JP2005145183A - フットレスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 衝突によりトーボードの変形量が異なる場合にも、フットレストに載置した乗員の足fに違和感が生じないようにしたフットレスト装置の提供を図る。
【解決手段】 座席前方下部のトーボード2に取り付けられて乗員の足fを載置するフットレスト3に角度保持手段10を設けて、トーボード2の前面衝突時の変形量の大小に関わらず足fの載置面3aの角度θをほぼ一定に保持することにより、乗員の足fは衝突時にも常に一定の状態を保持できるため違和感が生ずるのを防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 座席前方下部のトーボード2に取り付けられて乗員の足fを載置するフットレスト3に角度保持手段10を設けて、トーボード2の前面衝突時の変形量の大小に関わらず足fの載置面3aの角度θをほぼ一定に保持することにより、乗員の足fは衝突時にも常に一定の状態を保持できるため違和感が生ずるのを防止できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両の運転席前方下部のトーボードに設けられて、運転者の非操作側の足を載置するフットレスト装置に関する。
従来、衝突時に乗員足部の足首に作用する荷重の増加を抑制するようにしたフットレスト装置が提案されており、樹脂成形したフットレストの剛性が異なる前後2箇所を、車体側(座席前方下部のトーボード)から突出するスタッドボルトにそれぞれ嵌合固定し、衝突時にフットレストに載置した足部のつま先側がかかと側よりも多く潰れ変形することにより、乗員の足部に与える違和感を少なくしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−95012号公報(第3頁、図2)
しかしながら、従来のフットレスト装置では、フットレストの前後取付け部の剛性が異なるにしても、それぞれの剛性自体は一定となって車両走行状態に応じた形状変化を得ることができないため、前面衝突時の加速度(減速度)の大小により、フットレストを取り付けたトーボードの変形量が変化した場合に、これに伴ってフットレストの足載置面の角度が変化してしまい、やはり乗員の足部に違和感を与えてしまう。
そこで、本発明は衝突によりトーボードの変形量が異なる場合にも、フットレストに載置した乗員の足部に違和感が生じないようにしたフットレスト装置を提供するものである。
本発明は、座席前方下部のトーボードに取り付けて乗員の足を載置するフットレストに、トーボードの前面衝突時の変形量の大小に関わらず足の載置面の角度をほぼ一定に保持する角度保持手段を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明のフットレスト装置によれば、前面衝突の度合いによりトーボードの変形量が異なる場合にも、角度保持手段によりフットレストの足の載置面の角度をほぼ一定に保持できるため、このフットレストに載置した乗員の足を衝突時にも常に一定の状態を保持して、違和感を無くすことができるという利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図4は本発明のフットレスト装置の一実施形態を示し、図1はフットレスト装置の側面図、図2はフットレスト装置の作動状態の側面図、図3はフットレスト装置の分解斜視図、図4はフットレスト装置の駆動制御を実行するためのフローチャートを示す説明図である。
本実施形態のフットレスト装置1は、図1に示すように、図中左方に位置する図外の座席の前方下部に配置したトーボード2に、乗員の足fを載置するフットレスト3を取り付け、通常は運転者の非操作側の足fをこのフットレスト3とフロアFLとに跨って載置するようにしてある。
トーボード2は図外のダッシュパネルの下側部として形成されて、上方が車体前方に向かって傾斜しており、このトーボード2の車室内側(図中左側)にこれと略平行となるようにフットレスト3が傾斜配置される。
ここで、前記フットレスト3はトーボード2に対して相対移動可能に設け、このフットレスト3とトーボード2との間に、車両の前面衝突時におけるトーボード2の変形量の大小に関わらず足fの載置面3aの角度をほぼ一定に保持する角度保持手段としての角度可変機構10を設けてある。
前記角度可変機構10は、前面衝突時の車体加速度(減速度)と、予め設定した前面衝突時におけるトーボード2の車室内への変形量と、に基づいて、フットレスト3の水平面に対する傾斜角θを変化させるようになっている。
即ち、角度可変機構10は、フットレスト3の上下両端部の2箇所を上・下側伸縮装置11,12を介してトーボード2に取り付け、これら伸縮装置11,12の伸縮量をコントロールすることにより、フットレスト3の傾斜角θが調整される。
上・下側伸縮装置11,12はそれぞれ同様の構成となり、図3に示すように、トーボード2から各伸縮装置11,12に対応して突出するスタッドボルト2aに結合するベースプレート11A,12Aと、このベースプレート11A,12Aの開口部20に回動自在にピンP1結合したホルダー11B,12Bと、このホルダー11B,12Bに出没自在に挿入して、その先端部をブラケット21を介してフットレスト3に回動自在にピンP2結合した出没部材11C,12Cと、この出没部材11C,12Cを出没駆動するモータ11D,12Dと、を備えている。
前記出没部材11C,12Cにはラック22を形成してあり、前記モータ11D,12Dの出力軸に結合したピニオン23をそのラック22に噛合し、モータ11D,12Dを正逆回転することにより出没部材11C,12Cが出没され、図2に示すように、上・下側伸縮装置11,12の出没部材11C,12Cの相対的な伸縮量を変化させることにより、フットレスト3の傾斜角θをコントロールすることができる。
前記モータ11D,12Dには、コントローラ24から出力される駆動信号がハーネス25を介して入力され、このコントローラ24には、車体前端部に設置した図外のGセンサで検出した加速度信号と、車体のフロントフロアに設置した図外のエアバッグセンサで検出した加速度信号と、が入力される。
