JP2005152420A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】付加音源から音場を発生させることにより効果的に消音が達成できる消音機能付きMRI装置を提供する。
【解決手段】傾斜磁場発生手段が発生した音が被検体の耳に到達するまでの伝達特性を被検体の耳の位置座標との関係で表した第1の伝達関数と、付加音源が発生した音場が前記被検体の耳に到達するまでの伝達特性を表した伝達関数の逆関数である第2の伝達関数とを用いる。これにより、耳位置に到達した時点で騒音と逆位相で同振幅となる音場を演算により求め、付加音源に発生させる。
【選択図】図4
【解決手段】傾斜磁場発生手段が発生した音が被検体の耳に到達するまでの伝達特性を被検体の耳の位置座標との関係で表した第1の伝達関数と、付加音源が発生した音場が前記被検体の耳に到達するまでの伝達特性を表した伝達関数の逆関数である第2の伝達関数とを用いる。これにより、耳位置に到達した時点で騒音と逆位相で同振幅となる音場を演算により求め、付加音源に発生させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI装置という)に関し、特に、アクティブに騒音を低減する手段を備えたMRI装置に関する。
MRI装置は、磁場中に置かれた被検体の核磁気共鳴(以下、「NMR」という)現象から得られる信号を取得して、被検体中の核スピンの密度分布や緩和時間分布等を断層像として画像表示する装置であり、一般的に、静磁場発生装置と、高周波磁場を照射する高周波コイルと、3方向に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルとを含む。高周波コイルおよび静磁場コイルは、パルスシーケンスと呼ばれる所定のシーケンスで駆動される。このパルスシーケンスでは、傾斜磁場コイルの少なくとも1つ(例えば、位相エンコード方向傾斜磁場コイル)は、繰り返し時間ごとに磁場強度を変えながら、パルス状の磁場を発生するように制御される。これにより、傾斜磁場コイルには静磁場中でパルス状に電流が流れ、フレミングの左手の法則により電磁力が生じてコイルが振動し、騒音を連続的に発生するという問題が生じていた。
この騒音を低減するために、第1の手法として、傾斜磁場コイルで発生した騒音が被検体の耳に到達するまでの間の空間を板状の物体等で遮り「遮音(防音)」する方法が提案されている。また、第2の手法として、傾斜磁場コイルの固有振動に対する周波数成分を、電流シーケンスから除くという方法も提案されている。第3の手法として、外部から力を与えることにより、アクティブに振動そのものを抑制する方法がある。例えば、特許文献1には、傾斜磁場コイルに圧電素子を貼り付け、力を発生させることにより、傾斜磁場コイルの振動を抑制する手法が例えば、記載されている。
MRI装置ではないが、騒音をアクティブに消音する手法として、騒音と逆位相で同一振幅の音波を付加音源から発生することにより、消音する方法が知られている。例えば、いずれもMRI装置ではないが、回転する振動源の騒音を、振動源の高周波成分と同じ周波数の音波を付加音源から発生させることにより消音する装置が、特許文献2に記載されている。ダクト内の騒音を、騒音源が無限遠にある平面波に近似して消音する装置が、特許文献3に記載されている。また、MRI装置にスピーカを搭載し、パルスシーケンス情報にしたがって、音を発生させることによりアクティブに騒音を打ち消す装置が特許文献4に提案されている。
特開平7−275220号公報
特表平1−501344号公報
特開平2−70195号公報
特開平7−246193号公報
MRI装置の騒音は、パルスシーケンスによって生じるため、一定の周期及び大きさではなく、しかも、撮影部位の変更により騒音源(傾斜磁場コイル)に対する被検体の耳の位置が相対的に変化するという特有な問題がある。しかしながら、上述した特許文献2,3の技術は、それぞれ周期的な騒音ならびに平面波に近似される騒音を消音する技術であるため、この技術をMRI装置にそのまま適用することはできない。また、特許文献4の技術は、MRI装置において、被検体を搭載したベッドの移動量を検出し、そのベッドの位置で予め測定した騒音の特性情報と、パルスシーケンスとに従って、付加音源から音波を発生させる手法を開示しているが、付加音源と耳との距離によって生じる音の減衰や反射が考慮されていないため、この構成のみでは効果的な消音は難しいと推測される。なお、付加音源としてヘッドフォンを用いれば、付加音源と耳との距離はなくなるが、頭部撮影の際にヘッドフォンをつけたままRFコイルを装着することは困難である。しかも、騒音は耳殻だけではなく、頭部から骨を伝わって認識されるものもあるため、ヘッドフォンだけで低減することができない。
