JP2005152396A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

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【課題】飛距離性能に優れるとともに柔らかい打球感が得られるマルチピースソリッドゴルフボールを提供する。
【解決手段】マルチピースソリッドゴルフボール10は、内層16、第1中間層18、第2中間層20及び外層22を有するソリッドコア12と、カバー14とを有する。ソリッドコア12を形成する層の中、第1中間層18は、ポリアミド系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性樹脂からなり、且つショアD硬度HD2が20〜47に設定される。その一方で、外層22のショアD硬度HD3は、30〜60に設定される。そして、HD2とHD3との間には、3≦(HD3−HD2)≦30が成立する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内層、中間層、及び外層を有するソリッドコアがカバーで被覆されたマルチピースソリッドゴルフボールに関する。
ポリブタジエンにアクリル酸亜鉛等が配合されてなるゴム組成物から形成された硬質で高反発性のコアの外側に、熱可塑性樹脂からなるカバーが被覆されたツーピースソリッドゴルフボールは、センタ部に糸ゴムが巻回された糸巻きコアの外側にカバーが被覆された、いわゆる糸巻きゴルフボールよりも飛距離性能に優れるという利点を有しており、広汎に使用されている。しかしながら、前記ツーピースソリッドゴルフボールには、打球時にプレイヤが感じる衝撃が比較的強い(打球感が柔らかくない)という不具合がある。
そこで、近年、コアとカバーとの間に軟質な中間層を介在させたゴルフボールや、コア又はカバーの少なくともいずれか一方を多層構造とし、その中の1層を軟質な素材で形成したゴルフボール、すなわち、いわゆるマルチピースソリッドゴルフボールが開発されつつある。
例えば、特許文献1では、センター(コア)と、内層及び外層の2層からなる中間層と、カバーとを具備し、この4層中、前記中間層における内層の硬度が最も高いフォーピースソリッドゴルフボールが提案されている。なお、内層の形成材料の具体例としては、アイオノマー樹脂が開示されている。
特開平10−179797号公報
しかしながら、特許文献1のようにアイオノマー樹脂からなる層を設けた場合や、熱可塑性エラストマーからなる層を設けた場合、その層によって反発性が低下することがあり、このためにゴルフボールの飛距離性能が低下してしまうことがある。
すなわち、従来技術に係るマルチピースソリッドゴルフボールでは、打球感をある程度柔らかくすることは可能であるものの、飛距離性能を低下させてしまうことがあるという不具合が顕在化している。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、柔らかい打球感を確保する一方、優れた飛距離性能を有するマルチピースソリッドゴルフボールを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内層、1層以上の中間層、及び外層を内側からこの順序で有するソリッドコアと、前記ソリッドコアの前記外層を被覆するカバーとを具備するマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、
前記中間層を形成する層の中の1層をA層とするとき、該A層は、熱可塑性樹脂からなるとともにショアD硬度が20〜47であり、
前記外層は、ゴム組成物からなるとともにショアD硬度が30〜60であり、
前記A層のショアD硬度をHD2、前記外層のショアD硬度をHD3とするとき、3≦(HD3−HD2)≦30が成立することを特徴とする。
ここで、A層とは特定の層を指称するものではなく、中間層を形成する層中の任意の1層を指称する。例えば、中間層が多層構造である場合、この中の1層をA層とすればよい。換言すれば、熱可塑性樹脂からなり、ショアD硬度が20〜47である層とすればよい。また、中間層が単層構造である場合、該中間層自体がA層として形成される。
このように、中間層を形成する層中の1層(A層)を熱可塑性樹脂で形成し、且つ該A層及び外層の各ショアD硬度HD2、HD3を所定の範囲内に設定するとともに、A層のショアD硬度HD2と外層のショアD硬度HD3との間に3≦(HD3−HD2)≦30の関係を成立させることにより、反発性、ひいては飛距離性能を確保することができるとともに、打球感の柔らかいゴルフボールを構成することができる。換言すれば、飛距離性能に優れ、しかも、打球感が柔らかいマルチピースソリッドゴルフボールとすることができる。
この場合、前記内層がゴム組成物からなり、且つ該内層のショアD硬度をHD1とするとき、−15≦(HD2−HD1)≦30が成立することが好ましい。これにより、飛距離性能に優れ、しかも、打球感が柔らかいマルチピースソリッドゴルフボールを確実に得ることができる。
また、マルチピースソリッドゴルフボールの飛距離性能を向上させ、且つ打球感を柔らかくするべく、内層の直径を15〜27mm、A層の厚みを0.8〜3mm、外層の厚みを2〜7mmに設定することが好ましい。同様の理由から、カバーは、ショアD硬度が60以上であり、且つ厚みが1〜3mmであることが好ましい。
