JP2005145562A - 包装装置 - Google Patents

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雅昭 松永
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Abstract

【課題】 対象物を密封包装する際にシート間にできる限り空気溜まりが生じないようにし、ひいてはシートを破れにくくすることができる包装装置を提供する。
【解決手段】 一対のシートロールR1,R2から引き出された2枚のシートS1,S2間に対象物を挟持して密封包装する包装装置Aであって、一対のシートロールR1,R2を所定間隔へだてて平行に保持するシートロール保持部10と一対のシートロールR1,R2から引き出されて搬送される2枚のシートS1,S2を挟んで配置され、2枚のシートS1,S2を相互圧着する一対の圧着ローラ20,30とを備えており、一対の圧着ローラ20,30は、対象物の外形にしたがってそれぞれ弾性凹入変形可能な外周面を有する弾性ローラ22,32によって構成されている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、たとえば使用済みのおむつといった廃棄物などの対象物を密封包装する包装装置に関する。
包装装置には、使用済みのおむつといった廃棄物を対象物として包装するものがある。この種の廃棄物用の包装装置としては、たとえば特許文献1に開示されているもののように、一対のシートロール(供給ロール)から2枚の粘着シート(フォイルストリップ)を引き出しつつ、これら2枚の粘着シートの両側縁どうしを押圧ローラによって綴じ合わせるとともに、両粘着シート間に廃棄物を挟んだ状態で、一対の可動フラップによって両粘着シートを互いに押圧するものがある。一対の可動フラップの両下端部は、バネを介して互いに押圧されており、これら下端部の間をすり抜けるようにして両粘着シートが搬送される。2枚の粘着シートの間に挟まれた廃棄物は、上記一対の可動フラップにおける下端部の間を粘着シートとともにすり抜けることにより密封包装される。
特表2002−514994号公報
しかしながら、上記従来技術においては、一対の可動フラップにおける下端部の間を廃棄物がすり抜ける際、両下端部が互いに平行な姿勢を保ちながら離間することにより、2枚の粘着シートにおいて廃棄物に接しない部分までもが離間してしまう。そのため、2枚の粘着シートに密封包装された廃棄物の周辺に比較的大きな空気溜まりを生じやすいという難点があった。このような空気溜まりが存在する粘着シートの部分は、物が当たったりすると破れやすく、破れた場合には、廃棄物の一部や異臭が外部に漏れてしまい、清潔に取り扱うことができないといった不都合が生じる。
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、廃棄物などの対象物を密封包装する際にシート間にできる限り空気溜まりが生じないようにし、ひいてはシートを破れにくくすることができる包装装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
本願発明の第1の側面によって提供される包装装置は、一対のシートロールから引き出された2枚のシート間に対象物を挟持して密封包装する包装装置であって、上記一対のシートロールを所定間隔へだてて平行に保持するシートロール保持部と、上記一対のシートロールから引き出されて搬送される2枚のシートを挟んで配置され、上記2枚のシートを相互圧着する一対の圧着手段と、を備えており、上記一対の圧着手段のうちの少なくとも一方は、対象物の外形にしたがって弾性凹入変形可能な外周面を有する圧着ローラによって構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、一対のシートロールから引き出された2枚のシートのうちの少なくとも一方は、圧着ローラの外周面に密接しながら搬送される。このとき、対象物は、その外形にしたがって圧着ローラの外周面を凹ませながら両シート間に密封包装される。これにより、圧着ローラの外周面に密接するシートは、対象物の外表面に添ってぴったりと密着し、対象物に接しない部分では両シートどうしが互いに密着する。したがって、対象物を密封包装する際、2枚のシートの間における対象物の周辺には、できる限り空気溜まりを生じないようにすることができ、ひいては対象物を密封包装したシートを破れにくくすることができる。
好ましい実施の形態においては、上記一対の圧着手段は、対象物の外形にしたがって弾性凹入変形可能な外周面を有し、相互に同期して逆方向に回転する一対の圧着ローラによって構成されている。このような構成によれば、両方のシートが対象物にぴったりと密着しながら搬送されるため、そのような対象物の周辺に空気溜まりがより生じにくくなり、対象物をより適切に密封包装することができる。
好ましい実施の形態においては、上記一対の圧着ローラは、それらの軸方向両端部に、それぞれ互いに噛み合うギヤを備えており、上記2枚のシートは、その両側縁が上記一対の圧着ローラにおける両端部のギヤ間に挟み込まれる。このような構成によれば、2枚のシートの両側縁どうしがギヤによって綴じ合わせられることにより、そのような2枚のシートの両側縁を確実に密封することができる。
