JP2005155614A - 電子制御式ブレーキシステムのポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】インレットバルブの構造を改善して、インレットバルブの開放動作が円滑に行われるようにした電子制御式ブレーキシステムのポンプを提供する。
【解決手段】インレットバルブはピストンの端部に形成されたバルブシート70aと、バルブシート70aに設置される開閉部材83と、開閉部材83をバルブシート70a側に押し付ける弾性力を加える弾性部材61と、開閉部材83と弾性部材61を収容するリテーナ60とを具備し、バルブシート70aと接触する開閉部材80のシート接触部81は平面で形成される。
【選択図】図3


Description

本発明は、電子制御式ブレーキシステムに関し、より詳細には低圧アキュムレーター側やマスターシリンダー側のオイルを吸入して高圧アキュムレーター側に強制にポンピングする電子制御式ブレーキシステムのポンプに関する。
一般に、電子制御式ブレーキシステムは車輌の制動、急発進または急加速時に発生し得るスリップ現象を効率よく防止するためのもので、車輌のホイールに装着された油圧ブレーキ側に伝えられる制動オイルを制御するための多数のソレノイドバルブと、油圧ブレーキから抜け出たオイルを一時的に貯蔵するための低圧アキュムレータおよび高圧アキュムレーターと、低圧アキュムレータと高圧アキュムレータとの間に設けられてモータにより駆動する一対のポンプと、ソレノイドバルブとモータの駆動を制御するためのECUとを含み、このような前記構成要素はアルミニウムで制作されたモジューレータブロック内にコンパクトに装着される。
ポンプは低圧アキュムレータまたはマスターシリンダ側のオイルを高圧アキュムレータ側に強制にポンピングして油圧ブレーキまたはマスターシリンダ側に送る機能を働く。
図1は電子制御式ブレーキシステムに適用される従来のポンプの構造を示したものである。
図1を参照すると、従来のポンプはモータ1の偏心スピンドル2により往復運動するようにモジューレータブロック3に形成されたボア4に設置され、内部に吸入流路5aが形成されたピストン5と、前記ピストン5の位置に応じて吸入流路5aの出口側を開閉するインレットバルブ6と、ボア4の開放端部に設置されてインレットバルブ6と反対に作動するアウトレットバルブ7とを具備する。
モジューレータブロック3にはピストン5に形成された吸入流路5aの入口と低圧アキュムレータ(図示せず)またはマスターシリンダ(図示せず)とを連係させるための吸入ポート8と、アウトレットバルブ7の出口と高圧アキュムレータ(図示せず)の入口とを連係させるための吐出ポート9がボア4と連通された状態で形成されている。
吸入流路5aを開閉するインレットバルブ6は吸入流路5aの出口に配置され、金属材質で形成された球状のボール部材6aと、前記ボール部材6aを吸入流路5aの出口に密着するように弾性支持するバネ6bと、ボール部材6aとバネ6bを収容するリテーナ6cとから構成され、吸入流路5aの出口を形成するピストン5の端部にはボール部材6aが接触したり離れたりするバルブシート5bが設けられている。
このように構成された従来のポンプは、モータ1の偏心スピンドル2が回転するにつれてピストン5が直線往復運動しながら発生するボア3における圧力変化により、インレットバルブ6とアウトレットバルブ7が交番に開閉作動し、よって、オイルが加圧されて高圧アキュムレータ側にポンピングされる。
すなわち、ピストン5がアウトレットバルブ7側に移動すると、ピストン5とアウトレットバルブ7との間に充填されたオイルの圧力が上昇し、インレットバルブ6は閉じられてアウトレットバルブ7は開放されることにより、オイルが吐出ポート9を介して高圧アキュムレータ側にポンピングされる。
その反面、ピストン5が偏心スピンドル2側に移動すると、ピストン5とアウトレットバルブ7との間に低圧が形成され、インレットバルブ6は開放されてアウトレットバルブ7は閉じられることにより、低圧アキュムレータまたはマスターシリンダ側のオイルが吸入ポート8と吸入流路5aを介してピストン5とアウトレットバルブ7との間の空間に充填される。
