JP2006001167A - ディスク用ラベル印刷装置 - Google Patents

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隆一 小室
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Abstract

【課題】光ディスク用ラベルプリンタが、ディスクのラベル面上に空気中の塵埃を付着させたまま印刷してしまう。
【解決手段】主にディスク搬送時に生じる静電気と、静電気によって吸着された塵埃を除去するために、帯電除去用イオン化空気を吹き付けるイオン化空気発生器をラベルプリンタ近傍の搬送路上に設けた。ラベルプリンタにディスクを載置する直前、或はディスク搬送動作を開始した直後にイオン化空気発生器を動作させ、イオン化空気をディスクのラベル面に吹き付けることにより、ラベル面の除電清浄処理が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、CDやDVD等の光ディスクの非記録面、すなわちラベル面に単色或は多色印刷を施す、熱転写方式ラベルプリンタとこれを含むラベル印刷システムに関する。より詳細には、空気中の塵埃による印字品質の低下を防ぐ技術に関する。
近年、CD-R/RWあるいはDVD-R/RW/RAMなどの記録メディアの普及に伴い、自作したCDやDVDのレーベル面にパーソナルコンピュータ等で作成した画像や文字情報を印刷できるラベルプリンタの需要が増えつつある。
ラベルプリンタは熱転写式とインクジェット式の2種類に大別できるが、発色の良さと印画品質が長期間安定していることから、数十枚から数百枚程度の小規模な販売或は配布事業においては、熱転写式が有利である。
図5に、周知であるこの種のラベルプリンタの一例を示す。
図6に、ラベルプリンタにて使用されるインクシートの一例を示す。
熱転写ラベルプリンタ51Xは、先ず転写用画像形成部51Aにおいて中間転写シート55の片面に転写用画像を形成した後、画像転写部51Bにおいて中間転写シート55の片面に形成された転写用画像を光ディスク63の表面に一度で転写することにより、光ディスク63に所望の画像を形成(印刷)する(特許文献1)。
特開2002-337373号公報
転写用画像形成部51Aにおける転写用画像の形成処理を説明する。
インクシート52は、CDやDVD等の光ディスクのラベル面を十分に覆う幅を備え、B(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の4色のインクにより形成される4色のインク領域が長手方向に対して異なる色が隣接するようにこの順に繰り返し配置されている。このインクシート52がインクシート送出ローラ53とインクシート巻取ローラ54とに巻回され、矢印方向に搬送される。
サーマルプリントヘッド58はインクシート52と同じ幅の発熱部を備える。
サーマルプリントヘッド58は、図示しない上位装置から送られてくる印刷画像データを図示しない制御手段が受け取り、この制御手段によって印刷画像データに従った発熱が行われる。
図示しない制御手段が印刷画像データを基にB→Y→M→Cの順にサーマルプリントヘッド58を発熱させて、中間転写シート55の片面に1色毎に繰り返し転写することにより、単色画像が複数積み重なってなるカラーの転写用画像が形成される。
中間転写シート55は中間転写シート送出ローラ56と中間転写シート巻取ローラ57とに巻回され、矢印方向に搬送される。中間転写シート55上に前述の転写用画像を形成する為に、一色ずつ転写処理を行う度毎に中間転写シート55を巻き戻す処理が行われる。
先ず、インクシート52のBインクの単色画像転写処理を行ったら、サーマルプリントヘッド58を中間転写シート55が巻き回されているプラテンローラ59から離間させる。
そして、その状態で中間転写シート55を画像形成準備位置まで逆方向に搬送して、Bインクにより形成した単色画像を画像が形成されているところの初期位置に戻す中間転写シート55の巻き戻し操作を行う。
次に、インクシート52のBインクの次の色であるYインクの単色画像転写処理を、Bインクによって形成された単色画像に重ねるように形成する。そして、その状態で中間転写シート55を再び画像形成準備位置まで逆方向に搬送して、Bインク及びYインクにより形成した単色画像を再度前述の初期位置に戻す中間転写シート55の巻き戻し操作を行う。
