JP2006009114A - 成膜装置及び成膜方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い範囲で所望の厚さの薄膜を形成することができる成膜装置及び成膜方法を提供する。
【解決手段】 ガラス基板160A,160B上に薄膜を形成する成膜装置において、ガラス基板160A,160Bと対向するように配置されたターゲット50に対してガラス基板160A,160Bを所定角度傾ける外側保持枠195A,195Bを採用した。外側保持枠195A,195Bはガラス基板160A,160Bとガラス基板160A,160Bを支持するための基板ホルダ140との間に配置され、ガラス基板160A,160Bの一辺を持ち上げる。
【選択図】 図3

Description

この発明は成膜装置及び成膜方法に関する。
従来の成膜装置として、真空容器と、回転体と、この回転体の円盤状部分に設けられた穴と、ベアリングボール等を介して回転体に結合された基板ホルダと、真空容器の下部に配置され、基板ホルダに保持される基板と対向可能に配置されたターゲットとを備えるものがある(特開2003−183821号公報参照)。
基板ホルダは中空円筒体であり、その中心軸周りに回転可能である。基板ホルダの下部に形成された保持部によって基板が保持されている。
真空容器内を真空にしてアルゴンと酸素との混合ガスを真空容器内に導入し、ターゲット側にマイナスの高DC電圧加えると、アルゴンガスがプラスイオン化する。アルゴンのプラスイオンが高速でターゲットに衝突すると、ターゲット内のターゲット原子がアルゴンイオンに反跳されてターゲットから飛び出す。基板がターゲットの直上に位置している場合、飛び出したターゲット原子が基板の表面に付着し、薄膜が成長する。
特開2000−183821号公報
ところで、成膜装置では基板に形成される薄膜の膜厚を均一にするため、面内分布補正板が通常基板とターゲットとの間に配置される。面内分布補正板は対向する長手方向の辺がそれぞれ円弧部を有する帯状の板である。
面内分布補正板の円弧部は予め設計された形状に機械加工される。
しかし、フライス盤等による機械加工によって0.1mm以下の機械的精度で面一板の円弧部を加工するのは難しく、加工誤差が発生し易い。薄膜の膜厚の精度はこの面内分布補正板の加工誤差に左右され、薄膜を設計値に対して0.2%以下の誤差で製造することは難しい。
そのため、基板上に狭い範囲でしか所望の厚さの薄膜を形成することができないという問題がある。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は広い範囲で所望の厚さの薄膜を形成することができる成膜装置及び成膜方法を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、基板上に薄膜を形成する成膜装置において、前記基板と対向するように配置されたターゲットに対して前記基板を所定角度傾ける基板傾斜手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の成膜装置において、前記基板傾斜手段は、前記基板とこの基板を支持するための基板ホルダとの間に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の成膜装置において、前記基板傾斜手段は、前記基板を保持する内側保持枠と、前記基板ホルダに支持され、前記内側保持枠を保持する外側保持枠とで構成され、前記外側保持枠の下面に対してその上面が傾斜していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3記載の成膜装置において、前記所定角度が0〜2°であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、基板上に薄膜を形成する成膜方法において、前記基板と対向するように配置されたターゲットに対して前記基板を所定角度傾けて成膜することを特徴とする成膜方法。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の成膜方法において、前記所定角度が0〜2°であることを特徴とする。
この発明の成膜装置及び方法によれば、広い範囲で所望の厚さの薄膜を形成することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係るスパッタリング成膜装置の概念図である。
この成膜装置は、真空容器10と第1の回転体120と基板ホルダ140とターゲット50とを備えている。
