JP2005144859A - 射出成形装置及び射出成形装置における樹脂温度の制御方法 - Google Patents

射出成形装置及び射出成形装置における樹脂温度の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】射出成形装置において樹脂温度を制御する際に、高圧・高速の溶融樹脂により温度センサが破損等することを防止する。
【解決手段】 可塑化機10と、射出機20と、可塑化機10及び射出機20を連結し流路30aを有する連結部30と、射出機側20の流路30aに設けられ、流路30aの開放及び閉鎖を切替制御可能な切替弁52と、切替弁52よりも可塑化機10側の流路30aに設けられ、流路30aを任意の開度に可変制御可能な可変絞り弁51と、切換弁52よりも可塑化機10側の流路30a又は可塑化機10内に設けられ、流路30a又は可塑化機10内の記溶融樹脂の温度を検出可能な温度センサ53と、可塑化機10における可塑化条件を操作可能な制御装置40とを備えている。制御装置40は、温度センサ53の検出温度に基づいて少なくとも可変絞り弁51による絞り開度を調節可能となされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は射出成形装置及び射出成形装置における樹脂温度の制御方法に関し、より詳しくは可塑化機と、射出機と、該可塑化機及び該射出機を連結する連結部とを備えた、いわゆるプリプラ式の射出成形装置及びその射出成形装置における樹脂温度の制御方法に関する。
熱可塑性樹脂の射出成形においては、射出機から金型内に射出、充填される溶融樹脂の温度をショット毎に一定に制御することが、成形品質を向上させる上で重要となる。溶融樹脂の温度が変化すると、その温度変化に応じて溶融樹脂の粘度や密度も大きく変化してしまい、金型内での成形状態(金型内への溶融樹脂の充填量等)に影響を与えるからである。
従来、樹脂温度を制御可能な射出成形装置として、先端にノズルをもつ加熱シリンダと、この加熱シリンダ内に回転可能かつ進退可能に配設された回転スクリュと、回転スクリュを回転させるための回転モータ及び回転スクリュを前進/後退させるための油圧作動バルブをもつ射出シリンダとを備えた、いわゆるインライン式の射出成形装置であって、前記ノズルの流路内に温度センサを配設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、同じくインライン式の射出成形装置であって、回転スクリュのスクリュヘッド部分に温度センサを配設したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−246786号公報 特開平7−214613号公報
しかし、上記従来のインライン式の射出成形装置では、金型内への溶融樹脂の射出時、ノズル流路内やスクリュヘッド部分は高圧・高速の溶融樹脂に曝される。このため、ノズル流路内やスクリュヘッド部分に配設された温度センサが破損等する場合があり、温度センサの耐久性に問題があった。また、温度センサの取り付け部分(温度センサに接続された導線の取り出し部分)から高圧の溶融樹脂がシリンダ外に漏れ出るおそれもあった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、高圧・高速の溶融樹脂により温度センサが破損等することを効果的に防止することのできる射出成形装置及び射出成形装置における樹脂温度の制御方法を提供することを解決すべき技術課題とするものである。
上記課題を解決する本発明の射出成形装置は、樹脂材料を剪断熱により加熱しうる回転スクリュを有し、該樹脂材料を可塑化して溶融樹脂とする可塑化機と、前記可塑化機から供給された前記溶融樹脂を射出する射出機と、前記可塑化機と前記射出機とを連結し、該可塑化機から該射出機へ前記溶融樹脂を供給するための流路を有する連結部と、前記射出機側の前記流路に設けられた、該流路の開放及び閉鎖を切替制御可能な切替弁と、前記切替弁よりも前記可塑化機側の前記流路に設けられた、該流路を任意の開度に可変制御可能な可変絞り弁と、前記切換弁よりも前記可塑化機側の前記流路又は前記可塑化機内に設けられた、該流路又は該可塑化機内の前記溶融樹脂の温度を検出可能な温度センサと、前記可塑化機における可塑化条件を操作可能な制御装置とを備え、前記制御装置は、前記温度センサの検出温度に基づいて少なくとも前記可変絞り弁による絞り開度を調節可能となされていることを特徴とするものである。