こうしてB→Y→M→Cの順にサーマルプリントヘッド58を発熱駆動させ、中間転写シート55の片面に1色毎に繰り返し転写するという、いわゆるスイングバック方式で、多色、すなわちフルカラーの転写用画像が中間転写シート55の片面に形成される。
次に画像転写部51Bにおける転写用画像の転写処理を説明する。
移動台62に搭載されている光ディスク63の先端を、押圧熱転写ローラ61が臨む再転写位置PP2に移動させると共に、中間転写シート55の片面に形成された転写用画像も押圧熱転写ローラ61の再転写位置PP2に合わせるべく移動させる。
次に、押圧熱転写ローラ61を降下させて中間転写シート55を光ディスク63に押圧し、光ディスク63と中間転写シート55とを共に移動させるべく移動台62と中間転写シート巻取ローラ57とプラテンローラ59を駆動する。
押圧熱転写ローラ61には発熱手段が内蔵されており、中間転写シート55と光ディスク63が接触した状態で発熱した押圧熱転写ローラ61を押圧接触させながら移動させると、中間転写シート55の片面に形成された転写用画像が光ディスク63に転写される。
こうして、転写用画像形成部51Aにおいて中間転写シート55に形成された転写用画像を光ディスク63に転写して、光ディスク63に所望の画像が形成される。
なお、後述する実施例の参考のため、特許文献2を以下に記す。
特開昭62-168393号公報
発明者は、前記熱転写ラベルプリンタ51Xにて光ディスク63のラベル面へ画像を印刷する処理において、空気中の塵埃を挟み込んで印刷してしまう不具合を発見した。印刷処理後に光ディスク63のラベル面に光を照射して見ると、滑らかなラベル面上に塵埃による僅かな凹凸が確認できる。この不具合は熱転写ラベルプリンタ51Xに留まらず、従来のインクジェット方式のラベルプリンタにおいても同様の不具合が確認できることが判明した。但し、印刷の仕上がり面がきめ細かい分、熱転写方式の印刷の方が、塵埃が却って目立ってしまう。
この不具合は、クリーンルームのような、塵埃が極端に少ない環境であれば防げるだろうが、エンドユーザ向けに販売されるラベルプリンタではそのような環境に置くことを想定されない。
本発明はかかる課題を解決し、通常状態の大気中においても塵埃の付着が殆ど目立たず、高品位な印刷を実現する、ディスク用ラベル印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明によるディスク用ラベル印刷装置は、請求項1より明らかな如く、
印刷処理前のディスク媒体を貯蔵する貯蔵器と、
前記貯蔵器からディスク媒体を取り出して搬送する搬送手段(ディスク搬送アーム)と、
前記搬送手段によってディスク媒体が供給され、ディスク媒体のラベル面に印刷処理を施すプリンタ(ラベルプリンタ)と、
ディスク媒体のラベル面に帯電除去用イオン化空気を吹き付けるイオン化空気発生器と、
前記搬送手段と前記イオン化空気発生器に接続され、前記搬送手段が前記プリンタにディスク媒体を供給する前に、ディスク媒体が前記イオン化空気発生器近傍に搬送される時に前記イオン化空気発生器を起動する制御手段(マイコン)と
よりなることを特徴とするものである。
或は、本発明によるディスク用ラベル印刷装置は、請求項2のように、ディスク媒体を貯蔵する貯蔵器からディスク媒体を取り出す際に、貯蔵器にイオン化空気を供給する構成であっても良い。
或は、本発明によるディスク用ラベル印刷装置は、請求項3のように、ディスク媒体を貯蔵する貯蔵器とラベルプリンタの直前にイオン化空気を供給できるようにし、ディスク媒体を貯蔵する貯蔵器からディスク媒体を取り出す時と、ディスク媒体をラベルプリンタに搬送する直前に、イオン化空気を供給する構成であっても良い。
その際、請求項4に記すように、イオン化空気の供給方向を切替えられる構成になっているとなお良い。
或は、本発明によるディスク用ラベル印刷装置は、請求項5のように、ディスク搬送アームにイオン化空気を供給できる吐出口を設け、少なくともディスク媒体を貯蔵する貯蔵器からディスク媒体を取り出す時と、ディスク媒体をラベルプリンタに搬送する直前には、イオン化空気を発生させる構成であっても良い。
本発明により、ディスクのラベル面に塵埃による凹凸が殆ど目立たず、美観を損ねないラベルプリンタを提供できる。