好ましい実施の形態においては、上記一対の圧着ローラは、それらの両端部に備えるギヤのうちのいずれかに駆動ピニオンを噛み合わせることにより、相互に同期して逆方向に回転駆動される。このような構成によれば、一対の圧着ローラが同じタイミングで回転することとなり、両圧着ローラの間に挟まれた2枚のシートは、相互に圧着されつつ所定方向に円滑に搬送される。
本願発明の第2の側面によって提供される包装装置は、一対のシートロールから引き出された2枚のシート間に対象物を挟持して密封包装する包装装置であって、上記一対のシートロールを所定間隔へだてて平行に保持するシートロール保持部と、上記一対のシートロールから引き出されて搬送される2枚のシートを挟んで配置され、上記2枚のシートを相互圧着する一対の圧着手段と、を備えており、上記一対の圧着手段のうちの少なくとも一方は、対象物が入り込むことが可能な凹部を外周面に有する圧着ローラによって構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、一対のシートロールから引き出された2枚のシートのうちの少なくとも一方は、圧着ローラの外周面に密接しながら搬送される。このとき、対象物は、当該シートとともに圧着ローラの凹部に押し込められ、この圧着ローラが回転することで両シート間に対象物が密封包装される。これにより、圧着ローラの外周面に密接するシートは、対象物の外表面に添ってぴったりと密着し、対象物に接しない部分では両シートどうしが互いに密着する。したがって、対象物を密封包装する際、2枚のシートの間における対象物の周辺には、できる限り空気溜まりを生じないようにすることができ、ひいては対象物を密封包装したシートを破れにくくすることができる。
好ましい実施の形態においては、上記一対の圧着手段は、それぞれの外周面に上記凹部を有し、相互に同期して逆方向に回転する一対の圧着ローラによって構成されている。このような構成によれば、両方のシートが対象物にぴったりと密着しながら搬送されるため、そのような対象物の周辺に空気溜まりがより生じにくくなり、対象物をより適切に密封包装することができる。
好ましい実施の形態においては、上記一対の圧着ローラは、回転駆動機構を介して互いに逆方向に回転するように構成されている。このような構成によれば、一対の圧着ローラが同じタイミングで互いに逆方向に回転することとなり、両圧着ローラの間に挟まれた2枚のシートは、相互に圧着されつつ所定方向に円滑に搬送される。
好ましい実施の形態においては、上記凹部は、上記圧着ローラの軸方向両端部にそれぞれ当該圧着ローラの外周面をなす部分を残すようにして形成されている。このような構成によれば、2枚のシートの両側縁が圧着ローラの軸方向両端部を通ることとなるが、これらシートの両側縁が圧着ローラの外周面によって圧接されることにより、そのような2枚のシートの両側縁を確実に密封することができる。
好ましい実施の形態においては、上記一対の圧着手段の下方には、相互圧着状の上記2枚のシートを切断する切断手段が設けられている。このような構成によれば、対象物を密封包装した2枚のシートを適当な長さで切断することができ、対象物を個々に分けたり、ある程度の数の対象物を一続きにすることができる。
好ましい実施の形態においては、上記切断手段は、上記2枚のシートを挟んで相互に近接離間させられる切断第1部材と切断第2部材とを備えており、上記切断第1部材は、上記2枚のシートの幅方向に移動可能な切断刃を備えているとともに、上記切断第2部材は、上記切断刃をその移動経路に沿って受支する受支体を備えている。このような構成によれば、相互圧着状の2枚のシートの一部が切断刃と受支体との間に弛みなく挟み込まれ、そのような状態でシートの幅方向に切断刃が移動することにより、両シートをその幅方向に沿って確実に切断することができる。
好ましい実施の形態においては、上記2枚のシートとしては、少なくとも一方が他方に対して粘着しうる粘着シート、または付着性に富むフィルムシートが用いられる。このような構成によれば、2枚の粘着シートどうしあるいはフィルムシートどうしをぴったりと貼り合わせることができ、両シートの間に対象物を適切に密封包装することができる。
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜3は、本願発明に係る包装装置の一実施形態を示している。本実施形態の包装装置Aは、たとえば使用済みの紙おむつといった廃棄物Bを対象物とし、そのような廃棄物Bを2枚の粘着シートS1,S2を用いて密封包装するものである。粘着シートS1,S2は、それぞれシートロールR1,R2から供給されるものであって、互いに対向する面として糊付きの粘着面S1a,S2aを有する。この包装装置Aは、シートロール保持部10、一対の圧着ローラ20,30、切断第1部材40、切断第2部材50、および駆動モータや制御ユニットなどの電気的構成部品(図示省略)を備え、これらをフレーム60に装備している。このような包装装置Aは、廃棄物投入用のホッパA1や廃棄物収容用のケースA2とともに回収ボックス(図示省略)に収められている。なお、回収ボックスは、たとえば屋内や屋外に設置されたり、あるいは介護カートに搭載されるものである。