前記A層を形成する熱可塑性樹脂の好適な例としては、ポリアミド系熱可塑性エラストマーを挙げることができる。別の好適な例としては、ポリアミド系熱可塑性エラストマーと、ポリエステル系熱可塑性エラストマー又はシリコーン変性熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方との混合物を挙げることができる。
また、中間層が2層構造である場合、前記A層は、例えば、内層を被覆する位置に設けることができる。換言すれば、前記A層を中間層の最内層とすることができる。
この場合、マルチピースソリッドゴルフボールの飛距離性能を向上させ、且つ打球感を柔らかくするべく、前記A層を被覆する層のショアD硬度が、該A層のショアD硬度以下であることが好ましい。
いずれの場合においても、内層のショアD硬度HD1と前記A層のショアD硬度HD2との間にHD1≦HD2が成立し、且つHD1と外層のショアD硬度HD3との間に(HD3−HD1)≧23が成立することが好ましい。各層間のショアD硬度をこのように設定することにより、優れた飛距離性能が確保されつつ柔らかい打球感が得られるマルチピースソリッドゴルフボールを確実に得ることができる。
本発明によれば、中間層を形成する層中の任意の1層が熱可塑性樹脂で形成され、且つ該層のショアD硬度が所定の範囲内に設定されるとともに、該層のショアD硬度と外層のショアD硬度との間に所定の数式が満足するように外層のショアD硬度が設定されている。このため、飛距離性能に優れるとともに、柔らかい打球感が得られるマルチピースソリッドゴルフボールとすることができる。
以下、本発明に係るゴルフボールにつき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係るマルチピースソリッドゴルフボールの概略縦断面図を図1に示す。このマルチピースソリッドゴルフボール10は、ソリッドコア12と、該ソリッドコア12を被覆するカバー14とを有する。このうち、ソリッドコア12は、内層16、第1中間層18、第2中間層20、外層22の4層が内側からこの順序で積層された4層構造である。
この場合、ソリッドコア12を構成する4層の中、内層16、第2中間層20及び外層22は、基材ゴムに共架橋剤、架橋開始剤、充填剤が配合されたゴム組成物から形成される。
基材ゴムの好適な例としては、シス−1,4構造を80%以上含有するポリブタジエンが挙げられる。このような基材ゴムを架橋させる共架橋剤としては、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン酸の亜鉛塩等が例示され、また、架橋開始剤としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等が例示される。そして、充填剤としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム等が例示される。必要に応じて、さらに、老化防止剤、着色剤等を配合してもよい。
一方、内層16を被覆する第1中間層18は、熱可塑性樹脂から形成されている。熱可塑性樹脂の好適な例としては、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、シリコーン変性熱可塑性エラストマー、これらの中の2種以上の混合物等を挙げることができる。特に、第1中間層18がポリアミド系熱可塑性エラストマー単体からなる場合、飛距離性能を十分に確保できるので好ましい。又は、ポリアミド系熱可塑性エラストマーと、ポリエステル系熱可塑性エラストマーもしくはシリコーン変性熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか1種の混合物であってもよい。
なお、シリコーン変性熱可塑性エラストマーは、末端に水酸基を有する有機ポリシロキサン、イソシアネート化合物、及び鎖伸長剤を使用して容易に合成することができる。この場合、イソシアネート化合物としては、芳香族イソシアネートや脂肪族イソシアネートを使用すればよく、一方、鎖伸長剤としては、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオール等の高分子ジオールを使用すればよい。
第1中間層18には、以上の熱可塑性樹脂の他、必要に応じて、充填剤、酸化防止剤、着色剤等が配合されていてもよい。
ここで、内層16、第1中間層18及び外層22の各ショアD硬度HD1、HD2、HD3は、以下のように設定されている。
先ず、第1中間層18のショアD硬度HD2は、20〜47に設定される。20未満であると、マルチピースソリッドゴルフボール10の飛距離性能が低くなる。また、47を超えると、打球感が硬くなる。より好ましいHD2の範囲は、33〜45である。
次に、外層22のショアD硬度HD3は、30〜60に設定される。30未満であると、マルチピースソリッドゴルフボール10の飛距離性能が低くなる。また、60を超えると、打球感が硬くなる。より好ましいHD3の範囲は、40〜57である。
そして、HD2とHD3との間には、3≦(HD3−HD2)≦30の関係が成立する。HD3とHD2を上記した範囲内とし、且つ両者の差をこのような範囲内とすることにより、マルチピースソリッドゴルフボール10に優れた飛距離性能が発現するとともに、柔らかい打球感が得られるようになる。なお、HD3とHD2との差は、5以上25以下であることがより好ましい。
