JP2005161754A - Icタグインレット付伝票回収片からicタグインレットを分離、回収する方法および装置 - Google Patents

Icタグインレット付伝票回収片からicタグインレットを分離、回収する方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】伝票使用後に回収されたICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを自動的に分離、回収可能とし、使用済ICタグインレットの回収、再利用を低コストで行えるようにする。
【解決手段】少なくとも、伝票回収片、伝票回収片の一方の面に設けられた熱剥離型接着剤層、および熱剥離型接着剤層によって伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットからなるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する方法が提供される。方法は、(a)ICタグインレット付伝票回収片を分離容器内に導入し、加熱しながら攪拌することによって、ICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さを互いに分離するステップと、(b)互いに分離されたICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの混合物を分離容器から取り出し、ICタグインレットを分別、回収するステップとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも、伝票回収片、伝票回収片の一方の面上に設けられた熱剥離型接着剤層、および熱剥離型接着剤層によって伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットからなるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する方法および装置に関するものである。
近年、荷物配送の分野において、配送作業を正確かつ迅速に行うために、ICタグインレットを備えた伝票が急速に普及しつつある。この場合、ICタグは高価であるため、配送が完了し、伝票が使用された後は、ICタグインレットを回収し、再使用することが前提とされている。
このため、伝票使用後に、ICタグインレットを簡単かつ確実に回収することが可能な種々のICタグインレット付伝票が提案されている(特許文献1〜2参照)。
そして、これらのICタグインレット付伝票においては、いずれも、伝票回収片にICタグインレットが保持されていて、伝票使用後に、ICタグインレットが伝票回収片とともに回収され、回収された伝票回収片からICタグインレットが専ら手作業で分離され、回収される。
しかしながら、このICタグインレットの分離、回収作業には多大のコストを要し、それによって、使用済ICタグインレットの回収、再利用のコスト低減メリットが著しく減殺され、ICタグの伝票への利用の普及促進の妨げとなっている。
特開平9−16736号公報 特開2001−180163号公報
したがって、本発明の課題は、伝票使用後に回収されたICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを自動的に分離、回収可能とし、使用済ICタグインレットの回収、再利用を低コストで行えるようにすることにある。
上記課題を解決するため、第1発明は、少なくとも、伝票回収片、前記伝票回収片の一方の面に設けられた熱剥離型接着剤層、および前記熱剥離型接着剤層によって前記伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットからなるICタグインレット付伝票回収片から前記ICタグインレットを分離、回収する方法であって、
(a)前記ICタグインレット付伝票回収片を分離容器内に導入し、加熱しながら攪拌することによって、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを互いに分離するステップと、
(b)互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を前記分離容器から取り出し、前記ICタグインレットを分別、回収するステップと、
を含んでいることを特徴とする方法を構成したものである。
第1発明の構成において、好ましくは、前記ステップ(b)は、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さは通過させるが、前記ICタグインレットは通過させないように機能する篩を備えた篩器を使用して、前記電子タグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物から前記ICタグインレットを分別、回収するステップからなっている。
また好ましくは、前記ステップ(b)は、互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を落下させながら、その落下経路を横切る方向から空気流を吹きつけて吹き飛ばし、前記ICタグインレットと前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの飛散距離の差を利用することによって、前記ICタグインレットを分別、回収するステップからなっている。
また好ましくは、前記ステップ(b)は、互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を分別容器に入れて前記分別容器に振動を加え、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さよりも重い前記ICタグインレットを前記分別容器の下方に集めることにより、前記ICタグインレットを分別、回収するステップからなっている。
