JP2005143397A - 根菜錠剤の製造方法及びその方法により製造された根菜錠剤 - Google Patents

根菜錠剤の製造方法及びその方法により製造された根菜錠剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2005143397A
JP2005143397A JP2003385751A JP2003385751A JP2005143397A JP 2005143397 A JP2005143397 A JP 2005143397A JP 2003385751 A JP2003385751 A JP 2003385751A JP 2003385751 A JP2003385751 A JP 2003385751A JP 2005143397 A JP2005143397 A JP 2005143397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
root vegetable
tablet
granules
vegetable tablet
tableting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003385751A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Hirate
政男 平手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSHIN UNYU KK
Original Assignee
SANSHIN UNYU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANSHIN UNYU KK filed Critical SANSHIN UNYU KK
Priority to JP2003385751A priority Critical patent/JP2005143397A/ja
Publication of JP2005143397A publication Critical patent/JP2005143397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract


【課題】 マカの粉末を丸ごと封じ込めた純度100%の錠剤を製造する。
【解決手段】 加水工程1で、マカの粉末原料に水を加えて攪拌混合し、続く造粒工程2で、乾燥させながら振動を与えて粒状化し、次に篩い分け工程3で、40メッシュ以上の顆粒を排除し、最後に打錠工程4で、40メッシュ以下の顆粒同士を加熱プレスし、互いに結着させて錠剤とするもので、水以外は何も加えない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、根菜(球根や地下茎)を、含まれている薬効成分を損なうことなく錠剤に加工する技術に関する。
根菜の中には、朝鮮人参に代表されるが如く、貴重な薬効成分が含まれているものが数多く知られている。
効能には、不足しがちな栄養分を補って健康の維持を図る一般的なものから、難病も治癒するといった信じ難い報告もされているが、いずれも即効性に乏しく、どんな成分がどのように作用して有効となるかなどは今のところほとんど解明されていない。
そのような根菜の効能を手軽に得るべく、例えば菊芋にあっては、特許文献1に記載のように、クエン酸、ビタミンE及び賦形剤を添加して錠剤を製造する技術が知られている。
一方健康食品の分野でも、例えば特許文献2に記載のように、藻から抽出したスピルリナに、蛎殻粉末、アセロラ粉末、ワカメ、昆布の粉末、ビール酵母や乳酸菌を加えて練り合わせ、顆粒状や錠剤に加工する技術や、特許文献3に記載のように、野菜粉末に多糖類増粘剤を加えて錠剤に加工する技術が知られている。
特開2002−216号公報 特開平10−94383号公報 特開2003−52317号公報
最近注目を浴びている根菜としてマカ、カイアポイモがある。
マカは、アブラナ科に属し、高度約4000mのアンデス高地を原産地としていて、主な構成は澱粉、プロテイン、繊維質、脂肪であるが、大量の必須アミノ酸や鉄分、カルシウムを始めとし、リノール酸、パルミチン酸、オレイン酸などの脂肪酸、ステロール、ミネラル、アルカロイド、タンニン、サポニンなどが含有されている。
それらの栄養素のうちどれが有効かは定かではないが、これまでの研究から、少なくとも天日乾燥したものを食することで、体調不良が改善されることは証明されている。
ただしその効果は、長期間服用することが条件となる。
抵抗なく長期にわたって服用し易くするには、錠剤に加工するのがもっとも効果的といえる。
ところが健康食品としての認識が高いこの種の錠剤は、添加物や混じりものは極力嫌われる傾向が強い。
