JP2005147895A - 記録装置及び記録ヘッドの温度検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドの温度を、簡単かつ安価な構成で正確に検出する。
【解決手段】 熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドの温度を検出するために、半導体のPN接合部を有する機能素子40を記録ヘッド内部に設け、機能素子のP側部分の第1の電圧値VI1及び機能素子のN側部分の第2の電圧値VI2をそれぞれデジタルデータに変換し、第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求め、差分データに基づいて、記録ヘッドの温度を求める。
【選択図】 図4
【解決手段】 熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドの温度を検出するために、半導体のPN接合部を有する機能素子40を記録ヘッド内部に設け、機能素子のP側部分の第1の電圧値VI1及び機能素子のN側部分の第2の電圧値VI2をそれぞれデジタルデータに変換し、第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求め、差分データに基づいて、記録ヘッドの温度を求める。
【選択図】 図4
Description
本発明は記録装置及び記録ヘッドの温度検出回路に関し、特に、熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドの温度を、半導体のPN接合部における電圧降下の温度特性を利用して検出する温度検出回路、及び該温度検出回路を含む記録装置に関する。
例えばワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に記録を行う記録装置が広く使用されている。
記録装置の記録方式としては様々な方式が知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又その構成としては所望される記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを装着すると共に用紙等の記録媒体の送り方向と交差する方向に往復走査しながら記録を行なうシリアル記録方式が安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
インクジェット記録装置では、記録ヘッドに設けられた複数のノズル(吐出口)から、記録媒体に向けてインクを吐出して画像を形成する。こうして形成される画像の品質すなわち画質を良好に維持するためには、インク滴の大きさ、すなわち吐出量を一定に維持することが重要である。
熱エネルギーを利用してインク滴を吐出するインクジェット記録装置において、インク滴の大きさは一般に、インク滴を吐出するために供給されるエネルギーと、記録ヘッドの温度とに依存し、供給されるエネルギーの増加又は記録ヘッドの温度の上昇に伴ってインク滴は大きくなる。従って、インク滴の大きさを一定に維持するためには、記録ヘッドの温度を検出し、検出温度に応じて、供給するエネルギーを制御する必要がある。
このような記録ヘッドの温度の検出方法は、様々な文献に記載されており、例えば、下記の特許文献などに詳細に述べられている。
これらの特許文献に記載されているように、記録ヘッドの安価な温度検出方法としては、半導体のPN接合部分の電圧降下(すなわちダイオードの順方向電圧降下)の温度特性を利用するものなどが知られている。
図7は、記録ヘッドの構成例を示す図であり、ここで100はヒーターボードであり、シリコン基板上に電気熱変換体(吐出用ヒータ)105と、これに電力を供給するAl等の配線106とが成膜技術により形成されている。そしてこのヒーターボード100に対して、インク等の記録用液体の液路(ノズル)125を形成するための隔壁を設けた天板130を接着することにより、記録ヘッドが形成される。
インクは、天板130に設けた供給口124により共通液室123に供給され、ここより各ノズル125内に導かれる。そして、通電によってヒータ105が発熱すると、ノズル125内に満たされたインクに発泡が生じ、吐出口126からインク滴が吐出される。
図8は、図7に示したヒーターボード100の平面図である。図8において、5は吐出用ヒータ部であり、4はワイヤボンディングによって外部と接続される端子である。2は温度検出用のセンサであり、後述する機能素子としてのダイオードセルと同一のサイズで形成されるダイオードセルよりなる(図中l1=l2)。8は温度センサ2と同一サイズセルのダイオード機能素子からなる駆動用ダイオードセル群であり、これにより画像データに応じて吐出用ヒータ部5を選択的に駆動することが可能になる。
温度センサ2は、他の部分と同様に、半導体の成膜プロセスによってダイオード等の機能素子として形成されているため、きわめて高精度とすることができる。更に、このようにヒーターボードの両端に温度センサ2を設けると、温度センサの出力からノズルの配列方向における基板温度の分布状態を把握できる。