また好ましくは、前記ステップ(b)は、互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を搬送ラインに沿って実質上一列に整列させて搬送し、搬送される前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの列から、ICタグインレット専用リーダを用いて前記ICタグインレットを検出し、検出した前記ICタグインレットを搬送ラインからそらせることにより、前記ICタグインレットを分別、回収するステップからなっている。
上記課題を解決するため、第2発明は、少なくとも、伝票回収片、前記伝票回収片の一方の面上に設けられた熱剥離型接着剤層、および前記熱剥離型接着剤層によって前記伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットからなるICタグインレット付伝票回収片から前記ICタグインレットを分離、回収する装置であって、前記ICタグインレット付伝票回収片を受け入れる分離容器を備え、前記分離容器内に収容された前記ICタグインレット付伝票回収片を加熱しながら攪拌し、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを互いに分離して、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を生成する分離部と、前記分離部から前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を受け、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの形状の差異および質量の差異のいずれか一方または両方に基づいて、前記混合物から前記ICタグインレットを分別、回収する分別・回収部と、を有していることを特徴とする装置を構成したものである。
第2発明の構成において、好ましくは、前記分離部は、金網から形成された、両端面が閉じた円筒状の前記分離容器と、前記分離容器をその中心軸のまわりに回転可能に支持する支持手段と、前記分離容器をその中心軸のまわりに回転させる回転駆動機構と、前記分離容器の外側に配置され、前記分離容器の内部に向かって熱風を吹き付ける熱風噴射手段と、を備えている。
また好ましくは、前記分別・回収部は、上端面に前記分離部から前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を受ける入口開口を有し、下端面に篩を備えた出口開口を有する篩器と、前記篩器を振動させる振動機構と、を備え、前記篩は、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さは通過させるが、前記ICタグインレットは通過させないように機能するようになっている。
また好ましくは、前記分別・回収部は、前記分離部から前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を受けるホッパーと、前記ホッパーの下側において、前記混合物の落下経路からそれた位置に配置され、前記ホッパーの下端出口から落下する前記混合物に対し前記落下経路を横切る方向から空気流を吹きつける空気噴射手段と、前記空気噴射手段のさらに下側に配置され、前記空気噴射手段からの空気流によってそれぞれ異なる距離だけ吹き飛ばされた前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを受ける分離回収手段と、を備えている。
また好ましくは、前記分別・回収部は、上端面に、前記分離部から前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を受けるための開口を備えた分別容器と、前記分別容器を振動させる振動手段と、前記分別容器の上端面開口の近傍に配置され、前記分別容器の外側から前記上端面開口に向けて空気流を吹き付け、前記分別容器の振動によって前記分別容器の上端面開口付近に上昇した前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを前記分別容器から外側に吹き飛ばす空気噴射手段と、を備えている。
上記課題を解決するため、第3発明は、少なくとも、伝票回収片、前記伝票回収片の一方の面上に設けられた熱剥離型接着剤層、および前記熱剥離型接着剤層によって前記伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットからなるICタグインレット付伝票回収片から前記ICタグインレットを分離、回収する装置であって、前記ICタグインレット付伝票回収片を受け入れる分離容器を備え、前記分離容器内に収容された前記ICタグインレット付伝票回収片を加熱しながら攪拌し、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤を互いに分離し、それらを一つずつ排出する分離部と、前記分離容器から排出される前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを、順次、一列に整列させて搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送ラインに沿って間隔をあけて配置された複数のICタグインレット検出手段と、前記ICタグインレット検出手段のそれぞれの搬送ライン下流側に配置され、前記ICタグインレット検出手段によって前記ICタグインレットが検出されたとき、そのICタグインレットを前記搬送ラインから逸らせる逸らせ手段と、前記逸らせ手段によって前記搬送ラインから逸らされたICタグインレットを回収するICタグインレット回収手段とを備えていることを特徴とする装置を構成したものである。
