JP2005142478A - 基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウエハの表面に成長した自然酸化膜を処理直前に除去する。
【解決手段】ウエハWをボート24で保持して処理する処理室11と、処理室11に隣接した待機室4と、待機室4に隣接しウエハWを搬送するウエハ移載装置30が設置された移載室27と、移載室27に隣接しウエハWを回転させるターンテーブル76を有しウエハWの自然酸化膜を除去する酸化膜除去装置60と、移載室27に設置されボート24が保持可能な最大枚数以上の枚数のウエハWを保持可能な一対のストッカ33A、33Bとを備えており、ボート24とターンテーブル76と一対のストッカ33A、33Bとは、ウエハ移載装置30がウエハWを移載可能な位置に配されている。ウエハの自然酸化膜を酸化膜除去装置によって除去した後に、ウエハを待機室に搬送して処理室に搬入することにより、ウエハへの界面酸素濃度を低減できるので、良好な処理を確保できる。
【選択図】図1
【解決手段】ウエハWをボート24で保持して処理する処理室11と、処理室11に隣接した待機室4と、待機室4に隣接しウエハWを搬送するウエハ移載装置30が設置された移載室27と、移載室27に隣接しウエハWを回転させるターンテーブル76を有しウエハWの自然酸化膜を除去する酸化膜除去装置60と、移載室27に設置されボート24が保持可能な最大枚数以上の枚数のウエハWを保持可能な一対のストッカ33A、33Bとを備えており、ボート24とターンテーブル76と一対のストッカ33A、33Bとは、ウエハ移載装置30がウエハWを移載可能な位置に配されている。ウエハの自然酸化膜を酸化膜除去装置によって除去した後に、ウエハを待機室に搬送して処理室に搬入することにより、ウエハへの界面酸素濃度を低減できるので、良好な処理を確保できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、基板処理装置に関し、特に、被処理基板の酸化膜防止技術に係り、例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという。)の製造方法において、ICが作り込まれる半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に不純物を拡散したり絶縁膜や金属膜等のCVD膜を形成したりするのに利用して有効なものに関する。
従来のこの種の基板処理装置が述べられた文献としては、例えば、特許文献1がある。この特許文献1には次の縦型拡散・CVD装置が開示されている。すなわち、この縦型拡散・CVD装置は、複数枚のウエハを収納したカセット(ウエハキャリア)を収納しウエハを出し入れする気密構造のカセット室と、このカセット室内のカセットとボートとの間でウエハを移載するウエハ移載装置を有するロードロック室(ウエハ移載室)と、このロードロック室内のボートが搬入搬出される反応室(処理室)とを備えており、カセット室とロードロック室との間およびロードロック室と反応室との間がそれぞれ仕切弁を介して接続されており、ロードロック室は真空排気せずに窒素ガスによりロードロック室内の雰囲気が置換されるように構成されている。
特公平7−101675号公報
前記した縦型拡散・CVD装置においては、ロードロック室に搬入される前にウエハが大気に触れることが避けられないために、ウエハに自然酸化膜が形成されてしまうという問題点がある。
本発明の目的は、基板の表面に成長した自然酸化膜を除去することができる基板処理装置を提供することにある。
本発明に係る基板処理装置は、基板を基板保持具に保持して処理する処理室と、この処理室に隣接した予備室と、この予備室に隣接し前記基板を搬送する基板移載装置が設置された基板移載室と、この基板移載室に隣接し前記基板を載置する基板載置部を有し基板の自然酸化膜を除去する酸化膜除去装置と、前記予備室または前記移載室に設置され前記基板保持具が保持可能な最大枚数以上の枚数の前記基板を保持可能な基板仮置き具とを備えており、前記基板保持具と前記基板載置部と前記基板仮置き具とは、前記基板移載装置が前記基板を移載可能な位置に配されていることを特徴とする。
本願において開示されるその他の発明のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)酸化膜除去装置は薬液を使用して酸化膜を除去するように構成されている。
(2)前記した基板処理装置を使用した半導体装置の製造方法であって、
