JP2005142647A - 車間通信方法及び車間通信設備 - Google Patents

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Keiyu Kin
圭勇 金
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Abstract

【課題】 車両間の運転者の意思疎通をよくするために、不特定の車両との双方向通信を行う手段を提供する。
【解決手段】 車両1には、車載ECU11、アダプタ20、携帯電話21、モニタ22及び車体側アンテナ14が配置されている。車載ECU11は、機器やアンテナの間で情報の中継や変換を行う。車載ECU11の記憶手段には、モニタ22に表示されるメッセージメニューのデータが記憶される。アダプタ20は、車間でメッセージの送受信に利用する携帯電話21の台である。携帯電話21をアダプタ20に装着したとき、携帯電話21と車載ECU11とが接続される。モニタ22は、メニューなどを表示する表示部23及びメッセージなどを選択する操作部24から構成される。車体側アンテナ14は、タイヤ2の空気圧センサユニット3と無線通信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両間の運転者の意思疎通をよくするための車間通信方法及び車間通信設備に関する。
従来、車両走行時においては、道路交通法などによる交通規則に従って、発車、右左折、車線変更、停車などを他の車両に通知するために方向指示器(ウインカー)が使用されている。また、交通規則ではないが、運転者の間の慣行又は常識として、車両走行中の譲り合いのときなどの挨拶(メッセージ)のやりとりを行うために、方向指示器だけでなく、ホーン、パッシング、ハザードランプ、手信号などが使用されている。
また、車両間で運転者や同乗者が会話を行う方法としては、アマチュア無線、市民無線、携帯電話などの電波通信が利用されている。また、パケット転送による車両間の情報の送受信も行われている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−358641号公報(段落0007〜0012、図1)
しかしながら、方向指示器やホーンなどを使用する方法では、意思を伝達するためのメッセージの種類が少なく、また、運転者の間で誤解が生じる場合もあり、それによってトラブルになる可能性もあるという問題があった。また、アマチュア無線や携帯電話などを使用する方法では、周波数や電話番号を知っている特定の車両との通信は可能であるが、周波数や電話番号を知らない不特定の車両と通信するのは不可能であるという問題があった。これは、パケット転送においても、同様である。また、運転中に電話を行うのは好ましくないという問題があった。
そこで、本発明は、前記問題に鑑み、車両間の運転者の意思疎通をよくするために、不特定の車両との双方向通信を行う手段を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明のうち、請求項1に係る発明は、車両に搭載されたタイヤ空気圧監視システム及びその車両が備える無線通信機器を利用して、自車両が他車両と情報の送受信を行う車間通信方法であって、自車両が、タイヤ空気圧監視システムを介して、他車両が有する無線通信機器と通信するために必要な送信先データを要求する送信先データ要求情報を他車両に送信するステップと、他車両が送信先データ要求情報に対する応答として送信した送信先データを、タイヤ空気圧監視システムを介して受信するステップと、その受信した送信先データを使用することによって、自車両が有する無線通信機器と他車両が有する無線通信機器との間に通信接続状態を確立するステップと、その確立した通信接続状態の下で無線通信機器を介して、他車両と所定の情報を送受信するステップとを実行することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車両に搭載されたタイヤ空気圧監視システム及びその車両の搭乗者が所持する携帯端末を利用して、他車両と情報の送受信を行う車間通信設備であって、車間通信設備が、車両に搭載されたタイヤ空気圧監視システムと、他車両の携帯端末と無線通信を行う携帯端末を接続する携帯端末接続手段と、タイヤ空気圧監視システムに接続され、そのタイヤ空気圧監視システムを介して他車両と情報を送受信すると共に、携帯端末接続手段に接続され、その携帯端末接続手段に接続された携帯端末を介して他車両と情報を送受信する制御手段とから構成されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、メッセージを送信する車両側の車間通信設備であって、制御手段が、タイヤ空気圧監視システムを介して、他車両の携帯端末と通信を行うための番号である端末番号の送信を要求する端末番号要求情報を他車両に送信し、その送信した端末番号要求情報に対する応答として、他車両から端末番号を受信し、その受信した端末番号によって、携帯端末接続手段に