シートロール保持部10は、フレーム60の上部において一対のシートロールR1,R2を水平方向に所定間隔へだてて平行に保持している。シートロール保持部10の上方には、ホッパA1が設けられている。各シートロールR1,R2の軸は、フレーム60の上部に回転自在に支持されており、各シートロールR1,R2からは、粘着面S1a,S2aを互いに向かい合わせにして粘着シートS1,S2が引き出される。このような粘着シートS1,S2は、シートロールR1,R2から圧着ローラ20,30までの間に谷状のスペースCを形成している。廃棄物Bは、ホッパA1から一対のシートロールR1,R2の間を通って谷状のスペースCへと投入される。
一対の圧着ローラ20,30は、シートロールR1,R2から粘着シートS1,S2を引き出すとともに、これら粘着シートS1,S2を挟んで相互に圧着するものであって、上記シートロール保持部10の直下となるフレーム60の中間部に設けられている。一方の圧着ローラ20は、フレーム60の中間部に回転自在に支持された回転軸21、廃棄物Bの外形にしたがって所々が弾性的に凹む外周面22aを有して上記回転軸21に設けられた弾性ローラ22、および弾性ローラ22の軸方向両端に隣接して上記回転軸21の両端部に固定された第1および第2ギヤ23A,23Bを有して構成されている。同様に、他方の圧着ローラ30も、回転軸31、弾性ローラ32、および第1および第2ギヤ33A,33Bを有して構成されている。
弾性ローラ22,32は、比較的軟質の弾性素材、たとえばウレタンフォームなどによって円筒状に形成されており、それぞれ回転軸21,31に巻き付けられている。弾性ローラ22,32の軸方向長さは、廃棄物Bを挟み込むのに十分な寸法を有している。各回転軸21,31において弾性ローラ22,32を巻き付けた部分には、径方向外方に延出する形状の金具24,34が固定されている。このような金具24,34が弾性ローラ22,32の体内に食い込むことにより、弾性ローラ22,32は、回転軸21,31と一体となって回転する。弾性ローラ22,32どうしは、これらの外周面22a,32aがわずかに押し合うような位置関係にあり、その押し合う部分に粘着シートS1,S2を挟み込む。
一方の圧着ローラ20における第1ギヤ23Aと他方の圧着ローラ30における第1ギヤ33Aとは、粘着シートS1,S2の幅方向一側縁を挟んだ状態で互いに噛み合わされている。同様に、第2ギヤ23B,33Bについても、粘着シートS1,S2の幅方向他側縁を挟んだ状態で互いに噛み合わされている。一方の圧着ローラ20における第1ギヤ23Aには、駆動モータ25によって回転させられる駆動ピニオン26が噛み合わされている。これにより、駆動ピニオン26の回転に連動して一方の圧着ローラ20が回転するとともに、これに同期して圧着ローラ20とは逆方向に他方の圧着ローラ30が回転する。このようにして一対の圧着ローラ20,30が回転することにより、粘着シートS1,S2の両側縁が第1ギヤ23A,33Aおよび第2ギヤ23B,33Bの間に引き込まれ、それらの両側縁が綴じ合わせられつつ下方へと送られる。そして、上記スペースCに投入された廃棄物Bは、回転する弾性ローラ22,32の間に弾性的に挟まれながら粘着シートS1,S2と一体となって下方へと送られる。
切断第1部材40および切断第2部材50は、圧着ローラ20,30により互いに貼り合わされて一体となった粘着シートS1,S2を挟み込み、その粘着シートS1,S2を幅方向(シートロールR1,R2や圧着ローラ20,30の軸方向と同方向)に切断するものである。これら切断第1部材40および切断第2部材50は、圧着ローラ20,30より下方に配置され、フレーム60の下部に設けられている。切断第1部材40および切断第2部材50の下方には、ケースA2が設けられている。
切断第1部材40は、粘着シートS1,S2を切断する円盤状の切断刃41、この切断刃41を回転自在に保持するキャリッジ42、このキャリッジ42を粘着シートS1,S2の幅方向に移動可能に支持するガイドレール43、キャリッジ42を粘着シートS1,S2の幅方向に移動させるための駆動モータ44、ピニオンギヤ45、およびラック46、ガイドレール43やラック46を保持するベース47、ならびに粘着シートS1,S2のシート面に対する垂直方向にベース47を移動させるための往復スライド機構48を有して構成されている。往復スライド機構48は、フレーム60の下部に固定されたアクチュエータ48a、このアクチュエータ48aにより水平面内で正逆両方向に回転させられる回転アーム48bによって構成されている。回転アーム48bの先端にはピンが設けられており、このピンは、ベース47の下部において幅方向に延びるように形成された溝47aに嵌め合わされている。
切断刃41は、粘着シートS1に対して垂直に切れ込む。この切断刃41の切れ込み部分は、粘着シートS1に面するキャリッジ42の壁面42aより粘着シートS1側に突出している。キャリッジ42には、ピニオンギヤ45をモータ軸に備えた駆動モータ44が搭載されている。ピニオンギヤ45は、粘着シートS1の幅方向に沿うラック46に噛み合わされている。これにより、駆動モータ44のモータ軸が回転すると、キャリッジ42全体が粘着シートS1の幅方向に移動する。ベース47は、フレーム60の両端部において粘着シートS1の垂直方向に延びる一対のスライドレール61に摺動可能に支持されている。アクチュエータ48aによって回転アーム48bが回転させられると、この回転アーム48bの先端ピンが上記溝47aに案内されることで回転アーム48bの回転運動がベース47の直線運動に変換される。つまり、回転アーム48bが正逆両方向に回転することにより、ベース47全体が粘着シートS1に対して近づく方向あるいは遠ざかる方向に移動する。