前記基板を前記基板仮置き具から前記基板載置部に搬送するステップと、前記基板を前記酸化膜除去装置で処理するステップと、前記基板を前記酸化膜除去装置から前記基板仮置き具へ搬送するステップと、前記基板を前記基板仮置き具から前記予備室の基板保持具に搬送するステップと、を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
本願において開示されるその他の発明のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)酸化膜除去装置は薬液を使用して酸化膜を除去するように構成されている。
(2)前記した基板処理装置を使用した半導体装置の製造方法であって、
前記基板を前記基板仮置き具から前記基板載置部に搬送するステップと、前記基板を前記酸化膜除去装置で処理するステップと、前記基板を前記酸化膜除去装置から前記基板仮置き具へ搬送するステップと、前記基板を前記基板仮置き具から前記予備室の基板保持具に搬送するステップと、を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
基板の酸化膜を酸化膜除去装置によって除去した後に、基板を予備室に搬送して処理室に搬入することにより、基板への界面酸素濃度を低減することができるので、良好な処理を確保することができる。特に、処理室付近は熱を帯びているために、基板への界面酸素濃度を低減することができ、この効果がより一層顕著になる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
本実施の形態において、本発明に係る基板処理装置は、ICの製造方法にあってウエハに不純物を拡散したり絶縁膜や金属膜等のCVD膜を形成したりする工程に使用されるバッチ式縦形拡散・CVD装置(以下、バッチ式CVD装置という。)として構成されている。このバッチ式CVD装置1においてはウエハ搬送用のウエハキャリアとしてはFOUP(front opening unified pod 。以下、ポッドという。)が使用されている。なお、以下の説明において、前後左右は図1を基準とする。すなわち、フロント筐体51側が前側、その反対側である耐圧筐体3側が後側、ボートエレベータ20側が左側、その反対側であるシールキャップ23側が右側とする。
図1に示されているように、バッチ式CVD装置1は大気圧未満の圧力(以下、負圧という。)を維持可能な気密性能を有する筐体(以下、耐圧筐体という。)3を備えており、この耐圧筐体3によりボートを収納可能な容積を有するロードロック方式の予備室である待機室4が形成されている。なお、ロードロック方式とは、ゲートバルブ等の仕切弁を用いて処理室と予備室とを隔離し、処理室への空気の流入を防止したり、温度や圧力等の外乱を小さくして処理を安定化させる方式、である。耐圧筐体3の前面壁にはウエハ搬入搬出口5が開設されており、耐圧筐体3の一対の側壁には待機室4へ窒素(N2 )ガスを給気するためのガス供給管6と、待機室4を負圧に排気するための排気管7とがそれぞれ接続されている。
図2および図3に示されているように、待機室4の天井壁にはボート搬入搬出口8が大きく開設されており、ボート搬入搬出口8は仕切弁としてのシャッタ9によって開閉されるように構成されている。耐圧筐体3の上に構築された筐体2の内部にはヒータユニット10が垂直方向に設置されており、ヒータユニット10の内部には処理室11を形成するプロセスチューブ12が設置されている。プロセスチューブ12は石英(SiO2 )が使用されて上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されたアウタチューブ13と、石英または炭化シリコン(SiC)が使用されて上下両端が開口した円筒形状に形成されたインナチューブ14とを備えており、アウタチューブ13がインナチューブ14に同心円に被せられている。アウタチューブ13とインナチューブ14との間には環状の排気路15が両者の間隙によって形成されている。プロセスチューブ12は耐圧筐体3の天井壁の上にマニホールド16を介して支持されており、マニホールド16はボート搬入搬出口8に同心円に配置されている。マニホールド16には処理室11に原料ガスやパージガス等を導入するためのガス導入管17と、プロセスチューブ12の内部を排気するための排気管18とがそれぞれ接続されており、排気管18は排気路15に連通するようになっている。なお、プロセスチューブ12には熱電対19が挿入されており、熱電対19の側温によってヒータユニット10のフィードバック制御が実施されるようになっている。
