JP6474031B2 - 鋳造装置及び鋳造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、保持炉の溶湯を、ストークを介して成形型に充填する構造を備えた鋳造装置及び鋳造方法に関するものである。
従来において、保持炉、ストーク及び成形型を備えた鋳造装置は、代表的には低圧鋳造装置であり、例えば、特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に記載の鋳造装置は、溶湯を蓄えた保持炉の上部に成形型を配置すると共に、保持炉と成形型のキャビティとをストークで連通させた構造である。この鋳造装置は、保持炉の内部空間を空気等で加圧することで、ストークを介して成形型のキャビティに溶湯を加圧充填し、溶湯が凝固した後、成形型を開放して成形品(鋳造品)の取り出しを行うこととなる。
特開平11−300464号公報
ところが、上記したような鋳造装置では、ストーク内において、溶湯が広い範囲を頻繁に上下動することで、湯面に酸化被膜が繰り返し生成され、その酸化被膜が蓄積される。この酸化被膜は、キャビティに入ると、湯廻り不良や引け巣の原因になるだけでなく、材料特性や実体強度を著しく低下させる原因になる。
また、従来の鋳造装置では、保持炉内の溶湯の使用量に応じて、その減じた高さ分に相当する加圧力(保持炉の内部空間の加圧力)を補正しながら溶湯の充填を行うことで、繰り返し鋳造しても溶湯を充填する時間及び圧力を一定に保つようにしている。ところが、従来の鋳造装置では、溶湯の充填制御の精度が低く、湯流れにばらつきが生じて品質に影響を及ぼす虞があることから、溶湯の充填制御の高精度化が要望されていた。
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、ストーク内における溶湯の湯面に発生する酸化被膜の量を抑制することができると共に、溶湯の充填制御の高精度化を実現することができる鋳造装置及び鋳造方法を提供することを目的としている。
本発明に係わる鋳造装置は、保持炉内に蓄えた溶湯を、ストークを介して成形型のキャビティに充填する構造を有するものである。そして、鋳造装置は、ストークに、その内部の溶湯に対してキャビティ内への推力を付与する電磁ポンプを備え、前記ストーク内の湯面の位置を検出するための第1湯面センサと、前記成形型を開放した状態において前記ストーク内の湯面の位置を検出するための第2湯面センサとを備え、前記第2湯面センサが、非接触式のセンサであって、離型した成形品が載置されるパレットの下面に取り付けてあるた構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
本発明に係わる鋳造方法は、上記の鋳造装置を用いて鋳造を行うに際し、電磁ポンプにより成形型のキャビティに溶湯を充填した後、電磁ポンプを制御してストーク内の溶湯の湯面を湯口の下側近傍の位置で保持し、その後、次の鋳造工程に移行することを特徴としている。
本発明に係わる鋳造装置では、電磁ポンプにより成形型のキャビティに溶湯を充填した後、電磁ポンプを制御してストーク内の溶湯の湯面を湯口の下側近傍の位置で保持することが可能であり、ストーク内の湯面の位置を検出するセンサとして第1湯面センサ及び非接触式の第2湯面センサを備えると共に、電磁ポンプを電気的に制御するので、湯面の位置を正確に保持することが容易である。これにより、鋳造装置は、ストーク内における溶湯の湯面の上下動範囲を小さくして湯面の乱れを防止することで、湯面に発生する酸化被膜の量を大幅に抑制することができると共に、溶湯の充填制御の高精度化を実現することができる。
本発明に係わる鋳造方法によれば、ストーク内における溶湯の湯面に発生する酸化被膜の量を抑制することができると共に、溶湯の充填制御の高精度化を図ることができる。
本発明に係わる鋳造装置の第1実施形態を示す説明図である。 鋳造工程を順に説明する各々断面図(A)〜(E)である。 電磁ポンプの推力及びキャビティ内の圧力の変化を示すグラフである。 本発明に係わる鋳造装置の第2実施形態を示す説明図である。 本発明に係わる鋳造装置の第3実施形態を示す説明図である。
〈第1実施形態〉