図9(A)は、PN接合からなるダイオード20をヒーターボード100に形成し、そのダイオード特性を利用して温度センサ2とする構成を示す図である。図から分かるようにダイオード20のP領域及びN領域からそれぞれAl電極配線18が引き出され、基板表面との間にはSiO2の絶縁層19が形成される。
図9(B)は、図9(A)に示したダイオードの等価回路を示す。図においてAからB方向に電流が流れると、ダイオードの順方向電圧降下VFが生ずる。一般に、順方向降下電圧VFは、温度変化に応じて変化し、この変化量を利用して温度の検出を行う。
図1は、ダイオードセンサを利用した温度検出回路の例であり、前段の回路は、ダイオードセンサに一定電流を流すための定電流回路である。具体的には、ダイオードセンサ14には、そのときの温度に関係なく、抵抗10と11とで分圧された電圧Vrefと、抵抗12の抵抗値R1とで決定される一定電流、すなわちVref/R1が流れ、この電流値は例えば200μA程度である。
ダイオードセンサ14の電圧降下VFは、図2の直線22で示すように、温度の上昇に伴い低下する。このときの温度勾配は、例えば−2.1mV/℃である。従って、記録ヘッドの温度が、例えば常温である25℃から、ヘッドの過昇温検出温度である80℃まで55度上昇したと仮定すると、電圧降下VFは115mV低下する(すなわちΔVF=−115mV)。
一方、図1の後段の回路は電圧増幅回路であり、温度変化に伴い、前段の定電流回路で検出されるダイオードセンサ14の電圧降下VFの変化量ΔVFを、抵抗15の抵抗値R2と抵抗16の抵抗値R3の比で決まる増幅率、すなわちR3/R2に従い増幅する。このようにして、ΔVFをアナログ・デジタル変換器(A/D変換器)のダイナミックレンジに適合するように、図2の直線24のように増幅する。
ここで、A/D変換器のダイナミックレンジが2.5Vで、分解能が8ビットすなわち256ステップであると仮定すると、1ステップは9.77mVに対応する。従って、VFの変化量ΔVF(=115mV)は12ステップに対応することとなり、この場合、ダイナミックレンジ2.5Vの約5%に相当する範囲だけを利用することとなる。このように、従来の温度検出回路はA/D変換機のダイナミックレンジを有効に利用するのが困難であり、コモンモード・ノイズなどのノイズの影響を受けやすく、過昇温を誤検知してしまう可能性がある。
更に、周知のように、A/D変換器は一般に、図3に示すように、ダイナミックレンジの中央付近では線形性が保たれるものの、電源電圧すなわち0VとVccに近い領域では、線形性が悪化する傾向がある。
図3は、理想的なA/D変換器の特性と、安価なA/D変換器の特性の例を示すグラフである。図中30は理想的なA/D変換器の入出力特性を示し、32は安価なA/D変換器の特性の例を示している。図示されたように、安価なA/D変換器では、Cで示すダイナミックレンジの中央付近の領域では線形性を有するが、電源電圧(0V及びVcc)に近い両端付近のA及びBの領域では線形性が悪化する。このような傾向を改善したA/D変換器も入手可能であるが、一般に高価である。
本発明は以上のような状況を鑑みてなされたものであり、熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドの温度を、簡単かつ安価な構成で正確に検出することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様による記録装置は、熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドによって記録を行う記録装置であって、
半導体のPN接合部を有し、前記記録ヘッド内部に設けられた機能素子と、
前記機能素子のP側部分の第1の電圧値及び前記機能素子のN側部分の第2の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換するアナログ・デジタル変換器と、
前記アナログ・デジタル変換器から、前記第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求める差分手段と、
前記差分データに基づいて、前記記録ヘッドの温度を求める温度決定手段と、を備えている。
半導体のPN接合部を有し、前記記録ヘッド内部に設けられた機能素子と、
前記機能素子のP側部分の第1の電圧値及び前記機能素子のN側部分の第2の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換するアナログ・デジタル変換器と、
前記アナログ・デジタル変換器から、前記第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求める差分手段と、
前記差分データに基づいて、前記記録ヘッドの温度を求める温度決定手段と、を備えている。