ここに、可変絞り弁による絞り開度とは、可変絞りにより絞られた流路の開度を意味する。したがって、絞り開度を低くするほど、可変絞り弁の部分で流路が狭く(流路断面積が小さく)なり、この可変絞り弁の上流側で溶融樹脂の圧力を高くすることができ、逆に絞り開度を高くするほど、可変絞り弁の部分で流路が広く(流路断面積が大きく)なり、この可変絞り弁の上流側で溶融樹脂の圧力を低くすることができる。
本発明の射出成形装置は、好適な態様において、前記可変絞り弁よりも前記可塑化機側の前記流路又は前記可塑化機内に設けられた、該流路又は該可塑化機内の前記溶融樹脂の圧力を検出可能な圧力センサをさらに備え、前記制御装置は、該圧力センサの検出圧力に基づいて前記可変絞り弁の開閉速度を調節可能となされている。
好適な態様において、前記制御装置は、前記温度センサの検出温度に基づいて前記回転スクリュの回転速度を調節可能となされている。
好適な態様において、前記連結部は、前記可変絞り弁と前記切換弁との間の少なくとも一部が可撓性の管により構成されている。
上記課題を解決する本発明の射出成形装置における樹脂温度の制御方法は、樹脂材料を剪断熱により加熱しうる回転スクリュを有し、該樹脂材料を可塑化して溶融樹脂とする可塑化機と、該可塑化機から供給された前記溶融樹脂を射出する射出機と、前記可塑化機と前記射出機とを連結し、該可塑化機から該射出機へ前記溶融樹脂を供給するための流路を有する連結部と、前記射出機側の前記流路に設けられた、該流路の開放及び閉鎖を切替制御可能な切替弁と、前記切替弁よりも前記可塑化機側の前記流路に設けられた、該流路を任意の開度に可変制御可能な可変絞り弁と、前記切換弁よりも前記可塑化機側の前記流路又は該可塑化機内に設けられた、該流路又は該可塑化機内の前記溶融樹脂の温度を検出可能な温度センサと、前記可塑化機における可塑化条件を操作可能な制御装置とを備えた射出成形装置における樹脂温度の制御方法であって、前記制御装置を用いて、前記温度センサにより検出した検出温度に基づいて前記可変絞りによる絞り開度を調節して前記可塑化機における可塑化圧力を操作することにより、前記溶融樹脂の温度をフィードバック制御することを特徴とするものである。
好適な態様において、前記射出成形装置は、前記可変絞り弁よりも前記可塑化機側の前記流路又は前記可塑化機内に設けられた、該流路又は該可塑化機内の前記溶融樹脂の圧力を検出可能な圧力センサをさらに備え、前記制御装置を用いて、前記圧力センサにより検出した検出圧力に基づいて前記可変絞り弁の開閉速度を調節する。
好適な態様において、前記制御装置を用いて、前記温度センサの検出温度に基づいて前記回転スクリュの回転速度を調節する。
以下、本発明に係る射出成形装置及びその射出成形装置における樹脂温度の制御方法についての実施形態を具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の一実施形態に係る射出成形装置の全体構成を簡略的に示す部分断面概要図である。この射出成形装置は、いわゆるプリプラ式の射出成形装置であって、樹脂材料を可塑化して溶融樹脂とする可塑化機10と、可塑化機10から供給された溶融樹脂を金型(図示せず)内に射出する射出機20と、可塑化機10及び射出機20を連結する連結部30と、可塑化機10における可塑化条件を操作可能な制御装置40とを主な構成要素として有している。
可塑化機10は、加熱シリンダ11と、この加熱シリンダ11の外周面に配設され、該加熱シリンダ11内の樹脂材料を加熱しうる複数のヒータ12と、加熱シリンダ11内に回転可能に配設され、樹脂材料を剪断熱により加熱しうる回転スクリュ13と、回転スクリュ13を回転駆動させる回転駆動手段としてのスクリュ用サーボモータ14とを備えている。
加熱シリンダ11は、加熱シリンダ11内の溶融樹脂を前記連結部30に向けて排出するための排出口11aを先端に有するとともに、供給口11bを基端側上面に有している。そして、樹脂材料(固体ペレット)を加熱シリンダ11内に供給するためのホッパ15が前記供給口11bに取り付けられている。
なお、回転スクリュ13を回転駆動させる前記回転駆動手段としては、サーボモータに限られず、電動機や油圧モータ等でもよい。
