JP2005145680A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像記録中のカット記録紙への衝撃を小さく抑えながら、記録速度と後処理速度をそれぞれ独立に設定することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】 カット記録紙22の撓みを規制するガイド位置と、カット記録紙の撓みを許容する解除位置との間で切り替え可能とされた可動ガイドを、第2露光搬送ローラ対27とガイド搬送ローラ対29との間に配置する。ガイド搬送ローラ対29を、カット記録紙22を挟持する挟持状態とカット記録紙22の挟持を解除する解除状態との間で切り替え可能とする。画像記録中にカット記録紙22の先端がガイド搬送ローラ対29に達した場合に、ガイド搬送ローラ対29を解除状態から挟持状態へと移行し、ガイド搬送ローラ対29によるカット記録紙22の搬送速度を減速し、次いで記録後搬送ローラ対29の回転を加速して、カット記録紙22の搬送を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、記録サイズに合わせて一定長に切断されたカット記録紙に画像を記録する記録部と、画像記録済みのカット記録紙を後処理工程へ搬送するための記録後搬送部とを有する画像記録装置に関する。
特許2001−83609号公報
写真フイルムに記録された画像を光電的に読み取ることで得られるデジタルの画像データや、メモリカード等の記録媒体に記録された画像データに基づいて強度変調された記録光で感光性記録紙に画像を露光し、現像・乾燥処理を行ってプリント写真を生成するプリンタプロセサが広く普及している。このプリンタプロセサでは、カラーバランス補正やシャープネス補正等の画像処理を行うことで、画質を向上することができるという利点がある。
デジタル露光式のプリンタプロセサでは、露光搬送部の搬送ローラ対によってカット記録紙を精密送りしながら、画像を1ラインずつ露光記録する。露光記録後、カット記録紙は露光搬送部から露光後搬送部へと受け渡され、露光後搬送部を構成する搬送ローラ対によってプロセサに送られ、後処理としての現像・定着処理が行われる。ここで、搬送すべきカット記録紙が長い場合、露光記録中にカット記録紙の先端が露光後搬送部に入り込む場合がある。このとき、露光後搬送部の搬送ローラがカット記録紙が挟持する際の衝撃を受けて、露光中のカット記録紙の搬送速度が変動し、露光ムラが発生しやすくなる。
そこで、上記特許文献1に記載された画像記録装置では、露光後搬送部を構成する複数の搬送ローラ対のうち、下流側の搬送ローラ対によってのみカット記録紙を挟持搬送するとともに、露光後搬送部に設けられた搬送ガイドを開放してカット記録紙に撓みを許容している。これにより、必要最小限の搬送ローラ対にてカット記録紙を挟持搬送するので、カット記録紙が受ける衝撃を低減することができる。
上記特許文献1による画像記録装置では、撓みを形成するために、露光後搬送部によるカット記録紙の搬送速度は、露光搬送部による搬送速度(すなわち露光速度)よりも小さくされている。後処理としての現像・定着処理が行われるプロセサでのカット記録紙の搬送速度は、露光後搬送部による搬送速度に律速されるため、プロセサ内での搬送速度を、露光速度よりも小さくなるように設計する必要がある。特に、複数列に並べられたカット記録紙に対して同時に画像記録を行う場合では、単列処理の場合と比較して露光速度を小さくすることができるが、プロセサ内での搬送速度も小さく設計する必要がある。このように、カット記録紙への衝撃を抑えるために撓みを生じさせると、後処理工程を行うプロセサでの搬送速度(後処理速度)が制限されるため、設計に要するコストが増えてしまうという弊害があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、画像記録中のカット記録紙への衝撃を小さく抑えながら、記録速度と後処理速度を自由に設計することが可能な画像記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、プリントサイズに合わせて切断されたカット記録紙に対して画像記録を行う記録部と、記録部によって画像記録される前記カット記録材料を搬送路に沿って搬送する記録搬送部と、記録搬送部の下流側に配置され、記録搬送部から送られたカット記録材料を後処理工程部へ搬送する記録後搬送ローラ対とを有する画像記録装置において、
