JP2005152253A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】有価価値媒体の使用について、利便性を向上させた遊技機を提供する。
【解決手段】遊技領域Aを有する遊技部18と、該遊技部18を取り付ける本体部4と、メダルを受け入れ可能とするメダル受入れ部82と、払出し対象となる異なる種類の有価価値媒体のいずれか一種類を払い出す有価価値媒体払出し部(遊技メダル払出し部92,遊技球払出し94)とを備えており、前記複数個の有価価値媒体払出し部92,94は、交換可能に前記本体部4に備えられている。
【選択図】 図3

Description

本発明はスロット型やパチンコ型などの遊技機、すなわちメダルを受け入れる(投入する)ことにより、遊技者が遊技部の遊技領域において所望な遊技を楽しみ、遊技の結果、メダルや球などの有価価値媒体を払い出す機構を備えた、回胴式遊技機(以下、パチスロ機ともいう)・パチンコ機若しくはこれらに準じた業務用ゲーム機などの遊技機に関する。
例えば、回胴式遊技機、すなわちパチスロ機は、回転作動するリールを遊技領域中に備え、所定数の有価価値媒体の投入を条件にリールを回転作動させ、例えば正面からみて、横方向・斜め方向などの数字、絵柄等のリールの図柄が、予め定めた所定の図柄の並びに揃ったことを条件に、所定数の有価価値媒体を払い出す構造で、現在このようなパチスロ機は、投入する有価価値媒体がメダルで、払い出される有価価値媒体もメダルとしているのが一般的である。
また、有価価値媒体としてメダルを投入し、遊技者のハンドル操作に基づき遊技領域中に遊技球を打ち出して遊技を楽しみ、遊技の結果、メダルが有価価値媒体として払い出される構造の遊技機も開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−224292号公報
しかし、上述した現在知られている各遊技機では、遊技店側の営業形態に合わせて、遊技機に使用する有価価値媒体を任意に変更することはできなかった。
すなわち、例えば、投入・払出し共にメダルを有価価値媒体として使用する従来の一般的なパチスロ機において、(1)投入する有価価値媒体はメダルだが、払い出される有価価値媒体は遊技球としたり、あるいは(2)投入・払い出し共に有価価値媒体はメダルとするなど、遊技機に使用する有価価値媒体を任意に変更することはその構造上到底無理であった。
また、上述の特許文献1に開示の遊技機にあっても、その有価価値媒体を遊技店側が任意に変更することはできない。
本発明は、このような課題を解決するためになされており、その目的とするところは、有価価値媒体の使用について、利便性を向上させた遊技機を提供することである。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技領域Aを有する遊技部18と、該遊技部18を取り付ける本体部4と、メダルを受け入れ可能とするメダル受入れ部82と、払出し対象となる異なる種類の有価価値媒体のいずれか一種類を払い出す有価価値媒体払出し部92,94とを備えており、前記複数個の有価価値媒体払出し部92,94は、交換可能に前記本体部4に備えられていることを特徴とする遊技機としたことである。
このような手段を採用することにより、有価価値媒体としてのメダルを受け入れるメダル受け入れ部82を備えた単一の遊技機で、遊技店側が、払出し対象とされる有価価値媒体を、営業形態にあわせてメダルや遊技球等に任意に選択設定できると共に、払出し対象とされるメダルや遊技球などの異なる有価価値媒体を任意に選択設定できる。なお、本発明の遊技機は、上述のようにメダルを有価価値媒体として投入する遊技機であり、パチスロ機に限らずパチンコ機もしくはこれに準じた業務用ゲーム機なども対象とされる。
本発明によれば、営業形態の変更などの遊技店側の都合に合わせて、使用する有価価値媒体を任意かつ容易に変更することが可能な遊技機を提供できる。
第2の発明は、第1の発明において、異なる種類の有価価値媒体毎に遊技に使用する遊技価値情報として換算する換算手段80を備え、前記換算手段80は、払出しに関連する遊技価値情報を、払出しに関連する有価価値媒体情報に換算し、有価価値媒体払出し部92,94は、前記換算手段80による払出しに関連する有価価値媒体情報に応じて有価価値媒体を払い出すことを特徴とする遊技機としたことである。
このような手段を採用することにより、例えばメダル1枚=遊技球5個などのように、異なる種類の有価価値媒体の有価価値が異なっていても、遊技クレジット数などの遊技に使用する有価価値情報を統一できる。
第3の発明は、第1の発明と第2の発明のいずれかにおいて、有価価値媒体払出し部は、メダル用の払出し部92と球用の払出し部94とで交換可能であることを特徴とする遊技機としたことである。
このような手段を採用することにより、遊技店側の任意の選択により、メダルと球の異なる払出し有価価値媒体を任意に変更できる。
第4の発明は、第3の発明において、有価価値媒体払出し部92,94は、本体部4の任意箇所に着脱可能に係合固定される係合部98を備えたことを特徴とする遊技機としたことである。
