JP2001009065A - ソリッドゴルフボール - Google Patents
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- A63B37/0072—Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
- A63B37/0076—Multi-piece balls, i.e. having two or more intermediate layers
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 少なくとも１層以上のコアと、該コアを
被覆する包囲層と、該包囲層を被覆する中間層と、該中
間層を被覆する少なくとも１層以上のカバーとから構成
される４層以上の多層ゴルフボールにおいて、上記中間
層が１，４−シスポリブタジエンを主材とするゴム組成
物により形成されると共に、上記包囲層が樹脂材料を主
材としてなり、該包囲層と上記中間層との境界部の硬度
差がＪＩＳ−Ｃ硬度で±３以内にあることを特徴とする
ソリッドゴルフボールを提供する。 【効果】 本発明のゴルフボールは、打撃耐久性に優
れ、フィーリングが良好である。
被覆する包囲層と、該包囲層を被覆する中間層と、該中
間層を被覆する少なくとも１層以上のカバーとから構成
される４層以上の多層ゴルフボールにおいて、上記中間
層が１，４−シスポリブタジエンを主材とするゴム組成
物により形成されると共に、上記包囲層が樹脂材料を主
材としてなり、該包囲層と上記中間層との境界部の硬度
差がＪＩＳ−Ｃ硬度で±３以内にあることを特徴とする
ソリッドゴルフボールを提供する。 【効果】 本発明のゴルフボールは、打撃耐久性に優
れ、フィーリングが良好である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、打撃耐久性に優
れ、フィーリングの良好な４層以上の多層構造のゴルフ
ボールに関する。
れ、フィーリングの良好な４層以上の多層構造のゴルフ
ボールに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ソリッドコアにカバーを被覆
したソリッドゴルフボールのフィーリングと飛距離の向
上を図るため、様々な提案がなされており、このような
提案の一例として、ゴルフボールを多層化することが知
られている。例えば、特開平１０−１２７８１９号公報
には、飛距離の向上とソフトな打感を図るべく、ソリッ
ドコアを内部層、中間層、外被層とからなる３層構造に
形成したゴルフボールに対し、上記内部層及び外被層と
をそれぞれゴム組成物にて形成し、上記中間層を熱可塑
性エラストマー（実質的にはポリアミド系熱可塑性エラ
ストマー）で形成することが提案されている。
したソリッドゴルフボールのフィーリングと飛距離の向
上を図るため、様々な提案がなされており、このような
提案の一例として、ゴルフボールを多層化することが知
られている。例えば、特開平１０−１２７８１９号公報
には、飛距離の向上とソフトな打感を図るべく、ソリッ
ドコアを内部層、中間層、外被層とからなる３層構造に
形成したゴルフボールに対し、上記内部層及び外被層と
をそれぞれゴム組成物にて形成し、上記中間層を熱可塑
性エラストマー（実質的にはポリアミド系熱可塑性エラ
ストマー）で形成することが提案されている。
【０００３】また、特開平１０−１７９７９７号公報に
は、フィーリングを良好にし、飛距離の向上を図るべ
く、センター（コア）とボール表面に相当するカバーと
の間に２層の中間層を介在させた４層構造のゴルフボー
ルについて、各層の厚さ及びＪＩＳ−Ｃ硬度の範囲をそ
れぞれ規定し、実質的には、実施例に開示されているよ
うに、ゴム組成物で形成したセンターと外側の中間層と
の間に、アイオノマー樹脂にて形成した内側の中間層が
介在したゴルフボールが開示されている。
は、フィーリングを良好にし、飛距離の向上を図るべ
く、センター（コア）とボール表面に相当するカバーと
の間に２層の中間層を介在させた４層構造のゴルフボー
ルについて、各層の厚さ及びＪＩＳ−Ｃ硬度の範囲をそ
れぞれ規定し、実質的には、実施例に開示されているよ
うに、ゴム組成物で形成したセンターと外側の中間層と
の間に、アイオノマー樹脂にて形成した内側の中間層が
介在したゴルフボールが開示されている。
【０００４】以上の提案は、ゴルフボールを多層化し、
各層の材質、硬度を特定化することにより、フィーリン
グ及び飛距離の向上を図ろうとするものである。
各層の材質、硬度を特定化することにより、フィーリン
グ及び飛距離の向上を図ろうとするものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
先行技術のゴルフボールは、その性能をより顕著化する
目的で各層の硬度差を大きくすると、各層の境界面に応
力集中が発生しやすくなり、打撃による破壊が生じやす
いという問題を有する。この問題は比較的反発を得やす
い中間層にゴム材を使用したボールにおいて顕著であ
る。
先行技術のゴルフボールは、その性能をより顕著化する
目的で各層の硬度差を大きくすると、各層の境界面に応
力集中が発生しやすくなり、打撃による破壊が生じやす
いという問題を有する。この問題は比較的反発を得やす
い中間層にゴム材を使用したボールにおいて顕著であ
る。
【０００６】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
反発性を得やすい中間層にゴム材料を使用したゴルフボ
ールにおいて、性能改良効果を顕著化する目的で各層の
硬度差を大きくした場合でも、優れた耐久性とフィーリ
ングを有する４層以上の多層ゴルフボールを提供するこ
とを目的とする。