射出機20は、シリンダ部21と、このシリンダ部21内に進退可能に配設された射出プランジャ部22と、射出プランジャ部22を進退駆動させる駆動手段としての油圧シリンダ機構23と、シリンダ部21の先端に連結されたノズル部24とを備えている。
なお、射出プランジャ部22を進退駆動させる駆動手段としては、油圧シリンダ機構に限られず、モータ、ボールねじやエアシリンダ等でもよい。
また、ノズル部24は略T字状の通路を有し、この通路は、シリンダ部21の先端開口に通じるとともに水平方向に延びて該ノズル部24を水平方向に貫通する水平通路24aと、この水平通路24aの中間部から下方に垂直に延びて下方に開口する垂直通路24bと、この垂直通路24bの先端開口としての射出口24cとを有している。このため、シリンダ部21からノズル部24内へ水平方向に射出された溶融樹脂は、水平通路24a及び垂直通路24bを介して垂直方向に流れて射出口24cに至り、金型の上方から金型内に下向きの垂直方向に射出、充填されるようになっている。
また、この射出機20から金型内への溶融樹脂の射出時には、連結部30を介する射出機20から可塑化機10側への溶融樹脂の逆流を阻止すべく、後述する切替弁により前記連結部30の流路(後述する)は閉鎖状態とされる。
連結部30は、可塑化機10の先端に結合された可変絞り機構部31と、射出機20のノズル部24に結合された開閉切替機構部32と、可変絞り機構部31及び開閉切替機構部32を連結する可撓性の管よりなる連結ホース(ゴム又は樹脂製ホース)33とから構成されており、これら可変絞り機構部31内、連結ホース33内及び開閉切替機構部32内に、可塑化機10から射出機20へ溶融樹脂を供給するための流路30aが設けられている。
そして、上記流路30aには、可変絞り機構部31の部分で、絞り弁用サーボモータ51aにより該流路30aを任意の開度に可変制御可能な可変絞り弁51が設けられている。また、流路30aには、開閉切替機構部32の部分で、自己の開弁及び閉弁動作により該流路30aの開放及び閉鎖を切替制御可能な切替弁52が設けられている。
なお、可変絞り弁を駆動させる駆動手段としては、サーボモータに限られず、電動機や油圧モータ等でもよい。
さらに、この流路30aには、可変絞り機構部31の部分で可変絞り弁31aよりも可塑化機10側に、該流路30a内の溶融樹脂の温度を検出可能な温度センサ53が設けられている。なお、温度センサ53としては、流路30a内の溶融樹脂の温度を検出可能なものであれば特に限定されず、熱電対等とすることができる。
前記制御装置40は、メインコントローラ41と絞りコントローラ42とを備えている。メインコントローラ41には、温度センサ53から検出信号が入力されるようになっている。このメインコントローラ41は、溶融樹脂の目標温度と温度センサ53の検出温度(現在温度)とを比較し、両者の差に応じて、可変絞り弁51による絞り開度を適切な値にすべく、絞りコントローラ42に対して絞り開度指令を出力する。この目標温度と検出温度との差に基づく絞り開度指令は、試行実験の結果に基づいて決定されるものであり、目標温度及び検出温度間の差と絞り開度の適切な値との関係を示すデータが実験データと共にメインコントローラ41に予め記憶されている。
そして、絞りコントローラ42は、メインコントローラ41からの絞り開度指令に応じて、可変絞り弁51による絞り開度が適切な値になるように制御する。具体的には、絞り弁用サーボモータ51aの回転角を検知しながら、可変絞り弁51による絞り開度が適切な値になるようにその回転角を調整する。なお、絞り弁用サーボモータ51aの回転角は可変絞り弁51による絞り開度と対応している。
また、メインコントローラ41は、溶融樹脂の目標温度と温度センサ53の検出温度との差に応じて、回転スクリュ13の回転速度を適切な値にすべく、スクリュ用サーボモータ14に対して回転速度指令を出力する。この目標温度と検出温度との差に基づく回転速度指令も、絞り開度指令と同様、試行実験に基づいて決定されるものであり、目標温度及び検出温度間の差とスクリュ回転速度の適切な値との関係を示すデータが実験データと共にメインコントローラ41に予め記憶されている。メインコントローラ41から回転速度指令を受けたスクリュ用サーボモータ14は、その指令に応じて回転スクリュ13を適切な回転速度で回転させる。
