JP2005144660A - Memsの付着性を減少させる方法および付着防止被覆された装置 - Google Patents

Memsの付着性を減少させる方法および付着防止被覆された装置 Download PDF

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Abstract

【課題】MEMSの付着性を減少させる方法および付着防止被覆されたMEMS装置を提供する。
【解決手段】装置の表面に付着防止層を形成する方法であって、キャップウエハー21上に被覆材料24を担持し、キャップウエハーとMEMSウエハー41を、それら両方のウエハーがひとつの中空空間を形成するように結合する。その後、前記被覆材料を蒸発させることでMEMSウエハーの表面の少なくとも一部を被覆する。
【選択図】図4

Description

本発明は、列挙した請求項の上位概念の特徴部を有する方法および装置に関する。
マイクロエレクトメカニカル構造体(MEMS)中の可動性の素子は固定構造体に付着することがある。付着のためのメカニズムは、特に、機械的過負荷、静電的積載および化学的結合を挙げることができる。化学的結合には、ファンデルワールス相互作用、イオン相互作用、共有結合または金属結合が重要である。高い表面エネルギーを有する表面、例えばケイ素表面はOH基からなる被覆層または水フィルムと接触する際に、強い結合力を示すことがある。この強い結合力は(水を取り除いた後に)イオン相互作用または共有結合をもたらし、かつこの強い結合力は両方の表面を一緒に結合する。
記載した付着(ドイツ語:Ankleben、英語:Sticking)は、表面を付着防止層(いわゆる粘着防止層)で被覆することにより阻止することができる。
液相からなる粘着防止層のMEMS構造体上への担持は、乾燥の際に毛管現象力がMEMSを接着するために、非常に困難を伴う。シランを有するガス相からの有機化合物での被覆法(英語:Chemical Vapour Deposition-CVD)は、例えばDE2625448から公知である。この被覆は、低い表面エネルギーを有する層で表面を不動態化し、場合により存在するOH基を被覆する。DE19817310は可動性のMEMS構造体の表面上への付着減少保護層としてCVD−SO2層、金属酸化物層、金属窒化物層および有機被覆を提案している。
反応性の、過フッ素化または芳香族シランは公知であり、市販されている。そのようなシランは部材表面上に存在するOH基と反応し、薄い固着したシラン層になる。そのような層の付着防止性、疎水性、疎油性およびその他の排斥する特性は公知である。固着(Sticking)の前に、マイクロメカニカル部材の保護のためにガス相から過フッ素化シランの単層を析出するための被覆法(CVD)はEP0845301から公知である。
固着の前に、マイクロエレクトロメカニカル部材を保護するためのその他のガス相被覆法はUS5694740から公知である。シリコーン油および特に過フッ素化シランを利用する。
その他のガス相被覆法はSakata J, Tsuchiya T, Inoue A, Tkumitsu S, Funabashi H等により“Anti-Stiction Sillanization coating........vapour phase deposition process”Transducers 99, 7.6.99, 仙台、日本、に記載されている。そこでは、マイクロエレクトロメカニカル部材は、1,1,2,2−テトラヒドロペルフルオロオクチルトリクロロシランでガス相被覆により“付着防止層”を備える。
マイクロエレクトロメカニカル構成要素の通常の製法は、多くのこれらの構成要素をウェハー上で、いわゆるMEMSウェハー上で、一緒に製造し、その後これを個別にすることからなる。環境からの影響から保護するために、マイクロエレクトロメカニカル構成要素はキャップを有する。通常のキャッピング法は、ケイ素キャップをマイクロエレクトロメカニカル構成要素上に担持し、シールガラス結合の工程によりこの構成要素と結合することからなる。
構成要素とまさに同様に、キャップもウェハー上で、いわゆるキャップウェハー上で一緒に製造することができ、引き続き個別にすることができる。更に、完全なMEMS−ウェハーおよび完全なキャップウェハーを相互に結合することにより、構成要素のキャッピングを行う方法も公知である。次いで、キャッピングした構成要素を個別にする。
DE2625448 DE19817310 EP0845301 US5694740 Sakata J, Tsuchiya T, Inoue A, Tkumitsu S, Funabashi H等著"Anti-Stiction Sillanization coating........vapour phase deposition process"Transducers 99, 7.6.99, 仙台、日本
本発明はMEMS−ウェハーの表面上に付着防止層を製造する方法に関する。その際、被覆するための表面を付着防止材料のガス相に曝す。
本発明の中核は、粘着防止媒体を機能ウェハーまたはMEMS−ウェハー上に直接担持するのではなく、第1の工程でキャップウェハー上に担持するということにある。この“接種した”キャップウェハーを次の工程で機能センサウェハーと、すなわちMEMS−ウェハーと永久的に結合する。この経過の際にまたはその後に、粘着防止媒体が蒸発し、MEMSウェハーの表面の少なくとも一部上に析出する。これにより、可動要素の付着は阻止される。その際MEMS−ウェハーのための特別な被覆工程は必要がない。