カット記録材料の撓みを規制する第1状態と、カット記録材料の撓みを許容する第2状態との間で切り替え可能とされた規制手段を記録搬送部と記録後搬送ローラ対との間に配置し、カット記録材料を挟持する挟持状態とカット記録材料の挟持を解除する解除状態との間で、記録後搬送ローラ対を切り替え可能とし、
画像記録中にカット記録材料の先端が記録後搬送ローラ対に達した場合に、規制手段を第2状態に切り替え、記録後搬送ローラ対を解除状態から挟持状態へ移行させた後、記録後搬送ローラ対によるカット記録材料の搬送速度を第1速度から減速し、次いで記録後搬送ローラ対の回転を加速して第2速度にてカット記録材料の搬送を行うことを特徴とする。
記録後搬送ローラ対の回転を加速する前に、記録後搬送ローラ対を一時停止することが好ましい。また、記録搬送部による搬送速度を第1速度として定めることが好ましい。第2速度としては、記録搬送部による搬送速度とほぼ同一、もしくは搬送速度以上とすることが好ましく、あるいは、後処理工程部におけるカット記録紙の搬送速度と同一としても良い。
露光搬送部は、トラクションドライブユニットを介してモータ接続されていることが好ましい。さらに、規制手段としてカット記録紙の搬送ガイドを設け、第1状態においてカット記録材料の搬送をガイドするとともに、第2状態においてカット記録材料を解放するようにすることが好ましい。
本発明によれば、画像記録中にカット記録材料の先端が記録後搬送ローラ対に達した場合に、規制手段を第2状態に切り替えてカット記録材料の撓みを許容し、記録後搬送ローラ対の回転速度によるカット記録材料の搬送速度を第1速度から減速し、次いで記録後搬送ローラ対の回転を加速して第2速度にてカット記録材料の搬送を行うようにしたので、画像記録中のカット記録材料への衝撃を小さく抑えながら、画像記録時の搬送速度と後処理工程時の搬送速度を自由に設計することができる。また、トラクションドライブユニットを介して露光搬送部をモータ接続したから、カット記録材料に撓みが生じた際の負荷変動によって、カット記録材料の搬送速度に変動が生じるのを防止することができる。
図1に本発明を実施したプリンタプロセサの構成を概略的に示す。プリンタプロセサ10は、プリンタ部11とプロセサ部12とからなる。プリンタ部11は、記録紙マガジン13,カッタ装置15,裏印字装置16,振り分け装置17,露光ユニット18,可動ガイド19等を備えている。
記録紙マガジン13は、図中上下に並べて配置され、その各々が感光性を有する記録紙20aをロール状に巻き取った記録紙ロール20を収納する。図示しないモータの駆動により記録紙マガジン13内の給紙ローラ対21が回転すると、記録紙ロール20から記録紙20aが記録紙マガジン13の外部に引き出される。記録紙20aは、カッタ装置15において、プリントサイズに応じて定められた長さで切断され、カット記録紙22を形成する。
図2に示すように、カッタ装置15によって一定長に切断されたカット記録紙22は、裏印字装置16においてコマ番号や補正データ等の必要情報が裏面に印字される。そして、振り分け装置17においてカット記録紙22を幅方向にシフトすることで、カット記録紙22が複数列に並べられる。なお、図2の例ではカット記録紙22を2列に並べているが、3列以上で並べても良い。また、カット記録紙22の幅が大きい場合は振り分けを行わずに単列搬送しても良い。振り分け装置17の構成は特に限定はなく、各種の手段が適用可能である。例えば、回転軸方向に移動可能なニップローラを用いる手段(特開平9−329885号公報参照)、幅方向に回転するDローラを用いる手段(特開平10−268437号公報参照)、またはベルトコンベヤに載置されたカット記録紙を吸盤で持ち上げる手段(特開平11−38588号公報参照)を用いることができる。
振り分け装置17と露光ユニット18との間にはレジストローラ対25が備えられており、カット記録紙22のスキューを補正する。スキュー補正手段には特に限定はなく、例えば、挟持状態のレジストローラ対25にカット記録紙22の先端を当接し、カット記録紙22に撓みを形成してスキューを補正する、いわゆるトップレジストによる方法や、カット記録紙22の面内でレジストローラ対25を回転させてスキューを補正する、いわゆるサイドレジストによる方法を適用することができる。
