JP2005148989A - 医用画像読影システム - Google Patents

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秀介 副島
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Abstract

【課題】過去の読影レポートから文章構造を抽出することで読影レポートを作成するためのテンプレートを容易に作成するとともに、読影レポート作成のための入力を容易にし、更に、病院内の読影レポートの文章構造を統一させることが可能な医用画像読影システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る情報管理装置2のCPU21によれば、読影レポートを入力するためのテンプレートの抽出対象として選択されたデータ(例えば、レポートDB252の文字データ、過去のレポートファイルの文字データ、画像データ等)を解析して文章構造を抽出し、抽出された文章構造のうち、操作部22により選択された文章構造をテンプレート記憶部254に登録する。
【選択図】図2

Description

本発明は、医用画像を読影してレポートを作成するための医用画像読影システムに関する。
近年、人体を撮影して医用画像の画像データを生成するCT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、CR(Computed Radiography)、FPD(Flat Panel Detector)、超音波診断装置等の各種画像収録モダリティ、医用画像を保存し管理する情報管理装置、医用画像をCRT(Cathode Ray Tube)等に表示する読影端末等をネットワークで接続する医用画像読影システムが利用されている。
この医用画像読影システムにおいて、読影医は、読影端末に医用画像を表示して読影を行い、所見(コメント)を読影レポートとして作成する。例えば、特許文献1には、医師が主訴、所見、診断等を入力するためのカルテ・テンプレートを予め定義してカルテ・テンプレート定義格納部に格納しておき、このテンプレートの選択により情報を入力する装置が記載されている。
特開2002−203044号公報
しかしながら、従来、読影レポート作成のための単語や文節を予めテンプレートとして定義しておき、これらを選択入力して読影レポートを作成していたため、入力に時間がかかる、病院内の各医師の文章の統一を図ることができない等の問題が生じることがあった。また、テンプレートとするデータを収集することは大変な作業であった。
本発明の課題は、過去の読影レポートから文章構造を抽出することで読影レポートを作成するためのテンプレートを容易に作成するとともに、読影レポート作成のための入力を容易にし、更に、病院内の読影レポートの文章構造を統一させることが可能な医用画像読影システムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
人体を撮影した医用画像を表示し、当該医用画像の読影レポートを作成するための医用画像読影システムにおいて、
過去に作成された読影レポートのデータを解析することにより当該読影レポートの文章構造を抽出する文章構造抽出手段と、
前記抽出された文章構造を、新たに読影レポートを作成する際のテンプレートとして登録するテンプレート登録手段と、
前記登録されたテンプレートから読影レポートの作成に使用する文章構造を選択する文章選択手段と、を備え、
前記文章選択手段を介して文章構造を選択することにより読影レポートの作成を可能としたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記抽出された文章構造の中からテンプレートとして登録する文章構造を選択する登録文章選択手段を備え、
前記テンプレート登録手段は、前記登録文章選択手段により選択された文章構造をテンプレートとして登録することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記抽出された文章構造の使用頻度を算出する頻度算出手段を備え、
前記テンプレート登録手段は、前記算出された使用頻度が予め設定された使用頻度以上の文章構造をテンプレートとして登録することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記登録されたテンプレートを用いて過去に作成された読影レポートのデータを解析することにより当該読影レポートに使用されている単語及びその分類を抽出する単語抽出手段と、
前記抽出された単語をその分類とともに登録する単語登録手段と、
前記登録された単語の中から新たに読影レポートを作成する際に使用する単語を選択する単語選択手段を備え、
前記文章選択手段を介して文章構造を選択し、前記単語選択手段を介して単語を選択することにより読影レポートの作成を可能としたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、人体を撮影した医用画像を表示し、当該医用画像の読影レポートを作成するための医用画像読影システムにおいて、過去に作成された読影レポートのデータを解析することにより当該読影レポートの文章構造を抽出し、抽出された文章構造を、新たに読影レポートを作成する際のテンプレートとして登録し、登録されたテンプレートから読影レポートの作成に使用する文章構造を選択することにより読影レポートを作成する。従って、過去に作成された読影レポートで使用された文章構造を容易にテンプレートとして登録することができるので、テンプレートの内容を考案する必要がなくなる。また、テンプレートを選択するだけでレポートの文章が作成可能となるので、文章の作成に不慣れな読影医であっても適切なレポートを作成することができる。更に、病院内の読影レポートの文章構造を統一することができる。