第3発明の構成において、好ましくは、前記分離部は、円筒形状を有し、中心軸が水平方向に対し傾斜するように配置され、上端面側の入口と、下端面側の出口をそれぞれ備えた前記分離容器と、前記分離容器をその中心軸のまわりに回転可能に支持する支持手段と、前記分離容器をその中心軸のまわりに回転させる回転駆動機構と、前記分離容器の外側を取り巻いて配置され、前記分離容器の内部を加熱する加熱手段と、前記分離容器の内部に配置され、互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さが前記分離容器の出口に向かって移動する間に一列に整列させる整列手段と、を備えている。
本発明によれば、使用済の伝票から回収されたICタグインレット付伝票回収片から、ICタグインレットを自動的に分離、回収することができ、それによって、分離回収工程を、従来の手作業で行う場合に比べて、低コストで行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例について説明する。図8は、本発明によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する方法および装置が適用される、ICタグ付伝票の一例の斜視図であり、図9は、図8に示した伝票の送り状票をめくった状態の斜視図である。図10は、図8に示した伝票の平面図であり、(A)は送り状票を備えた状態を、(B)は送り状票が切り取られた状態をそれぞれ示している。また、図11は、図8のX−X線に沿った断面図である。
図11を参照して、この実施例では、ICタグ付伝票は感熱複写伝票として形成されており、表面に感熱発色層52を有しかつ裏面にカーボンインクコーティング層53を有する第1の基材シート51と、第2の基材シート54と、裏面に感圧接着剤層56および感圧接着剤層56に貼着された剥離紙57を備えた第3の基材シート55からなるタックシート58と、を有している。
そして、第1の基材シート51のカーボンインクコーティング層53と第2の基材シート54の一面が互いに対向するとともに、第2の基材シート54の他面とタックシート58の表面が互いに対向するように配置され、かつそれらの対向する一部分において糊剤59により接着されている。
そして、第1の基材シート51表面の感熱発色層52に熱が加えられると、感熱発色層52が熱に反応して発色するとともに、第1の基材シート51裏面のカーボンインクコーティング層53の熱に反応した部分が溶融し、それに対向する第2の基材シート54の表面にカーボンインクが融着することによって印刷および複写がなされ得るようになっている。
さらに、図8〜図10を参照して、第1の基材シート51における糊剤59によって接着されない部分は送り状票62として形成され、表面には送り状欄65が印刷されて所定の情報が記入され得るようになっている。また、第1の基材シート51における糊剤59によって接着された部分の表面には荷札欄66が印刷され、所定の情報が記入され得るようになっている。
第2の基材シート54における糊剤59によって接着されない部分は伝票回収片(回収票)63(この実施例では、「到着原票」と呼ぶ。)として形成される。伝票回収片(到着原票)63の表面には到着原票欄67が印刷され、所定の情報が記入され得るようになっている。伝票回収片(到着原票)63は、配達確認のために配達業者が必ず回収するものである。
第1の基材シート51および第2の基材シート54には、いずれも、糊剤59により接着された部分と接着されない部分との境界線に沿って、ミシン目加工64が施されており、それによって、送り状票62および伝票回収片(到着原票)63を手で容易に切り取り可能となっている。
図12は、切り取られた伝票回収片(到着原票)63を示した図であり、(A)は裏面図、(B)は(A)のY−Y線に沿った断面図である。図12を参照して、伝票回収片(到着原票)63の裏面には、ICタグインレット保持シート69が熱剥離型接着剤70によって接着されるとともに、伝票回収片(到着原票)63およびICタグインレット保持シート69の間に、伝票固有情報および物品管理情報のいずれか一方または両方を非接触方式にて読み書きし得るICタグインレット68が取り外し可能に保持されている。
なお、本発明が適用されるICタグインレット付伝票回収片の構成は、この実施例に限定されるものではなく、少なくとも、伝票回収片と、伝票回収片の一方の面上に設けられた熱剥離型接着剤層と、熱剥離型接着剤層によって伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットとを備えた構成となっておれば、いかなるものでもよく、例えば、図12(C)に示されるように、ICタグインレット68が熱剥離型接着剤70によって伝票回収片(到着原票)63の一方の面に貼着され、さらに、ICタグインレット68の上に、熱剥離型接着剤70によって基紙(感熱紙)71が貼着されるような構成であってもよい。
熱剥離型接着材層に使用される接着剤としては、熱膨張性カプセルを含有する剥離性感圧接着剤や、放射線照射処理によって接着力を低下または消失させうる剥離性感圧接着剤等があげられる。
以下、熱膨張性カプセルを含有する剥離性感圧接着剤について詳細に説明する。
熱膨張性カプセルとは、熱可塑性樹脂を核とし、その内部に該樹脂の軟化点以下の温度でガスを発生する物質を含有し、加熱によって膨張する性質を備えるマイクロカプセルであり、例えば、特開昭56−61468号公報および特開平5−43851号公報に記載された方法によって製造され得る。
ガス発生物質としては、ブタン、イソブタン、ペンタン、ネオペンタン、ヘキサンなどの低沸点炭化水素や、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、亜硝酸アンモニウム、水素化ホウ素ナトリウム、アジ化ナトリウムなどの無機系発泡剤、アゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボン酸アミド、アリルビス(スルホニルヒドラジド)、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、p−トルイレンスルホニルセミカルバジド等の有機系発泡剤が例示される。