図1において、露光ユニット18には周知のレーザープリンタが内蔵されており、メモリカードなどの記憶媒体に記録された画像データ、または画像読取装置としてのフイルムスキャナで得られた画像データに基づいて、カット記録紙22の幅方向(主走査方向)に記録光を照射して、カット記録紙22に画像を潜像記録する。露光搬送部を構成する第1,第2露光搬送ローラ対26,27は、それぞれ、カット記録紙22を挟持して下流側(副走査方向)に搬送する挟持状態と、カット記録紙22の挟持を解除する解除状態との間で切り替え可能とされている。第1,第2露光搬送ローラ対26,27は、それぞれ、カット記録紙22の先端が通過した後で挟持状態に移行され、カット記録紙22の後端が通過する前に解除状態に切り替えられる。これにより、露光記録中におけるカット記録紙22の搬送速度の変動を防止する。
画像記録がなされたカット記録紙22は、中間搬送ローラ対28,ガイド搬送ローラ対29によって挟持搬送されながら、可動ガイド19に沿って搬送方向を略90度変更し、プロセサ部12へ向けて送り出される。詳しくは後述するが、カット記録紙22の搬送方向の長さが所定長(例えば160mm)より長い場合は、可動ガイド19が図中時計方向に回動してカット記録紙22の撓みを許容する。
可動ガイド19を通過したカット記録紙22は、ガイド搬送ローラ対29に挟持搬送されてプロセサ部12へと送られる。プロセサ部12は、現像装置30,乾燥装置31,シート排出装置32から構成される。現像装置31には、カット記録紙22の搬送方向上流側(図中左側)から順に、現像槽33、漂白定着槽34と、第1水洗槽35、第2水洗槽36、第3水洗槽37、及び第4水洗槽38からなる水洗槽39とが設けられている。現像槽33には、現像液が、漂白定着槽34には漂白定着液が、また、第1水洗槽35〜第4水洗槽38には洗浄水が所定量貯蔵されている。現像槽33、漂白定着槽34、及び第1水洗槽35〜第4水洗槽38にそれぞれ設けられた搬送ラックの駆動力を受けて、カット記録紙22が各処理槽33〜38内を搬送することで、現像・定着・洗浄の各処理が行われる。
乾燥装置31は各処理槽33〜38の上方に配置されており、搬送ベルトと送風ダクトとから構成されている。送風ダクトは搬送ベルトに向けてヒータで熱せられた乾燥風を吹き出して、カット記録紙22を搬送ベルト側に押し付ける。この状態で送風ダクト上を通過することで、カット記録紙22に付着した洗浄水が除去される。乾燥装置31を通過したカット記録紙22は、シート排出装置32に向けて送られる。シート排出装置32では、プリントサイズ又はプリントジョブに応じて複数のカット記録紙22を振り分け、プロセサ部12に設けられたトレイ(図示せず)に排出する。
露光ユニット18からプロセサ部12へと至る、カット記録紙22の搬送機構の一例を図3に示す。第1,第2露光搬送ローラ対26,27は、それぞれ、モータ駆動される駆動ローラ26a,27aと、図中上下方向に移動可能なニップローラ26b,27bとからなる。ニップローラ26b、27bは、それぞれ、図中一点鎖線で示すカット記録紙22の搬送路50に入り込んでカット記録紙22を挟持搬送する挟持位置と、搬送路50から退避する退避位置との間で切り替え可能とされており、カット記録紙22の先端が通過した後で挟持位置に移行され、カット記録紙22の後端が通過する前に退避位置に切り替えられる。ニップローラ26b,27bの移動手段としては特に限定はなく、カムとリンク機構を組み合わせた移動手段や、ソレノイドを用いた移動手段など、装置の仕様に応じて適宜定めることができる。
第2露光搬送ローラ対27の駆動ローラ27aは、トラクションドライブユニット51(図4参照)を介して露光搬送モータ52に接続されている。モータドライバ53からの駆動パルスを受けて露光搬送モータ52が駆動すると、駆動ローラ27aが回転し、挟持位置にあるニップローラ27bとの間でカット記録紙22を挟持搬送する。また、図4に示すように、駆動ローラ26a,27aの回転軸26c、27cは、タイミングベルト54を介して互いに接続されており、露光搬送モータ52の駆動により駆動ローラ26a,27aが同一の速度で回転する。
