JP2005142796A - 携帯テレビ受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池残量を考慮した省エネモードを用い視聴予約番組を放送終了まで視聴可能とする携帯テレビ受信装置を提供する。
【解決手段】記憶部107に登録された視聴予約情報107aが示す視聴予約番組の放送開始までに消費される電力と該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示するために必要な電力とを管理部105にて算出し、電池管理部103から得た電池104の残量を基に、通常モードのままでは該視聴予約番組の放送終了までの受信・提示が不可能と判定した場合、省エネモードに設定する。省エネモードに設定の際、表示部108及び/又はスピーカ部106からその旨通知可能とする。省エネモード設定中に電池104の充電が開始された場合、省エネモードを解除する。視聴予約番組の放送エリア外に移動した場合、視聴予約を取り消し、省エネモード設定中の場合、省エネモードを解除する。省エネモードとして消費電力量が異なる複数のレベルを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯テレビ受信装置に関し、特に、省エネ化が可能な携帯テレビ受信装置に関する。本発明に係る携帯テレビ受信装置は、デジタルテレビ放送などを含む放送電波の受信機能を備える携帯電話機やPDAやノートPCなど各種の携帯型情報処理装置に好適に適用することができる。
我が国では、2000年末からBSデジタル放送が開始され、また、2003年末までには、3大都市圏において地上波デジタル放送の開始が予定されている。デジタル放送は、デジタルハイビジョン映像による高画質化、多チャンネル化、及び、データ放送などによる高機能化に、その特色を有している。更には、携帯端末による地上波デジタル放送受信サービスも開始される予定である。かくのごときデジタル放送サービスの開始によって、ユーザは、携帯電話機やPDAやノートPCのような小さなディスプレイであっても、テレビ番組を視聴することが可能となり、更に、多チャンネル化されたデジタル放送を任意に切り替えて視聴することも可能である。
更には、放送衛星や通信衛星から送出される放送電波を携帯端末によって受信し、該放送電波に含まれる放送番組や各種コンテンツを視聴したり、記憶装置へ蓄積したりすることを可能とするモバイル放送サービスも始まり、携帯端末で、種々の静止画、動画、音楽を再生させることができる状況になりつつある。
また、受信するテレビ番組の多チャンネル化に伴い、ユーザは、多くのチャンネルのテレビ番組の中から、自分の好みのテレビ番組を探し出して、選局することを容易化し、円滑に進めることを可能とするために、EPG(Electronic Program Guide)などの番組情報が用意されている。
即ち、EPGを利用して、ディスプレイ上に番組表を表示することにより、自分の好みのジャンルを指定して検索したり、今後放送される先の放送番組に対する視聴予約をしたりすることなども、簡単な操作で行なうことができる。
一方、携帯端末の分野においては、携帯電話機やPDA、ノートPCなど種々のタイプの機器が開発されているが、かかる携帯端末の殆どは、充電式電池が搭載されていて、該充電式電池から電力が供給されて動作するようになっている。一方、電池は電力に限りがあるため、少しでも、消費電力を抑え、できるだけ長い時間の間に亘って、携帯端末が動作可能となるように、種々の電池の節約技術即ち省エネ技術が提案されている。
例えば、特許文献1に示す特開2003−219296号公報「携帯型情報処理装置」によると、受信したデジタル放送の画像の画質を調べ、該画質のデータをデコードするのに要する消費電力と電池残量とから視聴可能時間を算出する技術が提案されている。ユーザは視聴する放送番組の画質を意識することにより、より長い時間の視聴が可能となり、結果的に、電池を節約することも可能となる。
また、特許文献2に示す特開2003−23490号公報「携帯端末、携帯端末における情報表示方法」によると、電池の残量を検出し、予め定められた閾値を下回った場合、画像の表示領域を小さくすることにより、消費電力を抑え、電池を長持ちさせる技術が提案されている。
また、特許文献3に示す特開平10−234079号公報「表示機能付き携帯型電話機」によると、電池残量が所定の値以下の時には、表示部分の照明の照度を下げ、電池を長持ちさせる技術が提案されている。
また、特許文献4に示す特開平11−184576号公報「電話機能付き携帯通信端末」によると、電池残量が所定の値以下の時には、電力を供給するブロックを限定することにより、消費電力を抑え、電池を長持ちさせる技術が提案されている。
以下に、参照する特許文献の一覧を示す。
特開2003−219296号公報 特開2003−23490号公報 特開平10−234079号公報 特開平11−184576号公報
しかしながら、前述したようないずれの電池の節約方法の場合でも、現在視聴している放送番組のみに関しては、できるだけ長く視聴するように電池の電力供給設定を行なうことができるが、現在の放送番組の放送後に放送される予定である視聴予約した放送番組(視聴予約番組)を視聴する際においては、電池の残量が十分残っているか否かまではわからず、視聴する予定としていた放送番組の開始時には、既に電池の残量が殆ど残っていなく、結果的に、視聴予約番組を最後まで視聴することができなくなる事態が起こり得る。
更に、ユーザは、視聴予約番組が開始されるまでにも、携帯端末に対して種々の操作を行なう可能性が十分に考えられる。しかし、視聴予約番組が開始されるまでの間に、どの程度、電池の使用に気を使って、電池の残量を残せば、視聴予約した視聴予約番組を最後まで十分視聴することができるかについても、従来の技術では把握し難い。
本来、視聴予約をするということは、ユーザが視聴予約をした時点よりも後に確実に或る一定の電力を消費するということが明らかであるが、該視聴予約番組に至るまでに消費可能な電力を計算し、該視聴予約番組の視聴を可能とする電力を確保しようとする機能については、従来の技術としては全く存在していない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、携帯電話機やPDAやノートPCなどに用いられる携帯テレビ受信装置を使用して、ユーザが或る放送番組の視聴予約をする際に、該携帯テレビ受信装置において、視聴予約時点における電池の残量を測定し、かつ、視聴予約番組の放送開始までに消費される電力と視聴予約番組の放送終了までに消費される電力とを予測することにより、該視聴予約番組の放送終了まで受信し、提示可能な電池残量が残っているか否かを判定した結果、視聴予約番組の放送終了まで受信し、提示可能な電池残量が残されていないと判定された場合には、該携帯テレビ受信装置の動作モードを、消費電力を低減可能な省エネモードに設定することにより、視聴予約番組を最後まで視聴可能とすることを目的としている。
更に、省エネモードに設定したとしても、視聴予約番組を最後まで視聴することができない場合には、その時点で、ユーザに対して、視聴予約番組を最後までは視聴することはできない旨を警告通知することができるようにすることを目的としている。
更には、視聴予約した時点においては、視聴予約番組の放送終了まで受信し、提示可能な十分な電池残量が残っていたとしても、しかる後、視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、該携帯テレビ受信装置に対するユーザの何らかの操作がなされることにより、電池の電力を消費してしまい、視聴予約時点では視聴可能と判定されていた視聴予約番組を最後までは視聴することができなくなってしまう可能性がある。かくのごとき事態が発生しないように、ユーザの何らかの操作に関する処理を実行するに当たって、該操作に関する処理によって消費される電力を予測し、現在の電池残量に基づいて、ユーザの該操作に関する処理によって、視聴予約されていた視聴予約番組を最後まで視聴することが可能か否かを事前に判定することを可能とすることも目的としている。
第1の技術手段は、放送電波を受信し表示することができる携帯テレビ受信装置において、当該携帯テレビ受信装置全体に供給する電力を蓄積する電池と、該電池の電池残量を測定し管理する電池管理部と、放送電波を受信するアンテナ部及びチューナ部と、受信した放送電波に含まれる放送番組や任意の画像情報や任意の文字情報を提示する表示部と、受信した放送電波に含まれる音声情報や任意の音声情報を再生するスピーカ部と、放送番組に関する番組情報を格納すると共に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する記憶部と、当該携帯テレビ受信装置全体の動作を制御し、管理する管理部とを具備し、前記管理部は、ユーザにより選択された放送番組の放送時間帯を、前記記憶部に格納されている前記番組情報、もしくは、前記記憶部に登録されている前記視聴予約情報を参照して調査し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能か否かを、前記電池管理部から得られる前記電池残量に基づいて判定し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能か否かを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知することを特徴としている。
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置に対してなされた際に、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される電力を消費予測電力として求め、該消費予測電力を消費することにより、前記視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴としている。
第3の技術手段は、前記第2の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、過去になされた各操作指示種別毎に消費された電力を消費電力履歴情報として前記記憶部に記憶し、ユーザからの操作指示に関する処理に伴い消費されると予測される前記消費予測電力を、前記記憶部に記憶された前記消費電力履歴情報に基づいて獲得することを特徴としている。
第4の技術手段は、放送電波を受信し表示することができる携帯テレビ受信装置において、当該携帯テレビ受信装置全体に供給する電力を蓄積する電池と、該電池の電池残量を測定し管理する電池管理部と、放送電波を受信するアンテナ部及びチューナ部と、受信した放送電波に含まれる放送番組や任意の画像情報や任意の文字情報を提示する表示部と、受信した放送電波に含まれる音声情報や任意の音声情報を再生するスピーカ部と、放送番組に関する番組情報を格納すると共に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する記憶部と、当該携帯テレビ受信装置全体の動作を制御し、管理する管理部とを具備し、前記管理部は、当該携帯テレビ受信装置の動作モードの一つとして、当該携帯テレビ受信装置の消費電力を低減させることが可能な省エネモードを備え、ユーザにより選択された放送番組の放送時間帯を、前記記憶部に格納されている前記番組情報、もしくは、前記記憶部に登録されている前記視聴予約情報を参照して調査し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能か否かを、前記電池管理部から得られる前記電池残量に基づいて判定し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該放送番組の放送開始までに消費される電力、及び、該放送番組の受信及び提示により消費される消費電力を、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能な状態にまで低減させるために、省エネモードに設定することを特徴としている。
第5の技術手段は、前記第4の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、省エネモードに設定するのに先立って、省エネモードに設定するか否かを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知し、ユーザに選択させることを特徴としている。
第6の技術手段は、前記第4又は第5の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する際に、前記電池管理部から得られる現在の電池残量が、たとえ、省エネモードに直ちに設定したとしても、登録しようとする該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、直ちに省エネモードに設定しても該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介して警告通知することを特徴としている。
第7の技術手段は、前記第4乃至第6の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置に対してなされた際に、現在の動作モードが通常の動作を行なう状態を示す通常モードであった場合、省エネモードに切り替えて設定した際において、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される電力を消費予測電力として求め、該消費予測電力を消費することにより、前記視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、省エネモードに設定したとしても、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴としている。
第8の技術手段は、前記第4乃至第6の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置に対してなされた際に、現在の動作モードが通常モードか省エネモードかのそれぞれに応じて、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される電力を消費予測電力として求め、該消費予測電力を消費することにより、前記視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴としている。
第9の技術手段は、前記第7又は第8の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、過去になされた各操作指示種別毎に消費された電力を消費電力履歴情報として前記記憶部に記憶し、ユーザからの操作指示に関する処理に伴い消費されると予測される前記消費予測電力を、前記記憶部に記憶された前記消費電力履歴情報に基づいて獲得することを特徴としている。
第10の技術手段は、前記第4乃至第9の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから当該携帯テレビ受信装置に対してなされた何らかの操作指示に関する処理、又は、該視聴予約情報の視聴予約番組とは異なる他の放送番組の視聴指示による該他の放送番組の受信及び提示により、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該操作指示に関する処理、又は、該他の放送番組の受信及び提示を現在の状態のままで行なうか、あるいは、前記視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な状態にまで消費電力を低減させるために、省エネモードに設定して、前記操作指示に関する処理、又は、前記他の放送番組の受信及び提示を行なうかを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知し、ユーザに選択させることを特徴としている。
第11の技術手段は、前記第4乃至第10の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、当該携帯テレビ受信装置が省エネモードに設定されている状態にあるとき、前記電池管理部により前記電池の充電開始が検知された際に、設定されている省エネモードを解除して、通常モードに復帰させることを特徴としている。
第12の技術手段は、前記第11の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、充電開始により省エネモードから通常モードに復帰する際に、該充電開始により省エネモードを解除することを、当該省エネモード設定の対象とされていた視聴予約番組に関する視聴予約情報と共に、前記記憶部の退避領域に一旦退避し、充電終了時に、前記電池管理部から得られた電池残量が、前記記憶部に退避された、当該省エネモード設定の対象とされていた該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、一旦解除した省エネモードに再度設定することを特徴としている。
第13の技術手段は、前記第4乃至第12の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に登録されている視聴予約情報に関する視聴予約番組の放送開始時刻から予め定められた一定の準備時間分遡った時点に至った後、予め定められた一定時間経過するまでの間に、ユーザから何らの操作も入力されない場合、該視聴予約番組を受信し提示することを中止しようとしている旨の警告を示す視聴中止警告を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴としている。
第14の技術手段は、前記第13の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記視聴中止警告を通知した後、予め定められた制限時間を経過するまでの間に、ユーザから何らの操作も入力されない場合、該視聴予約番組を受信し提示することを中止すると共に、当該携帯テレビ受信装置が省エネモードに設定されていた場合には、設定されている省エネモードを解除し、通常モードに復帰することを特徴としている。
第15の技術手段は、前記第4乃至第12の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に登録されている視聴予約情報に関する視聴予約番組の放送開始時刻に至った際に、該視聴予約番組を受信し提示する動作を開始し、該放送開始時刻から予め定められた一定の準備時間分遡った時点以降、予め定められた一定時間経過するまでの間に、ユーザから何らの操作も入力されない場合、該視聴予約番組を受信し提示する動作を中止すると共に、当該携帯テレビ受信装置が省エネモードに設定されていた場合には、設定されている省エネモードを解除し、通常モードに復帰することを特徴としている。