次に、この射出成形装置の動作を説明するとともに、この射出成形装置における樹脂温度の制御方法について説明する。
切替弁52の開弁作動により流路30aが開放された状態で、スクリュ用サーボモータ14を作動させて回転スクリュ13を回転させ、ホッパ15から加熱シリンダ11の後端部へ樹脂材料を供給する。樹脂材料は、加熱シリンダ11中を前方へ移送されつつヒータ12からの加熱及び回転スクリュ13の回転による剪断熱を受けて溶融する。溶融樹脂は、排出口11aから順次通路30aに向けて押し出され、この通路30aを介して射出機20のシリンダ部21内へ供給される。その後、切替弁52の閉弁作動により流路30aを閉鎖して溶融樹脂が可塑化機10側へ逆流することを阻止した状態で、油圧シリンダ機構23を作動させて射出プランジャ22を前進させ、シリンダ部21内の溶融樹脂をノズル部24の射出口24cから図示しない金型内へ射出、充填する。なお、切替弁52を閉弁して射出機20から溶融樹脂を金型内へ射出、充填している間は、可塑化機10内では回転スクリュ13の回転が停止されている。また、流路30a内には数ショット分の溶融樹脂が詰まっており、切換弁52の開閉作動により、射出機20側の溶融樹脂から順に1ショット分ずつ射出機20のシリンダ部21内に供給される。
このような射出成形を連続して行う過程において、金型内に射出、充填される溶融樹脂の温度がショット毎に異なるものになると、前述のとおり成形品質を一定に保つことができない。
そこで、この射出成形装置では、流路30aの可変絞り機構部31内を通過する溶融樹脂の温度を温度センサ53で検出する。そして、制御装置40が、溶融樹脂の温度が適切な温度となるように、検出温度に基づいて可塑化機10における可塑化条件、具体的には可塑化圧力(加熱シリンダ11内の溶融樹脂圧力)及び回転スクリュ13の回転速度を操作する。これにより、溶融樹脂の温度をリアルタイムでフィードバック制御することができる。
詳しくは、温度センサ53から検出信号が入力されたメインコントローラ41は、溶融樹脂の目標温度と温度センサ53の検出温度とを比較するとともに、予め記憶された実験データ等を基に、その検出温度に応じた絞り開度指令を決定し、それを絞りコントローラ42に出力する。この指令を受けた絞りコントローラ42は、絞り弁用サーボモータ5aの回転角を調節して、可変絞り弁51による絞り開度を適切なものに調節する。
例えば、温度センサ53の検出温度が目標温度よりも低い場合は、可塑化機10内における可塑化圧力を高くするべく、可変絞り弁51の絞り開度を低くする(可変絞り弁51を絞って流路30aの開度を低くする)必要がある。このため、メインコントローラ41は、目標温度と検出温度との差に応じた量で可変絞り弁51が絞られるように(差が大きいほど絞り量が多くなって絞り開度が低くなるように)、絞り開度が所定量低くなるような絞り開度指令を絞りコントローラ42に出力する。そして、絞りコントローラ42は、その指令に基づいて可変絞り弁51による絞り開度を調節して低下させる。こうして可変絞り弁51の絞り開度が低くされれば、可変絞り弁51の上流側において溶融樹脂圧力が高くなるので、可塑化機10内における可塑化圧力も高くなって、剪断発熱量の増大により溶融樹脂の温度を上昇させることができる。
一方、温度センサ53の検出温度が目標温度よりも高い場合は、可塑化機10内における可塑化圧力を低くするべく、可変絞り弁51の絞り開度を高くする(可変絞り弁51を開いて流路30aの開度を高くする)必要がある。このため、メインコントローラ41は、目標温度と検出温度との差に応じた量で可変絞り弁51が開かれるように(差が大きいほど開き量が多くなって絞り開度が高くなるように)、絞り開度が所定量高くなるような絞り開度指令を絞りコントローラ42に出力する。そして、絞りコントローラ42は、その指令に基づいて絞り弁用サーボモータ51aの回転角を調節して可変絞り弁51による絞り開度を上昇させる。こうして可変絞り弁51の絞り開度が高くされれば、可変絞り弁51よりも上流側の溶融樹脂圧力が低くなるので、可塑化機10内における可塑化圧力も低くなって、剪断発熱量の減少により溶融樹脂の温度を低下させることができる。