図4に示すように、トラクションドライブユニット51は、露光搬送モータ52の出力軸52aに接続される太陽軸55,油膜(トラクションオイル)を介して太陽軸55と接続される複数の遊星ローラ56と、太陽軸55及び遊星ローラ56を保持する固定環57とを備えている。露光搬送モータ52が駆動して太陽軸55が回転すると、油膜を介して遊星ローラ56に駆動力が伝達され、遊星ローラ56は固定環57の内周面に沿って回動する。そして、遊星ローラ56の回転軸に接続された出力軸58を介して、露光搬送モータ52の駆動力が駆動ローラ27aに伝達される。このトラクションドライブユニット51を用いた減速機構は、タイミングベルトを用いた減速機構と比較して剛性が高いため、負荷変動に強いという特徴がある。なお、複数段のトラクションドライブユニット51を直列に接続して、減速比を高くしても良い。
図3において、中間搬送ローラ対28,及びガイド搬送ローラ対29は、それぞれ、モータ駆動される駆動ローラ28a,29aと、カット記録紙22を挟持搬送する挟持位置と、カット記録紙22の搬送路50から退避する退避位置との間で移動可能なニップローラ28b,29bとから構成される。駆動ローラ28a,29aはタイミングベルト60を介して、下流側に配された搬送ローラ対61と接続されている。このため、搬送ローラ対61に接続されたガイド搬送モータ62が駆動すると、駆動ローラ28a,29aは互いに同一の速度で回転する。駆動ローラ28a,29aによるカット記録紙22の搬送速度は、ガイド搬送モータ62への通電量、あるいは駆動パルスレートを変化することで容易に変更可能である。
各々のニップローラ28b,29bは、回動軸65a,66aを中心として回動自在に配されたリンク機構65,66の一端に取り付けられる。リンク機構65,66の他端に設けられたローラ65b,66bは、偏心カム67の近傍に配置されている。なお、リンク機構65,66またはニップローラ28b,29bはバネ付勢を受けており、装置の初期状態においてニップローラ28b、29bはそれぞれ挟持位置に保持されている。
ニップ制御モータ68からの駆動力を受けて偏心カム67が回動すると、リンク機構65,66のローラ65b,66bが偏心カム67の外周面によって順次押圧される。このため、リンク機構65,66がそれぞれ回動し、ニップローラ28b,29bが挟持位置から退避位置へ向けて移動する。偏心カム67が更に回動すると、偏心カム67の外周面がリンク機構65,66のローラ65b,66bから離れるため、ニップローラ28b,29bはバネ付勢により退避位置から挟持位置に戻される。このように、偏心カム67の回動位置に応じて、ニップローラ28b,29bの位置を制御することができる。
可動ガイド19は、中間搬送ローラ対28とガイド搬送ローラ対29との間に配置されており、固定の内側湾曲ガイド69との間でカット記録紙22の搬送をガイドするための外側湾曲ガイドを構成する。第2露光搬送ローラ対27から送られるカット記録紙22は、内側湾曲ガイド69と可動ガイド19との間に形成された搬送路50に沿って搬送する間に進行方向が略90度転換され、プロセサ部12に向けて更に送り出される。
可動ガイド19は、ガイド搬送ローラ対29側に設けられた回転軸19aを中心として回動自在とされている。図示しないギヤ列を介して回転軸19aに接続されたガイド解除モータ70が駆動すると、可動ガイド19は、カット記録紙22の搬送をガイドするガイド位置(図7(A)参照)から図中時計方向に回動し、カット記録紙22のガイドを解除する解除位置(図7(B)参照)に移動する。この解除位置では、内側湾曲ガイド69を通過するカット記録紙22は、外側に撓みを形成することが可能となる。可動ガイド19の移動は、長いカット記録紙22を搬送する場合、すなわち、可動ガイド19とガイド搬送ローラ対29との間に配置された外側固定ガイド71を、露光記録中のカット記録紙22の先端が通過した場合にのみ行われる。一方、カット記録紙22が短い場合には、可動ガイド19の移動は実行されない。
上述した露光搬送モータ51,ガイド搬送モータ62,ニップ制御モータ68,ガイド解除モータ71は、それぞれモータドライバ52を介してコントローラ72によって動作制御されており、カット記録紙22の長さや搬送位置に応じて対応するモータを駆動することにより、カット記録紙22の挟持搬送、可動ガイド19の移動が行われる。