また、上記目的を達成する本発明の別の態様による記録ヘッドの温度検出回路は、熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドの温度を検出する温度検出回路であって、
半導体のPN接合部を有し、前記記録ヘッド内部に設けられた機能素子と、
前記機能素子のP側部分の第1の電圧値及び前記機能素子のN側部分の第2の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換するアナログ・デジタル変換器と、
前記アナログ・デジタル変換器から、前記第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求める差分手段と、
前記差分データに基づいて、前記記録ヘッドの温度を求める温度決定手段と、を備えている。
半導体のPN接合部を有し、前記記録ヘッド内部に設けられた機能素子と、
前記機能素子のP側部分の第1の電圧値及び前記機能素子のN側部分の第2の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換するアナログ・デジタル変換器と、
前記アナログ・デジタル変換器から、前記第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求める差分手段と、
前記差分データに基づいて、前記記録ヘッドの温度を求める温度決定手段と、を備えている。
すなわち、本発明によれば、熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドの温度を検出するために、半導体のPN接合部を有する機能素子を記録ヘッド内部に設け、機能素子のP側部分の第1の電圧値及び機能素子のN側部分の第2の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換し、第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求め、差分データに基づいて、記録ヘッドの温度を求める。
このようにすると、簡単且つ安価な構成で、記録ヘッド内部の温度をPN接合部における電圧降下の温度特性を利用して正確に求めることができる。
更に、P側及びN側両方の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換した後に両者の差分データを求めるので、コモンモード・ノイズの影響を受けにくくなる。
なお、P側部分と電源電圧との間に挿入された第1の抵抗素子と、N側部分と接地電圧との間に挿入された第2の抵抗素子と、を更に備え、アナログ・デジタル変換器は少なくとも2チャンネルを有するもので、P側部分と第1の抵抗器との間の第1のノードを、アナログ・デジタル変換器の第1のチャネルの入力端子に接続する手段と、N側部分と第2の抵抗器との間の第2のノードを、アナログ・デジタル変換器の第2のチャネルの入力端子に接続する手段と、を有していてもよい。
この場合、第1及び第2の電圧がアナログ・デジタル変換器のダイナミックレンジの中央付近となるように、第1及び第2の抵抗素子の抵抗値が設定されているのが望ましく、更には、第1の抵抗素子の抵抗値と第2の抵抗素子の抵抗値が、実質的に等しいのが好適である。
温度決定手段は、差分データと記録ヘッドの温度との対応を定義した、ルックアップ・テーブルを参照して、あるいは、差分データを所定の1次式に代入して温度を演算により求める構成とすることができる。
機能素子は、記録ヘッドの記録素子と同一の基板上に形成されていてもよい。
記録ヘッドが、熱エネルギーによりインクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであってもよい。
本発明によれば、簡単且つ安価な構成で、記録ヘッド内部の温度をPN接合部における電圧降下の温度特性を利用して正確に求めることができる。
更に、P側及びN側両方の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換した後に両者の差分データを求めるので、コモンモード・ノイズの影響を受けにくくなる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものであり「記録素子」に対応する。
さらに、以下に用いる「素子基体」とは、シリコン半導体で構成される単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた基体を示すものである。
さらに、「素子基体上」とは、単に素子基体の上を指し示すだけでなく、素子基体の表面、表面近傍の素子基体内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built-in)」とは、別体の各素子を単に基体上に配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子基体上に一体的に形成、製造することを示すものである。