そして、コントローラ24は、図4のフローチャートに沿った制御を実行するようになっており、まず、ステップS1で、Gセンサとエアバッグセンサで検出した加速度の差によって前面衝突を検知した後、ステップS2で、この前面衝突の検知後にエアバッグセンサの信号を基に加速度の変化を測定し、その後、ステップS3で、この加速度の変化からトーボード2の変形量に変換し、ステップS4で、この変形量に基づいて前記モータ11D,12Dを駆動してフットレスト3の傾斜角θを変化させる。
前記コントローラ24には、予め車種ごとに実験と解析を経て求めた前面衝突時の車両の加速度(減速度)と、トーボード2の変形量と、乗員の腰部からつま先までの距離の変化量と、つま先の角度と、を測定または計算して、加速度と変形量との関係をグラフ化してプログラミングしておき、このプログラムに基づいて検出した実加速度からトーボード2の変形量を求めるようにしてある。
以上の構成により本実施形態のフットレスト装置1によれば、車両が前面衝突した場合に、その前面衝突の度合いによりトーボード2の変形量が異なるが、このようにトーボード2の変形量が異なる場合にも、これをコントローラ24が計算して、フットレスト3の傾斜角θが一定に保持されるように、上・下側伸縮装置11,12の各モータ23の回転方向および回転量を制御して、それぞれの出没部材11C,12Cの突出量を調節するようになっている。
従って、前面衝突によってトーボード2の変形量が異なった場合にも、フットレスト3の足fの載置面3aの角度θをほぼ一定に保持できるため、乗員の足fに感ずる違和感を殆ど無くすことができるという利点がある。
また、本実施形態では前記フットレスト3の傾斜角θを一定に保持する制御として、前面衝突時の車体加速度と、予め設定した前面衝突時におけるトーボード2の車室内への変形量と、に基づいて実行し、これを角度可変機構としての上・下側伸縮装置11,12によってフットレスト3を角度制御するようにしたので、衝突を確実に検出して迅速にフットレスト3を角度変化させることができるため、精度良くフットレスト装置1を作動させることができる。
ところで、本発明のフットレスト装置1は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、例えば、角度可変機構10はラック22,ピニオン23を用いた上・下側伸縮装置11,12で構成したが、これに限ることなくフットレスト3を確実に支持しつつ傾斜角θを可変とする手段であればよい。
1 フットレスト装置
2 トーボード
3 フットレスト
3a 載置面
10 角度可変機構(角度保持手段)
11 上側伸縮装置
12 下側伸縮装置
θ 傾斜角
2 トーボード
3 フットレスト
3a 載置面
10 角度可変機構(角度保持手段)
11 上側伸縮装置
12 下側伸縮装置
θ 傾斜角
Claims (2)
- 座席前方下部のトーボードに、乗員の足を載置するフットレストを取り付けたフットレスト装置において、
フットレストに、前面衝突時におけるトーボードの変形量の大小に関わらず足の載置面の角度をほぼ一定に保持する角度保持手段を設けたことを特徴とするフットレスト装置。 - 角度保持手段は、前面衝突時の車体加速度と、予め設定した前面衝突時におけるトーボードの車室内への変形量と、に基づいて、フットレストの傾斜角を変化させる角度可変機構であることを特徴とするフットレスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003383757A JP2005145183A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | フットレスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003383757A JP2005145183A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | フットレスト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005145183A true JP2005145183A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34692386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003383757A Pending JP2005145183A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | フットレスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005145183A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2256004A1 (en) * | 2009-05-25 | 2010-12-01 | Autoliv Development AB | Airbag device |
US8770616B1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-07-08 | Ford Global Technologies, Llc | Deployable footrest assembly |
JP2016196224A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | 日産自動車株式会社 | 自動運転車両の運転姿勢調整装置 |
-
2003
- 2003-11-13 JP JP2003383757A patent/JP2005145183A/ja active Pending
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EP2256004A1 (en) * | 2009-05-25 | 2010-12-01 | Autoliv Development AB | Airbag device |
US8770616B1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-07-08 | Ford Global Technologies, Llc | Deployable footrest assembly |
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