反発性を得やすい中間層にゴム材料を使用したゴルフボ
ールにおいて、性能改良効果を顕著化する目的で各層の
硬度差を大きくした場合でも、優れた耐久性とフィーリ
ングを有する４層以上の多層ゴルフボールを提供するこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明は、上記目的を達成するため、下記のソリッドゴル
フボールを提供する。請求項１：少なくとも１層以上の
コアと、該コアを被覆する包囲層と、該包囲層を被覆す
る中間層と、該中間層を被覆する少なくとも１層以上の
カバーとから構成される４層以上の多層ゴルフボールに
おいて、上記中間層が１，４−シスポリブタジエンを主
材とするゴム組成物により形成されると共に、上記包囲
層が樹脂材料を主材としてなり、該包囲層と上記中間層
との境界部の硬度差がＪＩＳ−Ｃ硬度で±３以内にある
ことを特徴とするソリッドゴルフボール。請求項２：包
囲層がポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及びこれら
の混合物から選ばれる樹脂を主材としてなる請求項１記
載のゴルフボール。請求項３：中間層の包囲層と接する
面のＪＩＳ−Ｃ硬度が４５〜８５である請求項１又は２
記載のゴルフボール。請求項４：包囲層の厚さが０．５
〜５．０ｍｍである請求項１乃至３のいずれか１項記載
のゴルフボール。請求項５：コアがポリアミド樹脂、ア
イオノマー樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリアリレート樹脂、ＡＢＳ樹脂及びこれらの混
合物から選ばれる樹脂を主材としてなる請求項１乃至４
のいずれか１項記載のゴルフボール。
発明は、上記目的を達成するため、下記のソリッドゴル
フボールを提供する。請求項１：少なくとも１層以上の
コアと、該コアを被覆する包囲層と、該包囲層を被覆す
る中間層と、該中間層を被覆する少なくとも１層以上の
カバーとから構成される４層以上の多層ゴルフボールに
おいて、上記中間層が１，４−シスポリブタジエンを主
材とするゴム組成物により形成されると共に、上記包囲
層が樹脂材料を主材としてなり、該包囲層と上記中間層
との境界部の硬度差がＪＩＳ−Ｃ硬度で±３以内にある
ことを特徴とするソリッドゴルフボール。請求項２：包
囲層がポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及びこれら
の混合物から選ばれる樹脂を主材としてなる請求項１記
載のゴルフボール。請求項３：中間層の包囲層と接する
面のＪＩＳ−Ｃ硬度が４５〜８５である請求項１又は２
記載のゴルフボール。請求項４：包囲層の厚さが０．５
〜５．０ｍｍである請求項１乃至３のいずれか１項記載
のゴルフボール。請求項５：コアがポリアミド樹脂、ア
イオノマー樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリアリレート樹脂、ＡＢＳ樹脂及びこれらの混
合物から選ばれる樹脂を主材としてなる請求項１乃至４
のいずれか１項記載のゴルフボール。
【０００８】即ち、本発明者は、破壊が一番発生しやす
いゴム中間層の内側に、ゴム中間層とほぼ同じ硬さの比
較的衝撃強度が大きい樹脂材料からなる包囲層を設ける
ことにより、硬度差に起因する応力集中を破壊が生じや
すいゴム中間層から衝撃に強い包囲層に集中させること
により、耐久性を飛躍的に向上させることができ、特
に、性能改良効果を顕著化する目的でボール中心に位置
するコアと該コアの周りに形成される中間層との硬度差
を大きくしても、優れた耐久性を有するものであること
を知見した。また、これと同時にフィーリングについ
て、従来のものよりも軟らかく、適度な手応えのある良
好な打感が得られることを知見したものである。
いゴム中間層の内側に、ゴム中間層とほぼ同じ硬さの比
較的衝撃強度が大きい樹脂材料からなる包囲層を設ける
ことにより、硬度差に起因する応力集中を破壊が生じや
すいゴム中間層から衝撃に強い包囲層に集中させること
により、耐久性を飛躍的に向上させることができ、特
に、性能改良効果を顕著化する目的でボール中心に位置
するコアと該コアの周りに形成される中間層との硬度差
を大きくしても、優れた耐久性を有するものであること
を知見した。また、これと同時にフィーリングについ
て、従来のものよりも軟らかく、適度な手応えのある良
好な打感が得られることを知見したものである。
【０００９】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のソリッドゴルフボールは、図１に示したよ
うに、コア１と、該コア１を覆う包囲層２と、該包囲層
２を覆う中間層３と、該中間層３を覆うカバー４とを有
する少なくとも４層構造に形成されているものである。
なお、図１においては、コア１、中間層３、カバー４は
それぞれ１層に形成されているが、必要により、これら
は２層以上の複数層構造に形成できる。
と、本発明のソリッドゴルフボールは、図１に示したよ
うに、コア１と、該コア１を覆う包囲層２と、該包囲層
２を覆う中間層３と、該中間層３を覆うカバー４とを有
する少なくとも４層構造に形成されているものである。
なお、図１においては、コア１、中間層３、カバー４は
それぞれ１層に形成されているが、必要により、これら
は２層以上の複数層構造に形成できる。
【００１０】まず、本発明のコア１は、ボール中心を構
成するものであり、熱可塑性樹脂を主材として形成する
ことができる。ここで、樹脂材料としては、公知の熱可
塑性樹脂を挙げることができ、具体的には、ポリアミド
樹脂、アイオノマー樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ＡＢＳ樹脂及びこ
れらの混合物などが挙げられ、市販品としてサーリン