さらに、HD1とHD2との間に、−15≦(HD2−HD1)≦30の関係が成立することが好ましい。これにより、優れた飛距離性能が確保されつつ柔らかい打球感が得られるマルチピースソリッドゴルフボール10を確実に得ることができる。
なお、前記の数式から諒解されるように、HD1はHD2に比して大きくても小さくてもよく、特に限定されるものではない。しかしながら、HD1がHD2以下であり、且つ(HD3−HD1)≧23が成立する場合、飛距離性能が一層優れるようになるので好適である。HD3とHD1との差は、25以上であることがより好ましい。
このように、本実施の形態においては、内層16を被覆する第1中間層18が熱可塑性樹脂から形成され、且つ、内層16、第1中間層18及び外層22のショアD硬度HD1、HD2、HD3が所定の数値範囲内や所定の数式を満たす範囲内に設定されている。このため、優れた飛距離性能を有するとともに打球感が柔らかいマルチピースソリッドゴルフボール10を得ることができる。
ここで、第2中間層20のショアD硬度をHD4とすると、HD4の数値範囲は特に限定されるものではないが、マルチピースソリッドゴルフボール10に優れた飛距離性能を発現させ、且つ打球感を柔らかくするためには、HD4を、第1中間層18のショアD硬度HD2以下とすることが好ましい。
また、優れた飛距離性能を有するとともに打球感が柔らかいマルチピースソリッドゴルフボール10を得るためには、内層16の直径を15〜27mm、第1中間層18の厚みを0.8〜3mm、外層22の厚みを2〜7mmに設定することが好ましい。
以上のように形成されたソリッドコア12を被覆するカバー14は、例えば、アイオノマー樹脂から形成することができる。必要に応じて、充填剤、酸化防止剤、着色剤、蛍光増白剤等を配合するようにしてもよい。カバー14において、マルチピースソリッドゴルフボール10に優れた飛距離性能を発現させ、且つ打球感を柔らかくするために、好適なショアD硬度は60以上であり、且つ好適な厚みは1〜3mmである。
なお、上記した実施の形態においては、第1中間層18及び第2中間層20の2層で中間層を形成したが、図2に示すように、単層構造の中間層24であってもよい。この場合、当該中間層24を熱可塑性樹脂で形成するとともにショアD硬度を20〜47に設定し、且つ外層22のショアD硬度HD3との間に3≦(HD3−HD2)≦30、より好ましくは5≦(HD3−HD2)≦25の関係を成立させるようにすればよい。
また、図1に示す実施の形態においては、内層16を被覆する第1中間層18を熱可塑性樹脂で形成するとともにショアD硬度を20〜47に設定し、且つ外層22のショアD硬度HD3との間に3≦(HD3−HD2)≦30の関係が成立するようにしたが、これに代替し、第2中間層20を熱可塑性樹脂で形成するとともにそのショアD硬度(HD2)を20〜47に設定し、且つ外層22のショアD硬度HD3との間に3≦(HD3−HD2)≦30の関係が成立するようにしてもよい。この場合、第1中間層18のショアD硬度は特に限定されないが、第2中間層20のショアD硬度(HD2)以上であることが好ましい。すなわち、本発明において、中間層を多層構造とした場合、少なくとも1層が上記の条件を満足すればよい。
ポリブタジエンゴム、アクリル酸亜鉛、酸化亜鉛、老化防止剤、架橋剤であるジクミルパーオキサイドを図3に示す割合(数字は重量比、以下同じ)で混合し、混練したゴム組成物を金型中で160℃にておよそ20分間加熱しながら圧縮成形することにより、内層16を作製した。
次に、ペバックスMX1205(商品名、アトケム社製のポリアミド系熱可塑性エラストマー)を前記内層16に射出成形して第1中間層18を形成した。
次に、内層16と同一成分を図3に示す割合で混合してゴム組成物とし、該ゴム組成物で第1中間層18を被覆した後、内層16と同様に加熱・圧縮成形を行って第2中間層20を設けた。
次に、内層16と同一成分を図3に示す割合で混合してゴム組成物とし、該ゴム組成物で第2中間層20を被覆した後、内層16及び第2中間層20と同様に加熱・圧縮成形を行って外層22を形成した。これにより、4層構造のソリッドコア12を得た。
最後に、アイオノマー樹脂を外層22上に射出成形してカバー14を形成し、4層からなるソリッドコア12と、カバー14とを具備するマルチピースソリッドゴルフボール10を得た。これを実施例1とする。
第1中間層18を、ペバックスMX1205とX22−2335N(商品名、信越化学工業社製のシリコーン変性熱可塑性エラストマー)との95:5の混合物から形成したことを除いては実施例1と同様にして、マルチピースソリッドゴルフボール10を作製した。これを実施例2とする。
第1中間層18を、ペバックス3533(商品名、アトケム社製のポリアミド系熱可塑性エラストマー)とハイトレル4047(商品名、東レ・デュポン社製のポリエステル系熱可塑性エラストマー)との50:50の混合物から形成したことを除いては実施例1と同様にして、マルチピースソリッドゴルフボール10を作製した。これを実施例3とする。
実施例2と同様にして内層16及び中間層24を作製した。次に、各原材料が図3に示す割合で混合されたゴム組成物で中間層24を被覆した後に加熱・圧縮成形を行い、外層22を形成した。これにより、3層構造のソリッドコア12を得た。
