JP2005143811A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の遊技機は、遊技者に設問を提示する液晶表示器23と、遊技者によって操作され、液晶表示器23に提示された設問に対する回答を入力する入力手段(32,33a,33b)を備える。液晶表示器23を制御する遊技制御手段78は、抽選の結果と、遊技者によって入力された回答との関係から、提示された設問の正答となる回答を液晶表示器23から報知する。
【選択図】 図3
Description
特許文献1に記載の遊技機は、図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技者にクイズを出題する表示器とを有する。かかる遊技機において所定条件が成立すると、抽選が行われると共に図柄表示装置に図柄が変動表示される。抽選の結果が当選していると表示器にクイズが表示され、遊技者はボタンを操作して表示器に表示されたクイズの回答を入力する。遊技者が入力した回答が正しい場合は、図柄表示装置に所定の図柄の組合せが停止表示され、遊技者に特典が付与される。
なお、かかる課題を解決するための方法としては、抽選の結果が当選の場合は易しい設問を提示し、抽選の結果が当選でない場合は非常に難しい設問を提示する等の方法も考えられる。しかしながら、このような方法では、設問が提示された段階で抽選に当選したのか否かが遊技者に判明してしまい、遊技の興趣を損ねてしまうという問題がある。
この遊技機は、遊技者に設問を提示する提示手段と、遊技者によって操作され、提示手段に提示された設問に対する回答を入力する入力手段と、提示手段に提示された設問の正答を遊技者に報知する正答報知手段と、提示手段と正答報知手段を制御する遊技制御手段とを備える。
そして、その遊技制御手段は、(1)所定の遊技条件が成立して抽選が行われた場合に、正答となりうる少なくとも2つの選択肢を含む多肢選択式の設問を提示手段に提示し、(2)提示された複数の選択肢の中から正答となりうる選択肢の1つが入力手段から入力された場合に、前記抽選の結果が当選となっていると入力手段から入力された選択肢を正答として正答報知手段から報知する一方、前記抽選の結果が当選となっていないと正答となりうる選択肢のうち入力手段から入力された選択肢とは異なる選択肢を正答として正答報知手段から報知するプログラムを有している(手段1)。
(特徴) 本実施形態のパチンコ機では、始動口にパチンコ球が入賞するとメイン制御基板は抽選を行う。そして、メイン制御基板は、その抽選の結果をサブ制御基板にコマンドとして出力し、また、抽選の結果が当りの場合には遊技者に特典を付与する。
サブ制御基板は、表示装置に多肢選択式のクイズを表示する。遊技者は、パチンコ機前面に設けられたボタンを操作してクイズの解答を入力する。遊技者によって選択された回答はサブ制御基板に入力される。クイズには、(1)常識的に考えると正しい選択肢と、(2)ナゾナゾとして考えると正しい選択肢の2つが含まれている。サブ制御基板は、抽選の結果が当りとなる場合は遊技者が選択した選択肢(すなわち、正答となりうる選択肢の一方)を正答として表示装置に表示し、抽選の結果がはずれとなる場合は遊技者が選択しなかった選択肢を正答として表示装置に表示する。
このパチンコ機では、遊技者に提示されるクイズに(1)常識的に考えると正しい選択肢と、(2)ナゾナゾとして考えると正しい選択肢の2つが含まれている。したがって、抽選によって遊技者に特典を付与することが決定されている場合は、遊技者が選択した選択肢を正答として遊技者に報知し、抽選によって遊技者に特典を付与しないことが決定されている場合は、遊技者が選択しなかった選択肢を正答として遊技者に報知する。このため、抽選結果がいずれであっても、抽選結果とクイズの正誤を整合することができる。また、クイズが出題された時点では、2つの選択肢のうちいずれが正答であるかが判明しないため、遊技者には特典が付与されるか否かを予測することができない。これによって、面白く遊技を行うことができる。
また、図柄表示器23に特別図柄が変動表示されている間に始動口25にパチンコ球が入賞すると、その入賞に基づく特別図柄の変動表示が保留される。そして、図柄表示器23に表示されている図柄変動が終了すると、保留された図柄変動が表示される。なお、保留できる図柄変動数は最大4回であり、それ以上は保留されない。