切断第2部材50は、切断第1部材40の切断刃41をその移動経路に沿って受ける受支体52、この受支体52を保持するベース57、ならびに粘着シートS1,S2に対してベース57を近づけたり遠ざけたりさせるための往復スライド機構58を有して構成されている。往復スライド機構58は、フレーム60の下部に固定されたアクチュエータ58a、このアクチュエータ58aにより水平面内で正逆両方向に回転させられる回転アーム58bによって構成されている。回転アーム58bの先端にはピンが設けられており、このピンは、ベース57の下部において幅方向に延びるように形成された溝57aに嵌め合わされている。
受支体52は、上記キャリッジ42の壁面42aに対向する壁面52aを有する。この壁面52aには、上記切断刃41の尖端部を案内する溝52bが粘着シートS1,S2の幅方向に沿うように形成されている。ベース57は、上記フレーム60のスライドレール61に摺動可能に支持されている。アクチュエータ58aによって回転アーム58bが回転させられると、この回転アーム58bの先端ピンが上記溝57aに案内されることで回転アーム58bの回転運動がベース57の直線運動に変換される。つまり、回転アーム58bが正逆両方向に回転することにより、ベース57全体が粘着シートS2に対して近づく方向あるいは遠ざかる方向に移動する。
次に、図面を参照して包装装置Aの動作について説明する。
図2および図3に示すように、廃棄物BをスペースCに投入する前には、シートロールR1,R2から引き出した粘着シートS1,S2を圧着ローラ20,30の間に挟み込み、これら粘着シートS1,S2の先端を貼り合わせた状態で圧着ローラ20,30の下方に出しておく。
次に、図4に示すように、ホッパA1からスペースCへと廃棄物Bを投入する。投入された廃棄物Bは、弾性ローラ22,32の間に受け止められる。廃棄物Bの投入後、圧着ローラ20,30は、互いに逆方向に回転する。特に図示しないが、スペースCの周辺には、たとえば廃棄物を検知する赤外線センサが設けられている。この赤外線センサからの検知信号に基づいて圧着ローラ20,30の回転動作が自動的に開始させられる。なお、圧着ローラ20,30の回転動作は、使用者のスイッチ操作によって任意のタイミングで開始させるようにしてもよい。
圧着ローラ20,30が回転し始めると、図5および図6に示すように、廃棄物Bが粘着シートS1,S2に挟まれた状態で弾性ローラ22,32の間に巻き込まれる。さらに圧着ローラ20,30が回転すると、粘着シートS1,S2が下方へと搬送される。このとき、回転する弾性ローラ22,32の間に挟まれた廃棄物Bは、これら弾性ローラ22,32によって圧縮されつつ、粘着シートS1,S2と一体となって下方へと押し出される。このように弾性ローラ22,32が適度に廃棄物Bを圧縮することによって廃棄物B内に含まれる空気が逃がされ、その分、廃棄物Bの嵩が低くなる。また、弾性ローラ22,32の外周面22a,32aは、不規則なかたちの廃棄物Bを挟むことによって弾性的に凹んだかたちとなる。より詳しくは、弾性ローラ22,32の外周面22a,32aにおいて凹んだ部分は、廃棄物Bの外表面に概ねぴったりと添うこととなる。このような弾性ローラ22,32の凹んだ部分と廃棄物Bの外表面との間には、粘着シートS1,S2が介在するため、これら粘着シートS1,S2は、廃棄物Bの外表面に概ねぴったりと添うように貼り着く。したがって、廃棄物Bの外表面と粘着シートS1,S2との間には、空気溜まりがほとんど生じない。
一方、粘着シートS1,S2において廃棄物Bを囲う周辺部分は、弾性ローラ22,32の外周面22a,32aに概ね平坦な姿勢で密接し、相互に押し合わされる。そのため、粘着シートS1,S2は、互いにぴったりと平坦に貼り合わされる。さらに、第1ギヤ23A,33Aおよび第2ギヤ23B,33Bの間には、粘着シートS1,S2の両側縁が噛み込まれるため、これらの両側縁が確実に綴じ合わされる。これにより、粘着シートS1,S2間における廃棄物Bの周辺部分においても、空気溜まりがほとんど生じない。
さらに、圧着ローラ20,30が回転すると、粘着シートS1,S2と一体となった廃棄物Bが切断第1部材40および切断第2部材50の間を通って下方へと押し出される。特に図示しないが、切断第1部材40および切断第2部材50の下方周辺には、たとえば廃棄物を検知する赤外線センサが設けられている。この赤外線センサからの検知信号に基づいて圧着ローラ20,30の回転動作が自動的に停止させられる。なお、圧着ローラ20,30の回転動作は、たとえば回転開始からの回転量が所定の設定量に達した時点で停止させるようにしてもよい。あるいは、廃棄物の位置が外部から見える場合には、使用者のスイッチ操作によって適当なタイミングで停止させるようにしてもよい。
