JP2005157654A - 画像処理装置、画像処理方法ならびに記憶媒体、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法ならびに記憶媒体、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 入力される画像を色変換し画像出力装置に出力する場合において、出力画像が観察される環境に適した色味を再現することを目的とする。
【解決手段】 入力される画像データを色変換し画像出力装置に出力する画像処理装置であって、前記画像出力装置より出力される画像データが観察される環境での照度の違いに応じた異なる色味を再現するための出力プロファイル(208〜210)を、前記画像出力装置ごとに複数保持する手段(207)と、前記画像出力装置より出力される画像データが観察される環境における照度に関する情報を設定する手段(206)と、前記照度に関する情報に基づいて、前記手段(207)に保持された前記画像出力装置における複数の出力プロファイルを合成する手段(203)と、を備え、前記手段(203)により合成された出力プロファイルに基づいて、前記入力される画像データが色変換されることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は入力される画像データを色変換し画像出力装置に出力する画像処理技術に関するものである。
画像出力装置により出力される画像は、それを観察する環境により好まれる色が異なることは以前から言われていた。例えば、照度の異なる環境では、一般に照度の高い環境の方が照度の低い場合に比べ、階調特性(γ)の低い画像が好まれるとされている。
また、従来、カラーマネージメントシステムにおいて、入出力装置の特性が記述されているプロファイルを用いてカラーマッチングを実現するものが知られている(特許文献1)。
特開平08−090838号公報
しかしながら、これまでの画像処理装置において、出力画像が観察される環境にまで考慮してカラーマッチング処理がなされることはなく、それゆえ、時として、出力画質に対しユーザからクレームを受けることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、入力される画像を色変換し画像出力装置に出力する場合において、出力画像が観察される環境に適した色味を再現することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る画像処理方法は以下のような構成を備える。即ち、
異なる環境に応じた出力プロファイルを保持する保持工程と、
出力画像を観察する環境関する情報を、ユーザ指示に応じて設定する設定工程と、
前記環境に関する情報に基づいて、前記保持工程により保持された複数の出力プロファイルを合成する合成工程と、を備え、
前記合成工程により合成された出力プロファイルを用いて、入力画像データに対して色変換を行うことを特徴とする。
本発明によれば入力される画像を色変換し画像出力装置に出力する場合において、出力画像が観察される環境に適した色味を再現することが可能となる。
[第1の実施形態]
<画像処理装置のハードウェア構成>
図1は本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。101はCPUであり、ROM102に記憶されている情報データ(プロファイル等)や制御プログラム、OS(オペレーティングシステム)、アプリケーションプログラム(以下、アプリケーションという)、カラーマッチング処理モジュール、デバイスドライバ等に従って、RAM103、操作部104、画像処理部105、モニタ106、入力デバイス107、出力デバイス108の各種制御を行う。
107は入力デバイスであり、CCDセンサを含むイメージスキャナ等の画像読取装置やホストコンピュータ、SVカメラ、ビデオカメラ等の外部機器とそのインタフェースによって画像を入力する。108は出力デバイスであり、インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ、ドットプリンタ等によって画像を出力する。RAM103は各種制御プログラムや操作部104から入力されるデータの作業領域及び一時待避領域である。104は操作部であり、出力デバイス108の設定やデータの入力を行う。105は画像処理部であり、カラーマッチング処理を含む画像処理を行う。106はモニタであり、画像処理部105の処理結果や操作部104で入力されたデータ等を表示する。
<画像処理部の機能構成>