図1に示す鋳造装置1は、基盤2により保持された成形型3と、成形型3の下側に配置した保持炉4と、保持炉4に蓄えた溶湯5を成形型3のキャビティ6に充填するためのストーク7とを備えている。そして、鋳造装置1は、ストーク7に、その内部の溶湯5に対してキャビティ6内への推力を付与する電磁ポンプ8を備えている。
図示例の成形型(金型・鋳型)3は、基盤2に固定した下型3Lと、下型3Lに対向して昇降可能な上型3Uと、下型3Lと上型3Uの間に配置した中型3Mとを備え、これらの間で成形空間としてのキャビティ6を形成する。下型3Lは、ストーク7の上側に連通する湯口9を備えている。
また、鋳造装置1は、基盤2上で成形型3を覆うチャンバー10と、成形型3のキャビティ6内を減圧する吸引装置11を備えている。チャンバー10は、開閉可能な上下のハウジング10U,10Lで構成されており、上部ハウジング10Uと、成形型3の上型3Uとが一体化してある。
吸引装置11は、チャンバー10の上側のハウジング10Uを貫通する配管11Aと、減圧制御弁11Bと、真空タンク等で構成された吸引源11Cなどを備えている。この吸引装置11は、チャンバー10内を吸引することにより、成形型3の各型の隙間を通してキャビティ6内を吸引する。つまり、この実施形態の吸引装置11は、チャンバー10を介してキャビティ6内を減圧させるものとなっている。
保持炉4は、上方への開放部4Aを備えると共に、この開放部4Aにおいてストーク7の上部を保持しており、そのほか、溶湯5を加熱するためのヒーター(図示せず)などを備えている。
ストーク7は、下端部が保持炉4内の溶湯5に没していると共に、先述したように上端部が成形型3の湯口9に連通しており、外周部に電磁ポンプ8が設けてある。電磁ポンプ8は、図示しないコアを備え、溶湯5とコアとの間に移動磁界を生じさせて溶湯5にキャビティ方向(上方向)の推力を付与するものである。また、電磁ポンプ8は、その駆動装置として、電源等で構成される駆動源8A、電力調整器8B、及び瞬間電力センサ8Cなどを備えている。
上記の鋳造装置1は、第1〜第3の湯面センサS1〜S3と、これらのセンサS1〜S3の検出データに基づいて電磁ポンプ8を制御するポンプ制御装置12を備えている。
第1湯面センサS1は、ストーク7内の湯面の位置を検出するためのものであって、成形型3の下型3Lの下面に取り付けられている。よって、第1湯面センサS1は、ストーク7の上部、すなわち湯口9の下側近傍の位置で湯面を検出するものである。この第1湯面センサS1は、溶湯5に浸漬しても繰り返し使用可能な接触式のセンサであって、高さを異ならせた2つの検出部Sa,Sbを備えている。
第2湯面センサS2は、成形型3を開放した状態においてストーク7内の湯面の位置を検出するためのものであって、離型した成形品(鋳造品)Fを載置するパレットPの下面に取り付けられている。この第2湯面センサS2は、熱影響の少ない位置から高精度の検出を行うもので、例えばレーザーを用いた非接触式のセンサである。なお、図示の成形品Fは、成形時に使用した中子50を有している。
第3湯面センサS3は、保持炉4内の湯面の位置を検出するためのものであって、保持炉4の内側上部に取り付けられている。この第3湯面センサS3は、高温の保持炉4内においても繰り返し使用可能な非接触式のセンサである。
ポンプ制御装置12は、コンピュータであって、第1湯面センサS1の検出データに基づいて電磁ポンプ8を制御する。具体的には、ポンプ制御装置12は、第1湯面センサS1の検出データや瞬間電力センサ8Cの検出データに基づいて、電磁ポンプ8の電力調整器8Bを調整し、電磁ポンプ8による推力を増減させる制御を行う。換言すれば、電磁ポンプ8による推力が増減するように、電力調整器8Bを調整する。
ここで、この実施形態の鋳造装置1では、高さが異なる2つの検出部Sa,Sbを備えた第1湯面センサS1を用いているので、この第1湯面センサS1の検出データに基づいて電磁ポンプ8による推力を調整することにより、ストーク7内における溶湯5の湯面を上下の検出部Sa,Sb間の位置、すなわち湯口9の下側近傍の位置に保持する制御が可能である。