また、温度センサ53から検出信号が入力されたメインコントローラ41は、溶融樹脂の目標温度と温度センサ53の検出温度とを比較するとともに、予め記憶された実験データ等を基に、その検出温度に応じた回転速度指令を決定し、それをスクリュ用サーボモータ14に出力する。この指令を受けたスクリュ用サーボモータ14は、その指令に応じて、スクリュ用サーボモータ14の回転速度を調節して、回転スクリュ13を適切な回転速度で回転させる。すなわち、制御装置40のメインコントローラ41により、検出温度が目標温度よりも低い場合は回転スクリュ13の回転速度が増大されて溶融樹脂の温度が上昇し、検出温度が目標温度よりも高い場合は回転スクリュ13の回転速度が減少されて溶融樹脂の温度が低下するように、回転スクリュ13の回転速度が制御される。
こうして溶融樹脂の温度を温度センサ53で随時検出することにより、溶融樹脂の温度をリアルタイムでフィードバック制御することができる。したがって、溶融樹脂の温度がショット毎に異なることを抑制して、成形品質を向上させることが可能となる。
そして、この射出成形装置では、射出機20からの射出圧力を遮断する切換弁52よりも可塑化機10側に温度センサ53を設置していることから、高速、高圧の溶融樹脂により温度センサ53が破損等されるおそれがなく、温度センサ53の耐久性向上に寄与しうる。
また、いわゆるプリプラ式の射出成形装置において、回転スクリュ13にかける背圧を調節することにより可塑化機10における可塑化圧力を操作する場合は、以下に示すような不都合がある。すなわち、回転スクリュ13にかける背圧を高めて可塑化圧力を高くした場合、可塑化機10と射出機20とを連結する連結部30において、その高圧の影響により、連結部30自身が破損したり連結部30の両端結合部等で樹脂漏れが発生したりするおそれがある。特に、樹脂製又はゴム製のホースを連結部30の一部に採用した場合は、上記高圧の影響を受け易い。
この点、本実施形態の射出成形装置では、連結部30の可塑化機10側、すなわち可塑化機10の先端に結合された可変絞り機構部31の部分に可変絞り弁51を配設し、この可変絞り弁51による絞り開度を調節することにより可塑化圧力を操作するようにしている。このため、可塑化機10における可塑化圧力を高くした場合であっても、可変絞り弁51の下流側には高圧樹脂の影響が及ばない。したがって、連結部30において、高圧樹脂の影響により連結ホース33が破損したり樹脂漏れが発生したりするおそれもない。
ここに、射出機20からの射出圧力が作用しない箇所に温度センサ53を設置すれば、射出圧力により温度センサ53が破損する等の不都合を解消することができるので、温度センサ53の設置位置は、切替弁52よりも可塑化機10側の流路30a及び可塑化機10内であって溶融樹脂の在る所とすることができる。ただし、溶融樹脂の温度をより良好に制御するという観点からは、なるべく可塑化機10側に近い所や可塑化機10内、具体的には可塑化機10内であってその前方部若しくは排出口11aの近傍や、前記可変絞り機構部31内であって可変絞り弁51の近傍(可変絞り弁51の上流箇所又は下流箇所)に温度センサ53を設置することが好ましい。可塑化機10内や可塑化機10近傍の流路30a内に温度センサ53を設置すれば、可塑化機10内で可塑化された直後の溶融樹脂温度を検出することができるので、より正確な樹脂温度制御が可能となる。これに対し、可塑化機10から離れた所、例えば前記切替弁52の近傍に温度センサ53を設けた場合は、この部分に在る溶融樹脂は、数ショット分前に可塑化機10内で可塑化されたものであり、可塑化条件以外の外部因子による影響を受けて温度変化している場合もあるため、この溶融樹脂の検出温度に基づいて可塑化機10における可塑化条件を操作しても、良好に温度制御できない場合もある。
また、この実施形態では、温度センサ53の検出温度に基づいて、可変絞り弁51の絞り開度調整による可塑化圧力と、回転スクリュ13の回転速度とを操作する例について説明したが、これに限定されるものではなく、検出温度に基づく回転スクリュ13の回転速度操作は必須のものではない。一方、検出温度に基づいてヒータ12による加熱温度を操作することも可能である。すなわち、メインコントローラ41が、溶融樹脂の目標温度と温度センサ53の検出温度との差に応じて、ヒータ12による加熱温度が適切な値になるように、ヒータ12に対して電流制御を行うようにしてもよい。