次に画像処理部105の詳細な構成や動作について、図2を用いて説明する。図2はカラーマッチング処理モジュールに基づき実行される画像処理部105の処理の流れを示すブロック図である。
201はカラーマッチング処理を行うカラーマッチング処理部であり、OSを介して入力された入力デバイス107に依存したデータを出力デバイス108に依存したデータに変換する。
202は入力プロファイル読出部であり、画像処理装置に接続されている複数種類の入力デバイス107の内、どの入力デバイスによる入力であるかを示す“入力デバイスの種類”が操作部104より入力されると、その種類に対応する入力デバイス107の入力特性が記述された入力プロファイルデータを入力プロファイル記憶部204より読み出す。
205は出力プロファイル読出部であり、画像処理装置に接続されている複数種類の出力デバイス108の内、どの出力デバイスによって出力するかを示す“出力デバイスの種類”、その種類の対応する出力デバイスに設定されている“記録メディアの種類”、“設定されている2値化方法”、“解像度”、および出力する際に用いる“インクの種類”等の設定が操作部104より入力されると、当該設定および好み選択部206により指定された“画像名”に基づいて、出力プロファイル記憶部207より1つ若しくは2つの出力プロファイルが読み出される。
なお、出力プロファイルは、出力デバイスの種類ごと、各種設定ごとならびに画像名ごとに予め用意されているものとする。ただし、本実施形態では説明を簡略化するために、208〜209に示すように、出力デバイスの種類ごと、かつ“画像名(観察環境)”ごとに生成されているケースを想定している。具体的には、208は出力デバイス#1において出力される画像のうち照度の高い(明るい)環境において観察されるのに適した画像を再現する出力プロファイル(画像名=AA)をあらわしている。同様に、209は出力デバイス#1において出力される画像のうち照度の低い(暗い)環境において観察されるのに適した画像を再現する出力プロファイル(画像名=BB)を、210は出力デバイス#1において出力される画像のうちその他の環境において観察されるのに適した画像を再現する出力プロファイル(画像名=CC)をそれぞれあらわしている。
204はROM102に設けられた入力プロファイル記憶部であり、画像処理装置にあらかじめ接続されている各種入力デバイス107の入力特性を記述した複数の入力プロファイルデータを記憶している。入力プロファイル読出部202によって、画像処理装置に接続された入力デバイス107に対応した1つの入力プロファイルデータが読み出される。
207はROM102に設けられた出力プロファイル記憶部であり、上記複数の出力プロファイル(208〜210等)を記憶している。出力プロファイル読出部205によって、画像処理装置に接続された出力デバイス108の種類等に対応した1つ若しくは2つの出力プロファイルが読み出される。
203は出力プロファイル読出部205によって読み出された1つ若しくは2つの出力プロファイルを合成する出力プロファイル合成部である。出力プロファイルの合成にあたっては好み選択部206から入力された合成比率に基づき合成され、合成によって1つにされた出力プロファイルはカラーマッチング処理部201に送られる。
<好み選択部における処理>
図3は好み選択部206のユーザインターフェースであり、観察環境が3種類(明るい、暗い、その他)の場合をあらわしている。三角形はそれぞれの観察環境を示しており、頂点301には“明るい”、302には“暗い”、303には“その他”を配置してある。また307は好みを選択するための“好み選択スイッチ”で、画像処理装置上の操作部104(光学マウス)と連動する。
この好み選択スイッチ307を使って三角形の頂点301を指定した場合は“明るい”が指定される。同様に302の場合は“暗い”、303では“その他”が指定される。この場合、指定された1つの画像名が(“明るい”が指定された場合には画像名=AAが、“暗い”が指定された場合には画像名=BBが、“その他”が指定された場合には画像名=CCが)出力プロファイル読出部205に送られる。したがってこのケースでは出力プロファイル合成部203ではプロファイルの合成は行わず、指定された出力プロファイルが、そのままカラーマッチング処理部201に転送される。
一方、三角形の頂点以外が指定された場合は以下の通りである。
(1)頂点301と頂点302の間の線分304が指定された場合
