JP2005161428A - 加工機におけるic供試体のクランプ装置。 - Google Patents

加工機におけるic供試体のクランプ装置。 Download PDF

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JP2005161428A JP2003400954A JP2003400954A JP2005161428A JP 2005161428 A JP2005161428 A JP 2005161428A JP 2003400954 A JP2003400954 A JP 2003400954A JP 2003400954 A JP2003400954 A JP 2003400954A JP 2005161428 A JP2005161428 A JP 2005161428A
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重治 白井
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Abstract


【課題】セット作業を短時間で正確に行うことができる加工機におけるIC供試体のクランプ装置を提供する。
【解決手段】水平のテーブル4と垂直軸を中心として回転する工具23とを左右、前後および上下の三軸方向において相対的に制御移動し、回転工具23によってテーブル4上のワークを切削加工する加工機において、前記テーブル4に設けたホルダー30対して着脱自在にケース31を設ける。このケース30の上部に、開閉作動してワークとしてのIC供試体Wをクランプする一対のバイス片33、34を設ける。また、このケース31の下部に、水平にスライドして着脱自在とした支持片40を設ける。この支持片40にIC供試体Wの裏面に当接する押上ねじ41を設ける。上記のケース31は、ホルダー30から取り外した状態で使用し、IC供試体Wのセット作業を行う。
【選択図】 図3