接続された携帯端末と他車両の携帯端末との通信接続状態を確立し、その確立した通信接続状態の下でそれらの携帯端末を介して所定のメッセージを他車両に送信することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、メッセージを送信する車両側の車間通信設備であって、車間通信設備が、制御手段に接続され、メッセージの選択メニューであるメッセージメニューのデータを記憶するメッセージメニュー記憶手段と、そのメッセージメニュー記憶手段に記憶されたメッセージメニューのデータを表示するメッセージメニュー表示手段と、そのメッセージメニュー表示手段に表示されたメッセージメニューから所定のメッセージを選択するメッセージ選択手段とを備え、制御手段が、所定のメッセージを他車両に送信するとき、メッセージメニュー記憶手段に記憶されたメッセージメニューのデータをメッセージメニュー表示手段に表示し、その表示したメッセージメニューから運転者によるメッセージ選択手段の操作によって選択されたメッセージを特定し、その特定したメッセージを他車両に送信することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、メッセージを受信する車両側の車間通信設備であって、車間通信設備が、制御手段に接続され、メッセージを表示するメッセージ表示手段を備え、制御手段が、タイヤ空気圧監視システムを介して、他車両から、携帯端末接続手段に接続された携帯端末と通信を行うための端末番号の送信を要求する端末番号要求情報を受信し、その受信した端末番号要求情報の応答として、端末番号を他車両に送信し、携帯端末を介して、他車両から所定のメッセージを受信し、その受信したメッセージをメッセージ表示手段に表示することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、既に車両に備わっているタイヤ空気圧監視システム及び無線通信機器を利用するので、車両間の情報の送受信を低コストで実現することができる。また、その場でメッセージを送信したい車両の無線通信機器と通信するために必要な送信先データを取得するので、不特定の車両と情報の送受信を行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、既に車両に備わっているタイヤ空気圧監視システム及び普及している携帯端末(携帯電話など)を利用するので、車両間の情報の送受信を低コストで実現することができる。また、そのタイヤ空気圧監視システムや携帯端末の利用範囲が広がり、それらのコストパフォーマンスがよくなる。
請求項3に係る発明によれば、その場でメッセージを送信したい車両に備わる携帯端末の端末番号を取得するので、不特定の車両と情報の送受信を行うことができる。
請求項4に係る発明によれば、車両の運転者は、メッセージメニュー表示手段及びメッセージ選択手段によって、他車両に送信するメッセージを決めることができる。また、そのメッセージメニュー表示手段に表示されるメッセージの内容を単純明快にすることによって、運転者が自分の判断を迅速にメッセージに反映することができる。
請求項5に係る発明によれば、車両の運転者は、メッセージ表示手段によって、他車両から受信したメッセージを参照することができるので、そのメッセージの意図する交通状況を認識することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明は、車両が備えるTPMS(Tire Pressure Monitoring System、タイヤ空気圧監視システム)のタイヤ空気圧センサユニット(以下、簡単に「空気圧センサユニット」という)の通信機能及び無線通信機器(例えば、携帯電話)を利用して、車間通信を実現するものである。
≪車間通信設備の構成と概要≫
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る車間通信設備の構成と概要について説明する。図1は、車両1を上部から見た様子を示している。以下、4本のタイヤ及びそれらに対応して配置されている部材、すなわち、空気圧センサユニット、車体側アンテナについて、それぞれ数字の符号によって総称すると共に、個々の部材については、その配置位置に応じて、FR(右前)、FL(左前)、RR(右後)、RL(左後)のアルファベットの符号を付加することによって識別する。従って、以下、総称するときは、例えば、「タイヤ2」といい、個々の部材を指示するときは、例えば、「タイヤ2FR」という。他も同様である。
車両1には、4本のタイヤ2が装着されている。それぞれのタイヤ2には、タイヤ2内の空気圧を測定する空気圧センサユニット3が配置されている。空気圧センサユニット3は、車両1に配置された車体側アンテナ14と無線通信すると共に、他車両の空気圧センサユニットと無線通信する。この無線通信を使用してメッセージの送受信を行うことで取得する情報(例えば、他車両が備える携帯電話の電話番号)に基づいて、他車両との情報の送受信を実現する。