“明るい”と“暗い”の2つの画像名を出力プロファイル読出部205に、その合成比率を出力プロファイル合成部206に転送する。出力プロファイル読出部205では出力プロファイル記憶部207から出力デバイスの種類(出力デバイス#1)と“明るい”(画像名=AA)に対応する出力プロファイルと“暗い”(画像名=BB)に対応する出力プロファイルの計2つの出力プロファイルと、さらにその合成比率とを出力プロファイル合成部203に転送する。出力プロファイル合成部203では前記2個の出力プロファイルと合成比率とを用いて出力プロファイルの合成を行い、合成された1個の出力プロファイルをカラーマッチング処理部201に転送する。ここで記述した合成比率は線分304上で指定された位置関係から求める。
例えば頂点301から距離2、頂点302から距離3のところにユーザが好み選択スイッチ307を指定した場合、このユーザは“明るい”に3、“暗い”に2の割合の好みを指定したことになる。したがってこの場合には、2つの画像名と同時に、好みの度合い、すなわち出力プロファイルの合成比率α:βを出力プロファイル合成部203に転送する。ここで合成比率の算出は下記に示す、簡単な方法によって求められる。
α = Len − Dist
β = Dist
α:“明るい”の合成比率
β:“暗い”の合成比率
Dist:線分304上の頂点301からの距離
Len:線分304の長さ
(2)頂点302と頂点303の間の線分305が指定された場合
“暗い”と“その他”の2つの画像名を出力プロファイル読出部205に、その合成比率を出力プロファイル合成部206に転送する。出力プロファイル読出部205では出力プロファイル記憶部207から出力デバイスの種類(出力デバイス#1)と“暗い”(画像名=BB)に対応する出力プロファイルと“その他”(画像名=CC)に対応する出力プロファイルの計2つの出力プロファイルと、さらにその合成比率とを出力プロファイル合成部203に転送する。出力プロファイル合成部203では前記2個の出力プロファイルと合成比率とを用いて出力プロファイルの合成を行い、合成された1個の出力プロファイルをカラーマッチング処理部201に転送する。ここで記述した合成比率は線分305上で指定された位置関係から求める。例えば頂点302から距離2、頂点303から距離3のところにユーザが好み選択スイッチ307を指定した場合、このユーザは“暗い”に3、“その他”に2の割合の好みを指定したことになる。したがってこの場合には、2つの画像名と同時に、好みの度合い、すなわち出力プロファイルの合成比率α:βを出力プロファイル合成部203に転送する。ここで合成比率の算出は下記に示す、簡単な方法によって求められる。
α = Len − Dist
β = Dist
α:“暗い”の合成比率
β:“その他”の合成比率
Dist:線分305上の頂点302からの距離
Len:線分305の長さ
(3)頂点301と頂点303の間の線分306が指定された場合
“明るい”と“その他”の2つの画像名を出力プロファイル読出部205に、その合成比率を出力プロファイル合成部206に転送する。出力プロファイル読出部205では出力プロファイル記憶部207から出力デバイスの種類(出力デバイス#1)と“明るい”(画像名=AA)に対応する出力プロファイルと“その他”(画像名=CC)に対応する出力プロファイルの計2つのプロファイルと、さらにその合成比率とを出力プロファイル合成部203に転送する。出力プロファイル合成部203では前記2個の出力プロファイルと合成比率とを用いて出力プロファイルの合成を行い、合成された1個の出力プロファイルをカラーマッチング処理部201に転送する。ここで記述した合成比率は線分306上で指定された位置関係から求める。
例えば頂点303から距離2、頂点301から距離3のところにユーザが好み選択スイッチ307を指定した場合、このユーザは“その他”に3、“明るい”に2の割合の好みを指定したことになる。したがってこの場合には、2つの画像名と同時に、好みの度合い、すなわち出力プロファイルの合成比率α:βを出力プロファイル合成部203に転送する。ここで合成比率の算出は下記に示す、簡単な方法によって求められる。
α = Len − Dist
β = Dist
α:“その他”の合成比率
β:“明るい”の合成比率
Dist:線分306上の頂点303からの距離
Len:線分306の長さ
<出力プロファイル合成部における処理>
