JP4986414B2 - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、文字や図形のオブジェクトに対して第1の色空間から第2の色空間へ色空間変換を行う際に、異なる色のオブジェクトを合成色処理する技術に関するものである。
従来、図形やイメージデータを印刷するカラープリンタにおいて、扱われる色データは、図形の場合、カラーモードやコマンドにより指定されるRGB値で与えられ、イメージデータの場合、RGB点順次やRGB面順次の形式で与えられる。また、色データを扱う色空間はRGBとは限らず、カラープリンタ特有の(インク特性等による)YMC色空間やCIE等で定義されているXYZ色空間等もある。
何れにしても、カラープリンタ内部で印刷が行われる際に、入力されたデータに対してカラープリンタで定義されている色空間に対応する色再現処理が施され(例えば、RGBからYMCKへの変換)、実際の印刷出力が行われる。
一般に、上述のカラープリンタが扱う色データと、カラースキャナやCRT等のカラーディスプレイが扱う色データとのカラーマッチングを考慮した場合、基準となる色空間を一つ定義し、カラープリンタとカラースキャナやカラーディスプレイとでそれぞれの発光(色)特性にあった色補正を行っている。
この場合、カラープリンタ内部の色処理も、基準となる色空間に対応するものになり、例えばカラーディスプレイに表示されるイメージをカラープリンタで出力しても、忠実に再現することが可能となる。
例えば、カラースキャナ、カラーディスプレイ、カラープリンタ等のデバイスにおいて同一の色データを扱うために、基準となる色空間、即ち、デバイス非依存色空間を定義し、各デバイスに対応する色空間変換処理を用いて各デバイス固有の色空間へ変換することで、各デバイス間でカラーマッチングを実現することができる。
実際には、各デバイスが本質的に持つ物理的な特性により、各デバイスにおける色再現範囲が異なっているため、測色学的な一致を追求するのは難しいが、一般的にはCIE1976 L*a*b*等に代表される色差式で色差を最小にするような色補正が提案されている。
しかしながら、カラーディスプレイではスクリーンに、カラープリンタでは記録紙に、というように異なるメディア上に表現される2色が等しいか否かを評価する方法において多くの色差式が提案されているが、絶対的に確立されたものはなく、それらは多くの場合、利用する目的により使い分けられているのが実情である。
また、これと同時に、色再現にも幾つかの方法が存在し、やはりその目的により使い分けられている。上述のカラーマッチングを考慮した場合、どのような色再現を目的とするかで評価する方法も必然的に異なってくる。特に、カラープリンタにおいて、その内部の色再現方法は出力される印刷物の画質に影響する重要な要素となる。一般には、上述したようにCIE1976 L*a*b*色差式等を用いて、その色差が最小となるような補正を行うことが試みられている。この方法はカラースキャナから読み取った色データをカラープリンタで色再現するような場合には有効である。これは元が反射原稿(紙上に再現されていた色)であり、それを印刷装置のインクで再現するのは比較的容易だからである。基本的に物理的発色の仕組が同一なのでインク特性の違いやその濃度(諧調性)の問題があるにしてもその他のメディアに比べれば色再現は容易である。
ところが、カラーディスプレイのスクリーン上に発光されるような色は、物理的な特性自体も反射原稿と異なっており、一般的な色差式による色再現性の追求には限界がある。このようなメディアにおいて出力される画像が自然画であった場合、一般にプリファードマッチングと呼ばれる色再現が利用されている場合が多い。これは、再現画像が元画像と等色であるかどうかという観点から離れて、画像中で最も重要ないくつかの色(例えば、人の肌色等)についてより好ましい色再現を達成しようとするものである。
しかし、自然画像のようなデータを扱う際には、このような色再現が有効であっても、コンピュータグラフィックス(CG)画像のようなデータを扱う場合は等色を考慮しないような色再現処理では不都合が生じる。
そこで、処理するデータに合わせてその色再現処理が変更可能であれば、上述の問題も解決可能である。従って、扱うデータに対応した色再現処理を選択することで、より好ましい画質で印刷出力できる多色印刷装置を提供することができる。
特開2001-186365号公報
しかしながら、上記従来例では、CGデータとイメージデータとが合成されたデータを処理する際に、扱うデータに対応した異なるレンダリングインテントを適用し、データを合成しようとしても、どちらのレンダリングインテントを選択して適用すべきであるか、明確に定義できないという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、異なる色のオブジェクトに対して異なるマッチング方法でマッチング処理し、合成色処理を行うことを目的とする。
本発明は、第1のオブジェクトに対して相異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理する第1のマッチング工程と、前記第1のオブジェクトとは異なる第2のオブジェクトに対して相異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理する第2のマッチング工程と、前記第1のマッチング工程において前記相異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理された結果の信号値に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をして中間色を求める第1の中間色処理工程と、前記第2のマッチング工程において前記相異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理された結果の信号値に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をして中間色を求める第2の中間色処理工程と、前記第1の中間色処理工程における処理結果と、前記第2の中間色処理工程における処理結果に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をする合成色処理工程とを有することを特徴とする。