（デュポン社製，アイオノマー樹脂）、ハイミラン（三
井・デュポンポリケミカル社製，アイオノマー樹脂）、
ハイトレル（東レ・デュポン社製，ポリエステル樹
脂）、リルサンＢＭＮＯ（東レ・デュポン社製，ポリア
ミド樹脂）、ペバックス（東レ社製，ポリアミド樹
脂）、Ｕポリマー（ユニチカ社製，ポリアリレート樹
脂）、ＵＢＥナイロン（宇部興産社製，ポリアミド樹
脂）などを好適に使用し得る。
成するものであり、熱可塑性樹脂を主材として形成する
ことができる。ここで、樹脂材料としては、公知の熱可
塑性樹脂を挙げることができ、具体的には、ポリアミド
樹脂、アイオノマー樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ＡＢＳ樹脂及びこ
れらの混合物などが挙げられ、市販品としてサーリン
（デュポン社製，アイオノマー樹脂）、ハイミラン（三
井・デュポンポリケミカル社製，アイオノマー樹脂）、
ハイトレル（東レ・デュポン社製，ポリエステル樹
脂）、リルサンＢＭＮＯ（東レ・デュポン社製，ポリア
ミド樹脂）、ペバックス（東レ社製，ポリアミド樹
脂）、Ｕポリマー（ユニチカ社製，ポリアリレート樹
脂）、ＵＢＥナイロン（宇部興産社製，ポリアミド樹
脂）などを好適に使用し得る。
【００１１】これら熱可塑性樹脂中には、所望により、
硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機充填剤
を重量調整剤として配合することができる。
硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機充填剤
を重量調整剤として配合することができる。
【００１２】なお、上記熱可塑性樹脂にてコアを製造す
る場合には、射出成形を好適に採用することができる。
る場合には、射出成形を好適に採用することができる。
【００１３】また、本発明において、コアはポリブタジ
エンを主材とするゴム組成物を使用して形成することも
できる。ここで、ポリブタジエンとしては、シス構造を
少なくとも４０％以上有する１，４−シスポリブタジエ
ンが好適である。また、所望により、該ポリブタジエン
に天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエン
ゴムなどを適宜配合することができる。なお、ポリブタ
ジエン１００重量部に対してこれら成分は１０重量部以
下配合することができる。
エンを主材とするゴム組成物を使用して形成することも
できる。ここで、ポリブタジエンとしては、シス構造を
少なくとも４０％以上有する１，４−シスポリブタジエ
ンが好適である。また、所望により、該ポリブタジエン
に天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエン
ゴムなどを適宜配合することができる。なお、ポリブタ
ジエン１００重量部に対してこれら成分は１０重量部以
下配合することができる。
【００１４】上記ゴム組成物には、架橋剤としてメタク
リル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の亜鉛
塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパンメタクリレー
ト等のエステル化合物を配合し得るが、特に反発性の高
さからアクリル酸亜鉛を好適に使用し得る。これら架橋
剤の配合量は、上記主材ゴム１００重量部に対し１０重
量部以上４０重量部以下とすることが好ましい。
リル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の亜鉛
塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパンメタクリレー
ト等のエステル化合物を配合し得るが、特に反発性の高
さからアクリル酸亜鉛を好適に使用し得る。これら架橋
剤の配合量は、上記主材ゴム１００重量部に対し１０重
量部以上４０重量部以下とすることが好ましい。
【００１５】上記ゴム組成物中には、通常加硫剤を配合
し得る。更に必要に応じ、老化防止剤や比重調整の充填
剤として酸化亜鉛や硫酸バリウム等を配合することがで
きる。なお、上記比重調整剤の配合量は、主材ゴム１０
０重量部に対して０．５重量部以上、特に１重量部以上
であり、７０重量部以下、好ましくは３０重量部以下に
することができる。
し得る。更に必要に応じ、老化防止剤や比重調整の充填
剤として酸化亜鉛や硫酸バリウム等を配合することがで
きる。なお、上記比重調整剤の配合量は、主材ゴム１０
０重量部に対して０．５重量部以上、特に１重量部以上
であり、７０重量部以下、好ましくは３０重量部以下に
することができる。
【００１６】上記ゴム組成物にてコアを製造する場合に
は、常法に従って加硫成形を行えばよく、例えば、１５
５℃、２０分間の条件で加硫してコアを製造することが
できる。
は、常法に従って加硫成形を行えばよく、例えば、１５
５℃、２０分間の条件で加硫してコアを製造することが
できる。
【００１７】本発明のコアは、その直径を１２ｍｍ以
上、好ましくは１５ｍｍ以上とすることができ、その上
限は３５ｍｍ以下、好ましくは３３ｍｍ以下に形成する
ことが推奨される。小さすぎるとその効果が発揮され
ず、大きすぎると反発性に影響を及ぼすおそれがある。
上、好ましくは１５ｍｍ以上とすることができ、その上
限は３５ｍｍ以下、好ましくは３３ｍｍ以下に形成する
ことが推奨される。小さすぎるとその効果が発揮され
ず、大きすぎると反発性に影響を及ぼすおそれがある。
【００１８】また、コアの比重は０．９以上１．４以下
とすることが好ましい。
とすることが好ましい。
【００１９】上記コアの表面硬度は、特に制限されるも
のではないが、ＪＩＳ−Ｃ硬度で５０以上、特に５５以