本発明による方法は、利点、特に費用が安価に実施可能であるという利点および更にウェハーバッチ全体の被覆のために使用可能である(バッチ可能性)という利点を有する。その他の利点は、既存の生産装置を使用することができることである。粘着防止媒体によるその他の製品への汚染(交叉汚染)はこの方法により最少にされるか、または完全になくなる。本発明による装置は特に安価に製造することができる。
この際、材料をキャップウェハー上に担持し、キャップウェハーをMEMS−ウェハーと結合するのが有利である。この工程および引き続き行われる工程の際に、この材料は蒸発し、かつMEMS−ウェハーの表面は被覆される。
更に、このキャップウェハーがシールガラスによりMEMS−ウェハーと結合されるのが有利である。シールガラスペーストはキャップウェハーとMEMS−ウェハーが包囲する、中空空間を外側から気密に密閉し、蒸発した付着防止材料を中空室の内部に保持し、そこで接する表面を少なくとも部分的に被覆する。
被覆するための材料の蒸発は周囲大気の圧力を低下させることによりおよび/または温度を上昇させることにより実施するのが特に有利である。この条件は材料の蒸発およびMEMS−ウェハー上への被覆に有利に働く。
本発明方法の有利な実施態様は、材料をシールガラスペーストに添加することである。これによりキャップウェハーのための特別な被覆工程は必要ない。更に、オーブン中でキャップウェハーにシールグラスプリベーク工程を実施している際に、材料をオーブンの大気に添加することも有利である。大気中に含有される材料はその工程の際にキャップウェハーを被覆する。
本発明による方法の有利な実施態様は、多孔質体、特にシリコーンゴムまたはフェニルシリコーンゴムからなる多孔質体を材料で含浸させ、含浸された多孔質体を空間中、特にガス洗浄器の供給管中の約200〜300℃の高温位置に配置することにより、密閉された空間、特にオーブンの中の大気に材料をドープすることである。オーブン洗浄ガスは材料を取り込み、この材料を密閉された空間中に導入する。その他の有利な実施態様は、貯蔵容器からなる蒸発器源を材料で充填し、空間の内部に配置することにより、密閉された空間の内部の大気を材料でドープすることである。同様に、空間に導入される洗浄ガス中に予め材料をドープすることにより、特に蒸発器からの洗浄ガスに材料を混合することにより、または洗浄ガスを泡沫生成容器(Blubbergefaess)中で材料中を通過させて泡沫生成することにより密閉された空間の内部の大気を材料でドープすることは有利である。それと共に、貯蔵ビンから材料を弁を介して、加熱した供給管を通過させて蒸発させ、密閉した空間に導入することにより、密閉された空間の内部の大気を材料でドープすることは、有利である。
本発明のその他の有利な実施態様は、キャップウェハーおよび/またはシールガラスを、シールガラスプリベーク工程の後に、材料で被覆することである。このことは、例えばディスペンス塗布(Dispensen)、スプレー塗布、浸漬、ナイフ塗布、スクリーン印刷、CVD被覆、ローラ塗布、コーチングにより実施することができる。
本発明による被覆法のために、シランの化合物群からの材料を使用するのが有利である。この化合物群からの材料は被覆のために非常に好適であり、特に良好な付着防止特性を示す。
更に、本発明はマイクロメカニカル機能部およびこれと結合するキャップとからなる装置にも関し、マイクロメカニカル機能部とキャップとは一緒に中空空間を包囲する。
本発明の中核は、中空空間に接する、機能部とキャップの表面、特に冒頭に記載した付着が生じることのある表面の少なくとも1部が、付着防止被覆を有することにある。
これにより、機能部のマイクロメカニカル構造体の、相互の、支持体へのおよびキャップへの付着が阻止される。特に、これによりマイクロメカニカル構造体上に僅かな高さで広がる平坦なキャップを使用することが可能になった。更に、これによりマイクロエレクトロメカニカル構成要素の小さな構造が可能になる。
その他の有利な実施態様は、従属請求項から明らかになる。
図面
本発明の実施例を図面に示し、かつ以下に詳細に説明する:
図1はキャップを備えるMEMS構成要素の断面図を示す、
図2はキャップウェハー上へのシールガラスのスクリーン印刷の方法を示す、
図3はシールガラスで印刷されたキャップウェハーのプリベーク工程を示す、
図4はMEMS−ウェハーとキャップウェハーとの結合を示している、
図5は温度調節ジャケットを備える液体源(泡沫生成容器)を示す、
図6は温度調節ジャケットを備える蒸発ビンを示す、
図7は蒸発器として孔を有する蓋を有する貯蔵容器を示す、
図8は貯蔵ビンと加熱した供給部を備えるオーブンを示す、
図9はガス洗浄器の供給管中にシリコーンゴムからなる多孔質体の形の蒸発器源を示す、
図10は本発明による装置の断面図を示す。
実施例の記載
次に記載した実施形により本発明を詳細に説明する。
図1は、キャップ12を備えるMEMS構成要素11の断面図を示す。MEMS構成要素11は第1の層または支持体13、絶縁層または犠牲層14および第2の層または機能層15から外方向に構造化されているマイクロメカニカル要素を備える機能層15からなる。MEMS構成要素11およびキャップ12はシールガラス17により結合されている。