その後、図7および図8に示すように、切断第1部材40および切断第2部材50における回転アーム48b,58bがそれぞれ所定方向に回転することにより、切断第1部材40のベース47と切断第2部材50のベース57とが互いに接近する。このとき、切断第1部材40におけるキャリッジ42の壁面42aと切断第2部材50における受支体52の壁面52aとの間には、互いに貼り合わされて一体となった粘着シートS1,S2が幅方向に沿って挟み込まれる。その挟み込まれた部分の幅方向外側には、切断第1部材40の切断刃41が位置する。そして、切断第1部材40のキャリッジ42が粘着シートS1,S2の幅方向に移動させられることにより、それに伴って切断刃41が粘着シートS1,S2を幅方向に切断する。これにより、粘着シートS1,S2の間に密封包装された廃棄物Bは、ケースA2に落下して収容される。なお、このような切断動作については、粘着シートを一続きにして複数の廃棄物を連続的に密封包装し、ケース内にある程度多数の廃棄物がたまった時点で、使用者のスイッチ操作によって行うようにしてもよい。
以上のようにしてケースA2に収容された廃棄物Bは、図9に示すように、粘着シートS1,S2の間に適切に密封された状態とされるため、たとえ廃棄物Bから汚物や汚臭が漏れていても、そのような汚物や汚臭が粘着シートS1,S2の外側に漏れ出ることはない。また、弾性ローラ22,32の圧縮によって廃棄物B内に含まれる空気をできる限り除去しているため、廃棄物Bを当初の大きさよりも小さくして密封包装することができる。特に、密封包装された状態の廃棄物Bの周辺部分においては、ほとんど空気溜まりのない状態で粘着シートS1,S2どうしが貼り合わされているため、そのような廃棄物Bの周辺部分に物が当たったとしても、粘着シートS1,S2が容易に破れることはなく、汚物や汚臭の漏出防止をより万全に図ることができる。
図10〜13は、本願発明に係る包装装置の他の実施形態を示している。なお、先述した実施形態によるものと同一または類似の構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
図10〜13に示されているように、本実施形態の包装装置A’も、シートロール保持部10、一対の圧着ローラ20,30、切断第1部材40、切断第2部材50、および駆動モータや制御ユニットなどの電気的構成部品(図示省略)を備えており、これらをフレーム60に装備して構成されている。なお、図10〜13においては、ホッパやケースを図示省略している。
図10および図12によく示されているように、シートロール保持部10は、フレーム60の上部において一対のシートロールR1,R2を水平方向に所定間隔へだてて平行に保持している。一対のシートロールR1,R2の間には、各粘着シートS1,S2をバックアップするための補助ローラ11,12が回転自在に設けられている。各シートロールR1,R2からは、粘着面S1a,S2aとは反対側の面を補助ローラ11,12の外周面に接するようにして粘着シートS1,S2が引き出される。このような粘着シートS1,S2は、補助ローラ11,12によって適度にバックアップされつつシートロールR1,R2から圧着ローラ20,30の間へと引き込まれる。廃棄物B(図10〜13においては図示略)は、粘着シートS1,S2の上方から圧着ローラ20,30の間へと投入される。
図12によく示されているように、一対の圧着ローラ20,30は、シートロールR1,R2や補助ローラ11,12よりも下方に設けられており、上記シートロール保持部10の両側部10Aを介して回転自在に支持されている。図13によく示されているように、一方の圧着ローラ20は、外周面20Aの一部に廃棄物Bが入り込むことが可能な凹部20Bを有し、その他、回転軸21の片側端部に固定されたギヤ23を有して構成されている。上記凹部20Bは、廃棄物Bの大きさに応じた適当な寸法を有し、たとえば外周面20Aの周方向には外周面20Aの半周より小さい開口寸法をもつ。また、圧着ローラ20の軸方向に沿う凹部20Bの幅寸法は、外周面20Aの幅寸法よりも小さく、凹部20Bの幅方向両外側には、圧着ローラ20の軸方向両端部として外周面20Aをなす部分が残るように形成されている。このような圧着ローラ20の外周面20Aは、比較的硬質の素材、たとえばゴムなどによって形成されている。同様に、他方の圧着ローラ30も、外周面30A、凹部30B、回転軸31、およびギヤ33を有して構成されている。
圧着ローラ20,30どうしは、これらの外周面20A,30Aが線接触するような位置関係にあり、その線接触部分に粘着シートS1,S2を挟み込む。一方の圧着ローラ20におけるギヤ23と他方の圧着ローラ30におけるギヤ33とは、2つの中間ギヤ70,71を介して連結されており、一方の中間ギヤ71には、駆動モータ25によって回転させられる駆動ピニオン26が噛み合わされている。これにより、駆動ピニオン26の回転に連動して中間ギヤ70,71が互いに逆方向に回転し、それに応じて双方の圧着ローラ20,30も互いに逆方向に回転する。このとき、双方の圧着ローラ20,30における凹部20B,30Bは、互いに対称的な位置をとる。このようにして一対の圧着ローラ20,30が回転することにより、圧着ローラ20,30の軸方向両端部となる外周面20A,30Aの両端部に粘着シートS1,S2の両側縁が絶えず接触し、これらの両側縁が外周面20A,30Aの両端部によって綴じ合わせられつつ下方へと送られる。