JP2005154358A - クレンジング用の化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クレンジング用の化粧料であって、その使用過程に於いて、刺激発現性が極めて低いクレンジング用の化粧料を提供する。
【課題の解決手段】 1)クレンジング用の化粧料であって、1)マイカ、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ベントナイト、デンプン、セルロース、乳糖、ショ糖やデキストリン等の粉体10〜60質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分10〜85質量%と、3)ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルを含有し、且つ、4)水の含有量が5質量%以下である、クレンジング用の化粧料を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料に関し、更に詳細には、クレンジング用の化粧料に好適な化粧料に関する。
クレンジング化粧料は、例えば、リップカラーなどの、通常の水性洗浄では落としにくい化粧料や脂汚れを除去する目的で使用される化粧料であり、現在知られている剤形としては、界面活性剤の水性担体溶液であるメーク落とし化粧料、高内相水中油乳化タイプのクレンジング化粧料、非水乳化剤形のクレンジング化粧料などが存する。この様な剤形の何れに於いても、油性成分を水性成分へなじませる目的で、親水性の界面活性剤が用いられており、該親水性の界面活性剤としては、ポリオキシエチレンが付加した非イオン界面活性剤が使用されるのが通常である。更に、前記のような剤形に於いては水が存し、微生物が繁殖しやすい環境であるため、微生物汚染を防ぐ目的でパラベンなどの防腐剤も使用されるのが普通である。近年に於いては、ストレスフルな社会環境を反映して、化学物質に過敏な人が増えており、ポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤や、パラベンなどの防腐剤に過敏な反応を呈する人も少なくない。又、使用上、化粧料を用いての擦過動作が必須であるクレンジング用の化粧料に於いては、この様な過敏な人たちが過敏孔反応を呈する環境が整っているとも言える。即ち、クレンジング用の化粧料に於いて、この様な過敏な人たちも使用可能な極めて刺激発現性の低い、クレンジング用の化粧料の開発が望まれていると言える。
クレンジング用の化粧料の刺激発現を抑える手段としては、前記界面活性剤の含有量を減量し、損なわれた汚れ除去効果を、崩壊性を有する粉体組成物を、擦過媒体として、補助的に使用する方法などが考案されているが(例えば、特許文献1を参照)、少量であっても界面活性剤が存在する以上、従来のクレンジング化粧料に比較して、著しく安全性が向上したとはいえ、界面活性剤などに由来する刺激が完全に克服されたわけではない。
一方、クレンジング用の化粧料に粉体類を含有させる技術は既に知られているが(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4を参照)、何れも擦過媒体として、クレンジング機能を向上させる目的使用しているものであり、安全性向上の観点では行われておらず、安全性のレベルも従来のレベルであった。
更に、ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルは、既に洗浄時に於ける、保湿性を与える性質を利用して、化粧料用の原料として、市販されている。このものについては、有機変性粘土鉱物と組合せて、安定で、使用感と保湿性に優れる化粧料を提供する技術も既に知られている。(例えば、特許文献5、特許文献6を参照)
他方、クレンジング用の化粧料であって、1)粉体10〜60質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分10〜85質量%と、3)ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルを含有し、且つ、4)水の含有量が5質量%以下であるものは全く知られていないし、この様な構成のクレンジング用の化粧料が安全性に優れ、過敏な人にも使用可能なものであることも全く知られていない。
特開2002−202333号公報 特開2002−302421号公報 特開2001−106858号公報 特開平08−143420号公報 特開2002−121105号公報 特開2002−53896号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、その使用過程に於いて、刺激発現性が極めて低いクレンジング用の化粧料を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、その使用過程に於いて、刺激発現性が極めて低いクレンジング用の化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)粉体10〜60質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分10〜85質量%と、3)ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルを含有し、且つ、4)水の含有量が5質量%以下である構成の化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)クレンジング用の化粧料であって、1)粉体10〜60質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分10〜85質量%と、3)ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルを含有し、且つ、4)水の含有量が5質量%以下であることを特徴とする、クレンジング用の化粧料。