上であり、上限は９０以下であることが好ましい。
のではないが、ＪＩＳ−Ｃ硬度で５０以上、特に５５以
上であり、上限は９０以下であることが好ましい。
【００２０】次に、上記コアを包囲する包囲層２は、コ
ア１と中間層３との間に形成される層であり、樹脂材料
を主材としてなることを要するものである。ここで、樹
脂材料としては、熱可塑性樹脂を好適に使用でき、具体
的にはポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及びこれら
の混合物を挙げることができる。これらの市販品として
は、例えば、ハイトレル（東レ・デュポン社製，ポリエ
ステル系熱可塑性エラストマー）、パンデックス（大日
本インキ化学工業社製，ポリウレタン系熱可塑性エラス
トマー）等が挙げられる。
ア１と中間層３との間に形成される層であり、樹脂材料
を主材としてなることを要するものである。ここで、樹
脂材料としては、熱可塑性樹脂を好適に使用でき、具体
的にはポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及びこれら
の混合物を挙げることができる。これらの市販品として
は、例えば、ハイトレル（東レ・デュポン社製，ポリエ
ステル系熱可塑性エラストマー）、パンデックス（大日
本インキ化学工業社製，ポリウレタン系熱可塑性エラス
トマー）等が挙げられる。
【００２１】包囲層を上記コア表面に形成する方法とし
ては、予め金型内に配備したコアに対して射出成形する
方法、シート状の熱可塑性樹脂を用いて一対のハーフカ
ップを形成し、このカップ内にコアを被包して加圧加熱
する方法などを採用できる。
ては、予め金型内に配備したコアに対して射出成形する
方法、シート状の熱可塑性樹脂を用いて一対のハーフカ
ップを形成し、このカップ内にコアを被包して加圧加熱
する方法などを採用できる。
【００２２】本発明において、包囲層の厚さは、通常
０．５ｍｍ以上、特に２．０ｍｍ以上であり、また５．
０ｍｍ以下、特に４．５ｍｍ以下に形成することが好ま
しく、包囲層の厚さが薄いと、後述する中間層内表面に
集中する応力を包囲層内に集中させることができず、良
好な耐久性が付与されなくなり、改良効果が認められな
くなる場合があり、包囲層が厚いと、ボール全体として
包囲層（樹脂材料）の割合が高くなりすぎて反発性を維
持することが困難になる場合がある。
０．５ｍｍ以上、特に２．０ｍｍ以上であり、また５．
０ｍｍ以下、特に４．５ｍｍ以下に形成することが好ま
しく、包囲層の厚さが薄いと、後述する中間層内表面に
集中する応力を包囲層内に集中させることができず、良
好な耐久性が付与されなくなり、改良効果が認められな
くなる場合があり、包囲層が厚いと、ボール全体として
包囲層（樹脂材料）の割合が高くなりすぎて反発性を維
持することが困難になる場合がある。
【００２３】本発明の中間層３は、包囲層２に被覆形成
される層で、１，４−シスポリブタジエンを主材とする
ゴム組成物により形成されるものであり、シス構造を少
なくとも４０％以上、特に９０％以上有するものを好適
に使用することができる。また、所望により、該ポリブ
タジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブ
タジエンゴムなどを適宜配合することができる。ゴム成
分を多くすることにより、ゴルフボールの反発性を向上
させることができる。なお、ポリブタジエン１００重量
部に対し、これら成分は１０重量部以下配合することが
できる。
される層で、１，４−シスポリブタジエンを主材とする
ゴム組成物により形成されるものであり、シス構造を少
なくとも４０％以上、特に９０％以上有するものを好適
に使用することができる。また、所望により、該ポリブ
タジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブ
タジエンゴムなどを適宜配合することができる。ゴム成
分を多くすることにより、ゴルフボールの反発性を向上
させることができる。なお、ポリブタジエン１００重量
部に対し、これら成分は１０重量部以下配合することが
できる。
【００２４】本発明の中間層３の形成に用いられるゴム
組成物の架橋剤、加硫剤、老化防止剤、充填剤などの成
分、配合割合などは、先に述べたコア材に使用できるゴ
ム組成物と同様である。なお、このゴム組成物中には、
通常、加硫剤を配合し得るが、この加硫剤中にはパーオ
キサイドが含まれていることが推奨され、その配合量は
加硫剤全体の３０重量％以上、特に４０重量％以上であ
り、その上限は特に制限されないが、７０重量％以下で
あることが好ましい。このようなパーオキサイドとして
は、市販品を挙げることができ、例えば、パーヘキサ３
Ｍ（日本油脂社製，ジクミルパーオキサイド）等が挙げ
られる。その配合量は、主材ゴム１００重量部に対し、
０．６重量部以上２重量部以下とすることができる。
組成物の架橋剤、加硫剤、老化防止剤、充填剤などの成
分、配合割合などは、先に述べたコア材に使用できるゴ
ム組成物と同様である。なお、このゴム組成物中には、
通常、加硫剤を配合し得るが、この加硫剤中にはパーオ
キサイドが含まれていることが推奨され、その配合量は
加硫剤全体の３０重量％以上、特に４０重量％以上であ
り、その上限は特に制限されないが、７０重量％以下で
あることが好ましい。このようなパーオキサイドとして
は、市販品を挙げることができ、例えば、パーヘキサ３
Ｍ（日本油脂社製，ジクミルパーオキサイド）等が挙げ
られる。その配合量は、主材ゴム１００重量部に対し、
０．６重量部以上２重量部以下とすることができる。
【００２５】中間層を上記ゴム組成物を使用して得るに
は、公知の方法で加硫・硬化させて製造することができ
るが、まず、一次加硫（半加硫）して一対の半球カップ