このような手段を採用することにより、有価価値媒体払出し部92,94は、交換時において簡単に着脱作業が行えると共に、該有価価値媒体払出し部92,94の払出し口92e,94dと遊技機前面に備えられる有価価値媒体の排出口78との位置合わせが簡単に行える。
本発明によれば、営業形態の変更などの遊技店側の都合に合わせて、使用する有価価値媒体を任意かつ容易に変更することが可能な遊技機を提供できる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
図1及び図2は、本発明を適用した遊技機の一例であり、図1はスロット型の遊技機(パチスロ機ともいう。)、図2はパチンコ型の遊技機(パチンコ機ともいう。)の一例を夫々示す。なお、本実施例では、図示するようにスロット型の遊技機とパチンコ型の遊技機の双方を図示説明するが、本発明の適用対象となる遊技機は、これらに限定されるものではなく、例えばこれらに準じた遊技機、すなわち、遊技メダルを投入して所望なゲームを楽しみ、かつゲームの結果、遊技メダルや遊技球を払出し有価価値媒体として払い出す業務用ゲーム機なども本発明の適用対象である。また、有価価値媒体とは、遊技機において用いられる有価価値を有する媒体で、例えば遊技メダルや遊技球などが代表的な一例であるがこれに限定されず本発明の範囲内で他の媒体を適用可能である。
遊技機2は、筐体6と、該筐体6の前面に開閉可能に取り付けられたドア部62と、該筐体6とドア部62の任意箇所に各種の遊技を実行するための各装置・制御基板38などが組み込まれて本体部4が構成されている。
本実施例では、前記制御基板38には、異なる種類の有価価値媒体毎に遊技に使用する遊技価値情報として換算する換算手段80とを備え、該換算手段80は、後述する通過センサ(検知手段)88bによる有価価値媒体の受入れ検知に応じて遊技価値情報(遊技クレジット数)に換算する受入れ換算手段80aと、払出しに関連する遊技価値情報(遊技の払出しポイント)を、払出しに関連する有価価値媒体情報(実際払い出されるメダル数・球数)に換算する払出し換算手段80bとを備えている。
前記本体部4は、本実施例によれば、筐体6の内部空間の上半分領域に形成した遊技部配設スペース8に、遊技領域Aを有する遊技部18が前方に突出状でかつ筐体6に対して交換可能に取り付けられ、該筐体6の内部空間の下半分領域に形成した有価価値媒体払出し部配設スペース10に、払出し対象となる異なる種類の有価価値媒体のいずれか一種類を払い出す有価価値媒体払出し部92,94が交換可能に配設されている。
また、この筐体6の内部空間における前記遊技部配設スペース8よりも上方に形成した球タンク配設スペース12には所望形状の球タンク14が配設されると共に、該球タンク14の最深部から、該球タンク14と連通して下方向に延設された所望長さの球通路16を備えている。
前記球タンク14は、所望数の遊技球を貯留可能な凹状に形成されると共に、そのタンク内底面は下り傾斜状に形成し、その傾斜面の先に球通路16に連通する連通部が備えられ、タンク14内に貯留されている遊技球を球通路16へと供給可能に構成している。球タンク14の形状などは特に限定されるものではない。
球通路16は、球タンク14と、後述する遊技球払出し部94とにわたって連絡し、球タンク14内の遊技球を遊技球払出し部94へと供給する通路である。また、この球通路16の中途部には、排出路16aが接続されており、該排出路16aの接続箇所には図示しない流路切換部が備えられており、球タンク14内の遊技球を遊技球払出し部94へと供給する際は、この流路切換部が接続部分を閉蓋しており、球タンク14内の遊技球を排出する際にはその流路切換部を開蓋して球タンク14内から流下した遊技球を排出路16aへと排出させる。この排出路16aを介して遊技機2外に排出される遊技球は所望手段によって回収される。
なお、本実施例のうち、遊技球が払出し有価価値媒体として払い出される遊技機を導入する場合、遊技球循環システムを備えている遊技店であれば、交換後の遊技機にもその既存の遊技球循環システムをそのまま使用できる。すなわち、図示しない遊技球循環システムの遊技球供給装置を球タンク14に連絡すると共に、排出路16aに遊技球回収装置を連絡する。
一方ドア部62は、その上半分の領域に、後述する遊技部18の前面板20を臨ませる開口部66を形成し、前面下半分の領域には、有価価値媒体を受入れ可能とする有価価値媒体受入れ部82と、有価価値媒体払出し部92(又は94)から払い出された有価価値媒体を遊技機2外方に払い出すための排出口78を備えている。
すなわち、前記筐体6の前方に突出状に取り付けられる遊技部18は、その前面側(後述する前面板20)が、前記ドア部62の開口部66と同一平面状若しくは僅かに突出するように筐体6側に取り付けられるものとする。なお、本発明は、前記遊技部18の前面側が前記ドア部62の開口部66より内方に位置する構成を除外するものではない。
次に、前記遊技部18について説明するが、遊技部18は、図1に示すパチスロ機の遊技部と、図2に示すパチンコ機の遊技部に分けて説明する。
「パチスロ機の遊技部」