本発明の基本となる技術思想は、ラベルプリンタにディスクを供給する直前及び/又はディスク貯蔵器から搬送アームでディスクを取り出す際に、ディスクのラベル面を除電清浄、すなわち静電気と塵埃を除去するものである。
発明者は、ラベル印刷処理の際にディスクのラベル面に塵埃が付着する原因は静電気であること、特にその静電気は主にディスク貯蔵器から搬送アームでディスクを取り出す際に、積み上げられているディスクを剥離する動作によって発生する急激な空気流と、ディスク表面との摺動によって発生するものであることを突き止めた。
そこで、静電気が発生する時である貯蔵器からのディスク取り出し動作と、塵埃を吸着した状態でラベルプリンタに供給される直前のいずれか一方或は両方において、除電清浄を行う。
塵埃が吸着した状態でラベルプリンタに供給される直前にイオン化空気をディスクのラベル面に吹き付けると、静電気と塵埃を同時に除去できる。除電されることによって塵埃の再付着も防げるので、ディスクのラベル面に塵埃が殆どない状態で印刷処理が達成される。
本発明の上記および他の長所は、添付図面を参照して述べる本発明の好ましい実施形態の説明から明らかになるであろう。
[装置の構成]
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例であるディスクデュプリケータの全体斜視図である。
図2は図1のディスクデュプリケータ1の機能要素を模式的に示すブロック図である。
ディスクデュプリケータ1は、実際には図示しない防塵ケースに収納されており、図1は防塵ケースを除去した状態を示している。
ディスクデュプリケータ1は、ラベルプリンタ2と、DVD-RWドライブ3と、第1ストッカ4と、第2ストッカ5と、除電器6と、搬送アーム体7とよりなる。
ラベルプリンタ2は、CD-R或はDVD-R等の、主に追記型光ディスクのラベル面に所望の画像を印刷する、周知のフルカラー熱転写型ラベルプリンタである。但し、本発明においてはインクジェット型のラベルプリンタであっても良い。
DVD-RWドライブ3は、CD-R或はDVD-R等の、主に追記型光ディスクに所望のデータを記録する、周知の光ディスク記録再生装置である。
第1ストッカ4と第2ストッカ5には各々、データ未記録ディスク(生ディスク)、データ記録済且つラベル未印刷ディスク、データ記録済且つラベル印刷済ディスクの何れかが、製造工程毎に貯蔵される構成となっている。
除電器6は、本発明の要である、光ディスクの主にラベル面に発生する静電気を除去する為の装置である。除電器6の詳細な内部構造は後述するが、その中身は周知のイオン化空気を発生させ吹き付ける装置であり、空気をイオン化させる手段とイオン化された空気を送り出す手段で構成されている。
搬送アーム体7は、ラベルプリンタ2と、DVD-RWドライブ3と、第1ストッカ4と、第2ストッカ5との間の光ディスクの搬送を行う機構である。
搬送アーム体7にはクランパ7aが設けられ、クランパ7aは光ディスクのクランプ用センターホールに嵌合して、光ディスクを1枚ずつ搬送する。
[装置の基本的な動作の概要]
例えば第1ストッカ4にデータ未記録ディスクを貯蔵してからディスクデュプリケータ1を稼働させると、先ず搬送アーム体7が第1ストッカ4からデータ未記録ディスクを1枚取り出してDVD-RWドライブ3の図示しないトレイに供給する。DVD-RWドライブ3がディスクに対するデータ記録処理を完遂すると、搬送アーム体7はデータ記録済且つラベル未印刷ディスクを第2ストッカ5に搬送する。
そして再度第1ストッカ4からデータ未記録ディスクを取り出してデータ記録処理を行う、という一連の処理を繰り返す。
こうすることにより、第1ストッカ4のデータ未記録ディスクは全てDVD-RWドライブ3によるデータ記録処理が施されて、データ記録済且つラベル未印刷ディスクとして第2ストッカ5に貯蔵される。
次に第2ストッカ5から搬送アーム体7がデータ記録済且つラベル未印刷ディスクを1枚取り出してラベルプリンタ2のトレイ2aに供給する。ラベルプリンタ2がディスクに対するラベル印刷処理を完遂すると、搬送アーム体7はデータ記録済且つラベル印刷済ディスクを第1ストッカ4に搬送する。
そして再度第2ストッカ5からデータ記録済且つラベル未印刷ディスクを取り出してラベル印刷処理を行う、という一連の処理を繰り返す。