ニップローラ28b,29bの移動手段としては上記の構成に限定されることはなく、それぞれ単独に移動可能としても良いし、ソレノイドを用いて移動可能としても良い。また、可動ガイド19とニップローラ28bとを連結して、ニップローラ28bと可動ガイド19を連動させても良い。
上記構成によるプリンタプロセサの動作について、図面を参照しながら説明する。オペレータによって画像記録が指示されると、記録紙マガジン13から帯状の記録紙20aを引き出し、カッタ装置15を駆動してプリントサイズに合った長さのカット記録紙22に切断する。カット記録紙22は、裏印字装置16において所定のプリント情報が記録された後、振り分け装置17において2列に振り分けられる。2列に振り分けられたカット記録紙22は、レジストローラ対25にてスキューが補正され、露光ユニット18へ向けて送り出される。
露光ユニット18は、第1,第2露光搬送ローラ対26,27の間で挟持搬送されるカット記録紙22に対して記録光を照射することで、画像を潜像記録する。画像記録がなされたカット記録紙22は、可動ガイド19にガイドされながらガイド搬送ローラ対29によって下流側に搬送され、プロセサ部12へ送られる。そして、プロセサ部12において露光済みのカット記録紙22に対して現像、定着、乾燥の各処理を行って、プリント写真を出力する。
カット記録紙22が短く、画像露光中にカット記録紙22の先端が外側固定ガイド71を通過しない場合には、カット記録紙22は以下に示す手順で搬送される。図5に示すように、カット記録紙22は、第1,第2露光搬送ローラ対26,27によって挟持搬送されながら1ラインずつ画像が露光記録される。そして、カット記録紙22の後端が第1露光搬送ローラ対26を通過する前に、ニップローラ26bが退避位置へと移動して、カット記録紙22がニップローラ26bを通過する際の衝撃を低減する(図5(A))。カット記録紙22の先端が中間搬送ローラ対28を通過した後、中間搬送ローラ対28及びガイド搬送ローラ対29のニップローラ28b,29bが退避位置から挟持位置へと移動する。そして、カット記録紙22の後端が露光記録されると、第2露光搬送ローラ対27のニップローラ27bが解除位置に移動する(図5(B))。これにより、カット記録紙22は第1,第2ガイドローラ対28,29に受け渡され(図5(C))、プロセサ部12に向けて搬送される。
一方、カット記録紙22の副走査方向の長さが、例えばキングサイズ長(152mm)よりも長く(例えば160mm以上)、画像露光中にカット記録紙22の先端が外側固定ガイド71を通過する場合には、カット記録紙22は図6に示すフローチャートに従って搬送される。まず、コントローラ72は、露光搬送モータ51とガイド搬送モータ62とを制御して、第1,第2露光搬送ローラ対26,27の駆動ローラ26a,27aと、中間搬送ローラ対28,ガイド搬送ローラ対29の駆動ローラ28a,29aとを、同一の速度S1にて回転させる(S10,S12)。また、コントローラ72は、ニップ制御モータ68を駆動して、中間搬送ローラ対28,ガイド搬送ローラ対29のニップローラ28b,29bをともに解除位置に移動する。
コントローラ72は、第1,第2露光搬送ローラ対26,27によってカット記録紙22を挟持搬送しながら、露光ユニット21を駆動して画像記録を開始する(S14)。画像記録中は、カット記録紙22を副走査方向に搬送しながら(S16)、露光ユニット21からの記録光が副走査方向に照射される(図7(A))。画像記録中は、カット記録紙22の先端が中間搬送ローラ対28に挟持されないので、カット記録紙22の搬送速度が変動するおそれがない。そして、カット記録紙22の先端が外側固定ガイド71を通過したことが、図示しない先端センサによって検出されると(S18)、コントローラ72は、ガイド解除モータ70を駆動して、図7(B)に示すように可動ガイド19を解除位置へと移動する(S20)。
可動ガイド19が開放位置へと移動する間、あるいは開放位置への移動完了後に、カット記録紙22の先端がガイド搬送ローラ対29の間を通過する。このとき、コントローラ72は、ニップローラ29bを挟持位置へと移動して(S22)、ガイド搬送ローラ対29でカット記録紙22を挟持する(図7(C))。カット記録紙22の先端がガイド搬送ローラ対29に突き当たることがないため、カット記録紙22に与える衝撃を低減することができる。また、カット記録紙22の後端が第1露光搬送ローラ対26を通過する前に、ニップローラ26bを退避位置へと移動させて、カット記録紙22が第1露光搬送ローラ対26bを通過する際の衝撃を低減させる。