図2は、キャップウェハー21上へのシールガラス23のスクリーン印刷の方法を示す。このシールガラス23は本発明方法の実施形においてスクリーン印刷装置22によりキャップウェハー21の縁部上に担持される。担持されたシールガラス被覆24の好適な層厚、典型的には5〜40μmは1回または複数回の印刷工程により達せられる。本発明方法による実施形によればシールガラス23は付着防止材料を含有する。
図3は、シールガラス被覆24を有するキャップウェハー21のプリベーク工程を示す。その際、熱作用31下に約300〜500℃の温度でシールガラスペーストの有機成分は蒸発または燃焼する。ガラスのタイプによっては付加的に前ガラス化を実施することができる。本発明方法のその他の実施形においては、キャップウェハー21を包囲する大気32に付着防止材料をドープし、かつキャップウェハー21の表面をこの材料で被覆する。
図4はMEMS−ウェハー41とキャップウェハー21との結合を示している。この工程は熱作用44下に実施する。その際、温度をシールガラスが被覆24中で液相で存在するように選択する。典型的には、温度300〜600℃である。その際、MEMS−ウェハー41およびキャップウェハー21を相互に接触させる。本発明方法の実施態様においてはシールガラス被覆24中に含有される付着防止材料が蒸発し、MEMS−ウェハー41およびキャップウェハーにより包囲された大気46をドープする。付着防止材料はドープされた大気46から析出し、接する表面、特にMEMS−ウェハー41のマイクロメカニカル構造体47を被覆する。
本発明方法の更なる実施態様によれば、キャップウェハーおよび/またはシールガラスをシールガラスプリベーク工程の後に付着防止材料を、特にディスペンス塗布、スプレー塗布、浸漬、ナイフ塗布、スクリーン印刷、ガス相からの被覆(CVD)、ローラ塗布、コーチングにより、被覆する。キャップウェハー(21)の表面上に担持したこの付着防止材料は結合の際に被覆45から蒸発し、同様にMEMS−ウェハー41およびキャップウェハーにより包囲された中空空間46中の大気をドープする。付着防止材料はドープされた大気から析出し、接する表面、特にMEMS−ウェハー41のマイクロメカニカル構造体47を被覆する。
図5は壁501により加熱可能である空間500を示す。本発明方法の実施態様によれば空間500中には、液相の形のまたはこの材料の不活性溶剤との溶液の形の付着防止材料503を充填した液体源(泡沫生成容器)502が存在する。この液体源502はスプレーガスの供給管504、特に閉鎖弁505および制御弁506を有する洗浄ガスの供給管504を有する。更に、液体源502は洗浄ガス排出管510、特に閉鎖弁508および制御弁507を有する洗浄ガスの排出管510を有する。オーブン洗浄ガスは供給管504を介して泡沫生成容器502中に流入し(泡沫生成し)、液体503を貫通し、その際に付着防止材料でドープされる。そのようにドープされたオーブン洗浄ガスは容器502を排出管510を通って流出し、この際制御弁507および閉鎖弁508を通過し、空間500中に流入する。これにより、空間500中の大気509は付着防止材料でドープされる。
図6は壁501により加熱可能である空間500を示す。本発明方法の更なる実施態様によれば、空間500中には、液相の形のまたはこの材料の不活性溶剤との溶液の形の付着防止材料503を充填した蒸発器602が存在する。この蒸発器602は排出管510、特に閉鎖弁508および制御弁507を有する。付着防止材料は蒸発器602中でガス相になり、容器602を排出管510を通って流出し、この際制御弁507および閉鎖弁508を通過し、空間500中に流入する。空間500中の大気509は付着防止材料でドープされる。
図7は壁501により加熱可能である空間500を示す。本発明方法の更なる実施態様によれば、空間500中には、孔を有する蓋703を有する容器702の形の蒸発器が存在する。この容器702は液相の形のまたはこの材料の不活性溶剤との溶液の形の付着防止材料503で充填されている。付着防止材料503は蒸発し、すなわち容器702中でガス相になり、孔を有する蓋703を通って流出し、空間500中に流入する。空間500中の大気509は付着防止材料でドープされる。
図8は壁501により加熱可能である空間500を示す。本発明方法の更なる実施態様によれば、空間500の外に、貯蔵ビン802が存在する。この貯蔵ビン802は加熱した排出管803、特に制御弁804、閉鎖弁805および出口510を有する排出管803を有する。この貯蔵ビン802は液相の形のまたはこの材料の不活性溶剤との溶液の形の付着防止材料503で充填されている。付着防止材料503は蒸発し、加熱した排出管803を通って貯蔵ビン802を流出し、空間500中に流入する。空間500中の大気509はこれにより付着防止材料でドープされる。
図9は壁501により加熱可能である空間500を示す。本発明方法の更なる実施態様によれば、空間500の中には、ガス洗浄器の供給管902が、特に空間500の約200〜300℃の高温位置に存在する。供給管902中には多孔質体903、特にシリコーンゴムまたはフェニルメチルシリコーンゴムからなる多孔質体903が存在する。この多孔質体903は液相の形のまたは不活性溶剤との材料の溶液中の付着防止材料503で含浸されている。付着防止材料503は多孔質体903から蒸発する。オーブン洗浄ガスは供給管902を通過し、その際付着防止材料503でドープされる。この洗浄ガスは制御弁507および閉鎖弁508を通過して、その後開口部510を通って空間500の大気509中に流入する。この際、大気509はこれにより付着防止材料でドープされる。