また、本発明は、第1のオブジェクトに対して相異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理する第1のマッチング手段と、前記第1のオブジェクトとは異なる第2のオブジェクトに対して相異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理する第2のマッチング手段と、前記第1のマッチング手段によって前記相異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理された結果の信号値に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をして中間色を求める第1の中間色処理手段と、前記第2のマッチング手段によって前記相異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理された結果の信号値に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をして中間色を求める第2の中間色処理手段と、前記第1の中間色処理手段での処理結果と、前記第2の中間色処理手段での処理結果に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をする合成色処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、異なる色のオブジェクトに対して異なるマッチング方法でマッチング処理し、合成色処理を行うことにより、より自然な色再現を実現することができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における色処理に関する主な処理を示す図である。図1に示すように、入力データは、まず入力部101で一時的に記憶された後、データ解析部102へ送られる。そして、データ解析部102でどのような種類のデータであるか否かが解析される。具体的には、入力データのデータ形式を認識し、ピクセルサイズと各ピクセルのRGB値が点順次形式で並んでいれば、イメージデータと解析する。また、図形の種類を表わすデータとその座標値や色指定値のRGBデータ等がその処理体系に合致する形式で並んでいれば、CGデータと解析する。
次に、データ解析部102で解析した結果に基づいて入力データをそのデータの処理に合う展開系へと分岐させる。即ち、データ解析部102で解析した結果がイメージデータであれば、入力データはデータ解析部102からイメージ展開系103へ送られる。そしてイメージ展開系103で色変換処理部104を参照しながらYMCデータへ変換されて描画データに展開され、ページバッファ107に描画される。
また、データ解析部102で解析した結果がCGデータであれば、入力データはデータ解析部102からCG展開系105へ送られる。そしてCG展開系105で色変換処理部106を参照しながらYMCデータへ変換されて描画データに展開され、ページバッファ10に描画される。
ここで、上述の色処理をフロントエンドサーバ側で実行する場合の合成色処理について説明する。
図2は、プリント処理ブロックの構成の一例を示す図である。ここでは、クライアントPC200から出力された印刷ジョブがプリント処理ブロック220へ渡され、プリント処理ブロック220内の出力処理によって不図示のプリンタへデータ出力が行われるよう構成されている。
図2に示すように、プリント処理ブロック220は、いくつかの内部処理ブロックから構成されている。まず、印刷応答処理ブロック221は、ネットワーク等から入力されるクライアントPC200からの印刷要求に対して応答を行い、クライアントPC200から送信されてくる印刷データの受信処理を行う。次に、スプーリング処理ブロック222は、印刷応答処理ブロック221が受け取った印刷データをサーバ内のスプーリング領域に、一時的に格納する。
印刷処理ブロック223では、印刷データに対して解析処理を行った上で、印刷を行うための画像形成処理を担当する。合成色処理ブロック224は、印刷データ内に含まれる合成色の値を本実施形態の計算処理によって求める。制御ブロック225は、合成色処理ブロック224での計算処理の実行の可否を制御するブロックである。
そして、210は合成色設定をユーザに提供するためのユーザインタフェースであり、フロントエンドサーバのディスプレイ上に表示される。図2に示す例では、「合成色処理する」211、「合成色処理しない」212、「デフォルト設定」213、「詳細設定」214、「OK」215、「適用」216、「キャンセル」217の各指示ボタンが表示されている。
次に、上述した合成色処理が指定された場合に、異なる色のイメージ画像と図形データとを合成する合成処理について説明する。