本発明の目的は、付加音源から音場を発生させることにより効果的に消音が達成できる消音機能付きMRI装置を提供することにある。
本発明では、傾斜磁場発生手段が生じる騒音を消音するための消音手段の構成として、付加音源と、被検体の耳の位置座標を検出する手段と、音の伝達特性を記憶する手段と、伝達特性を用いて付加音源に発生させるべき音場を求め、付加音源を駆動する制御手段とを含む。記憶手段には、傾斜磁場発生手段が発生した音が被検体の耳に到達するまでの伝達特性と被検体の耳の位置座標との関係を表した第1の伝達関数と、付加音源が発生した音場が前記被検体の耳に到達するまでの伝達特性を表した伝達関数の逆関数である第2の伝達関数とを格納する。制御手段は、第1および第2の伝達関数を用いて、耳位置に到達した時点で騒音と逆位相で同振幅となる音場を演算により求め、付加音源に発生させる。
例えば、第1の伝達関数とシーケンサが傾斜磁場発生手段を駆動するパルスシーケンス情報と耳の位置座標とを用いて、被検体の耳位置での騒音の音場を求め、これと第2の伝達関数とを用いて耳位置に到達した時点で該騒音と逆位相で同振幅となる音場を付加音源位置について求めることができる。
また、付加音源は、被検体を搭載する手段に搭載される構成にすることが可能である。
また、付加音源を、傾斜磁場発生手段側に備えることも可能であり、この場合、第2の伝達関数は、被検体の耳の位置座標についての関数を用いることが可能である。
本発明の一実施の形態の騒音低減装置を備えたMRI装置について、図面を用いて説明する。
本実施の形態のMRI装置は、図1に示したように、静磁場発生装置10と、傾斜磁場発生装置14と、被検体1を搭載する寝台30と、被検体1に高周波磁場を印加するための送信部13と、被検体1が発生するMR信号を受信する受信部15と、シーケンサ12と、信号処理部16とを有している。
静磁場発生装置10は、被検体1を配置する撮像領域に、被検体1の体軸方向または体軸と直交する方向に均一な磁束を発生するものである。例えば、永久磁石方式、常電導方式および超電導方式のうちのいずれかの磁場発生装置を用いることができる。傾斜磁場コイル403は、X,Y,Zの3方向に傾斜磁場Gx、Gy、Gzをそれぞれ発生する傾斜磁場コイル21およびそれらを駆動する傾斜磁場電源22を含み、シーケンサ12のパルスシーケンス制御に応じた所定の方向の傾斜磁場を発生する。送信部13は、高周波発振器17と変調器18と高周波増幅器19と高周波送信コイル20aとを含み、シーケンサ12が変調器18を制御することにより、所定の高周波磁場を発生する。
寝台30は、図2に示したように、被検体1を搭載する天板30aと、寝台基部30bとを含む。寝台基部30bは、天板30aを支持するとともに、被検体1の体軸方向に天板30aを移動させることにより、被検体1の所望の撮像部位を傾斜磁場コイル21上の撮像空間に配置する。
傾斜磁場Gx、Gy、Gzは、被検体1に対するスライス面を決定し、またMR信号に位置情報を付与するために、シーケンサ12の制御により所定の強度およびタイミングで印加される。位置情報を付与する傾斜磁場のうち、位相エンコード用傾斜磁場は、通常は磁場強度を変えながら所定の周期でパルス状に繰り返し印加される。このため、位相エンコードのための傾斜磁場コイル21には静磁場中でパルス状に電流が流れ、電磁力が生じてコイルが振動し、騒音を連続的に発生する。
本実施の形態では、傾斜磁場コイル21の騒音を被検体1の耳の位置において消音するため、消音手段を備えている。消音手段は、騒音の音場と同振幅で逆位相の音場を発生するための付加音源としての複数のスピーカ40と、スピーカ40を駆動制御する音源制御装置50と、水平位置検出器60とを有する。