上皿93の下方には、パチンコ球を一時的に貯留する下皿21が設けられる。下皿21の側方には発射装置が設けられる。発射装置は、発射ハンドル20や図示しない発射モータにより構成される。遊技者が発射ハンドル20を操作すると発射モータが駆動され、これによって遊技盤14の遊技領域内にパチンコ球が発射されるようになっている。
図2に示すように、大当り遊技が開始された直後の第1ラウンドと第2ラウンド中は、図柄表示器23に説明画面が表示される。説明画面には、大当り遊技中に3問のクイズが出題されること、及び、その3問のクイズに2問以上正解すると、大当り遊技終了後に確変状態に移行すること(すなわち、クイズに正解することによって非確変大当りから確変大当りへの昇格が行われること)等が説明される。
第3ラウンドと第4ラウンド中は、図柄表示器23にクイズ(第1問目)が表示される。図柄表示器23には、クイズと、そのクイズに対する複数の解答(選択肢)が表示される(すなわち、多肢選択式のクイズが表示される)。遊技者は、選択ボタン33a,33bを操作することで表示されている複数の選択肢から一の選択肢を選択する。すなわち、選択されている選択肢には、その選択肢が選択されていることを示す囲み枠が付されるため、選択ボタン33a,33bを操作することでその囲み枠を移動し、所望の選択肢を選択する。次いで、決定ボタン32を操作することによって、選択した選択肢を回答として入力する。
第5ラウンドと第6ラウンド中は、第3ラウンドと第4ラウンドで表示されたクイズ(第1問目)の正答(正解)を図柄表示器23に表示する。これによって、遊技者は自己が選択した選択肢が正解であったか否かを知ることができる。
以下、第7ラウンドと第8ラウンドでクイズ(第2問目)が表示され、第9ラウンドと第10ラウンドでそのクイズ(第2問目)の正答が表示される。同様に、第11ラウンドと第12ラウンドでクイズ(第3問目)が表示され、第13ラウンドと第14ラウンドでそのクイズ(第3問目)の正答が表示される。そして、第15ラウンドで、大当り遊技中に行われたクイズの結果(正解した問題数)が図柄表示器23に表示される。なお、大当り遊技が15ラウンドまで継続されず、途中のラウンドで終了した場合は、その時点までのクイズの結果(正解した問題数)が図柄表示器23に表示されることとなる。
そこで、本実施形態で遊技者に提示されるクイズには、正答となりうる選択肢(例えば、一の考え方によると正答となり、他の考え方によると誤答となる選択肢)が2つ含まれている。例えば、クイズとして「1+1=?」を遊技者に出題し、そのクイズの回答として「回答1;2」,「回答2;3」,「回答3;∞」,「回答4;田」の選択肢が遊技者に提示される。数学的な観点からは「回答1」が正しく、ナゾナゾとしては「回答4」が正しい。他の選択肢(「回答2」と「回答3」)は明らかに誤りであり、クイズに正解して「確変状態」に移行したい遊技者によって選択されることはない。このため、遊技者は「回答1」か「回答4」のいずれかを選択することとなる。「回答1」と「回答4」は、考え方によって正答にも誤答にもできる。したがって、本実施形態では、始動口入賞時の抽選結果に応じて「回答1」か「回答4」のいずれかを正答として遊技者に報知することとなる。例えば、遊技者が「回答1」を選択した場合に、始動口入賞時の抽選結果から遊技者を正解としたいときは「回答1」を正答として表示し、始動口入賞時の抽選結果から遊技者を不正解としたいときは「回答4」を正答として表示することとなる。
(1)クイズとして「電線に雀が10羽とまっていました。猟師が1羽撃ち落したら残りは何羽?」を遊技者に出題し、そのクイズの回答として「回答1;5羽」,「回答2;0羽」,「回答3;100羽」,「回答4;9羽」の選択肢を遊技者に提示する。したがって、数学的な観点からは「10羽−1羽=9羽」なので「回答4」が正しく、ナゾナゾとしては「残りは全て逃げたので電線にとまっているのは0羽」となり「回答2」が正しくなる。
(2)クイズとして「トロはいくら?(図柄表示器23の画面にはトロの握りと時価という値札を表示する)」を遊技者に出題し、そのクイズの回答として「回答1;時価なので大将の気分次第」,「回答2;10万円」,「回答3;1円」,「回答4;×」の選択肢を遊技者に提示する。したがって、常識的に考えると「回答1」が正しく、ナゾナゾとしては「いくらは鮭の卵であってトロではない」ため「回答4」が正しくなる。