図3は、イメージ画像と図形データとを合成する合成処理を説明するための図である。一般的に、描画する画像の色の重なり部分は、任意の混色演算式に従って演算処理することができる。この例では、入力された図形データA〜D310が透過、合成属性値としてα_CGを持ち、イメージ画像320も透過、合成属性値としてα_IMGを持つものとする。また、透過、合成属性値は画像を形成しているピクセル毎に設定されているため、合成処理ブロック330で合成を行う際には、ピクセル毎に合成ピクセルを計算することができるように構成されている。
ここで、イメージ画像320のα_IMG値が図形データ310のα_CG値と比較し、上側の領域で相対的に低く(α_IMG<α_CG)、下側に向かって高くなり(α_IMG=0→α_MAX)、かつ、図形データ310が上側に配置された場合、340に示すように、合成後のイメージ画像の上側に図形データが現れ、下側ではイメージ画像が現れるものとする。
図4は、第1の実施形態におけるデータオブジェクトの処理の流れを示すブロック図である。データオブジェクト411は、判別処理412で合成処理を実行するか否かが判別され、非合成処理グループと合成処理グループとに分離される。この非合成処理グループのデータは、処理ブロック413で、カラーマッチング方法(レンダリングインテント)が割り当てられる。この処理は、プリンタの設定情報から各オブジェクト、例えば画像、グラフィックス等に対してどのマッチング方法が指定(例えば、鮮やかさ優先、測色的一致、彩度優先等)されているかを調べ、その内部処理のために、情報を設定する処理である。
尚、プリンタの設定情報は、主にUIやプリンタのデフォルトの設定情報で決定されている。
次に、非合成グループのデータは、色変換ブロック414で、適宜、カラーマッチング処理が行われた後、レンダリング処理ブロック417へ渡され、その内部のレンダリング処理がなされ、画像を形成するように構成されている。
一方、合成処理グループのデータは、処理ブロック415で、ブレンディング(合成)CMS処理が実行された後、処理ブロック415で画像合成により画像を形成した後に、形成されたイメージオブジェクトが、レンダリング処理ブロック417へ渡される。そして、先の非合成処理グループと共に、印刷用のページバッファ内に適宜配置されるように構成されている。
図5は、第1の実施形態におけるブレンディング処理を説明するための図である。ここでは、異なるオブジェクトの2つの色があり、それぞれ指定されているカラーマッチング方法(レンダリングインテント)が異なっている場合について説明する。
ある図形オブジェクト(例えば矩形画像)が与えられている場合に、一旦画像のレンダリングがなされ、矩形の領域にRGBピクセルが展開された状態になる。ここでは、矩形領域の全てのピクセルにおける指定色が色1で、RGB値として(Rc、Gc,Bc)が割り当てられ、その領域内の透過、合成属性値は全てα1とする。また、この図形オブジェクトはCG画像として扱われ、そのマッチング方法は「1」が指定されているものとする。
そして、図形オブジェクトを印刷ページに配置すると、その位置関係からイメージ画像の領域と重なっているものとする。イメージ画像は、ピクセル値(RGB)で構成されており、そのイメージ画像の全ピクセルの透過、合成属性値は全てα2とする。また、そのカラーマッチング方法は「2」が指定されている。
このイメージ画像と図形データを合成するには、それぞれの位置情報を適宜に参照しながら、各ピクセルについて、1ピクセル毎に、合成計算を繰返していく必要がある。
ここで、イメージ画像のピクセル値が、色2であった場合、即ち、RGB値が(Ri,Gi,Bi)であった場合を例に、その計算方法について説明する。
まず、色1のRGB値(Rc,Gc,Bc:100,60,60)に対してマッチング方法1のカラーマッチング処理を適用すると、(Rc1,Gc1,Bc1)が得られる。また、色1に対してマッチング方法2を適用した場合に、(Rc2,Gc2,Bc2)が得られたとする。このとき、以下の計算によって中間色Ra,Ga,Baを求める。
Ra=(Rc1×α1+Rc2×α2)/(α1+α2)
Ga=(Gc1×α1+Gc2×α2)/(α1+α2)
Ba=(Bc1×α1+Bc2×α2)/(α1+α2)
また同様に、色2のRGB値(Ri,Gi,Bi)に対してマッチング方法2のカラーマッチング処理を適用すると、(Ri1,Gi1,Bi1)が得られる。また、色2に対して、マッチング方法2を適用した場合は(Ri2,Gi2,Bi2)が得られたとする。このとき、以下の計算によって中間色Rb,Gb,Bbを求める。
Rb=(Ri1×α1+Ri2×α2)/(α1+α2)
Gb=(Gi1×α1+Gi2×α2)/(α1+α2)
Bb=(Bi1×α1+Bi2×α2)/(α1+α2)
上記のように求められたRa,Ga,Ba及びRb,Gb,Bbの値に基づいて以下の計算を行い、合成色、Rm,Gm,Bmを求める。
Rm=(Ra×α1+Rb×α2)/(α1+α2)
Gm=(Ga×α1+Gb×α2)/(α1+α2)
Bm=(Ba×α1+Bb×α2)/(α1+α2)
このように、CG画像とイメージ画像で違うレンダリングインテントを適用した場合で、かつ、これを合成しようとする場合であっても、正しいレンダリングインテントの処理を行うことができる。
即ち、第1の色空間から第2の色空間に変換を行う色変換であって、複数のインテントに対応している場合に、各係数を直接的に計算することで、それぞれを、連続的に可変に計算する方法を提供し、かつ、これを透過属性の合成処理の内部で利用することにより、効果的な色再現を提供することができる。従って、各色オブジェクトにおいて、色が変化した場合でも、スムーズな色の変化を保持することができ、自然な印象の画像を形成することができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態について詳細に説明する。