よって100%純粋で、扱いやすい錠剤の形態で提供されることが望まれているが、これまでは、錠剤に加工する場合、賦形剤や増粘剤によって結着力を得ているので、無害であるとしても、こだわりを持つに人には敬遠されてしまう。
本発明は、収穫時の成分そのままの状態を保ったまま錠剤に加工して手軽に摂取可能とした根菜錠剤に関するもので、その構成は、根菜の粉末原料にその粉末原料の15〜20%の割合で水を加えて攪拌混合する加水工程と、60〜80℃の雰囲気内で乾燥させながら振動を与えて粒状化する造粒工程と、40メッシュ以上の顆粒を除外する篩い分け工程と、篩い分けされた40メッシュ以下の顆粒を打錠型に詰めて加熱プレスすることにより顆粒同士を互いに結着せしめて所定の錠剤とする打錠工程とからなる根菜錠剤の製造方法と、その製造方法により製造された根菜錠剤とにある。
前記造粒工程は、6〜12時間の範囲内で完了させること、打錠工程は、4トン以上を加える第一のプレスと、その約半分の力に抑えて実行する第二のプレスとの二段階に分け、それらの強弱二段階のプレスを連続して実行すること、打錠工程における加熱に、スピンをかけたパンチによる加圧熱を利用することが推奨される。
そして根菜は、南米産のマカや、同じく南米産のカイアポイモに好適利用できる。
水を加えて攪拌することによって、粉末内に含まれている空気が押し出され、次に加熱することで、根菜に含まれている澱粉質が顆粒同士を強固に結着させる繋ぎの役割を果たす。
そして全工程に亘り、水以外は何も加えていないし、その水も、乾燥、加熱されることによって発散されてしまうため、根菜100%の純粋な錠剤が完成される。
又、造粒工程を6〜12時間の範囲内で完了させたり、打錠工程を、4トン以上を加える第一のプレスと、その約半分の力を加える第二のプレスとの二段階に分けてそれらの強弱二段階のプレスを連続して実行すれば、脱気や結着の効率を高め、緻密で固く締まった錠剤を得ることができ、打錠工程における加熱に、スピンをかけたパンチによる加圧熱を利用すれば、打錠効率が高められる。
根菜を南米産のマカとすれば、マカ特有の薬効成分の効き目を100%実感できるし、根菜を同じく南米産のカイアポイモとすれば、カイアポイモ特有の薬効成分の効き目を100%実感できる。
更に、このような本発明の方法にて製造された根菜錠剤は、混じり物が含まれていないといった安心感を抱かせ、購買にあたっての選択条件として有利に働く。
本発明の根菜錠剤の製造方法及びその方法により製造された根菜錠剤を図面に基づいて説明する。
図1は、製造工程の説明図であって、先ず加水工程1にて、マカの乾燥粉末原料にその粉末原料の20〜25%の割合で水を加えて攪拌混合し、続く造粒工程2で、60〜80℃の雰囲気内で乾燥させながら振動を与えて粒状化する。
この造粒工程は6〜12時間の範囲内で完了させる。
次に、篩い分け工程3で、40メッシュ以上の顆粒を排除する。
これら工程の目的は、40メッシュ以下の不規則な粒子とすることにある。
よって前記加水工程では、水分がまんべんなく吸収され、手で強く握っても染み出さない程度とし、それ以上水分を含んでいると乾燥時に表面が焦げるなどの問題が生ずるので注意すべきである。
最後の打錠工程4では、前記篩い分けされた40メッシュ以下の顆粒を打錠型に詰めて加熱プレスすることにより顆粒同士を互いに結着せしめて所定の錠剤とする。
この打錠工程は、4トン以上を加える第一のプレスと、その約半分の力を加える第二のプレスとの二段階に分け、それらの強弱二段階のプレスを連続して実行し、その際、パンチは下降スピードを低く抑え、24rpmのスピンかける。
そのようにすることで圧力が均一に伝わり、又、加熱源として、スピンをかけたパンチによる加圧熱を有効に利用することができる。
その結果、7〜8kg硬度の錠剤が完成されるのである。
これらの工程を経ることで、マカの栄養分を余すところ無く封じ込めた100%純粋な錠剤を製造することが可能となる。
このようにして製造された錠剤は、購買者にマカの粉末以外に何ら混じり物が含まれていないといった安心感を抱かせると共に、好んで服用する習慣をつけやすくする。
又、天日乾燥品を食した場合と同様に、マカ特有の効果を100%体験できる。
本発明により、純粋な錠剤の製造が可能となったので、これは健康食品に関してこだわりを持つ人にとっての朗報といえる。
又、マカに有害な成分が含まれているとの報告はないので、長期間服用を続けても弊害は全くない。
マカ以外にも、同じ南米産のカイアポイモ、その他の根菜を原料としたり、複数種の根菜粉末を混合したものを利用することもできる。
尚、加水工程や造粒工程に要する時間や、打錠工程におけるプレス圧などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して差し支えない。
本発明に係る根菜錠剤の製造方法を示した工程図である。
符号の説明
1・・加水工程、2・・造粒工程、3・・篩い分け工程、4・・打錠工程。

Claims (7)