体を製造した後、次いで、予め製作した包囲層が被覆形
成されたコアを一方の半球カップ体に載せ、更に他方の
半球カップ体をこれに被せた状態で二次加硫（全加硫）
を行う加硫工程を２段階に分けた方法を好適に採用し得
る。
は、公知の方法で加硫・硬化させて製造することができ
るが、まず、一次加硫（半加硫）して一対の半球カップ
体を製造した後、次いで、予め製作した包囲層が被覆形
成されたコアを一方の半球カップ体に載せ、更に他方の
半球カップ体をこれに被せた状態で二次加硫（全加硫）
を行う加硫工程を２段階に分けた方法を好適に採用し得
る。
【００２６】本発明において、上記中間層の包囲層に接
する面のＪＩＳ−Ｃ硬度は、上記包囲層のＪＩＳ−Ｃ硬
度差±３以内、特に±２以内にあることが必要で、これ
により、中間層内表面に発生する応力集中を包囲層に集
中させることができるもので、耐久性が向上し、フィー
リングが良好になるものである。包囲層と中間層との硬
度差がＪＩＳ−Ｃ硬度で±３より大きいと（−３より少
ないか、３を超えると）、中間層と包囲層との間に応力
集中が発生するため、破壊が発生しやすい上、良好な打
感を得るのが困難になる。なお、包囲層、中間層それぞ
れの単独ＪＩＳ−Ｃ硬度は、上記硬度差±３以内のほぼ
同一硬度にすることができるが、包囲層、中間層の具体
的なＪＩＳ−Ｃ硬度は、通常４５以上、特に５０以上で
あり、また８５以下、特に８０以下であることが好まし
い。
する面のＪＩＳ−Ｃ硬度は、上記包囲層のＪＩＳ−Ｃ硬
度差±３以内、特に±２以内にあることが必要で、これ
により、中間層内表面に発生する応力集中を包囲層に集
中させることができるもので、耐久性が向上し、フィー
リングが良好になるものである。包囲層と中間層との硬
度差がＪＩＳ−Ｃ硬度で±３より大きいと（−３より少
ないか、３を超えると）、中間層と包囲層との間に応力
集中が発生するため、破壊が発生しやすい上、良好な打
感を得るのが困難になる。なお、包囲層、中間層それぞ
れの単独ＪＩＳ−Ｃ硬度は、上記硬度差±３以内のほぼ
同一硬度にすることができるが、包囲層、中間層の具体
的なＪＩＳ−Ｃ硬度は、通常４５以上、特に５０以上で
あり、また８５以下、特に８０以下であることが好まし
い。
【００２７】また、本発明の中間層は、ボールの性能改
良効果を顕著化する目的で、上記コアとの間で大きなＪ
ＩＳ−Ｃ硬度差を設けることが推奨され、具体的には、
この場合の硬度差（コア−中間層）Ａは、ＪＩＳ−Ｃ硬
度でＡ≧５又はＡ≦−５、好ましくはＡ≧８又はＡ≦−
８、更に好ましくはＡ≧１０又はＡ≦−１０であり、ま
たＡ≦５０又はＡ≧−５０、特にＡ≦４５又はＡ≧−４
５とすることが推奨される。
良効果を顕著化する目的で、上記コアとの間で大きなＪ
ＩＳ−Ｃ硬度差を設けることが推奨され、具体的には、
この場合の硬度差（コア−中間層）Ａは、ＪＩＳ−Ｃ硬
度でＡ≧５又はＡ≦−５、好ましくはＡ≧８又はＡ≦−
８、更に好ましくはＡ≧１０又はＡ≦−１０であり、ま
たＡ≦５０又はＡ≧−５０、特にＡ≦４５又はＡ≧−４
５とすることが推奨される。
【００２８】本発明の中間層の厚さは、ボール構造のト
ータルバランスによって適宜調整され、特に制限される
ものではないが、通常１ｍｍ以上、特に２ｍｍ以上であ
り、また１２ｍｍ以下、特に１０ｍｍ以下に形成するこ
とが好ましい。
ータルバランスによって適宜調整され、特に制限される
ものではないが、通常１ｍｍ以上、特に２ｍｍ以上であ
り、また１２ｍｍ以下、特に１０ｍｍ以下に形成するこ
とが好ましい。
【００２９】また、中間層の比重は、通常１．０以上、
特に１．０５以上であり、上限は１．３以下、特に１．
２５以下とすることができる。
特に１．０５以上であり、上限は１．３以下、特に１．
２５以下とすることができる。
【００３０】上記中間層が被覆形成されたコアの外径
は、通常３６ｍｍ以上、好ましくは３７．５ｍｍ以上で
あり、４１．５ｍｍ以下、好ましくは３９．５ｍｍ以下
に形成することが好ましい。
は、通常３６ｍｍ以上、好ましくは３７．５ｍｍ以上で
あり、４１．５ｍｍ以下、好ましくは３９．５ｍｍ以下
に形成することが好ましい。
【００３１】本発明のゴルフボールは、上述したように
中間層が被覆形成されたコアにカバーを被覆形成してな
るものある。カバー材としては、公知のカバー材料を使
用でき、具体的には、アイオノマー樹脂、ポリウレタン
系，ポリアミド系，ポリエステル系などの熱可塑性エラ
ストマーやバラタゴム等を挙げることができる。また、
カバーの形成には、通常の射出成形などが好適に採用し
得る。
中間層が被覆形成されたコアにカバーを被覆形成してな
るものある。カバー材としては、公知のカバー材料を使
用でき、具体的には、アイオノマー樹脂、ポリウレタン
系，ポリアミド系，ポリエステル系などの熱可塑性エラ
ストマーやバラタゴム等を挙げることができる。また、
カバーの形成には、通常の射出成形などが好適に採用し
得る。
【００３２】また、カバーの厚さは０．５ｍｍ以上、特
に０．８ｍｍ以上であり、また３．０ｍｍ以下、特に
２．５ｍｍ以下であることが好ましい。ショアＤ硬度は
４０以上、好ましくは５０以上であり、また７０以下、
特に６５以下であることが推奨される。硬度が低いとボ
ールの反発性が低く、高いと耐久性に劣る場合がある。
その比重は０．９以上１．４以下であることが推奨され
る。
に０．８ｍｍ以上であり、また３．０ｍｍ以下、特に
２．５ｍｍ以下であることが好ましい。ショアＤ硬度は
４０以上、好ましくは５０以上であり、また７０以下、
特に６５以下であることが推奨される。硬度が低いとボ
ールの反発性が低く、高いと耐久性に劣る場合がある。
その比重は０．９以上１．４以下であることが推奨され
る。
【００３３】なお、上述したように、本発明のコア、中
間層及びカバーは、いずれも単層に限られるものではな
