある。
そこで、空調用開口の細長形状の隙間に、隙間の延在方向と直交する方向に延在する挿入防止用の複数の仕切りを隙間の延在方向に間隔をおいて形成したものがある。すなわち、フィンを格子状に設けて空調用開口の隙間を小さく分割することで、隙間から薄板状の部材が空調用ダクト内に入り込むことを防止している。
特開2006−123803号公報 特開2008−238853号公報
しかしながら、各隙間に挿入防止用の複数の仕切りを設けると、空調用開口のデザインの自由度が損なわれデザイン性を向上する上で不利となる。特に、サイドデフロスタ開口のようにインストルメントパネル後方側(車室内側)の比較的乗員に近い位置にある空調用開口の場合、目立ち易すくデザイン性への影響も大きいため、改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、薄板状の部材が空調用ダクト内に入り込むことを防止しつつ、空調用開口のデザイン性の向上を図る上で有利な車両の空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、インストルメントパネルに設けられた空調用開口と、前記空調用開口に接続する空調用ダクトとを備える車両の空調装置であって、前記空調用開口近傍の前記空調用ダクトの内部に、前記空調用開口のフィンの延設方向と交差する方向に突出され、前記空調用開口から侵入された薄板状の部材に当接して前記薄板状の部材の前記空調用ダクト内への移動を阻止する凸部を設け、前記凸部は、前記空調用ダクトの互いに対向する箇所に一対で設けられ、互いの端部同士が近接されると共に、前記一対の凸部は前記空調用ダクトの延在方向に位相をずらして配置され、前記空調用ダクトの延在方向において、空調空気の流れの下流側に位置する前記凸部の端部と、前記空調空気の流れの上流側に位置する前記凸部の端部との間に隙間が確保されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記凸部は、前記空調用ダクトの延在方向に沿って延在し、上流側に位置する前記凸部は、前記延在方向と直交する平面で前記凸部が位置する前記空調用ダクトの部分を切断した場合、前記空調用ダクト内で占める前記凸部の面積は、前記空調用ダクト内を流れる空調空気の流れの下流側に位置する前記凸部の部分から、前記空調空気の流れの上流側に位置する前記凸部の部分に向けて次第に小さくなるように形成され、下流側に位置する前記凸部は、前記延在方向と直交する平面で前記凸部が位置する前記空調用ダクトの部分を切断した場合、前記空調用ダクト内で占める前記凸部の面積は、前記空調用ダクト内を流れる空調空気の流れの上流側に位置する前記凸部の部分から、前記空調空気の流れの下流側に位置する前記凸部の部分に向けて次第に小さくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記凸部は、前記空調用ダクトを構成する壁部の一部を前記空調用ダクトの内側に変位させることで構成されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記凸部は、前記空調用ダクトと共にブロー成形により形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、車室内で誤って薄板状の部材を空調用開口に挿入した場合であっても、薄板状の部材が凸部に当接するため、薄板状の部材が空調用ダクトへ入り込むことを防止できる。したがって、空調用開口の挿入防止用に複数の仕切りを設けて隙間を小さくするなどの対策が必要なくなり、空調用開口のデザイン性の向上を図る上で有利となる。
また、凸部を空調用ダクトの1箇所に設ける場合に比べ、各凸部の空調用ダクト内に突出する量を小さくすることができるので、空調用ダクト内で占める凸部の面積を小さくすることができる。従って、空調用ダクト内の通路面積を大きく確保することができ、空調空気の流量を確保する上で有利となる。
また、上流側凸部と下流側凸部とが空調用ダクト内において干渉するおそれはなく、上流側凸部の突出高さと下流側凸部の突出高さについて高い精度が不要となり、凸部を有する空調用ダクトを安価に確実に成形する上で有利となる。
請求項記載の発明によれば、凸部によって生じる空調空気の乱れが抑制され、空調装置の空調性能を保証する上で有利となる。
請求項記載の発明によれば、空調用ダクトを構成する壁部を利用することで凸部を有する空調用ダクトを安価に確実に成形する上で有利となる。
請求項記載の発明によれば、凸部を有する空調用ダクトを安価に確実に成形する上で有利となる。