熱膨張性カプセルの製造に用いられる熱可塑性樹脂としては、アクリル酸、アクリロニトリル、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、ラウリルアクリレートなどのアクリル酸系モノマー、メタクリル酸、メタクリロニトリル、メチルメタクリレート、エチルメタクリレートなどのメタクリル酸系モノマー、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、エチルスチレン、α−クロロスチレン等のアルケニル芳香族モノマー、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、酢酸ビニル、酪酸ビニル、ステアリン酸ビニル等のビニル系モノマーを重合させた樹脂が例示される。また、上記モノマーの複数種を共重合させた樹脂、あるいは、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等の変性剤を添加して共重合させた変性樹脂であってもよい。
好ましくは、ポリアクリル酸エステル、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸エステル−アクリル酸共重合体などのアクリル酸系ポリマー、塩化ビニリデン−メタクリル酸エステル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体などの塩化ビニリデン系ポリマー、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体などのスチレン系ポリマーが例示される。
このような熱膨張性カプセルの例としては、松本油脂社製のマツモトマイクロスフェアF−30、F−50、F−80S、F−85等、または、日本フェライト社製のEXPANCEL−091、同じく461、551、642等が市販されており、適宜選択して好適に用いることができる。
感圧接着剤成分としては、特に制限は設けられず、公知のものから適宜選択すればよいが、例えば、アクリル酸アルキルエステル共重合体、メタクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル−スチレン共重合体などのアクリル系、天然ゴム、再生ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、ポリイソブチレン、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、ポリイソプレンなどのゴム系、ポリビニルエーテル系、ウレタン系、シリコーン系など、合成または天然の樹脂類やゴム類等を用いることができ、エマルジョン型、溶剤型、無溶媒型が適宜選択される。中でもアクリル系のものが好ましい。
さらに、前記樹脂を主剤として、これに、ロジン、エステルガム、石油樹脂、フェノール樹脂、クマロン−インデン樹脂などの粘着補助剤、フタル酸エステル、不乾性植物油、鉱物油、ラノリンなどの可塑剤、亜鉛華、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニウム、シリカ、カーボンブラック、酸化チタン、顔料などの充填剤、また、酸化防止剤、老化防止剤などのその他の添加物を適宜配合した粘着性組成物を用いてもよい。
特に、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、金属キレート化合物などを架橋剤として併用したアクリル系粘着剤が、カード使用時のラベル耐久性やラベル端面からの感圧接着剤のはみ出し(ウーズ)が少なく好ましい。
次に、本発明による方法について説明する。図1は、本発明の1実施例によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する方法のフロー図である。図1を参照して、本発明の方法によれば、まず最初、ICタグインレット付伝票回収片を分離容器内に導入し、加熱しながら攪拌することによって、ICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さを互いに分離するステップが実行される(図1のステップ(a))。次に、互いに分離されたICタグインレットおよび伝票回収片の混合物を分離容器から取り出し、ICタグインレットを分別、回収するステップが実行される(図1のステップ(b))。この際の加熱温度については、ICタグインレットのリユースを考慮して、分離容器内雰囲気が80℃〜180℃の範囲に、より好ましくは90℃〜150℃の範囲に維持されるように設定される。80℃未満では、短時間(5分程度)で効率的に分離させることが難しくなる。また、180℃を越えると、ICタグインレットの基材に使用されるPET等の合成樹脂材料、アンテナ回路および各種接着剤等の熱による損傷、劣化が無視できなくなり、リユースの回数等に影響を及ぼす可能性が大きくなる。総合的には、ICタグインレットの材料の種類や、使用する熱剥離型接着剤の種類、仕様によって、この加熱温度が設定される。
ステップ(b)は、例えば、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さは通過させるが、ICタグインレットは通過させないように機能する篩を備えた篩器を使用して、電子タグインレットおよび伝票回収片の混合物からICタグインレットを分別、回収することによって実行される(図2のステップ(b1))。
あるいは、ステップ(b)を、互いに分離されたICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの混合物を落下させながら、その落下経路を横切る方向から空気流を吹きつけて吹き飛ばし、ICタグインレットと伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの飛散距離の差を利用することによって、ICタグインレットを分別、回収することによって実行される(図2のステップ(b2))。