(3)クイズとして「徳川吉宗は別名何将軍と呼ばれたでしょうか?」を遊技者に出題し、そのクイズの回答として「回答1.米将軍」,「回答2.闇将軍」,「回答3.暴れん坊将軍」,「回答4.冬将軍」の選択肢を遊技者に提示する。したがって、歴史的な観点からは「回答1」が正しく、ナゾナゾとしては「回答3」が正しくなる。
このようなクイズを遊技者に出題することで、抽選の結果に応じて遊技者を正解又は負正解とすることができる。
メイン制御基板62には、入出力インターフェース回路(図示省略)を介して各種検出器(例えば、始動口センサ41)から出力される検出信号が入力する。また、メインCPU64は、入出力インターフェース回路を介して各種駆動装置(例えば、ソレノイド40)に対して制御出力を行う。さらに、メイン制御基板62は、サブ制御基板70および払出制御基板52に接続され、これらの制御基板70,52とデータ通信を行う。
サブ制御基板70には、処理実行手段としてサブCPU72が装備される。サブCPU72にも、ROM77、RAM76が設けられる。ROM77には、サブCPU72が上述した各種制御を実行するための制御プログラムや、これら制御プログラムの実行に必要となるデータが格納されている。RAM76は、随時読み出しおよび書き込みが可能な記憶手段であり、サブCPU72が上記制御プログラムを実行する際に各種データや入出力信号が格納される。サブCPU72には、出力インターフェース回路(図示省略)を介してランプ34やスピーカ28が接続されている。また、サブ制御基板70は、メイン制御基板62および表示制御基板78にデータ通信可能に接続されている。
表示CPU80は、ROM82、RAM84を備える。ROM82には、図柄表示器23に遊技画像を表示するための制御プログラムや表示用データ等が格納されている。RAM84は、随時読み出しおよび書き込みが可能な記憶手段であり、表示CPU80が上記制御プログラムを実行する際に各種データや入出力信号が格納される。VDP86には図柄表示器23が接続される。VDP86は、表示CPU80の制御出力に応じて画像データを生成し、その生成した画像データを図柄表示器23に出力する処理を行う。
また、表示制御基板78には、入出力インターフェース回路を介して決定ボタン32と選択ボタン33a,33bが接続され、決定ボタン32や選択ボタン33a,33bからの信号が入力するようになっている。
図4に示すように、メイン制御基板62は、まず、始動口25にパチンコ球が入賞したか否か(すなわち、始動口センサ41からの始動入賞信号を受信したか否か)の判定を行う(S10)。
始動口25にパチンコ球が入賞していない場合〔ステップS10でNO〕にはステップS18に進み、始動口25にパチンコ球が入賞している場合〔ステップS10でYES〕は、図柄変動の保留数が上限値に達したか否かを判定する(S12)。
保留数が上限値に達している場合〔ステップS12でYES〕はステップS18に進み、保留数が上限値に達していない場合〔ステップS12でNO〕は大当り乱数,大当り図柄乱数を抽選して記憶する(S14)。大当り乱数は、当該図柄変動が大当りとなるか否かを決める乱数である。大当り図柄乱数は、当該図柄変動が大当りとなる場合に、どの図柄で大当りとなるかを決める乱数である。したがって、大当り図柄乱数によって大当り遊技終了後に「確変状態」に移行するか否かが決定される。これらの乱数を記憶すると、保留数に1加算し(S16)、ステップS18に進む。
図柄表示器23に特別図柄を変動表示中の場合〔ステップS20でYES〕は、そのまま処理を終了する。一方、特別図柄を変動表示していない場合〔ステップS20でNO〕は、ステップS14で記憶した大当り乱数と大当り図柄乱数に基づいて、図柄変動終了時に停止表示する停止図柄と図柄変動の変動パターンを決定する(S22)。そして、決定した停止図柄と変動パターンに関するコマンドを、サブ制御基板70を介して表示制御基板78に送信する(S24)。なお、コマンドを送信するとメイン制御基板62は保留数を1減算する。
大当り処理が終了すると、確変状態に移行するか否かを判定する(S30)。この判定は、ステップS22で決定した停止図柄(ステップS14で抽選した大当り図柄乱数)に基づいて行う。すなわち、特別図柄が奇数のゾロ目で停止して大当り遊技に移行した場合は確変状態に移行すると判定し、特別図柄が偶数のゾロ目で停止して大当り遊技に移行した場合は非確変状態に移行すると判定する。したがって、メイン制御基板62は、大当り遊技中に遊技者にクイズが出題されていたとしても、そのクイズの結果を知ることなく確変状態か否かを判定することとなる。