パチスロ機の遊技部18は、該遊技部18を構成する各部材がユニット化されて一体物となっている。遊技部18のユニットを構成する各部材は、例えば、夫々が軸を中心として回転作動可能に横一列に組み込んで配設された図示しない回胴回転装置(例えば、本実施例では機械的に回転する3個の回胴(リールともいう)で構成されているリール装置とする。)と、前記各リールを夫々視認可能とした窓部24を備えた前面板20を備え、該前面板20には台座22を取り付け、該台座22の上面には、クレジットされている有価価値媒体を賭けるためのベット(BET)ボタン26が備えられ、正面には、前記各リールを回転始動させるためのスタートボタン28と、該スタートボタン28と横方向に並んで前記回転する各リールを遊技者の任意によって強制停止させるための停止ボタン30が備えられている。また、前記前面板20には、遊技を行うために賭けられた有価価値媒体の数に応じて点灯するベット(BET)ランプ(1−BETランプ、2−BETランプ、最大BETランプ)32と、有価価値媒体の受入れ検知に応じて換算された遊技価値情報(遊技クレジット数)を表示する遊技クレジット数表示部34と、有価価値払出し情報(実際払い出される有価価値払出し数)を表示する配当数表示部36を備えている。なお、図示例では、上述のようにベットボタン26、スタートボタン28、停止ボタン30とするが、これらの全て若しくは任意のものをレバーその他の構造に設計変更も可能である。
また、本実施例によれば、前記前面板の前面領域が本遊技機の遊技領域Aである。
また、前記リールの回転制御手段・換算手段80などを備えた制御基板38なども一体的に組み込まれている。
従って、これら各部材を1ユニットとなるように構成する。例えば限定されるものではないが、前記各種ボタン26,28,30などを備えた前面板20を所望形状のケーシング40の前面板とすると共に、該前面板20の窓部24から視認可能なように位置合わせをしたリール装置を、ケーシング40内に回転可能に支持させて配設し、かつ前記制御基板38をケーシング40の裏面側などに添設して備えることでユニット化するなど、本発明の範囲内でユニット化させる構造は任意に設計変更可能である。
また、本体部4に対する交換可能な構成は、例えば、ケーシング40の外底面42に、該外底面42の奥行き方向(図中、X2方向)に延設する長尺状の鍔部44,44を並行して一対突設し、前記筐体6の遊技部配設スペース内底面8aに、該内底面8aの奥行き方向(図中、X2方向)に延設した断面視略L字状の一対のレール部46,46を、その差込部48,48を対向させた状態で並設し、前記一対の鍔部44,44を、前方から前記レール部46,46の差込部48,48に差込掛止させることで遊技部18を交換可能に配設するものとした形態が一例として挙げられる。なお、ケーシング40を筐体6に対してネジ止め固定するものとしても交換可能であり、本発明の範囲内である。
なお、前記各リールは、その外周表面の周方向に複数種類の図柄が一定間隔で配設されており、各リールは夫々が定速回転、かつ別個に回転作動可能に構成されている。なお、この種のリール装置は特に限定されず一般的なリール装置が本発明の範囲内で適宜選択して用いることができる。
また、前記前面板20には、パチスロ機一般に備えられるその他の各構造を本発明の範囲内で備えることは可能である。
さらに、本実施例では、回胴回転装置の一例として機械的に回転作動するリール装置を採用するが、これに限定解釈されるものではなく、例えばリールが回転している状態を液晶表示画面上に再現させるバックライト方式やサイドライト方式等の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や、投影機から反射板で屈折させてリールを動画表示させる投影型画像表示装置などを、前記前面板20の裏側に配設してユニット化させることも可能であり、これらは本発明の範囲内で設計変更可能である。
「パチンコ機の遊技部」
パチンコ機の遊技部18は、該遊技部18を構成する各部材がユニット化されて一体物となっている。ユニット化された遊技部18は、例えば、図示しない各始動口・大入賞口・入賞口・アウト口等の遊技に必要な各遊技部材54を遊技盤ベース52の表面に備えて構成されている遊技盤50と、該遊技盤50の裏側に配設され、画面上に識別情報を変動表示させ、前記遊技盤から視認可能な図示しない識別情報表示装置と、遊技盤50の表側に配設されるガラス板58を備えた前扉部56とを備え、該前扉部56のガラス板58以外の表面任意箇所に、有価価値媒体の受入れ検知に応じて換算された遊技価値情報(遊技クレジット数)を表示する遊技クレジット数表示部34と、有価価値払出し情報(実際払い出される有価価値払出し数)を表示する配当数表示部36を備え、さらにハンドル60・図示しない発射ソレノイド等の発射装置関連一式及び遊技に必要な多数の遊技球が封入され、封入されている遊技球を循環使用している遊技球循環型(いわゆる封入式)とする。
また、本実施例では、前記ハンドル60が前記前扉部56の前方に突出状に備えられている。この時、ハンドル60を回避するように前扉部56の下隅部分56aを切り欠いて前扉部56がハンドル60の存在に支障なく開閉作動できるものとしている。
なお、本実施例によれば、前記遊技盤50に配設された遊技部材54である左右のガイドレール54aにより仕切られた遊技盤表面領域が本遊技機の遊技領域Aである。