第16の技術手段は、前記第14又は第15の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、現在設定されている省エネモードを解除するのに先立って、あるいは、現在設定されている通常モードを継続するのに先立って、受信及び提示を中止した前記視聴予約番組に関する視聴予約情報の他に、前記記憶部に登録されている視聴予約情報が更に存在しているか否かを調べて、更に視聴予約情報が存在している場合、更に存在している該視聴予約情報に関する視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が通常モードにおいては残されていないと判定した場合には、現在設定されている省エネモードを解除することなくそのまま継続する、あるいは、現在設定されている通常モードを省エネモードに切り替えて設定することを特徴としている。
第17の技術手段は、前記第16の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記電池管理部から得られた現在の電池残量が、たとえ、現在設定されている省エネモードをそのまま継続したとしても、あるいは、現在設定されている通常モードを省エネモードに切り替えて設定したとしても、更に存在している前記視聴予約情報に関する視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、省エネモードを継続しても、あるいは、省エネモードに切り替えても、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴としている。
第18の技術手段は、前記第4乃至第17の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組が放送される放送エリアから当該携帯テレビ受信装置が移動して、該視聴予約番組を受信できなくなった場合、前記記憶部の該視聴予約番組に関する視聴予約情報の登録を削除して該視聴予約番組の視聴予約を取り消すと共に、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定されていた場合、設定されていた省エネモードを解除して、通常モードに復帰することを特徴としている。
第19の技術手段は、前記第18の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、受信可能な放送エリアからの移動により前記視聴予約番組の視聴予約を取り消した旨を、更に、省エネモードを解除した場合は、省エネモードを解除した旨を、前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知することを特徴としている。
第20の技術手段は、前記第18又は第19の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、受信可能な放送エリアからの移動により視聴予約が取り消された前記視聴予約番組に関する視聴予約情報を前記記憶部の退避領域に、該視聴予約番組の放送開始時刻に至るまで、あるいは、放送終了時刻が経過するまで、一旦退避し、当該携帯テレビ受信装置が移動して、前記記憶部の退避領域に一旦退避された前記視聴予約情報の視聴予約番組を受信可能な放送エリアにまで移動したことが検知された場合、該視聴予約番組に関する視聴予約情報を前記記憶部に再度登録し直すことを特徴としている。
第21の技術手段は、前記第20の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記視聴予約番組に関する視聴予約情報を前記記憶部に再度登録し直す際に、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定することを特徴としている。
第22の技術手段は、前記第4乃至第21の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、過去にユーザが充電を行なっていた日時及び/又は曜日毎の時刻を充電履歴情報として前記記憶部に保存し、該充電履歴情報に基づいて、次回充電が行なわれると予測される日時及び/又は曜日毎の時刻を充電予測時刻として前記記憶部に予め設定することを特徴としている。
第23の技術手段は、前記第4乃至第22の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、ユーザから充電を行なう予定の日時として指定された日時及び/又は曜日毎の時刻を充電予測時刻として前記記憶部に予め設定することを特徴としている。
第24の技術手段は、前記第22又は第23の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定して、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定せんとする際に、該視聴予約番組の放送開始までの間に、前記充電予測時刻として前記記憶部に予め設定されている日時が存在していた場合には、省エネモードの設定を行なわないことを特徴としている。
第25の技術手段は、前記第22乃至第24の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約番組の放送開始までの間に、前記充電予測時刻として前記記憶部に予め設定されている日時が存在していた場合であっても、前記充電予測時刻として設定されている日時に充電がなされなかったか、あるいは、充電がなされたとしても、前記視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量にまで充電されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定することを特徴としている。
第26の技術手段は、前記第22乃至第25の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記充電予測時刻に到達するまでの間に放送される複数の視聴予約番組に関する視聴予約情報が前記記憶部に登録されている場合であって、かつ、前記記憶部に登録されている複数の前記視聴予約情報の視聴予約番組の全てについては受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードが存在しているか否かを確認し、存在している場合、前記全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードに設定することを特徴としている。
第27の技術手段は、前記第26の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、省エネモードに設定しても、前記全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする電池残量が残されていないと判定した場合、前記記憶部に登録されている複数の視聴予約情報全てを前記表示部にリスト表示してユーザに通知し、リスト表示された複数の視聴予約情報の視聴予約番組に関する視聴優先順位をユーザによって設定させることを特徴としている。
第28の技術手段は、前記第27の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、ユーザによって設定された視聴優先順位に応じて、優先順位が高く設定されて、受信及び提示可能とされる視聴予約番組に関する視聴予約情報は、前記記憶部に登録した状態のまま維持する一方、優先順位が低く設定されて、受信及び提示が不可能とされる視聴予約番組に関する視聴予約情報は、前記記憶部の登録を削除し、該視聴予約番組の視聴予約を取り消すことを特徴としている。
第29の技術手段は、前記第28の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、優先順位が低く設定されたために視聴予約番組の視聴予約を取り消す際に、優先順位が低く設定されたために該視聴予約番組の視聴予約を取り消した旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知することを特徴としている。
第30の技術手段は、前記第28又は第29の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、優先順位が低く設定されたために視聴予約番組の視聴予約を取り消す際に、該視聴予約番組に関する視聴予約情報を、前記記憶部の退避領域に、該視聴予約番組の放送開始時刻に至るまで、あるいは、放送終了時刻が経過するまで、一旦退避し、ユーザから該視聴予約番組の優先順位の変更設定要求を受け付けた場合、再度、該退避領域に退避されている該視聴予約番組に関する視聴予約情報と前記記憶部に登録されている視聴予約番組の視聴予約情報とを前記表示部にリスト表示してユーザに通知し、リスト表示された複数の視聴予約情報の視聴予約番組に関する視聴優先順位をユーザによって設定し直すことができることを特徴としている。
第31の技術手段は、前記第4乃至第30の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記省エネモードとして、当該携帯テレビ受信装置において消費される消費電力の節約量がそれぞれで異なる複数のレベルを備え、いずれか任意のレベルの省エネモードを選択して設定することができることを特徴としている。
第32の技術手段は、前記第31の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合、該視聴予約情報の視聴予約番組毎の放送開始時刻及び放送終了時刻を前記表示部に画像パターンとして画面表示すると共に、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、或る1つのレベルに設定された場合に、該レベルにおいて現在の電池残量で給電継続が可能な時間を示す電池残時間を画像パターンとして画面表示することを特徴としている。
第33の技術手段は、前記第32の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、いずれかのレベルに切り替えて設定される都度、前記表示部に画像パターンとして画面表示する前記電池残時間を切り替えて画面表示することを特徴としている。
第34の技術手段は、前記第31乃至第33の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する際に、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定することを特徴としている。
第35の技術手段は、前記第31乃至第34の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置に対してなされることにより、視聴予約された該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定することを特徴としている。
第36の技術手段は、前記第34又は第35の技術手段に記載の携帯テレビ受信装置において、前記視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定した際に、設定された該省エネモードのレベルを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知することを特徴としている。
第37の技術手段は、前記第31乃至第36の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合に、該視聴予約情報の視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、いずれかのレベルに設定変更する指示がユーザからなされることにより、視聴予約された前記視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されなくなると判定した場合、ユーザによる省エネモードのレベルの設定変更により、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴としている。
第38の技術手段は、前記第1乃至第37の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記表示部に警告通知するための警告用アイコンを備え、視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告用メッセージとして警告通知するに当たって、該警告用メッセージを出力すると同時に、あるいは、該警告用メッセージの代わりに、前記警告用アイコンを前記表示部に点滅表示又は点灯して画面表示することを特徴としている。
第39の技術手段は、前記第1乃至第38の技術手段のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、当該携帯テレビ受信装置に警告表示用のLEDを備え、視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告用メッセージとして警告通知するに当たって、該警告用メッセージを出力すると同時に、あるいは、該警告用メッセージの代わりに、警告表示用の前記LEDを点滅又は点灯させることを特徴としている。
以上のような各技術手段から構成される本発明に係る携帯テレビ受信装置によれば、以下のごとき効果が得られる。
即ち、充電式の電池により給電される携帯電話機やPDAやノートPCなどの携帯テレビ受信装置を用いてテレビ放送番組を視聴予約する際に、現在の電池の残量と、視聴予約番組の放送開始までに消費されるであろうと予測される消費電力と、該視聴予約番組の最後までの視聴に必要とする電力と、に基づいて、該視聴予約番組の最後まで視聴が可能か否かを判定して、該判定結果をユーザに通知することが可能であるので、視聴が不可能と判定された場合には、必要に応じて、充電を行なったり、操作内容を変更したりすることにより、より確実に視聴予約番組を視聴することが可能である。
更に、視聴が不可能と判定された場合には、消費電力を低減可能な省エネモードに動作モードを自動的に切り替えて設定することが可能であるので、より確実に視聴予約番組を視聴することが可能である。
更に、電池の充電が実行される充電予測時刻を予測することが可能であり、該充電予測時刻に基づいて、当該携帯テレビ受信装置の状態を操作性を含めて適切な状態に自動的に調整して設定することが可能であり、更には、視聴予約番組が放送される放送エリアからの移動が生じた場合においても、当該携帯テレビ受信装置の状態を操作性を含めて適切な状態に自動的に調整して設定することが可能であり、より快適に当該携帯テレビ受信装置を使用することが可能となる。
本発明に係る携帯テレビ受信装置は、放送電波を受信し表示することができる携帯テレビ受信装置において、当該携帯テレビ受信装置全体に供給する電力を蓄積する電池と、該電池の電池残量を測定し管理する電池管理部と、放送電波を受信するアンテナ部及びチューナ部と、受信した放送電波に含まれる放送番組や任意の画像情報や任意の文字情報を提示する表示部と、受信した放送電波に含まれる音声情報や任意の音声情報を再生するスピーカ部と、放送番組に関する番組情報を格納すると共に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する記憶部と、当該携帯テレビ受信装置全体の動作を制御し、管理する管理部とを具備している。
ここで、前記管理部は、ユーザにより選択された放送番組の放送時間帯を、前記記憶部に格納されている前記番組情報、もしくは、前記記憶部に登録されている前記視聴予約情報を参照して調査し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能か否かを、前記電池管理部から得られる前記電池残量に基づいて判定し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能か否かを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知したり、あるいは、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能な状態にまで消費電力を低減させるために、当該携帯テレビ受信装置の消費電力を低減させることが可能な省エネモードに設定することを可能としている。
もって、充電式の電池により給電される携帯電話機やPDAやノートPCなどの携帯テレビ受信装置を用いてテレビ放送番組を視聴予約する際に、現在の電池残量と、視聴予約番組の放送開始までに消費されるであろうと予測される消費電力と、該視聴予約番組の最後までの視聴に必要とする電力と、に基づいて、該視聴予約番組の最後まで視聴が可能か否かを判定して、該判定結果をユーザに通知することが可能であるので、視聴が不可能と判定された場合には、必要に応じて、充電を行なったり、操作内容を変更したりすることにより、あるいは、消費電力を低減可能な省エネモードに動作モードを自動的に切り替えて設定することが可能であるので、より確実に視聴予約番組を視聴することが可能である。
以下に、本発明に係る携帯テレビ受信装置の実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明に係る携帯テレビ受信装置の概略構成について、図1を用いて、その一例を説明する。ここで、図1は、本発明に係る携帯テレビ受信装置の基本的な動作原理を説明するための概略構成例を示すブロック構成図である。図1に示す携帯テレビ受信装置100は、地上デジタル放送波を含む放送電波を受信するためのアンテナ部101及びアンテナ部101にて受信した放送電波をチューニングするチューナ部102を備えており、例えば、デジタル放送を受信した場合は、受信放送電波のチューニングや受信した変調波からMPEGデータへの復調を行なう。
また、携帯テレビ受信装置100は、図1の各回路部に示す各モジュールから得られる各種のデータや情報を処理し、携帯テレビ受信装置100全体の動作を制御し、管理するための管理部105を備えている。デジタル放送を受信した場合、管理部105は、チューナ部102から送られてくるMPEGデータのデコードを行ない、各MPEGデータ内に含まれる音声データと映像データとを復元する。
携帯テレビ受信装置100は、更に、受信した放送電波に含まれている放送番組の映像や、あるいは、任意の画像情報や映像情報や文字情報、などの各種情報を画面に提示する表示部108、及び、受信した放送電波に含まれている音声情報や任意の音声情報を再生して提示するスピーカ部106を備えており、管理部105により、受信した放送電波を復元した映像データやその他の表示情報、及び、放送電波を復元した音声データやその他の音声情報をユーザに提示する。ここに、表示部108としては、液晶表示パネルやプラズマディスプレイなどのフラットパネル表示装置を用いることができる。