請求項2に記載の発明によれば、抽出された文章構造の中からテンプレートとして登録する文章構造を選択する登録文章選択手段を備え、登録文章選択手段により選択された文章構造をテンプレートとして登録するので、過去の読影レポートから抽出された文章構造のうちユーザが所望の文章構造をテンプレートとして登録することができる。
請求項3に記載の発明によれば、抽出された文章構造の使用頻度を算出し、算出された使用頻度が予め設定された使用頻度以上の文章構造をテンプレートとして登録するので、繰り返し使用される重要な文章構造をテンプレートとして登録することができる。
請求項4に記載の発明によれば、更に、登録されたテンプレートを用いて過去に作成された読影レポートのデータを解析することにより当該読影レポートに使用されている単語及びその分類を抽出し、抽出された単語をその分類とともに登録し、登録された単語の中から、新たに読影レポートを作成する際に使用する単語を選択することができる。従って、過去に作成された読影レポートで使用された単語を容易に読影レポートに使用する単語候補として登録することが可能となり、読影レポートの作成に使用する単語候補の洗い出しを行う必要がなくなる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態における医用画像読影システム100のシステム構成を示す概念図である。図1に示すように、医用画像読影システム100には、画像収録モダリティ1、情報管理装置2、読影端末3等がネットワークNを介して、データが送受信可能なように接続されている。画像収録モダリティ1、読影端末3の台数は、特に限定されない。
ネットワークNは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な回線形態を適用可能である。なお、病院等の医療機関内で許可されるのであれば、無線通信や赤外線通信であってもよいが、重要な患者情報を含むため、送受信される情報は暗号化することが好ましい。
画像収録モダリティ1は、CT、MRI、CR、FPD、超音波診断装置等、人体を撮影した医用画像をデジタルデータとして収録するための装置である。これは、例えば撮影により取得したアナログの画像信号をデジタル変換してそのまま収録するものであってもよいし、撮影時に一旦フィルムなどに記録された医用画像を読み取ってデジタルデータを取得するものであってもよい。本実施の形態では、画像収録モダリティ1は情報管理装置2に対して、収録した画像データの保存を要求し、情報管理装置2に保存する。情報管理装置2に送信される画像データには、画像付帯情報(以下、付帯情報と称する)が付帯されるものとする。
付帯情報としては、例えば、撮影された患者の患者氏名、患者ID、年齢、性別等の患者に関する患者情報、検査日、検査ID、部位情報、撮影条件(体位、撮影方向等)、画像収録モダリティ情報等の検査情報、医用画像の画素数、ビット数、指定出力サイズ、読取画素サイズ、最大濃度等の画像データ情報等が挙げられる。
情報管理装置2は、画像収録モダリティ1により収録された医用画像の画像データをその付帯情報と対応付けて画像DB(Date Base)232に保存し、管理し、読影端末3からの要求に応じて画像データを読影端末3に供給する。また、情報管理装置2は、読影レポート(以下、レポートと称する)を入力するためのテンプレートを作成して記憶し、読影端末3からの要求に応じてテンプレートを供給する。
ここで、図2を参照して、情報管理装置2の内部構成について説明する。
図2は、情報管理装置2の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報管理装置2は、CPU21、操作部22、表示部23、RAM24、記憶部25、通信制御部26等を備えて構成され、各部はバス27により接続されている。
CPU21は、記憶部25に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM24内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU21は、記憶部25に記憶されている各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述するテンプレート作成処理、単語辞書追加処理を始めとする各種処理を実行する。
操作部22は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU21に出力する。また、操作部22は、表示部23の表示画面にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号をCPU21に出力する。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT等のモニタにより構成され、CPU21から入力される表示信号の指示に従って、操作部22からの入力指示やデータ等を表示する。