こうすることにより、第2ストッカ5のデータ記録済且つラベル未印刷ディスクは全てラベルプリンタ2によるラベル印刷処理が施されて、データ記録済且つラベル印刷済ディスクとして第1ストッカ4に貯蔵される。
[搬送アーム体7]
搬送アーム体7は、クランパ7aと、搬送アーム7bと、回転台7cと、エレベータ7dと、駆動部7eと、図示しないセンサスイッチとよりなる。
搬送アーム体7は制御マイコン8に接続され、制御マイコン8から送られる制御信号にしたがって動作すると共に、搬送アーム体7の各所に埋め込まれ、動作状態を検出するセンサスイッチの検出信号が制御マイコン8に送出される。
搬送アーム7bの先端にはクランパ7aが設けられている。クランパ7aにはディスク媒体の把持状態を検出するセンサスイッチと、DVD-RWドライブ3及びラベルプリンタ2のトレイとの接触状態を検出するセンサスイッチが設けられ、これらセンサスイッチの信号に応じてクランパ7aのディスク把持/開放動作、搬送アーム7bの上下動作を制御する。
搬送アーム7bは回転台7cによって回転駆動されると共に、エレベータ7dによって上下駆動される。
回転台7cとエレベータ7dにはそれぞれ図示しないセンサスイッチが設けられ、搬送アーム7bの角度位置と高さを示す信号が制御マイコン8に送出される。
クランパ7aと回転台7cとエレベータ7dには制御マイコン8の制御信号にしたがって、駆動部7eにて駆動される。
[除電器6]
除電器6は、第1ストッカ4と第2ストッカ5を収納するストッカ体9とラベルプリンタ2との間の空間の最上部に配置されている。
搬送アーム7bが第1ストッカ4或は第2ストッカ5からディスクを把持して持ち上げ、次に回転台7bを回転駆動して搬送アーム7bを第1ストッカ4或は第2ストッカ5から抜き出し、更にエレベータ7dにて搬送アーム7bを最高位置まで持ち上げた状態において、ディスクのラベル面が除電器6に近接する構成となっている。
除電器6の内部には図示しない放電電極とファンが存在し、放電電極に高圧の電圧を印加して電極周囲の空気をイオン化し、その空気をファンで送り出す構成である。イオンエア発生器、除電イオン発生器等と呼ばれ、古くから多くの技術文献が存在するので、詳細な内部構成は割愛する。
[制御マイコン8]
制御マイコン8は前述の搬送アーム体7と除電器6の他に、ラベルプリンタ2と、図示しない上位装置に接続されている。
上位装置は例えばパソコンであり、パソコンとは例えば周知のパラレルインターフェースやUSB等にて接続され、パソコンから送られる印刷画像データを受信する。
制御マイコン8は、受信した印刷画像データをラベルプリンタ2へ送り出すと共に、ラベルプリンタ2のトレイ2aにディスクを載置した時に、押圧熱転写処理を許可する指令信号をラベルプリンタ2へ送信するように構成してある。
更に、制御マイコン8はラベルプリンタ2から印刷完了の報告を記す信号を受け取る。
[ラベルプリンタ2]
ラベルプリンタ2は中間転写シートを用いる周知の熱転写式ラベルプリンタである。
印刷データを送ると、印刷データに応じた印刷画像が中間転写シート上に形成される。
しかし、印刷画像が中間転写シート上に形成された状態では、ディスクのラベル面への押圧熱転写処理は行わず、待機状態となる。
印刷画像が中間転写シート上に形成されている状態において、ラベルプリンタ2に押圧熱転写命令を送ると、トレイ2aに設けられている図示しないセンサスイッチがディスクの存在を検出している時に、押圧熱転写処理を行う。
押圧熱転写処理が終了し、印刷済ディスクを載置したトレイ2を完全に排出した時には、ラベルプリンタ2は印刷完了の報告を記す信号を制御マイコン8へ送信する。
[動作]
以下に前述した動作の概要に沿って、本発明に係る動作を説明する。
先ず、制御マイコン8は搬送アーム体7を制御して、搬送アーム7bを第2ストッカ5に侵入させる。
次に、制御マイコン8は搬送アーム体7を制御して、第2ストッカ5に侵入した搬送アーム7bをエレベータ7dにて下げて、第2ストッカ5内に積み上げられているディスクDに接触させ、次にクランパ7aにてディスクDを1枚把持し、搬送アーム7bをエレベータ7dにて上げた後、回転台7bにて搬送アーム7bを第2ストッカ5から抜き出す。
この時、搬送アーム7bに把持されているディスクDはラベルプリンタ2のトレイ2aに臨む垂直位置にある。