あるいは、ステップ(b)は、互いに分離されたICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの混合物を分別容器に入れて分別容器に振動を加え、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さよりも重いICタグインレットを分別容器の下方に集めることにより、ICタグインレットを分別、回収することによって実行される(図2のステップ(b3))。
または、ステップ(b)は、互いに分離されたICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの混合物を搬送ラインに沿って実質上一列に整列させて搬送し、搬送されるICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの列から、ICタグインレット専用リーダを用いてICタグインレットを検出し、検出したICタグインレットを搬送ラインからそらせることにより、ICタグインレットを分別、回収することによって実行される(図2のステップ(b4))。
次に、本発明による装置について説明する。図3は、本発明の1実施例によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する装置の概略構成を示した図である。図3を参照して、本発明の装置は、ICタグインレット付伝票回収片を受け入れる分離容器1を備えている。分離容器1は、円筒形状を有し、中心軸が水平方向に対し傾斜するように配置され、上端面側の入口1aと、下端面側の出口1bをそれぞれ備えている。分離容器1は、上端部および下端部を、それぞれ、ころがり軸受2a、2bによって中心軸のまわりに回転可能に支持されている。ころがり軸受2a、2bは、分離容器1の外周に沿って間隔をあけて、かつ分離容器1の中心軸に平行に配置された複数本の接触ロールを備えている。さらに、ころがり軸受2a、2bのロールは、適当な駆動モータ(図示はされない)によって、その軸のまわりに同一の向きに回転駆動されるようになっており、それによって、分離容器1はその中心軸のまわりに回転駆動されるようになっている。
分離容器1の入口1aには、処理すべきICタグインレット付伝票回収片を順次供給するICタグインレット付伝票回収片供給装置6が配置されている。ICタグインレット付伝票回収片供給装置6は、ICタグインレット付伝票回収片7を、順次、空気流によって分離容器の入口1a内に吹き出される。
分離容器1は、少なくともその上側半分、この実施例ではそのほぼ全体を、適当な加熱装置5によって取り巻かれ、分離容器1の内部が加熱装置5によって加熱されるようになっている。
分離容器1の内部には、分離容器1の内径より小さい外径を有する複数枚の円板3a〜3dが、分離容器1の軸方向に間隔をあけて、かつ分離容器1に同心的に配置され、その中心を貫通する支持ロッド4に固定されている。支持ロッド4の両端は、分離容器1の内壁面に固定されている。分離容器1の内壁面と、各円板3a〜3dの外周面との間の間隙は、加熱、攪拌され、互いに分離されたICタグインレット8、伝票回収片9および熱剥離型接着剤の残さ10が1つずつ通過し得るような大きさに設定されている。そして、互いに分離されたICタグインレット8、伝票回収片9および熱剥離型接着剤の残さ10が分離容器1内を出口1bに向かって移動する間に、一列に整列せしめられ、分離容器1の出口1bから一つずつ排出される。なおこの場合、分離容器1の内周面に、約10cmピッチの螺旋状の溝を形成しておけば、分離容器1の回転につれての、ICタグインレット8、伝票回収片9および熱剥離型接着剤の残さ10の出口1bへ向けての整列運動をより円滑に行うことができ、より好ましい。
分離容器1の出口1bには、シュート11を介して、主ベルトコンベヤ12の搬送面の上流側端が接続され、分離容器1から排出されたICタグインレット8、伝票回収片9および熱剥離型接着剤の残さ10が、主ベルトコンベヤ12の搬送面上を、順次、一列に整列せしめられて搬送される。この実施例では、主ベルトコンベヤ12のベルトは、メッシュ状に形成され、空気流が円滑に通過し得るようになっている。
主ベルトコンベヤ12の搬送面から上方に間隔をあけて、かつ搬送面の長さ方向に沿って間隔をあけて、複数のICタグ用リーダ/ライタ15a〜15cが配置される。リーダ/ライタ15a〜15cは、主ベルトコンベヤ12によって搬送されるICタグインレット8に記録されたデータを無線で読み取ることにより、ICタグインレット8を検出するようになっている。各リーダ/ライタ15a〜15cの下流側には、補助ベルトコンベヤ13a〜13cが、主ベルトコンベヤ12の下流側に向かって上向きに傾斜して配置され、主ベルトコンベヤ12の搬送ラインに対する分岐搬送ラインを形成している。
補助ベルトコンベヤ13a〜13cの下端は、主ベルトコンベヤ12の搬送面から、ICタグインレット8、伝票回収片9および熱剥離型接着剤の残さ10が通過し得る間隔をあけて配置される。
主ベルトコンベヤ12の搬送ラインの最上流側に配置された補助ベルトコンベヤ13aの上端と、その下流側に隣接する補助ベルトコンベヤ13bの搬送面の中間部の間には、プレートから形成された補助搬送路18が設けられ、また、補助ベルトコンベヤ13bの上端と、その下流側に隣接する最下流側の補助ベルトコンベヤ13cの搬送面の中間部の間にも、プレートから形成された補助搬送路18が設けられる。さらに、最下流側の補助ベルトコンベヤ13cの上端は、ICタグインレット回収容器16の上端開口に接続される。それによって、主ベルトコンベヤ12の搬送ラインから逸らされたICタグインレットが、補助ベルトコンベヤ13a〜13c、および補助搬送路18を通じてICタグインレット回収容器16内に搬送されるようになっている。
主コンベヤベルト12の下流端には、伝票回収片/熱剥離型接着剤残さ回収容器17の上端開口が接続されている。