(2)前記粉体が、マイカ、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ベントナイト、デンプン、セルロース、乳糖、ショ糖及びデキストリンから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載のクレンジング用の化粧料。
(3)1気圧25℃で液体の油性成分が、炭化水素、脂肪酸と炭素数8〜24の高級アルコールのエステル、グリセリンのトリ脂肪酸エステル、ジグリセリンのテトラ脂肪酸エステル、トリグリセリンのペンタ脂肪酸エステル及びシリコーンから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のクレンジング用の化粧料。
(4)前記ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルが、イソプロピルエステル乃至はn−ブチルエステルであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
(5)前記ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルの含有量が、0.1〜10質量部であることを特徴とする、(4)に記載のクレンジング用の化粧料。
(6)実質的に水を含有しないものであることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
(7)防腐剤を含有しないことを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
(8)ポリオキシエチレン付加構造の化合物を含有しないことを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
本発明によれば、その使用過程に於いて、刺激発現性が極めて低いクレンジング用の化粧料を提供することができる。
(1)本発明の化粧料の必須成分である粉体
本発明の化粧料は、クレンジング用の化粧料であって、粉体を10〜60質量部、より好ましくは15〜40質量部含有することを特徴とする。本発明の化粧料に使用できる粉体としては、化粧料で使用される粉体であれば特段の限定無く使用でき、例えば、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ベントナイト、チタンマイカ、チタンセリサイトなどの鉱物性粉体、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリプロピレン粉末、メチルシロキサン網状重合体、ジメチルポリシロキサン部分架橋化物等のポリマー粉体、デンプン、セルロース、乳糖、ショ糖、デキストリン等の有機粉体などが例示でき、これらは表面をシリコーン焼き付け処理、シリル化処理、金属石けん被覆処理、アシル化アミノ酸塩被覆処理、リン脂質被覆処理などの被覆処理を行っていても良い。特に好ましい粉体としては、マイカ、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ベントナイト、デンプン、セルロース、乳糖、ショ糖乃至はデキストリンが例示できる。これらは唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、かかる粉体は、1)皮膚に付着した汚れを吸着し、その除去を補助する、2)化粧料の油剤が皮膚より離脱するのを補助する、3)チキソトロピックな構造を形成し、化粧料の製剤を安定に保つの役割を担っている。これらの粉体は、前記の量範囲に存することでかかる効果を奏する。
(2)本発明の化粧料の必須成分である油性成分
本発明の化粧料は、クレンジング用の化粧料であって、1気圧25℃で液体の油性成分10〜85質量%、より好ましくは40〜80質量%を含有することを特徴とする。1気圧25℃で液体の油性成分としては、化粧料で使用されている液体脂に分類されるものであれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、軽質イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン、重質イソパラフィン等の炭化水素、ネオペンチルグリコールジイソオクタネート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、エチレングリコールジイソステアレート、プロピレングリコールジオレート等の二価アルコールと炭素数8〜24の脂肪酸のジエステル、イソプロピルミリステートなどの低級アルコールと炭素数8〜14の脂肪酸のエステル、ホホバ油、セチルイソオクタネートなどの炭素数8〜24の脂肪酸と炭素数8〜24の高級アルコールのエステル、オリーブ油、ひまし油、グリセリルトリイソオクタネート等のグリセリンのトリ脂肪酸エステル、ジグリセリンテトライソステアレートやジグリセリンテトラオレートのようなジグリセリンのテトラ脂肪酸エステル、トリグリセリンペンタイソステアレート、トリグリセリンペンタオレート等のトリグリセリンのペンタ脂肪酸エステル、ジメチコン、シクロメチコン、フェニルメチコン等のシリコーン等が好適に例示でき、より好ましくは炭化水素、脂肪酸と炭素数8〜24の高級アルコールのエステル、グリセリンのトリ脂肪酸エステル、ジグリセリンのテトラ脂肪酸エステル、トリグリセリンのペンタ脂肪酸エステル或いはシリコーンが好ましく例示でき、炭化水素、シリコーン或いはジグリセリンのテトラ脂肪酸エステルが更に好ましい。これは溶剤効果による。これらの油性成分は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於いて、皮膚の付着した脂汚れなどの汚れを溶剤効果によって皮膚より離脱させ、前記粉体の効果を合わせて、洗浄に用いる、拭き取り化粧水や流水などの水性媒体中へ分散させる作用を有する。この様な作用を発現するためには、前記量範囲にあることが必要である。