車両1の内部には、車載ECU(Electronic Control Unit)11、アダプタ20、携帯電話21、モニタ22及び4本の車体側アンテナ14が配置されている。そして、アダプタ20、モニタ22、4本の車体側アンテナ14が所定の配線ケーブルによって車載ECU11に接続されている。
車載ECU11は、それ自身に接続されている機器やアンテナの間で各種情報の中継や変換を行う。また、車載ECU11に内蔵又は外部接続された所定の記憶手段(例えば、メモリなど、図示せず)には、モニタ22に表示されるメッセージメニューのデータが記憶されているものとする。アダプタ20は、車間でメッセージなどの送受信を行うために利用する携帯電話21を装着する台であり、車両1のダッシュボードの上に設置される。アダプタ20は、携帯電話21と車載ECU11とを所定のインタフェースで接続する専用コネクタを備えており、携帯電話21を装着したとき、その携帯電話21と車載ECU11とが接続されるようになっている。モニタ22は、運転席前のフロントパネルに配置され、メッセージメニューなどを表示する表示部23及びメッセージなどを選択する操作部24から構成される。モニタ22は、既に装備されているナビゲーションシステムの画面や操作パネルを利用してもよいし、表示部及び操作部が一体化されたタッチパネルによって実現してもよい。なお、図6に、アダプタ20、携帯電話21及びモニタ22が配置された様子を示す。車体側アンテナ14は、タイヤ2に配置されている空気圧センサユニット3と無線通信を行う。
なお、請求項における「タイヤ空気圧監視システム」は、空気圧センサユニット3及び車体側アンテナ14に相当する。
≪空気圧センサユニットの構成と概要≫
次に、図2を参照して、空気圧センサユニットの構成と概要について説明する。空気圧センサユニット3は、図示しないメモリ内のデータを入出力しながら所定の処理を行うCPU(Central Processing Unit)31と、タイヤ空気圧を示す出力を生じる圧力センサ32と、その部位の温度を示す出力を生じる温度センサ33とを備える。圧力センサ32及び温度センサ33の出力は、A/D(Analog/Digital)変換回路(図示せず)を介してデジタル値に変換され、CPU31に入力される。
また、空気圧センサユニット3には、電源(リチウム電池やバッテリ電源など)34が配置されてCPU31の動作電源として機能する。また、センサ側アンテナ35が設けられて、圧力センサ32及び温度センサ33の出力を車載ECU11(図1参照)に送信する一方、車載ECU11から送信された情報を受信する。CPU31は、センサ側アンテナ35を介して、例えば、315MHzのPCM(Pulse Code Modulation)デジタル送信を行う。
図示は省略するが、電源34とCPU31の間の電源回路の適宜位置には電圧センサが設けられ、電源34の出力電圧に応じた信号を出力する。電圧センサの出力もA/D変換され、CPU31に入力される。
図1の右上に空気圧センサユニット3の形状を示している。空気圧センサユニット3はリム(図示せず)のホイール面に取り付けられるため、下面はホイール面に密着するように弓形になっている。また、上部には、タイヤバルブ39に直結する空気穴37と、圧力センサ32や温度センサ33のセンサ部分に連通するセンサ穴38とが穿設されている。一方、タイヤバルブ39が、空気圧センサユニット3の側面に傾斜して取り付けられている。空気圧センサユニット3をリムのホイール面に取り付けるときには、リムのバルブ穴にタイヤバルブ39を通過させた上で、空気圧センサユニット3の下面をホイール面に接着する。その後、タイヤをホイールに装着することになる。
従来、空気圧センサユニット3からの送信データは、センサID、圧力センサ出力、温度センサ出力及び電圧センサ出力の順で結合された、例えば、56ビットの信号(センサIDが32ビット、圧力センサ出力、温度センサ出力及び電圧センサ出力がそれぞれ8ビット)を1単位として構成される。センサIDは、4個の空気圧センサユニット3が対応する、1セット分(4本)のタイヤ2のそれぞれに個別に添付される。すなわち、センサIDは、車両1を工場から出荷するとき、4本のタイヤ2ごとに別々に付与されると共に、車両1が異なるときは更に別々に付与される。従って、1つのセンサIDは、対象となる車両群の中のある一つのタイヤを特定する。
本発明の実施の形態においては、空気圧センサユニット3からの送信データのヘッダ部分に、従来のタイヤ空気圧などの測定データと、車間通信用のデータとを区別するためのデータ属性情報を設けるものとする。これにより、空気圧センサユニット3が有する送受信機能を車間通信用に利用することができる。更に、車間通信用のデータ属性情報には、電話番号要求メッセージ及び電話番号データがある。なお、そのヘッダ部分のデータ属性情報に続いて、データ属性に応じて必要な情報(例えば、データ属性が電話番号データであれば、電話番号)を載せるものとする。
≪モニタに表示されるメニュー≫