補助ベルトコンベヤ13a〜13cのそれぞれの上流側に隣接する位置には、主ベルトコンベヤ12の上側ベルト部分の下側に、空気噴出ノズル14a〜14cが配置されている。さらに、リーダ/ライタ15a〜15cによってICタグインレット8が検出されたとき、そのすぐ下流側にある空気噴出ノズル14a〜14cを作動させて、検出されたICタグインレット8を持ち上げ、関係する補助ベルトコンベヤ13a〜13cによって搬送されるようにすることにより、当該ICタグインレット10を回収する制御部19が備えられている。こうして、ICタグインレット8は、ICタグインレット回収容器16に分別、回収される一方、伝票回収片9および熱剥離型接着剤の残さ10は、伝票回収片/熱剥離型接着剤残さ回収容器17に回収される。
図4および図5は、本発明の別の実施例によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する装置の概略構成を示したものであり、図4は装置の分離部を、図5は装置の分別・回収部をそれぞれ示したものである。
この実施例において、装置は、ICタグインレット付伝票回収片を受け入れる分離容器22を備え、分離容器22内に収容されたICタグインレット付伝票回収片23を加熱しながら攪拌し、ICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さを互いに分離して、ICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの混合物を生成する分離部20と、分離部20からICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの混合物を受け、ICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さの形状の差異および質量の差異のいずれか一方または両方に基づいて、混合物からICタグインレットを分別、回収する分別・回収部21とを有している。
図4を参照して、分離部20は、金網から形成された、両端面が閉じた円筒状の分離容器22を備えている。分離容器22の両端面にはその中心に回転軸24a、24bが突設され、分離容器22は、ハウジング26に設けられた軸受25a、25bに中心軸のまわりに回転可能に支持されている。ハウジング26には、モータ27が備えられ、モータ27の駆動軸27aが、分離容器22の一方の回転軸24bに連結され、モータ27の駆動により、分離容器22がその中心軸のまわりに回転せしめられるようになっている。
さらに、ハウジング26内には、送風機30が配置され、送風機30から送出された空気は、送風パイプ31を通じてヒータ29に供給され、ヒータ29によって加熱された空気は、送風パイプ31を通じて、分離容器22の下側位置に配置された複数の熱風噴射ノズル28から分離容器22の内部に向かって噴出されるようになっている。分離容器22が回転せしめられながら、熱風噴射ノズル28から分離容器22の内部に熱風が吹き付けられることにより、分離容器22内に収容されたICタグインレット付伝票回収片23が加熱、攪拌され、ICタグインレット、伝票回収片および熱剥離型接着剤の残さに分離される。
図5(A)を参照して、分別・回収部21は、上端面に分離部20からICタグインレット36、伝票回収片37および熱剥離型接着剤の残さ38の混合物を受ける入口開口を有し、下端面に篩33を備えた出口開口を有する篩器32と、篩器32を横方向に振動させる公知の振動機構35とを備えている。篩33は、伝票回収片37および熱剥離型接着剤の残さ38は通過させるが、ICタグインレット36は通過させないように機能するようになっている。こうして、篩器32が振動機構35によって振動せしめられることにより、篩33から伝票回収片37および熱剥離型接着剤の残さ38が落下し、ICタグインレット36のみが篩器32内に残され、ICタグインレット36が分別、回収される。
図5(B)は、分別・回収部の変形例を示した上面図である。この変形例では、円筒形の篩器32が、偏心軸39のまわりに回転可能に支持され、さらに、篩器32の底面には同心的にプーリ40が固定されている。さらに、モータ41が備えられ、モータ41の駆動軸42にはプーリ43が取付けられ、篩器32のプーリ40およびモータ41のプーリ43の間にはベルト44が張られている。こうして、モータが回転駆動すると、篩器32が偏心運動を行い、その結果、図5(A)の場合と同様、篩33から伝票回収片37および熱剥離型接着剤の残さ38が落下する。
図6は、分別・回収部の変形例を示したものである。図6を参照して、分別・回収部は、分離部からICタグインレット83、伝票回収片84および熱剥離型接着剤の残さ85の混合物を受けるホッパー80を備えている。ホッパー80の下側には、混合物の落下経路からそれた位置に空気噴射ノズル81が配置され、ホッパー80の下端出口から落下する混合物に対し落下経路を横切る方向から空気流を吹きつけるようになっている。空気噴射ノズル81のさらに下側には分離回収容器82が配置され、空気噴射ノズル81からの空気流によってそれぞれ異なる距離だけ吹き飛ばされたICタグインレット83、伝票回収片84および熱剥離型接着剤の残さ85を受けるようになっている。この変形例においても、図5の実施例の場合と同様の効果が得られる。
図7は、分別・回収部の別の変形例を示したものである。図7を参照して、分別・回収部は、上端面に、分離部からICタグインレット89、伝票回収片90および熱剥離型接着剤の残さ91の混合物を受けるための開口を備えた分別容器86を備えている。分別容器86は、上下振動を発生させることができる公知の振動装置87に支持されている。また、分別容器86の上端面開口の近傍には空気噴射ノズル88が配置されている。そして、分別容器86が振動装置87によって上下に振動せしめられるとともに、空気噴射ノズル88から分別容器86の外側から容器の上端面開口に向けて空気流が吹き付けられ、分別容器86の振動によって分別容器86の上端面開口付近に上昇した伝票回収片90および熱剥離型接着剤の残さ91が分別容器86から外側に吹き飛ばされるようになっている。この変形例においても、図5の実施例の場合と同様の効果が得られる。