く、２層以上の複数層構造にすることもでき、複数層構
造とする場合には、複数層全体が上述した各層の範囲内
の厚さ等を有するように調整されればよい。
間層及びカバーは、いずれも単層に限られるものではな
く、２層以上の複数層構造にすることもでき、複数層構
造とする場合には、複数層全体が上述した各層の範囲内
の厚さ等を有するように調整されればよい。
【００３４】また、本発明のゴルフボールは、通常のゴ
ルフボールと同様にして、カバー表面に多数のディンプ
ルを形成するが、ディンプル総数は３５０個以上、好ま
しくは３７０個以上、更に好ましくは３９０個以上であ
り、その上限は５００個以下、好ましくは４８０個以
下、更に好ましくは４５０個以下であることが好まし
く、また、その幾何学的配列としては、８面体、２０面
体配列などが挙げられ、ディンプルの模様としては、円
形に限られず、スクウェアー型、ヘキサゴン型、ペンタ
ゴン型、トライアングル型などであってもよい。
ルフボールと同様にして、カバー表面に多数のディンプ
ルを形成するが、ディンプル総数は３５０個以上、好ま
しくは３７０個以上、更に好ましくは３９０個以上であ
り、その上限は５００個以下、好ましくは４８０個以
下、更に好ましくは４５０個以下であることが好まし
く、また、その幾何学的配列としては、８面体、２０面
体配列などが挙げられ、ディンプルの模様としては、円
形に限られず、スクウェアー型、ヘキサゴン型、ペンタ
ゴン型、トライアングル型などであってもよい。
【００３５】なお、本発明のゴルフボールは、その直
径、重さはゴルフ規則に従い、直径４２．６７ｍｍ以
上、重量は４５．９３ｇ以下に形成することができる。
径、重さはゴルフ規則に従い、直径４２．６７ｍｍ以
上、重量は４５．９３ｇ以下に形成することができる。
【００３６】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、打撃耐久性に
優れ、フィーリングが良好である。
優れ、フィーリングが良好である。
【００３７】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
【００３８】［実施例，比較例］表１に示す組成の樹脂
成分を射出成形により、又は同じく表１に示す組成のゴ
ム組成物を加硫成形することにより、表２の性状を有す
るコアを製造した。
成分を射出成形により、又は同じく表１に示す組成のゴ
ム組成物を加硫成形することにより、表２の性状を有す
るコアを製造した。
【００３９】次いで、コア表面に、比較例１を除いて、
表１に示す組成の熱可塑性樹脂を使用して射出成形を行
うことにより、包囲層を形成した。
表１に示す組成の熱可塑性樹脂を使用して射出成形を行
うことにより、包囲層を形成した。
【００４０】一方、表１に示す配合のゴム組成物を混練
ロールを用いて混練し、１３０℃，１０分間で一次加硫
（半加硫）して一対の半球カップ体を製作した。得られ
た一対の半球カップ体で上記包囲層が被覆形成されたコ
ア又は比較例１は直接コア表面に被包し、１５５℃，２
０分間の条件にて中間層を二次加硫（全加硫）し、１層
又は２層構造の中間層形成コアを形成した。
ロールを用いて混練し、１３０℃，１０分間で一次加硫
（半加硫）して一対の半球カップ体を製作した。得られ
た一対の半球カップ体で上記包囲層が被覆形成されたコ
ア又は比較例１は直接コア表面に被包し、１５５℃，２
０分間の条件にて中間層を二次加硫（全加硫）し、１層
又は２層構造の中間層形成コアを形成した。
【００４１】更に、表１に示す配合の材料を射出成形し
てカバーを形成し、同一形状、配列、個数のディンプル
を有するゴルフボールを製造した。
てカバーを形成し、同一形状、配列、個数のディンプル
を有するゴルフボールを製造した。
【００４２】得られたゴルフボールのフィーリング、耐
久性を評価した。結果を表２に示す。
久性を評価した。結果を表２に示す。
【００４３】
【表１】
【００４４】
【表２】
【００４５】表２の結果より、本発明のゴルフボール
は、いずれも良好なフィーリングを有する上、繰り返し
打撃に対する耐久性も優れているものであった。
は、いずれも良好なフィーリングを有する上、繰り返し
打撃に対する耐久性も優れているものであった。
【００４６】これに対して、比較例１のゴルフボール
は、包囲層が形成されておらず、フィーリングに満足の
いくものではなく、耐久性にも劣るものであった。比較
例２のゴルフボールは、包囲層と中間層の硬度差がＪＩ
Ｓ−Ｃ硬度１だけ本発明の範囲外になるものであるが、
フィーリングは普通で何等改善は見られず、しかも耐久
性に劣るものであった。更に、比較例３のゴルフボール
は、包囲層と中間層との硬度差が大きすぎて、包囲層を
設けたゴルフボールではあるが、ボール本来の有する耐
久性を却って劣らせる結果となった上、フィーリングに
も満足のいかないものであった。
は、包囲層が形成されておらず、フィーリングに満足の
いくものではなく、耐久性にも劣るものであった。比較
例２のゴルフボールは、包囲層と中間層の硬度差がＪＩ
Ｓ−Ｃ硬度１だけ本発明の範囲外になるものであるが、
フィーリングは普通で何等改善は見られず、しかも耐久
性に劣るものであった。更に、比較例３のゴルフボール
は、包囲層と中間層との硬度差が大きすぎて、包囲層を
設けたゴルフボールではあるが、ボール本来の有する耐
久性を却って劣らせる結果となった上、フィーリングに
も満足のいかないものであった。
【図１】本発明のソリッドゴルフボールの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