出力プロファイル読出部205によって読み出された出力プロファイルと、好み選択部206より転送された合成比率に基づき、出力プロファイル合成部203では下記に示す簡単な計算によって新たな出力プロファイルを作成する。ここでは好み選択部206において“好み選択スイッチ”によって頂点301と302の線分304の間が選択された場合を説明する。先ず頂点301と302の間が選択されたことにより、“明るい”と“暗い”の出力プロファイル(208、209)が指定され、出力プロファイル読出部205からこの2つの出力プロファイルが転送されてくる。さらに好み選択部206から合成比率αおよびβも同時に転送されてくる。今回はα=2、β=3とした。したがってこの場合のプロファイル合成は以下のようになる。
合成プロファイル=“明るい”用出力プロファイル(208)×α/(α+β)+“暗い”用出力プロファイル(209)×β/(α+β)
例えば“明るい”用出力プロファイル(208)の色度点をL*a*b*(50,10,30)に、“暗い”用出力プロファイル(209)の色度点L*a*b*を(52,12,32)とした場合、合成後の出力プロファイルの色度点は下記の計算に基づきL*a*b*(51.2,11.2,31.2)となる。ただし色度点はCIEL*a*b*色空間における色度点をあらわしている。
L*=50×2/(2+3)+52×3/(2+3)
a*=10×2/(2+3)+12×3/(2+3)
b*=30×2/(2+3)+32×3/(2+3)
なお上記変換例は出力プロファイルの代表点一点についてのみ記述したが、実際には出力プロファイルの格子点全点(通常の格子点の数は9×9×9=729点程度)に対し合成計算を行うことで出力プロファイルの合成処理がなされる。
このように、本実施形態によれば、予め保持されている複数の環境に応じた出力プロファイルから、ユーザによって指示された任意の環境に応じた出力プロファイルを作成することができる。よって、ユーザの要求に応じた色再現を実現することができる。
<出力プロファイルの構成>
図4は出力プロファイルの概略を示す図である。出力プロファイルは各種プロファイルに関する基本情報が記述されているヘッダとカラーマッチング処理に用いられる情報が記述されているテーブルとを有している。ヘッダには、例えば、ID情報、バージョン情報、出力デバイスの基本的なタイプを示すデバイスクラス情報等が格納されている。また、テーブルには、出力デバイス依存のないPCS空間における画像データBをあるデバイスの色空間に依存した画像データAに変換する処理に関する色処理パラメータが記載されている“B to A”情報、あるデバイスの色空間に依存した画像データAをデバイス依存のないPCS空間での画像データBに変換する処理に関する色処理パラメータが記載されている“A to B”情報が格納されている。
これら“B to A”情報及び“A to B”情報は、カラーマッチング処理モジュールがサポートしているカラーマッチング方法(色味優先カラーマッチング(Perceptual)、測色的一致カラーマッチング(Colorimetric)、彩やかさ優先カラーマッチング(Saturation))の各々に対応して格納されている。ここで、“Perceptual”は写真等の画像に適したカラーマッチングであり、色の階調を重視している。“Colorimetric”はロゴ等の画像に適したカラーマッチングであり、測色的に一致した色を再現することを目的とする。“Saturation”は、グラフやCG(コンピュータグラフィックス)等の画像に適したカラーマッチングであり、色の鮮やかさを重視している。また、図4に示したこれら色処理パラメータは、どのカラーマッチング方法に対応するかを区別するため、“Perceptual”には“01”、“Colorimetric”には“02”、“Saturation”には“03”という番号を付している。
<カラーマッチング処理>
図6及び図7を用いて、図4に示す出力プロファイルを用いた画像形成処理及びプレビュー処理に係るカラーマッチング処理について説明する。
ステップS601〜S606では、OSを介して例えばDTPアプリケーション等で生成された入力画像を表示する入力デバイスであるモニタの特性に依存したRGBデータ(モニタRGB)を、出力デバイスであるプリンタの特性に依存したCMYKデータ(プリンタCMYK)に変換する処理を実行する。この処理を実行するモジュールが“CMM1”である。
この処理では、まず、入力プロファイル読出部202により入力プロファイル(モニタプロファイル702)が読み出され“A to B”情報703がCMM1に設定され、出力プロファイル読出部205により出力プロファイル(プリンタプロファイル705)が読み出され指定されたカラーマッチング方法に応じた“B to A”情報707がCMM1に設定される。