待機室4にはボートを昇降させるためのボートエレベータ20が設置されており、ボートエレベータ20は送りねじ装置やベローズ等によって構成されている。ボートエレベータ20の昇降台21の側面にはアーム22が水平に突設されており、アーム22の先端にはシールキャップ23が水平に据え付けられている。シールキャップ23はプロセスチューブ12の炉口になる耐圧筐体3のボート搬入搬出口8を気密シールするように構成されているとともに、基板保持具であるボート24を垂直に支持するように構成されている。ボート24は複数枚(例えば、25枚、50枚、100枚、125枚、150枚ずつ等)のウエハWをその中心を揃えて水平に支持した状態で、ボートエレベータ20によるシールキャップ23の昇降に伴ってプロセスチューブ12の処理室11に対して搬入搬出するように構成されている。ボート24はシールキャップ23に設置されたロータリーアクチュエータ25によって回転されるように構成されている。
耐圧筐体3の前面壁の中間高さには負圧を維持可能な気密性能を有する第二の耐圧筐体26が連設されており、この第二の耐圧筐体(以下、移載室筐体という。)26によってウエハ移載室27が形成されている。ウエハ移載室27にはウエハ搬入搬出口28が待機室4側のウエハ搬入搬出口5に対応するように開設されており、ウエハ搬入搬出口28およびウエハ搬入搬出口5はゲートバルブ29によって開閉されるように構成されている。ウエハ移載室27には負圧下でウエハWを移載するウエハ移載装置30が水平に設置されており、ウエハ移載装置30はスカラ形ロボット(selective compliance assembly robot arm 。SCARA)によって構成されている。異物がウエハ移載室27および待機室4に侵入するのを防止するために、ウエハ移載装置30の駆動部であるモータ31はウエハ移載室27の底壁の外部に設置されている。移載室筐体26の側壁にはウエハ移載室27を負圧に排気するための排気管32が接続されている。
ウエハ移載室27のウエハ移載装置30と反対側には、基板仮置き具としての一対のストッカ33A、33Bが前後に並べられて設置されている。両ストッカ33A、33Bはボート24と同様な構造に構成されており、ボート24が保持可能な最大枚数以上の枚数のウエハWを保持可能なように構成されている。ウエハ移載室27の前側ストッカ33Aと後側ストッカ33Bとの間には、遮蔽手段としての遮蔽板34が垂直に設置されており、遮蔽板34は前側ストッカ33Aと後側ストッカ33Bとの間の熱を遮断するように構成されている。前側ストッカ33Aおよび後側ストッカ33Bのウエハ移載装置30と反対側の近傍のそれぞれには、窒素ガスを吹き出す前側ガス吹出管35Aと後側ガス吹出管35Bとが設置されており、前側ガス吹出管35Aおよび後側ガス吹出管35Bは前側ストッカ33Aおよび後側ストッカ33Bに窒素ガスをそれぞれ吹き付けるように構成されている。
移載室筐体26の正面壁にはウエハ搬入搬出口36が開設されており、ウエハ搬入搬出口36はウエハWをウエハ移載室27に対して搬入搬出し得るように構成されている。移載室筐体26の正面壁にはポッドオープナ室40を形成する筐体41が隣接して設置されており、ポッドオープナ室40にはウエハ搬入搬出口36を開閉するゲートバルブ42が設置されている。筐体41の側壁にはポッドオープナ室40へ窒素(N2 )ガスを給気するためのガス供給管43と、ポッドオープナ室40を負圧に排気するための排気管44とがそれぞれ接続されている。筐体41の正面壁にはウエハ搬入搬出口45が開設されており、筐体41の正面のウエハ搬入搬出口45の下端辺にはポッドPを載置する載置台46が水平に突設されている。ポッドオープナ室40の内部には載置台46に載置されたポッドPのキャップを着脱するキャップ着脱機構47が設置されており、載置台46に載置されたポッドPのキャップをキャップ着脱機構47によって着脱することにより、ポッドPのウエハ出し入れ口を開閉するようになっている。