水平位置検出器60は、図2に示したように、寝台30を構成する天板30aの寝台基部30bに対する変位量を検出するものであり、これにより被検体1の耳の床に対する位置座標xを検出する。すなわち、天板30aに搭載される被検体1の耳の位置は、天板30aに対してほぼ一定の位置にあるので、寝台基部30bと天板30aとの相対的な位置関係を検出することにより、床に対する消音位置(耳位置)の位置座標xを検出する。具体的な水平位置検出器60としては、天板の移動量をラックアンドピニオンで回転量に変換してロータリーエンコーダによって検出する構成や、移動量をリニアエンコーダで直接検出する構成のものを用いることができる。また、光学的手法により、被検体1の耳の位置を直接検出する構成を水平位置検出器60として用いることも可能である。
スピーカ40は、図2および図3に示したように被検体1の体軸に沿って寝台3の天板30a上に備えられている。付加音源40の配置は、消音したい空間の中心から見て、立体的に均等になるように配置するのが望ましい。本実施の形態では、両耳の位置を重点的に消音するのが好ましいので、耳の位置を中心にこれを取り囲むように、天板30aの両脇にそれぞれ直線状に並べられている。ここでは、図3に示したように片側4個ずつの音源を、耳から見たとき各スピーカ40間の角度αが等角度になるような位置に配置した。また、スピーカ40の指向方向が消音位置(耳位置)を向くように、天板30aの上面は、被検体の両側部分が被検体1に向かって傾斜するように構成している。なお、傾斜磁場コイル21の騒音の音場を忠実にスピーカ40によって再現するには、Helmholtz方程式の一般解として与えられる音場を、その多重極展開により近似することにより複数個の音源の足し合わせとして表現し、それぞれの音源の位置にスピーカ40を配置することにより実現できるが、厳密に再現しようとすると無限数個の付加音源(スピーカ40)が必要となるので、許容される再現精度の音場を表現するのに最低限必要な個数(ここでは8個)のスピーカ40を配置している。
スピーカ40は、振動部材として圧電素子を含むものを用いることができる。また、寝台30の天板30aから離れた位置(例えば寝台30の基部30b)にスピーカを配置し、導波管により天板30aの図3のスピーカ40の位置まで音を導く構成にすることもできる。
音源制御装置50は、記憶部50aとCPU50bを内蔵している。記憶部50aには、傾斜磁場コイル21が発する騒音が消音位置(被検体1の耳位置)に到達するまでの複素伝達関数f(x)と、付加音源(スピーカ40)から発せられた音が消音位置へ到達するまでの複素伝達関数gの逆数g−1が格納されている(図4参照)。なお、xは、傾斜磁場コイル20に対する耳の位置座標である。複素伝達関数fは、傾斜磁場コイルに対する耳の位置が変化するためxの関数であるが、gおよびg−1は、スピーカ40が寝台30に搭載されているため、スピーカ40に対する耳の位置が一定であるのでxの関数ではない。
MRI装置において撮影が行われる場合には、撮影シーケンスに応じて、シーケンサ12によってX,Y,Zの3方向の傾斜磁場コイル21を駆動するために、X,Y,Zの3chの傾斜磁場コイル駆動用の電流シーケンスに変換される。この電流シーケンスにより傾斜磁場コイルは振動し、発生した騒音が図3のように消音位置(耳位置)まで伝達し、被検者1に騒音として認識される。複素伝達関数f(x)は、ある位置座標xにおいて、シーケンサ12から1つの傾斜磁場コイル21にある電流スペクトルh(周波数ω1、振幅A1)を与え、それによって生じた騒音を消音位置(耳位置)でマイク等により電気信号化してスペクトル(周波数ω1’、振幅特性A1’)を取得し、両スペクトルの比をとることにより予め求めたものである。この複素伝達関数f(x)は、音の伝達による振幅の減衰のみならずMRI装置による騒音の反射特性や共鳴特性を含んでいる。よって、撮影時に傾斜磁場コイル21に与えた電流シーケンスがスペクトルhである場合には、スペクトルhと複素伝達関数f(x)とを掛け合わせたf(x)×hがその位置xにおける騒音の音場として予測することができる。そこで、これを打ち消すような音場を、付加音源(スピーカ40)によって発生させることにより消音できる。この際、付加音源と消音位置(耳位置)とが離れているため、これを考慮した音場を求める。すなわち、図4に示したようにこの距離についての複素伝達関数gの逆数g−1を消音位置の騒音(f(x)×h)に掛け合わせた音場(g−1×f(x)×h)を求め、それを逆位相にした音場(−g−1×f(x)×h)を付加音源(スピーカ40)から発生させる。これにより、消音位置に騒音を打ち消す音場(−f(x)×h)を発生させることができる。