本発明の1実施例によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する方法のフロー図である。 図1のフロー図におけるステップ(b)の手順の具体例を示したフロー図である。 本発明の1実施例によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する装置の概略構成を示した図である。 本発明の別の実施例によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する装置の分離部を示した図である。 本発明の別の実施例によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する装置の分別・回収部を示した図である。 図5の分別・回収部の変形例を示した図である。 図5の分別・回収部の別の変形例を示した図である。 本発明によるICタグインレット付伝票回収片からICタグインレットを分離、回収する方法および装置が適用される、ICタグ付伝票の一例の斜視図である。 図8に示した伝票の送り状票をめくった状態の斜視図である。 図8に示した伝票の平面図であり、(A)は送り状票を備えた状態を、(B)は送り状票が切り取られた状態をそれぞれ示している。 図8のX−X線に沿った断面図である。 切り取られた伝票回収片を示した図であり、(A)は裏面図、(B)は(A)のY−Y線に沿った断面図であり、(C)は、伝票回収片の変形例を示す(B)に類似の断面図である。
符号の説明
1 分離容器
1a 入口
1b 出口
2a、2b ころがり軸受
3a〜3d 円板
4 支持ロッド
5 加熱装置
6 ICタグインレット付伝票回収片供給装置
7 ICタグインレット付伝票回収片
8 ICタグインレット
9 伝票回収片
10 熱剥離型接着剤残さ
11 シュート
12 主ベルトコンベヤ
13a〜13c 補助ベルトコンベヤ
14a〜14c 空気噴出ノズル
15a〜15c ICタグ用リーダ/ライタ
16 ICタグインレット回収容器
17 伝票回収片/熱剥離型接着剤残さ回収容器
18 補助搬送路
19 制御部

Claims (12)

  1. 少なくとも、伝票回収片、前記伝票回収片の一方の面に設けられた熱剥離型接着剤層、および前記熱剥離型接着剤層によって前記伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットからなるICタグインレット付伝票回収片から前記ICタグインレットを分離、回収する方法であって、
    (a)前記ICタグインレット付伝票回収片を分離容器内に導入し、加熱しながら攪拌することによって、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを互いに分離するステップと、
    (b)互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を前記分離容器から取り出し、前記ICタグインレットを分別、回収するステップと、
    を含んでいることを特徴とする方法。
  2. 前記ステップ(b)は、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さは通過させるが、前記ICタグインレットは通過させないように機能する篩を備えた篩器を使用して、前記電子タグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物から前記ICタグインレットを分別、回収するステップからなっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(b)は、互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を落下させながら、その落下経路を横切る方向から空気流を吹きつけて吹き飛ばし、前記ICタグインレットと前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの飛散距離の差を利用することによって、前記ICタグインレットを分別、回収するステップからなっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ステップ(b)は、互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を分別容器に入れて前記分別容器に振動を加え、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さよりも重い前記ICタグインレットを前記分別容器の下方に集めることにより、前記ICタグインレットを分別、回収するステップからなっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記ステップ(b)は、互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を搬送ラインに沿って実質上一列に整列させて搬送し、搬送される前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの列から、ICタグインレット専用リーダを用いて前記ICタグインレットを検出し、検出した前記ICタグインレットを搬送ラインからそらせることにより、前記ICタグインレットを分別、回収するステップからなっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 少なくとも、伝票回収片、前記伝票回収片の一方の面上に設けられた熱剥離型接着剤層、および前記熱剥離型接着剤層によって前記伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットからなるICタグインレット付伝票回収片から前記ICタグインレットを分離、回収する装置であって、