ところが、前記従来の電子制御式ブレーキシステムのポンプは、インレットバルブ6のボール部材6aが設置されるバルブシート5bが曲面形状の鐘状で形成されるため、ピストン5の制作が難しくコストアップとなる問題がある。
かつ、従来の電子制御式ブレーキシステムのポンプは、ボール部材6aが球状で形成されるためバルブシート5bとの接触面積が大きいため、バルブシート5bから離れがたく応答性が悪い問題がある。
なお、従来の電子制御式ブレーキシステムのポンプは、インレットバルブ6のボール部材6aとピストン5のバルブシート5bが金属材質で形成されたため、インレットバルブ6の開放時にバルブシート5bとボール部材6aとの間に残留磁力が発生するので、ボール部材6aの離隔動作がより難しくなる問題がある。
前記のようにボール部材6aの離隔動作が難しくなるとインレットバルブ6の開放が円滑に行われず弁の開放時の応答性が悪くなるため、インレットバルブ6の開放時にピストン5とアウトレットバルブ7との間の空間にオイルが十分に流入できなくて、オイルの吐出し効率が落ちてしまう結果を招く問題がある。
従って、本発明は、前述した従来の問題点を解決するために案出されたものであり、インレットバルブの構造を改善して、インレットバルブの開放動作が円滑に行われるようにした電子制御式ブレーキシステムのポンプを提供することにその目的がある。
前記目的を達成するための本発明は、モジューレータブロックに形成されたボアに設置されるモータと、前記ボアに設置されて前記モータにより往復運動し吸入流路を具備したピストンと、前記ボアにおいて前記ピストンとの間に加圧室が形成されるように設置されたアウトレットバルブと、前記加圧室に配置されて前記ピストンを弾性支持するリターンバネと、前記ピストンの端部に配置され前記アウトレットバルブと反対に作動して前記吸入流路を開閉するインレットバルブとを含む電子制御式ブレーキシステムのポンプにおいて、前記インレットバルブは前記ピストンの端部に形成されたバルブシートと、前記バルブシートに設置される開閉部材と、前記開閉部材を前記バルブシート側に押し付ける弾性力を加える弾性部材と、前記開閉部材と弾性部材を収容しながら前記リターンバネにより前記ピストンに付勢して支持されるリテーナとを具備し、前記バルブシートと接触する前記開閉部材のシート接触部は平面で形成されたことを特徴とする。
前記シート接触部の縁部には、前記バルブシートに向けて延長された突起が設けられて、前記シート接触部が前記バルブシートに先に接触できることを特徴とする。
また、前記開閉部材が、前記リテーナによりガイドされていることを特徴とする。
また、前記弾性部材が密着される前記開閉部材の弾性部材支持部は平面で形成されたことを特徴とする。
また、前記弾性部材支持部は前記弾性部材の内部に挿入される突出部を具備したことを特徴とする。
また、前記開閉部材は非金属材質で形成されることが望ましい。
また、前記開閉部材はプラスチックで形成されることがさらに望ましい。
また、前記シート接触部が接触する前記バルブシートは環状になるように前記ピストンと一体で形成されることを特徴とする。
また、前記弾性部材はコイルバネであることが望ましい。
本発明に係る電子制御式ブレーキシステムのポンプは、インレットバルブの開閉部材の構造を改善して、開閉部材がバルブシートから容易かつ迅速に離れることができるため、弁の開放時の応答性を良くすることができ、加圧室へのオイル充填率が向上されると共にポンプの吐出し効率が増大される効果がある。
以下、本発明に係る好ましい実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2は本発明が適用される電子制御式ブレーキシステムの油圧回路図を示したものである。図2に示したように、本発明が適用される電子制御式ブレーキシステムは、ブレーキペダル10と連係された倍力装置11とマスターシリンダ12から前輪と後輪に設置された油圧ブレーキ13に伝えられる制動オイルを制御するための多数のソレノイドバルブ14a,14bと、油圧ブレーキ13から抜け出たオイルを一時的に貯蔵するための一対の低圧アキュムレータ14と、低圧アキュムレータ14またはマスターシリンダ12内のオイルをポンピングするための一対のポンプ15L,15Rと、一対のポンプ15L,15Rを同時に駆動させるためのモータ16と、ポンプ15L,15Rの駆動により加圧・吐出されるオイルの脈動を低減させるためにその入口側にオリフィス17aが配置された高圧アキュムレータ17とを具備し、このような前記構成要素はアルミニウムで制作されたモジューレータブロック18の内部に設置される。