<インクジェット記録装置の説明>
図10は本発明に係る記録ヘッドの温度検出回路を適用するのに好適なインクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。
図10は本発明に係る記録ヘッドの温度検出回路を適用するのに好適なインクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。
図10に示すように、インクジェット記録装置(以下、記録装置という)は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド203を搭載したキャリッジ202にキャリッジモータM1によって発生する駆動力を伝達機構204より伝え、キャリッジ202を矢印A方向に往復移動させるとともに、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構205を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド203から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。
また、記録ヘッド203の状態を良好に維持するためにキャリッジ202を回復装置210の位置まで移動させ、間欠的に記録ヘッド203の吐出回復処理を行う。
記録装置のキャリッジ202には記録ヘッド203を搭載するのみならず、記録ヘッド203に供給するインクを貯留するインクカートリッジ206を装着する。インクカートリッジ206はキャリッジ202に対して着脱自在になっている。
図10に示した記録装置はカラー記録が可能でり、そのためにキャリッジ202にはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクを夫々、収容した4つのインクカートリッジを搭載している。これら4つのインクカートリッジは夫々独立に着脱可能である。
さて、キャリッジ202と記録ヘッド203とは、両部材の接合面が適正に接触されて所要の電気的接続を達成維持できるようになっている。記録ヘッド203は、記録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する。特に、この実施形態の記録ヘッド203は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用し、熱エネルギーを発生するために電気熱変換体を備え、その電気熱変換体に印加される電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、その熱エネルギーをインクに与えることにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させる。この電気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出する。
図10に示されているように、キャリッジ202はキャリッジモータM1の駆動力を伝達する伝達機構204の駆動ベルト207の一部に連結されており、ガイドシャフト213に沿って矢印A方向に摺動自在に案内支持されるようになっている。従って、キャリッジ202は、キャリッジモータM1の正転及び逆転によってガイドシャフト213に沿って往復移動する。また、キャリッジ202の移動方向(矢印A方向)に沿ってキャリッジ202の絶対位置を示すためのスケール208が備えられている。この実施形態では、スケール208は透明なPETフィルムに必要なピッチで黒色のバーを印刷したものを用いており、その一方はシャーシ209に固着され、他方は板バネ(不図示)で支持されている。
また、記録装置には、記録ヘッド203の吐出口(不図示)が形成された吐出口面に対向してプラテン(不図示)が設けられており、キャリッジモータM1の駆動力によって記録ヘッド203を搭載したキャリッジ202が往復移動されると同時に、記録ヘッド203に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。
さらに、図10において、214は記録媒体Pを搬送するために搬送モータM2によって駆動される搬送ローラ、215はバネ(不図示)により記録媒体Pを搬送ローラ214に当接するピンチローラ、216はピンチローラ215を回転自在に支持するピンチローラホルダ、217は搬送ローラ214の一端に固着された搬送ローラギアである。そして、搬送ローラギア217に中間ギア(不図示)を介して伝達された搬送モータM2の回転により、搬送ローラ214が駆動される。
またさらに、220は記録ヘッド203によって画像が形成された記録媒体Pを記録装置外ヘ排出するための排出ローラであり、搬送モータM2の回転が伝達されることで駆動されるようになっている。なお、排出ローラ220は記録媒体Pをバネ(不図示)により圧接する拍車ローラ(不図示)により当接する。222は拍車ローラを回転自在に支持する拍車ホルダである。