確変状態に移行しない場合〔ステップS30でNO〕は、そのまま処理を終了する。確変状態に移行する場合〔ステップS30でYES〕は、確変状態(大当り確率の高い状態)への設定の切換えを行う(S32)。
図5に示すように、表示制御基板78は、まず、メイン制御基板62から送信されたコマンド(図4のステップS24で送信されたコマンド)を受信したか否かを判定する(S34)。メイン制御基板62からのコマンドを受信していない場合〔ステップS34でNO〕は、そのまま処理を終了する。一方、メイン制御基板62からのコマンドを受信している場合〔ステップS34でYES〕は、そのコマンドによって実行される図柄変動が大当りとなるか否かを判定する(S36)。図柄変動が大当りとなるか否かの判定は、メイン制御基板62から送信されたコマンドによって指示された停止図柄が大当りの組合せ(ゾロ目)となるか否かにより行う。
図柄変動が大当りとならない場合〔ステップS36でNO〕は、ステップS50に進み、図柄変動が大当りとなる場合〔ステップS36でYES〕は、当該図柄変動終了後に行われる大当り遊技中に遊技者にクイズを出題するか否かの抽選を行う(S38)。
次に、表示制御基板78は、当該図柄変動が確変大当りとなるか否かを判定する(S40)。図柄変動が確変大当りとなるか否かは、メイン制御基板62から送信されたコマンドによって指示された停止図柄が奇数のゾロ目となるか偶数のゾロ目となるかにより決定する。
図柄変動が大当りとならない場合〔ステップS40でNO〕は確変フラグをOFFとして(S48)、ステップS50に進む。この確変フラグは、当該図柄変動に基づく大当り遊技終了後に確変状態に移行するか否かを判定するためのフラグである。一方、図柄変動が大当りとなる場合〔ステップS40でYES〕は、確変フラグをONし(S42)、次いで、ステップS38の抽選の結果に基づいて大当り遊技中にクイズを遊技者に出題するか否かを判定する(S44)。
大当り遊技中にクイズを出題しない場合〔ステップS44でNO〕は、そのままステップS50に進み、大当り遊技中にクイズを出題する場合〔ステップS44でYES〕は、図柄変動終了時に停止表示する図柄を確変図柄(奇数のゾロ目)から非確変図柄(偶数のゾロ目)に変更し(S46)、ステップS50に進む。したがって、大当り遊技中にクイズが出題される場合は、始動口入賞時の抽選によって確変大当りとなる場合であっても、図柄変動終了時の停止図柄は非確変大当りの図柄となり、遊技者には非確変大当りとして認識されることとなる。
ステップS50に進むと、表示制御基板78は、図柄表示器23に図柄変動を表示する(S50)。そして、その図柄変動の終了時に図柄表示器23に大当り図柄を確定表示する場合〔ステップS52でYES〕は、ステップS54の大当り処理に進み、ハズレ図柄を確定表示する場合〔ステップS52でNO〕は、そのまま処理を終了する。
ラウンド数カウンタをリセットすると、表示制御基板78は、大当り遊技中にクイズを出題する場合に、その出題される3問のクイズのうちどのクイズで遊技者の回答を正答とするのかを決定する(S58)。すなわち、本実施形態では、出題されるクイズに正答となりうる選択肢が2つあり、遊技者が選択した選択肢を正答とするか否かは表示制御基板78により決定することができる。一方、クイズの結果(3問のクイズの正解数)は、図5のステップS42,S48でON/OFFした確変フラグによって決まる(すなわち、確変フラグがONのときは正解数を2以上、確変フラグがOFFのときは正解数を1以下とする)。したがって、ステップS58で表示制御基板78は、確変フラグの状態に応じて何問目のクイズを正解とするか否かを決定する。例えば、確変フラグがONの場合は、1問目と3問目を正解とし、2問目を不正解とするように決定でき、あるいは、2問目と3問目を正解とし、1問目を不正解とするように決定することもできる。
ラウンド数カウンタが15となっている場合(15ラウンド目)、又は、大当り遊技が終了する場合〔ステップS62でYES〕は、クイズの結果(正解数)を表示して(S84)、処理を終了する。なお、大当り遊技中にクイズが出題されない場合(すなわち、図5のステップS38の抽選でクイズを出題しないと決定された場合)は、図柄表示器23に通常の大当りエンディング画面が表示される。また、確変フラグがONされているにもかかわらず、クイズの正解数が2問に満たない場合(例えば、遊技者がクイズの回答を入力しない場合、遊技者が誤った回答を入力した場合、大当り遊技が第15ラウンドまで継続しなかった場合等)は、クイズ結果を画面に表示した後に確変再抽選画面を表示し、この確変再抽選によって確変に昇格したような演出を図柄表示器23に表示する。
