JP2005144521A - 鋳造機用圧力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 炉内圧力センサ15が検知した圧力値に基づいて、炉内圧力制御パターンAに追従させる弁作動態様を処理決定し、該態様に従って炉内圧力制御弁13を開閉作動させる炉内圧力制御手段と、キャビティ内圧力センサ16が検知した圧力値に基づいてキャビティ内圧力制御パターンBに追従させる弁作動態様を処理決定し、該態様に従ってキャビティ内圧力制御弁14を開閉作動させるキャビティ内圧力制御処理手段とを、所定の単位処理時間毎に並行して実行させる鋳造機用圧力制御装置1としたから、所望の製品を成形するための緻密な溶湯充填態様を適正に生成でき、複雑な形態の製品にあっても、安定的に、ヒケ等の不具合を生じず、かつ高品質に鋳造成形することができる。
【選択図】 図1
Description
炉内圧力センサが検知した圧力値に基づき、予め設定した炉内圧力制御パターンに従って弁作動態様を処理決定し、該弁作動態様に従って炉内圧力制御弁を開閉作動させる炉内圧力制御処理手段とを備えると共に、金型キャビティ内を吸引して減圧するキャビティ内圧力制御弁と、該金型キャビティのキャビティ内圧力を検知するキャビティ内圧力センサと、キャビティ内圧力センサが検知した圧力値に基づき、予め設定したキャビティ内圧力制御パターンに従って弁作動態様を処理決定し、該弁作動態様に従ってキャビティ内圧力制御弁を開閉作動させるキャビティ内圧力制御処理手段とを備え、各圧力制御処理手段を、各圧力制御弁の開閉作動可能な所定の単位処理時間毎に並行して実行させるようにしたものであることを特徴とする鋳造機用圧力制御装置である。
このような圧力制御装置として、具体的には、各圧力弁制御手段毎に、一機の中央制御装置CPUを搭載したパソコンを夫々に設置し、各圧力弁制御処理手段が独立的に実行されるようにした構成とすることができる。そして、炉内圧力制御処理手段とキャビティ内圧力制御手段とを、所定単位制御時間毎に別個にかつ同時並行的に実行することにより、両者が不必要に干渉することもなく、上述した本発明の作用効果を適正に発揮できる。また、各パソコンの制御処理機能を単純化できると共に、それぞれの制御する構成単位が明確化するから、各処理過程が繁雑化することもなく、制御系に不具合が生じる可能性も低くなる。また、製造現場のように外乱の多い場所にあって定期的に必要なメンテナンスや、プログラムの変更等を容易に行い得るという優れた利点もある。
(I)保持炉、金型キャビティという異なった部分の圧力制御を各圧力制御パターンに高精度で追従させることができ、所望の製品を成形するための緻密な溶湯充填態様を適正に生成できる。
(II)製品品質に対する影響が大きい、各圧力制御パターンの圧力勾配が変化する変曲点にあっても、圧力制御弁の開閉作動を該圧力制御パターンに適切に追従させることができる。
(III)各圧力制御弁の開閉作動を、各圧力制御処理手段の制御処理に従って適切に追従可能であり、各圧力制御弁を所定単位時間毎に安定的に作動させることができる。
(IV)而して、自動車用ホイールのように複雑な形態の製品にあっても、安定的に、ヒケ等の不具合を生じず、かつ高品質に鋳造成形することができる。
実施形態例としては、本発明にかかる鋳造機用圧力制御装置1を、自動車用ホイールの鋳造成形用の鋳造機2に適用したものである。この鋳造機2は、図1のように、溶湯金属50を保持した保持炉3と、金型4を内包するチャンバー5とを備え、さらに、該保持炉3にエアー供給装置20によりエアーを流入させる流入口11と、エアー吸引装置21によりチャンバー5内のエアーを吸引する吸引口12とが配設されている。このエアー供給装置20と流入口11との間には、該エアー供給装置20からのエアー流入量をその開閉量により制御可能な炉内圧力制御弁13が配設されている。同様に、エアー吸引装置21と吸引口12との間には、該エアー吸引装置21からのエアー量をその開閉量により制御可能なキャビティ内圧力制御弁14が配設されている。また、保持炉3の内部には、炉内圧力を検知する炉内圧力センサ15が配設されており、チャンバー5の内部には、キャビティ内圧力センサ16が配設されている。そして、前記炉内圧力制御弁13、キャビティ内圧力制御弁14、炉内圧力センサ15、キャビティ内圧力センサ16と夫々に電気的に接続された圧力制御用プログラマブルロジックコントローラ(以下、PLC)17が配されている。