次に、制御マイコン8は搬送アーム体7を制御して、搬送アーム7bをエレベータ7dにて最高位置まで上昇させると共に、除電器6を起動する。
除電器6からイオン化空気が吐出され、搬送アーム7bをエレベータ7dにて最高位置まで上昇させると、ディスクDのラベル面は除電器6から吐出されるイオン化空気に晒される。これがディスクDのラベル面の除電清浄処理である。
この除電清浄処理は所定時間、例えば3〜5秒程度行われる。
この除電清浄処理により、ディスクDのラベル面に帯電している静電気が除去されると共に、静電気によって付着していた塵埃もイオン化空気によって吹き飛ばされる。
除電清浄処理が終了すると、制御マイコン8はラベルプリンタ2にイジェクト命令を発行してトレイ2aをイジェクトさせ、その後搬送アーム体7を制御してエレベータ7dにて搬送アーム7bを下降させ、搬送アーム7bに把持されているディスクDをラベルプリンタ2のトレイ2aへ接触させ、クランパ7aによるディスクDの把持状態を解除し、ディスクDをトレイ2aへ載置する。
ディスクDのトレイ2aへの載置が完遂すると、制御マイコン8はエレベータ7dを制御して搬送アーム7bを僅かに上昇させた後、ラベルプリンタ2へ押圧熱転写処理を許可する指令信号を送信する。これに呼応して、ラベルプリンタ2にて押圧熱転写処理が開始される。
ラベルプリンタ2にて押圧熱転写処理が終了するとトレイ2aがイジェクトされる。イジェクト動作が完遂したらエレベータ7dを制御して搬送アーム7bを下降させ、クランパ7aにてディスクDをクランプし、再び搬送アーム7bを上昇させる。
制御マイコン8は搬送アーム体7を制御して、印刷処理が完了したディスクDを第1ストッカ4へ搬送する。
以上に記したように、本発明によるディスクデュプリケータ1は、以下のように動作する。
(1) 制御マイコン8が搬送アーム体7を制御して、第2ストッカ5からディスクDを取り出す。
(2) 制御マイコン8が搬送アーム体7を制御して、取り出したディスクDを除電器6のある位置まで近接させる。
(3) 制御マイコン8が除電器6を制御して、ディスクDのラベル面に帯電している静電気の除電及び塵埃除去処理をする。
(4) 制御マイコン8が搬送アーム体7を制御して、除電清浄処理が行われたディスクDをラベルプリンタ2のトレイ2aに載置する。
(5) 制御マイコン8がラベルプリンタ2を制御して、ディスクDのラベル面に押圧熱転写処理を施す。
すなわち、押圧熱転写処理の直前にディスクDのラベル面から静電気と塵埃を除去するので、ディスクDのラベル面に塵埃が殆ど付着していない状態で押圧熱転写処理が行われる。
したがって、光に透かして見ても塵埃による凹凸が殆ど確認できない程度の、極めて美しい印刷処理が実現できる。
図3に本発明の実施例2に係るディスクデュプリケータの要部のブロック図を示す。図3に示されていない部分については、図1及び図2と等価である。
除電器6'には、電極体6aと、ファン6bと、プランジャソレノイド6cと、切替弁6dが設けられている。切替弁6dはプランジャソレノイド6cによって駆動される。
切替弁の先は二股に別れ、各々第1の吐出口6eと第2の吐出口6fが設けられている。
第1の吐出口6eの先には第1ダクト9aが、実施例1における除電器6が配置されていた位置に設けられている。
第2の吐出口6fからはホース9bを介して第2ダクト9c及び第3ダクト9dが、各々第1ストッカ4及び第2ストッカ5の側面に設けられている。
[動作]
以下に前述した動作の概要に沿って、本発明に係る動作を説明する。
制御マイコン8は、搬送アーム体7が第2ストッカ5からディスクDを取り出す直前に、プランジャソレノイド6cを駆動して第1の吐出口6eを塞ぎつつ電極体6aとファン6bを駆動して、イオン化空気を第2の吐出口6fから第2ダクト9c及び第3ダクト9dに送り出す。
搬送アーム体7が第2ストッカ5からディスクDを取り出すと、静電気が発生するが、この静電気はその発生の直前に除電器6'から供給されるイオン化空気によって除電される。
搬送アーム体7が第2ストッカ5から取り出される時には、一旦ファン6bを停止させた後、プランジャソレノイド6cを駆動して第2の吐出口6fを塞ぐ。そして再びファン6bを駆動させる。すると、今度はイオン化空気が第1の吐出口6eを介して第1ダクト9aから吐出される。