続いて、図3を参照して、車両のモニタに表示されるメニューについて説明する。図3(a)は、車両1の周囲に位置する他の車両を表示する車両メニューを示す。車両メニューは、各タイヤ2に配置された空気圧センサユニット3が受信したTPMS信号に従って、周囲に位置する車両に固有の情報をモニタ22の表示部23に表示するものである。その車両に固有の情報としては、例えば、タイヤ空気圧などの測定データに含まれるセンサIDを表示する。車両メニューの「右前」には、空気圧センサユニット3FR(図1参照)が受信したTPMS信号に含まれるセンサID「XXXX」が表示されている。また、車両メニューの「左前」には、空気圧センサユニット3FL(図1参照)が受信したTPMS信号に含まれるセンサID「1aXX」が表示されている。そして、車両1の運転者が、操作部24を操作することによって、その車両メニューの中から車間通信を行いたい車両を選択することになる。
図3(b)は、他の車両に送信するメッセージを複数表示するメッセージメニューを示す。メッセージメニューは、車載ECU11の所定の記憶手段に記憶されているメッセージメニューのデータをモニタ22の表示部23に表示するものである。図3(b)の上段には、そのメッセージとして、前方の車両に対して、追越の最中であること、又は、これから追い越そうとすることを示す「追越中」、緊急車両が接近していることを示す「緊急車両接近中」、夜間にも関らずその車両のテールランプが消えていることを示す「テールランプ消灯」が例示されている。また、図3(b)の中段及び下段には、後方の車両に対して、これから左折することを示す「左折」、後方の車両からのライトが眩しいことを示す「ライトが眩しい」などが例示されている。なお、図3(a)の車両メニューで「右前」又は「左前」を選択したときには、図3(b)のメッセージメニューの上段に示すような前方車両に対するメッセージを表示し、車両メニューで「右後」又は「左後」を選択したときには、メッセージメニューの中段及び下段に示すような後方車両に対するメッセージを表示するようにしてもよい。このように、メッセージを送信する方向によってメッセージメニューを切り換えれば、使用しないメッセージが表示されないので、運転者はメッセージの選択がしやすくなる。また、このメッセージメニューには、その他のメッセージを表示してもよい。例えば、追越車線を遅い速度で走行している車両に対しては、「車線を変更して下さい」という旨のメッセージが考えられる。また、複数の車両が仲間同士で走行している場合には、「次のパーキングエリアで休憩する」、「次のインターチェンジで降りる」、「次の信号の交差点を右折する」などのメッセージが考えられる。そして、車両1の運転者が、操作部24を操作することによって、そのメッセージメニューの中から他の車両に送信したいメッセージを選択することになる。
≪車間通信の動作≫
次に、図4のフローチャートに沿って、本発明の実施の形態に係る車間通信の動作について説明する(適宜図3及び図5参照)。ここでは、図5に示すように、後方の車両1bから、車両1bの左前を走行している前方の車両1aに対して、「追越中」のメッセージを送信する場合を想定する。以下、車両1aの各構成要素については、添え字として“a”を付与する。同様に、車両1bの各構成要素については、添え字として“b”を付与する。
図4及び図5に示すように、まず、車両1bにおいて、運転者が、モニタ22bの操作部24bを操作して車間通信の起動を行う(ステップS301)。車載ECU11bは、その車間通信の起動の操作を検出し、車体側アンテナ14FRb、14FLb、14RRb及び14RLbを介して、空気圧センサユニット3FRb、3FLb、3RRb及び3RLbにTPMS信号の受信を要求する。空気圧センサユニット3FRb、3FLb、3RRb及び3RLbは、その要求に応じて、周囲の車両の空気圧センサユニットから定期的に送信されているTPMS信号のデータを受信し(ステップS302)、その受信したデータを車体側アンテナ14FRb、14FLb、14RRb及び14RLb経由で車載ECU11bに送信する。車載ECU11bは、その受信したTPMS信号のデータからセンサIDを抽出し、その抽出したセンサIDを、表示部23bの車両メニューにおいて各空気圧センサユニットの位置に対応するところに表示する(ステップS303)。例えば、空気圧センサユニット3FLbが受信したデータであれば、そのデータから抽出したセンサIDを車両メニューの「左前」に表示する(図3(a)参照)。そして、車両1bの運転者は、操作部24bを操作することによって、例えば、「左前」の車両を選択する(ステップS304)。車載ECU11bは、その「左前」を選択した操作を検出し、「左前」に対応する空気圧センサユニット3FLbに対して、電話番号要求メッセージの送信を要求する。空気圧センサユニット3FLbは、その要求に応じて、車両1bの左前方向に電話番号要求メッセージを送信する(ステップS305)。