第1の回転体120は円盤状の円盤部21と円筒状の回転軸22とで構成されている。第1の回転体120の回転軸22は真空容器10に軸受11を介して取り付けられている。第1の回転体120は回転軸22を中心として回転する。
第1の回転体120の回転軸22内には軸受12を介して第2の回転体30の回転軸32が回転可能に収容されている。第1の回転体120の回転中心と第2の回転体30の回転中心とは一致している。なお、第2の回転体30は回転軸32とこの回転軸32の一端に設けられた円盤部31とで構成されている。円盤部31の外周面には歯車32aが形成されている。第2の回転体30の回転軸32には図示しないモータの回転軸が結合されている。
第1の回転体120の円盤部21には複数の円形の穴121が形成されている。穴121を囲むように環状の支持台150が第1の回転体120に取り付けられている。
支持台150にベアリングボール151を介して回転ギヤ180が回転可能に支持されている。回転ギヤ180は第2の回転体30の円盤部31の外周面に形成された歯車32aと噛み合っている。
基板ホルダ140は回転ギヤ180の内周縁に支持されている。
複数のターゲット50が真空容器10の下面に配置されている。ターゲット50は回転体120,30の回転中心に対して対称の位置にある。回転体120を回転させたとき、基板ホルダ140に保持されたガラス基板(基板)160A,160Bとターゲット50とが対向する。なお、ガラス基板160A,160Bとターゲット50との間にはガラス基板160A,160Bに形成される薄膜を均一にするための面内分布補正板70が配置されている。
真空容器10の上面には真空容器10内のガラス基板160A,160Bの温度を制御するためのヒータ80が設けられている。
図2はこの発明の一実施形態に係る成膜装置の基板ホルダの平面図、図3はその断面図、図4はその部分拡大図である。
基板ホルダ140は中空円筒体141と円板部145とを有する。円筒体141の上端には半径方向外側へ突出する鍔部142が形成されている。
円筒体141の下端には半径方向内側へ突出する保持部143が設けられ、保持部143に円板部145が保持されている。円板部145には穴146,147が設けられている。穴146,147は同一円周上に位置している。
この穴146,147にはスパッタ物質の付着を行う対象であるガラス基板160A,160Bを保持する内側保持枠190A,190Bが外側保持枠195A,195Bを介して嵌合している。内側保持枠190A,190Bと外側保持枠195A,195Bとで基板傾斜手段が構成される。
内側保持枠190A,190Bは矩形の枠であり、上端の周縁部には外方(枠の外側)へ突出する鍔部191A,191Bが形成されている。
内側保持枠190A,190Bの鍔部191A,191Bが外側保持枠195A,195Bに保持される。内側保持枠190A,190Bの下端の周縁部には内方(枠の内側)へ突出する保持部192A,192Bが形成されている。内側保持枠190A,190Bの保持部192A,192Bによってガラス基板160A,160Bが保持される。ガラス基板160A,160Bはターゲット50の表面に対して0〜2°程度傾いている。図4においてxがガラス基板160A,160Bの傾斜角度を示す。
モータを回転させると第2の回転体30が回転し、その回転力は回転ギヤ180に伝わる。これによって基板ホルダ140が回転し、基板ホルダ140に保持されているガラス基板160A,160Bも回転する。
なお、面内分布補正板70は補正板保持棒71に取り付けられている(図3、図4参照)。
図5は外側保持枠の斜視図である。
外側保持枠195Aと外側保持枠195Bとは同一形状であるので、外側保持枠195Aだけを説明する。
外側保持枠195Aは矩形の枠である。外側保持枠195Aは側壁196,197,198,199で構成されている。側壁196と側壁197との高さは異なる(側壁196は側壁197より低い)。
側壁198と側壁199との形状、高さは同じである。側壁198,199の上面は側壁197から側壁196へ向かって下り傾斜する。
したがって、内側保持枠190A,190Bを外側保持枠195A,195Bが支持したとき、ガラス基板160A,160Bは傾く。
成膜は以下のように行われる。
真空容器10内を真空にしてアルゴンと酸素との混合ガスを真空容器内に導入し、ターゲット50側にマイナスの高DC電圧加えると、アルゴンガスがプラスイオン化する。アルゴンのプラスイオンが高速でターゲット50に衝突すると、ターゲット50内のターゲット原子がアルゴンイオンに反跳されてターゲット50から飛び出す。ガラス基板160A,160Bがターゲット50の直上に位置している場合、飛び出したターゲット原子がガラス基板160A,160Bの表面に付着して薄膜が成長する。