RAM24は、CPU21により実行制御される各種処理において、記憶部25から読み出されたCPU21で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶する記憶領域を形成する。
記憶部25は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、CPU21で実行されるシステムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラム、過去に作成されたレポートのファイル(文字データ、画像データ)を始めとする各種データ等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部25は、図2に示すように、画像DB251、レポートDB252、単語辞書253、テンプレート記憶部254、類似語辞書255、診断情報記憶部256を有している。
画像DB251は、画像収録モダリティ1から受信された画像データを、その付帯情報と対応付けて記憶する。付帯情報は、例えば、各画像データのヘッダに記憶されている。
レポートDB252は、読影端末3から送信されたレポートを格納するデータベースである。レポートDB252は、例えば、図3に示すように、レポートを一意的に識別するための識別コードであるレポートID(例えば、0001、0002、0003、・・・)と、レポート作成に使用した画像データを識別するための検査ID(例えば、20031031001、20031031002、20031101001、・・・)と、レポート作成日時データ(例えば、03/10/31 10:00、03/10/31 10:05、03/11/01 12:30、・・・)と、レポートを作成した読影医を識別するための識別コードである読影医ID(例えば、1001、1002、1003、・・・)と、作成されたレポート内容を示す文字データ(例えば、椎弓に骨折がみられる・・・、左肺門部に突出像がみられる・・・、下行結腸下部に2cm大の隆起性病変がみられる・・・、・・・)と、を対応付けて格納する。レポートDB252の各レコードは、検査IDにより画像DBの画像データと対応付けられている。
単語辞書253は、単語を分類しグループ化して記憶するものであり、図4に示すように、単語を識別するための識別コードである単語ID(例えば、00001、00002、00003・・・)と、単語の属するグループを識別するための識別コードであるグループID(例えば、1、2、3、・・・)と、グループ名を示すデータ(例えば、部位G(グループ)、症状G、サイズG、・・・)と、単語の内容を示す文字データ(例えば、椎弓、骨折、2cm、・・・)と、を対応付けて記憶する。
テンプレート記憶部254は、後述するテンプレート作成処理により作成されたテンプレートを記憶する。類似語辞書255は、類似語(例えば、「〜である」と「〜です」)を対応付けて記憶する。診断情報記憶部256は、読影端末3から送信された診断情報を検査IDと対応付けて記憶する。
通信制御部26は、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等を備え、ネットワークNに接続された各装置との間の通信を制御する。
読影端末3は、医用画像を表示し、医用画像の読影レポートを作成することを目的として設置されるPC(Personal Computer)等の端末である。ここで、図5を参照して、読影端末3の内部構成について説明する。
図5は、読影端末3の機能的構成を示すブロック図である。図5に示すように、読影端末3は、CPU31、操作部32、表示部33、RAM34、記憶部35、通信制御部36等を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
CPU31は、記憶部35に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM34内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU31は、記憶部35に記憶されている各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する読影処理を始めとする各種処理を実行する。
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU31に出力する。また、操作部32は、表示部33の表示画面にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号をCPU31に出力する。
表示部33は、LCDやCRT等のモニタにより構成され、CPU31から入力される表示信号の指示に従って、操作部32からの入力指示やデータ等を表示する。
RAM34は、CPU31により実行制御される各種処理において、記憶部35から読み出されたCPU31で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶する記憶領域を形成する。
記憶部35は、HDDや不揮発性の半導体メモリ等により構成され、CPU31で実行されるシステムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU31は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