ガイド搬送ローラ対29のニップローラ29bが挟持位置に達すると同時に、コントローラ72は、ガイド搬送モータ62を制御して、ガイド搬送ローラ対29の駆動ローラ29aの回転速度を徐々に減速させ(S24)、回転を停止させる(S26)。搬送速度の遅い、あるいは搬送を一時停止しているガイド搬送ローラ対29がカット記録紙22の先端部を挟持しているため、第2露光搬送ローラ対27で挟持搬送されるカット記録紙22は、解除位置にある可動ガイド19の下方で撓みを形成する(図8(A))。これにより、露光搬送中のカット記録紙22の速度変動が抑えられ、露光ムラの発生を抑制することができる。
なお、カット記録紙22に撓みが生じる際、カット記録紙22のコシに起因する負荷変動が発生するが、駆動伝達手段として用いられるトラクションドライブユニット51は従来のベルト式の搬送手段と比べて剛性が高く、負荷変動による回転速度変動が生じにくくなっている。このため、カット記録紙22に撓みが生じていても、カット記録紙22の後端部を一定の速度で搬送することができ、露光ムラが発生しにくくなる。
そして、カット記録紙22の後端が露光記録される、すなわち画像記録が完了すると(S28)、コントローラ72は、ガイド搬送モータ62を駆動制御して、ガイド搬送ローラ対29の駆動ローラ29aを、第2露光搬送ローラ対27の速度S1とほぼ同一の速度にて回転させる(S30)。また、第2露光搬送ローラ対27のニップローラ27bを解除位置に移動する(図8(B))。さらに、コントローラ72は、ガイド解除モータ70を駆動して、可動ガイド19をガイド位置へと移動する(図8(C))。これにより、カット記録紙22は第2露光搬送ローラ対27から中間搬送ローラ対28及びガイド搬送ローラ対29に受け渡され、プロセサ部12へ向けて搬送される。
また、ガイド搬送ローラ対29を一時停止させてカット記録紙22に撓みを形成した後で、ガイド搬送ローラ対29の駆動ローラ29aを第2露光搬送ローラ対27とほぼ同一の速度にて回転させている。このため、後工程処理としてのプロセサ部12でのカット記録紙22の搬送速度を、露光記録時の速度(露光速度)とすることができ、プロセサ部12での処理速度を上げることができる。また、ガイド搬送ローラ対29による搬送速度を露光速度よりも速くしても良く、この場合はプロセサ部12でのカット記録紙22の搬送速度を露光速度よりも早くすることができるため、プロセサ部12とプリンタ部11の搬送速度を自由に設計することが可能となる。なお、ガイド搬送ローラ対29による搬送速度を、プロセサ部12による搬送速度と同一にしても良い。
上記実施形態では、ガイド搬送ローラ対29の駆動ローラ29aを減速後、一時停止しているが、減速中にカット記録紙22に撓みが形成され、カット記録紙22の後端の露光記録が完了していれば、駆動ローラ29aの回転を停止しなくても良い。
また、上記実施形態では、可動ガイド19を開放位置に移動させるための、カット記録紙22のしきい長を、キングサイズ長を考慮して160mmとしているが、このしきい長は上記の値に限定されることはなく、例えばパノラマサイズ長(254mm)に若干のマージンを加えた260mm程度としても良い。このしきい長は、露光ユニット18からガイド搬送ローラ対29へ至る搬送路50の長さを考慮して、適宜定めることができる。
上記実施形態では、第2露光搬送ローラ対27への駆動伝達手段としてトラクションドライブユニット51を用いたが、図9に示すように、露光搬送モータ51の出力軸51aと、伝達モータ80との間に架けられたタイミングベルト81を利用して、露光搬送モータ51からの駆動力を駆動ローラ27aに伝達しても良い。
上記実施形態では、カット記録紙22の記録面を外側の可動ガイド19側としているが、カット記録紙22の記録面を内側湾曲ガイド69側に向けても良い。この場合は、露光ユニット18が内側湾曲ガイド69側に配置される。