第1の実施の形態に係る車両の空調装置の空調用ダクトの斜視図である。 第1の実施の形態に係る車両の空調装置の空調用ダクトの空気吹き出し口近傍の平面図である。 (A)は図2のA矢視図、(B)は図2のBB線断面図、(C)は図2のCC線断面図である。 空調用開口に空調用ダクトが接続された状態を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る車両の空調装置の空調用開口の斜視図である。 薄板状の部材が空調用開口から空調用ダクトに差し込まれた状態を示す説明図である。 第2の実施の形態における空調用ダクトの空気吹き出し口近傍の断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図5に示すように、インストルメントパネル10は、上方を向いた上面部(不図示)と、車室後方を向いた後面部12とを備える。
上面部の中間部には、フロントウィンドシールドガラス(不図示)に空調空気を吹き出しフロントデフロスタとして機能するフロントデフロスタ開口(不図示)が設けられている。後面部12の車幅方向の両端には、サイドウィンドシールドガラス(不図示)に空調空気を吹き出しサイドデフロスタとして機能するサイドデフロスタ開口14が設けられている。
フロントデフロスタ開口とサイドデフロスタ開口14には、図1に示すように、インストルメントパネル10の内側に配置された空調用ダクト16が接続されている。
本実施の形態の車両の空調装置は、サイドデフロスタ開口14に接続する空調用ダクト16部分に適用されている。
図4、図5に示すように、サイドデフロスタ開口14は横長形状を呈し、後面部12の表面でサイドデフロスタ開口14の外周のインストルメントパネル10部分には、サイドデフロスタ開口14補強用の膨出部1202が形成され、後面部12の裏面には、空調用ダクト16嵌合用の筒部1204が突設されている。
サイドデフロスタ開口14には、空調空気をサイドウィンドシールドガラスに向けるためのフィン18が間隔をおいて複数設けられている。本実施の形態では、サイドデフロスタ開口14には、水平方向に延びる複数のフィン18が上下に並んで配置されている。
サイドデフロスタ開口14に複数のフィン18が設けられることでサイドデフロスタ開口14内には、それらフィン18の間、および、フィン18と膨出部1202との間に、それぞれ細長形状の隙間Sが形成されている。
図1に示すように、空調用ダクト16は、合成樹脂製であり、ブロー成形により形成される。
ブロー成形は、合成樹脂を溶融してパイプ状としたパリソンの外側を金型で挟み込み、パリソンの内側に空気を吹き込むことで中空状の成形品を得るものである。
空調用ダクト16は、長手方向の中間部に不図示の空調装置本体から供給される空調空気を吸い込む吸込み口1602が設けられている。
また、空調用ダクト16の長手方向の中間部に、フロントデフロスタ開口に接続される吹き出し口1604が設けられ、空調用ダクト16の長手方向の両端に、各サイドデフロスタ開口14に接続される吹き出し口1606がそれぞれ設けられている。これら吹き出し口1606はサイドデフロスタ開口14の筒部1204(図4)に嵌合され、サイドデフロスタ開口14と空調用ダクト16とが接続される。
空調用ダクト16の吹き出し口1606近傍の箇所は、サイドデフロスタ開口14とほぼ同一の輪郭となる断面で形成されており、本実施の形態では、図3(A)に示すように、高さHよりも大きい寸法の幅Wを有する横長形状の断面を呈している。
図1〜図4に示すように、空調用ダクト16の内部の吹き出し口1606の近傍、すなわち、サイドデフロスタ開口14近傍の位置には、サイドデフロスタ開口14のフィン18の延設方向と交差する方向に突出される凸部20が設けられている。本実施の形態では、凸部20は、フィン18と直交するように、高さH方向、つまり上下方向に突出されている。この凸部20は、サイドデフロスタ開口14から挿入された薄板状の部材2に当接し空調用ダクト16内への侵入を阻止する機能を有している。
ここで、薄板状の部材2とは、クレジットカードや電子マネーカードなどの各種のカードである。
本実施の形態では、凸部20は、フィン18と直交するように、高さH方向、つまり上下方向に突出されており、空調用ダクト16の上壁から下方に突出される上側凸部20Aと、下壁から上方に突出される下側凸部20Aとで構成されている。また、上側凸部20Aと下側凸部20Bは、空調用ダクト16の幅W方向の中間部で高さH方向(上下方向)において互いに対向する箇所にそれぞれ設けられている。つまり、上下方向で互いに対向する凸部20が一対で設けられている。
このように、凸部20を上側凸部20Aと下側凸部20Bで構成し互いに対向するように配置することで、それぞれの凸部20(上側凸部20Aおよび下側凸部20B)の突出量、すなわち高さH方向(上下方向)での長さを短くすることができる。凸部20(上側凸部20Aおよび下側凸部20B)の突出量を抑えることで、凸部20の横幅を小さくすることができるので、凸部20を一つで構成する場合と比べて、空調用ダクト16内の通路面積を広く確保することができる。