Description

この発明は、IC供試体のプラスチックモールド部を切削加工するために使用するIC供試体のクランプ装置に関するものである。
プラスチックなどによってモールドされた半導体チップ、コンデンサ、ハイブリッドIC等の故障部位を解析するために、上記モールド部を薬品によって溶解除去する開封装置が知られている。一例として挙げた特開平11−340259号公報には、プラスチックモールド部に硝酸あるいは硫酸を噴射して溶解し、モールド部内のICモジュールなどを露呈させる装置が記載されている。
上記の開封装置を使用するにあたっては、事前にモールド表層部を手動ツールなどによって削除し、溶解作業の効率化を図ったものである。しかしながら、半導体チップ、コンデンサ、ハイブリッドIC等(以下、IC供試体という)は微細なものであるところから作業にかなりの習熟度を要している。また、ときには解析のための故障部を誤って削除してしまうようなミスも生じていた。
そうしたところから、近年では小形フライス盤によって前記プラスチックモールドの表層部を削除することが行われている。この小形フライス盤は、IC供試体を保持するテーブルと切削加工するための回転工具を備えており、両者を前後、左右および上下の三軸方向において相対的に制御移動して加工を行ったものである。切削加工はプログラミングされた動きで与えられるため、概ね良好な結果が得られている。
ところで、上記のIC供試体は特徴的な形状として下方へ突出する多数の引出端子を有しており、かつ大きさが多種に及んでいて何れも微細である。このため、テーブルにセットするために多くの時間がかかり、かつ正確にセットするのが困難であるという問題点があった。
特開平11−340259号
本発明が解決しようとする課題は、セット作業を短時間で正確に行うことができる加工機におけるIC供試体のクランプ装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る加工機におけるIC供試体のクランプ装置は、次のようにしたものである。すなわち、その要旨とするところは、水平のテーブルと垂直軸を中心として回転する工具とを左右、前後および上下の三軸方向において相対的に制御移動し、工具によってテーブル上のワークを切削加工する加工機において、前記テーブルに対して着脱自在のケースを設け、このケースの上部に開閉作動してワークとしてのIC供試体をクランプする一対のバイス片を設け、またこのケースの下部に水平にスライドして着脱自在とした支持片を設け、かつこの支持片にIC供試体の裏面に当接する押上ねじを設けたことにある。
本発明に係るクランプ装置は、ケースをテーブルから取り外して図6のように上下反転した状態で持つことができる。そして支持片を取り外すことによって、バイス片へのIC供試体のセットを上側から容易に行うことができる。また支持片を取りつけた後に押上ねじを当接することで、IC供試体を正確に位置決めすることができる。このため、セット作業を短時間で正確に行うことができるという優れた効果を発揮する。
短時間で正確にセット作業を行うことができるという効果を奏する加工機におけるIC供試体のクランプ装置をコンパクトかつ最小の部品点数をもって実現した。
この発明に係る加工機におけるIC供試体のクランプ装置を一実施例について説明する。図1はこのクランプ装置を備えたNC加工機の正面図、図2は同じく側面図にして、1はフレーム 2はフレーム1の上面部に設けたベース 3はベース2の上部にして前後方向に配設したX軸ガイドレール 4はベアリングを介してX軸ガイドレール3にスライド自在に設けた水平のテーブルである。上記のテーブル4は、パルスモータ5、その出力軸に設けた送りねじ軸6、送りねじ軸6に螺合した受動ナット7により構成したX軸駆動手段によって前後方向に制御移動する。
8、8はベース2に樹立した左右一対のコラム 9はコラム8、8の上端を連結したビーム 10はビーム9と同方向に配設したY軸ガイドレール 11はベアリングを介してY軸ガイドレール10にスライド自在に配設した移動ベースである。上記の移動ベース11は、パルスモータ12、その出力軸に設けた送りねじ軸13、送りねじ軸13に螺合した受動ナットにより構成したY軸駆動手段によって左右方向に制御移動する。
15は移動ベース11に配設した上下方向のZ軸ガイドレール 16はベアリングを介してZ軸ガイドレール15にスライド自在に配設した昇降ベースである。上記の昇降ベース16は、パルスモータ17、その出力軸に設けた送りねじ軸18、送りねじ軸18に螺合した受動ナット19により構成したZ軸駆動手段によって上下方向に制御移動する。
20は昇降ベース16の前部に取りつけた主軸ヘッド この主軸ヘッド20は、下向きに固定した駆動モータ21、その出力軸に備えたチャック22、チャック22を介して取りつけた回転工具23によって構成する。上記の回転工具23は下向きに突出してテーブル4の上面部に対応する。
前記の回転工具23とテーブル4とは前後のX軸方向、左右のY軸方向および上下のZ軸方向の三軸方向において相対的に制御移動するものであり、これによってテーブル4に保持したIC供試体(後述する)は、上面部を所要の形状に切削加工される。
図3、図4において、30は上方を開口してテーブル4に設けた枠状のホルダー 31はホルダー30に着脱できるように設けたカセット式のケース 32はケース31の装着時において、これをホルダー30に締めつけ固定する固定ねじ 33はケースの上部一端に固定して設けた一方のバイス片 34は一方のバイス片33に対応して前後移動自在に設けた他方のバイス片 35は他方のバイス片34を移動調整してバイス間隔を設定する調整ねじである。