また、前記識別情報表示装置の識別情報の変動制御・換算制御などを行う制御基板38なども一体的に組み込まれている。
なお、本実施例では、識別情報表示装置を備えたパチンコ機を一例に説明するが、このような識別情報表示装置を備えないパチンコ機、例えば、第2種電動役物(羽根モノ・ヒコーキタイプ)を備えたパチンコ機なども本発明の範囲内である。
また、各始動口・大入賞口・入賞口・アウト口などは、夫々遊技盤ベース52の裏側に図示しない回収循環通路が備えられており、各回収循環通路は、発射装置側に連絡されており、入賞した遊技球や入賞することなくアウト口へと入った遊技球を回収して循環使用すると共に、前記各始動口・大入賞口・入賞口若しくは夫々の回収循環通路には、遊技球の通過を検知し、該検知した信号を前記制御基板38の換算部(換算手段80)に送る図示しない通過センサを備えており、前記換算部よって、入賞した遊技球に応じた払出しに関する遊技価値情報(遊技の払出しポイント)を払い出しに関する有価価値媒体情報(実際の有価価値媒体払出し数)への換算を行い、制御基板38を介して遊技部18前面に備えた配当数表示部36に表示する。
従って、これら各部材を1ユニットとなるように構成する。例えば限定されるものではないが、前記遊技盤50の前側に前扉部56を開閉可能に取り付けると共に、前記遊技盤50の裏側に識別情報表示装置を所望かつ一般的な固着手段を介して一体的に配設してユニット化する。また、ケーシング内に識別情報表示装置を内装し、そのケーシング前面縁に遊技盤を取り付けると共に、前扉部を開閉可能に取付けてユニット化するなど、本発明の範囲内でユニット化させる構造は任意に設計変更可能である。
また、本体部4に対する交換可能な構成は、前記パチスロ機のユニット化した遊技部18と同様の構成を採用することが可能であるためここでの説明は省略する。
ちなみに、遊技部材54と共に遊技盤50を構成する遊技盤ベース52は、特に限定されないが、裏側に配設される識別情報表示装置、例えば後述する液晶ディスプレイを大型とした場合には、その大きさ・形状に合わせて全体若しくは一部を透明材で構成するものとしてもよく任意である。
遊技部材54は、弾球遊技機において遊技に必要な全ての部材を言い、例えば、遊技領域Aを区画すると共に、該遊技領域Aに発射ソレノイドから打ち出される遊技球を導くガイドレール54a、そして特に図示はしないが、遊技領域Aに打ち出された遊技球が当たり、遊技球の流下方向を転動案内する遊技球誘導部材(例えば天通路、ステージなど)、前記識別情報表示装置の変動表示を起動すると共に、大当たりとするか否かの抽選処理を起動するチューリップ式の普通電動役物からなる始動口や、大当たり時に開放するアタッカと称する第一種特別電動役物の大入賞口、一般入賞口となる左右の入賞口、左右の風車、遊技領域での入賞を逃したアウト球を排出するアウト口、遊技盤ベース52に打たれている多数の遊技釘などが一例として挙げられる。
なお、識別情報表示装置(本実施例では特別図柄表示装置とする。)は、例えば特別図柄・演出表示等を行うバックライト方式やサイドライト方式等の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や、投影機からの動画又は静止画を、反射板で屈折して表示させる投影型画像表示装置などが挙げられる。
ここで「識別情報」とは、数字、キャラクタ等で構成され、「識別情報」が所定態様になったことを条件に、所定の遊技状態に移行する可能性のあるもの、例えば特別図柄・普通図柄・飾り図柄や演出態様で当たりを示すもの等も含むものとする。
また、縦方向若しくは斜め方向の識別情報を変動表示させるものであったり、また、キャラクタが表示領域内で動作したり、背景が動作したりするものなど任意に設定可能である。
なお、全て若しくは任意の遊技部材を、透光性部材にて形成すると共に、その表面(前面・裏面のいずれか若しくは双方)の全域若しくは任意箇所に凹凸加工を施して構成するものとしてもよく、このように構成すれば各遊技部材が透光性を有すると共に、凹凸状に表面加工処理しているため透過した光が乱反射して装飾効果を上げることができる。
本実施例では、上述のように各遊技部18をユニット化した実施の一例をもって説明したが、本発明はこれに限定解釈されるものではなく、遊技部18を構成している各装置・制御基板38などを、夫々別々に本体部4の任意箇所に取付け配置する構成であっても何等支障ないもので本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、本実施例では、ユニット化された遊技部18を本体部4の筐体6側に交換可能に配設するものとしているが、ドア部62側に交換可能に配設するものとしてもよく本発明の範囲内である。
前記ドア部62は、ドア枠64の略上半分の領域に遊技部18の前面を臨ませる開口部66を備え、下半分の領域には、該領域内に備えたベース部68の前面に、有価価値媒体受入れ部である遊技メダル受入れ部(遊技メダル投入部)82を備えた上皿70と、ドア部62裏面側と連通する排出口78と、該排出口78前面に備えられる下皿74とを備えている。