ソレノイドバルブ14aは油圧ブレーキ13の上流と連係され正常作動時に開放された状態で保持されるNO型(normal open type)であり、ソレノイドバルブ14bは油圧ブレーキ10の下流と連係され正常作動時に閉鎖された状態で保持されるNC型(normal closed type)である。このようなソレノイドバルブ14a,14bの開閉動作は前輪と後輪に配置されたホイールセンサ19を介して車輌の速度を感知するECU20により制御される。
かつ、このような電子制御式ブレーキシステムはマスターシリンダ12の出口側の油圧ラインとポンプ15L,15Rの入口側の油圧ラインとを連結する別途の迂回流路19aを具備するが、前記迂回流路19aには正常作動時には開放された状態を保持するが、運転者がブレーキペダル10を踏んで制動圧が伝えられると流路を閉鎖する往復型の油圧バルブ19bが設置される。前記往復型油圧バルブ19bは、正常作動時に運転者がブレーキペダル10を踏んだときに発生する制動圧をホイールの油圧ブレーキ13に伝える役割を果たす。
なお、マスターシリンダ12の出口と高圧アキュムレータ17の出口との間の油圧ライン19cには、正常作動時には開放された状態を保持するが、車輌の急発進などによりホイールでスリップが発生したときに流路を閉鎖してポンプ15L,15Rの駆動により発生された制動圧をホイール側に伝えさせることにより、運転者がブレーキペダル10を踏んでない状態でも車輌の制動が行われ得るトラックションコントロールバルブ19dが設置される。
一対のポンプ15L,15Rは一つのモータ16により一定の位相差をもちながら駆動されて、低圧アキュムレータ14またはマスターシリンダ12から送られたオイルを加圧して高圧アキュムレータ17にポンピングする。
図3は本発明による電子制御式ブレーキシステムのポンプを示した断面図であり、図4は本発明の第1実施形態による電子制御式ブレーキシステムのポンプを示すために図3に示されたポンプの要部を拡大した断面図である。参考的に、一対のポンプ15L,15Rはモータ16の両側で互いに対称になる構造からなるため、本実施形態では一つのポンプの構造のみを示して説明することにする。
図3に示したように、モジューレータブロック18の一側面の中央部にはポンプ15L,15Rを駆動させるためのスピンドル21が結合されているモータ16が設置される。スピンドル21の先端部は偏心軸22からなって各ポンプ15L,15Rのピストン30の間に配置されることにより、一対のポンプ15L,15Rが180°の位相差をもちながら駆動されることになる。
ポンプ15L,15Rはモジューレータブロック18に横方向に開放されたボア25の内部に設置されるが、ボア25は低圧アキュムレータ14および往復型油圧バルブ19bと連結された吸入ポート23と、高圧アキュムレータ17に連結された吐出ポート24と連通される。
ボア25の内側にはピストン30がスピンドル21の偏心軸22と接するように配置されて直線往復運動を行い、ボア25の開放された端部にはアウトレットバルブ50が設置されてピストン30との間に加圧室40が形成される。アウトレットバルブ50は加圧室40を吐出ポート24と連通させたり閉じたりする役割を果たす。
ピストン30の端部にはピストン30の往復運動に応じてアウトレットバルブ50と反対に作動するインレットバルブ60が設置されて、ピストン30に形成された吸入流路31を開閉させる。吸入流路31は吸入ポート23と連通されて、吸入ポート23を介して吸入流路31に流入されたオイルがインレットバルブ60の開放により加圧室40に送られるようになる。かつ、加圧室40にはピストン30を偏心軸22に付勢して支持させるリターンバネ41が設置される。
ピストン30の位置に応じてインレットバルブ60とは反対に作動して、後述する吐出流路56を開閉するアウトレットバルブ50は、中心部にオリフィス51が形成されたシート部材52と、ボア25の開放端部を覆うバルブカバー53とを具備する。