通信制御部36は、LANアダプタやルータやTA等を備え、ネットワークNに接続された各装置との間での通信の制御を行う。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
図6は、情報管理装置2のCPU21により実行されるテンプレート作成処理を示すフローチャートである。以下、図6を参照してテンプレート作成処理について説明する。
まず、表示部23に、テンプレートの抽出対象となるデータ範囲を指定するための抽出対象指定画面が表示され、操作部22により抽出対象となるデータ範囲が指定されると(ステップS1)、抽出対象のデータが解析され、文章構造が抽出される(ステップS2)。
ここで、ステップS1においては、過去に作成されたレポートのデータの中から、抽出対象となるデータ範囲が指定される。テンプレートの抽出対象となるデータとしては、例えば、レポートDB252に格納されているレポート内容を示す文字データ、記憶部25に記憶されている過去のレポートファイル(文字データ、画像データ)等が挙げられる。抽出対象指定画面からは、例えば、レポートDB252のレポートIDの範囲、レポート作成日時の範囲、読影医ID等を入力することにより、抽出対象を指定することができる。また、抽出対象指定画面上で操作部22から所定操作を行うことにより、抽出可能なファイル一覧を表示し、このファイル一覧から抽出対象を選択することにより、抽出対象を指定することができる。
文章構造の抽出は、例えば、抽出対象の文字データを一文ずつに区切り、単語辞書253を用いて各文に含まれる単語の単語グループを特定し、単語グループをどのように組み合わせて文章化しているかを解析することにより、文章構造を抽出する。
例えば、
「右肺野上部に直径3mmの陰影がみえる」
という文字データを解析した場合、単語辞書253を参照し、部位G(グループ)に「右肺野」が、場所Gに「上部」が、サイズGに「直径3mm」が存在していたとすると、
「<部位G><場所G>に<サイズG>の陰影がみえる」
という文章構造が抽出される。抽出対象のデータが画像データである場合は、OCR(Optical Character Reader)機能により画像データ中の文字データを認識し、認識された文字データに対して上述した文章構造の抽出が行われる。
ステップS1で指定された全抽出対象範囲の解析が終了するまで、ステップS2〜S3が繰り返し実行され、全抽出対象範囲の解析が終了すると(ステップS3;YES)、抽出された文章構造の使用頻度が算出され(ステップS4)、表示部23に、抽出された文章構造及びその使用頻度が一覧表示される(ステップS5)。使用頻度とは、複数の抽出対象レポートのデータを解析した場合に、同一の文章構造が出現する割合を示す。このとき、類似語辞書255が参照され、相違している部分が類似語のみである文章構造については、同一の文章構造とみなされる。また、文章構造の一覧表示画面からキーとなる単語や単語グループを入力して指示することにより、一覧表示された文章構造の検索、並び替え等を行うことができる。一覧表示された文章構造から操作部22により登録される文章構造が選択されると(ステップS6)、テンプレート記憶部254が検索されて重複チェックが行われ(ステップS7)、未登録の文章構造にテンプレートIDが付与され、テンプレートとしてテンプレート記憶部254に登録(記憶)される(ステップS8)。
以上説明したように、情報管理装置2のCPU21によれば、テンプレートの抽出対象として選択されたデータ(例えば、レポートDB252の文字データ、過去のレポートファイルの文字データ、画像データ等)を解析して文章構造を抽出し、抽出された文章構造のうち、選択された文章構造をテンプレート記憶部254に登録するので、過去に作成された読影レポートで使用された文章構造を容易にテンプレートとして登録することができ、テンプレートの内容を考案する手間を省くことができる。また、テンプレートを選択するだけでレポートの文章が作成可能となるので、文章の作成に不慣れな読影医であっても適切なレポートを作成することができる。更に、病院内のレポート表現を統一することができる。
次に、図7を参照して、CPU21により実行される単語辞書追加処理について説明する。この単語辞書追加処理は、上述したテンプレート作成処理で作成されたテンプレートに基づいて、抽出対象データから単語辞書253に登録されていない単語及び単語グループを特定し、単語辞書253に追加登録するものである。
まず、表示部23に、単語の抽出対象となるデータ範囲を指定するための抽出対象指定画面が表示され、操作部22により抽出対象となるデータ範囲が指定されると(ステップS11)、抽出対象のデータが解析され、単語が抽出され、その単語グループが特定される(ステップS12)。
ここで、ステップS11においては、過去に作成されたレポートのデータの中から、単語の抽出対象となるデータ範囲が指定される。単語の抽出対象となるデータとしては、例えば、レポートDB252に格納されているレポート内容を示す文字データ、記憶部25に記憶されている過去のレポートファイル(文字データ、画像データ)等が挙げられる。抽出対象指定画面からは、例えば、レポートDB252のレポートIDの範囲、レポート作成日時の範囲、読影医ID等を入力することにより、抽出対象を指定することができる。また、抽出対象指定画面上で操作部22から所定操作を行うことにより、抽出可能なファイル一覧を表示し、このファイル一覧から抽出対象を選択することにより、抽出対象を指定することができる。