下皿74には、所定の遊技の結果払い出された有価価値媒体(本実施例では遊技メダル若しくは遊技球のいずれか一方)を貯留する所望深さの有価価値媒体貯留凹部76を備えている。すなわち、前記ドア部62に備えた排出口78は、この有価価値媒体貯留凹部76に向けて開口されている。
排出口78は、後述する有価価値媒体払出し部92(又は94)から払い出される有価価値媒体を前記有価価値媒体貯留凹部76へと払い出す穴で、本実施例では、払い出し対象となる全ての有価価値媒体が通過可能な大きさに形成されている。なお、本実施例では遊技メダルと遊技球の双方が通過可能な正面視矩形穴径状に形成されているが、この穴形状は正面視円形状など任意である。
本実施例では、前記遊技メダル受入れ部82は、前記上皿70の上面右隅に一体的に立上げ形成されており、遊技メダルが投入可能な投入口82aを前方に向けて開口し、該投入口82aは後述するメダル流通路88に連通している。
なお、本実施例では、上述したように上皿70に、遊技メダル受入れ部82を一体的に備える構成を採用しているが、本発明はこれに限定されず、上皿70とは別体に備えてもよく本発明の範囲内で設計変更可能である。
ドア部62裏面側には、前記遊技メダル受入れ部82と連通するメダル流通路88とを一体的に備えており、該メダル流通路88には、通過有価価値媒体(遊技メダル)を検知可能とする通過センサ(検知部)88bが備えられている。
メダル流通路88は、遊技メダル受入れ部82から受け入れた遊技メダルが流通可能な内径を有する所望クランク形状とし、その排出部88a側を、後述する遊技メダル払出し部92のホッパ開口92b上に臨ませている。なお、その流通路長さは、ホッパ92a内に挿入される程度の長さであっても、ホッパ開口92b上方に位置する程度の長さであってもよく、遊技メダル受入れ部82に受け入れた遊技メダルをホッパ92aに誘導して投入可能であれば特に限定はされない。
なお、遊技メダルを受け入れて、払い出される有価価値媒体が遊技球とする形態の場合には、遊技球払出し部94が本体部4に備えられる。従って、遊技メダル払出し部92が存在しないため、遊技メダルはこのメダル流通路88を通過した際に通過センサ88bにより検知され、その後は別途備えられる図示しない排出経路を介して回収されるものとする。
前記通過センサ88bは、図10(図11)に示すように、遊技部18側に備えた制御基板38に接続されており、遊技メダル受入れ部82から投入された遊技メダルを検知し、その受入れ検知信号を前記制御基板38の換算部(換算手段80)に送り、該換算部80の受入れ換算手段80aよって、受け入れられた遊技メダルに応じた遊技価値情報(遊技クレジット数)の換算を行い、遊技部18の前面板20に備えたクレジット表示部34に、遊技クレジット数をクレジット表示する。
例えば、パチンコ型の遊技機で、例えば受入れ有価価値媒体として遊技メダルを用いる形態の場合、例えば受け入れられた遊技メダル1個で遊技球5個に換算して5個の遊技球を打ち出し可能に供給する。この場合、クレジット表示部34には、遊技可能な球数が表示される。
なお、通過センサ88bは、この種のセンサとして用いられている全てのセンサから本発明の範囲内で適宜選択可能である。
また通過センサ88bは、遊技メダル受入れ部に備えるものとすることもでき本発明の範囲内で設計変更可能である。
有価価値媒体払出し部92,94は、有価価値媒体を前記ドア部62に備えた排出口78を介して下皿74の有価価値媒体貯留凹部76へと払い出す払出し駆動部92d,94eと、該払出し駆動部92d,94eに払出し信号を送る払出し制御手段92c,94iを一体的に備えてユニット化している。そして、前記本体部4に対して交換配置可能に備えるものとする。
有価価値媒体払出し部92,94は、異なる種類の有価価値媒体払出し部、本実施例では、図5に示す遊技メダルを払出す遊技メダル払出し部92と、図7に示す遊技球を払出す遊技球払出し部94とを夫々備え、夫々の払出し部92,94が前記本体部4に対して交換配置可能に構成されている。
図4乃至図6に示すように、遊技メダル払出し部92は、前記本体部4の筐体6の内部空間の下半分領域に形成した有価価値媒体払出し部配設スペース10に収容可能な所望形状を有するホッパ92aと、該ホッパ92a内に備えられ、図示しない駆動源により回転可能に構成され、遊技メダルを払出し口92eへと強制的に払い出す払出し駆動部92dを備えて構成されている。
ここで払出し駆動部92dの一例を挙げて説明する。なお、払出し駆動部は周知の構造が適宜選択可能で特に限定されるものではない。
払出し駆動部92dは、図示しない駆動源によって回転可能に配されている回転円板92fと、該回転円板92fの下位に一体的に備えられて一緒に回転するメダル送り出し部92gと、払出し口92eの手前位置にて、両者間に所望な間隔をあけて配設されている可動ローラ92hと固定ローラ92iとで構成されている。回転円板92fは、表裏面に貫通するメダル落下穴92jが周上等間隔で複数設けられており、メダル送り出し部92gは、前記回転円板92fのメダル落下穴92jの直下に位置するようにメダル保持ガイド部92kが設けられている。そして、前記回転円板92fが回転作動するとホッパ92a内の遊技メダルが、回転円板92fのメダル落下穴92jに落下すると共に、下位のメダル保持ガイド部92kに保持された状態でメダル払出し口92e方向へと搬送案内される。この時メダルは、メダル保持ガイド部92kのテーパ状面92mに沿って遠心力で外方へと移動しつつ搬送される。