１ コア ２ 包囲層 ３ 中間層 ４ カバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０８Ｌ 101/16 Ｃ０８Ｌ 101/00 (72)発明者 増谷 寛 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 (72)発明者 仲村 篤史 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 Ｆターム(参考） 4J002 AC012 AC031 AC051 AC062 AC082 EK036 FD146 GC00
Claims (5)
- 【請求項１】 少なくとも１層以上のコアと、該コアを
被覆する包囲層と、該包囲層を被覆する中間層と、該中
間層を被覆する少なくとも１層以上のカバーとから構成
される４層以上の多層ゴルフボールにおいて、上記中間
層が１，４−シスポリブタジエンを主材とするゴム組成
物により形成されると共に、上記包囲層が樹脂材料を主
材としてなり、該包囲層と上記中間層との境界部の硬度
差がＪＩＳ−Ｃ硬度で±３以内にあることを特徴とする
ソリッドゴルフボール。 - 【請求項２】 包囲層がポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂及びこれらの混合物から選ばれる樹脂を主材とし
てなる請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項３】 中間層の包囲層と接する面のＪＩＳ−Ｃ
硬度が４５〜８５である請求項１又は２記載のゴルフボ
ール。 - 【請求項４】 包囲層の厚さが０．５〜５．０ｍｍであ
る請求項１乃至３のいずれか１項記載のゴルフボール。 - 【請求項５】 コアがポリアミド樹脂、アイオノマー樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリア
リレート樹脂、ＡＢＳ樹脂及びこれらの混合物から選ば
れる樹脂を主材としてなる請求項１乃至４のいずれか１
項記載のゴルフボール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11182885A JP2001009065A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | ソリッドゴルフボール |
| US09/464,402 US6290612B1 (en) | 1999-06-29 | 1999-12-16 | Solid golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11182885A JP2001009065A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | ソリッドゴルフボール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001009065A true JP2001009065A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16126120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11182885A Pending JP2001009065A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | ソリッドゴルフボール |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6290612B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001009065A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009153543A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Molten Corp | ボール |
| US20110287860A1 (en) * | 2004-01-12 | 2011-11-24 | Bartsch Eric D | Multi-layer core golf ball having thermoset rubber cover |
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| US6913547B2 (en) * | 1997-05-27 | 2005-07-05 | Acushnet Company | Thin-layer-covered multilayer golf ball |
| JP3656807B2 (ja) * | 1999-02-10 | 2005-06-08 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ソリッドゴルフボール |
| US6692380B2 (en) * | 2001-03-23 | 2004-02-17 | Acushnet Company | Golf ball with high density center |
| US6743123B2 (en) * | 2001-03-23 | 2004-06-01 | Acushnet Company | Golf ball having a high moment of inertia and low driver spin rate |
| US6756436B2 (en) * | 2001-06-26 | 2004-06-29 | Acushnet Company | Golf balls comprising highly-neutralized acid polymers |