上記のバイス片33、34は、その当接片36、37をプレート状としてあり、IC供試体Wにおける引出端子50の突出根部付近に対応してそのモールド部をクランプする。38はクランプ位置の下方にしてケース31に設けた前後方向のスライドガイド 39は上記のスライドガイド38と同位置にして他方のバイス片34に設けた断面角状の支持片である。
上記の支持片40は、透明プラスチック材料によって構成する。41は支持片40に螺合した上向きの押上ねじ この押上ねじ41はIC供試体Wの裏側部に対応し、上方向に移動するときモールド部をバイス片33、34側に向けて押圧する。
一実施例に係るIC供試体のクランプ装置は上記のような構成であり、これを使用してテーブル上にIC供試体をセットするには次のようにする。
それには、まずケース31をテーブル4側のホルダー30から取り外し、続いて透明の支持片40をスライドガイド38、39から外方へ引き出すようにする。そして、次に調整ねじ35によって一対のバイス片33、34における当接片36、37の間隔をIC供試体Wのモールド幅に対応して設定する。
ここでIC供試体Wの形状は図5の通りであって、モールド部の側端から下方に向けて突出する引出端子50の付根付近の幅寸法mを例えばノギスによって計測し、その計測値に基づいて当接片36、37の間隔を設定する。その設定値は計測値より僅かに大きくするのが良い。
上記の間隔設定が終了したならば、図6のようにケース31を反転する。そして、ピンセットなどで摘んだIC供試体Wを反転状態にして当接片36、37の隙間に挿入する。これによって当接片36、37はIC供試体Wの突出端子50を受けてこれを安定支持する。
このようにしてIC供試体Wの供給操作が終了したならば、支持片40をケース31内に挿入し、続いて押上ねじ41をねじ込んでモールド部の裏側を押圧する。上記の支持片40は透明材料であるので、押上ねじ41がIC供試体Wの中心位置に当接しているかどうかを確認しながら作業を行うことができる。
上記の押圧操作によって、IC供試体Wをその引出端子50の付根部位置を基準として位置決めしセットすることができる。この操作が終了したならば、調整ねじ35によりバイス片34を閉じる方向に移動し、IC供試体Wを幅方向において固定する。以上の操作によってIC供試体Wをケース31の所定位置に正確にセットすることができる。
ケース31へのIC供試体Wのセットが終了したならば、ケース31を上下反転し、図3のようにテーブル4のホルダー30に装着する。従って、この後に回転工具23とテーブル4とを所定の軸方向に制御移動することでモールド部の上面部に所要のポケット加工を行うことができる。前述したようにIC供試体Wは、その引出端子50の位置を基準としてセットされているので、モールドの厚さに関係なく常に適正な深さで切削加工を行うことができる。
なお上記の一実施例では、バイス片33、34を前後方向において開閉操作したが、これを左右方向に変更することは容易である。これにはホルダー30へのケース31の装着を水平面で90°変換して行うことで達成することができる。
本発明に係るクランプ装置は、IC供試体の他に引出端子、引出電極を有する微細な電子成型部品などにおいて適用することができるものであり、端子、電極の位置を基準とした切削加工に供することができる。
IC供試体のクランプ装置を装着した状態を示す加工機の正面図である。 同じく、側面図である。 一実施例に係るIC供試体のクランプ装置を示す縦断側面図である。 図3のA−A線で切断して示すクランプ装置の正面図である。 IC供試体の形状を示す説明図である。 IC供試体のセット作業状態を示す説明図である。
符号の説明
1 フレーム
2 ベース
4 テーブル
11 移動ベース
16 昇降ベース
20 主軸ヘッド
23 回転工具
30 ホルダー
31 ケース
32 固定ねじ
33 一方のバイス片
34 他方のバイス片
35 調整ねじ
36 当接片
37 当接片
38 スライドガイド
40 支持片
41 押上ねじ
W IC供試体
50 引出端子
51 プラスチックモールド部

Claims (1)

  1. 水平のテーブルと垂直軸を中心として回転する工具とを左右、前後および上下の三軸方向において相対的に制御移動し、工具によってテーブル上のワークを切削加工する加工機において、前記テーブルに対して着脱自在のケースを設け、このケースの上部に開閉作動してワークとしてのIC供試体をクランプする一対のバイス片を設け、またこのケースの下部に水平にスライドして着脱自在とした支持片を設け、かつこの支持片にIC供試体の裏面に当接する押上ねじを設けたことを特徴とする加工機におけるIC供試体のクランプ装置。
JP2003400954A 2003-12-01 2003-12-01 加工機におけるic供試体のクランプ装置。 Pending JP2005161428A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105922169A (zh) * 2016-07-07 2016-09-07 浙江工业大学 车灯灯罩夹紧装置
CN112453942A (zh) * 2020-09-28 2021-03-09 广东伟业铝厂集团有限公司 一种异形铝合金型材的切割装置
CN112548247A (zh) * 2020-12-18 2021-03-26 浙江工业大学 一种电火花线切割定位夹具

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