(3)本発明の化粧料の必須成分であるラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステル
本発明の化粧料は、クレンジング用の化粧料であって、ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルを必須成分として含有することを特徴とする。本発明者らの検討によれば、かかる成分は、ワックスや油脂などの油性の汚れのみならず、角層、タンパク、疎水性基と親水性基を有するポリマーなどの油剤にも、水系担体にも分散しにくい汚れを油性担体中に分散させる作用を有する。この様な作用を利用することにより、コアシェル型ポリマーエマルジョンを配合し、耐水性も、耐皮脂性も向上させた粉体含有化粧料などの汚れを油性担体中へ分散させ、クレンジングすることができることを本発明者らは見出している。本発明の化粧料に於いて、この様な作用を機能させるためには、前記ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルから選択される1種乃至は2種以上を0.1〜10質量%、より好ましくは0.1〜3質量%含有させることが好ましい。ここにおいて、ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルを構成する、炭素数1〜4のエステル残基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、エテニル基、プロペニル基、イソプロペニル基、3−ブテニル基、2−メチルプロペニル基などが例示でき、イソプロピル基又はn−ブチル基が特に好ましい。かかる化合物は、ザルコシンをラウロイルクロリドで処理し、ラウロイルザルコシンと為し、しかる後にアルカリ存在下、対応するアルキルクロリド乃至はアルケニルクロリドを作用させることにより、製造することができる。又、この様なラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルには市販品が存し、それを購入して利用することも出来る。好ましい市販品としては、味の素株式会社より販売されている、「エルデュSL−205」(ラウロイルザルコシン−n−ブチル)が例示できる。
(4)本発明の化粧料の必須構成要素である水
本発明の化粧料は、クレンジング用の化粧料であって、水分の含有量が5質量%以下、より好ましくは実質的に含有しない形態を取ることを特徴とする。ここで、「実質的に含有しない」とは、構成する原料が存在する状態で自然に含有する水分までも積極的に場外する努力まではしないとの意味であり、意志を持って水を配合しないことを意味する。本発明の化粧料に於いて、水は粉体や油性成分の作用を妨げたり、系の安定性を損ねたりするため、この様にその存在量を限局することが好ましい。
(4)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、クレンジング用の化粧料であって、前記の必須構成要素を備えることを特徴とする。本発明の化粧料のクレンジング効果を発揮する対象は、リップカラー、ファンデーション、アイカラー、マスカラ、アイライナー、チークカラー等の油性成分を含有するメークアップ化粧料や、二酸化チタンや酸化亜鉛などを含有する紫外線防護用の化粧料、皮脂などの脂汚れである。かかる脂汚れを、油性成分の溶剤効果と、粉体類の吸着効果とラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルの疎油性成分の油性成分への分散効果を利用して除去することが本発明のクレンジング用の化粧料の特徴である。特に好適な対象としては、かかる脂汚れと、角層、タンパク、コアシェル型の樹脂などが複合して形成された汚れである。この為、本発明の化粧料では、乳化を目的とする界面活性剤の存在を必須としない。従って、過敏な肌質の人に刺激を感じさせる場合の存するポリオキシエチレン付加物を含有する必要が無く、この様な成分を含有しない形態が本発明の化粧料としては好ましい。前記ポリオキシエチレン付加物としては、非イオン界面活性剤やポリエチレングリコールのような成分が例示できる。本発明の化粧料に於いては、この様な成分を除いて、本発明の化粧料の効果を妨げない範囲に於いて、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のワックス類、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の液体でない炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、グリセリンアルキルエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。これらの必須成分や任意成分を常法に従って処理することにより、本発明の化粧料は製造することが出来る。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明のクレンジング用の化粧料を作成した。即ち、処方成分をニーダーに仕込み、良く混練りし本発明のクレンジング用の化粧料1を得た。このものを用いて、クレンジング作用を調べた。下記に示す試験用の紫外線防護剤を下腕内側部に塗布し、クレンジング用の化粧料をおき擦過した後、流水で洗い流し、無処置のコントロール部位との色差(ΔE値)を測定した。比較例1として、下記に示す処方の、従来のタイプのクレンジング化粧料を用いて同様の操作を行った。又、化粧料1の「エルデュSL−205」を流動パラフィンに置換した比較例2も同様に製造し、同様の操作を行った。これらの結果を表1に示す。これより、本発明の化粧料は、界面活性剤を含まないにもかかわらず、優れたクレンジング機能を有していることが判る。
(クレンジング用の化粧料1)