凸部20は、空調用ダクト16の吹き出し口1606から所定の距離だけ内側の箇所に設けられている。ここで、所定の距離とは、サイドデフロスタ開口14から挿入された薄板状の部材2が凸部に当接して空調用ダクト16内に完全入り込まないよう設定された距離である。
凸部20は、空調用ダクト16を構成する壁部が空調用ダクト16の内側に変位することで構成されている。
したがって、空調用ダクト16を構成する壁部を利用することで凸部20を有する空調用ダクト16を安価に確実に成形する上で有利となる。
本実施の形態では、凸部20は、空調用ダクト16と共にブロー成形により形成されている。すなわち、ブロー成形で用いる空調用ダクト16成形用の金型を利用して凸部20を形成している。
したがって、凸部20の形成を簡単かつ確実に行なう上で有利となる。
本実施の形態では、凸部20は、空調用ダクト16の幅W方向の中間部で高さH方向において互いに対向する空調用ダクト16の箇所にそれぞれ設けられた上流側凸部20Aと下流側凸部20Bとを含んで構成されている。
以下に凸部20を構成する上側凸部20Aと下側凸部20Bの構造について詳しく説明する。
上側凸部20Aと下側凸部20Bは、空調用ダクト16の延在方向に沿って延在している。
上側凸部20Aと下側凸部20Bとは、空調用ダクト16の延在方向に位相をずらして設けられている。すなわち、上側凸部20Aは下側凸部20Bよりも空調用ダクト16内を流れる空気の流れの上流側に配置され、空調用ダクト16を高さH方向から見ると、上側凸部20Aの下流端2002と下側凸部20Bの上流端2004は重なっている。
空調用ダクト16の延在方向と直交する平面で上側凸部20Aが位置する空調用ダクト16の部分を切断した場合、空調用ダクト16内で占める上側凸部20Aの面積は、空調用ダクト16内を流れる空気の流れの下流側から、上流側に向けて次第に小さくなるように形成されている。つまり、上側凸部20Aは、空調用ダクト16の上流側から下流側に行くに従って次第に空調用ダクト16内への突出量が大きくなるよう下方に傾斜された形状とされている。したがって、上側凸部20Aの下流端2002の端部(突出端)は、空調用ダクト16内に最も突出した箇所となる。
上側凸部20Aを上記のように構成すると、上側凸部20Aによって生じる空調空気の乱れが抑制され、空調空気がサイドデフロスタ開口14からサイドウィンドシールドガラスに安定して吹き付けられ、サイドデフロスタの機能を効果的に発揮する上で有利となる。
空調用ダクト16の延在方向と直交する平面で下側凸部20Bが位置する空調用ダクト16の部分を切断した場合、空調用ダクト16内で占める下側凸部20Bの面積は、空調用ダクト16内を流れる空気の流れの上流側から、下流側に向けて次第に小さくなるように形成されている。つまり、下側凸部20Bは、空調用ダクト16の下流側から上流側に行くに従って次第に空調用ダクト16内への突出量が大きくなるよう上方に傾斜された形状とされている。したがって、下側凸部20Bの上流端2004の端部(突出端)は、空調用ダクト16内に最も突出した箇所となる。
下側凸部20Bを上記のように構成すると、下側凸部20Bによって生じる空調空気の乱れが抑制され、空調空気がサイドデフロスタ開口14からサイドウィンドシールドガラスに安定して吹き付けられ、サイドデフロスタの機能を効果的に発揮する上で有利となる。
なお、上側凸部20Aで最も突出した下流端2002の端部(突出端)と下側凸部20Bで最も突出した上流端2004の端部(突出端)とは、高さH方向(上下方向)に対向して配置され、互いが近接または当接されている。これにより、例えば、空調ダクト16をサイドデフロスタ開口14へ組み付ける際に、作業者が空調ダクト16の吹き出し口1606近傍を握っても、上側凸部20Aと下側凸部20Bとが互いに当接して空調ダクト16が変形するのを抑制することができるので、作業性を向上させることができる。
上側凸部20Aと下側凸部20Bは、薄板状の部材2の幅方向の一端2Aがサイドデフロスタ開口14内に位置した状態で薄板状の部材2の幅方向の他端2Bに当接可能である。
より詳細には、図6に示すように、サイドデフロスタ開口14の高さH方向(上下方向)の上半部から侵入した薄板状の部材2の端部2Bは、上流側凸部20Aの下流端2002に当接可能である。また、サイドデフロスタ開口14の高さ方向の下半部から侵入した薄板状の部材2の端部2Bは、下流側凸部20Bの下流端2010よりも上流の部分に当接可能である。また、サイドデフロスタ開口14の高さH方向(上下方向)の中間部から侵入した薄板状の部材2の端部2Bは、上側凸部20Aの下流端2002あるいは下側凸部20Bの下流端2010よりも上流の部分に当接可能である。