そして、メダル払出し口92eにつながるゲート部92nに差し掛かると、該ゲート部92n位置に備えられている固定ローラ(上流側)92iと可動ローラ(下流側)92hとに接した状態でメダルが位置する。メダル送り出し部92gのガイド爪92qで押されて可動ローラ92hを変位させ、ガイド爪92qの先端がメダルに接する位置に来ると、メダルはさらにガイド爪92qによってゲート部92n位置を越えてメダル払出し口92e方向へと押し出される。そして、メダルの中心が、回転円板92fの中心を基準として可動ローラ92hと固定ローラ92iの中心を結ぶ直線Lよりも払出し口92e方向に押し出されると、可動ローラの戻り力によってメダルの後ろ側(ゲート寄り側)を勢いよく押すこととなるため、メダルは払い出し口から勢いよく払い出される。
この遊技メダル払出し部92には、払出し駆動部92dにより払い出された遊技メダルを検知する通過センサ92rを備えている。通過センサ92rは、払い出した有価価値媒体数の信号を制御基板38へと送る。なお、図中99aはコネクタである。
図3・図7に示すように、遊技球払出し部94は、前記本体部4の筐体6の内部空間の下半分領域に形成した有価価値媒体払出し部配設スペース10に収容可能な所望形状を有するケーシング94aと、該ケーシング94a内に備えた遊技球流下通路94bと、該通路94bの任意箇所に備えた払出し駆動部94eと、該払出し駆動部94eよりも下流側の遊技球流下通路94bに臨んで配設されている通過センサ96とで構成されている。通過センサ96は、払い出した有価価値媒体数の信号を制御基板38へと送る。
払出し駆動部94eは、電磁ソレノイド94fと、該ソレノイド94fへの通電によりフラッパ板94gが引き寄せられて回転制御が解除されることにより、自由に回転可能となり、遊技球を送り出し可能とするスプロケット94hで構成されている。このスプロケット94hは、遊技球流下通路94bに臨んで配されている。なお、図中99aはコネクタである。
例えば、前記遊技球払出し部94の払出し駆動部94eをもって払出し駆動部の説明をすると、払出し駆動部94eは、前記払出し制御手段94iからの信号を受けて電磁ソレノイド94fへ通電されることにより、フラッパ板94gを引き寄せ、このフラッパ板94gの引き寄せ作動によりスプロケット94hの回転制御が解除され、該スプロケット94hにより流下を阻止されていた遊技球が、前記払出し制御手段94iからの払出し数信号に応じて所定数量だけ遊技球流下通路94bを流下し、払出し口94dから払い出される。
遊技球流下通路94bは、前記ケーシング94aの上面に開口した接続開口部94cと、該ケーシング94aの正面下方領域の任意箇所に開口した払出し口94dとを連絡する所望内径を有する通路で、遊技球の流下に支障を来たさない程度であればその通路形状は特に限定されない。
前記接続開口部94cは、前記球通路16の送り出し口16cを連通状に接続し、球タンク14内から供給される遊技球を遊技球流下通路94b内へと流下案内する。この接続開口部94cは、前記送り出し口16cと連通状に接続可能であればよく特に限定はされない。また、接続箇所が抜脱しないように固定する一般的な固定構造を採用することも可能である。なお、その場合であっても任意にその固定構造が着脱可能な構造とする。
前記各払出し部92,94の払出し口92e,94dは、ドア部62の下半分領域に備えた排出口78と相対向する位置に開口されている。前記払出し口92e,94dは、確実に排出口78を介して下皿74へと有価価値媒体を払い出すため、排出口78のドア部62裏面側開口に当接させて備えるものとするのが好ましく、さらに例えばドア部62を閉じた際に前記した排出口78内に挿入可能とする図示しない案内舌片を備え、排出口78への払出し有価価値媒体の確実な排出を行うように構成することもできる。
払出し換算手段80bは制御基板38に備えられ、図10に示すように、払出しに関連する遊技価値情報(遊技の払出しポイント)を、払出しに関連する有価価値媒体情報(実際の払出し有価価値媒体数)に換算し、その有価価値媒体情報信号を払出し制御手段(払出し制御基板)92c,94iに送り、払出し制御手段92c,94iが払出し駆動部92d,94eを駆動させる。
払出し制御手段92c,94iは、例えば本実施例では、有価価値媒体払出し部92,94の外側に一体的に備えられた制御基板で、払出し換算手段80bによる払出しに関連する有価価値媒体情報に応じて払出し駆動部92d,94eを駆動させる。
また、前記払出し換算手段80bは、本実施例では制御基板38に備えているが、図11に示すように、各有価価値媒体払出し部92,94に一体的に備えてユニット化することも可能である。このように前記払出し換算手段80bをユニット化する手段を採用することにより、新規の有価価値媒体を払出しに用いる際にも、ユニットの新設のみで容易に対応することができるため大変取り扱い性にも優れる。