車両1aでは、車載ECU11aが、空気圧センサユニット3RRaを介して、その電話番号要求メッセージを受信する。そして、そのメッセージに応じて、アダプタ20aに装着されている携帯電話21aの電話番号を所定のインタフェースによって取得する。その取得した電話番号のデータを、空気圧センサユニット3RRaを介して車両1aの右後方向に送信する(ステップS306)。車両1bでは、車載ECU11bが、空気圧センサユニット3FLbを介して、その電話番号のデータを受信する。次に、所定の記憶手段に記憶しているメッセージメニューのデータをモニタ22bの表示部23bに表示する(ステップS307、図3(b)参照)。そして、車両1bの運転者は、操作部24bを操作することによって、例えば、「追越中」を選択する(ステップS308)。
車両1bの車載ECU11bは、先に受信した電話番号のデータと、その選択された「追越中」のデータとをアダプタ20bを介して、携帯電話21bに送信する。このとき、「追越中」のデータは、コード化された状態で携帯電話21bに送信されるものとする。携帯電話21bは、電話番号のデータ及び「追越中」のデータを受信し、まず、その受信した電話番号を有する携帯電話21aとのコネクション(データ通信のための接続状態)を確立する。具体的には、例えば、その電話番号に電話を掛けることによって、携帯電話21aとの接続状態を確保する。次に、メッセージとして「追越中」のデータを車両1aの携帯電話21aに送信する(ステップS309)。車両1aでは、車載ECU11aが、携帯電話21aを介して、メッセージとして「追越中」のデータを受信し、その受信したデータをデコードする。そして、そのデコードしたデータをモニタ22aの表示部23aに表示する(ステップS310)。車両1aの運転者は、表示部23aに表示された「追越中」のメッセージを参照し、そのメッセージが示す交通状況を認識した上で、操作部24aを操作することによって、「了解の応答」を意図する入力を行う(ステップS311)。例えば、「了解の応答」に対応するキーを押すことによって、その入力を行う。車載ECU11aは、その「了解の応答」の入力を検出して、「了解の応答」を示す了解メッセージを携帯電話21a経由で車両1bの携帯電話21bに送信する(ステップS312)。
車両1bでは、車載ECU11bが、携帯電話21b経由で了解メッセージを受信し、その受信した了解メッセージをモニタ22bの表示部23bに表示する(ステップS313)。車両1bの運転者は、その表示された了解メッセージを参照することによって、車両1aの運転者が「追越中」を了解したと認識し、車両1aに対して追越を掛けることができる。
≪その他の実施の形態≫
以上本発明について好適な実施の形態について一例を示したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
(1)TPMS間通信において空気圧センサユニット3同士が無線通信するように記載したが、車載ECU11同士が、空気圧センサユニット3を介さず、車体側アンテナ14を介して無線通信するようにしてもよい。また、一方の車両の車載ECU11が、その車両の車体側アンテナ14を介して、他方の車両の空気圧センサユニット3と無線通信するようにしてもよい。更に、車体側アンテナ14は、ドアミラーやドアハンドルに内装されていてもよい。
(2)TPMS信号によって受信し、車両メニューに表示するものとして、空気圧センサユニット3に固有のセンサIDを記載したが、車両1に固有の車両登録番号を受信し、表示するようにしてもよい。
(3)電話番号として、携帯電話21の本来の電話番号を使用するように記載したが、他の番号であってもよい。例えば、本来の電話番号とは別に車間通信専用に設けられた電話番号を使用してもよい。このとき、専用の電話番号は、固定であってもよいし、その場限りの一時的なものであってもよい。また、特に、本来の電話番号を送受信するとき、その電話番号を暗号化することが考えられる。これによって、運転者のプライバシーを保護することができる。
(4)車両1bから車両1aに送信されるメッセージは、文字コードデータであるように記載したが、絵文字などの画像データであってもよいし、運転者の注意を喚起するような音声データであってもよい。また、アダプタ20に装着された携帯電話21を使って、通常の音声による会話を行ってもよい。
(5)無線通信機器として携帯電話の例を記載したが、他の無線通信機器であってもよい。例えば、PHS(Personal Handy-phone System)や無線通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)であってもよいし、アマチュア無線の機器であってもよい。
本発明の実施の形態に係る車間通信設備の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る空気圧センサユニットの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るモニタに表示されるメニューを示す図である。(a)は、車両メニューを示す。(b)は、メッセージメニューを示す。 本発明の実施の形態に係る車間通信の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車間通信を行う2つの車両の位置関係及び車間通信設備の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る車両のダッシュボードの外観を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 タイヤ