図10は実質的に機能部110およびキャップ106からなる、本発明による装置100が示される。機能部110およびキャップ106はシールガラスにより結合している、すなわち結合されている。機能部110およびキャップ106は一緒に空間を包囲している。この一緒に形成された空間に接する表面107は付着防止材料からなる被覆108を有する。機能部110は特に、支持体101および犠牲層102を有し、この上には機能層103が存在する。機能層は、マイクロメカニカル構造体104を構成し、このマイクロメカニカル構造体は特に可動性に設けられている。装置100の被覆108で被覆された表面107は、可動性のマイクロメカニカル構造体104の部分と他の部分、すなわち支持体101とまたはキャップ106との接触において全く付着を生じなくさせる。
200℃で1ミリバールを越える蒸気圧を有する材料は、特に図3〜9に示した方法により、オーブン大気をドーピングするために好適である。200℃で蒸気圧1ミリバール未満の材料はシールガラスのドーピング、特に図2によるドーピングのために好適である。
シランの次の群は記載された付着防止材料のために好適である:
1. MEMSのための粘着防止層のために好適なシランの群
1.1 R−SiX3および誘導体
R−SiX3、式中X=フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、アルコキシ、アセトキシ、
R−Si(X)2Me、式中、Xは上記のものを表し、Me=メチル、
R−Si(X)Me2、式中、Xは上記のものを表し、Me2=ジメチル、
R=Rf−Rb、式中、Rf=ペルフルオロエチル、−ブチル、−ヘキシル、−オクチル、−デシル、−メチルおよびRb=エチルおよびメチル、例えば1,1,2,2−テトラヒドロペルフルオロオクチル−または3,3,3−トリフルオロプロピル、
R=C1〜C30−アルキル、イソプロピル−、t−ブチル、
R=モノクロル化C1〜C4−アルキルまたはモノアルコキシアルキル、
R=アリールアルキル/アリール=フェニルエチル−、ナフチル−、2−メチル−2−フェニルエチル、4−フェニルブチル、ペンタフルオロフェニル、フェニル−、フェネチル、
R=ペルフルオロポリエーテル基、
R=アリルまたは3−アクリルオキシプロピル、アミノプロピル、メタクリルオキシメチル、ビニル、
1.2 R2−SiX2および誘導体
式中、X=フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、アルコキシ、アセトキシ、
R=Rf−Rb、式中、Rf=ペルフルオロエチル、−ブチル、−メチルおよびRb=エチルおよびメチル、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル、
R=アリールアルキル/アリール=フェニルエチル−、ナフチル−、ペンタフルオロフェニル、フェニル、
R=C1〜C4−アルキル、イソプロピル、t−ブチル、イソブチル−、
1.3 R3−SiXおよび誘導体
式中、X=フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、アルコキシ、アセトキシ、
R=Rf−Rb、式中、Rf=ペルフルオロエチル、−ブチル、−メチルおよびRb=エチルおよびメチル、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル、
R=C1〜C4−アルキル、イソプロピル、
R=アリールアルキル/アリール=フェニル、
1.4 X3Si−Rc−SiX3および誘導体
X3Si−Rc−SiX3、式中Xは前記のものを表し、Rc=メチル、エチル、プロピル、ブチル、二官能性ペルフルオロポリエーテル
(X)2MeSi−Rc−Si(X)2Me、式中XおよびRcは前記のものを表す、
X(Me)2Si−Rc−Si(X)Me2、式中XおよびRcは前記のものを表す、
1.5 ポリマー
ポリ(ホウ素ジフェニルシロキサン)
ジフェニルおよびジメチルシロキサンからなるコポリマー、例えばトリメチルペンタフェニルトリシロキサン DC 705、テトラメチルテトラフェニルトリシロキサン DC 704、
1.6 環式シラン:
1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルシクロトリシラザン、
1,3−ジメチル−1,1,3,3−テトラフェニルジシラザン、
1,3−ジフェニル−1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、
オクタメチルシクロテトラシラザン、
オクタフェニルシクロテトラシロキサン、
1.7 好適なシラザンおよびシロキサン:
1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン、
ヘキサメチルジシラザン、
ヘキサメチルジシロキサン、
オクタフェニルテトラシラザン、
オクタフェニルテトラシロキサン、
1.8 ガスクロマトグラフィーのための誘導体化剤:
N−(トリメチルシリル)ジメチルアミン、
N,N−ビス(トリメチルシリル)メチルアミン、
N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド、