図8は実施例2の要部を示す。
本実施例2は、例えば有価価値媒体払出し部として用いられる遊技メダル払出し部92と遊技球払出し部94が、本体部4に対して簡単かつ確実に交換可能とする所望な係合構造98を備えている実施の一例である。その他の構成及び作用効果は前記実施例1と同一であるためここでの説明は省略する。
係合構造98は、例えば図8に示すように、有価価値媒体払出し部92(94)の側面で、該側面の奥行き方向(図中、矢印X方向)に一対の係合部98a,98aを延設し、該係合部98a,98aが係合可能な被係合部98b,98bを、前記本体部4の筐体6の内部空間の下半分領域に形成した有価価値媒体払出し部配設スペース10の内底面10aに配設する。従って、遊技店側が選択したいずれかの有価価値媒体払出し部92(94)の係合部98a,98aを前方方向から被係合部98b,98bに差込係合させる。これにより、有価価値媒体払出し部92(94)は、本体部4に対して交換可能に配設できる。
例えば、具体的には、有価価値媒体払出し部92(94)の側面に、該側面の奥行き方向(図中、矢印X方向)に延設する長尺状の鍔状の係合部98a,98aを並行して一対突設し、前記筐体6の内部空間の下半分領域に形成した有価価値媒体払出し部配設スペース10の内底面10aに、該内底面10aの奥行き方向(図中、矢印X方向)に延設した断面視略L字状の一対のレール状被係合部98b,98bを、その差込部98c,98cを対向させた状態で並設し、前記一対の係合部98a,98aを、前方から前記被係合部98b,98bの差込部98c,98cに差込掛止させることで有価価値媒体払出し部92(94)は、本体部4に対してを交換可能に配設するものとした形態が一例として挙げられる。なお、有価価値媒体払出し部92(94)を筐体6に対してネジ止め固定するものとしても交換可能であり、本発明の範囲内である。
さらに、本実施例では、遊技メダル払出し部92の係合部98a,98aと遊技球払出し部94の係合部98a,98aを同一のものとして、同一の本体部4の被係合部98b,98bに係合可能とする。従って、遊技メダル払出し部92と遊技球払出し部94の交換がなし得ると共に、その交換作業が簡単である。
図9は実施例3の要部を示す。
本実施例3は、有価価値媒体払出し部92,94と本体部4に備えられる係合構造98の他の実施の一例である。
その他の構成及び作用効果は前記実施例1と同一であるためここでの説明は省略する。
本実施例では、有価価値媒体払出し部92(94)の底面に備えられる係合部98a,98aを、底面の奥行き方向(図中、矢印X方向)に向けて長尺矩形状の突条に形成すると共に、該長尺矩形状の係合部98a,98aが上方から嵌入可能な長尺矩形凹溝状の被係合部98b,98bを、前記本体部4の筐体6の内部空間の下半分領域に形成した有価価値媒体払出し部配設スペース10の内底面10aに備える構造とした。これにより、有価価値媒体払出し部92(94)は、本体部4に対して交換可能に配設できる。
さらに、本実施例では、遊技メダル払出し部92の係合部98a,98aと遊技球払出し部94の係合部98a,98aを同一のものとして、同一の本体部4の被係合部98b,98bに係合可能とする。従って、遊技メダル払出し部92と遊技球払出し部94の交換がなし得ると共に、その交換作業が簡単である。
このように上述した本実施例によれば、遊技店側が任意に遊技機に使用される有価価値媒体を変更したいと考えた場合、容易かつコスト安価に対応可能となる。
ここで、具体的な事例をあげて本実施例の遊技機2を使用することの優位点を説明し、本発明が解決しようとする課題を明確にする。
例えば、弾球遊技機を主に営業する遊技店において、その遊技機全部若しくは一部をパチスロ機に交換し、遊技店の営業形態の全部若しくは一部を変更することもある。
弾球遊技機を主とする遊技店では、弾球遊技機の島設備、例えば遊技球を各遊技機に補給する球補給装置や、遊技機から排出される遊技球を回収する球回収装置、回収した遊技球を洗浄などする洗浄装置などからなる遊技球の循環システムを備えていることが多い。
本実施例によれば、このような遊技球循環システムを、そのまま交換後のパチスロ機にも使用できるため、既存設備の有効利用が図れる。
これに対し、遊技メダルを有価価値媒体として投入し、遊技メダルを払出し有価価値媒体として払い出す一般的なパチスロ機を改めて導入する場合には、例えばこれに対応して遊技メダル貸出し装置や、計数装置など付帯設備の設備コストやこれらの施工コストなどが掛かるという課題がある。
さらに、遊技球循環システムを使用せずにそのまま残存させておくには遊技店の遊技場スペース的にも困難なため、廃棄処分することとなるが、廃棄処分に要する諸費用も掛かり、この点のコスト面の課題もあるばかりか、既存の遊技台からの交換作業時間にさらに遊技球循環システムの廃棄処分作業時間も合さって工期が長くなる結果、営業を再開できるまでの時間的ロスもかなり有る。
従って、本実施例によれば、遊技店側としては上述の通り既存設備をそのまま使用し、パチスロ機にあっても、有価価値媒体として遊技球を投入し、これをパチスロ機の遊技価値情報(遊技クレジット数)に換算して遊技が楽しめ、かつ遊技の結果、払い出される払出し有価価値媒体も遊技球とするものとできるため、営業形態の変更による遊技機の交換から生じる店舗改装などに掛かるコスト及び時間的ロスを低減することができ、大変好ましい。