本実施の形態によれば、乗員または車室外の人が車室内で誤って薄板状の部材2をサイドデフロスタ開口14に挿入した場合であっても、薄板状の部材2の端部2Bが上側凸部20Aまたは下側凸部20Bに当接するため、薄板状の部材2が空調用ダクト16へ入り込むことを防止できる。
したがって、サイドデフロスタ開口14のフィン18の隙間に挿入防止用の複数の仕切りを設けて、開口の隙間を小さく分割する必要が無くなるので、サイドデフロスタ開口14のデザイン性の向上を図る上で有利となる。
また、上側凸部20Aと下側凸部20Bは空調用ダクト16内の吹き出し口1606から所定の距離だけ内側に離れた位置に設けられており、上側凸部20Aと下側凸部20Bとをサイドデフロスタ開口14から出来るだけ離して設けているので、サイドデフロスタ開口14から吹き出される空調空気の乱流を抑制でき、したがって、サイドデフロスタとしての機能を発揮させつつ、薄板状の部材2の空調用ダクト16への入り込みを防止することが可能となる。
また、本実施の形態では、上側凸部20Aと下側凸部20Bの2つの凸部20を互いに対向して近接または当接するように設けたので、凸部20を空調用ダクト16の1箇所に設ける場合に比べ、空調用ダクト16内で占める凸部20の面積(横幅)を小さくし、空調用ダクト16内の通路面積を大きく確保し、空調空気の流量を確保する上で有利となる。
すなわち、ブロー成形により凸部20を設ける関係上、凸部20を空調用ダクト16の1箇所に設ける場合には、凸部20の突出高さを、凸部20が設けられた箇所から対向する壁部の箇所までとしなければならず大きな寸法となる。そのため、金型の抜き勾配を考慮すると、凸部20の幅は大きくなり、空調用ダクト16内で占める凸部20の面積は大きくならざるを得ない。
これに対し本実施の形態のように、凸部20を互いに対向する空調用ダクト16の箇所にそれぞれ設けると、凸部20の突出高さを、空調用ダクト16の内部の中間部までの寸法にでき、小さい寸法となる。そのため、金型の抜き勾配を考慮しても、凸部20の幅を小さくでき、空調用ダクト16内で占める凸部20の面積を小さくできる。
また、空調用ダクト16はブロー成形により成形されており、空調用ダクト16は車幅方向のほぼ全長にわたる長さを有し、形状が大きいため、重力によりパリソンが変形しやすく、薄肉部が発生しやすい。そのため、従来では、空調用ダクト16は薄肉部を有し剛性が弱く変形しやすいため、サイドデフロスタ開口14に吹き出し口1606を取り付ける際に、注意を要し空調用ダクト16の組み立て作業効率を高める上で不利があった。
本実施の形態では、空調用ダクト16の吹き出し口1606近傍に凸部20を設けているため、凸部20により空調用ダクト16の吹き出し口1606近傍の剛性が確保され、空調用ダクト16の組み立て作業効率を高める上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に図7を参照して第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態では、上流側凸部20Aと下流側凸部20Bとの相対的位置が第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、第1の実施の形態では、上側凸部20Aの下流端2002の端部(突出端)と下側凸部20Bの上流端2004の端部(突出端)は、高さH方向に対向し近接していたが、第2の実施の形態では、上側凸部20Aの下流端2002の端部(突出端)と下側凸部20Bの上流端2004の端部(突出端)とが、空調用ダクト16の延在方向で重なるよう設けられている。そして上側凸部20Aの下流端2002の端部(突出端)と下側凸部20Bの上流端2004の端部(突出端)との間には、空調用ダクト16の延在方向に隙間S1が設けられている。
このように上側凸部20Aの下流端2002の端部(突出端)と下側凸部20Bの上流端2004の端部(突出端)との間に隙間S1を設けると、上側凸部20Aの下流端2002の端部(突出端)と下側凸部20Bの上流端2004の端部(突出端)とが空調用ダクト16の高さH方向において干渉するおそれはなく、上流側凸部20Aの下流端2002の端部(突出端)の突出高さと下流側凸部20Bの上流端2004の端部(突出端)の突出高さについて高い精度が不要となり、凸部20を有する空調用ダクト16を安価に確実に成形する上で有利となる。
2 薄板状の部材
10 インストルメントパネル
14 サイドデフロスタ開口(空調用開口)
16 空調用ダクト
20 凸部
20A 上側凸部
20B 下側凸部
2002 下流端
2004 上流端
S1 隙間

Claims (4)