    前記ICタグインレット付伝票回収片を受け入れる分離容器を備え、前記分離容器内に収容された前記ICタグインレット付伝票回収片を加熱しながら攪拌し、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを互いに分離して、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を生成する分離部と、
    前記分離部から前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を受け、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの形状の差異および質量の差異のいずれか一方または両方に基づいて、前記混合物から前記ICタグインレットを分別、回収する分別・回収部と、を有していることを特徴とする装置。
  7. 前記分離部は、
    金網から形成された、両端面が閉じた円筒状の前記分離容器と、
    前記分離容器をその中心軸のまわりに回転可能に支持する支持手段と、
    前記分離容器をその中心軸のまわりに回転させる回転駆動機構と、
    前記分離容器の外側に配置され、前記分離容器の内部に向かって熱風を吹き付ける熱風噴射手段と、を備えていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記分別・回収部は、
    上端面に前記分離部から前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を受ける入口開口を有し、下端面に篩を備えた出口開口を有する篩器と、
    前記篩器を振動させる振動機構と、を備え、
    前記篩は、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さは通過させるが、前記ICタグインレットは通過させないように機能するようになっていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の装置。
  9. 前記分別・回収部は、
    前記分離部から前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を受けるホッパーと、
    前記ホッパーの下側において、前記混合物の落下経路からそれた位置に配置され、前記ホッパーの下端出口から落下する前記混合物に対し前記落下経路を横切る方向から空気流を吹きつける空気噴射手段と、
    前記空気噴射手段のさらに下側に配置され、前記空気噴射手段からの空気流によってそれぞれ異なる距離だけ吹き飛ばされた前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを受ける分離回収手段と、を備えていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の装置。
  10. 前記分別・回収部は、
    上端面に、前記分離部から前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さの混合物を受けるための開口を備えた分別容器と、
    前記分別容器を振動させる振動手段と、
    前記分別容器の上端面開口の近傍に配置され、前記分別容器の外側から前記上端面開口に向けて空気流を吹き付け、前記分別容器の振動によって前記分別容器の上端面開口付近に上昇した前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを前記分別容器から外側に吹き飛ばす空気噴射手段と、を備えていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の装置。
  11. 少なくとも、伝票回収片、前記伝票回収片の一方の面上に設けられた熱剥離型接着剤層、および前記熱剥離型接着剤層によって前記伝票回収片の表面上に保持されたICタグインレットからなるICタグインレット付伝票回収片から前記ICタグインレットを分離、回収する装置であって、
    前記ICタグインレット付伝票回収片を受け入れる分離容器を備え、前記分離容器内に収容された前記ICタグインレット付伝票回収片を加熱しながら攪拌し、前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤を互いに分離し、それらを一つずつ排出する分離部と、
    前記分離容器から排出される前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さを、順次、一列に整列させて搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の搬送ラインに沿って間隔をあけて配置された複数のICタグインレット検出手段と、
    前記ICタグインレット検出手段のそれぞれの搬送ライン下流側に配置され、前記ICタグインレット検出手段によって前記ICタグインレットが検出されたとき、そのICタグインレットを前記搬送ラインから逸らせる逸らせ手段と、
    前記逸らせ手段によって前記搬送ラインから逸らされたICタグインレットを回収するICタグインレット回収手段とを備えていることを特徴とする装置。
  12. 前記分離部は、
    円筒形状を有し、中心軸軸が水平方向に対し傾斜するように配置され、上端面側の入口と、下端面側の出口をそれぞれ備えた前記分離容器と、
    前記分離容器をその中心軸のまわりに回転可能に支持する支持手段と、
    前記分離容器をその中心軸のまわりに回転させる回転駆動機構と、
    前記分離容器の外側を取り巻いて配置され、前記分離容器の内部を加熱する加熱手段と、
    前記分離容器の内部に配置され、互いに分離された前記ICタグインレット、前記伝票回収片および前記熱剥離型接着剤の残さが前記分離容器の出口に向かって移動する間に一列に整列させる整列手段と、を備えていることを特徴とする請求項11に記載の装置。
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