また、表示部108やスピーカ部106は、例えば、ユーザが選択した放送番組が、放送終了するまで、チューナ部102で受信し、表示部108やスピーカ部106から提示することが可能となる電力が、電池管理部103から得られた電池104の残量として残っていないことが管理部105により検知された場合、その旨をユーザに対して警告通知したりするような、ユーザに対する各種の提示情報を出力するためにも用いられる。更に、表示部108は、ユーザに対して警告通知するために点灯させたり点滅させて状態表示を行なう警告用アイコン108aを画面表示することも可能である。
また、携帯テレビ受信装置100は、ユーザに対して警告通知するために、警告表示用のLED110を別途備えることも可能である。
携帯テレビ受信装置100は、更に、ユーザからの視聴番組の選択や視聴予約や充電指示などの各種の操作指示を受け付ける入力部109、各種情報を記憶する記憶部107を備えている。
記憶部107には、例えば、ユーザが視聴予約した視聴予約番組に関する番組情報である視聴予約情報107aを登録したり、放送電波などから受信したEPG情報即ち番組情報107bを格納したり、ユーザの過去になされた各操作指示種別毎に消費された電力の履歴を示す消費電力履歴情報107cを記憶したり、過去に充電がなされた日時及び/又は曜日毎の時刻の履歴を示す充電履歴情報107dを保存したり、次回充電が行なわれると予測される日時及び/又は曜日毎の時刻を示す充電予測時刻107eを予め設定したり、その他各種の制御用情報を設定したりすることができる。更に、記憶部107には、登録した視聴予約情報107aや各種の情報を一旦退避しておく退避領域107fも備えられている。
携帯テレビ受信装置100は、更に、当該携帯テレビ受信装置100全体に供給する電力を蓄積する電池104及び該電池104の電池残量の測定や管理を司る電池管理部103を備えており、外部電源からの電池104に対する充電も電池管理部103を介して行なわれ、電池管理部103は電池104が充電中の状態にあるか否かを管理部105に対して通知することができる。更に、電池管理部103は、電池104の現在の電池残量を調べ、該電池残量の情報を管理部105に提供することができる。
また、管理部105は、携帯テレビ受信装置100の動作モードとして、通常の動作を行なう通常モードの他に、携帯テレビ受信装置100の消費電力を低減させることが可能な省エネモードを備え、省エネモードに設定することにより、電池104の電池残量の消費量を節約することができる。また、該省エネモードとしては、携帯テレビ受信装置100において消費される消費電力量をそれぞれで異なる複数のレベルを備え、管理部105は、いずれか任意のレベルの省エネモードを選択して設定することも可能である。
次に、図1に示す本発明に係る携帯テレビ受信装置100の動作について、第1実施形態乃至第9実施形態を順次示して、順を追って説明していく。
〔第1実施形態〕
まず、図1に示す本発明に係る携帯テレビ受信装置100の動作について、第1実施形態を図3のフローチャートを用いて説明する。ここに、図3は、本発明に係る携帯テレビ受信装置100の第1実施形態乃至後述する第2,3実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。なお、図3のフローチャートにおいては、第1実施形態に関連する処理については、実線部として示し、後述する第2,3実施形態に関連する処理については破線部として示している。
ユーザが記憶部107に格納されている番組情報107bを用いて例えば地上デジタル放送として放送されている放送番組を視聴予約すると、図3のフローチャートの動作が起動される。最初に、管理部105は、携帯テレビ受信装置100の電池104が現在充電中であるか否かを電池管理部103からの情報に基づいて判定する(ステップS301)。ここで、現在充電中であると判定した場合(ステップS301のYES)、ステップS306に移行して、管理部105は、ユーザから指示された放送番組の視聴予約をそのまま実行し、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に記録して登録する(ステップS306)。
現在充電中ではないと判定した場合は(ステップS301のNO)、管理部105は、記憶部107の番組情報107b、もしくは、記憶部107に登録された視聴予約情報107aを参照して、視聴予約しようとしている放送番組の放送時間帯即ち放送開始時刻と放送終了時刻とを調査し、更には、電池管理部103を介して、電池104に残されている現在の電池残量情報を取得する(ステップS302)。管理部105は、次いで、当該携帯テレビ受信装置100が、何らの操作も行なわれずに、待機状態のまま置かれている場合に、視聴予約しようとしている放送番組の放送開始時刻に到達するまでに消費するであろう電池104の待機中消費電力を予測する(ステップS303)。
次いで、管理部105は、現在の動作モードのままで、ステップS302において取得された電池104の現在の電池残量から、ステップS303により予測された待機中消費電力を差し引いた、残りの電池104の電池残量を使って、視聴予約の指示がなされた視聴予約番組の放送終了までの受信と提示動作が可能か否か、即ち、該視聴予約番組を最後まで視聴することが可能か否かを判定する(ステップS304)。該視聴予約番組の視聴が最後まで可能であると判定した場合には(ステップS304のYES)、ステップS306に移行して、管理部105は、ユーザから指示された番組の視聴予約をそのまま実行し、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に記録し登録する(ステップS306)。
一方、該視聴予約番組の視聴が不可能であると判定した場合には(ステップS304のNO)、表示部108及び/又はスピーカ部106を用いて、ユーザに対して、該放送番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を警告通知した上で(ステップS305)、管理部105は、ユーザから指示された番組の視聴予約をそのまま実行し、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に記録し登録する(ステップS306)。
また、ステップS304において、視聴予約番組の視聴が最後まで可能であると判定した場合であっても、その旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに対して通知するようにしても良い。
なお、前述の例においては、まだ放送されていない先の放送番組を視聴予約する場合について説明を行なったが、現在放送されている放送番組について受信して視聴する場合に対しても全く同様の効果を得ることができる。即ち、現在放送されている放送番組を視聴する場合については、ステップS303に示した放送番組の開始までの待機中消費電力を考慮せずに、現在時刻から当該放送番組の放送終了時刻までの間の受信及び提示に必要な電力、即ち、当該放送番組の最後までの今後の視聴に必要とする電力のみを考慮すれば良い。
このように、或る放送番組の視聴予約をするときに、又は、視聴を開始するときに、電池104の電池残量から当該放送番組の放送終了まで受信及び提示が可能か否か、即ち、視聴が可能か否かを予めユーザに通知することにより、ユーザは視聴したいと思っていたにも関わらず、放送番組の開始前又は放送番組の視聴中に、突然、電池104の電池残量不足により、視聴を断念してしまうという事態を未然に防ぐことができる。また、電池104の電池残量が不足していることをユーザが事前に知ることによって、予め充電を行ない、当該放送番組の最後まで視聴することができるように促すことにもなることから、ユーザが視聴したいと思っている放送番組を最後まで快適に視聴することができるようになる。
また、前述の例においては、視聴予約番組の放送開始までの間は、ユーザ操作が何ら行なわれない待機状態にある場合について、該待機中消費電力を考慮して、視聴予約番組の視聴が可能か否かを判定する場合を示したが、視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザが何らかの操作指示を携帯テレビ受信装置100に対して行なう場合もあり得る。
かかる場合に備えて、管理部105は、ユーザにより過去になされた各操作指示種別毎に消費された電力の履歴を消費電力履歴情報107cとして記憶部107に記憶している。ここで、ユーザからの何らかの操作指示がなされると、該操作指示に関する処理に伴い、今回消費されると予測される消費予測電力を、記憶部107に記憶された消費電力履歴情報107cに基づいて、例えば、該操作指示に関する過去の処理に要した消費電力の平均値を求めることにより、獲得する。
しかる後、管理部105は、記憶部107に視聴予約情報107aが登録されている場合に、視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから該操作指示がなされた際には、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される消費予測電力を前述の消費電力履歴情報107cに基づいて獲得し、電池104の電池残量から該消費予測電力分の電力を消費することにより、記憶部107に登録されている視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合には、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに警告通知する。
而して、ユーザは、視聴予約番組の視聴を優先するか、今回の操作指示による処理を優先するか、あるいは、充電を先に行なうべきか、いずれかの選択を事前に行なうことが可能である。
〔第2実施形態〕
前述した実施例においては、もし、放送番組の終了までの視聴には電池残量が不足であったとしても、その旨をユーザに伝えるだけであり、ユーザが、当該携帯テレビ受信装置100の電池104を直ちに充電できる環境に無い時には、結果的に視聴することができないという可能性がある。かくのごとき問題を解決するために、次に、第2実施形態として省エネモードを考慮した視聴予約方法について説明する。
第2実施形態における省エネモードという概念について、最初に説明する。省エネモードとは、携帯テレビ受信装置100としての機能を失わない程度に電力を節約する動作モードを意味しており、例えば、ユーザが入力部109を介して、何らかの操作を行なったときに、省エネモードではない通常モードの状態にあっては、表示部108のバックライトを一定時間点灯させることになるが、省エネモードにおいては、バックライトの点灯時間を短くしたり、あるいは、点灯しないこととするなどの動作が行なわれる。
しかし、かくのごとき、電池104の電力を節約するための具体的な省エネ技術については、携帯電話機やPDAやノートPCなど、携帯テレビ受信装置の形態によって種々の方法が考えられるため、ここでは、その具体的な実現方法については特に言及しないこととする。消費電力を低減させることが可能な省エネモードを設定可能な技術であれば、従来において用いられている具体的な省エネ技術のいずれであっても、本発明に係る携帯テレビ受信装置に対して適用することができる。
ここで、従来の省エネ技術について種々の方法が存在しているが、本発明に適用された場合には、省エネモードの設定によって節約される消費電力を具体的に計算し、視聴予約時において、該視聴予約番組の放送終了まで受信及び提示可能か否か即ち視聴可能か否かの判定に用いることにより、ユーザは、より計画的に、視聴予約番組の視聴を実現するための省エネモードの設定を実行することができる。
ここで、いつも省エネモードに設定してしまっていると、携帯テレビ受信装置100の動作が縮退された動作となり、通常モードよりも操作性が低下してしまう。しかし、本発明においては、視聴予約番組が視聴可能か否かの判定結果に応じて、省エネモードに設定するものであり、省エネモードに設定することにより発生する操作の煩わしさなどから開放されながらも、必要に応じて、計画的に省エネモードに設定することを可能とし、視聴したい放送番組を最後まで視聴することができるようになる。
以上の動作を図3のフローチャートの破線部で示す処理ステップを中心にして説明すると、次の通りである。まず、ステップS302において、前述のように、管理部105は、記憶部107の番組情報107b又は視聴予約情報107aに基づいて、視聴予約しようとしている放送番組の放送時間帯即ち放送開始時刻と放送終了時刻とを調査し、更には、電池管理部103を介して、電池104に残されている現在の電池残量情報を取得した後、更に、管理部105は、現在の動作モードを取得する(ステップS302a)。現在の動作モードとしては、既に省エネモードに設定されている状態と、通常モードに設定されたままの状態とが存在している。
次に、ステップS304において、現在の動作モードのままで、現在の電池104の電池残量、又は、今後放送される放送番組を視聴予約した場合であれば、前述した待機中消費電力を差し引いた残りの電池104の電池残量を使って、視聴指示された視聴番組、又は、視聴予約の指示がなされた視聴予約番組の放送終了までの受信と提示動作が可能か否か、即ち、該視聴番組又は該視聴予約番組を最後まで視聴することが可能か否かを判定し、視聴が不可能であると判定された場合には(ステップS304のNO)、対象の該視聴番組又は該視聴予約番組の視聴が可能となるような省エネモードが存在しているか否かを検索する(ステップS304a)。
即ち、携帯テレビ受信装置100に備えられている省エネモードとして、或る操作の処理や番組の受信・提示に対して一つの消費電力の節約量しかないような1レベルのみでなく、或る操作の処理や番組の受信・提示に対して異なる消費電力の節約量が得られる複数のレベルを備えた省エネモードを備えている。
一般に、省エネモードのレベルを厳しく設定していくにつれて、ユーザにとっては、通常モードに比べて、携帯テレビ受信装置100の操作をし難いものとなってしまう可能性はあるが、視聴したいと思っている視聴番組や視聴予約番組を視聴することができる可能性は広がる。また、ここで、複数レベルの省エネモードとしては、携帯テレビ受信装置100における種々の省エネ動作を実行可能とするそれぞれの省エネモードを1つずつ各レベルに対応させて設定しても良いし、携帯テレビ受信装置100の各回路部において省エネが可能な各回路又は各機能単位で省エネモードのレベルを割り当てて調節するものであっても良い。
複数のレベルの省エネモードを検索した結果、視聴番組又は視聴予約番組の放送終了まで視聴が可能となる省エネモードが存在していると判定した場合には(ステップS304bのYES)、視聴可能となる省エネモードへ自動的に移行することが可能な省エネモードオート設定が有効とされていなければ(ステップS304cのNO)、放送終了まで視聴可能な省エネモードが存在している旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに通知して、ユーザに省エネモードに設定するか否かを選択させる(ステップS304d)。ユーザから省エネモードへの設定が指示された場合、放送終了まで視聴可能な省エネモードに移行し(ステップS304e)、管理部105は、ユーザから指示された放送番組の視聴又は視聴予約を実行し、視聴予約の場合、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に記録し登録する(ステップS306)。
また、視聴可能となる省エネモードへ自動的に移行することが可能な省エネモードオート設定が有効とされている時には(ステップS304cのYES)、視聴可能となる省エネモードに自動的に移行し(ステップS304e)、管理部105は、ユーザから指示された放送番組の視聴又は視聴予約を実行し、視聴予約の場合、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に記録し登録する(ステップS306)。また、このとき、省エネモードに自動的に移行した旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに通知するようにしても良い。
一方、複数のレベルの省エネモードを調べても、視聴が可能となる省エネモードが見つからなかった場合には(ステップS304bのNO)、現在の電池残量では、たとえ、如何なるレベルの省エネモードに直ちに設定したとしても、視聴又は視聴予約しようとしている放送番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる、即ち、最後までは視聴することができなくなる可能性がある旨を、表示部108及び/又はスピーカ部106を用いて、ユーザに対して警告通知する(ステップS305)。しかる後、管理部105は、ユーザから指示された放送番組の視聴又は視聴予約を実行し、視聴予約の場合、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に記録し登録する(ステップS306)。
以上のように、視聴又は視聴予約時の電池残量と複数のレベルの省エネモードとを考慮することにより、不必要な省エネモードの設定をなくし、ユーザにとって極力快適な操作環境を提供しながらも、視聴又は視聴予約した放送番組の最後までの視聴を可能とすることができるようになる。
なお、ステップS304dにおけるユーザへの通知による場合や、ステップS304cのYESにおける省エネモードオート設定による場合のように、ステップS304eにおいて、携帯テレビ受信装置100が省エネモードに移行した場合であっても、電池104への充電が開始されたような場合には、省エネモードに設定しておく必要は特に無い。従って、充電が開始されたことが電池管理部103により検知された場合には、当該携帯テレビ受信装置100が省エネモードに設定されている状態にあれば、自動的に省エネモードを解除して、通常モードに復帰する。
ここで、更に、充電が終了した時点で、視聴又は視聴予約した放送番組の最後まで視聴するためには、省エネモードに再度移行する必要があるか否かを、再びチェックするようにしても良い。視聴予約されている場合であれば、具体的には、充電が終了した時点で、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが登録されているか否かを判定して、視聴予約情報107aが存在する時には、該視聴予約情報107aの視聴予約番組を対象として、ステップS302以降の処理を実行するようにすれば良い。
視聴予約の場合について更に説明すれば、管理部105は、電池104の充電開始を電池管理部103から通知されることにより省エネモードから通常モードに復帰する際に、該充電開始により省エネモードを解除することを、当該省エネモード設定の対象とされていた視聴予約番組に関する視聴予約情報107aと共に、記憶部107の退避領域107fに一旦退避し、充電終了時に、電池管理部103から得られた電池104の電池残量が、記憶部107の退避領域107fに退避されていた視聴予約情報107aが示す、当該省エネモード設定の対象とされていた該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、一旦解除した省エネモードに再度設定し直すように動作する。