そして、双方の圧着ローラ20,30の凹部20B,30Bが互いに向かい合わせになる際、これら凹部20B,30Bの間に廃棄物Bが投入される。すると、廃棄物Bは、粘着シートS1,S2とともに凹部20B,30Bの間に押し込められた状態となり、さらにその後、廃棄物Bは、粘着シートS1,S2と一体になって下方へと送られる。なお、本実施形態では、圧着ローラ20,30を互いに逆方向に回転させるための回転駆動機構は、ギヤ23,33、中間ギヤ70,71、および駆動ピニオン26によって構成されるが、回転駆動機構としては、これらに限らずその他の構成でもよい。たとえば双方の圧着ローラが外周面の摩擦力だけで互いに回転可能であれば、一方の圧着ローラに回転駆動力を伝達するようにして他方の圧着ローラにギヤなどを設けなくてもよい。
図11および図12によく示されているように、切断第1部材40は、粘着シートS1,S2を切断する突起状の切断刃41、この切断刃41を固定保持する固定用キャリッジ42A、固定用キャリッジ42Aを粘着シートS1,S2に向けて進退させるための操作レバー42B、固定用キャリッジ42Aおよび操作レバー42Bを保持する移動用キャリッジ42C、この移動用キャリッジ42Cを粘着シートS1,S2の幅方向に移動可能に支持するガイドレール43を有して構成されている。操作レバー42Bは、フレーム60の側部に設けられた逆T字状のガイド孔60Aを介して外部から操作しうるように設けられている。この操作レバー42Bを下げると、バネ42Dの弾性力に抗して固定用キャリッジ42Aが粘着シートS1,S2の方へと近づき、切断刃41が粘着シートS1,S2の幅方向中央部に対して垂直に切れ込む。そして、操作レバー42Bを下げたままガイド孔60Aに沿って左右に移動させると、切断刃41が粘着シートS1,S2に切れ込んだ状態で幅方向に移動し、その結果、一体となった粘着シートS1,S2が切断される。
図11および図12によく示されているように、切断第2部材50は、切断第1部材40の切断刃41をその移動経路に沿って受ける受支体52、この受支体52の一端部に固定されたアーム53、このアーム53を周期的に揺動させるためのカム54を有して構成されている。受支体52には、切断刃41を案内する溝52bが粘着シートS1,S2の幅方向に沿うように形成されている。受支体52の両端部は、回転可能にフレーム60に支持されており、これら両端部のうちの片側端部は、バネ52Aの弾性力に抗して回転するようにフレーム60に支持されている。このような受支体52は、粘着シートS2に対して平行な姿勢を保ちながら近づく方向あるいは遠ざかる方向に揺動する。アーム53は、圧着ローラ30の回転軸31の片側端部付近まで延びており、この回転軸31の片側端部には、アーム53の所定部分に接しながら圧着ローラ30と共に回転するアーム状のカム54が固定されている。このカム54は、圧着ローラ20,30の凹部20B,30Bが互いに向かい合わせの位置から所定方向にある程度回転した状態になると、アーム53を概ね下方へと押し出した状態となり、その結果、受支体52が粘着シートS2に対して遠ざかる方向に揺動する。このとき、受支体52が粘着シートS2から退避した状態になるため、粘着シートS1,S2間に密封された廃棄物Bの移動を受支体52が妨げることはない。さらに圧着ローラ30が回転すると、アーム53とカム54との接触状態が解除される。これにより、バネ52Aの弾性力によって受支体52が粘着シートS2に最も近づいた位置に保持される。このとき、上記操作レバー42Bを下げて左右に移動させることにより、廃棄物Bより後ろ側の粘着シートS1,S2の一部を幅方向に沿って切断することができる。
次に、図面を参照して包装装置A’の動作について説明する。
図14に示すように、廃棄物Bを圧着ローラ20,30の間に投入する直前には、両圧着ローラ20,30の凹部20B,30Bがやや上側に向けて開口した状態にあり、これらの圧着ローラ20,30が停止した状態にある。このとき、粘着シートS1,S2の先端は、圧着ローラ20,30の外周面20A,30Aによって貼り合わされ、互いに一体となって圧着ローラ20,30の下方に出ている。このような圧着ローラ20,30の状態は、原点停止位置にある状態とされ、この原点停止位置は、たとえば一方の圧着ローラ30と共に回転する目印を図示しないセンサが検知することで正確に位置取りされる。
そうした後、廃棄物Bを圧着ローラ20,30の間に投入する。投入された廃棄物Bは、凹部20B,30Bの間に受け止められる。廃棄物Bの投入後、圧着ローラ20,30は、互いに逆方向に回転する(図15参照)。すると、廃棄物Bは、互いに向かい合わせの姿勢となった凹部20B,30Bの間に巻き込まれ、これら凹部20B,30Bによって圧縮された状態となる。このとき、廃棄物Bの外表面に貼り付いた粘着シートS1,S2も凹部20B,30Bの内部に引き込まれるため、廃棄物Bと粘着シートS1,S2との密着性がより高まる。なお、圧着ローラ20,30の回転動作は、図示しないセンサなどが廃棄物Bの投入を検知した時点で開始させるようにしてもよいし、あるいは廃棄物Bの投入後に使用者のスイッチ操作によって開始させるようにしてもよい。