また、上述の場合とは逆に、パチスロ機を主とする遊技店では、上述したような大型の遊技球循環システムを備えていない。
従って、このような営業形態の遊技店において、既存のパチスロ機の全部若しくは一部をパチンコ機に交換し、遊技店の営業形態の全部若しくは一部を変更したいと考えている場合には、あえて遊技球循環システムのような大型でコストの掛かるものを新たに導入するよりも、今までパチスロ機で有価価値媒体として使用していた遊技メダルをそのまま使用して遊技できるパチンコ機を導入する方が好ましい。
すなわち、遊技メダルを有価価値媒体として使用する方が、遊技店側にとって取り扱い難い遊技球を使用するよりも、取り扱い性及び管理上の面からも好ましくニーズも高いと考えられる。しかし、このような遊技店側のニーズに応えることは、従来の遊技機では到底無理である。
さらに、パチスロ機とパチンコ機を併設する営業形態の遊技店にあっては、両遊技機の有価価値媒体を同一のものとすれば有価価値媒体の一元管理もでき好ましいが、この点を満足する遊技機も従来はない。
また、上述した営業形態を変更した各遊技店で、さらに現在、投入・払出ししている有価価値媒体のいずれか若しくは双方を、遊技球から遊技メダルに、あるいは遊技メダルから遊技球に変えたいと考えた場合にも、遊技店側が任意かつ容易に変更できれば、その後の営業形態の変更によるコストや時間的ロスも少なくて済むが、従来の遊技機ではこの点を満足することは到底無理である。
従って、本実施例の遊技機によれば、遊技店側としては、パチンコ機からパチスロ機に交換し営業形態を変更する場合にあっても、営業形態の変更による遊技機の交換から生じる店舗改装などに掛かるコスト及び時間的ロスを低減することができ大変好ましい。
また、遊技メダルを有価価値媒体として使用する方が、遊技店側・遊技者側にとって取り扱い性及び遊技店側の管理上の面から好ましい場合にも、任意かつ容易に対応することができ、ニーズに十分対応し得る。
さらに、パチスロ機とパチンコ機を併設する営業形態の遊技店にあっては、両遊技機の有価価値媒体を同一のものとすることもでき有価価値媒体の一元管理が図れる。
また、営業形態を変更した各遊技店で、さらに現在、投入・払出ししている有価価値媒体を、遊技球から遊技メダルに、あるいは遊技メダルから遊技球に変えたいなどと考えた場合にも、遊技店側が何度でも任意かつ容易に変更できるため、その後の営業形態の変更によるコストや時間的ロスも少なくて済む。
本発明の遊技機で、スロット型の遊技機の一実施例を示す概略斜視図。 本発明の遊技機で、パチンコ型の遊技機の一実施例を示す概略斜視図。 有価価値媒体払出し部の交換状態を示す概略図。 有価価値媒体払出し部の交換状態を示す概略図。 有価価値媒体払出し部の一実施例で、遊技メダル払出し部の斜視図。 遊技メダル払出し部の払出し駆動部の要部を示す概略図。 有価価値媒体払出し部の一実施例で、遊技球払出し部の概略断面図。 有価価値媒体払出し部と本体部との係合構造を示す概略斜視図。 有価価値媒体払出し部と本体部との係合構造を示す概略斜視図。 本発明遊技機の換算手段のブロック図。 払出し換算手段を有価価値媒体払出し部にユニット化した遊技機の換算手段のブロック図。
符号の説明
2:遊技機
4:本体部
6:筐体
18:遊技部
62:ドア部
80:換算手段
82:遊技メダル受入れ部
92:遊技メダル払出し部
94:遊技球払出し部
92d,94e:払出し駆動部
92c,94i:払出し制御手段
98:係合構造
98a:係合部
98b:被係合部
A:遊技領域

Claims (4)

  1. 遊技領域を有する遊技部と、
    該遊技部を取り付ける本体部と、
    メダルを受け入れ可能とするメダル受入れ部と、
    払出し対象となる異なる種類の有価価値媒体のいずれか一種類を払い出す有価価値媒体払出し部とを備えており、
    前記複数個の有価価値媒体払出し部は、交換可能に前記本体部に備えられていることを特徴とする遊技機。
  2. 異なる種類の有価価値媒体毎に遊技に使用する遊技価値情報として換算する換算手段を備え、
    前記換算手段は、払出しに関連する遊技価値情報を、払出しに関連する有価価値媒体情報に換算し、
    有価価値媒体払出し部は、前記換算手段による払出しに関連する有価価値媒体情報に応じて有価価値媒体を払い出すことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 有価価値媒体払出し部は、
    メダル用の払出し部と球用の払出し部とで交換可能であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の遊技機。
  4. 有価価値媒体払出し部は、
    本体部の任意箇所に着脱可能に係合固定される係合部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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