| JP4214003B2 (ja) * | 2002-08-12 | 2009-01-28 | Ｓｒｉスポーツ株式会社 | マルチピースソリッドゴルフボール |
| JP4282380B2 (ja) * | 2002-08-23 | 2009-06-17 | Ｓｒｉスポーツ株式会社 | マルチピースソリッドゴルフボール |
| US7021337B2 (en) * | 2004-02-27 | 2006-04-04 | Markham Allen R | Plumbing test plug and method |
| US7175543B2 (en) * | 2005-01-26 | 2007-02-13 | Callaway Golf Company | Golf ball and thermoplastic material |
| US8262511B2 (en) * | 2008-01-10 | 2012-09-11 | Acushnet Company | Multi-layer core golf ball |
| US10449420B2 (en) * | 2008-01-10 | 2019-10-22 | Acushnet Company | Multi-layer core golf ball |
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| US8562460B2 (en) | 2008-01-10 | 2013-10-22 | Acushnet Company | Multi-layer golf ball |
| US10427008B2 (en) | 2008-01-10 | 2019-10-01 | Acushnet Company | Multi-layer core golf ball incorporating intermediate composite layer comprised of functionalized nanostructures |
| US8469836B2 (en) * | 2008-01-10 | 2013-06-25 | Acushnet Company | Multi-layer core golf ball |
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| US20120115642A1 (en) * | 2010-11-08 | 2012-05-10 | Sullivan Michael J | Golf ball compositions |
| US20120115646A1 (en) * | 2010-11-08 | 2012-05-10 | Sullivan Michael J | Golf ball compositions |
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| US20120270679A1 (en) * | 2011-04-20 | 2012-10-25 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
| US9022883B2 (en) | 2012-03-09 | 2015-05-05 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
| US9022882B2 (en) | 2012-03-09 | 2015-05-05 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
| US20160175659A1 (en) * | 2012-06-25 | 2016-06-23 | Acushnet Company | Golf ball compositions |
| US9168424B2 (en) * | 2012-07-13 | 2015-10-27 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
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| US5772531A (en) * | 1996-11-01 | 1998-06-30 | Kasco Corporation | Solid golf ball |
| JP3762505B2 (ja) | 1996-12-20 | 2006-04-05 | Ｓｒｉスポーツ株式会社 | フォーピースソリッドゴルフボール |
| US6045460A (en) * | 1997-05-29 | 2000-04-04 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP11182885A patent/JP2001009065A/ja active Pending
- 1999-12-16 US US09/464,402 patent/US6290612B1/en not_active Expired - Lifetime
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|---|---|---|---|---|
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Also Published As
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|---|---|
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040526 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041006 |