JP2005161354A - トリム加工方法及びトリム加工装置 - Google Patents

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Katsuyasu Tadokoro
克康 田所
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Abstract

【課題】 トリム加工工程の他にバリを潰す専用の工程を必要とすることがなく、トリム加工工程でバリを確実に潰し、バリのついた製品の流出を防止することのできるトリム加工方法を提供する。
【解決手段】 成形完成品形状とは異なるドロー形状とされたワークWを、トリムパンチ1とトリムダイ4とによって切断した直後、リストライクパンチ2でワークWを成形完成品形状に加工するトリム加工方法であって、リストライクパンチ2で前記ワークWを成形完成品形状に加工する際に、切断されたワークWの切断部分に形成されたバリ9を、トリムダイ4の切刃近傍部に設けた突起部7の基端側近傍部に当接させ、該バリ9をリストライクパンチ2で押し潰す。
【選択図】 図6

Description

本発明は、トリム加工方法およびトリム加工装置に関し、詳細には、トリム加工によってワークの切断部分に生じたバリを潰すバリ処理技術に関する。
トリム加工時に発生したバリは、そのままにして置くとハンドリング時に手などを切ったり、或いは他部品との組み付けが行えないなど不具合を生じさせる。また、ワークの端部にバリがあると、ワークを塗装した場合、バリが形成された部分には塗料が付き難いことから、当該バリ部分より錆びが発生する恐れもある。このため、従来は、トリム加工後に、切断によって発生したバリを無くすための工夫がなされている。
従来は、ワークをトリミングした後、そのトリミングで発生したバリを、バリ潰し専用の金型を使用してバリを潰していた。しかしながら、バリ潰しを行う専用の金型が必要であることから、金型コストがかかるばかりか製造プロセスも複雑化する。
そこで、さらに従来は、折り曲げ成型用金型において、トリミングで発生したバリを切除するためのシェービング刃を、ワークを保持する保持部材に設け、ワーク成形時にシェービング刃によってバリを除去するように構成した折曲げ成形用金型を提案している(例えば、特許文献1など参照)。
特開平7−16652号公報(第2頁および第3頁、第2図および第5図)
しかしながら、特許文献1に記載の折曲げ成形用金型では、ワークを保持する保持部材に別途シェービング刃を設ける必要があり、シェービング刃を形成するためのコストがかかる。また、ワークの端部を折曲加工したときに、パンチと保持部材との摺接によりバリをシェービング刃によってむしり取るため、確実にバリを除去することができない可能性もある。
そこで、本発明は、トリム加工工程の他にバリを潰す専用の工程を必要とすることがなく、トリム加工工程でバリを確実に潰し、バリのついた製品の流出を防止することのできるトリム加工方法及びトリム加工装置を提供することを目的とする。
本発明のトリム加工方法においては、リストライクパンチでワークを成形完成品形状に加工する際に、切断されたワークの切断部分に形成されたバリを、トリムダイの切刃近傍部に設けた突起部の基端側近傍部に当接させ、そのバリをリストライクパンチで押し潰す。
本発明のトリム加工方法によれば、トリムダイの切刃近傍部に設けた突起部とリストライクパンチでワークの切断部分に形成されたバリを押し潰すと、この突起部によって行き場を失ったバリは、該突起部とリストライクパンチとにより押し潰されることにより、バリを確実に無くすことができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[トリム加工装置の構成]
先ず、本発明を適用したトリム加工装置について説明する。図1は本実施の形態のトリム加工装置の要部断面図、図2はトリム加工装置の切刃近傍部を拡大して示す要部拡大断面図、図3は成形完成品形状とドロー形状を比較して示す図である。
本実施の形態のトリム加工装置は、図1に示すように、上型を構成するトリムパンチ1と、リストライクパンチ2およびパッド3と、下型を構成するトリムダイ4とを有して構成されている。
トリムパンチ1は、トリムダイ4と協働してワークWを切断するパンチである。このトリムパンチ1は、リストライクパンチ2よりも先行してワークWを切断するように、該リストライクパンチ2よりも下方に設けられている。
リストライクパンチ2は、トリムダイ4と協働して成形完成品形状とは異なるドロー形状とされたワークWを、成形完成品形状とするパンチである。このリストライクパンチ2は、トリムパンチ1によってワークWを切断した直後に、ワークWをリストライクするように、トリムパンチ1よりも若干上方に設けられている。
パッド3は、トリムダイ4上に載置されたワークWがトリミング時に位置ずれを起こさないようにするための押さえとして機能する。かかるパッド3は、上型に形成された図示を省略するパッド収容凹部内にウレタン樹脂やガス封入式シリンダー或いはバネなどの弾性部材によって、トリミング開始前に下方へ押圧されるようにして設けられている。このパッド3は、トリムパンチ1によってワークWを切断する前に先行してワークWをトリムダイ4に押し付けるように動作し、トリミング時のワークWの位置ずれを防止する。
トリムダイ4は、トリムパンチ1との協働によってワークWを切断する切刃5を有している。また、トリムダイ4は、リストライクパンチ2との協働によりワークWを成形完成品形状とする製品成形面6を有している。そして、このトリムダイ4には、リストライクパンチ2でワークWを成形完成品形状に加工する際に、切断されたワークWの切断部分に形成されたバリを押し潰すための突起部7を有している。
かかる突起部7は、図2に示すように、切刃5の近傍部に設けられており、上型へ向かって突出する突起として形成されている。この突起部7は、ワークWの板厚tに対して0.5〜1倍の高さHとされている。かかる突起部7の高さHがワークWの板厚tの0.5倍未であると、バリを潰し切れなかったり、ワークWの切断面に生じたバリがこの突起部7から外れてしまい当該バリを潰すことができない。この一方、突起部7の高さHがワークWの板厚tの1倍を超えると、ワークWよりもその高さが高くなるので、当該ワークWをリストライクパンチ2によって成形完成品形状とすることが困難になる。
また、突起部7の長さLは、ワークWの成形完成品形状の長さと、切断後のドロー形状時の長さの周長差としてある。成形完成品形状時のワークWは、図3に示すように、ドロー形状時のワークW’に対して、その切断部分近傍をほぼストレート形状としている。この突起部7の長さLが前記周長差より長いと、ワークWの切断部分が突起部7の上面に乗り上げてしまう。この一方、突起部7の長さLが前記周長差よりも短いと、ワークWの切断部分に形成されたバリが突起部7と接触しなくなり、当該バリをリストライクパンチ2によって潰すことが出来なくなる。
[トリム加工方法]
次に、本実施の形態のトリム加工方法について説明する。図4はワークをトリミングしたときの状態を示す要部拡大断面図、図5はトリミング後にワークの切断部分がワーク内側に引き込まれる状態を示す要部拡大断面図、図6は切断後にワークの切断部分がワーク内側に引き込まれてバリが突起部の基端側近傍部に当接した状態を示す要部拡大断面図、図7は突起部がトリムダイに無い場合において、トリミング後にワークの切断部分がワーク内側に引き込まれた状態を示す要部拡大断面図、図8はリストライクパンチによってワークをリストライクした状態を示す要部拡大断面図である。
先ず、上型を下降させると、図4に示すように、ドロー形状とされたワークWがトリムパンチ1によってトリムダイ4との協働により切断される。切断された不要なスクラップ8は、このトリムパンチ1によって下方へと落下させられる。
トリミング加工が終了すると直ぐにリストライク加工が始まる。このリストライク加工時には、図5に示すように、リストライクパンチ2によってドロー形状のワークW’が内側に引き込まれる。このとき、ワークWの成形完成品形状時の長さと、切断後のドロー形状時の長さの周長差と等しい長さに、突起部7の長さLを設定してあるので、切断後のワークW’の切断部分に形成されたバリ9は、図6に示すように、突起部7の基端側近傍部に当接する。なお、図7に示すように、トリムダイ4に突起部7が無い場合は、リストライクされてもバリ9の向きが下から横に向くだけである。
そして、図8に示すように、リストライクパンチ2によってワークWがリストライクされると、リストライクパンチ2と突起部7で挟まれたワークWのバリ9は行き場が無くなり押し潰される。その結果、ワークWの切断部分に形成されたバリ9は無くなる。
以上のように、本発明によれば、専用のバリ潰し装置を使用することなく、トリムダイ4に形成した突起部7を利用することで、リストライク時にワークWの切断部分に形成されたバリ9を無くすことができる。かかる突起部7は、トリムダイ4の切刃近傍部に形成すれば良いので、従来のトリムダイ4に追加加工するだけで簡単に形成することができる。
また、リストライクパンチ2と突起部7との間にバリ9を設け、リストライク時にバリ9の行き場を無くすようにしているので、確実にバリ9を潰すことができ、切断部分にバリ9の無い製品を提供することが可能となる。
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に制限されることなく種々の変更が可能である。
本実施の形態のトリム加工装置の要部断面図である。 トリム加工装置の切刃近傍部を拡大して示す要部拡大断面図である。 成形完成品形状とドロー形状を比較して示す図である。 ワークをトリミングしたときの状態を示す要部拡大断面図である。 トリミング後にワークの切断部分がワーク内側に引き込まれる状態を示す要部拡大断面図である。 切断後にワークの切断部分がワーク内側に引き込まれてバリが突起部の基端側近傍部に当接した状態を示す要部拡大断面図である。 突起部がトリムダイに無い場合において、トリミング後にワークの切断部分がワーク内側に引き込まれた状態を示す要部拡大断面図である。 リストライクパンチによってワークをリストライクした状態を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1…トリムパンチ
2…リストライクパンチ
3…パッド
4…トリムダイ
5…切刃
7…突起部
9…バリ