搬送アーム体7はディスクDを第1ダクト9aの近傍に接近させて、除電清浄処理を行う。
これ以降の動作は実施例1と等しい。
以上に記したように、本発明によるディスクデュプリケータ1は、実施例1に加えて、第2ストッカ5からディスクDを取り出す際にもイオン化空気をディスクDに吹き付ける。
すなわち、押圧熱転写処理の直前のみならず、最も静電気が発生し得る時点であるディスク取り出しの時にもディスクDのラベル面から静電気と塵埃を除去するので、ディスクDのラベル面に塵埃が殆ど付着していない状態で押圧熱転写処理が行われる。
したがって、光に透かして見ても塵埃による凹凸が殆ど確認できない程度の、極めて美しい印刷処理が実現できる。
更に、本実施例においては予め最も静電気が発生する時点において静電気を除去する処理を行っているので、印刷処理の直前における除電清浄処理は実施例1と比べると軽減されている。したがって、印刷処理の直前における除電清浄処理に要する時間が、実施例1の場合より短時間にて実現可能である、というメリットもある。
図4に本発明の第3の実施例に係るディスクデュプリケータの要部のブロック図を示す。図4に示されていない部分については、図1び図2と等価である。
除電器6"は、図示しない電極体と、ファンが設けられている。
除電器6"にはホース10が接続されている。
ホース10の先は搬送アーム7bに沿って這うように固定され、先端はクランパ7aに接近した位置に設けられている。
搬送アーム7bの動作に支障を及ぼさないように、且つ静電気の発生を防ぐために、ホース10は可撓性且つ導電性のもの、例えば塩化ビニール等の、容易に湾曲可能な素材のホースの外壁及び内壁に導電塗料を塗布したものが好適である。
[動作]
以下に本発明に係る動作を説明する。
制御マイコン8は、搬送アーム体7が第2ストッカ5からディスクDを取り出す際に、クランパ7aにディスクDが接触し、それからディスクDのクランプ動作が完了した直後のタイミングで、除電器6"を駆動して、イオン化空気をホース10に送り出す。
搬送アーム体7が第2ストッカ5からディスクDを取り出すと、静電気が発生するが、この静電気はその発生の直前に除電器6"からホース10を通じて供給されるイオン化空気によって除電される。
搬送アーム体7が第2ストッカ5から取り出され、ディスクDをラベルプリンタ2のトレイ2aに載置する直前まで、除電器6"は稼働し続け、イオン化空気をホース10を通じて送り出し、クランプしているディスクDに対して除電防塵処理を行い続ける。
本実施例においては、静電気が発生してから除電清浄する動作とはやや異なり、クランプ動作完了直後からクランプ動作解除直前に至るまで、イオン化空気をディスクDに吹き続ける、どちらかと言うと防塵に重きを置いた処理であることに注意されたい。
以上に記したように、本発明によるディスクデュプリケータ1は、実施例2に加えて、第2ストッカ5からディスクDを取り出した直後からラベルプリンタ2のトレイ2aにディスクDを載置する直前まで、イオン化空気をディスクDに吹き付ける。
すなわち、ディスク搬送手段である搬送アーム体7のディスク把持部分にイオン化空気を供給できる構成にしたので、押圧熱転写処理の直前は勿論、最も静電気が発生し得る時点であるディスク取り出しの時だけに留まらず、ディスクDを搬送する動作の全てにおいて、除電防塵処理が完遂でき、ディスクDのラベル面に塵埃が殆ど付着していない状態で押圧熱転写処理が行われる。
したがって、光に透かして見ても塵埃による凹凸が殆ど確認できない程度の、極めて美しい印刷処理が実現できる。
更に、本実施例においてはディスク搬送動作の全般において静電気を除去すると共に塵埃を寄せつけない防塵処理を行っているので、実施例1や実施例2にて行っている、除電清浄処理の為に印刷処理の直前に搬送アーム体7を一時停止させる処理が不要になる。
したがって、除電清浄処理に必要なファンの駆動力は前述の実施例1及び2の場合よりも弱い駆動力で良く、印刷処理の直前における除電清浄処理に要する時間も、実施例2の場合より更に短時間にて実現可能である、というメリットもある。
[応用例]
本発明は上述の実施例に留まらず、種々の応用が可能である。以下に列挙する。
(1) 除電器6等にフィルタを設け、装置起動直後に予め装置キャビネット内の空気を清浄する処理を行うと、ディスク搬送の際の除電清浄処理に要する時間が短縮できる。