ポッドオープナ室40を形成した筐体41の前側には大気圧を維持可能な気密性能を有するフロント筐体51が構築されており、フロント筐体51によってポッド保管室52が形成されている。フロント筐体51の正面壁にはポッド搬入搬出口53が開設されており、フロント筐体51のポッド搬入搬出口53の手前にはポッドステージ54が構築されている。ポッドステージ54にはポッドPがRGV等の工程内搬送装置によって供給および排出されるようになっている。フロント筐体51内の上部には前側ポッド棚55と後側ポッド棚56とがそれぞれ設置されており、これらポッド棚55、56は複数台のポッドPを一時的に保管し得るように構成されている。フロント筐体51の前側部分にはリニアアクチュエータやエレベータおよびスカラ形ロボット等によって構成されたポッド搬送装置57が設置されており、ポッド搬送装置57はポッドステージ54、前後のポッド棚55、56およびポッドオープナ40の載置台46の間でポッドPを搬送するように構成されている。
図1に示されているように、移載室筐体26の右側には酸化膜除去装置60が設置されている。すなわち、移載室筐体26の右側壁にはウエハ搬入搬出口61が開設されており、ウエハ搬入搬出口61はウエハWをウエハ移載室27に対して搬入搬出し得るように構成されている。移載室筐体26の右脇には酸化膜除去室(以下、除去室という。)62を形成した筐体(以下、除去室筐体という。)63が隣接して設置されており、除去室筐体63の左側壁にはウエハ搬入搬出口64が開設されている。移載室筐体26のウエハ搬入搬出口61および除去室筐体63のウエハ搬入搬出口64はゲートバルブ65によって開閉されるようになっている。除去室筐体63の側壁には除去室62へ窒素(N2 )ガスを給気するためのガス供給管66と、除去室62を負圧に排気するための排気管67とがそれぞれ接続されている。図示しないが、除去室62の内面は薬液による腐食防止対策として、弗素樹脂の表面によって構成されている。弗素樹脂の表面は弗素樹脂コーティングや弗素樹脂ライニング等の表面処理や、除去室筐体63自体を弗素樹脂によって構築する方法によって構成することができる。
図4に示されているように、除去室62の中央部には取付台70が底面から浮かされて水平に設置されており、取付台70は上側取付部70aと下側取付部70bと両者を連結したフランジ70cとを備えている。下側取付部70bにはモータ71が垂直方向上向きに支持されており、モータ71の出力軸72には回転軸74がカップリング73を介して連結されている。回転軸74の上端部は上側取付部70aに回転自在に支承されており、オイルシール75によってシールされている。オイルシール75は弗素樹脂によって形成することが好ましい。回転軸74の上端にはウエハWを保持して回転させる基板載置部としてのターンテーブル76が直交するように配置されて連結されており、ターンテーブル76はウエハ搬入搬出口64に対向した位置において回転軸74によって水平回転されるようになっている。除去室筐体63の一側壁の上部には機械室77を形成した機械室筐体78が設置されており、機械室77にはサーボモータ79が垂直方向上向きに設置されている。サーボモータ79の出力軸80には原動側プーリー81が固定されており、原動側プーリー81に巻き掛けられたタイミングベルト82は従動側プーリー83に巻き掛けられている。機械室筐体78の除去室62の上端部に突出した部分には軸受84が垂直に設置されており、軸受84には旋回軸85が水平面内で旋回自在に支承されている。旋回軸85の上端部には従動側プーリー83が固定されており、旋回軸85は原動側プーリー81、タイミングベルト82および従動側プーリー83を介してサーボモータ79によって旋回駆動されるようになっている。旋回軸85の下端部には旋回アーム86が直交するように配置されて連結されており、旋回アーム86は水平面内で旋回軸85によって往復旋回されるようなっている。旋回アーム86の先端部にはノズル87が垂直方向下向きに設置されており、ノズル87はターンテーブル76に保持されたウエハWの中心に垂直に対向するように配置されている。ノズル87には図5に示された薬液供給装置88が接続されている。図示はしないが、薬液にて酸化膜除去後に、純水をウエハWに液下してリンスする機構や、リンス後にウエハWおよび除去室を乾燥させる機構を設備してもよい。
図5に示されているように、薬液供給装置88は窒素ガス供給源(図示せず)に接続された窒素ガス供給管89を備えており、窒素ガス供給管89にはレギュレータ90、圧力スイッチ91、ニードル弁92、エア弁93、逆止弁94、ガスフィルタ95が上流側から順に介設されている。窒素ガス供給管89の下流側端は圧送タンク99に挿入されており、窒素ガス供給管89の分岐管には逃がし弁96、エア弁97、逆止弁98が上流側から順に介設されている。圧送タンク99の内部には薬液容器100が設置されており、薬液容器100には薬液供給管101が挿入されている。薬液供給管101には薬液用フィルタ102、ニードル弁103、エア弁104が上流側から順に介設されており、薬液供給管101の下流側端はノズル87に接続されている。圧送タンク99はキャップ105によって密封されており、キャップ105には圧力スイッチ106が接続されている。