さらに、ポンプ制御装置12は、第2湯面センサS2の検出データに基づいて、保持炉4内の湯面の位置や、成形型3を開放した状態でのストーク7内の湯面の位置を算出し、これらの算出結果に基づいて電ポンプ8の制御の補正を行う。この際、第2湯面センサS2の検出データに加えて、第3湯面センサS3の検出データを用いることもできる。
次に、図2及び図3に基づいて、上記の鋳造装置1を用いた鋳造方法を説明する。
まず、図2(A)に示すように保持炉4に溶湯5を充填し、成形型3には中子50をセットして、同成形型3を閉じる。この際、チャンバー10も閉じられる。
その後、図2(B)に示すように、電磁ポンプ8に電力を供給してストーク7内の溶湯5に推力を付与し、溶湯5が湯口9付近にまで押し上げられたところで、吸引装置11によりチャンバー10を通してキャビティ6内を減圧し(図3中の符号K1)、同キャビティ6に溶湯5を充填する。また、溶湯5の充填が完了したところで、吸引装置11の作動を停止し(図3中の符号K2)、湯口9内の溶湯5が凝固するまで電磁ポンプ8による加圧を継続する(図3中の符号K3)。
次に、図2(C)に示すように、湯口9内の凝固が完了したところで、ポンプ制御手段12により電磁ポンプ8に供給する電力を徐々に下げ、これにより推力を下げて(図3中の符号K4)、ストーク7内の湯面を下げる。この際、ポンプ制御手段12は、第1湯面センサS1の上下の検出部Sa,Sbからの検出データに基づいて、上下の検出部Sa,Sb間の領域に湯面が移動するように、電磁ポンプ8に供給する電力を調整する(図3中の符号K5)。この工程では、ストーク7内における溶湯5の移動距離が従来に比べて著しく短くなるので、溶湯5の湯面における酸化被膜の生成量が著しく少なくなる。
その後、図2(D)に示すように、成形型3を開放し、中子50を含む成形品Fを取り出したところで、第2湯面センサS2の検出データに基づいてストーク7内の湯面の高さ補正を行う(図3中の符号K6)。つまり、この鋳造装置1では、上下の検出部Sa,Sbから成る第1湯面センサS1によりストーク7内の湯面の位置をラフに検出し、成形型3を開放した後、第2湯面センサS2で湯面の位置を高精度に検出することで、湯面の高さ補正を行う。
上記の第2湯面センサS2は、高温や粉塵などの厳しい環境から距離を隔てて短時間で使用するので、高精度の測定機器を使用することが可能であり、パレットP等のように一定動作を繰り返す取り出し装置に設ければ、測定作業がより安定し、一連の鋳造工程中で測定作業を行うことが可能である。この第2湯面センサS2の検出データをポンプ制御装置12にフィードバックすることで、毎ショットの度に、ストーク7内の湯面を同じ高さに保持することができる。
そして、図2(E)に示すように、成形型3に中子50をセットし、2ショット目の鋳造を行う(図3中の符号K7〜K9)。この際、鋳造装置1では、ストーク7内の溶湯5が湯口9の下側近傍の位置に保持されているので、キャビティ6内への溶湯5の充填が速やかに行われる。また、ストーク7内の湯面の高さを高精度で補正しているので、毎ショットの度に、加圧及び吸引の制御の時間が一定となるために、キャビティ6内での溶湯5の流れが安定する。
さらに、鋳造装置1では、第3湯面センサS3により保持炉4内における溶湯5の湯面の位置(高さ)を検出して、溶湯5の残量を常に把握している。これにより、保持炉4内には、成形品Fとほぼ同等の体積の空気しか流入しないために、湿度の高い時期であっても、保持炉4内の溶湯に水分が入ることで生じる水素量の増加も低く抑えられ、ピンホールや引け巣といった鋳造欠陥の発生も抑制できる。
上記実施形態で説明した鋳造装置1は、電磁ポンプ8により成形型3のキャビティ6に溶湯5を充填した後、電磁ポンプ8を制御してストーク7内の溶湯5の湯面を湯口9の下側近傍の位置で保持することが可能である。また、電磁ポンプ8を電気的に制御するので、湯面の位置を正確に保持することが容易である。
これにより、鋳造装置1は、ストーク7内における溶湯5の湯面の上下動範囲を小さくして湯面の乱れを防止することで、湯面に発生する酸化被膜の量を大幅に抑制することができると共に、溶湯5の充填制御の高精度化を実現することができる。しかも、鋳造装置1は、ストーク7内での溶湯5の移動量が小さいので、酸化被膜の生成量の低減により、成形品の品質向上や鋳造のサイクルタイムの短縮化に貢献することができる。