また、第1実施形態の場合と同様に、現在放送されている放送番組について受信して視聴する場合に対しても全く同様の効果を得ることができる。即ち、現在放送されている放送番組を視聴する場合については、ステップS303に示した放送番組の開始までの待機中消費電力を考慮せずに、現在時刻から当該放送番組の放送終了時刻までの間の受信及び提示に必要な電力、即ち、当該放送番組の最後までの今後の視聴に必要とする電力のみを考慮すれば良い。
〔第3実施形態〕
一般に、地上波デジタル放送における番組情報は、ほぼ一週間先の番組情報までEPG情報として取得することができ、記憶部107へ番組情報107bとして格納することが可能である。ここで、一週間も先に放送予定の放送番組の視聴予約について、前述した各実施形態に示すような機能を実行して、視聴予約番組の視聴予約を登録したとしても、登録した該視聴予約番組が実際に放送開始されるまでの間には、携帯電話機やPDAやノートPCなどの携帯テレビ受信装置100においては、電池104の充電が何回も繰返し行なわれるのが一般的である。
従って、視聴予約を登録した時点における電池104の電池残量に基づいて、登録した該視聴予約番組を視聴可能とするために、視聴予約の登録時点から、例えば極度に深いレベルの省エネモードに移行したとしても、全く意味が無く、反ってユーザにとっては煩わしさが増加した結果を招いてしまう。かくのごとき問題を解決するために、次に、第3実施形態として充電タイミングを予測可能とし、充電予測を考慮した視聴予約を行なう方法について説明する。
第3実施形態における充電予測という概念について、最初に説明する。充電予測とは、或る一定期間のいつ何時に、例えば一週間の何曜日の何時に、充電が開始される頻度が最も大きいかをチェックし、頻度が大きい充電日時データから次回充電か開始されるであろう時刻を充電予測時刻として予測する機能である。このため、過去にユーザが充電を行なっていた日時及び/又は曜日毎の時刻を充電履歴情報107dとして記憶部107に保存蓄積している。
該充電履歴情報107dに基づいて、例えば、一ヶ月の期間内で、一週間の間で最も充電の頻度が大きい曜日の時刻を選択して、次回充電が行なわれると予測される日時及び/又は曜日毎の時刻を示す充電予測時刻107eとして記憶部107に予め設定する。本第3実施形態においては、該充電予測により得られた、記憶部107に予め設定された充電予測時刻107eを考慮して、視聴予約時に、視聴予約番組の視聴の可又は不可を判定することにより、ユーザは、より快適に、番組の視聴予約を行なうことができるようになる。
例えば、平日の朝から夕方までの時間帯は学校や職場に出掛けていて、帰宅後の就寝前に、充電を開始するような生活を送っているユーザの場合は、充電予測時刻107eとして、平日は就寝前の或る時間帯に充電がなされると判定され、次回以降においても、ほぼ同じ時刻に充電がなされるものと予測される。同様に、休日における充電がなされている時間帯もチェックされ、休日でも充電がなされる頻度が高い時間帯に関するデータが得られている場合、次回以降においても、休日のほぼ同じ時刻に充電がなされるものと予測される。かくのごとく、充電予測により得られた充電予測時刻107eに関するデータは、当該携帯テレビ受信装置100の記憶部107に記憶し、保存される。
ここで、記憶部107に予め設定される充電予測時刻107eとしては、過去に充電頻度が大きかった日時や曜日毎の時刻順に、複数の時刻を予め設定しておくこととしても良い。更に、ユーザは充電を行なう予定の日時を充電スケジュールとして予め指定するようにしても良く、管理部105は、ユーザから充電スケジュールとして指定された日時及び/又は曜日毎の時刻を、充電予測時刻107eとして、前述の充電履歴情報107dに基づいて設定される場合と同様に、記憶部107に予め設定することも可能である。
図3のフローチャートの破線部で示す部分を中心にして説明すると、まず、ステップS302において、視聴予約した放送番組の視聴予約情報や現在の電池残量を取得した後に(ステップS302)、待機状態で、視聴予約しようとしている視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、消費する待機中消費電力を予測すると共に(ステップS303)、記憶部107に保存されている充電予測時刻107eに基づいて、該視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、当該携帯テレビ受信装置100の電池104が充電される可能性が高いか否かを判定する(ステップS303a)。
ここで、充電される可能性が高いと判定された場合には(ステップS303aのYES)、ステップS304における現在の電池残量で該視聴予約番組の受信及び提示が可能か否かの判定、更には、ステップS304a以降の省エネモードへの移行の可否の判定を行なうことなく、直ちに、ステップS306に移行して、視聴予約を実行し、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に記録し登録する(ステップS306)。
即ち、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを登録する場合であって、該視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定して、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定せんとする場合であっても、該視聴予約番組の放送開始までの間に、充電予測時刻107eとして記憶部107に予め設定されている日時が存在していた場合には、省エネモードの設定を行なわずに、直ちに、視聴予約を実行し、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に記録し登録する動作を行なう。
一方、該視聴予約番組が放送開始されるまでの間に充電される可能性が低いと判定された場合には(ステップS303aのNO)、ステップS304における現在の電池残量で該視聴予約番組の受信及び提示が可能か否かの判定、更には、ステップS304a以降の省エネモードへの移行の可否の判定処理を、前述の第1及び第2実施形態のように実行する。
なお、記憶部107に予め設定される充電予測時刻107eは、前述のごとく、ユーザによって充電スケジュールとして予め設定しておくような形態としても良いし、日々の充電タイミングの統計を充電履歴情報107dとして蓄積して、頻度が高い時刻を、充電予測時刻107eとして予め設定する形態としても良いし、更には、両者を併用するような形態であっても良い。また、一旦、記憶部107に予め設定した充電予測時刻107eを、ユーザが、必要に応じて、適宜変更して設定し直すようにしても構わない。
かくのごとき充電予測を用いた視聴予約方法は、毎日の行動パターンが或る程度パターン化されていて、充電が或る特定の時間帯になされるようなユーザにとっては、より効果的となる。しかし、毎回充電を行なうタイミングが異なるようなユーザの場合については、充電予測時刻を視聴予約時の処理に用いないように、充電予測機能の動作を抑止して、図3のステップS303aの判定処理においては、常に、充電の可能性がないと判定する(ステップS303aのNO)ような設定を行なうことも可能である。
以上のように、充電予測と視聴予約時の電池残量とを考慮することにより、省エネモードへの移行の旨や、視聴予約番組の視聴ができない可能性がある旨などのユーザに対する不必要な警告通知、場合によっては、ユーザにとって余り意味の無い情報提示を、ユーザは受けることなく、携帯テレビ受信装置100においてより快適に視聴予約を実行することが可能となる。
〔第4実施形態〕
以上に述べた第1乃至第3実施形態によれば、視聴時や視聴予約時に、現在の電池残量に基づいて、視聴番組や視聴予約番組を放送終了まで受信及び提示して最後まで視聴が可能であるか否かを判定することによって、視聴番組や視聴予約番組の視聴中に、電池104の電池残量が突然無くなってしまい、視聴番組や視聴予約番組の残りの視聴を逃してしまうという事態を防止することができる。しかし、実際には、視聴予約の場合、視聴予約した視聴予約番組が放送開始されるまでの間にも、ユーザは、種々の操作指示を、携帯テレビ受信装置100に対して行なうことが十分に予測され、かかる操作指示に関する処理によって多くの電力を消費してしまい、視聴予約番組が放送開始される時点では、電池104の電池残量が残り少なくなっているというケースに陥ることが十分に予測される。
例えば、携帯テレビ受信装置100に電話機能やメール送受信機能、デジタルカメラ機能などが備えられている場合は、視聴予約を行なった後に、それらのいずれかの機能を任意に使用することが可能であり、その結果として、多くの電力を消費してしまう事態が生じて、視聴予約時点で実施された折角の電池残量予測も意味をなさなくなってしまう可能性がある。
かくのごとき問題を解決するために、今後放送される予定の視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、発生するユーザの操作タイミングの時点で、ユーザの操作指示に関する処理の実行によって消費するであろう電力を予測し、ユーザの該操作指示に関する処理後においても、視聴予約番組が視聴できるか否かを判定する機能について、次に、第4実施形態として図4のフローチャートを用いて説明する。ここに、図4は、本発明に係る携帯テレビ受信装置の第4実施形態における動作を説明するためのフローチャートであり、第4実施形態における携帯テレビ受信装置の構成は、図1に示す携帯テレビ受信装置100と同じ構成である。
携帯テレビ受信装置100に対して、ユーザが何らかの操作指示を行なおうとすると、管理部105は、最初に、記憶部107の視聴予約情報107aを参照して、視聴予約している視聴予約番組が存在しているか否かを調べる(ステップS401)。視聴予約している視聴予約番組が存在しない場合は(ステップS401のNO)、ステップS405に移行して、ユーザが行なおうとしている操作指示に関する処理をそのまま実行する(ステップS405)。一方、視聴予約している視聴予約番組が存在する場合には(ステップS401のYES)、現在の電池残量を電池管理部103から、また、視聴予約している視聴予約情報107aを記憶部107からそれぞれ取得し、ユーザが行なおうとしている操作指示に関する処理を実行したとしても、視聴予約している視聴放送番組を最後まで視聴可能な電力が電池残量として残るか否かを予測する(ステップS402)。
電池残量が残ると予測される場合には(ステップS403のYES)、ステップS405に移行して、ユーザが行なおうとしている操作指示に関する処理をそのまま実行する(ステップS405)。一方、電池残量が足りないと予測される場合には(ステップS403のNO)、ユーザが行なおうとしている操作指示に関する処理を実行すると視聴予約番組を視聴できなくなる可能性がある旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに警告通知した後(ステップS404)、ユーザが行なおうとしている操作指示に関する処理を実行する(ステップS405)。
ここで、電池残量が足りないと予測される場合であっても(ステップS403のNO)、最終的には、ステップS405において、ユーザが行なおうとしている操作指示に関する処理を実行するようにしているが、ステップS404の処理の代わりに、ユーザに対して操作指示に関する処理を実行するか否かを問い合わせる問い合わせ情報を表示部108及び/又はスピーカ部106を介して出力して、ユーザからの指示を待ち合わせるように構成しても良い。
また、ステップS401において判定される対象となる視聴予約番組としては、記憶部107に複数の視聴予約情報107aが登録されていて、複数の視聴予約番組が存在していたとしても、第3実施形態において前述したように、充電が行なわれるであろうと予測される充電予測時刻107eよりも前に放送される予定の視聴予約番組のみに限って判定することとしても良い。
なお、ユーザが行なおうとしている操作指示に関する処理を実行することにより消費されると予測される消費予測電力量は、電話機能やメール送受信機能、デジタルカメラ機能などの機能毎に、当該携帯テレビ受信装置100のユーザが過去に消費している消費電力の平均値を算出して記憶部107に予め設定するようにしても良い。
即ち、管理部105は、過去になされたユーザの各操作指示種別毎に消費された電力を消費電力履歴情報107cとして記憶部107に記憶し、今回のユーザからの操作指示に関する処理に伴い消費されると予測される消費予測電力を、記憶部107に記憶された消費電力履歴情報107cに基づいて、例えば、各操作指示種別毎に消費電力履歴情報107cにある消費電力を平均することにより、獲得するようにしても良い。
あるいは、消費電力履歴情報107cを参考にしながら、ユーザが、各操作指示種別毎に、消費予測電力を記憶部107に予め設定するようにしても良い。
また、図4の処理は、ユーザが何らかの操作指示を行なおうとする都度、毎回起動することとしないで、前述した消費予測電力が予め定められた閾値を超えるような電力となりそうな特定の操作指示が行なわれるときのみに起動されるようにしても良い。
更に、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが登録されている場合であって、該視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置100に対してなされた際に、現在の動作モードが通常の動作を行なう状態を示す通常モードであった場合、省エネモードに切り替えて設定した際において、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される電力を消費予測電力として求める。
ここで、該消費予測電力を消費することにより、視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合には、図4には示していないが、省エネモードに設定したとしても、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに警告通知することとしても良い。
また、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが登録されている場合であって、該視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置100に対してなされた際に、現在の動作モードが通常モードか省エネモードかのそれぞれに応じて、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される電力を消費予測電力として求める。
ここで、該消費予測電力を消費することにより、視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合についても、図4には示していないが、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに警告通知することとしても良い。
更には、以上に記載した場合と異なる動作として、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが登録されている場合であって、該視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから当該携帯テレビ受信装置100に対してなされた何らかの操作指示に関する処理、又は、該視聴予約情報107aの視聴予約番組とは異なる他の放送番組の視聴指示による該他の放送番組の受信及び提示により、該視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合については、該操作指示に関する処理、又は、該他の放送番組の受信及び提示を現在の動作モードの状態のままで行なうか、あるいは、該視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な状態にまで消費電力を低減させるために、省エネモードに設定して、前記操作指示に関する処理、又は、前記他の放送番組の受信及び提示を行なうかを、表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに通知し、ユーザに選択させることとしても良い。
以上のように、ユーザが操作を行なう際に、現在の電池残量と何らかのユーザ操作指示により消費されると予測される電力とを考慮して、視聴予約番組の視聴に影響があるか否かを判定することにより、視聴予約番組の放送が開始された時には、電池残量が不足してしまい、放送が終了する最後まで視聴することができなくなるという事態を未然に防ぐことができ、ユーザは、より快適に放送番組を視聴することが可能となる。
〔第5実施形態〕
前述の第1乃至第4実施形態に示すように、或る場合には、充電を行なうことにより、或る場合には、省エネモードに設定することにより、視聴予約番組の視聴が可能な電池残量を確保することを可能としている。しかし、視聴予約番組の放送が開始されたとしても、ユーザが、折角放送されている視聴予約番組を視聴していない場合には、該視聴予約番組の放送を受信し、提示する電力が無駄に消費されてしまうことになり、しかる後に、更に視聴予約番組が控えているような場合には、更に後続する該視聴予約番組の視聴も不可能となりかねない。放送開始されても視聴予約番組をユーザが視聴していない事態が検知された場合には、電池104の無駄な電力消費を抑えておくことが望ましい。かくのごとき問題を解決するために、ユーザの視聴の有無を監視する視聴監視処理について、次に、第5実施形態として図5のフローチャートを用いて説明する。
ここに、図5は、本発明に係る携帯テレビ受信装置の第5実施形態における動作を説明するためのフローチャートであり、第5実施形態における携帯テレビ受信装置の構成は、図1に示す携帯テレビ受信装置100と同じ構成である。
管理部105は、最初に、記憶部107の視聴予約情報107aを参照して、視聴予約している視聴予約番組が存在しているか否かを調べる。視聴予約している視聴予約番組が存在している場合には、該視聴予約番組の放送開始時刻から予め定められた或る一定の準備時間前に到達すると、管理部105は、視聴監視タイマをスタートさせる(ステップS501)。該視聴監視タイマは、ユーザの携帯テレビ受信装置100に対する操作指示を感知するためのものであり、ユーザが視聴予約番組を視聴する状態にあるか否かを判定するために用いられる視聴監視用のタイマである。しかる後、まず、ユーザ操作が発生したか否かをチェックする(ステップS502)。