  1. 根菜の粉末原料にその粉末原料の15〜20%の割合で水を加えて攪拌混合する加水工程と、60〜80℃の雰囲気内で乾燥させながら振動を与えて粒状化する造粒工程と、40メッシュ以上の顆粒を排除する篩い分け工程と、篩い分けされた40メッシュ以下の顆粒を打錠型に詰めて加熱プレスすることにより顆粒同士を互いに結着せしめて所定の錠剤とする打錠工程とからなる根菜錠剤の製造方法。
  2. 造粒工程を6〜12時間の範囲内で完了させる請求項1に記載した根菜錠剤の製造方法。
  3. 打錠工程は、4トン以上を加える第一のプレスと、その約半分の力を加える第二のプレスとの二段階に分け、それらの強弱二段階のプレスを連続して実行する請求項1又は2に記載した根菜錠剤の製造方法。
  4. 打錠工程における加熱に、スピンをかけたパンチによる加圧熱を利用した請求項1〜3のいずれかに記載した根菜錠剤の製造方法。
  5. 根菜が南米産のマカである請求項1〜4のいずれかに記載した根菜錠剤の製造方法。
  6. 根菜が南米産のカイアポイモである請求項1〜4のいずれかに記載した根菜錠剤の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかの方法により製造された根菜錠剤。
JP2003385751A 2003-11-14 2003-11-14 根菜錠剤の製造方法及びその方法により製造された根菜錠剤 Pending JP2005143397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003385751A JP2005143397A (ja) 2003-11-14 2003-11-14 根菜錠剤の製造方法及びその方法により製造された根菜錠剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003385751A JP2005143397A (ja) 2003-11-14 2003-11-14 根菜錠剤の製造方法及びその方法により製造された根菜錠剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005143397A true JP2005143397A (ja) 2005-06-09

Family

ID=34693704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003385751A Pending JP2005143397A (ja) 2003-11-14 2003-11-14 根菜錠剤の製造方法及びその方法により製造された根菜錠剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005143397A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051923A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Isao Kurata 錠剤状食品とその製造方法
CN104605462A (zh) * 2015-01-28 2015-05-13 广西日田药业集团有限责任公司 玛咖茶泡饮片的生产方法
CN105495411A (zh) * 2015-12-29 2016-04-20 青岛野长海参科技股份有限公司 一种海参超微纯粉片的制备方法
CN106722929A (zh) * 2016-11-23 2017-05-31 丽江雪康源生物科技有限公司 一种玛咖精片的加工方法
CN106858256A (zh) * 2015-12-12 2017-06-20 新疆厚拾生物科技有限责任公司 一种玛咖咀嚼片的制备方法
CN107772440A (zh) * 2016-08-24 2018-03-09 江苏康缘药业股份有限公司 一种玛咖水果咀嚼片及其制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013051923A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Isao Kurata 錠剤状食品とその製造方法
CN104605462A (zh) * 2015-01-28 2015-05-13 广西日田药业集团有限责任公司 玛咖茶泡饮片的生产方法
CN106858256A (zh) * 2015-12-12 2017-06-20 新疆厚拾生物科技有限责任公司 一种玛咖咀嚼片的制备方法
CN105495411A (zh) * 2015-12-29 2016-04-20 青岛野长海参科技股份有限公司 一种海参超微纯粉片的制备方法
CN107772440A (zh) * 2016-08-24 2018-03-09 江苏康缘药业股份有限公司 一种玛咖水果咀嚼片及其制备方法
CN106722929A (zh) * 2016-11-23 2017-05-31 丽江雪康源生物科技有限公司 一种玛咖精片的加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103960717B (zh) 一种牡丹植物蛋白饮料及其制备方法
CN102599403A (zh) 一种紫薯柠檬咀嚼片及其制作方法
CN103876022A (zh) 一种无添加剂的速溶富硒杂粮粉及其制备方法
CN109247414A (zh) 一种牡蛎肽压片糖果的制造方法
CN102511816A (zh) 一种山药咀嚼(含化)片的加工工艺
EP1853124B1 (en) Process for making bouillon or seasoning cubes
CN103141783A (zh) 一种百合咀嚼片生产技术及其产品
CN104161100A (zh) 一种木薯柠檬饼干及其制作方法
CN102578480B (zh) 一种小麦胚芽咀嚼片及其制作方法
JP2005143397A (ja) 根菜錠剤の製造方法及びその方法により製造された根菜錠剤
CN101129193A (zh) 复方牦牛骨髓高钙片及其制备方法
CN101715827A (zh) 一种大麦杏仁乳制品及制备方法
CN102894251A (zh) 多种口味菊粉复合片
CN102987204B (zh) 灰树花营养粉及其制备方法
CN107397032A (zh) 一种果蔬压片糖果及其制备方法
KR100722439B1 (ko) 해조류를 이용한 기능성 강화분의 제조방법
CN104187269A (zh) 一种薏苡仁咀嚼片及其制备方法
CN106360670A (zh) 一种玉米胚芽咀嚼片及其制备方法
KR101836940B1 (ko) 식감과 기능성을 개선한 흑삼성분을 포함하는 칡냉면용 면의 제조방법
KR100757674B1 (ko) 양파 추출물이 함유된 과립제 제조방법
JP2008072974A (ja) ケール100%の造粒物及びその製造方法
JPH0722494B2 (ja) クロレラ含有油脂食品およびその製造方法
CN1435117A (zh) 低脂纯豆制品及其生产方法
CN1164199C (zh) 纯豆片及其生产方法
CN103461899A (zh) 一种含香蕉粉的珍珠粉圆及其加工方法