またさらに、記録装置には、図10に示されているように、記録ヘッド203を搭載するキャリッジ202の記録動作のための往復運動の範囲外(記録領域外)の所望位置(例えば、ホームポジションに対応する位置)に、記録ヘッド203の吐出不良を回復するための回復装置210が配設されている。
回復装置210は、記録ヘッド203の吐出口面をキャッピングするキャッピング機構211と記録ヘッド203の吐出口面をクリーニングするワイピング機構212を備えており、キャッピング機構211による吐出口面のキャッピングに連動して回復装置内の吸引手段(吸引ポンプ等)により吐出口からインクを強制的に排出させ、それによって、記録ヘッド203のインク流路内の粘度の増したインクや気泡等を除去するなどの吐出回復処理を行う。
また、非記録動作時等には、記録ヘッド203の吐出口面をキャッピング機構211によるキャッピングすることによって、記録ヘッド203を保護するとともにインクの蒸発や乾燥を防止することができる。一方、ワイピング機構212はキャッピング機構211の近傍に配され、記録ヘッド203の吐出口面に付着したインク液滴を拭き取るようになっている。
これらキャッピング機構211及びワイピング機構212により、記録ヘッド203のインク吐出状態を正常に保つことが可能となっている。
<インクジェット記録装置の制御構成>
図11は、図10に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図11は、図10に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図11に示すように、コントローラ600は、MPU601、後述する制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納したROM602、キャリッジモータM1の制御、搬送モータM2の制御、及び、記録ヘッド203の制御のための制御信号を生成する特殊用途集積回路(ASIC)603、画像データの展開領域やプログラム実行のための作業用領域等を設けたRAM604、MPU601、ASIC603、RAM604を相互に接続してデータの授受を行うシステムバス605、以下に説明するセンサ群からのアナログ信号を入力してA/D変換し、デジタル信号をMPU601に供給するA/D変換器606などで構成される。
また、図11において、610は画像データの供給源となるコンピュータ(或いは、画像読取り用のリーダやデジタルカメラなど)でありホスト装置と総称される。ホスト装置610と記録装置1との間ではインタフェース(I/F)611を介して画像データ、コマンド、ステータス信号等を送受信する。
さらに、620はスイッチ群であり、電源スイッチ621、プリント開始を指令するためのプリントスイッチ622、及び記録ヘッド3のインク吐出性能を良好な状態に維持するための処理(回復処理)の起動を指示するための回復スイッチ623など、操作者による指令入力を受けるためのスイッチから構成される。630はホームポジションhを検出するためのフォトカプラなどの位置センサ631、環境温度を検出するために記録装置の適宜の箇所に設けられた温度センサ632等から構成される装置状態を検出するためのセンサ群である。
さらに、640はキャリッジ2を矢印A方向に往復走査させるためのキャリッジモータM1を駆動させるキャリッジモータドライバ、642は記録媒体Pを搬送するための搬送モータM2を駆動させる搬送モータドライバである。
ASIC603は、記録ヘッド203による記録走査の際に、RAM602の記憶領域に直接アクセスしながら記録ヘッドに対して記録素子(吐出ヒータ)の駆動データ(DATA)を転送する。
<温度検出回路>
図4は、上記のようなインクジェット記録装置の記録ヘッドの温度を検出するのに好適な、本発明に係る温度検出回路の一実施形態の主要部分を示す図である。なお、記録ヘッドの構成及び温度検出回路が形成されるヒーターボード(素子基体)やダイオードセンサの構成は、上記で図7から図9に関して説明したものと同様である。
図4は、上記のようなインクジェット記録装置の記録ヘッドの温度を検出するのに好適な、本発明に係る温度検出回路の一実施形態の主要部分を示す図である。なお、記録ヘッドの構成及び温度検出回路が形成されるヒーターボード(素子基体)やダイオードセンサの構成は、上記で図7から図9に関して説明したものと同様である。
本実施形態では、ダイオードセンサ40のアノード側及びカソード側に、それぞれ抵抗42及び抵抗44が接続されている。従って、ダイオードセンサに流れる電流IFは、
IF=(Vcc−VF)/(R42+R44)
により決定される。
IF=(Vcc−VF)/(R42+R44)
により決定される。
ここで、VFはダイオードセンサ40の順方向電圧降下、R42は抵抗42の抵抗値、R44は抵抗44の抵抗値である。例えばVccが2.5Vであり、IFを200μAに設定した場合、25℃の環境下でVFの値が個々で約0.62〜0.65V程度ばらつくと仮定すると、R42及びR44は、