尚、第1の実施形態では、図形データとイメージ画像とを合成処理する場合を例に説明したが、第2の実施形態では2つの図形データを合成処理する場合について説明する。
図6は、2つの図形データを合成する合成処理を説明するための図である。一般的に、描画する画像の色の重なり部分は、任意の混色演算式に従って演算処理することができる。この例では、画像として2つの図形610、620を入力し、1つの図形610が透過、合成属性値としてα_CG1を持ち、別の図形620が透過、合成属性値としてα_CG2を持つものとする。また、各図形の透過、合成属性値は画像を形成しているピクセル毎に設定されているため、合成の際には、ピクセル毎に合成ピクセルを計算することができるように構成されている。
この重なりの部分642とそれ以外の部分641、643とでは、カラーマッチングの処理が異なるため、図6に示すように、適宜領域631〜633の分解処理が行われる。この分割処理は、第2の実施形態では、データを受けたプリンタ側で適宜行われるように構成されている。
プリンタの中では、分割され、かつ重なり領域に該当するオブジェクトに対して、後段のカラーマッチング処理のために、そのデータのタイプ(TYPE)と、重なりの数(NUMBER OF OBJECT)と、重なり対象となったオブジェクトのオリジナルの色(RGB1,RGB2…)をそれぞれ記録し、例えば以下のようなデータ構造体を生成する。
FILL {
TYPE = COMPOSITING
NUMBER OF OBJECT WAS = 2
RGB1 =0.458824 0.733334 0, INTENT = CM1
RGB2 =0.0 0.458824 0.733334, INTENT = CM2
LINE START FROM(257.616 321.832)
(226.152 321.832),(226.152 292.618)
(257.616 292.618),(257.616 321.832)
END
}
そして、上記のデータは、図7に示すように、後段のカラーマッチング処理に渡されるように構成されている。カラーマッチング処理については第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
図7は、第2の実施形態におけるブレンディング処理を説明するための図である。ここでは、異なるオブジェクトの2つの色があり、それぞれ指定されているカラーマッチング方法(レンダリングインテント)が異なっている場合について説明する。
ある図形オブジェクト(例えば矩形画像)が与えられている場合に、一旦画像のレンダリングがなされ、矩形の領域にRGBピクセルが展開された状態になる。ここでは、矩形領域の全てのピクセルにおける指定色が色1で、RGB値として(Rc、Gc,Bc)が割り当てられ、その領域内の透過、合成属性値は全てα1とする。また、この図形オブジェクトはCG画像として扱われ、そのマッチング方法は「1」が指定されているものとする。
そして、図形オブジェクトを印刷ページに配置すると、その位置関係から別の図形データの領域と重なっているものとする。別の図形データは、ピクセル値(RGB)で構成されており、そのイメージ画像の全ピクセルの透過、合成属性値は全てα2とする。また、そのカラーマッチング方法は「2」が指定されている。
この別の図形データと図形データを合成するには、それぞれの位置情報を適宜に参照しながら、各ピクセルについて、1ピクセルづつ合成計算を繰返していく必要がある。
図7では、別の図形データのピクセル値が色2であった場合、即ち、RGB値が(Ri,Gi,Bi)であった場合を例に、その計算方法について説明する。
まず初めに、色1のRGB値(Rc,Gc,Bc)と、色2のRGB値(Ri,Gi,Bi)に対して以下の計算を行い、合成色、Rn,Gn,Bnを求める。
Rn=(Rc×α1+Ri×α2)/(α1+α2)
Gn=(Gc×α1+Gi×α2)/(α1+α2)
Bn=(Bc×α1+Bi×α2)/(α1+α2)
次に、カラーマッチングの処理を行う。ここで得られた、Rn,Gn,Bnに対して、マッチング方法1のカラーマッチング処理を適用すると、(R1,G1,B1)が得られる。また、これとは別に、先に得られた、Rn,Gn,Bnに対して、マッチング方法2のカラーマッチング処理を適用する。この計算により、同様に、(R2,G2,B2)が得られる。
そして、それぞれ得られた2つのRGB値、即ち(R1,G1,B)と(R2,G2,B2)とに対して以下の計算を適用する。
Rm=(R1×α1+R2×α2)/(α1+α2)
Gm=(G1×α1+G2×α2)/(α1+α2)
Bm=(B1×α1+B2×α2)/(α1+α2)
ここで得られたRm,Gm,Bmが重複領域における正しい色の値となるので、これを用いてプリンタ内部のレンダリング処理を実行するように構成すれば良い。
このように、複数のオブジェクトにおいて、異なるレンダリングインテントを適用した場合で、かつ、これを合成しようとする場合であっても、正しいレンダリングインテントの処理を行うことができる。
即ち、第1の色空間から第2の色空間に変換を行う色変換であって、複数のインテントに対応している場合に、まず最初に合成色の計算を行った後、得られた合成色に対して、方法1のカラーマッチング処理と、方法2のカラーマッチング処理、それぞれを提供し、それぞれ得られた2つの異なるカラーマッチング色に基づいて、これと透過属性値により構成される重み係数によって計算される色の値を利用することにより、効果的な色再現を実現することが可能となる。従って、各色オブジェクトにおいて、色が変化した場合でも、スムーズな色の変化を保持することができ、自然な印象の画像を形成することができる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