また、上記実施形態で説明した鋳造方法によれば、ストーク7内における溶湯5の湯面に発生する酸化被膜の量を抑制することができると共に、溶湯5の充填制御の高精度化を図ることができる。
さらに、上記の鋳造装置1は、ストーク7内の湯面の位置を検出するための第1湯面センサS1と、第1湯面センサS1の検出データに基づいて電磁ポンプ8を制御するポンプ制御装置12を備えているので、簡単な構成でストーク7内の湯面の位置制御を行うことができる。
さらに、上記の鋳造装置1は、成形型3を開放した状態においてストーク7内の湯面の位置を検出するための第2湯面センサS2を備え、ポンプ制御装置12が、第2湯面センサS2の検出データに基づいて、電ポンプ8の制御の補正を行うので、保持炉4の溶湯5の量の変動を受けることなく、キャビティ6への溶湯5の充填時間が安定する。
さらに、上記の鋳造装置1は、成形型3のキャビティ6内を減圧する吸引装置11を備えているので、キャビティ6における充填挙動が安定して湯流れ性が良好になり、充填時間も安定することから、成形品Fが薄肉物である場合でも高品質に成形し得る。
図4及び図5は、本発明の鋳造装置及び鋳造方法の第2及び第3の実施形態を説明する図である。なお、以下の実施形態において、第1実施形態と同じ構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
〈第2実施形態〉
図4に示す鋳造装置は、電磁ポンプ8を設けたストーク7を複数(図示例では2つ)備え、ポンプ制御装置12が、各ストーク7の電磁ポンプ8を個別に制御するものとなっている。このため、成形型3は、個々のストーク7に対応した湯口9を備えている。各電磁ポンプ8は、その駆動装置として、電力調整器8B及び瞬間電力センサ8Cを個別に備えると共に、共通の駆動源Aを備えている。
上記構成を備えた鋳造装置1は、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができると共に、各電磁ポンプ8の推力調整による溶湯5の供給量調整は、応答性が高く、短い充填時間内でも自由に供給量を調整できるため、キャビティ6内の溶湯5の流れるパターンをコントロールすることができ、エアロックによる湯境等の不良発生を抑制することができる。
また、鋳造装置1は、湯口のゲート断面積等で固定的にキャビティ内の溶湯の流れるパターンをコントロールする方法に対して、湯口9のゲート部の凝固時間差等の制約に縛られることなく、充填時間内に各ストーク7間の流量比を大きく変化させることも可能であり、コントロールの自由度が大きいものとなる。
〈第3実施形態〉
図5に示す鋳造装置1は、ストーク7の軸線方向において、複数(図示例では2つ)の電磁ポンプ8,8を配置した構成になっている。また、図示の鋳造装置は、保持炉4内を加圧する加圧装置13を備えている。
図示例の鋳造装置1では、保持炉4の外部に延出したストーク7の上端部に上側の電磁ポンプ8を配置し、保持炉4内において、ストーク7の下端部に下側の電磁ポンプ(点線で示す)8を配置している。これらの電磁ポンプ8は、第2実施形態と同様に、共有のポンプ制御装置12により制御することができる。
加圧装置13は、供給側装置14と排気側装置15とで構成されており、ポンプ制御装置12により制御される。なお、ポンプ制御装置12は、先述したようにコンピュータであるから、電磁ポンプ8以外の制御を行うことも可能であり、システム制御装置としての機能を有する。
供給側装置14は、配管14Aと、ポンプ制御装置12により制御される電空比例弁14Bと、配管14Aにおいて並列に配置した2系統のボリュームブースター14C,14C及び給気弁14D,14Dと、加圧流体(空気)の供給源14Eを備えている。供給側装置14に関しては、ポンプ制御装置12において、第1〜第3の湯面センサS1〜S3の検出データが用いられる。
他方、排気側装置15は、配管15Aと、配管15Aにおいて並列に配置した2つの排気弁15B,15Bとを備えている。この排出側装置15に関しては、ポンプ制御装置12において、第1及び第3の湯面センサS1,S3の検出データが用いられる。なお、上記の加圧装置13を備えた構成においては、保持炉4に、2つの圧力センサPS1,PS2及び圧力計PIが設けてある。