R42+R44=(2.5−(0.62〜0.65))/200μA
=9.25〜9.4[KΩ]
となり、従って、R42=R44であると想定すると、R42=R44=4.625〜4.7[KΩ]に設定すればよいことになる。
R42+R44=(2.5−(0.62〜0.65))/200μA
=9.25〜9.4[KΩ]
となり、従って、R42=R44であると想定すると、R42=R44=4.625〜4.7[KΩ]に設定すればよいことになる。
ここで重要な点は、ダイオードセンサのVFの特性は、所定温度、例えば室温25℃において、固体毎にある程度のばらつきを有するものの、温度変化率すなわち1℃あたりのVFの変化率は、電流の値が一定であれば一定となることである。例えば、IF=200μAであれば、VFの温度変化率は−2.1mV/℃などとなる。これに関する詳細については、上記特許文献などにおいて詳細に述べられているので、ここでは説明を省略する。
以上から、ダイオードセンサ40のアノードの電圧値とカソードの電圧値との間の電圧差を検出し、その変化分をモニタすれば、このダイオードセンサの周囲の温度を正確に知ることができる。このため、本実施形態では、ダイオードセンサ40のアノードとカソードとの間の電圧差を検出するように回路を構成している。具体的には、図4に示すように、ダイオードセンサ40のアノード側の電圧値(電位)VI1と、ダイオードセンサ40のカソード側の電圧値(電位)VI2の両方を、A/D変換器の2つのチャネルにそれぞれ入力し、2つのA/D変換値の差分を計算して、温度を算出するように構成している。
なお、ここではA/D変換器が2つのチャネルを有し、アノード側の電圧VI1とカソード側の電圧VI2とがそれぞれのチャネルに入力される構成としたが、A/D変換器のチャネル(入力)が1つである場合には、A/D変換器への入力を切り替えるスイッチを別途設ける構成としても良い。いずれにしても、2つの入力VI1及びVI2を同じA/D変換器でデジタルデータに変換する構成が望ましい。
次に、上述の説明において、R42=R44と想定した理由について説明する。上記で図3に関して説明したように、安価なA/D変換器の変換特性、すなわちアナログ入力電圧に対するデジタル変換値の関係は、ダイナミックレンジの中央付近では線形性が保たれるものの、電源電圧に近い領域、すなわちVcc及び0V付近では、線形性が悪化する傾向がある。本実施形態ではこれを回避すべく、A/D変換器の線形性の良好なダイナミックレンジの中央付近の領域を使用するようにして、安価な構成でダイオードセンサの電圧降下VFの検出精度を向上させるようにしている。この場合、R42とR44の2つの抵抗値を実質的に同じ値とした方が、2つの入力電圧をダイナミックレンジの中央付近に設定するのが容易となる。
図5は、図4の回路から出力される信号を示すグラフである。図5において、直線52はA/D変換器のチャネル1(CH1)への入力電圧VI1を示し、直線54はアナログ・デジタル変換器のチャネル2(CH2)への入力電圧VI2を示す。図示されたように、これら2つの入力電圧は、A/D変換器のダイナミックレンジ56の中央付近に来るように設計されている。
図6は、図5に示した検出された差分電圧(変化量)ΔVFを、最終的に温度値[℃]に変換するためのルックアップテーブルの例を示す図である。このようなルックアップテーブルは、当業者には周知のように、ハードウェア又はソフトウェアにより、容易に実現することができる。
あるいは、図6のルックアップテーブルを使用する代わりに、差分電圧ΔVFを変数とする1次式から温度値[℃]を求めるべく、ソフトウェアにより演算を行うように構成してもよい。
更に、図4に示す回路は、結果的にコモンモード・ノイズの影響を受けにくいという利点も有している。図4を再度参照して説明すると、ダイオードセンサ40のアノード側及びカソード側の信号線45及び46は、通常隣接して記録ヘッドからA/D変換器の入力端子まで導かれる。従って、両方の信号線45及び46には、同様な波形のコモンモードの信号ノイズ47及び48が誘起される傾向がある。この時、A/D変換器のチャネル1及びチャネル2には、それぞれ信号ノイズ47及び48が重畳された電圧VI1及びVI2がそれぞれ入力される。しかしながら、本実施形態の構成によれば、同様な波形のコモンモード成分が重畳された2つの入力電圧VI1とVI2の差分電圧からダイオードセンサの電圧降下VFを求めるので、結果的にコモンモード・ノイズ成分が相殺されることになる。
以上から、当業者であれば、図4に示す回路がコモンモード・ノイズの影響を受けにくいことが理解されよう。
<他の実施形態>
以上の説明では温度センサとしてダイオードを用いるものを例に挙げて説明したが、温度センサとしては、PN接合部を有するものであればダイオードに限定されず、トランジスタ等を用いても良い。また、上述のようにヒータボード上で吐出用ヒータと同時に形成されるものとする他、別に形成されるものであっても良い。あるいは、必ずしもヒータボード上に形成されていなくてもよく、記録ヘッドの適宜の部位に適宜の個数を配設することができる。