  1. インストルメントパネルに設けられた空調用開口と、前記空調用開口に接続する空調用ダクトとを備える車両の空調装置であって、
    前記空調用開口近傍の前記空調用ダクトの内部に、前記空調用開口のフィンの延設方向と交差する方向に突出され、前記空調用開口から侵入された薄板状の部材に当接して前記薄板状の部材の前記空調用ダクト内への移動を阻止する凸部を設け
    前記凸部は、前記空調用ダクトの互いに対向する箇所に一対で設けられ、互いの端部同士が近接されると共に、前記一対の凸部は前記空調用ダクトの延在方向に位相をずらして配置され、
    前記空調用ダクトの延在方向において、空調空気の流れの下流側に位置する前記凸部の端部と、前記空調空気の流れの上流側に位置する前記凸部の端部との間に隙間が確保されている、
    ことを特徴とする車両の空調装置。
  2. 前記凸部は、前記空調用ダクトの延在方向に沿って延在し、
    上流側に位置する前記凸部は、前記延在方向と直交する平面で前記凸部が位置する前記空調用ダクトの部分を切断した場合、前記空調用ダクト内で占める前記凸部の面積は、前記空調用ダクト内を流れる空調空気の流れの下流側に位置する前記凸部の部分から、前記空調空気の流れの上流側に位置する前記凸部の部分に向けて次第に小さくなるように形成され、
    下流側に位置する前記凸部は、前記延在方向と直交する平面で前記凸部が位置する前記空調用ダクトの部分を切断した場合、前記空調用ダクト内で占める前記凸部の面積は、前記空調用ダクト内を流れる空調空気の流れの上流側に位置する前記凸部の部分から、前記空調空気の流れの下流側に位置する前記凸部の部分に向けて次第に小さくなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項記載の車両の空調装置。
  3. 前記凸部は、前記空調用ダクトを構成する壁部の一部を前記空調用ダクトの内側に変位させることで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両の空調装置。
  4. 前記凸部は、前記空調用ダクトと共にブロー成形により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の車両の空調装置。
JP2014049789A 2014-03-13 2014-03-13 車両の空調装置 Active JP6311371B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014049789A JP6311371B2 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 車両の空調装置
BR102015005039-9A BR102015005039B1 (pt) 2014-03-13 2015-03-06 Aparelho de ar condicionado de veículo
CN201510104286.2A CN104908553B (zh) 2014-03-13 2015-03-10 车辆空调装置
EP15158916.5A EP2918433B1 (en) 2014-03-13 2015-03-13 Vehicle air conditioning apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014049789A JP6311371B2 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 車両の空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015174467A JP2015174467A (ja) 2015-10-05
JP6311371B2 true JP6311371B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=52706002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014049789A Active JP6311371B2 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 車両の空調装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2918433B1 (ja)
JP (1) JP6311371B2 (ja)
CN (1) CN104908553B (ja)
