JP2005154853A - 成膜装置の回転装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基板のふらつきを防止し、光学特性の安定を図ることができる成膜装置の回転装置を提供する。
【解決手段】 回転ギヤ10と、この回転ギヤ10の中心部に設けられる回転軸20と、この回転軸20に支持される基板ホルダ30とを備えている成膜装置の回転装置において、回転軸20をベアリングユニット50で回転可能に支持するようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 回転ギヤ10と、この回転ギヤ10の中心部に設けられる回転軸20と、この回転軸20に支持される基板ホルダ30とを備えている成膜装置の回転装置において、回転軸20をベアリングユニット50で回転可能に支持するようにした。
【選択図】 図2
Description
この発明は成膜装置の回転装置に関する。
図3は従来の成膜装置の回転装置の平面図、図4は図3のB−B線に沿う断面を示す概念図である。
この成膜装置の回転装置は回転ギヤ110と基板ホルダ130とを備えている。
基板ホルダ130は回転ギヤ110の内周縁に支持されている。回転ギヤ110は環状の支持台150にベアリングボール152を介して回転可能に支持されている。円盤状の回転板170には円形穴171が形成されている。支持台150は円形穴171を囲むように回転板170に固定されている。
基板ホルダ130は中空円筒体131と円板部135とを有する。円筒体131の上端は鍔状部分132を有する。
円筒体131の下端には内側へ突出する保持部133が設けられ、保持部133に円板部135が保持されている。円板部135には同一円周上に穴136,137が設けられている。この穴136,137の周縁部には内側に突出する保持部材136a,137aが設けられている。
保持部材136a,137aは例えばねじ(図示せず)によって円板部135に固定されている。この保持部材136a,137aにはスパッタ物質の付着を行う対象であるガラス基板105,106が保持されている。
鍔状部分132は回転ギヤ110に支持されている。この回転ギヤ110は中心軸Oを中心として回転することができる。回転ギヤ110は図示しないモータの回転軸に結合されたギヤと噛み合っている。モータの回転軸と回転板170の中心軸とは同軸上にある。
ガラス基板105,106上に均一にスパッタ物質を付着・積層させるため、ガラス基板105,106を回転させる。
ガラス基板105,106上に均一にスパッタ物質を付着・積層させるため、ガラス基板105,106を回転させる。
モータを回転させると、その回転力は回転ギヤ110に伝わる。これによって基板ホルダ130が回転し、基板ホルダ130に保持されているガラス基板105,106も回転する。
特開2000−183821号公報
ところで、光通信技術の高度化に伴い、近年従来には問題とならなかった成膜の厚さむらが問題にされるようになった。厚さむらを少なくして所望の分光特性が得られるようにするためには基板ホルダ130を高速で回転させなければならないが、従来の装置では基板ホルダ130の回転数は40rpm程度に制限されていた。基板ホルダ130を高速で回転させた場合、ベアリングボール152同士の摩擦によってベアリングボール152に上下方向(基板ホルダ130の軸方向)の動きが発生して、ガラス基板105,106が上下方向へふらつくからである。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は基板のふらつきを防止し、光学特性の安定を図ることができる成膜装置の回転装置を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、ギヤと、このギヤの中心部に設けられる回転軸と、この回転軸に支持される基板ホルダとを備えている成膜装置の回転装置において、前記回転軸を回転可能に支持する回転軸支持手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の成膜装置の回転装置において、前記回転軸支持手段は、前記回転軸に装着されるベアリングユニットと、このベアリングユニットを支持する支持部材とを有していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の成膜装置の回転装置において、前記ギヤと前記支持部材とはスポークを有していることを特徴とする。
この発明の成膜装置の回転装置によれば、基板のふらつきを防止し、光学特性の安定を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る成膜装置の回転装置の平面図、図2は図1のA−A線に沿う断面を示す概念図である。
この成膜装置の回転装置は、回転ギヤ(ギヤ)10と、この回転ギヤ10の中心部に設けられる回転軸20と、この回転軸20に支持される基板ホルダ30とを備えている。
基板ホルダ30はドーナツ型であり、基板ホルダ30には同一円周上に穴31,32が設けられている。この穴31,32の周縁部には内側に突出する保持部材31a,32aが設けられている。保持部材31a,32aは例えばねじ(図示せず)によって基板ホルダ30に固定されている。この保持部材31a,32aにスパッタ物質の付着対象であるガラス基板5,6が保持されている。
カップリング40は基板ホルダ30の中心に形成された穴33に嵌合されるとともに、ねじ41によって基板ホルダ30に固定されている。
回転軸20の一端はカップリング40に嵌合され、カップリング40はねじ42によって回転軸20に固定されている。