ここで、ユーザの何らかの操作が検知された場合(ステップS502のYES)、予約した視聴予約番組がまもなく放送開始されるに当たって、ユーザが携帯テレビ受信装置100を意識しており、該視聴予約番組を視聴可能な状態にあるものと判定して、該視聴予約番組の放送が開始されるのを待ち合わせる(ステップS504)。該視聴予約番組の放送開始時刻に至った場合(ステップS504のYES)、ステップS510に移行して、該視聴予約番組の受信及び提示動作を起動した後(ステップS510)、視聴監視タイマを停止させる処理が実行される(ステップS513)。以降の処理については、後述する。
一方、視聴予約番組の放送開始時刻に至るまで(ステップS503のNO)、ユーザ操作が検知されなく(ステップS502のNO)、しかる後に、視聴予約番組の放送開始時刻に到達した場合(ステップS503のYES)、該視聴予約番組の放送が開始される時刻に至った旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介して出力してユーザに対して通知する(ステップS505)。しかる後、該通知に応じて、ユーザ操作が発生したか否かを、該放送開始時刻から予め定められた一定の前記準備時間分遡った時点以降、予め定められた或る一定時間に至るまで(ステップS507のNO)、チェックする(ステップS506)。該一定時間は、視聴監視タイマを用いて測定される。
該一定時間が経過するまでの間に(ステップS507のNO)、何らかのユーザ操作があった場合(ステップS506のYES)、ユーザが該視聴予約番組を視聴する状態にあるものと判定して、ステップS510に移行して、該視聴予約番組の受信及び提示動作を起動した後(ステップS510)、視聴監視タイマを停止させる処理が実行される(ステップS513)。以降の処理については、後述する。
一方、該一定時間が経過するまでの間(ステップS507のYES)、何らのユーザ操作も全くされなかった場合(ステップS506のNO)、管理部105は、該視聴予約番組の受信及び提示動作、即ち、視聴動作を中止しようとしている旨を警告する視聴中止警告を表示部108及び/又はスピーカ部106に出力してユーザに警告通知する(ステップS508)。該視聴中止警告の提示に対応して、予め定められた或る制限時間に至るまでの間に(ステップS511のNO)、何らかのユーザ操作がなされたかチェックする(ステップS509)。該制限時間も、視聴監視タイマを用いて測定される。
該制限時間が経過するまでの間に(ステップS511のNO)、何らかのユーザ操作が発生した場合(ステップS509のYES)、ユーザが該視聴予約番組を視聴する状態にあるものと判定して、ステップS510に移行して、該視聴予約番組の受信及び提示動作を起動した後(ステップS510)、視聴監視タイマを停止させる処理が実行される(ステップS513)。以降の処理については、後述する。
一方、該視聴中止警告を出力して警告通知した後、予め定められた或る制限時間が経過するまでの間(ステップS511のYES)、何らのユーザ操作も全くされなかった場合(ステップS509のNO)、該視聴予約番組の受信及び提示動作即ち視聴動作を中止した旨の視聴中止を表示部108及び/又はスピーカ部106に出力してユーザに通知する(ステップS512)。しかる後、該視聴予約番組の登録を消去して、ステップS501でスタートさせた視聴監視タイマを停止させる(ステップS513)。なお、ステップS512においては、携帯テレビ受信装置100が省エネモードに設定されていた場合には、設定されている省エネモードを解除し、通常モードに復帰することも必要となるが、かかる処理は、ステップS514以降の処理において実行される。ステップS514以降の処理については、次に述べる。
以降、更に視聴予約している視聴予約番組が存在しているか否かをチェックする(ステップS514)。ここで、更なる視聴予約番組が存在していないと判定された場合(ステップS514のNO)、前の視聴予約番組の視聴予約のために、現在、省エネモードに設定されている状態にあるか否かをチェックする(ステップS516)。更なる視聴予約番組が存在していない場合は、省エネモードに設定しておく必要は特にないので、省エネモードに設定している場合は(ステップS516のYES)、省エネモードの設定を解除して、通常モード状態に復帰する(ステップS517)。
一方、更なる視聴予約番組が存在していた場合には(ステップS514のYES)、ステップS512において視聴予約番組の視聴が中止されていた場合、中止された視聴予約番組の放送時間分だけ、電池104の消費電力が抑えられることになるので、更に存在している視聴予約番組のうち、最も早く放送される予定の視聴予約番組を対象にして、図3のフローチャートのステップS301以降に示すような視聴判定処理を再度行ない(ステップS515)、視聴予約内容と電池残量とをチェックし直し、動作モードの変更などを実行する。
即ち、管理部105は、ステップS512において視聴を中止した場合、現在設定されている省エネモードを解除するのに先立って、あるいは、現在設定されている通常モードを継続するのに先立って、受信及び提示を中止した前記視聴予約番組に関する視聴予約情報の他に、記憶部107に登録されている視聴予約情報107aが更に存在しているか否かを調べて、更に視聴予約情報107aが存在している場合(ステップS514のYES)、更に存在する視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送開始までに、充電予測時刻107eに設定された日時がなく、更に存在している該視聴予約情報107aに関する視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が通常モードにおいては残されていないと判定した場合には、現在設定されている省エネモードを解除することなくそのまま継続する、あるいは、現在設定されている通常モードを省エネモードに切り替えて設定するように動作する。
更に、電池管理部103から得られた現在の電池残量が、たとえ、現在設定されている省エネモードをそのまま継続したとしても、あるいは、現在設定されている通常モードを省エネモードに切り替えて設定したとしても、更に存在している視聴予約情報107aに関する視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、省エネモードを継続しても、あるいは、省エネモードに切り替えても、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに警告通知するように動作することも可能である。
なお、ステップS505においては、視聴予約番組の放送開始時刻に至っている旨の通知を行なうのみであり、該視聴予約番組の放送を受信し提示する実際の動作を開始する必要はない。しかし、ステップS505の時点において、該視聴予約番組の放送を受信し提示する実際の動作を開始するようにしても良い。かかる場合においては、該視聴予約番組の放送開始時刻に至っている旨の通知を行なう代わりに、該視聴予約番組の放送の受信及び提示動作が開始されたことを表示部108及びスピーカ部106の出力によりユーザは知ることができるが、場合によっては、合わせて、該視聴予約番組の放送の受信及び提示動作が開始された旨を表示部108及び/又はスピーカ部106に出力してユーザに対して通知することとしても良い。
また、該視聴予約番組の放送開始時刻に至った際に、該視聴予約番組の放送を受信し提示する実際の動作を開始する場合にあっては、ステップS508乃至S511の視聴停止警告の処理及びステップS512の視聴停止処理を行なう代わりに、ステップS507において、放送開始時刻から予め定められた一定の準備時間分遡った時点以降、予め定められた或る一定時間が経過するまでの間、何らのユーザ操作もなされなかったことが検知された場合(ステップS507のYES)、直ちに、ステップS512に移行して、視聴停止した旨の通知及び視聴予約番組の登録の消去を行なうと同時に、受信及び提示動作を開始していた該視聴予約放送の受信及び提示動作を停止させるような動作が追加して実行されることになる(ステップS512)。ここで、携帯テレビ受信装置100が省エネモードに設定されていた場合には、設定されている省エネモードを解除し、通常モードに復帰することも必要となるが、かかる処理は、前述したようなステップS514以降の処理において実行される。
また、ステップS516において省エネモードに設定されているか否かをチェックして、設定されていた場合は(ステップS516のYES)、省エネモードの設定を解除する処理を行なっているが(ステップS517)、省エネモードの設定自体が、視聴予約の有無に関係なく、ユーザの意思によって実行されているような場合には、ステップS516及びS517における省エネモードの設定を解除する処理をスキップさせるようにしても良い。
〔第6実施形態〕
以上のようにして、携帯テレビ受信装置100を用いて或る放送番組の視聴予約を行なっていた場合であっても、視聴予約後に、当該携帯テレビ受信装置100の所在位置が移動して、折角視聴予約していた視聴予約番組の放送エリアから外れてしまい、該視聴予約番組の放送電波を受信できない放送エリアに移動してしまう場合がある。即ち、携帯テレビ受信装置100は、移動体端末であることから、常に、同じ放送エリア内に留まっていない可能性が十分に考えられる。
かくのごとく、視聴予約していた視聴予約番組を受信することができなくなっている場合には、該視聴予約番組の放送を受信するようにチューニングするためのチューナ部102の動作に使用される電力は無駄になってしまう。また、該視聴予約番組の最後まで視聴を可能とするために、省エネモードに設定されていた場合においても、該視聴予約番組が受信できないことが判明した時点で、ユーザによっては省エネモードに設定されたままにしなくても良い場合が発生する。
しかしながら、放送の受信が可能な放送エリアそのものは、明確に境界があるわけではなく、また、ユーザ自身が、視聴予約番組の放送エリアをこまめにチェックしておくことも、非常に手間がかかり負担になってしまう。そこで、かかる問題を解決するために、放送エリアが変更された場合の視聴予約処理について、次に、第6実施形態として図6のフローチャートを用いて説明する。ここに、図6は、本発明に係る携帯テレビ受信装置の第6実施形態における動作を説明するためのフローチャートであり、第6実施形態における携帯テレビ受信装置の構成は、図1に示す携帯テレビ受信装置100と同じ構成である。
携帯テレビ受信装置100が移動して、管理部105が、放送エリアが変更された恐れがあることを察知すると、最初に、以前の放送エリアでは、視聴予約後に受信が不可能となって視聴予約が取り消されていた視聴予約番組であったとしても、新しい移動後の位置の放送エリアに移動したことにより、受信可能となっている可能性があるので、受信不可能であるとして取り消されていた視聴予約番組があるか否かを判定する(ステップS601)。
ここで、取り消された該視聴予約番組は、ステップS605において、記憶部107の登録領域に記憶されている視聴予約情報107aから取り出されて、該視聴予約情報107aの視聴予約番組が放送開始されるまで、あるいは、放送が終了するまで、予約取消番組情報として記憶部107の退避領域107fに一時退避されている。退避領域107fの予約取消番組情報をチェックして、取り消された視聴予約番組がある場合は(ステップS601のYES)、記憶部107の退避領域107fから読み出して、該予約取消番組情報とされている視聴予約番組が受信可能な状態に変化しているか否かを確認して、受信可能な状態に変化している場合には、記憶部107の退避領域107fから削除して、視聴予約情報107aとして記憶部107の登録領域に設定し直して再度登録する(ステップS602)。
即ち、管理部105は、受信可能な放送エリアからの移動により視聴予約が取り消された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107の退避領域107fに、該視聴予約番組の放送開始時刻に至るまで、あるいは、放送終了時刻が経過するまで、予約取消番組情報として一旦退避し、当該携帯テレビ受信装置100が移動して、記憶部107の退避領域107fに予約取消番組情報として一旦退避された視聴予約情報107aの視聴予約番組を受信可能な放送エリアにまで移動したことが検知された場合、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に再度登録し直す。
ステップS602における視聴予約情報の再設定が終了した後、管理部105は、まず、記憶部107の視聴予約情報107aを参照して、視聴予約されている視聴予約番組が存在しているか否かを調べる(ステップS603)。視聴予約されている視聴予約番組が存在していない場合には(ステップS603のNO)、ステップS609へ移行し、後処理を行なう。一方、視聴予約されている視聴予約番組が存在している場合には(ステップS603のYES)、視聴予約番組のうち、移動した新しい移動後の位置の放送エリアにおいて受信不可能となった番組が存在しているか否かをチェックする(ステップS604)。
新しい移動後の位置の放送エリアでも、視聴予約番組のうち、受信が不可能となった番組が存在しない場合には(ステップS604のNO)、視聴予約状態のままに設定しておいて構わないので、ステップS608へ移行し、後処理を行なう。但し、現在の放送エリアにおいては、視聴予約番組は、確かに受信可能な状態にはあるが、該視聴予約番組の放送時間帯などについて番組情報の変更点があるような場合には、視聴予約情報の変更が必要である旨をユーザに対して通知する処理がなされるようにしても良い。
一方、新しい移動後の位置の放送エリアでは、視聴予約番組のうち、受信が不可能となった番組が存在する場合には(ステップS604のYES)、ステップS606において、記憶部107の登録領域に登録されている該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを取り消す処理を行なうが、かかる取り消し処理に先立って、次の処理を行なう。即ち、前述のごとく、当該携帯テレビ受信装置100が新しい位置に再度移動して、現在の放送エリアでは受信不可能とされている視聴予約番組が受信可能な状態に変化する場合に備えて、記憶部107の登録領域から該視聴予約番組の視聴予約情報107aを取り出して、予約取消番組情報として記憶部107の退避領域107fに一旦退避する(ステップS605)。しかる後、記憶部107の登録領域に記憶されている該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを取り消す処理を行なう(ステップS606)。
しかる後、視聴予約情報107aの登録内容の変更に伴う後処理として、管理部105は、記憶部107の視聴予約情報107aを参照して、現在の放送エリアへの移動後において、視聴予約されている視聴予約番組が存在しているか否かを再度チェックする(ステップS607)。ここで、視聴予約番組が存在していないと判定された場合(ステップS607のNO)、移動前に視聴予約が登録されていたために、現在、省エネモードに設定されている状態にあるか否かをチェックする(ステップS609)。視聴予約番組が存在していない場合には、省エネモードに設定しておく必要は特にないので、省エネモードに設定されている場合は(ステップS609のYES)、省エネモードの設定を解除して、通常モードの状態に復帰する(ステップS610)。
即ち、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが登録されている場合であって、該視聴予約情報107aの視聴予約番組が放送される放送エリアから当該携帯テレビ受信装置100が移動して、該視聴予約番組を受信できなくなった場合(ステップS604のYES)、記憶部107の該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを予約取消番組情報として記憶部107の退避領域107fに一旦退避する(ステップS605)。
しかる後に、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aの登録を削除して、該視聴予約番組の視聴予約を取り消すと共に(ステップS606)、現在の放送エリアへの移動後において、視聴予約番組が存在していないと判定された場合(ステップS607のNO)、該視聴予約情報107aを該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定されていた場合には(ステップS609のYES)、設定されていた省エネモードを解除して、通常モードに復帰する(ステップS610)。但し、第5実施形態において前述したように、省エネモードの設定自体が、視聴予約の有無には関係なく、ユーザの意思によって実行されているような場合には、ステップS609及びS610における省エネモードの設定を解除する処理をスキップさせるようにしても良い。
一方、視聴予約番組が存在していた場合には(ステップS607のYES)、ステップS602における予約取消番組情報の視聴予約情報107aへの再登録処理や、ステップS606における視聴予約情報107aの取り消し処理により、視聴予約番組に関する登録内容に変更が発生している可能性があるので、視聴予約されている視聴予約番組のうち、最も早く放送される予定の視聴予約番組を対象にして、図3のフローチャートのステップS301以降に示すような視聴判定処理を再度行ない(ステップS608)、視聴予約内容と電池残量とをチェックし直し、動作モードの変更などを実行する。
即ち、現在の放送エリアへの移動後において、視聴予約情報107aが存在していると判定された場合(ステップS607のYES)、存在する視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送開始までに、充電予測時刻107eに設定された日時がなく、存在する該視聴予約情報107aに関する視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が通常モードにおいては残されていないと判定した場合には、現在設定されている動作モードが通常モードであれば、省エネモードに切り替えて設定するように動作する。
言い換えると、管理部105は、記憶部107の退避領域107fに予約取消番組情報として一旦退避された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に再度登録し直す際に、該視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送開始までに、充電予測時刻107eに設定された日時がなく、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定するように動作する。
なお、管理部105は、受信可能な放送エリアからの移動により、ステップS606において、記憶部107に登録されている視聴予約情報107aの視聴予約番組の視聴予約を取り消した場合、その旨を、更に、ステップS610において、省エネモードを解除した場合は、省エネモードを解除した旨を、表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに通知するようにしても良い。