本発明の実施例1の全体斜視図である。 本発明の実施例1の全体ブロック図である。 本発明の実施例2の要部ブロック図である。 本発明の実施例3の要部ブロック図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 ディスクデュプリケータ
2 ラベルプリンタ
3 DVD-RWドライブ
4 第1ストッカ
5 第2ストッカ
6,6',6" 除電器
7 搬送アーム体
8 制御マイコン
9 ストッカ体
10 ホース

Claims (5)

  1. 印刷処理前のディスク媒体を貯蔵する貯蔵器と、
    前記貯蔵器からディスク媒体を取り出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によってディスク媒体が供給され、ディスク媒体のラベル面に印刷処理を施すプリンタと、
    ディスク媒体のラベル面に帯電除去用イオン化空気を吹き付けるイオン化空気発生器と、
    前記搬送手段と前記イオン化空気発生器に接続され、前記搬送手段が前記プリンタにディスク媒体を供給する前に、ディスク媒体が前記イオン化空気発生器近傍に搬送される時に前記イオン化空気発生器を起動する制御手段と
    よりなることを特徴とするディスク用ラベル印刷装置。
  2. 印刷処理前のディスク媒体を貯蔵する貯蔵器と、
    前記貯蔵器からディスク媒体を取り出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によってディスク媒体が供給され、ディスク媒体のラベル面に印刷処理を施すプリンタと、
    ディスク媒体に帯電除去用イオン化空気を吹き付けるイオン化空気発生器と、
    前記搬送手段と前記イオン化空気発生器に接続され、前記搬送手段が前記貯蔵器からディスク媒体を取り出す時に前記イオン化空気発生器を起動する制御手段と
    よりなることを特徴とするディスク用ラベル印刷装置。
  3. 印刷処理前のディスク媒体を貯蔵する貯蔵器と、
    前記貯蔵器からディスク媒体を取り出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によってディスク媒体が供給され、ディスク媒体のラベル面に印刷処理を施すプリンタと、
    帯電除去用イオン化空気を発生するイオン化空気発生器と、
    前記イオン化空気発生器から発生するイオン化空気を、前記貯蔵器の近傍と前記プリンタの近傍に供給するイオン化空気流路と、
    前記搬送手段と前記イオン化空気発生器に接続され、前記搬送手段が前記貯蔵器からディスク媒体を取り出す時と、前記搬送手段がディスク媒体を前記イオン化空気発生器近傍に搬送する時に前記イオン化空気発生器を起動する制御手段と
    よりなることを特徴とするディスク用ラベル印刷装置。
  4. 前記イオン化空気流路には空気流切替手段が設けられており、
    前記制御手段は、前記搬送手段が前記貯蔵器からディスク媒体を取り出す時に前記空気流切替手段を制御してイオン化空気を前記貯蔵器に供給すると共に、前記搬送手段がディスク媒体を前記イオン化空気発生器近傍に搬送する時に前記空気流切替手段を制御してイオン化空気を前記ディスク媒体のラベル面に吹き付けることを特徴とする、請求項3記載のディスク用ラベル印刷装置。
  5. 印刷処理前のディスク媒体を貯蔵する貯蔵器と、
    前記貯蔵器からディスク媒体を取り出して搬送する搬送アームを備える搬送手段と、
    前記搬送手段によってディスク媒体が供給され、ディスク媒体のラベル面に印刷処理を施すプリンタと、
    帯電除去用イオン化空気を発生するイオン化空気発生器と、
    前記イオン化空気発生手段から発生するイオン化空気を供給する、前記搬送アームに設けられる吐出口と、
    前記搬送手段と前記イオン化空気発生器に接続され、少なくとも前記搬送手段が前記貯蔵器からディスク媒体を取り出す時と、前記搬送手段がディスク媒体を前記イオン化空気発生器近傍に搬送する時に前記イオン化空気発生器を稼働させる制御手段と
    よりなることを特徴とするディスク用ラベル印刷装置。
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