N,O−ビス(トリメチルシリル)カルバメート、
N,O−ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセタミド、
N−ブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、
N−メチル−N−トリメチルシリルトリフルオロアセタミド、
更に、次の市販のシランもMEMS構成要素の付着防止被覆のために好適である;
反応性のペルフルオロポリエーテル誘導体、例えばアルコキシシラン末端PFPE′s7007XまたはGalden MF400シリーズ、リン酸末端PFPE′s Galden MF201またはMF200シリーズ、Galden MF407(アミドシラン末端基を有するペルフルオロポリエーテル)、Fa,Ausimont,Bollate,ItのFomblin Fluorolink S全て、
ポリ(ホウ素ジフェニルシロキサン)、例えばタイプSSP040、Fa.Gelest、
ジフェニルおよびジメチルシロキサンとからなるコポリマーからなるオイル、例えば、Fa.GelestのタイプPDM−0421、PMM−1043、PMP−5053、PDM−7040、PDM−7050、またはFa.Wacker BurghausenからのAP−もしくはAS−系列からのタイプ。
最後に、従来確認された、MEMS構成要素の付着防止被覆のために好適なシランのアルファベット順の表を挙げる:
(2−メチル−2−フェニエチル)メチルジクロロシラン、
(3−アクリルオキシプロピル)トリメトキシシラン、
1,1,2,2−テトラヒドロペルフルオロデシルトリエトキシシラン、
1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルシクロトリシラザン、
1,2−ビス(クロロジメチルシリル)エタン、
1,3−ビス(クロロジメチルシリル)ブタン、
1,3−ビス(クロロジメチルシリル)プロパン、
1,3−ビス(ジクロロメチルシリル)プロパン、
1,3−ビス(トリクロロシリル)プロパン、
1,3−ジメチル−1,1,3,3−テトラフェニルジシラザン、
1,3−ジフェニル−1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、
1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン、
11−(クロロジメチルシリルメチル)−ヘプタコサン、
11−(ジクロロメチルシリルメチル)−ヘプタコサン、
11−(トリクロロシリルメチル)−ヘプタコサン、
13−(クロロジメチルシリルメチル)−ヘプタコサン、
13−(ジクロロメチルシリルメチル)−ヘプタコサン、
13−(トリクロロシリルメチル)−ヘプタコサン、
2−クロロエチルトリクロロシラン、
3−クロロプロピルトリクロロシラン、
3−クロロプロピルトリメトキシシラン、
ジ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジクロロシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリアセトキシシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリブロモシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリクロロシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリエトキシシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリフルオロシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリイソプロポキシシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、
3−メトキシプロピルトリメトキシシラン、
4−フェニルブチルジメチルクロロシラン、
4−フェニルブチルメチルジクロロシラン、
4−フェニルブチルメチルジメトキシシラン、
4−フェニルブチルトリクロロシシラン、
4−フェニルブチルトリエトキシシラン、
4−フェニルブチルトリメトキシシラン、
アセトキシプロピルトリメトキシシラン、
アリルオキシウンデシルトリメトキシシラン、
アリルトリクロロシラン、
アミノプロピルトリエトキシシラン、
アミノプロピルトリメトキシシラン、
Ausimont Fomblin Fluorolink S、
Ausimont Galden 7007X(アルコキシシラン末端基を有するペルフルオロポリエーテル)、
Ausimont Galden MF407(アミドシラン末端基を有するペルフルオロポリエーテル)、
ジ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジアセトキシシラン、
ジ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジブロモシラン、
ジ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジクロロシラン、
ジ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジエトキシシラン、