以上のように、携帯テレビ受信装置100の移動により放送エリアが変更された場合には、受信不可能の状態に変化しているような視聴予約番組については、該視聴予約番組の放送を無駄に受信しようとせず、前以て予約取消番組情報として記憶部107の退避領域107fに一旦退避して、視聴予約を取り消すことにより、電池104の無駄な消費を抑え、より快適に放送番組の視聴を行なうことができる。
〔第7実施形態〕
第3実施形態として、説明した充電予測の判定結果として、記憶部107に予め設定されていた充電予測時刻107eにおける日時に充電が行なわれなかったとしても、図3のフローチャートに示すように、充電予測の判定処理に従って、通常モードから省エネモードへの移行は行なわれないことになる。而して、充電されない状態で通常モードのまま経過することとなり、視聴予約番組の視聴に当たって、電池残量が不足して該視聴予約番組を最後まで視聴することができなくなってしまう可能性がある。かかる問題を解決するための充電予測外の視聴予約処理について、次に、第7実施形態として図7のフローチャートを用いて説明する。
ここに、図7は、本発明に係る携帯テレビ受信装置の第7実施形態における動作を説明するためのフローチャートであり、図7−1は、充電予測時刻における充電の有無を監視する処理について説明するフローチャートであり、また、図7−2は、充電開始時における処理について説明するフローチャートである。なお、第7実施形態における携帯テレビ受信装置の構成は、図1に示す携帯テレビ受信装置100と同じ構成である。
まず、図7−1のフローチャートにおいて、管理部105は、充電予測時刻107eが予め定められた閾値の時刻以内に近づいてきた場合、最初に、放送開始までの間に設定されている充電予測時刻107eにおいて充電されることを予測した結果として、省エネモードに移行しなかった対象の視聴予約番組が存在しているか否かをチェックする(ステップS701)。ここで、放送開始までの間に設定されている充電予測時刻107eにおける充電を予測して省エネモードに移行しなかった視聴予約番組が存在しない場合(ステップS701のNO)、特に何も行なわずに、図7−1のフローチャートを終了する。一方、充電予測時刻107eにおける充電を予測して省エネモードに移行しなかった視聴予約番組が存在している場合(ステップS701のYES)、充電予測時刻107の時刻に至るまで待ち合わせて(ステップS702のNO)、充電予測時刻107eの時刻に至った際に(ステップS702のYES)、充電監視タイマをスタートさせる(ステップS703)。
しかる後、充電監視タイマが、予め定められた或る一定時間を経過するまでの間に(ステップS706のNO)、充電が開始されたか否かをチェックし(ステップS704)、充電が開始されていた場合(ステップS704のYES)、充電予測時刻107eとして予測された通り、正常に充電が開始されたものとして、省エネモードへの移行動作などを不要とすると共に、充電開始時における処理を行なう(ステップS705)。しかる後、充電監視タイマを停止させる(ステップS708)。
一方、充電が開始されないまま(ステップS704のNO)、充電監視タイマが予め定められた或る一定時間を経過した場合(ステップS706のYES)、ステップS701において検知された、充電予測時刻107eにおいて充電されることを予測した結果、省エネモードに移行しなかった視聴予約番組について、予測に反して充電がなされなかったものとして、図3のフローチャートのステップS301以降に示すような視聴判定処理を再度行ない(ステップS707)、視聴予約内容と電池残量とをチェックし直し、動作モードの変更などを実行する。しかる後、充電監視タイマを停止させる(ステップS708)。
言い換えると、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが登録されている場合であって、該視聴予約番組の放送開始までの間に、充電予測時刻107eとして記憶部107に予め設定されている日時が存在していた場合であっても、電池管理部103からの情報として、充電予測時刻107eとして設定されている該日時あるいは充電予測時刻107eから予め定められた一定時間が経過するまでの間に充電がなされなく(ステップS706のYES)、視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないか、あるいは、図7−1、図7−2には示していないが、第3実施形態において前述したように、充電がなされたとしても(ステップS704のYES)、視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量にまで充電されていないと判定した場合も含めて、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定することも可能である。
なお、ステップS705における充電開始処理とは、図7−2のフローチャートで示されるような処理である。即ち、まず、現在の動作モードが省エネモードであるか否かを判定し(ステップS751)、省エネモードであれば(ステップS751のYES)、充電により、視聴予約番組を最後まで視聴可能な状態にまで、電池104の電力が回復するので、省エネモードのままに設定しておく必要はなく、省エネモードの設定を解除し、通常モードに復帰する(ステップS752)。
また、図7−1のフローチャートにおいては、充電監視タイマを停止させる処理(ステップS708)を充電開始時処理(ステップS705)及び視聴判定処理(ステップS707)の後に行なうようにしているが、かかる充電監視タイマの停止処理の順番を入れ替えて、充電開始時処理(ステップS705)及び視聴判定処理(ステップS707)に先立って行なうようにしても良い。
以上のように、予め設定されている充電予測時刻107eの時刻に至っても、予測に反して充電がなされなかった場合には(ステップS706のNO)、ステップS707における視聴判定処理により、該充電予測時刻107e近傍における電池残量をチェックし直し、該電池残量によって視聴予約番組の視聴を可能とするように、省エネモードに設定することが可能であり、視聴予約番組を視聴することができる可能性をより大きくすることができる。
〔第8実施形態〕
複数の放送番組について視聴予約を行なった場合において、図3に示したような視聴判定処理を順次行なっている場合、最新に、図3の視聴判定処理がなされた視聴予約番組が、視聴判定の優先順位として最も高く設定されてしまう。しかしながら、EPG情報から得て記憶部107に格納された番組情報107bに基づいて行なわれる視聴予約は、一週間分の番組表の中から、各番組の放送日時に関係することなく、ランダムに行なうことが可能である。この結果として、最新に視聴予約された視聴予約番組よりも、以前に視聴予約されていた視聴予約番組の方を、より優先して視聴したいという場合も当然存在する。
一方、複数の放送番組を視聴予約している場合において、複数の視聴予約番組の全てを視聴可能とする電池残量が残されていなかった場合には、視聴予約番組のうち、視聴優先順位の低いいくつかの放送番組の視聴は諦めなければならない可能性が生じる。かかる場合に対応可能とするための視聴優先順位付けに関する処理について、次に、第8実施形態として図8のフローチャートを用いて説明する。ここに、図8は、本発明に係る携帯テレビ受信装置の第8実施形態における動作を説明するためのフローチャートであり、第8実施形態における携帯テレビ受信装置の構成は、図1に示す携帯テレビ受信装置100と同じ構成である。
第8実施形態において、放送番組の視聴予約を行なう際に、当該放送番組を視聴する優先順位を優先度として放送番組毎に予め設定することを可能としている。例えば、深いレベルの省エネモードに設定しても、どうしても視聴したいと思っている視聴予約番組に対しては、優先度1を、優先度1の視聴予約番組を視聴可能な分の電池残量を残した上で、まだ電池残量に余力があれば、次に視聴をしたいと思っている放送番組に対しては、優先度2を、また、もし、視聴予約番組の放送開始時刻に至っても、電池残量がまだ残っていたならば、視聴したいと思っている放送番組に対しては、優先度3を、更には、最終的には視聴することができなくなる場合が生じたとしても、とりあえず視聴予約だけでもしておきたい放送番組に対しては、優先度4を、というように、ユーザが視聴したいと思う度合いに応じて、視聴優先順位をそれぞれ異なる優先度として設定することが可能である。
ここで、視聴優先順位を優先度として各視聴予約番組に対して設定する契機については、放送番組の視聴予約を行なう際に、ユーザが該放送番組の優先度を同時に付与して、視聴予約の登録動作を行なうこととしても良いが、かかる場合は、常に、優先度を設定するという煩わしさが伴う。そこで、例えば、複数の視聴予約番組の全てについて視聴可能とする電池残量が残されていなかったことが検知された場合に限って、ユーザに優先度を設定させるようにしても良い。
即ち、管理部105は、省エネモードに設定したとしても、視聴予約された全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする電池残量が残されていないと判定した場合、記憶部107に登録されている複数の視聴予約情報107a全てを表示部108にリスト表示してユーザに通知し、リスト表示された複数の視聴予約情報107aの視聴予約番組に関する視聴優先順位をユーザによって優先度として設定させるようにしても良い。
図8のフローチャートにおいて、或る放送番組の視聴予約を行なった際に、管理部105は、まず、記憶部107に視聴予約情報107aが登録されているか否かに基づいて、既に視聴予約されている視聴予約番組が存在しているか否かをチェックする(ステップS801)。まだ視聴予約されている視聴予約番組が存在していない場合は(ステップS801のNO)、そのまま、視聴予約を行なおうとしている今回の新規視聴予約番組に対して、優先度1を設定して、図3に示すような視聴判定処理を実行する(ステップS802)。
一方、既に視聴予約されている視聴予約番組が存在している場合(ステップS801のYES)、既に登録されている視聴予約番組の全てを取り出して、あるいは、既に登録されている視聴予約番組の中で、記憶部107に予め設定されている充電予測時刻107eよりも以前に放送が開始される予定の視聴予約番組をピックアップして、今回新規に追加する新規視聴予約番組を含む視聴予約番組の全てについて、現在の電池残量と現在の動作モードとにより、視聴可能か否かを判定する(ステップS803)。ここで、今回新規に追加する新規視聴予約番組を含む視聴予約番組の全てについて視聴が可能であると判定された場合には(ステップS803のYES)、今回追加した新規視聴予約番組の視聴予約をそのまま実行し、該新規視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に追加登録する(ステップS809)。
しかし、今回新規に追加する新規視聴予約番組を含む視聴予約番組の全てについては、視聴することが不可能であると判定された場合には(ステップS803のNO)、省エネモードの設定や該省エネモードのレベルを変更することにより、全ての視聴予約番組の視聴が可能になるか否かをチェックする(ステップS804)。ここで、今回新規に追加する新規視聴予約番組を含む全ての視聴予約番組の視聴が可能な省エネモードや該省エネモードのレベルが存在していた場合には(ステップS804のYES)、全ての視聴予約番組の視聴が可能な省エネモードや該省エネモードのレベルに移行した後(ステップS805)、今回追加した新規視聴予約番組の視聴予約を実行し、該新規視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に追加登録する(ステップS809)。
即ち、管理部105は、記憶部107に予め設定されている充電予測時刻107eの時刻に到達するまでの間に、放送される予定の複数の視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが記憶部107に登録されている場合であって、かつ、記憶部107に登録されている複数の視聴予約情報107aの視聴予約番組の全てについては、現在の動作モードのままでは、受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合(ステップS803のNO)、全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードが存在しているか否かを確認し、存在している場合(ステップS804のYES)、全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモード又は該省エネモードのレベルに変更して設定する。
一方、今回新規に追加する新規視聴予約番組を含む全ての視聴予約番組の視聴が可能な省エネモードや該省エネモードのレベルが存在していない場合には(ステップS804のNO)、省エネモードの最も深いレベルにおいて視聴可能となる視聴予約番組数まで、対象を優先度の低いものから順次視聴判定の対象外に設定して、視聴が可能となる対象の視聴予約番組数を減らしていく。なお、図8には示していないが、前述したように、全ての視聴予約番組の視聴が可能な省エネモードや該省エネモードのレベルが存在していない場合に(ステップS804のNO)、初めて、今回新規に追加する新規視聴予約番組を含む全ての視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを表示部108にリスト表示して、ユーザによって、視聴優先順位を示す優先度の設定を行なわせる処理を行なうようにしても良い。
而して、視聴判定の対象外に設定された優先度の低い視聴予約番組の受信及び提示動作により消費されると計算される電池消費量を、電池残量計算の対象から除外することにより、優先度が高い順に視聴可能な視聴予約番組として残すことが可能になる。最終的に、優先度が高い順位にある視聴予約番組に関する視聴予約情報107aだけが視聴可能な放送番組として記憶部107の登録領域に残ることとなる。ここで、記憶部107の登録領域に登録されている視聴予約情報107aの中から、対象外とされた優先度の低い視聴予約情報107aの視聴予約番組のリストを表示部108に表示してユーザに提示し、対象外の視聴予約番組は視聴できない可能性がある旨を通知する(ステップS806)。
即ち、管理部105は、ユーザによって設定された視聴優先順位が示す優先度に応じて、優先順位が高く設定されて、受信及び提示可能とされる視聴予約番組に関する視聴予約情報107aは、記憶部107に登録した状態のまま維持する一方、優先順位が低く設定されて、受信及び提示が不可能とされる視聴予約番組に関する視聴予約情報107aは、記憶部107の登録を削除し、該視聴予約番組の視聴予約を取り消すことになる。
ここで、対象外とされた優先度の低い視聴予約情報107aの視聴予約番組に関するユーザへの提示内容としては、例えば「現在の電池残量では、この放送番組の視聴をすると○○時○○分から始まる×××番組の視聴ができない可能性があります」や、あるいは、「今視聴予約しようとしている放送番組は現在の視聴優先順位では視聴できない可能性があります。視聴したい場合は視聴優先順位を調節してください」などの警告通知を行なうようにしても良い。
該警告通知に対するユーザの意思を確認し(ステップS807)、対象外とされた該視聴予約番組の視聴予約の取り消しについてユーザの了承が得られた場合は(ステップS807のYES)、対象外とされた該視聴予約番組の視聴予約を取り消す(ステップS808)。また、今回追加した新規視聴予約番組の優先度が高く設定されていて、視聴可能な放送番組として残されている場合には、今回追加した新規視聴予約番組の視聴予約を実行し、該新規視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に追加登録する(ステップS809)。一方、新規に追加した視聴予約番組の優先度が低く設定されていて、視聴予約の対象外とされた場合には、視聴予約は行なわれない。
なお、ステップS807において、対象外とされた視聴予約番組の視聴予約の取り消しについてユーザの了承が得られなかった場合は(ステップS807のNO)、対象外とされた視聴予約番組の視聴予約の取り消しを行なうことなく、そのまま今回追加した新規視聴予約番組の視聴予約を実行し、該新規視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを記憶部107に追加登録する(ステップS809)。かかる場合においては、放送開始時刻が早い視聴予約番組から順次視聴が可能な状態に設定されており、充電がなされない場合には、電池残量が消費され尽くした時点で、残りの視聴予約番組を視聴することができなくなる。
なお、ステップS807において、ユーザが了承しない場合(ステップS807のNO)、対象外とされた視聴予約番組のうち、残された他の視聴予約番組よりも優先して視聴したい視聴予約番組があれば、ユーザは、該視聴予約番組に付与されている優先度を変更して設定し直すことにより、再度、ステップS806以降の処理を繰り返すこととしても良い。
また、図8に示す例においては、ステップS807において、対象外とされた視聴予約番組の視聴予約の取り消しについてユーザの了承を確認する場合について説明したが、かかる動作を行なうことなく、直ちに、視聴予約の取り消しを行なうようにしても良い。即ち、管理部105は、優先順位が低く設定されたために視聴予約番組の視聴予約を取り消す際に、該視聴予約番組の視聴予約を直ちに取り消すと共に、優先順位が低く設定されたために該視聴予約番組の視聴予約を取り消した旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに通知する処理を行なうようにしても良い。
また、ステップS808において、対象外とされて視聴予約番組の視聴予約を取り消す場合、第6実施形態において説明した場合と類似の処理を施し、対象外の視聴予約番組に関する視聴予約情報107aに関して、予約取消番組情報として、記憶部107の退避領域107fに一旦退避した後で、記憶部107の登録領域から対象外の視聴予約情報107aを削除するようにしても良い。かかる場合においては、記憶部107の登録領域に登録されている視聴予約番組に関する視聴予約情報107aに変化などが生じた場合、記憶部107の退避領域107fに一旦退避されている予約取消番組情報が示す放送番組の中から、再度視聴予約したい放送番組を優先度に応じて選択して、視聴予約情報107aとして再度追加登録し直すことも可能となる。
あるいは、管理部105は、優先順位が低く設定されたために視聴予約番組の視聴予約を取り消す際に、該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを、記憶部107の退避領域107fに、該視聴予約番組の放送開始時刻に至るまで、あるいは、放送終了時刻が経過するまで、予約取消番組情報として一旦退避し、ユーザから該視聴予約番組の優先順位の変更設定要求を受け付けた場合、再度、退避領域107fに該予約取消番組情報として退避されている該視聴予約番組に関する視聴予約情報107aと記憶部107に登録されている視聴予約番組の視聴予約情報107aとを表示部108にリスト表示してユーザに通知し、リスト表示された複数の視聴予約情報107aの視聴予約番組に関する視聴優先順位をユーザによって設定し直すことができる。