単語の抽出は、例えば、抽出対象の文字データを一文ずつに区切り、テンプレート記憶部254に記憶されているテンプレートを参照して各文を解析することにより単語を抽出し、抽出された単語の単語グループを特定する。
例えば、
「<部位G><場所G>に<サイズG>の陰影がみえる」
というテンプレートと文章構造が一致する
「右肺野上部に直径3mmの陰影がみえる」
という文字データを解析した場合、単語として
「右肺野」「上部」「直径3mm」
が抽出され、各単語の単語グループとして
「部位G」「場所G」「サイズG」
が特定される。抽出対象のデータが画像データである場合は、OCR機能により画像データ中の文字データを認識し、認識された文字データに対して上述した単語抽出を行う。
ステップS11で指定された全抽出対象範囲の解析が終了するまで、ステップS12〜S13が繰り返し実行され、全抽出対象範囲の解析が終了すると(ステップS13;YES)、抽出された単語の使用頻度が算出され(ステップS14)、表示部23に、抽出された単語、その単語グループ及びその使用頻度が一覧表示される(ステップS15)。使用頻度とは、複数の抽出対象レポートのデータを解析した場合に、同一の単語が出現する割合を示す。このとき、単語の一覧表示画面から一覧表示された単語の検索、並び替え等を行うことができる。操作部22により、一覧表示された単語から登録される単語が選択されると(ステップS16)、単語辞書253が検索されて重複チェックが行われ(ステップS17)、未登録の単語に単語IDが付与され、特定された単語グループのID、グループ名とともに選択された単語が単語辞書253に追加登録される(ステップS18)。
以上説明したように、情報管理装置2のCPU21によれば、単語の抽出対象として選択されたデータ(例えば、レポートDB252の文字データ、過去のレポートファイルの文字データ、画像データ等)を解析して単語を抽出し、抽出された単語のうち、選択された単語を単語辞書253に追加登録するので、過去に作成されたレポートで使用された単語を容易に単語辞書に登録することができ、テンプレートで使用する単語の洗い出しを行う必要がなくなる。
上述したテンプレート作成処理で作成されたテンプレートは、下記の読影処理において利用することができる。読影処理は、CPU31と記憶部35に記憶されているプログラムの協働によるソフトウエア処理により実行される。
読影端末3において、情報管理装置2の画像DB251に格納されている画像データの配信要求が行われ、情報管理装置2から画像データが受信されると、表示部33に読影画面331が表示され、その画像表示領域に配信された画像データが表示される。図8に、読影画面331の一例を示す。図8に示すように、読影画面331は、画像表示領域331aと、レポート領域331bと、診断領域331cが表示されている。また、読影画面331下部には、「レポート作成」ボタン331d、「確定」ボタン331e等が表示されている。医師による読影の際、「レポート作成」ボタン331dが操作されると、情報管理装置2にテンプレート記憶部254に記憶されているデータが要求され、情報管理装置2からテンプレート記憶部254のデータが受信されると、文章構造が一覧表示されたテンプレートの選択画面がポップアップ表示される。操作部32により、このテンプレートの選択画面からレポートの作成に使用する文章構造が選択されると、この文章構造がレポートとして入力され、レポート領域331bに選択された文章構造が表示される。図8(b)に、テンプレートの選択によりレポート領域331bに文章構造が入力され、表示された例を示す。この文章構造の単語グループ(部位G、場所G、サイズG)上がマウス等で操作されると、情報管理装置2に単語辞書253の該当する単語グループのデータが要求され、情報管理装置2からデータが受信されると、操作された単語グループの単語選択画面がポップアップ表示される。操作部22により、この単語選択画面からレポートの作成に使用する単語が選択されると、表示されている文章上の単語グループ名の位置に選択された単語が入力され、表示される。図8(c)に、文章構造上の単語が選択されることにより作成されたレポートを示す。このように、読影画面331からは、文章の選択及び単語の選択という容易な操作でレポートを作成することができる。レポート作成後、診断領域331cに、キーボード等により医師の画像診断結果が入力され、確定ボタンが操作されると、作成されたレポートのデータ及び診断情報が情報管理装置2に送信される。情報管理装置2においては、レポートのデータがレポートDB252に、診断情報が診断情報記憶部256に記憶される。
このように、文章構造、単語を選択することでレポートの作成が可能となるので、レポート作成のための入力作業が容易になり、文章の作成に不慣れな読影医であっても適切なレポートを作成することができるとともに、定型化された文章構造を用いることで、病院内のレポートの表現を統一することができる。
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る医用画像読影システム100の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、抽出された文章構造、単語の中から登録する文章構造、単語を操作部22により選択することとしたが、算出された使用頻度が予め設定された使用頻度以上の文章構造、単語を登録することとしてもよい。これにより、登録時の選択操作が不要となり、更に容易にテンプレート、単語の登録を行うことが可能となる。