本発明にかかる鋳造機用圧力制御装置1にあっては、上記した炉内圧力制御弁13、炉内圧力センサ15、及びこれらを制御する炉内圧力制御処理手段と、キャビティ内圧力制御弁14、キャビティ内圧力センサ16、及びこれらを制御するキャビティ内圧力制御処理手段とを備えてなる。ここで、炉内圧力制御処理手段、キャビティ内圧力制御処理手段として、上記した圧力制御用PLC17に、炉内圧力制御弁13の弁制御態様を決定する炉内圧力プログラム、キャビティ内圧力制御弁14の弁制御態様を決定するキャビティ内圧力プログラムが夫々に設定されている。
先ず、鋳造機2の準備を行う。図1のように、保持炉3内に溶湯金属50を入れ、ストークス41を取り付けた装着蓋40により保持炉3を密閉状に遮断する。ここで、保持炉3内は、図示しないヒーター等により所定温度に保持する。また、下金型44及び横金型47をチャンバー5内に設置し、上金型46が取り付けられた可動蓋49により該チャンバー5を密閉状に遮断する。これにより、金型4に金型キャビティ6が形成される。初期状態にあっては、炉内圧力制御弁13及びキャビティ内圧力制御弁14は閉鎖され、保持炉3及びチャンバー5がそれぞれ密閉されている。そして、作動用PLC18の作動スイッチ(図示省略)のON作動により、エアー供給装置20及びエアー吸引装置21を作動開始する。この作動用PLC18は、チャンバー5を密閉し、かつエアー供給装置20とエアー吸引装置21とを作動し、鋳造成形が可能な状態となると、圧力制御の開始を容認する信号を、圧力制御用PLC17に送信する。
2 鋳造機
3 保持炉
4 金型
5 チャンバー
6 金型キャビティ
13 炉内圧力制御弁
14 キャビティ内圧力制御弁
15 炉内圧力センサ
16 キャビティ内圧力センサ
17 圧力制御用PLC
41 ストークス
50 溶湯金属
Claims (3)
- 溶湯金属を保持する保持炉内を金型キャビティに比して相対的に増圧することにより、該溶湯金属を、上端が金型キャビティと連通し、下端が保持炉内と連通するストークスを介して、金型キャビティ内に充填させる鋳造機用圧力制御装置において、
保持炉内を加圧する炉内圧力制御弁と、
該保持炉の炉内圧力を検知する炉内圧力センサと、
炉内圧力センサが検知した圧力値に基づき、予め設定した炉内圧力制御パターンに従って弁作動態様を処理決定し、該弁作動態様に従って炉内圧力制御弁を開閉作動させる炉内圧力制御処理手段とを備えると共に、
金型キャビティ内を吸引して減圧するキャビティ内圧力制御弁と、
該金型キャビティのキャビティ内圧力を検知するキャビティ内圧力センサと、
キャビティ内圧力センサが検知した圧力値に基づき、予め設定したキャビティ内圧力制御パターンに従って弁作動態様を処理決定し、該弁作動態様に従ってキャビティ内圧力制御弁を開閉作動させるキャビティ内圧力制御処理手段とを備え、
各圧力制御処理手段を、各圧力制御弁の開閉作動可能な所定の単位処理時間毎に並行して実行させるようにしたものであることを特徴とする鋳造機用圧力制御装置。 - 炉内圧力制御処理手段とキャビティ内圧力制御処理手段とを、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)により並行して制御するようにしたものであることを特徴とする請求項1に記載の鋳造機用圧力制御装置。
- 炉内圧力制御弁とキャビティ内圧力制御弁の各弁作動態様を弁開放量により設定し、該弁開放量を、前単位制御時間で作動した前弁開放量から連続的に移行させることにより開閉作動を行うように制御するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鋳造機用圧力制御装置。
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2003
- 2003-11-18 JP JP2003388511A patent/JP2005144521A/ja active Pending
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