以上のように、視聴予約番組に視聴優先順位を付すことにより、ユーザが視聴したいと思う放送番組ほど、高い優先度に設定して、当該視聴予約番組の視聴可能な電池残量を確保しようとするため、電池残量を不安に思うことなく、視聴したい放送番組の視聴予約をより安全・確実に行なうことができる。
〔第9実施形態〕
省エネモードとしては、適用する携帯テレビ受信装置の形態によって、前述したように、多くの省エネモードのレベルを設定することができる場合が考えられる。省エネモードの複数のレベルのうち、どの省エネモードのレベルに設定すると、視聴予約番組をどのくらい視聴することが可能な省エネ効果が得られるかという点に関しては、視聴予約直後でなくても、ユーザは、任意の時点で、簡単に確認したり、あるいは、設定されている省エネモードのレベルの設定変更を簡単に行ないたいという場合もある。
かかる省エネモードのレベルの設定効果をユーザが簡単に理解できるようにするための表示モード設定方法について、第9実施形態として図2の表示イメージ図を用いて説明する。ここに、図2は、本発明に係る携帯テレビ受信装置における省エネモードのレベルの設定効果を画面表示した一例を示す表示イメージ図であり、図1に示す携帯テレビ受信装置100の表示部108に表示される一例を示している。
図2の表示イメージ図において、201は表示部108の表示画面であり、画面全体、もしくは、画面の一部分を示している。202は放送時刻を表すための時間軸を示す時間軸表示部であり、203は視聴予約した各視聴予約番組を示す視聴予約状況表示部であり、各視聴予約番組が時間軸表示部202の時間軸上のどの位置にどのくらいの長さ(放送時間帯)になっているかを放送開始時刻と放送終了時刻との画像パターンとして模式的に示している。即ち、視聴予約状況表示部203が示す各視聴予約番組のうち、時間軸表示部202の時間軸に沿って横に長い画像パターンほど、該視聴予約番組の放送時間帯が長いことを示している。
204は省エネモードがオフである通常モードに設定されている状態における、電池残量を時間軸表示部202の時間軸に沿って電池残時間として示す通常モード電池残時間表示部であり、視聴予約番組の受信及び提示動作をしながら、現在時刻から時間軸表示部202の時間軸に対してどのあたりの時刻位置まで、電池残量が残されているかを一目で判断できるように画像パターンとして模式的に表示している。
同様に、205,206はそれぞれ省エネモード1、省エネモード2を選択して設定されている状態における電池残時間を画像パターンとして模式的に示す省エネモード1電池残時間表示部、省エネモード2電池残時間表示部であり、省エネモード2が、省エネモード1よりも省エネ効果が大きい場合を示している。また、207は当該携帯テレビ受信装置100に現在設定されている動作モードを示す選択モード指標部である。図2においては、選択モード指標部207が示す現在の動作モードとして省エネモード1が現在選択されて設定されていることを示している。
208はユーザが行なう操作内容を示す操作ナビゲータ部であり、上下ボタン208aにより選択モード指標部207が示す現在の動作モードを任意のモードに切り替えて選択することが可能であり、決定ボタン208bにより、上下ボタン208aにより選択されている位置の動作モードを、当該携帯テレビ受信装置100に現在の動作モードとして設定することを決定するようになっている。
図2に例示する表示イメージ図のように、現在視聴予約している視聴予約番組と、動作モードを選択して設定した場合の電池残時間とがグラフ化されて、わかり易く画像パターンとして模式的に表示されているので、或る放送番組を視聴予約したいというような場合、ユーザは、現在の電池残量において視聴可能な動作モードを簡単に選択することができる。
即ち、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが登録されている場合、該視聴予約情報107aの視聴予約番組毎の放送開始時刻及び放送終了時刻を表示部108に画像パターンとして模式的に画面表示すると共に、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、或る1つのレベルに設定された場合に、該レベルにおいて現在の電池残量で給電継続が可能な時間を示す電池残時間を画像パターンとして模式的に画面表示することにより、画像パターンとして表示された電池残時間から、現在の電池残量で視聴可能な視聴予約番組との関係を視覚的に容易に把握することができる。
また、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aを登録する際に、該視聴予約情報107aの視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定するように処理した様子も、図2のような表示イメージ図により、ユーザは、容易に把握することができる。
更には、該視聴予約情報107aの視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置100に対してなされることにより、視聴予約された該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定するように処理した様子も、図2のような表示イメージ図により、ユーザは、容易に把握することができる。
なお、図2のごとき表示イメージ図を表示部108に画面表示した場合であっても、更に、視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定した際に、設定された該省エネモードのレベルを表示部108の空き領域及び/又はスピーカ部106を介してユーザに改めて通知するようにしても良い。
また、図2の表示イメージ図はあくまでも一例であり、例えば、それぞれの動作モードの電池残時間が同時には表示されずに、ユーザ操作として表示モードを切り替えることによって、いずれか指定された動作モードの電池残時間のみを表示するようにしても良いし、あるいは、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、いずれかのレベルに切り替えて設定される都度、表示部108に画像パターンとして画面表示する電池残時間を切り替えて画面表示するようにしても良いし、あるいは、操作ナビゲータ部208に左右ボタンを追加表示して、該左右ボタンによって、視聴予約状況表示部203に表示されているいずれかの視聴予約番組を選択することを可能とし、選択された視聴予約番組に関する番組名や放送時間帯などの番組情報(視聴予約情報)を表示部108内の空きスペースに表示するようにしても良い。
また、携帯テレビ受信装置100に設定可能な動作モードとして省エネモードのレベルが更に多く備えられていても構わないし、あるいは、逆に、省エネモードが存在していない通常モードのみの場合であっても、現在の電池残時間と視聴予約されている視聴予約番組との関係が画像パターンとして模式的に示されているだけでも十分効果的である。
更には、図2の表示イメージ図には示していないが、省エネモードのレベルを変更することによって、視聴が不可能となる視聴予約番組が発生する場合には、省エネモードのレベルの変更操作がなされた時点で、その旨をユーザに通知する機能が備えられていても良いし、省エネモードのレベルの変更指示の操作がなされた際に、省エネモードの変更に先立って、例えば、「このレベル設定の変更により○○時○○分から始まる×××番組の視聴ができなくなる可能性があります」などのごとく、視聴が不可能となる視聴予約番組が発生する旨をユーザに警告通知し、ユーザの了承を得た段階で、省エネモードのレベル設定を変更するようにしても良い。
即ち、管理部105は、記憶部107に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報107aが登録されている場合に、該視聴予約情報107aの視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、いずれかのレベルに設定変更する指示がユーザからなされることにより、視聴予約された前記視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されなくなると判定した場合、ユーザによる省エネモードのレベルの設定変更により、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を表示部108の空き領域及び/又はスピーカ部106を介してユーザに警告通知することとし、ユーザの了承を得た段階で、省エネモードのレベル設定を変更するようにしても良い。
なお、前述した各実施形態においては、説明していないが、図1の携帯テレビ受信装置100のブロック構成図に示したように、本発明に係る携帯テレビ受信装置には、ユーザに対して警告通知を行なうために、警告用アイコン108aや、警告表示用のLED110が備えられている。例えば、視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を表示部108及び/又はスピーカ部106を介してユーザに警告用メッセージとして警告通知するに当たって、該警告用メッセージを出力すると同時に、あるいは、該警告用メッセージの代わりに、警告用アイコン108aを表示部108の画面に点灯表示又は点滅表示させたり、又は、警告表示用のLED110を点灯又は点滅させるようにすることも可能である。
本発明に係る携帯テレビ受信装置の基本的な動作原理を説明するための概略構成例を示すブロック構成図である。 本発明に係る携帯テレビ受信装置における省エネモードのレベルの設定効果を画面表示した一例を示す表示イメージ図である。 本発明に係る携帯テレビ受信装置の第1乃至第3実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る携帯テレビ受信装置の第4実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る携帯テレビ受信装置の第5実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る携帯テレビ受信装置の第6実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る携帯テレビ受信装置の第7実施形態における充電の有無を監視する処理について説明するためのフローチャートである。 本発明に係る携帯テレビ受信装置の第7実施形態における充電開始時における処理について説明するためのフローチャートである。 本発明に係る携帯テレビ受信装置の第8実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100…携帯テレビ受信装置、101…アンテナ部、102…チューナ部、103…電池管理部、104…電池、105…管理部、106…スピーカ部、107…記憶部、107a…視聴予約情報、107b…番組情報、107c…消費電力履歴情報、107d…充電履歴情報、107e…充電予測時刻、107f…退避領域、108…表示部、108a…警告用アイコン、109…入力部、110…LED、201…表示画面、202…時間軸表示部、203…視聴予約状況表示部、204…通常モード電池残時間表示部、205…省エネモード1電池残時間表示部、206…省エネモード2電池残時間表示部、207…選択モード指標部、208…操作ナビゲータ部、208a…上下ボタン、208b…決定ボタン。

Claims (39)

  1. 放送電波を受信し表示することができる携帯テレビ受信装置において、当該携帯テレビ受信装置全体に供給する電力を蓄積する電池と、該電池の電池残量を測定し管理する電池管理部と、放送電波を受信するアンテナ部及びチューナ部と、受信した放送電波に含まれる放送番組や任意の画像情報や任意の文字情報を提示する表示部と、受信した放送電波に含まれる音声情報や任意の音声情報を再生するスピーカ部と、放送番組に関する番組情報を格納すると共に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する記憶部と、当該携帯テレビ受信装置全体の動作を制御し、管理する管理部とを具備し、前記管理部は、ユーザにより選択された放送番組の放送時間帯を、前記記憶部に格納されている前記番組情報、もしくは、前記記憶部に登録されている前記視聴予約情報を参照して調査し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能か否かを、前記電池管理部から得られる前記電池残量に基づいて判定し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能か否かを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  2. 請求項1に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置に対してなされた際に、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される電力を消費予測電力として求め、該消費予測電力を消費することにより、前記視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  3. 請求項2に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、過去になされた各操作指示種別毎に消費された電力を消費電力履歴情報として前記記憶部に記憶し、ユーザからの操作指示に関する処理に伴い消費されると予測される前記消費予測電力を、前記記憶部に記憶された前記消費電力履歴情報に基づいて獲得することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  4. 放送電波を受信し表示することができる携帯テレビ受信装置において、当該携帯テレビ受信装置全体に供給する電力を蓄積する電池と、該電池の電池残量を測定し管理する電池管理部と、放送電波を受信するアンテナ部及びチューナ部と、受信した放送電波に含まれる放送番組や任意の画像情報や任意の文字情報を提示する表示部と、受信した放送電波に含まれる音声情報や任意の音声情報を再生するスピーカ部と、放送番組に関する番組情報を格納すると共に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する記憶部と、当該携帯テレビ受信装置全体の動作を制御し、管理する管理部とを具備し、前記管理部は、当該携帯テレビ受信装置の動作モードの一つとして、当該携帯テレビ受信装置の消費電力を低減させることが可能な省エネモードを備え、ユーザにより選択された放送番組の放送時間帯を、前記記憶部に格納されている前記番組情報、もしくは、前記記憶部に登録されている前記視聴予約情報を参照して調査し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能か否かを、前記電池管理部から得られる前記電池残量に基づいて判定し、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該放送番組の放送開始までに消費される電力、及び、該放送番組の受信及び提示により消費される消費電力を、該放送番組の放送終了まで受信し提示可能な状態にまで低減させるために、省エネモードに設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  5. 請求項4に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、省エネモードに設定するのに先立って、省エネモードに設定するか否かを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知し、ユーザに選択させることを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  6. 請求項4又は5に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する際に、前記電池管理部から得られる現在の電池残量が、たとえ、省エネモードに直ちに設定したとしても、登録しようとする該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、直ちに省エネモードに設定しても該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介して警告通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置に対してなされた際に、現在の動作モードが通常の動作を行なう状態を示す通常モードであった場合、省エネモードに切り替えて設定した際において、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される電力を消費予測電力として求め、該消費予測電力を消費することにより、前記視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、省エネモードに設定したとしても、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  8. 請求項4乃至6のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置に対してなされた際に、現在の動作モードが通常モードか省エネモードかのそれぞれに応じて、該操作指示に関する処理を実行することに伴い消費されると予測される電力を消費予測電力として求め、該消費予測電力を消費することにより、前記視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  9. 請求項7又は8に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、過去になされた各操作指示種別毎に消費された電力を消費電力履歴情報として前記記憶部に記憶し、ユーザからの操作指示に関する処理に伴い消費されると予測される前記消費予測電力を、前記記憶部に記憶された前記消費電力履歴情報に基づいて獲得することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  10. 