“A to B”情報703は、図5に示すように、入力デバイスであるモニタのガンマ特性に応じた逆ガンマ処理を行う3個の1次元LUT群500と、標準空間で定義されるRGBデータをXYZデータに変換する3×3マトリクス503を格納している。なお、この場合、N次元LUT501及びM個の1次元LUT群502を用いた処理は行われずスキップされる。
一方、“B to A”情報707には、図8に示すように、XYZ空間で定義された画像データをL*a*b*空間での画像データに変換する3×3マトリクス800、1次元LUT群801、画像データに指定されたカラーマッチングを行いプリンタの色再現範囲内に変換する3次元LUT802、および、プリンタの階調特性に応じたガンマ補正を行う1次元LUT群803が格納されている。
そして、ステップS601では、“A to B”情報703に基づきモニタRGBをXYZデータ(PCSデータ)に変換する。次にステップS602では、“B to A”情報707に基づき、このXYZデータをプリンタCMYKに変換する。
さて、画像処理が画像形成処理の場合は、プリンタCMYKをステップS603でプリンタのような出力デバイス108に出力し、カラーマッチング処理を終了する。これに対して、プレビュー処理の場合は、処理は引き続きステップS604〜S605を行い、その処理結果として得られる画像データをステップS606でモニタ106に出力する。
ステップS604〜S605では、CMM1によって生成された出力デバイスであるプリンタの特性に依存したCMYKデータ(プリンタCMKY)をプレビュー画像を表示するデバイスであるモニタに依存したRGBデータに変換する処理を実行する。この処理を実行するモジュールが“CMM2”である。
まず、入力プロファイル読出部202によりプリンタプロファイル705が読み出され、上記指定されたカラーママッチング方法に応じた“A to B”情報706がCMM2に設定され、出力プロファイル読出部205によりモニタプロファイル702が読み出され“B to A”情報704がCMM2に設定される。
“A to B”情報706は、図5に示した手順に従って変換処理を行なうために用いられるデータを有しており、プリンタの階調特性に応じたガンマ補正を行う1次元LUT群803を用いた変換処理の逆処理を行う1次元LUT群500、プリンタの色再現特性に基づき1次元LUT群500で処理されたCMYKデータをL*a*b空間で定義されるデータに変換するために用いられるN次元LUT501、L*a*b*空間で定義されたデータをXYZ空間でのデータ(PCSデータ)に変換する1次元LUT群502、3×3マトリクス503を格納している。
一方、“B to A”情報704には、3×3マトリクス503での変換処理の逆処理を行う3×3マトリクス800および1次元LUT群500を用いた変換処理の逆処理に相当するモニタガンマ補正を行う1次元LUT群803が格納されている。
そして、ステップS604では、“A to B”情報706を用いてプリンタCMYKをXYZデータ(PCSデータ)に変換し、ステップS605では“B to A”情報704に基づきPCSデータをモニタRGBに変換して、モニタ106に出力する。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、“出力デバイスの種類”、その種類の対応する出力デバイスに設定されている“記録メディアの種類”、“設定されている2値化方法”、“解像度”、および出力する際に用いる“インクの種類”等の設定、および好み選択部206により指定された“画像名”に基づいて出力プロファイルが読み出されることとしたが、これに限られない。たとえば、出力デバイスの種類が同じであっても、地域によって(例えば、国ごとによって)好まれる色味が異なる。そこで、同じ種類の出力デバイスに対して地域ごとに異なる出力プロファイルを用意しておくとともに、地域情報を入力可能とし、当該地域情報に基づいて出力プロファイルを読み出すようにしてもよい。
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、出力デバイスの種類等に応じてそれぞれ最適な色再現を行う出力プロファイルを用意しておくこととしたが、これに限られず、異なる出力デバイス間で同じような色味を再現できるような出力プロファイルを用意してもよい。これにより、観察環境を反映した画像を、接続された異なる出力デバイス間において同じような色味で色再現することが可能となる。
[第4の実施形態]