図16に示すように、圧着ローラ20,30がさらに回転すると、粘着シートS1,S2が下方へと搬送される。このとき、凹部20B,30Bの間に挟まれた廃棄物Bは、これら凹部20B,30Bによって圧縮されつつ、粘着シートS1,S2と一体となって下方に引き出される。このように凹部20B,30Bが適度に廃棄物Bを圧縮するのに伴い、廃棄物Bの外表面に粘着シートS1,S2が密着することとなり、また、廃棄物B内に含まれる空気が逃がされることから、廃棄物Bの嵩が低くなる。これにより、粘着シートS1,S2は、廃棄物Bの外表面に概ねぴったりと添うように貼り着く。したがって、廃棄物Bの外表面と粘着シートS1,S2との間には、空気溜まりがほとんど生じない。
一方、粘着シートS1,S2において廃棄物Bを囲う周辺部分は、圧着ローラ20,30の外周面20A,30Aに概ね平坦な姿勢で密接し、相互に押し合わされる。そのため、粘着シートS1,S2は、互いにぴったりと平坦に貼り合わされる。さらに、外周面20A,30Aの両端部となる部分には、粘着シートS1,S2の両側縁が常に挟み込まれるため、これらの両側縁が確実に綴じ合わされる。これにより、粘着シートS1,S2間における廃棄物Bの周辺部分においても、空気溜まりがほとんど生じない。
図17に示すように、さらに圧着ローラ20,30が回転すると、それに伴ってカム54も回転することでアーム53が下方に向けて押し出された状態となる。これにより、粘着シートS1,S2間に密封された廃棄物Bは、切断第1部材40および切断第2部材50の間を通って下方へと移動していく。
図18に示すように、その後、圧着ローラ20,30が原点停止位置近くまで回転した状態になると、アーム53とカム54との接触状態が解除され、さらに圧着ローラ20,30が回転して図示しないセンサにより原点停止位置に戻った状態を検知されると、圧着ローラ20,30の回転が停止する(同図では、圧着ローラ20,30が原点停止位置近くまで回転した状態を示している)。このとき、操作レバー42Bを押し下げて左右(同図では図面を貫通する方向)に移動させると、切断第1部材40の固定用キャリッジ42Aが切断第2部材50の方へと接近する。このとき、切断第1部材40の切断刃41と切断第2部材50の受支体52との間には、互いに貼り合わされて一体となった粘着シートS1,S2が位置する。そして、切断第1部材40の移動用キャリッジ42Cが粘着シートS1,S2の幅方向に移動させられることにより、それに伴って切断刃41が粘着シートS1,S2を幅方向に切断する。これにより、粘着シートS1,S2の間に密封包装された廃棄物Bを個々に得ることができる。もちろん、密封包装された複数個の廃棄物Bが連なるように粘着シートS1,S2を所定長さをもって切断するようにしてもよい。
以上のようにして密封包装された廃棄物Bは、粘着シートS1,S2の間に適切に密封された状態とされるため、たとえ廃棄物Bから汚物や汚臭が漏れていても、そのような汚物や汚臭が粘着シートS1,S2の外側に漏れ出ることはない。また、凹部20B,30Bによって廃棄物B内に含まれる空気を除去しながら廃棄物Bが圧縮されるため、廃棄物Bを当初の大きさよりも小さくして密封包装することができる。特に、密封包装された状態の廃棄物Bの周辺部分においては、ほとんど空気溜まりのない状態で粘着シートS1,S2どうしが貼り合わされているため、そのような廃棄物Bの周辺部分に物が当たったとしても、粘着シートS1,S2が容易に破れることはなく、汚物や汚臭の漏出防止をより万全に図ることができる。
なお、本願発明に係る包装装置は、上記の各実施形態に限定されるものではない。
包装する対象物としては、紙おむつなどの廃棄物に限らず、内容物の漏出防止や防臭の必要性があるその他のものでもよい。たとえば保存用の食品を対象物としてもよい。
一対の粘着シートとしては、その片方に糊付きの粘着面があれば、他方には糊付きの粘着面がなくてもよい。また、このような粘着シートに代えて、たとえば付着性に富んで他の物に纏わりつきやすい自己粘着性を有するフィルムシートを用いるようにしてもよい。シートロールとしては、離形紙付きのものでもよい。その場合、シートロール保持部には、離形紙巻き取り用のロールをシートロールとは平行に設けておけばよい。
圧着ローラの幅方向両端には、互いに噛み合うギヤに代えて、たとえば互いに外周面が密接しながら回転する一対のローラを配置するようにしてもよい。そのようなローラとしては、粘着シートの側縁を確実に貼り合わせるために、たとえば粘着シートに対して熱を与える熱源を内蔵した熱圧着ローラを採用することができる。
弾性ローラあるいは凹部を有する圧着ローラは、必ずしも一対でなくてもよい。たとえば、一方の弾性ローラあるいは凹部を有する圧着ローラに対して平板状の固定プレートを接するように配置し、これら弾性ローラの外周面あるいは圧着ローラの外周面や凹部と固定プレートの平坦面との間に一対の粘着シートを挟み込むようにしてもよい。そうした場合、一対の粘着シートの間に密封包装された対象物は、その片面側が固定プレートの平坦面に添うことで平らな形状となる。そのような対象物の片面側においても、ほとんど空気溜まりのない状態で粘着シートが平坦に貼り合わされる。
受支体の壁面全体には、たとえば弾力性のあるラバーを設け、このラバーに対して切断刃の尖端部を押さえ付けた状態で粘着シートを切断するようにしてもよい。