上記実施形態では、感光性の記録紙に画像を露光記録し、現像・定着処理を行うことでプリント写真を形成するプリンタプロセサを例にして説明しているが、本発明は、画像記録工程とそれに続く後処理工程を有する画像形成装置であれば何れにも適用可能であり、例えば、感熱プリンタ、熱転写プリンタ、レーザープリンタ、インクジェットプリンタにも適用することができる。更に、上記実施形態では、記録紙を例にして説明しているが、画像や文字を記録することが可能であれば、いかなる種類のシート状記録材料を適用することができる。
プリンタプロセサの構成を概略的に示す説明図である。 プリンタ部の構成を部分的に示す斜視図である。 カット記録紙の搬送機構を概略的に示す側面図である。 トラクションドライブユニットを用いた駆動伝達機構を示す斜視図である。 短いカット記録紙を搬送する場合における、搬送機構の動作を示す説明図である。 長いカット記録紙を搬送する場合における、搬送機構の動作手順を示すフローチャートである。 長いカット記録紙を搬送する場合における、搬送機構の動作を示す説明図である。 長いカット記録紙を搬送する場合における、搬送機構の動作を示す説明図である。 タイミングベルトを用いた駆動伝達機構を示す斜視図である。
符号の説明
10 プリンタプロセサ
11 プリンタ部
12 プロセサ部
18 露光ユニット
19 可動ガイド
20 記録紙ロール
22 カット記録紙
26,27 露光搬送ローラ対
28 中間搬送ローラ対
29 ガイド搬送ローラ対
51 トラクションドライブユニット
52 露光搬送モータ
53 モータドライバ
62 ガイド搬送モータ

Claims (7)

  1. プリントサイズに合わせて切断されたカット記録材料に対して画像記録を行う記録部と、前記記録部によって画像記録される前記カット記録材料を搬送路に沿って搬送する記録搬送部と、前記記録搬送部の下流側に配置され、前記記録搬送部から送られた前記カット記録材料を後処理工程部へ搬送する記録後搬送ローラ対とを有する画像記録装置において、
    前記記録搬送部と前記記録後搬送ローラ対との間に配置され、前記カット記録材料の撓みを規制する第1状態と、前記カット記録材料の撓みを許容する第2状態との間で切り替え可能とされた規制手段を備え、
    前記記録後搬送ローラ対は、前記カット記録材料を挟持する挟持状態と前記カット記録材料の挟持を解除する解除状態との間で切り替え可能とされ、
    画像記録中に前記カット記録材料の先端が前記記録後搬送ローラ対に達した場合に、前記規制手段を前記第2状態に切り替え、前記記録後搬送ローラ対を前記解除状態から前記挟持状態へ移行させた後、前記記録後搬送ローラ対の回転速度による前記カット記録材料の搬送速度を第1速度から減速し、次いで前記記録後搬送ローラ対の回転を加速して第2速度にて前記カット記録材料の搬送を行うことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記記録後搬送ローラ対の回転を加速する前に、前記記録後搬送ローラ対を一時停止することを特徴とする、請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記第1速度は、前記記録搬送部による搬送速度と同一であることを特徴とする、請求項1又は2記載の画像記録装置。
  4. 前記第2速度は、前記記録搬送部による搬送速度とほぼ同一、若しくは搬送層度以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 前記第2速度は、前記後処理工程部における前記カット記録材料の搬送速度と同一であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記露光搬送部は、トラクションドライブユニットを介してモータ接続されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  7. 前記規制手段は前記カット記録材料の搬送ガイドであり、この搬送ガイドは前記第1状態において前記カット記録材料の搬送をガイドするとともに、前記第2状態において前記カット記録材料を解放することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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