大当り遊技中にクイズを出題しない場合〔ステップS64でNO〕は、通常のラウンド画面を図柄表示器23に表示し(S66)、ステップS82に進む。逆に、大当り遊技中にクイズを出題する場合〔ステップS64でYES〕は、当該ラウンドがこれから出題されるクイズの説明を行うラウンド(すなわち、1ラウンド,2ラウンド)であるか否かを判定する(S68)。
説明画面を表示するラウンドである場合〔ステップS68でYES〕は、クイズの説明画面を図柄表示器23に表示し(S80)、ステップS82に進む。逆に、説明画面を表示するラウンドでない場合〔ステップS68でNO〕は、当該ラウンドがクイズを出題するラウンド(すなわち、3,4,7,8,11,12ラウンド)であるか否かを判定する(S70)。クイズを出題するラウンドの場合〔ステップS70でYES〕は、図柄表示器23にクイズを表示し(S72)、ステップS82に進む。図柄表示器23にクイズが表示さえると、遊技者は決定ボタン32と選択ボタン33a,33bを操作して、クイズの回答を入力する。
クイズを出題するラウンドでない場合〔ステップS70でNO〕は、直前に出題したクイズの正答を表示するラウンドであるため、クイズの正答として遊技者が選択した選択肢を表示するか否かを判定する(S74)。すなわち、ステップS58によって何問目のクイズを正解とするか否かを決定しているため、その決定に従って直前のクイズを遊技者の正解とするか否かを判定する。遊技者の選択した選択肢を正解とする場合〔ステップS74でYES〕は、遊技者が選択した選択肢を正答として図柄表示器23に表示し、遊技者の選択した選択肢を不正解とする場合〔ステップS74でNO〕は、遊技者が選択しなかった選択肢を正答として図柄表示器23に表示して、ステップS82に進む。
ステップS82に進むと、ラウンド終了条件が満足するまで待機し、ラウンド終了条件が満足すると〔ステップS82でYES〕、ステップS60に戻ってステップS60からの処理を繰り返す。
また、メイン制御基板62の抽選結果に併せて表示制御基板78がクイズの結果を調整できるため、メイン制御基板62はクイズの結果を知る必要がない。このため、メイン制御基板62と表示制御基板78との間で通信上の制約がある場合(すなわち、表示制御基板78からメイン制御基板62へのコマンド送信が禁止されている場合)でも、表示制御基板78のみでクイズの出題等の演出を行うことができ、メイン制御基板62の処理の負担を軽減することができる。
また、遊技者にクイズが出題された段階では、遊技者はクイズに正解できるのか否かが分からないため、遊技の興趣を損なうことなく、遊技者はクイズによる確変昇格演出を楽しむことができる。
また、上述した実施形態では、クイズに対する回答を入力する決定ボタン32,選択ボタン33a,33bを表示制御基板78に接続するようにしたが、これら回答入力手段を他の制御基板に接続するようにしてもよい。例えば、決定ボタン、選択ボタンをサブ制御基板に接続し、これらのボタンから出力される信号をサブ制御基板に入力するようにしてもよい。かかる場合、サブ制御基板は、決定ボタンや選択ボタンの操作に応じてランプやスピーカ等を駆動することができるため、遊技演出をより盛り上げることができる。
14・・遊技盤
15・・センター役物装置
23・・図柄表示器
25・・始動口
26・・大入賞口
32・・押しボタン
40・・ソレノイド
41・・始動口センサ
62・・メイン制御基板
78・・表示制御基板
Claims (1)
- 所定の遊技条件の成立に基づいて抽選を行い、その抽選の結果が当りであると遊技者に特典を付与する一方、遊技演出として、遊技者に提示された設問に対して遊技者が正解することで遊技者への特典付与を決定する演出表示が行われる遊技機であって、
遊技者に設問を提示する提示手段と、
遊技者によって操作され、提示手段に提示された設問に対する回答を入力する入力手段と、
提示手段に提示された設問の正答を遊技者に報知する正答報知手段と、
提示手段と正答報知手段を制御する遊技制御手段とを備え、
その遊技制御手段は、抽選の結果と、遊技者によって入力された回答との関係から、正答となる回答を正答報知手段から報知することを特徴とする遊技機。
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