ジ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジフルオロシラン、
ジ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジイソプロポキシシラン、
ジ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ジメトキシシラン、
ジ(ペンタフルオロフェニル)ジアセトキシシラン、
ジ(ペンタフルオロフェニル)ジブロモシラン、
ジ(ペンタフルオロフェニル)ジクロロシラン、
ジ(ペンタフルオロフェニル)ジエトキシシラン、
ジ(ペンタフルオロフェニル)ジフルオロシラン、
ジ(ペンタフルオロフェニル)ジイソプロポキシシラン、
ジ(ペンタフルオロフェニル)ジメトキシシラン、
ジエチルジアセトキシシラン
ジエチルジブロモシラン、
ジエチルジクロロシラン、
ジエチルジエトキシシラン、
ジエチルジフルオロシラン、
ジエチルジイソプロポキシシラン、
ジエチルジメトキシシラン、
ジイソプロピルジアセトキシシラン、
ジイソプロピルジブロモシラン、
ジイソプロピルジクロロシラン、
ジイソプロピルジエトキシシラン、
ジイソプロピルジフルオロシラン、
ジイソプロピルジイソプロポキシシラン、
ジイソプロピルジメトキシシラン、
ジメチルクロロシラン、
ジメチルジアセトキシシラン、
ジメチルジブロモシラン、
ジメチルジクロロシラン、
ジメチルジエトキシシラン、
ジメチルジフルオロシラン、
ジメチルジイソプロポキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、
ジメチルエトキシシラン、
ジメチルメトキシシラン、
ジメチルフェニルクロロシラン、
ジ−n−ブチルジクロロシラン、
ジ−n−ブチルジエトキシシラン、
ジ−n−ブチルジメトキシシラン、
ジフェニルジアセトキシシラン、
ジフェニルジブロモシラン、
ジフェニルジクロロシラン、
ジフェニルジエトキシシラン、
ジフェニルジフルオロシラン、
ジフェニルジイソプロポキシシラン、
ジフェニルジメトキシシラン、
ジフェニルメチルクロロシラン、
ジフェニルシランジオール、
ジプロピルジアセトキシシラン、
ジプロピルジブロモシラン、
ジプロピルジクロロシラン、
ジプロピルジエトキシシラン、
ジプロピルジフルオロシラン、
ジプロピルジイソプロポキシシラン、
ジプロピルジメトキシシラン、
ジ−t−ブチルジクロロシラン、
ドコセニルトリエトキシシラン、
ドデシルトリクロロシラン、
ドデシルトリアセトキシシラン、
ドデシルトリエトキシシラン、
ドデシルトリメトキシシラン、
エチルフェネチルトリメトキシシラン、
エチルフェネチルトリメトキシシラン、
エチルトリアセトキシシラン、
エチルトリブロモシラン、
エチルトリエトキシシラン、
エチルトリフルオロシラン、
エチルトリイソプロポキシシラン、
エチルトリメトキシシラン、
ヘキサデシルトリクロロシラン、
ヘキサメチルジシラザン、
ヘキサメチルジシロキサン、
イソブチルトリメトキシシラン、
イソプロピルトリアセトキシシラン、
イソプロピルトリブロモシラン、
イソプロピルトリクロロシラン、
イソプロピルトリエトキシシラン、
イソプロピルトリフルオロシラン、
イソプロピルトリイソプロポキシシラン、
イソプロピルトリメトキシシラン、
メタクリルオキシメチルトリエトキシシラン、
メタクリルオキシメチルトリメトキシシラン、
メチルトリアセトキシシラン、
メチルトリブロモシラン、
メチルトリエトキシシラン、
メチルトリフルオロシラン、
メチルトリイソプロポキシシラン、
メチルトリメトキシシラン、
N−(トリメチルシリル)ジメチルアミン、
N,N−ビス(トリメチルシリル)メチルアミン、
N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド、
N,O−ビス(トリメチルシリル)カルバメート、
N,O−ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセタミド、
ナフチルトリアセトキシシラン、
ナフチルトリブロモシラン、
ナフチルトリクロロシラン、
ナフチルトリエトキシシラン、
ナフチルトリフルオロシラン、
ナフチルトリイソプロポキシシラン、
ナフチルトリイソプロポキシシラン、
ナフチルトリメトキシシラン、
N−ブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、
N−メチル−N−トリメチルシリルトリフルオロアセタミド、
n−オクタデシルトリクロロシラン、
n−ウンデシルトリクロロシラン、
オクタデシルジメチルクロロシラン、
オクタデシルトリクロロシラン、
オクタデシルトリエトキシシラン、
オクタデシルトリメトキシシラン、
オクタメチルシクロテトラシラザン、
オクタフェニルシクロテトラシロキサン、
オクタフェニルテトラシラザン、
オクタフェニルテトラシロキサン、
オクチルメチルジクロロシラン、
オクチルメチルジメトキシシラン、
オクチルトリクロロシラン、
オクチルトリエトキシシラン、
オクチルトリエトキシシラン、
オクチルトリメトキシシラン、
ペンタフルオロフェニルアセトキシシラン、
ペンタフルオロフェニルジメチルクロロシラン、
ペンタフルオロフェニルメチルジクロロシラン、
ペンタフルオロフェニルメチルジメトキシシラン、
ペンタフルオロフェニルプロピルトリクロロシラン、