(実施形態2)
図2に示す本実施形態に係る射出成形装置は、制御装置40が記憶演算部43を有することと、温度センサ53の設置個所を変更したこと以外は、前記実施形態1と同様の構成である。
すなわち、この射出成形装置では、可変絞り機構部31内であって可変絞り弁51の下流側に温度センサ53が設置されているとともに、この温度センサ53からの検出信号が入力される記憶演算部43を制御装置40が備えている。
この射出成形装置では、上記記憶演算部43が、温度センサ53からの検出温度を記憶するとともに、記憶された検出温度から例えばある時間内の平均検出温度を求め、この平均検出温度をメインコントローラ41に出力する。そして、メインコントローラ41は、この平均検出温度と目標温度とを比較して前記絞り開度指令を決定し、それを絞りコントローラ42に出力する。こうすれば、瞬間的な樹脂温度変化によるランダム振動等の影響により、樹脂温度制御が不安定になることを防止することができ、より安定した樹脂温度制御が可能となる。
(実施形態3)
図3に示す本実施形態に係る射出成形装置では、可変絞り機構部31内であって可変絞り弁51の上流側に圧力センサ54が設置されるとともに、この圧力センサ54からの検出信号が絞りコントローラ42に入力されるように構成されている。
そして、メインコントローラ41は、記憶演算部43から入力された平均検出温度と溶融樹脂の目標温度とを比較し、両者の差に応じて、可塑化機10における可塑化圧力を適切な値にすべく、絞りコントローラ42に対して圧力指令を出力する。この目標温度と平均検出温度との差に基づく圧力指令は、試行実験の結果に基づいて決定されるものであり、目標温度及び平均検出温度間の差と可塑化圧力の適切な値との関係を示すデータが実験データと共にメインコントローラ41に予め記憶されている。
そして、絞りコントローラ42は、メインコントローラ41からの圧力指令に応じて、可変絞り弁51の開閉速度を調節し、可塑化機10内の圧力がメインコントローラ41から指令された圧力となるように制御する。具体的には、絞りコントローラ42は、圧力センサ54の検出圧力(現在圧力)とメインコントローラ41から指令された圧力(指令圧力)とを比較し、その差に応じて可変絞り弁51の開閉速度を決めるとともに、その開閉速度指令を絞り弁用サーボモータ51aに出力して、可変絞り弁51の開閉速度を調節する。
例えば、圧力センサ54の検出圧力が指令圧力よりも低い場合に、可塑化機10内における可塑化圧力を高くするべく、可変絞り弁51の絞り開度を低くして流路30aを絞る際に、指令圧力と検出圧力との差に応じた速さ(差が大きいほど速い閉鎖速度)で可変絞り弁51が絞られるように、可変絞り弁51の開閉速度(閉鎖速度)を決める。そして、圧力センサ54の検出圧力が前記指令圧力に達したら、開閉速度(閉鎖速度)を零とする指令を絞り弁用サーボモータ51aに出力して、可変絞り弁51の閉鎖(絞り)を止める。一方、圧力センサ54の検出圧力が指令圧力よりも高い場合に、可塑化機10内における可塑化圧力を低くするべく、可変絞り弁51の絞り開度を高くして流路30aを開く際に、指令圧力と検出圧力との差に応じた速さ(差が大きいほど速い開放速度)で可変絞り弁51が開かれるように、可変絞り弁51の開閉速度(開放速度)を決める。そして、圧力センサ54の検出圧力が前記指令圧力に達したら、開閉速度(開放速度)を零とする指令を絞り弁用サーボモータ51aに出力して、可変絞り弁51の開放を止める。こうして、可塑化機10における可塑化圧力が適切な圧力となるように、可変絞り弁51による絞り開度を調節する。
このように、本実施形態では、指令圧力と検出圧力との差に応じた速さで可変絞り弁51を開閉させる(圧力差を可変絞り弁51の開閉速度と比例させる)ようにしたので、樹脂粘度のバラツキに関係なく可塑化圧力を制御することができ、したがって樹脂温度をより良好に制御することが可能となる。
その他の構成及び作用効果は前記実施形態2と基本的には同様である。
なお、前述の実施形態では、可塑化機10に対して1つの射出機20を連結する例について説明したが、これに限られず、1つの可塑化機10に対して複数個の射出機20を連結するようにしてもよい。この場合、前記連結部30は、可塑化機10の先端に結合された前記可変絞り機構部31と、この可変絞り機構部31にそれぞれ一端が結合された複数個の連結ホース33と、各連結ホース33の他端にそれぞれが結合されるとともに複数個の射出機20にそれぞれが結合された複数個の前記開閉切換機構部32とからなる構成とすることができる。