BR (1) BR102015005039B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6542719B2 (ja) * 2016-07-07 2019-07-10 しげる工業株式会社 車両用デフロスタ装置
DE102021002173B4 (de) 2021-04-26 2023-03-23 Truma Gerätetechnik GmbH & Co. KG Klimagerät

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1868123U (de) * 1962-12-21 1963-02-28 Kautex Werke Gmbh Stroemungsduese oder -kanal aus thermoplastischen kunststoff.
JP2682441B2 (ja) * 1994-04-25 1997-11-26 日本プラスト株式会社 樹脂製ダクト
JPH10217751A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Denso Corp 空気調和装置
JP2003034115A (ja) * 2001-07-23 2003-02-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自動車用空調ダクト
JP4225423B2 (ja) 2004-10-29 2009-02-18 日産ディーゼル工業株式会社 空調用ダクト接続構造
JP2006266239A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用吸気ダクト
JP4895776B2 (ja) * 2006-11-24 2012-03-14 株式会社イノアックコーポレーション ダクト
JP2008238853A (ja) 2007-03-26 2008-10-09 Daikyo Nishikawa Kk 樹脂製部品の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015174467A (ja) 2015-10-05
EP2918433B1 (en) 2018-05-30
CN104908553B (zh) 2017-04-12
BR102015005039B1 (pt) 2022-08-30
BR102015005039A2 (pt) 2016-05-31
CN104908553A (zh) 2015-09-16
EP2918433A3 (en) 2015-10-14
EP2918433A2 (en) 2015-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6015902B2 (ja) 車両の送風構造
JP5597423B2 (ja) 空調用レジスタ
WO2003010017A1 (fr) Conduit de climatisation de vehicule automobile
JP6311371B2 (ja) 車両の空調装置
JP2015020566A (ja) 車両用空調装置の吹出口構造
US20070184770A1 (en) Duct apparatus
JP7236955B2 (ja) 空調用レジスタ
JP6080656B2 (ja) 吹出口装置
JP7077980B2 (ja) 車両用インストルメントパネル構造
JP6232330B2 (ja) インストルメントパネル
JP2017144800A (ja) デフロスタダクト
JP2015058723A (ja) 車両用デフロスタ装置
JP6883452B2 (ja) 車両用空気吹出装置
JP6893481B2 (ja) レジスタ
JP2010111207A (ja) 車両空調装置用の導風装置
JP5370063B2 (ja) リアダクト構造
US11511602B2 (en) Wind direction adjusting apparatus
JP6012435B2 (ja) 車両用デフロスタ装置のダクト構造
JP6109000B2 (ja) デフロスタ
JP7427403B2 (ja) デフロスタダクト構造
KR20150126592A (ko) 성에제거 파이프 네트워크를 포함하는 차량을 공기정화시키기 위한 장치
JP7286390B2 (ja) 車両用の空気吹き出し装置
JP6020352B2 (ja) ダクト装置
JP6115385B2 (ja) デフロスターノズル構造
JP6781290B2 (ja) 空調用薄型レジスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6311371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350