圧着ローラの凹部には、その内部に弾性ローラのような比較的軟質の弾性素材、たとえばウレタンフォームなどを設けてもよい。そうした場合、対象物の外形に粘着シートがより沿いやすくなり、対象物の外表面と粘着シートとの密着性をより高めることができる。
本願発明に係る包装装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す包装装置のギア部分に沿う断面図である。 図1に示す包装装置の弾性ローラ部分に沿う断面図である。 図1に示す包装装置の動作を説明するための断面図である。 図1に示す包装装置の動作を説明するための断面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図1に示す包装装置の動作を説明するための断面図である。 図1に示す包装装置の動作を説明するための平面図である。 粘着シートに密封包装された廃棄物を示す斜視図である。 本願発明に係る包装装置の他の実施形態を示す斜視図である。 図10に示す包装装置の一部を示す斜視図である。 図10に示す包装装置の内部側面図である。 図10に示す包装装置の圧着ローラの平面図である。 図10に示す包装装置の動作を説明するための断面図である。 図10に示す包装装置の動作を説明するための断面図である。 図10に示す包装装置の動作を説明するための断面図である。 図10に示す包装装置の動作を説明するための断面図である。 図10に示す包装装置の動作を説明するための断面図である。
符号の説明
A,A’ 包装装置
B 廃棄物(対象物)
R1,R2 シートロール
S1,S2 粘着シート
10 シートロール保持部
20,30 圧着ローラ
20A,30A 圧着ローラの外周面
20B,30B 凹部
22,32 弾性ローラ
22a,32a 弾性ローラの外周面
23,33 ギヤ
23A,33A 第1ギヤ
23B,33B 第2ギヤ
26 駆動ピニオン
40 切断第1部材
41 切断刃
50 切断第2部材
52 受支体
70,71 中間ギヤ

Claims (11)

  1. 一対のシートロールから引き出された2枚のシート間に対象物を挟持して密封包装する包装装置であって、
    上記一対のシートロールを所定間隔へだてて平行に保持するシートロール保持部と、
    上記一対のシートロールから引き出されて搬送される2枚のシートを挟んで配置され、上記2枚のシートを相互圧着する一対の圧着手段と、
    を備えており、
    上記一対の圧着手段のうちの少なくとも一方は、対象物の外形にしたがって弾性凹入変形可能な外周面を有する圧着ローラによって構成されていることを特徴とする、包装装置。
  2. 上記一対の圧着手段は、対象物の外形にしたがって弾性凹入変形可能な外周面を有し、相互に同期して逆方向に回転する一対の圧着ローラによって構成されている、請求項1に記載の包装装置。
  3. 上記一対の圧着ローラは、それらの軸方向両端部に、それぞれ互いに噛み合うギヤを備えており、上記2枚のシートは、その両側縁が上記一対の圧着ローラにおける両端部のギヤ間に挟み込まれる、請求項2に記載の包装装置。
  4. 上記一対の圧着ローラは、それらの両端部に備えるギヤのうちのいずれかに駆動ピニオンを噛み合わせることにより、相互に同期して逆方向に回転駆動される、請求項3に記載の包装装置。
  5. 一対のシートロールから引き出された2枚のシート間に対象物を挟持して密封包装する包装装置であって、
    上記一対のシートロールを所定間隔へだてて平行に保持するシートロール保持部と、
    上記一対のシートロールから引き出されて搬送される2枚のシートを挟んで配置され、上記2枚のシートを相互圧着する一対の圧着手段と、
    を備えており、
    上記一対の圧着手段のうちの少なくとも一方は、対象物が入り込むことが可能な凹部を外周面に有する圧着ローラによって構成されていることを特徴とする、包装装置。
  6. 上記一対の圧着手段は、それぞれの外周面に上記凹部を有し、相互に同期して逆方向に回転する一対の圧着ローラによって構成されている、請求項5に記載の包装装置。
  7. 上記一対の圧着ローラは、回転駆動機構を介して互いに逆方向に回転するように構成されている、請求項6に記載の包装装置。
  8. 上記凹部は、上記圧着ローラの軸方向両端部にそれぞれ当該圧着ローラの外周面をなす部分を残すようにして形成されている、請求項5ないし7のいずれかに記載の包装装置。
  9. 上記一対の圧着手段の下方には、相互圧着状の上記2枚のシートを切断する切断手段が設けられている、請求項1ないし8のいずれかに記載の包装装置。
  10. 上記切断手段は、上記2枚のシートを挟んで相互に近接離間させられる切断第1部材と切断第2部材とを備えており、上記切断第1部材は、上記2枚のシートの幅方向に移動可能な切断刃を備えているとともに、上記切断第2部材は、上記切断刃をその移動経路に沿って受支する受支体を備えている、請求項9に記載の包装装置。
  11. 上記2枚のシートとしては、少なくとも一方が他方に対して粘着しうる粘着シート、または付着性に富むフィルムシートが用いられる、請求項1ないし10のいずれかに記載の包装装置。
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