上記第1の実施形態では、出力プロファイルを“明るい”、“暗い”、“その他”という3種類保持していたが、本発明はこれにかぎらず、4種類などの他の数保持しても構わない。そして、この場合は、図3に示したユーザインターフェースに表示される図形は保持している出力プロファイルの数に応じて生成されるようになる。
また、保持する出力プロファイルの数を固定する必要もない。この場合は、保持されている数に応じて、図形を動的に生成し表示するようにしても構わない。
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 CMM(カラーマネージメントモジュール)に基づき実行される画像処理部の処理の流れを示すブロック図である。 好み選択部のユーザインターフェース図である。 出力プロファイルの構成を示す図である。 PCS→RGB変換処理の流れを示すフローチャートである。 カラーマッチング処理手順の概要を示すフローチャートである。 モニタRGB→プリンタCMYK→モニタRGBの色変換処理の概要を示す図である。 RGB→PCS変換処理の流れを示すフローチャートである。

Claims (8)

  1. 入力される画像データを色変換し画像出力装置に出力する画像処理装置であって、
    前記画像出力装置より出力される画像データが観察される環境での照度の違いに応じた異なる色味を再現するための出力プロファイルを、前記画像出力装置ごとに複数保持する保持手段と、
    前記画像出力装置より出力される画像データが観察される環境における照度に関する情報を設定する設定手段と、
    前記照度に関する情報に基づいて、前記保持手段に保持された前記画像出力装置における複数の出力プロファイルを合成する合成手段と、を備え、
    前記合成手段により合成された出力プロファイルに基づいて、前記入力される画像データが色変換されることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記保持手段は、少なくとも、第1の照度において観察されるのに適した画像データを再現する第1の出力プロファイルと、第2の照度において観察されるのに適した画像データを再現するのに適した第2の出力プロファイルと、を備え、
    前記設定手段により、前記第1の照度と前記第2の照度との中間照度が設定された場合、前記合成手段は、該中間照度と該第1の照度との照度差と、該中間照度と該第2の照度との照度差との比に基づいて、前記第1の出力プロファイルと前記第2の出力プロファイルとを合成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記設定手段は、
    前記第1の照度および前記第2の照度からの距離を指定することで、前記照度に関する情報を設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 異なる環境に応じた出力プロファイルを保持する保持工程と、
    出力画像を観察する環境関する情報を、ユーザ指示に応じて設定する設定工程と、
    前記環境に関する情報に基づいて、前記保持工程により保持された複数の出力プロファイルを合成する合成工程と、を備え、
    前記合成工程により合成された出力プロファイルを用いて、入力画像データに対して色変換を行うことを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記保持工程は、異なる照度に対応した出力プロファイルを保持し、
    前記合成工程は、前記環境に関する情報に基づいて、前記複数の出力プロファイルを重み付け合成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. さらに、前記保持工程が保持する異なる環境に応じた出力プロファイルの数に応じた図形を表示し、該図形内における任意の位置を指示することにより前記出力画像を観察する環境に関する情報を指示することができるユーザインターフェースを有することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理方法。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1つに記載の画像処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  8. 請求項4乃至6のいずれか1つに記載の画像処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
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