複素伝達関数g−1は、まず複素伝達関数gを求め、これの逆数を計算することにより求めることができる。gは、付加音源(スピーカ40)を所定のスペクトル(周波数ω2、振幅A2)で駆動して音を発生させ、消音位置でマイク等により電気信号化してスペクトル(周波数ω2’、振幅特性A2’)を取得し、両スペクトルの比をとることにより予め求めたものである。また、消音位置に小さな音源を置いて所定のスペクトルで音を発したときに、付加音源(スピーカ40)位置の音をマイク等で取得し、両スペクトルの比をとることによりg−1を算出し、これを用いることもできる。
音源制御装置50の記憶部50aには、図5にそのフローチャートを示したような消音用プログラムが格納されている。音源制御装置50のCPU50bは、シーケンサ302がパルスシーケンスを開始した場合、この消音用プログラムを読み込んで実行することにより、撮影時の消音動作を行う。
図4ならびに図5に示されるように、音源制御装置50のCPU50bは、水平位置検出器60から被検者1の耳の位置座標xを取り込み(ステップ101)、xが予め定めた撮影範囲内である場合には、被検者1が撮影位置に配置されたか判定し(ステップ102)、シーケンサ12から磁場発生コイルを磁場発生コイルを駆動するパルスシーケンス情報を受け取り、この情報に含まれる傾斜磁場コイル21への電流供給タイミング、電流強度、繰り返し時間(周期)から電流スペクトル(周波数、振幅)を求める(ステップ103)。つぎに、CPU50bは、記憶部50aよりその位置座標x(またはそれに近接する位置)について記憶部51に格納された複素伝達関数f(x)、ならびに、g−1を読み出す(ステップ104)。水平位置検出器60の検出した位置座標xについての複素伝達関数f(x)が記憶部50aに格納されていない場合には、その位置に最も近い両側の位置についてのf(x)を読み出し、これらのf(x)から検出された位置座標xについてのf(x)を補間して求める。このように読み出された或いは演算されたf(x)およびシーケンス情報にもとづき、耳位置の騒音を消音するためにスピーカ40に発生させるべき音場(−g−1×f(x)×h)を算出し(ステップ105)、この音場をスピーカ40に発生させる駆動信号を生成し(ステップ106)、スピーカ40へ出力する。これにより、スピーカ40は、音場(−g−1×f(x)×h)を発生し、この音場が消音位置(耳位置)に複素伝達関数gで伝達されることにより、消音位置には、音場(−f(x)×h)すなわち、傾斜磁場コイル21から本来発生していた騒音(f(x)×h)と逆位相で同振幅の音場を形成することができる。これにより、両音場の重ね合わせにより、耳位置における消音が達成される。
また、本実施の形態では、寝台30の天板30a上に付加音源(スピーカ40)が搭載されているため、脚部を撮影する場合のように、消音位置(耳位置)が傾斜磁場コイル21等を収容するガントリの外側に位置する場合であっても、良好に消音することができる。
また、付加音源(スピーカ40)を、天板30aとともに水平移動するものに設置することも可能である。例えば、頭部撮影用の高周波受信コイル20bに付加音源を配置することが可能である。この場合、本実施の形態の構成によれば、付加音源と耳位置とに距離があっても、それを考慮して消音できるため、ヘッドフォンとは異なり、付加音源が受信コイル20b上の耳から離れた部位に取り付けられていても良好に消音できる。また、天板30a上に、被検体1の頭部を覆うようなドーム状の囲いを天板上に搭載し、その内側に付加音源を配置することも可能である。
なお、上述の実施の形態では、寝台30の天板30aに付加音源(スピーカ40)を搭載したため、消音位置(耳位置)と付加音源との距離が一定であったため、伝達関数gはxの関数ではないものとして扱ったが、本発明ではこれに限らず傾斜磁場コイル21等を保持するガントリ側に付加音源(スピーカ40)を取り付けることも可能である。この場合、複素伝達関数f(x)のみならず、複素伝達関数gも位置座標xの関数g(x)となるため、予め位置座標xごとにgを測定することによりg(x)を求め、音制御装置50の記憶部50aに格納しておく。この伝達関数g(x)を用いて、上記と同様に付加音源から音場を発生させることにより、ガントリ側に付加音源を配置した場合であっても、付加音源(スピーカ40)と消音位置との距離の変化による伝達関数の変化を考慮して、良好に消音を行うことができる。