ペンタフルオロフェニルトリアセトキシシラン、
ペンタフルオロフェニルトリブロモシラン、
ペンタフルオロフェニルトリクロロシラン、
ペンタフルオロフェニルトリエトキシシラン、
ペンタフルオロフェニルトリフルオロシラン、
ペンタフルオロフェニルトリイソプロポキシシラン、
ペンタフルオロフェニルトリメトキシシラン、
ペルフルオロデシル−1H,1H,2H,2H−ジメチルクロロシラン、
ペルフルオロデシル−1H,1H,2H,2H−メチルジクロロシラン、
ペルフルオロデシル−1H,1H,2H,2H−トリアセトキシシラン、
ペルフルオロデシル−1H,1H,2H,2H−トリクロロシラン、
ペルフルオロデシル−1H,1H,2H,2H−トリエトキシシラン、
ペルフルオロデシル−1H,1H,2H,2H−トリメトキシシラン、
ペルフルオロドデシル−1H,1H,2H,2H−ジメチルクロロシラン、
ペルフルオロドデシル−1H,1H,2H,2H−メチルジクロロシラン、
ペルフルオロドデシル−1H,1H,2H,2H−トリクロロシラン、
ペルフルオロドデシル−1H,1H,2H,2H−トリエトキシシラン、
ペルフルオロドデシル−1H,1H,2H,2H−トリメトキシシラン、
ペルフルオロヘキシル−1H,1H,2H,2H−ジメチルクロロシラン、
ペルフルオロヘキシル−1H,1H,2H,2H−メチルジクロロシラン、
ペルフルオロヘキシル−1H,1H,2H,2H−トリクロロシラン、
ペルフルオロヘキシル−1H,1H,2H,2H−トリエトキシシラン、
ペルフルオロヘキシル−1H,1H,2H,2H−トリメトキシシラン、
ペルフルオロオクチル−1H,1H,2H,2H−ジメチルクロロシラン、
ペルフルオロオクチル−1H,1H,2H,2H−メチルジクロロシラン、
ペルフルオロオクチル−1H,1H,2H,2H−トリアセトキシシラン、
ペルフルオロオクチル−1H,1H,2H,2H−トリクロロシラン、
ペルフルオロオクチル−1H,1H,2H,2H−トリエトキシシラン、
ペルフルオロオクチル−1H,1H,2H,2H−トリメトキシシラン、
フェネチルトリクロロシラン、
フェネチルトリメトキシシラン、
フェニルトリアセトキシシラン、
フェニルトリアセトキシシラン、
フェニルトリブロモシラン、
フェニルトリクロロシラン、
フェニルトリエトキシシラン、
フェニルトリフルオロシラン、
フェニルトリイソプロポキシシラン、
フェニルトリメトキシシラン、
プロピルトリアセトキシシラン、
プロピルトリブロモシラン、
プロピルトリクロロシラン、
プロピルトリエトキシシラン、
プロピルトリフルオロシラン、
プロピルトリイソプロポキシシラン、
プロピルトリメトキシシラン、
t−ブチルジメチルクロロシラン、
t−ブチルジフェニルクロロシラン、
テトラメチルテトラフェニルトリシロキサンDC704、
テキシルジメチルクロロシラン(Thexyldimethylchlorosilan)、
トリ(3,3,3−トリフルオロプロピル)アセトキシシラン、
トリ(3,3,3−トリフルオロプロピル)ブロモシラン、
トリ(3,3,3−トリフルオロプロピル)フルオロシラン、
トリ(3,3,3−トリフルオロプロピル)クロロシラン、
トリ(3,3,3−トリフルオロプロピル)エトキシシラン、
トリ(3,3,3−トリフルオロプロピル)フルオロシラン、
トリ(3,3,3−トリフルオロプロピル)イソプロポキシシラン、
トリ(3,3,3−トリフルオロプロピル)メトキシシラン、
トリエチルアセトキシシラン、
トリエチルブロモシラン、
トリエチルクロロシラン、
トリエチルエトキシシラン、
トリエチルフルオロシラン、
トリエチルイソプロポキシシラン、
トリエチルメトキシシラン、
トリイソプロピルアセトキシシラン、
トリイソプロピルブロモシラン、
トリイソプロピルクロロシラン、
トリイソプロピルエトキシシラン、
トリイソプロピルフルオロシラン、
トリイソプロピルイソプロポキシシラン、
トリイソプロピルメトキシシラン、
トリメチルアセトキシシラン、
トリメチルブロモシラン、
トリメチルクロロシラン、
トリメチルエトキシシラン、
トリメチルフルオロシラン、
トリメチルヨードシシラン、
トリメチルイソプロポキシシラン、
トリメチルメトキシシラン、
トリメチルペンタフェニルトリシロキサンDC705、
トリフェニルクロロシラン、
トリフェニルメチルジメチルクロロシラン、
トリフェニルメチルメチルジクロロシラン、
トリフェニルメチルメチルジメトキシシラン、
トリフェニルメチルトリクロロシラン、
トリフェニルメチルトリエトキシシラン、
トリフェニルメチルトリメトキシシラン、
トリプロピルアセトキシシラン、
トリプロピルブロモシラン、
トリプロピルクロロシラン、
トリプロピルエトキシシラン、
トリプロピルフルオロシラン、
トリプロピルイソプロポキシシラン、
トリプロピルメトキシシラン、
ウンデシルジメチルクロロシラン、
ウンデシルメチルジメトキシシラン、
ウンデシルトリクロロシラン、
ウンデシルトリエトキシシラン、
ウンデシルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン。
キャップを備えるMEMS構成要素の断面図。
キャップウェハー上へのシールガラスのスクリーン印刷の方法を示す図。
シールガラスで印刷されたキャップウェハーのプリベーク工程を示す図。
MEMS−ウェハーとキャップウェハーとの結合を示す図。
温度調節ジャケットを備える液体源(泡沫生成容器)を示す図。