以上の説明では温度センサとしてダイオードを用いるものを例に挙げて説明したが、温度センサとしては、PN接合部を有するものであればダイオードに限定されず、トランジスタ等を用いても良い。また、上述のようにヒータボード上で吐出用ヒータと同時に形成されるものとする他、別に形成されるものであっても良い。あるいは、必ずしもヒータボード上に形成されていなくてもよく、記録ヘッドの適宜の部位に適宜の個数を配設することができる。
更に、上記の説明では、本発明を電気熱変換体(吐出用ヒータ)によってインクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドの温度検出に適用する場合を例に挙げて説明したが、例えばサーマル記録ヘッドのように熱エネルギーを利用して記録を行うものであれば、他の方式の記録ヘッドや記録装置にも本発明は適用できる。
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
10、11、12、15、16、42、44 抵抗器
14、40 ダイオードセンサ
13、17 演算増幅器
47、48 コモンモード・ノイズ
14、40 ダイオードセンサ
13、17 演算増幅器
47、48 コモンモード・ノイズ
Claims (9)
- 熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドによって記録を行う記録装置であって、
半導体のPN接合部を有し、前記記録ヘッド内部に設けられた機能素子と、
前記機能素子のP側部分の第1の電圧値及び前記機能素子のN側部分の第2の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換するアナログ・デジタル変換器と、
前記アナログ・デジタル変換器から、前記第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求める差分手段と、
前記差分データに基づいて、前記記録ヘッドの温度を求める温度決定手段と、を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記P側部分と電源電圧との間に挿入された第1の抵抗素子と、
前記N側部分と接地電圧との間に挿入された第2の抵抗素子と、を更に備え、
前記アナログ・デジタル変換器は少なくとも2チャンネルを有するもので、
前記P側部分と前記第1の抵抗器との間の第1のノードを、前記アナログ・デジタル変換器の第1のチャネルの入力端子に接続する手段と、
前記N側部分と前記第2の抵抗器との間の第2のノードを、前記アナログ・デジタル変換器の第2のチャネルの入力端子に接続する手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記第1及び第2の電圧値が前記アナログ・デジタル変換器のダイナミックレンジの中央付近となるように、前記第1及び第2の抵抗素子の抵抗値が設定されていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記第1の抵抗素子の抵抗値と前記第2の抵抗素子の抵抗値が、実質的に等しいことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記温度決定手段が、前記差分データと前記記録ヘッドの温度との対応を定義した、ルックアップ・テーブルを参照して前記記録ヘッドの温度を求めることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記温度決定手段が、前記差分データを所定の1次式に代入して前記温度を演算により求めることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記機能素子が、前記記録ヘッドの記録素子と同一の基板上に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドが、熱エネルギーによりインクを吐出して記録を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
- 熱エネルギーを利用して記録を行う記録ヘッドの温度を検出する温度検出回路であって、
半導体のPN接合部を有し、前記記録ヘッド内部に設けられた機能素子と、
前記機能素子のP側部分の第1の電圧値及び前記機能素子のN側部分の第2の電圧値をそれぞれデジタルデータに変換するアナログ・デジタル変換器と、
前記アナログ・デジタル変換器から、前記第1及び第2の電圧値に対応して出力されたデジタルデータの差分データを求める差分手段と、
前記差分データに基づいて、前記記録ヘッドの温度を求める温度決定手段と、を備えることを特徴とする記録ヘッドの温度検出回路。
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