流動パラフィン 68 質量部
「エルデュSL−205」 2 質量部
マイカ 30 質量部
(比較例1)
流動パラフィン 50 質量部
セチルイソオクタネート 15 質量部
バチルアルコール 2 質量部
ソルビタンセスキステアレート 1 質量部
ソルビタンセスキオレート 0.5質量部
ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル 2 質量部
ブチルパラベン 0.1質量部
1,3−ブタンジオール 5 質量部
カルボキシビニルポリマー 0.1質量部
10%水酸化カリウム水溶液 0.5質量部
水 23.8質量部
(比較例2)
流動パラフィン 70 質量部
マイカ 30 質量部
(試験用の紫外線防護剤)
ジメチコン(10パスカル秒) 1 質量部
シクロメチコン 20 質量部
架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 3.5質量部
ソルビタンセスキラウレート 0.5質量部
有機変性ベントナイト 0.3質量部
ブチルパラベン 0.1質量部
1,3−ブタンジオール 5 質量部
メチルパラベン 0.1質量部
マルメロ1,3−ブタンジオール抽出物 0.1質量部
水 27.1質量部
アルキルアクリレート樹脂粉体 5 質量部
微粒子二酸化チタン 15 質量部
微粒子酸化亜鉛 10 質量部
黄色酸化鉄 2.1質量部
ベンガラ 0.1質量部
群青 0.1質量部
コアシェル型アクリル樹脂エマルション 10 質量部
(固形分25%)
Figure 2005154358
<実施例2〜17>
実施例1の本発明のクレンジング用の化粧料1の粉体成分を変えて、実施例1と同様に本発明のクレンジング用の化粧料2〜17を作成し、同様に評価を行った。
(クレンジング用の化粧料2〜17)
流動パラフィン 68 質量部
「エルデュSL−205」 2 質量部
表2に記載の粉体 30 質量部
Figure 2005154358
<実施例18〜26>
実施例1の流動パラフィンを他の油性成分に変えて、同様に検討を行った。
(クレンジング用の化粧料18〜26)
表3に記載の油性成分 68 質量部
「エルデュSL−205」 2 質量部
マイカ 30 質量部
Figure 2005154358
<実施例27>
下記に処方に従って、実施例1のクレンジング用の化粧料1の油剤と粉体の割合を変えて、同様に化粧料27を作成した。同様の評価を行ったところ、ΔEは0.64であり、粉体量は10質量%以上が好ましいことが判った。
流動パラフィン 88 質量部
「エルデュSL−205」 2 質量部
マイカ 10 質量部
<実施例28>
下記に処方に従って、実施例1のクレンジング用の化粧料1の油剤と粉体の割合を変えて、同様に化粧料28を作成した。同様の評価を行ったところ、ΔEは0.66であったが、使用時にのびが重く、粉体量は60質量%以下が好ましいことが判った。
流動パラフィン 38 質量部
「エルデュSL−205」 2 質量部
マイカ 60 質量部
<試験例1>
クレンジング用の化粧料1〜28及び比較例1、2について、スティギング試験を行った。パネラーには、化学刺激に過敏な人7名を用い、化粧料を綿棒に含浸させ、これをパネラーの下腕内側部に軽くタッチさせ、刺激を感じるか否かを問診で調査した。表4に刺激発現例数を示す。これより、本発明のクレンジング用の化粧料は刺激発現が極めて少ないことが判る。
Figure 2005154358
本発明は、安全性の高いクレンジング用の化粧料に応用できる。

Claims (8)

  1. クレンジング用の化粧料であって、1)粉体10〜60質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分10〜85質量%と、3)ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルを含有し、且つ、4)水の含有量が5質量%以下であることを特徴とする、クレンジング用の化粧料。
  2. 前記粉体が、マイカ、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ベントナイト、デンプン、セルロース、乳糖、ショ糖及びデキストリンから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載のクレンジング用の化粧料。
  3. 1気圧25℃で液体の油性成分が、炭化水素、脂肪酸と炭素数8〜24の高級アルコールのエステル、グリセリンのトリ脂肪酸エステル、ジグリセリンのテトラ脂肪酸エステル、トリグリセリンのペンタ脂肪酸エステル及びシリコーンから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のクレンジング用の化粧料。
  4. 前記ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルが、イソプロピルエステル乃至はn−ブチルエステルであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
  5. 前記ラウロイルザルコシンの炭素数1〜4のエステルの含有量が、0.1〜10質量部であることを特徴とする、請求項4に記載のクレンジング用の化粧料。
  6. 実質的に水を含有しないものであることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
  7. 防腐剤を含有しないことを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
  8. ポリオキシエチレン付加構造の化合物を含有しないことを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
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