第1の実施形態における色処理に関する主な処理を示す図である。 プリント処理ブロックの構成の一例を示す図である。 イメージ画像と図形データとを合成する合成処理を説明するための図である。 第1の実施形態におけるデータオブジェクトの処理の流れを示すブロック図である。 第1の実施形態におけるブレンディング処理を説明するための図である。 2つの図形データを合成する合成処理を説明するための図である。 第2の実施形態におけるブレンディング処理を説明するための図である。

Claims (7)

  1. 第1のオブジェクトに対して異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理する第1のマッチング工程と、
    前記第1のオブジェクトとは異なる第2のオブジェクトに対して異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理する第2のマッチング工程と、
    前記第1のマッチング工程において前記異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理された結果の信号値に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をして中間色を求める第1の中間色処理工程と、
    前記第2のマッチング工程において前記異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理された結果の信号値に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をして中間色を求める第2の中間色処理工程と、
    前記第1の中間色処理工程における処理結果と、前記第2の中間処理工程における処理結果に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をする合成色処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記第1のオブジェクトはCG画像であり、前記第2のオブジェクトはイメージ画像であることを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  3. 前記第1及び第2のマッチング工程におけるカラーマッチング方法は、ユーザインターフェースから設定されるもので、鮮やかさ優先、測色的一致、彩度優先を含むことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  4. 展開された第1のオブジェクトの画素値と第2のオブジェクトの画素値に前記第1のオブジェクトと前記第2のオブジェクトの透過属性値に従った合成色処理する合成色処理工程と、
    前記合成色処理により得られた画素値に対して異なるカラーマッチング方法でマッチング処理する工程と、
    前記異なるカラーマッチング方法でマッチング処理された結果に対して前記透過属性値に従い補間処理を行う補間処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項1又の何れかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 第1のオブジェクトに対して異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理する第1のマッチング手段と、
    前記第1のオブジェクトとは異なる第2のオブジェクトに対して異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理する第2のマッチング手段と、
    前記第1のマッチング手段によって前記異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理された結果の信号値に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をして中間色を求める第1の中間色処理手段と、
    前記第2のマッチング手段によって前記異なる複数のカラーマッチング方法でマッチング処理された結果の信号値に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をして中間色を求める第2の中間色処理手段と、
    前記第1の中間色処理手段での処理結果と、前記第2の中間処理手段での処理結果に対して前記第1のオブジェクトと第2のオブジェクトが有する透過属性値に従った合成色処理をする合成色処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 展開された第1のオブジェクトの画素値と第2のオブジェクトの画素値に前記第1のオブジェクトと前記第2のオブジェクトの透過属性値に従った合成色処理する合成色処理手段と、
    前記合成色処理により得られた画素値に対して異なるカラーマッチング方法でマッチング処理する手段と、
    前記異なるカラーマッチング方法でマッチング処理された結果に対して前記透過属性値に従い補間処理を行う補間処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
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