上述してきたように、本発明によれば、MRI装置において、撮影中の被検体1の耳位置の変化、ならびに、付加音源(スピーカ40)と耳位置との間の音の伝達を考慮しているため、被検体1が耳位置が広範囲に移動しても消音することができ、これにより、撮影時の被検体1に騒音が与える不快感等を除去することができる。
ここまでの実施の形態では、被検体が感じる騒音の低減について説明してきたが、MRI装置の周辺に付加音源を配置することにより、MRI装置周辺にいる人が感じる騒音を低減することも可能である。
1…被検体、11…CPU、12…シーケンサ、13…送信部、14…傾斜磁場発生装置、15…受信部、16…信号処理部、17…高周波発振器、18…変調器、19…高周波増幅器、20a…高周波送信コイル、20b…高周波受信コイル、21…傾斜磁場コイル、22…傾斜磁場電源、23…増幅器、24…直交位相検波器、25…A/D変換器、26…磁気ディスク、27…磁気テープ、28…ディスプレイ、30…寝台、30a…天板、30b…寝台基部、40…スピーカ(付加音源)、50…音制御装置、50a…記憶部、50b…CPU、60…水平位置検出器。
Claims (4)
- 撮像空間に静磁場を発生する静磁場発生手段と、前記撮像空間に所定のパルスシーケンスに応じた傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、被検体を搭載する搭載手段と、前記搭載手段を前記撮像空間に対して相対的に移動させる移動手段と、前記傾斜磁場発生手段が生じる騒音を消音するための消音手段とを有し、
該消音手段は、付加音源と、前記被検体の耳の位置座標を検出する位置検出手段と、音の伝達特性を記憶する記憶手段と、前記伝達特性を用いて前記付加音源に発生させるべき音場を求め、該付加音源を駆動する制御手段とを含み、
前記記憶手段は、前記傾斜磁場発生手段が発生した音が前記被検体の耳に到達するまでの伝達特性と前記被検体の耳の位置座標との関係を表した第1の伝達関数と、前記付加音源が発生した音場が前記被検体の耳に到達するまでの伝達特性を表した伝達関数の逆関数である第2の伝達関数とを記憶し、
前記制御手段は、前記第1および第2の伝達関数、ならびに前記位置検出手段が検出した耳の位置座標とを用いて、前記耳位置において該騒音と逆位相で同振幅となる音場を演算により求め、前記付加音源に発生させることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記制御手段は、前記第1の伝達関数と前記パルスシーケンス情報と前記耳の位置座標とを用いて、前記被検体の耳位置での騒音の音場を求め、求めた騒音の音場と前記第2の伝達関数とを用いて前記耳位置において該騒音の音場と逆位相で同振幅となる音場を前記付加音源位置について求めることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
- 請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記付加音源は複数であり、前記被検体の耳を取り囲むように前記搭載手段に備えられていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
- 請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記付加音源は、前記傾斜磁場発生手段側に備えられ、
前記第2の伝達関数は、前記付加音源が発生した音場が前記被検体の耳に到達するまでの伝達特性と前記耳の位置座標との関係を表した関数の逆関数であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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Cited By (1)
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JP2017189241A (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 磁気共鳴イメージング装置 |
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- 2003-11-27 JP JP2003397475A patent/JP2005152420A/ja active Pending
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