上記構成を備えた鋳造装置1は、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができると共に、夫々の電磁ポンプ8を、設置する雰囲気の温度に応じた耐熱性の部品で構成することができ、装置の費用を抑えることができる。この実施形態では、上側の電磁ポンプ8には、下側の電磁ポンプ8よりも耐熱性の低いものを用いることができる。
また、鋳造装置1は、加圧装置13を備えているので、この加圧装置13及び上側の電磁ポンプ8により、溶湯5をキャビティ6に充填することができる。つまり、加圧装置13により保持炉4の内部空間を加圧して、ストーク7の溶湯5を電磁ポンプ8の位置まで上昇させれば、電磁ポンプ8により溶湯5をキャビティ6に充填することができる。
上記加圧装置13を採用した場合には、下側の電磁ポンプ8を不要にすることができ、保持炉4の外側に配置した上側の電磁ポンプ8のみで構わない。これにより、電磁ポンプ8の一部又は全体が溶湯5に浸漬され続けることがないので、電磁ポンプ8の曝される平均温度が低くなる。その結果、電磁ポンプ8に関しては、寿命を長くすることができるほか、耐熱性の高くない部品を使用して安価に得ることができ、故障時のメンテナンス性も向上する。
本発明に係わる鋳造装置及び鋳造方法は、その具体的構成が上記各実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の細部を適宜変更することが可能である。
1 鋳造装置
3 成形型
4 保持炉
5 溶湯
6 キャビティ
7 ストーク
8 電磁ポンプ
9 湯口
11 吸引装置
12 ポンプ制御装置
13 加圧装置
S1 第1湯面センサ
S2 第2湯面センサ

Claims (8)

  1. 保持炉内に蓄えた溶湯を、ストークを介して成形型のキャビティに充填する鋳造装置において、ストークに、その内部の溶湯に対してキャビティ内への推力を付与する電磁ポンプを備え
    前記ストーク内の湯面の位置を検出するための第1湯面センサと、
    前記成形型を開放した状態において前記ストーク内の湯面の位置を検出するための第2湯面センサとを備え、
    前記第2湯面センサが、非接触式のセンサであって、離型した成形品が載置されるパレットの下面に取り付けてあることを特徴とする鋳造装置。
  2. 1湯面センサの検出データに基づいて電磁ポンプを制御するポンプ制御装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置。
  3. ンプ制御装置が、第2湯面センサの検出データに基づいて、電ポンプの制御の補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の鋳造装置。
  4. 成形型のキャビティ内を減圧する吸引装置を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋳造装置。
  5. 電磁ポンプを設けたストークを複数備え、
    ポンプ制御装置が、各ストークの電磁ポンプを個別に制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鋳造装置。
  6. ストークの軸線方向において、複数の電磁ポンプを配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋳造装置。
  7. 保持炉内を加圧する加圧装置を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鋳造装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の鋳造装置を用いて鋳造を行うに際し、
    電磁ポンプにより成形型のキャビティに溶湯を充填した後、電磁ポンプの推力制御によりストーク内の溶湯の湯面を湯口の下側近傍の位置で保持し、その後、次の鋳造工程に移行することを特徴とする鋳造方法。
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