本発明の実施形態1に係る射出成形装置の全体構成を簡略的に示す部分断面概要図である。 本発明の実施形態2に係る射出成形装置の全体構成を簡略的に示す部分断面概要図である。 本発明の実施形態3に係る射出成形装置の全体構成を簡略的に示す部分断面概要図である。
符号の説明
10…可塑化機 20…射出機
30…連結部 13…回転スクリュ
30a…流路 40…制御装置
51…可変絞り弁 52…切換弁
53…温度センサ 54…圧力センサ

Claims (6)

  1. 樹脂材料を剪断熱により加熱しうる回転スクリュを有し、該樹脂材料を可塑化して溶融樹脂とする可塑化機と、
    前記可塑化機から供給された前記溶融樹脂を射出する射出機と、
    前記可塑化機と前記射出機とを連結し、該可塑化機から該射出機へ前記溶融樹脂を供給するための流路を有する連結部と、
    前記射出機側の前記流路に設けられた、該流路の開放及び閉鎖を切替制御可能な切替弁と、
    前記切替弁よりも前記可塑化機側の前記流路に設けられた、該流路を任意の開度に可変制御可能な可変絞り弁と、
    前記切換弁よりも前記可塑化機側の前記流路又は前記可塑化機内に設けられた、該流路又は該可塑化機内の前記溶融樹脂の温度を検出可能な温度センサと、
    前記可塑化機における可塑化条件を操作可能な制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記温度センサの検出温度に基づいて少なくとも前記可変絞り弁による絞り開度を調節可能となされていることを特徴とする射出成形装置。
  2. 前記可変絞り弁よりも前記可塑化機側の前記流路又は前記可塑化機内に設けられた、該流路又は該可塑化機内の前記溶融樹脂の圧力を検出可能な圧力センサをさらに備え、前記制御装置は、該圧力センサの検出圧力に基づいて前記可変絞り弁の開閉速度を調節可能となされていることを特徴とする請求項1記載の射出成形装置。
  3. 前記制御装置は、前記温度センサの検出温度に基づいて前記回転スクリュの回転速度を調節可能となされていることを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形装置。
  4. 樹脂材料を剪断熱により加熱しうる回転スクリュを有し、該樹脂材料を可塑化して溶融樹脂とする可塑化機と、該可塑化機から供給された前記溶融樹脂を射出する射出機と、前記可塑化機と前記射出機とを連結し、該可塑化機から該射出機へ前記溶融樹脂を供給するための流路を有する連結部と、前記射出機側の前記流路に設けられた、該流路の開放及び閉鎖を切替制御可能な切替弁と、前記切替弁よりも前記可塑化機側の前記流路に設けられた、該流路を任意の開度に可変制御可能な可変絞り弁と、前記切換弁よりも前記可塑化機側の前記流路又は該可塑化機内に設けられた、該流路又は該可塑化機内の前記溶融樹脂の温度を検出可能な温度センサと、前記可塑化機における可塑化条件を操作可能な制御装置とを備えた射出成形装置における樹脂温度の制御方法であって、
    前記制御装置を用いて、前記温度センサにより検出した検出温度に基づいて前記可変絞りによる絞り開度を調節して前記可塑化機における可塑化圧力を操作することにより、前記溶融樹脂の温度をフィードバック制御することを特徴とする射出成形装置における樹脂温度の制御方法。
  5. 前記射出成形装置は、前記可変絞り弁よりも前記可塑化機側の前記流路又は前記可塑化機内に設けられた、該流路又は該可塑化機内の前記溶融樹脂の圧力を検出可能な圧力センサをさらに備え、
    前記制御装置を用いて、前記圧力センサにより検出した検出圧力に基づいて前記可変絞り弁の開閉速度を調節することを特徴とする請求項4記載の射出成形装置における樹脂温度の制御方法。
  6. 前記制御装置を用いて、前記温度センサの検出温度に基づいて前記回転スクリュの回転速度を調節することを特徴とする請求項4又は5記載の射出成形装置における樹脂温度の制御方法。
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