このとき、ガラス基板160A,160B上に広い範囲で所望の厚さの薄膜が形成されるが、その範囲は従来例に比べて3倍程度であった。
この実施形態によれば、面内分布補正板の加工誤差があったとしても、広い範囲で所望の厚さの薄膜を形成することができる。
なお、上記実施形態では外側保持枠195Aを矩形の枠としたが、ガラス基板160Aを傾けることができれば、例えば側壁198,199だけ、又は側壁196,197だけでガラス基板160Aを支持するようにしてもよい。すなわち、基板傾斜手段の形状、構造を問わず、ガラス基板160A,160Bを傾けて成膜することに特徴がある。
図6は基板傾斜手段の第1の変形例に係る斜視図である。
この第1の変形例では保持枠290が基板傾斜手段を構成する。この保持枠290は矩形の枠である。
保持枠290は側壁291,292,293,294で構成されている。側壁291と側壁292とは同じ大きさである。
側壁291の上端には鍔部291Aが形成されている。また、側壁292の上端には鍔部292Aが形成されている。鍔部291Aの高さ方向の寸法はa1であり、鍔部292Aの高さ方向の寸法はb1である(a1>b1)。
保持枠290の鍔部291A,292Aは円板部145に保持される。なお、図6では見えないが、保持枠290の下端の周縁部にはガラス基板160A,160Bを保持するための内方へ突出する保持部が形成されている。
したがって、保持枠290を円板部145が支持したとき、ガラス基板160A(160B)はターゲット50に対して所定角度だけ傾く。
この変形例によれば、上記実施形態と同様の効果を奏するとともに、保持枠290が2部品で構成されていないので、部品点数を削減することができる。
図7は基板傾斜手段の第2の変形例に係る斜視図である。
この第2の変形例では保持枠390が基板傾斜手段を構成する。この保持枠390は矩形の枠である。
保持枠390は側壁391,392,393,394で構成されている。側壁391の高さa2は側壁392の高さb2より小さい(a2<b2)。
側壁393と側壁394とは同じ大きさである。側壁393,394の上面は側壁392から側壁391へ向かって下り傾斜する。
側壁391,392,393,394の上端には全周に亘って鍔部395が形成されている。保持枠390の鍔部395は円板部145に保持される。
なお、図7では見えないが、保持枠390の下端の周縁部にはガラス基板160A(160B)を保持するための内方へ突出する保持部が形成されている。
したがって、保持枠390を円板部145が支持したとき、ガラス基板160A(160B)はターゲット50に対して所定角度だけ傾く。
この変形例によれば、上記実施形態と同様の効果を奏する。
図1はこの発明の一実施形態に係るスパッタリング成膜装置の概念図である。 図2はこの発明の一実施形態に係る成膜装置の基板ホルダの平面図である。 図3はその断面図である。 図4はその部分拡大図である。 図5は外側保持枠の斜視図である。 図6は基板傾斜手段の第1の変形例に係る斜視図である。 図7は基板傾斜手段の第2の変形例に係る斜視図である。
符号の説明
50 ターゲット
60,160A,160B ガラス基板(基板)
140 基板ホルダ
190A,190B 内側保持枠
195A,195B 外側保持枠
290,390 保持枠

Claims (6)

  1. 基板上に薄膜を形成する成膜装置において、
    前記基板と対向するように配置されたターゲットに対して前記基板を所定角度傾ける基板傾斜手段を備えていることを特徴とする成膜装置。
  2. 前記基板傾斜手段は、前記基板とこの基板を支持するための基板ホルダとの間に配置されていることを特徴とする請求項1記載の成膜装置。
  3. 前記基板傾斜手段は、前記基板を保持する内側保持枠と、前記基板ホルダに支持され、前記内側保持枠を保持する外側保持枠とで構成され、前記外側保持枠の下面に対してその上面が傾斜していることを特徴とする請求項2記載の成膜装置。
  4. 前記所定角度が0〜2°であることを特徴とする請求項1,2又は3記載の成膜装置。
  5. 基板上に薄膜を形成する成膜方法において、
    前記基板と対向するように配置されたターゲットに対して前記基板を所定角度傾けて成膜することを特徴とする成膜方法。
  6. 前記所定角度が0〜2°であることを特徴とする請求項5記載の成膜方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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