バルブカバー53の内にはシート部材52のオリフィス51に設置されるボール部材54と、ボール部材54をオリフィス51側に付勢して支持させる弾性部材55が装着され、吐出流路56はバルブカバー53に形成されてオリフィス51を介してバルブカバー53の内部に流入されたオイルを吐出ポート54に伝える。
インレットバルブ60はピストン30の端部に一体で形成されたバルブシート70と、前記バルブシート70に設置される開閉部材80と、前記開閉部材80をバルブシート70側に付勢して支持させる弾性部材61と、開閉部材80と弾性部材61を受容しながらリターンバネ41によりピストン30側に付勢して支持させるリテーナ62とを具備する。リテーナ62には、開閉部材80をバルブシート70に対して垂直方向に均等にガイドして移動し接触させるためのガイドが設けられている。
弾性部材61は開閉部材80を付勢して支持させるタイプなら何でも構わないが、本実施形態ではコイルバネタイプのものを例示した。
前記のように構成された本発明によるポンプ15L,15Rにおいて、ピストン30がアウトレットバルブ50側に移動して加圧室40に送られたオイルの圧力が上昇すると、インレットバルブ50の開閉部材80がバルブシート70に密着されて吸入流路31が閉鎖され、加圧室40内の油圧によりアウトレットバルブ50のボール部材54がオリフィス51から離れて吐出流路56が開放されることになる。よって、加圧室40のオイルは吐出流路56と吐出ポート24を介して高圧アキュムレータ17側にポンピングされる。
これと逆に、ピストン30が偏心軸22側に移動して加圧室40内の油圧が下がると、開閉部材80がバルブシート70から離れて吸入流路31が開放され、ボール部材54がオリフィス51に密着されて吐出流路56が閉じられることになる。よって、低圧アキュムレーター14またはマスターシリンダ12側のオイルは吸入ポート23と吸入流路31を介して加圧室40に供給されて加圧室40を充填させることになる。
図4に示したように、バルブシート70はピストン30の端部に環状になるように一体で突出形成された従来の曲面からなる鐘状のバルブシートに比べて制作が容易なでコストダウンできる。さらに、従来のボール形状の開閉部材と比較して、バルブシート70と接触する開閉部材80との接触面積が減って開閉部材80の動作が容易になる。
ここで、従来のボール形状の開閉部材では、開閉部材のボール部がどこでバルブシート70と接触しても同じであったが、開閉部材のシート接触部を平面にしたので、バルブシートに対して、垂直方向に移動する必要があるが、リテーナ62が開閉部材をガイドしているので、開閉部材のシート接触部をバルブシート70に対して均一に移動し接触させることができる。
開閉部材80は略ディスク状で形成され、バルブシート70と接触したり離れたりする開閉部材80のシート接触部81は平面で形成される。このようにシート接触部81が平面で形成されることにより、インレットバルブ60の開放時に吸入流路31から加圧室40に流入されるオイルが開閉部材80に集中されることはもちろん、形状抵抗が増大されて開閉部材80がバルブシート70から離れやすくなる。
かつ、バルブシート70の端部は尖った突起状で形成されているため、開閉部材80のシート接触部81がバルブシート70の突起部に接触することにより、開閉部材80の開放動作がさらに容易になる。
開閉部材80において、シート接触部81の反対側には弾性部材61が支持できるように平面で形成された弾性部材支持部82が設けられている。このように弾性部材支持部82が平面で形成されることにより、弾性部材61を簡単かつ安定的に支持することができ、曲面に比べて相対的に制作しやすくなる。
弾性部材支持部82の中央部には、弾性部材61に挿入されて弾性部材61を堅固に支持し開閉部材80の安定的な動作を行わせる突出部83が形成されている。
開閉部材80は非金属材質からなって、ピストン30と一体で形成されたバルブシート70との間で発生する磁力を防止するが、さらにプラスチック材質で射出成型した方が望ましい。よって、開閉部材80はバルブシート70から離れやすくなる。