最後に、実施例2と同様にして、アイオノマー樹脂からなるカバー14を設けた。これにより、3層からなるソリッドコア12と、カバー14とを具備するマルチピースソリッドゴルフボール10を得た。これを実施例4とする。
比較例1
X22−2335N、ペバックス3533、ハイトレル4047の割合が5:30:70であり、ショアD硬度が48である中間層を設けたことを除いては実施例4と同様にして、3層からなるソリッドコアと、カバーとを具備するマルチピースソリッドゴルフボールを得た。これを比較例1とする。
そして、上記のようにして作製された実施例1〜4及び比較例1のマルチピースソリッドゴルフボールをそれぞれ打球し、打球時のボールの初速度を測定するとともに、打球感を調べた。ここで、初速度は、米国ゴルフ協会が定める初速度テスト法に従って測定し、比較例1のゴルフボールの初速度を100として相対的な値を求め、反発指数とした。反発指数が大きいほど反発性が高く、打球された際の初速度、ひいては飛距離性能に優れるボールであることを表す。また、打球感は、1番ウッドクラブ、8番アイアンクラブ、またはパターを使用しての男子上級ゴルファーの実打による評価である。
反発指数及び打球感を、実施例1〜4、比較例1のマルチピースソリッドゴルフボールにおける各層の直径又は厚み、ショアD硬度等の諸物性と併せて図4に示す。ここで、図4中の打球感に関し、◎は「極めて柔らかい」、○は「柔らかい」、△は「普通」、×は「硬い」を表す。
この図4から、実施例1〜4の各マルチピースソリッドゴルフボール10においては、比較例1のマルチピースソリッドゴルフボールに比して反発指数、ひいては初速度が著しく大きく、しかも、より柔らかい打球感が得られることが明らかである。
本実施の形態に係るマルチピースソリッドゴルフボールの概略断面図である。 別の実施形態に係るマルチピースソリッドゴルフボールの概略断面図である。 実施例1〜4及び比較例1の各マルチピースソリッドゴルフボールにおける各層の原材料の成分と混合割合とを示す図表である。 実施例1〜4及び比較例1の各マルチピースソリッドゴルフボールにおける各層の諸物性と評価結果とを示す図表である。
符号の説明
10…マルチピースソリッドゴルフボール 12…ソリッドコア
14…カバー 16…内層
18…第1中間層 20…第2中間層
22…外層 24…中間層

Claims (9)

  1. 内層、1層以上の中間層、及び外層を内側からこの順序で有するソリッドコアと、前記ソリッドコアの前記外層を被覆するカバーとを具備するマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、
    前記中間層を形成する層の中の1層をA層とするとき、該A層は、熱可塑性樹脂からなるとともにショアD硬度が20〜47であり、
    前記外層は、ゴム組成物からなるとともにショアD硬度が30〜60であり、
    前記A層のショアD硬度をHD2、前記外層のショアD硬度をHD3とするとき、3≦(HD3−HD2)≦30が成立することを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  2. 請求項1記載のゴルフボールにおいて、前記内層がゴム組成物からなり、且つ該内層のショアD硬度をHD1とするとき、−15≦(HD2−HD1)≦30が成立することを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  3. 請求項1又は2記載のゴルフボールにおいて、前記内層の直径が15〜27mm、前記A層の厚みが0.8〜3mm、前記外層の厚みが2〜7mmであることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴルフボールにおいて、前記カバーは、ショアD硬度が60以上であり、且つ厚みが1〜3mmであることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴルフボールにおいて、前記A層を形成する前記熱可塑性樹脂は、ポリアミド系熱可塑性エラストマーであることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴルフボールにおいて、前記A層を形成する前記熱可塑性樹脂は、ポリアミド系熱可塑性エラストマーと、ポリエステル系熱可塑性エラストマー又はシリコーン変性熱可塑性エラストマーの少なくともいずれか一方との混合物であることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴルフボールにおいて、前記中間層が、前記内層を被覆する前記A層と、該A層を被覆する層との2層からなることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  8. 請求項7記載のゴルフボールにおいて、前記A層を被覆する層のショアD硬度が、前記A層のショアD硬度以下であることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のゴルフボールにおいて、HD1≦HD2が成立し、且つ(HD3−HD1)≧23が成立することを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。

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