ベアリングユニット50は回転軸20の中間部に装着されている。
固定スポーク(支持部材)60は、L字断面の外側環状部61と、内側環状部62と、外側環状部61と内側環状部62とを結ぶスポーク63とを有する。スポーク63は120度の間隔をおいて形成されている。そのため、固定スポーク60にはスポーク63によってほぼ扇形の3つの穴64が形成される。
内側環状部62にはベアリングユニット50のハウジング51のフランジ部51aがねじ65によって固定されている。
外側環状部61は回転板70にねじ66によって固定されている。
ベアリングユニット50と固定スポーク60とで回転軸支持手段が構成される。
回転軸20の他端のフランジ部21にはねじ25によって回転ギヤ10の中心部が固定されている。
回転ギヤ10は円板形状であり、外側環状部11と、内側環状部12と、外側環状部11と内側環状部12とを結ぶスポーク13とを有する。スポーク13は120度の間隔をおいて形成されている。そのため、回転ギヤ10にはスポーク13によって固定スポーク60と同様にほぼ扇形の3つの穴14が形成される。外側環状部11の外周縁にはギヤが形成されている。回転ギヤ10の直径は基板ホルダ30の直径より大きい。
回転ギヤ10は図示しないモータの回転軸に結合されたギヤと噛み合っている。回転板70の回転軸とモータの回転軸とは同軸上にある。
なお、回転ギヤ10の上方にはガラス基板5,6に対向するようにシーズヒータ7が配置されている。
なお、回転ギヤ10の上方にはガラス基板5,6に対向するようにシーズヒータ7が配置されている。
ガラス基板5,6上に均一にスパッタ物質を付着・積層させるため、ガラス基板5,6を回転させる。
モータを回転させると、その回転力は回転ギヤ10に伝わる。回転軸20と一体に基板ホルダ30が回転し、基板ホルダ30に保持されているガラス基板5,6も回転する。
このとき、ハウジング51とボールベアリング52とからなるベアリングユニット50のボールベアリング52には径方向の力が作用するが、ハウジング51及び固定スポーク60によってボールベアリング52の径方向の動きが阻止され、基板ホルダ30には軸方向及び径方向のふらつきが発生しない。そのため、基板ホルダ30を高速(200rpm)で回転させることができ、ガラス基板5,6の成膜時の厚さむらを少なくして所望の分光特性を得ることができる。
この実施形態によれば、基板ホルダ30を高速で回転させたときであっても、ガラス基板5,6のふらつきが防止され、光学特性の安定を図ることができる。
また、回転ギヤ10及び固定スポーク60の穴14,64を介してシーズヒータ7の輻射熱が遮蔽されることなくガラス基板5,6に伝わるので、成膜開始時及び成膜終了時におけるガラス基板5,6の温度を一定に保つことができる。
10 回転ギヤ(ギヤ)
13,63 スポーク
20 回転軸
30 基板ホルダ
50 ベアリングユニット
60 固定スポーク(支持部材)
13,63 スポーク
20 回転軸
30 基板ホルダ
50 ベアリングユニット
60 固定スポーク(支持部材)
Claims (3)
- ギヤと、このギヤの中心部に設けられる回転軸と、この回転軸に支持される基板ホルダとを備えている成膜装置の回転装置において、
前記回転軸を回転可能に支持する回転軸支持手段を備えていることを特徴とする成膜装置の回転装置。 - 前記回転軸支持手段は、前記回転軸に装着されるベアリングユニットと、このベアリングユニットを支持する支持部材とを有していることを特徴とする請求項1記載の成膜装置の回転装置。
- 前記ギヤと前記支持部材とはスポークを有していることを特徴とする請求項1又は2記載の成膜装置の回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003396545A JP2005154853A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 成膜装置の回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003396545A JP2005154853A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 成膜装置の回転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005154853A true JP2005154853A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34721956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003396545A Pending JP2005154853A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 成膜装置の回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005154853A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016069714A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 新日鐵住金株式会社 | 基材保持具およびそれを備える成膜装置 |
-
2003
- 2003-11-27 JP JP2003396545A patent/JP2005154853A/ja active Pending
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