図5は図4に対応するものであり、本発明の第2実施形態による電子制御式ブレーキシステムのポンプの要部を拡大した断面図である。図5に示したように、開閉部材80のシート接触部81aが接触されるバルブシート70aの端部を平面で加工し、開閉部材80のシート接触部81aの縁部にバルブシート70に向けて尖るように延設された突起84を形成させると開閉部材80の突起部84がバルブシート70に接触できるようになる。
次いで、前記のように構成されたポンプ15L,15Rを具備した電子制御式ブレーキシステムの動作について説明する。
運転者がブレーキペダル10を踏むと、マスターシリンダ12で制動油圧が発生してNO型ソレノイドバルブ14aを介して各ホイールの油圧ブレーキ13に供給されることにより制動力が発揮される。
この際、過度な制動圧が伝えられてホイールでスリップ現象が発生すると、ホイールセンサ19を通じて感知されてEUC20に伝えられる。EUC20はNC型ソレノイドバルブ14bを開放させて油圧ブレーキ13内のオイルが抜け出るようにすることにより一時的に制動を解除し、よって、さらなるスリップ現象が発生しなくなる。
NC型ソレノイドバルブ14bを介して抜け出たオイルは低圧アキュムレータ14に貯蔵された後、ポンプ15L,15Rの駆動により加圧されて高圧アキュムレータ17に送られる。高圧アキュムレータ17内のオイルはNO型ソレノイドバルブ14aの上流側に供給されて制動圧を形成させる。
前記のような動作をEUC20により繰り返して制御することにより、油圧ブレーキ13に断続的な制動圧が加えられて安定的な制動が行われ得る。
一方、運転者がブレーキペダル10を操作することとは別途に車輌の急出発などにより車輌のホイールでスリップ現象が感知された場合には、EUC20の制御によりトラックションコントロールバルブ19dとNC型ソレノイドバルブ14bが閉じられ、ポンプ15L,15Rが作動して制動圧がNO型ソレノイドバルブ14aを介して油圧ブレーキ13に供給されることにより車輌の制動が行われる。この際、オイルはマスターシリンダ12の出口から往復型油圧バルブ19bを経てポンプ15L,15Rに供給されて、油圧が発生することになる。
このような制動作用時、低圧アキュムレータ14またはマスターシリンダ12内のオイルはポンプ15L,15Rの駆動により加圧されて、高圧アキュムレータ17とオリフィス17aを介してNO型ソレノイドバルブ14aに供給されるが、この際に本発明によるポンプ15L,15Rは下記のように駆動される。
すなわち、モータ16のスピンドル21が回転するにつれて、ボア25内におけるピストン30はアウトレットバルブ5側に移動して加圧室40のオイル圧を上昇させると同時に、開閉部材80をバルブシート70に密着させてインレットバルブ60が吸入流路31を閉鎖させる。
かつ、加圧室40におけるオイル圧が上昇するにつれて、ボール部材54がオリフィス51から離れてアウトレットバルブ50は吐出し流路56を開放するようになり、よって加圧室40内のオイルは吐出し流路56と吐出しポート24を介して高圧アキュムレータ17に吐き出される。
これとは反対に、リターンバネ41の反力によりピストン30がモータ16側に移動して加圧室40のオイル圧が下がると、バルブシート70に密着されている開閉部材80が吸入流路31内のオイル圧によりバルブシート70から離れるようになり、インレットバルブ60は吸入流路31を開放させると同時に、ボール部材54がオリフィス51に密着されることによりアウトレットバルブ50は吐出し流路56を閉鎖させることになる。よって、低圧アキュムレータ14内のオイルは吸入ポート23と吸入流路31を介して加圧室40に充填されるようになる。
この際、バルブシート70と接触する開閉部材80のシート接触部81,81aは平面で形成されて吸入流路31との交差面積が減ると同時に、吸入流路31側のオイルがシート接触部81,81aに集中されて開閉部材80がバルブシート71から離れやすくなる。なお、開閉部材80は比較的低油圧でも動作できるように低重量のプラスチック材質で形成されるため、開閉部材80がバルブシート70から離れやすくなる。