3 空気圧センサユニット(タイヤ空気圧監視システム)
11 車載ECU(制御手段)
14 車体側アンテナ(タイヤ空気圧監視システム)
20 アダプタ(携帯端末接続手段)
21 携帯電話(無線通信機器、携帯端末)
22 モニタ
23 表示部(メッセージメニュー表示手段、メッセージ表示手段)
24 操作部(メッセージ選択手段)
31 CPU
35 センサ側アンテナ

Claims (5)

  1. 車両に搭載されたタイヤ空気圧監視システム及びその車両が備える無線通信機器を利用して、自車両が他車両と情報の送受信を行う車間通信方法であって、
    前記自車両が、
    前記タイヤ空気圧監視システムを介して、前記他車両が有する無線通信機器と通信するために必要な送信先データを要求する送信先データ要求情報を前記他車両に送信するステップと、
    前記他車両が前記送信先データ要求情報に対する応答として送信した送信先データを、前記タイヤ空気圧監視システムを介して受信するステップと、
    前記受信した送信先データを使用することによって、前記自車両が有する無線通信機器と前記他車両が有する無線通信機器との間に通信接続状態を確立するステップと、
    前記確立した通信接続状態の下で前記無線通信機器を介して、前記他車両と所定の情報を送受信するステップと、
    を実行することを特徴とする車間通信方法。
  2. 車両に搭載されたタイヤ空気圧監視システム及びその車両の搭乗者が所持する携帯端末を利用して、他車両と情報の送受信を行う車間通信設備であって、
    前記車間通信設備は、前記車両に搭載されたタイヤ空気圧監視システムと、前記他車両の携帯端末と無線通信を行う携帯端末を接続する携帯端末接続手段と、前記タイヤ空気圧監視システムに接続され、そのタイヤ空気圧監視システムを介して前記他車両と情報を送受信すると共に、前記携帯端末接続手段に接続され、その携帯端末接続手段に接続された携帯端末を介して前記他車両と情報を送受信する制御手段とから構成される
    ことを特徴とする車間通信設備。
  3. 前記制御手段は、
    前記タイヤ空気圧監視システムを介して、前記他車両の携帯端末と通信を行うための番号である端末番号の送信を要求する端末番号要求情報を前記他車両に送信し、その送信した端末番号要求情報に対する応答として、前記他車両から前記端末番号を受信し、
    その受信した端末番号によって、前記携帯端末接続手段に接続された携帯端末と前記他車両の携帯端末との通信接続状態を確立し、その確立した通信接続状態の下でそれらの携帯端末を介して所定のメッセージを他車両に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の車間通信設備。
  4. 前記車間通信設備は、
    前記制御手段に接続され、前記メッセージの選択メニューであるメッセージメニューのデータを記憶するメッセージメニュー記憶手段と、そのメッセージメニュー記憶手段に記憶されたメッセージメニューのデータを表示するメッセージメニュー表示手段と、そのメッセージメニュー表示手段に表示されたメッセージメニューから所定のメッセージを選択するメッセージ選択手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記所定のメッセージを他車両に送信するとき、
    前記メッセージメニュー記憶手段に記憶されたメッセージメニューのデータを前記メッセージメニュー表示手段に表示し、
    その表示したメッセージメニューから運転者によるメッセージ選択手段の操作によって選択されたメッセージを特定し、
    その特定したメッセージを他車両に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車間通信設備。
  5. 前記車間通信設備は、
    前記制御手段に接続され、メッセージを表示するメッセージ表示手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記タイヤ空気圧監視システムを介して、前記他車両から、前記携帯端末接続手段に接続された携帯端末と通信を行うための端末番号の送信を要求する端末番号要求情報を受信し、その受信した端末番号要求情報の応答として、前記端末番号を前記他車両に送信し、
    前記携帯端末を介して、前記他車両から所定のメッセージを受信し、その受信したメッセージを前記メッセージ表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の車間通信設備。
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