請求項4乃至9のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送開始までの間に、ユーザから当該携帯テレビ受信装置に対してなされた何らかの操作指示に関する処理、又は、該視聴予約情報の視聴予約番組とは異なる他の放送番組の視聴指示による該他の放送番組の受信及び提示により、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該操作指示に関する処理、又は、該他の放送番組の受信及び提示を現在の状態のままで行なうか、あるいは、前記視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な状態にまで消費電力を低減させるために、省エネモードに設定して、前記操作指示に関する処理、又は、前記他の放送番組の受信及び提示を行なうかを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知し、ユーザに選択させることを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  11. 請求項4及至10のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、当該携帯テレビ受信装置が省エネモードに設定されている状態にあるとき、前記電池管理部により前記電池の充電開始が検知された際に、設定されている省エネモードを解除して、通常モードに復帰させることを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  12. 請求項11に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、充電開始により省エネモードから通常モードに復帰する際に、該充電開始により省エネモードを解除することを、当該省エネモード設定の対象とされていた視聴予約番組に関する視聴予約情報と共に、前記記憶部の退避領域に一旦退避し、充電終了時に、前記電池管理部から得られた電池残量が、前記記憶部に退避された、当該省エネモード設定の対象とされていた該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、一旦解除した省エネモードに再度設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  13. 請求項4及至12のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に登録されている視聴予約情報に関する視聴予約番組の放送開始時刻から予め定められた一定の準備時間分遡った時点に至った後、予め定められた一定時間経過するまでの間に、ユーザから何らの操作も入力されない場合、該視聴予約番組を受信し提示することを中止しようとしている旨の警告を示す視聴中止警告を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  14. 請求項13に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記視聴中止警告を通知した後、予め定められた制限時間を経過するまでの間に、ユーザから何らの操作も入力されない場合、該視聴予約番組を受信し提示することを中止すると共に、当該携帯テレビ受信装置が省エネモードに設定されていた場合には、設定されている省エネモードを解除し、通常モードに復帰することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  15. 請求項4乃至12のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に登録されている視聴予約情報に関する視聴予約番組の放送開始時刻に至った際に、該視聴予約番組を受信し提示する動作を開始し、該放送開始時刻から予め定められた一定の準備時間分遡った時点以降、予め定められた一定時間経過するまでの間に、ユーザから何らの操作も入力されない場合、該視聴予約番組を受信し提示する動作を中止すると共に、当該携帯テレビ受信装置が省エネモードに設定されていた場合には、設定されている省エネモードを解除し、通常モードに復帰することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  16. 請求項14又は15に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、現在設定されている省エネモードを解除するのに先立って、あるいは、現在設定されている通常モードを継続するのに先立って、受信及び提示を中止した前記視聴予約番組に関する視聴予約情報の他に、前記記憶部に登録されている視聴予約情報が更に存在しているか否かを調べて、更に視聴予約情報が存在している場合、更に存在している該視聴予約情報に関する視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が通常モードにおいては残されていないと判定した場合には、現在設定されている省エネモードを解除することなくそのまま継続する、あるいは、現在設定されている通常モードを省エネモードに切り替えて設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  17. 請求項16に記載の携帯テレビ受信装置において、前記電池管理部から得られた現在の電池残量が、たとえ、現在設定されている省エネモードをそのまま継続したとしても、あるいは、現在設定されている通常モードを省エネモードに切り替えて設定したとしても、更に存在している前記視聴予約情報に関する視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、省エネモードを継続しても、あるいは、省エネモードに切り替えても、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  18. 請求項4及至17のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組が放送される放送エリアから当該携帯テレビ受信装置が移動して、該視聴予約番組を受信できなくなった場合、前記記憶部の該視聴予約番組に関する視聴予約情報の登録を削除して該視聴予約番組の視聴予約を取り消すと共に、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定されていた場合、設定されていた省エネモードを解除して、通常モードに復帰することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  19. 請求項18に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、受信可能な放送エリアからの移動により前記視聴予約番組の視聴予約を取り消した旨を、更に、省エネモードを解除した場合は、省エネモードを解除した旨を、前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  20. 請求項18又は19に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、受信可能な放送エリアからの移動により視聴予約が取り消された前記視聴予約番組に関する視聴予約情報を前記記憶部の退避領域に、該視聴予約番組の放送開始時刻に至るまで、あるいは、放送終了時刻が経過するまで、一旦退避し、当該携帯テレビ受信装置が移動して、前記記憶部の退避領域に一旦退避された前記視聴予約情報の視聴予約番組を受信可能な放送エリアにまで移動したことが検知された場合、該視聴予約番組に関する視聴予約情報を前記記憶部に再度登録し直すことを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  21. 請求項20に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記視聴予約番組に関する視聴予約情報を前記記憶部に再度登録し直す際に、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  22. 請求項4及至21のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、過去にユーザが充電を行なっていた日時及び/又は曜日毎の時刻を充電履歴情報として前記記憶部に保存し、該充電履歴情報に基づいて、次回充電が行なわれると予測される日時及び/又は曜日毎の時刻を充電予測時刻として前記記憶部に予め設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  23. 請求項4及至22のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、ユーザから充電を行なう予定の日時として指定された日時及び/又は曜日毎の時刻を充電予測時刻として前記記憶部に予め設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  24. 請求項22又は23に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定して、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定せんとする際に、該視聴予約番組の放送開始までの間に、前記充電予測時刻として前記記憶部に予め設定されている日時が存在していた場合には、省エネモードの設定を行なわないことを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  25. 請求項22乃至24のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約番組の放送開始までの間に、前記充電予測時刻として前記記憶部に予め設定されている日時が存在していた場合であっても、前記充電予測時刻として設定されている日時に充電がなされなかったか、あるいは、充電がなされたとしても、前記視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量にまで充電されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とするために、省エネモードに設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  26. 請求項22乃至25のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記充電予測時刻に到達するまでの間に放送される複数の視聴予約番組に関する視聴予約情報が前記記憶部に登録されている場合であって、かつ、前記記憶部に登録されている複数の前記視聴予約情報の視聴予約番組の全てについては受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードが存在しているか否かを確認し、存在している場合、前記全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードに設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  27. 請求項26に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、省エネモードに設定しても、前記全ての視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする電池残量が残されていないと判定した場合、前記記憶部に登録されている複数の視聴予約情報全てを前記表示部にリスト表示してユーザに通知し、リスト表示された複数の視聴予約情報の視聴予約番組に関する視聴優先順位をユーザによって設定させることを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  28. 請求項27に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、ユーザによって設定された視聴優先順位に応じて、優先順位が高く設定されて、受信及び提示可能とされる視聴予約番組に関する視聴予約情報は、前記記憶部に登録した状態のまま維持する一方、優先順位が低く設定されて、受信及び提示が不可能とされる視聴予約番組に関する視聴予約情報は、前記記憶部の登録を削除し、該視聴予約番組の視聴予約を取り消すことを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  29. 請求項28に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、優先順位が低く設定されたために視聴予約番組の視聴予約を取り消す際に、優先順位が低く設定されたために該視聴予約番組の視聴予約を取り消した旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  30. 請求項28又は29に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、優先順位が低く設定されたために視聴予約番組の視聴予約を取り消す際に、該視聴予約番組に関する視聴予約情報を、前記記憶部の退避領域に、該視聴予約番組の放送開始時刻に至るまで、あるいは、放送終了時刻が経過するまで、一旦退避し、ユーザから該視聴予約番組の優先順位の変更設定要求を受け付けた場合、再度、該退避領域に退避されている該視聴予約番組に関する視聴予約情報と前記記憶部に登録されている視聴予約番組の視聴予約情報とを前記表示部にリスト表示してユーザに通知し、リスト表示された複数の視聴予約情報の視聴予約番組に関する視聴優先順位をユーザによって設定し直すことができることを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  31. 請求項4乃至30のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記省エネモードとして、当該携帯テレビ受信装置において消費される消費電力の節約量がそれぞれで異なる複数のレベルを備え、いずれか任意のレベルの省エネモードを選択して設定することができることを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  32. 請求項31に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合、該視聴予約情報の視聴予約番組毎の放送開始時刻及び放送終了時刻を前記表示部に画像パターンとして画面表示すると共に、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、或る1つのレベルに設定された場合に、該レベルにおいて現在の電池残量で給電継続が可能な時間を示す電池残時間を画像パターンとして画面表示することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  33. 請求項32に記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、いずれかのレベルに切り替えて設定される都度、前記表示部に画像パターンとして画面表示する前記電池残時間を切り替えて画面表示することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  34. 請求項31乃至33のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報を登録する際に、該視聴予約情報の視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  35. 請求項31乃至34のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合であって、該視聴予約情報の視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、ユーザから何らかの操作指示が当該携帯テレビ受信装置に対してなされることにより、視聴予約された該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されていないと判定した場合、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  36. 請求項34又は35に記載の携帯テレビ受信装置において、前記視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能とする省エネモードのいずれかのレベルを選択して設定した際に、設定された該省エネモードのレベルを前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  37. 請求項31乃至36のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記管理部は、前記記憶部に視聴予約された視聴予約番組に関する視聴予約情報が登録されている場合に、該視聴予約情報の視聴予約番組が放送開始されるまでの間に、省エネモードが備えている複数のレベルのうち、いずれかのレベルに設定変更する指示がユーザからなされることにより、視聴予約された前記視聴予約番組の放送終了まで受信し提示可能な電池残量が残されなくなると判定した場合、ユーザによる省エネモードのレベルの設定変更により、該視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告通知することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  38. 請求項1乃至37のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、前記表示部に警告通知するための警告用アイコンを備え、視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告用メッセージとして警告通知するに当たって、該警告用メッセージを出力すると同時に、あるいは、該警告用メッセージの代わりに、前記警告用アイコンを前記表示部に点滅表示又は点灯して画面表示することを特徴とする携帯テレビ受信装置。
  39. 請求項1乃至38のいずれかに記載の携帯テレビ受信装置において、当該携帯テレビ受信装置に警告表示用のLEDを備え、視聴予約番組の放送終了まで受信し提示することができなくなる可能性がある旨を前記表示部及び/又は前記スピーカ部を介してユーザに警告用メッセージとして警告通知するに当たって、該警告用メッセージを出力すると同時に、あるいは、該警告用メッセージの代わりに、警告表示用の前記LEDを点滅又は点灯させることを特徴とする携帯テレビ受信装置。
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