また、レポート作成時のテンプレート、単語の選択は、マウス操作に限らず、キー操作や音声入力等により行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、情報管理装置2においてテンプレートの作成、単語辞書の追加等を行い、読影端末3において、これらのデータを利用してレポートを作成することとしたが、院内ネットワークが構築されていない場合等においては、情報管理装置2において表示部23に医用画像を表示してレポートを作成する構成とすれば、スタンドアローンの装置で本発明を実現することが可能である。
また、上述したテンプレート作成処理を行う際に、読影医IDを入力させるようにし、作成されたテンプレートを読影医IDに対応付けて記憶し、読影端末3において読影医IDが入力されると、この読影医IDに応じたテンプレートを呼び出すようにすれば、各読影医に適した、より使いやすいテンプレートを提供することができる。
その他、本実施の形態における医用画像読影システム100の構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る医用画像読影システム100の全体構成を示す図である。 図1の情報管理装置2の機能的構成を示すブロック図である。 図2の記憶部25に記憶されるレポートDB252のデータ格納例を示す図である。 図2の記憶部25に記憶される単語辞書253のデータ格納例を示す図である。 図1の読影端末3の機能的構成を示すブロック図である。 図2のCPU21により実行されるテンプレート作成処理を示すフローチャートである。 図2のCPU21により実行される単語辞書追加処理を示すフローチャートである。 図5の表示部33に表示される読影画面331の一例を示す図である。
符号の説明
100 医用画像読影システム
1 画像収録モダリティ
2 情報管理装置
3 読影端末
21 CPU
22 操作部
23 表示部
24 RAM
25 記憶部
251 画像DB
252 レポートDB
253 単語辞書
254 テンプレート記憶部
255 類似語辞書
256 診断情報記憶部
26 通信制御部
27 バス
31 CPU
32 操作部
33 表示部
34 RAM
35 記憶部
36 通信制御部
37 バス

Claims (4)

  1. 人体を撮影した医用画像を表示し、当該医用画像の読影レポートを作成するための医用画像読影システムにおいて、
    過去に作成された読影レポートのデータを解析することにより当該読影レポートの文章構造を抽出する文章構造抽出手段と、
    前記抽出された文章構造を、新たに読影レポートを作成する際のテンプレートとして登録するテンプレート登録手段と、
    前記登録されたテンプレートから読影レポートの作成に使用する文章構造を選択する文章選択手段と、を備え、
    前記文章選択手段を介して文章構造を選択することにより読影レポートの作成を可能としたことを特徴とする医用画像読影システム。
  2. 前記抽出された文章構造の中からテンプレートとして登録する文章構造を選択する登録文章選択手段を備え、
    前記テンプレート登録手段は、前記登録文章選択手段により選択された文章構造をテンプレートとして登録することを特徴とする請求項1に記載の医用画像読影システム。
  3. 前記抽出された文章構造の使用頻度を算出する頻度算出手段を備え、
    前記テンプレート登録手段は、前記算出された使用頻度が予め設定された使用頻度以上の文章構造をテンプレートとして登録することを特徴とする請求項1に記載の医用画像読影システム。
  4. 前記登録されたテンプレートを用いて過去に作成された読影レポートのデータを解析することにより当該読影レポートに使用されている単語及びその分類を抽出する単語抽出手段と、
    前記抽出された単語をその分類とともに登録する単語登録手段と、
    前記登録された単語の中から新たに読影レポートを作成する際に使用する単語を選択する単語選択手段を備え、
    前記文章選択手段を介して文章構造を選択し、前記単語選択手段を介して単語を選択することにより読影レポートの作成を可能としたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像読影システム。
JP2003383583A 2003-11-13 2003-11-13 医用画像読影システム Pending JP2005148989A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007305107A (ja) * 2006-04-10 2007-11-22 Fujifilm Corp レポート作成支援装置、レポート作成支援方法およびそのプログラム
JP2011145935A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Hitachi Medical Corp 医用診断レポートシステム、当該システムとして機能させるためのプログラム、および医用診断レポート作成支援方法

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