温度調節ジャケットを備える蒸発ビンを示す図。
蒸発器として孔を有する蓋を有する貯蔵容器を示す図。
貯蔵ビンと加熱した供給部を備えるオーブンを示す図。
ガス洗浄器の供給管中にシリコーンゴムからなる多孔質体の形の蒸発器源を示す図。
本発明による装置の断面図を示す。
符号の説明
11 MEMS構成要素、 12、106 キャップ、 13、101 支持体、 14、102 犠牲層、 15 機能層、 17、23 シールガラス、 21 キャップウェハー、22 スクリーン印刷装置、 24 シールガラス被覆、 41 MEMS−ウェハー、 31、44 熱作用、 32、509 大気、 45 被覆、 46 中空空間、 47、104 マイクロメカニカル構造体、 100 装置、 103 機能層、 107 表面、 108 層、110 機能部、 500 空間、 501 壁、 502 泡沫生成容器、 503 付着防止材料、 504、803、902 供給管、 505、508、805 閉鎖弁、 506、507、804 制御弁、 510 排出管、 602 蒸発器、 702 容器、 703 孔を有する蓋、 802 貯蔵ビン、 903 多孔質体

Claims (16)

  1. −層(108)が付着防止特性を有し、
    −被覆のための表面を材料のガス相に曝して、
    MEMS−ウェハー(41)の表面上に層(108)を製造する方法において、
    −キャップウェハー(21)上に該材料を担持し、
    −キャップウェハー(21)とMEMS−ウェハー(41)とを結合し、その際両方のウェハーが少なくとも1つの中空空間(46)を包囲し、かつ
    −結合および/または後続の工程の際に、この材料を蒸発させ、MEMS−ウェハー(41)の表面の少なくとも1部を被覆することを特徴とする、MEMS−ウェハー(41)の表面上に層(108)を製造する方法。
  2. キャップウェハー(21)をシールガラスペースト(23)によりMEMS−ウェハー(41)と結合する、請求項1記載の方法。
  3. 材料の蒸発および被覆を、周囲大気の圧力の低下によりおよび/または温度の上昇により実施する、請求項1記載の方法。
  4. シールガラスペースト(23)に材料を添加する、請求項2または3記載の方法。
  5. 空間(500)、特にオーブン中でキャップウェハー(21)にシールガラスプリベーク工程を実施し、材料(503)をオーブンの大気(509)に供給する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  6. 多孔質体(903)、特にシリコーンゴムまたはフェニルシリコーンゴムからなる多孔質体(903)を材料(503)で含浸させ、含浸した多孔質体(903)を空間(500)中の、特にガス洗浄の供給管(902)中の約200℃〜300℃の高温位置、に配置することにより、空間(500)の内部で大気(509)に材料(503)をドープする、請求項5記載の方法。
  7. 貯蔵容器(703)からなる蒸発器源を材料(503)で充填し、空間(500)の中に配置し、その中で材料(503)を蒸発させることにより、空間(500)の内部で大気(509)に材料(503)をドープする、請求項5記載の方法。
  8. 空間(500)中に導入する洗浄ガスに予め材料(503)をドープすることにより、特に泡沫生成容器(502)中で洗浄ガスを材料(503)中に泡沫生成下に導通することにより、または蒸発器(602)からの洗浄ガスに材料(503)を混合することにより、空間(500)の内部で大気(509)に材料(503)をドープする、請求項5記載の方法。
  9. 材料(503)を貯蔵ビン(802)から、弁を介して、加熱した供給管(803)を通して蒸発させ、空間(500)中に導入することにより、空間(500)の内部で大気(509)に材料(503)をドープする、請求項5記載の方法。
  10. キャップウェハー(21)および/またはシールガラスを、シールガラスプリベーク工程の後に、少なくとも部分的に材料で、特にディスペンス塗布、スプレー塗布、浸漬、ナイフ塗布、スクリーン印刷、ガス相からの被覆(CVD)、ローラ塗布またはコーチングにより、被覆する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  11. 材料としてシランの化合物群からの少なくとも1種の化合物を含有する、物質または物質の組合せを使用する、請求項1または3記載の方法。
  12. マイクロメカニカル機能部(110)およびこれと固定して結合するキャップ(106)からなり、該機能部(110)およびキャップ(106)が共通の中空空間(109)を包囲する装置(100)において、中空空間(109)に接する、装置(100)の表面(107)の少なくとも1部が付着防止被覆(108)を有することを特徴とする、装置。
  13. 中空空間(109)に接する、装置(100)の表面(107)全体が、付着防止被覆(108)を有する請求項12記載の装置。
  14. 中空空間(109)中の大気が材料でドープされている、請求項12記載の装置。
  15. シールガラス(105)が材料を含有する、請求項12記載の装置。
  16. 材料がシランの化合物群からの少なくとも1種の化合物を含有する、物質または物質の組合せである、請求項12記載の装置。
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