したがって、このような開閉部材80によりインレットバルブ60の動作が円滑に行われるようになり、加圧室40に伝えられるオイル充填率が向上される共にポンプ15L,15Rの吐出し効率も向上される。
以上、本発明について具体的な実施例を挙げて説明してきたが、本発明の思想から逸脱しない範囲内で様々な変形が可能であることは当業者にとって自明であり、従って、本発明の範囲は特許請求の範囲及びその請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
従来の電子制御式ブレーキシステムのポンプの断面図である。 本発明が適用される電子制御式ブレーキシステムの油圧回路図である。 本発明による電子制御式ブレーキシステムのポンプの断面図である。 本発明の第1実施形態による電子制御式ブレーキシステムのポンプを示すために図3に示されたポンプの要部を拡大した断面図である。 本発明の第2実施形態による電子制御式ブレーキシステムのポンプを示すために図3に示されたポンプの要部を拡大した断面図である。
符号の説明
15L,15R: ポンプ
30:ピストン
31:吸入流路
50:アウトレットバルブ
60:インレットバルブ
61:弾性部材
62:リテーナ
70,70a:バルブシート
80:開閉部材
81,81a:シート接触部

Claims (9)

  1. モジューレータブロックに形成されたボアに設置されるモータと、前記ボアに設置されて前記モータにより往復運動する吸入流路を具備したピストンと、前記ボアにおいて前記ピストンとの間に加圧室が形成されるように設置されたアウトレットバルブと、前記加圧室に配置されて前記ピストンを付勢して支持するリターンバネと、前記ピストンの端部に配置されて前記アウトレットバルブと反対のタイミングで作動して前記吸入流路を開閉するインレットバルブとを含む電子制御式ブレーキシステムのポンプにおいて、
    前記インレットバルブは前記ピストンの端部に形成されたバルブシートと、前記バルブシートに当接離間可能に設置される開閉部材と、前記開閉部材を前記バルブシート側に押し付ける弾性力を加える弾性部材と、前記開閉部材と弾性部材を収容しながら前記リターンバネにより前記ピストンに付勢して支持するリテーナとを具備し、
    前記バルブシートと接触する前記開閉部材のシート接触部が平面で形成されたことを特徴とする電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
  2. 前記シート接触部の縁部には前記バルブシートに向けて延長された突起が設けられて、前記シート接触部が前記バルブシートに接触することを特徴とする請求項1に記載の電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
  3. 前記開閉部材が、前記リテーナによりガイドされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
  4. 前記弾性部材が密着される前記開閉部材の弾性部材支持部が平面で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
  5. 前記弾性部材支持部が前記弾性部材の内部に挿入される突出部を具備したことを特徴とする請求項4に記載の電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
  6. 前記開閉部材は非金属材質で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
  7. 前記開閉部材はプラスチックで形成されたことを特徴とする請求項6に記載の電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
  8. 前記シート接触部が接触される前記バルブシートは環状になるように前記ピストンと一体で形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
  9. 前記弾性部材はコイルバネであることを特徴とする請求項1に記載の電子制御式ブレーキシステムのポンプ。
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