Claims (4)

  1. 成形完成品形状とは異なるドロー形状とされたワークを、トリムパンチとトリムダイとによって切断した直後、リストライクパンチでワークを成形完成品形状に加工するトリム加工方法であって、
    前記リストライクパンチで前記ワークを成形完成品形状に加工する際に、切断された前記ワークの切断部分に形成されたバリを、前記トリムダイの切刃近傍部に設けた突起部の基端側近傍部に当接させ、該バリをリストライクパンチで押し潰す
    ことを特徴とするトリム加工方法。
  2. 成形完成品形状とは異なるドロー形状とされたワークを切断するトリムパンチおよびトリムダイと、前記ワークを切断した直後に前記ワークを成形完成品形状に加工するリストライクパンチとを備えたトリム加工装置において、
    前記リストライクダイの切刃近傍部に突起部を設け、この突起部の基端側近傍部に切断された前記ワークの切断部分に形成されたバリを当接させ、該バリを前記リストライクパンチで押し潰す
    ことを特徴とするトリム加工装置。
  3. 請求項2に記載のトリム加工装置であって、
    前記突起部の高さを、前記ワークの板厚に対して0.5〜1倍とした
    ことを特徴とするトリム加工装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のトリム加工装置であって、
    前記突起部の長さを、前記ワークの成形完成品形状時の長さと、切断後のドロー形状時の長さの周長差とした
    ことを特徴とするトリム加工装置。
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