以下、前記構成に係るバッチ式CVD装置を使用したICの製造方法における成膜工程を説明する。なお、本実施の形態においては、一台のポッドPに収納された二十五枚以内のプロダクトウエハWをバッチ処理(一括処理)する場合について説明する。
成膜すべきプロダクトウエハWは二十五枚以内がポッドPに収納された状態で、バッチ式CVD装置1のポッドステージ54へ工程内搬送装置によって搬送されて来る。搬送されて来たポッドPはポッドステージ54から前側ポッド棚55または後側ポッド棚56の指定された場所にポッド搬送装置57によって搬送されて保管される。
プロダクトウエハWが収納されたポッドPは載置台46の上へポッド搬送装置57によって搬送されて載置される。ポッドオープナ室40には窒素ガスがガス供給管43によって供給されるとともに、排気管44によって排気されることにより、窒素ガスが充満(窒素ガスパージ)される。この時のポッドオープナ室40の酸素濃度は20ppm以下であることが好ましい。載置されたポッドPのキャップがキャップ着脱機構47によって取り外され、ポッドPのウエハ出し入れ口が開放される。窒素ガスがポッドPのウエハ出し入れ口にポッドオープナ室40に敷設された窒素ガス供給ノズルから吹き込まれ、ポッドPのウエハ収納室の雰囲気が窒素ガスパージされる。この時のポッドPのウエハ収納室の酸素濃度は20ppm以下であることが好ましい。その後、ウエハ搬入搬出口36がゲートバルブ42によって開放される。この際、ウエハ移載室27には窒素ガスが充満(窒素ガスパージ)されている。
ポッドPが開放されると、ウエハWはポッドPからウエハ移載装置30によってウエハ搬入搬出口36を通してピックアップされ、ウエハ移載室27に搬入される。ウエハ移載室27に搬入されたウエハWは、ウエハ移載室27の一方のストッカである前側ストッカ33Aへウエハ移載装置30によって移載される。ポッドPの全てのウエハWが前側ストッカ33Aへ移載されて装填(ウエハチャージング)されると、ウエハ搬入搬出口36がゲートバルブ42によって閉じられる。ウエハ搬入搬出口36が閉じられると、ポッドオープナ室40への窒素ガスの供給は停止される。ちなみに、空になったポッドPは載置台46からポッド棚55または56にポッド搬送装置57によって一時的に戻される。
ウエハ搬入搬出口36がゲートバルブ42によって閉じられると、除去室62には窒素ガスがガス供給管66によって供給されるとともに、排気管67によって排気されることにより、窒素ガスパージされる。この時の除去室62の酸素濃度は20ppm以下であることが好ましい。その後、ウエハ搬入搬出口61、64がゲートバルブ65によって開放され、前側ストッカ33Aに装填されたウエハWがウエハ移載装置30によってピックアップされて、除去室62にウエハ搬入搬出口61、64を通じて搬入され、除去室62のターンテーブル76へ移載される。なお、ゲートバルブ42およびゲートバルブ65を共に開いてウエハをポッドからターンテーブルに直接移載してもよい。ウエハWが移載されると、ウエハ搬入搬出口61、64がゲートバルブ65によって閉じられる。続いて、76がモータ71によって回転され、ノズル87へ薬液供給装置88から供給される薬液がウエハWの上面の中心に滴下される。ウエハWの中心に滴下された薬液は回転するウエハWの遠心力によってウエハWの上面全体に拡散し、ウエハWの表面に形成された自然酸化膜を全体にわたって均一に除去する。
なお、ノズル87から滴下する薬液の総流量は圧送タンク99の内圧とエア弁104を開いている時間とによって定まる。圧送タンク99の内圧が一定であれば、薬液の累積流量は時間に比例し増加する。ちなみに、代表的な圧力におけるエア弁104の開時間と薬液の流量とを予め測定して、その結果をデータテーブルとしてコントローラに記憶しておき、実際の必要流量と現在の圧送タンク99の内圧とからエア弁104の開く時間を自動的に呼び出して流量を制御することができる。この制御方法は、滴下量が少量の場合に流量計による測定が困難であるため、特に有効である。
予め、設定された時間が経過すると、ターンテーブル76の回転および薬液の供給が停止される。なお、薬液にて酸化膜除去後に、純水をウエハWに液下してリンスするステップや、リンス後にウエハWおよび除去室を乾燥させるステップを適宜取り入れるように設定することも可能である。続いて、窒素ガスが除去室62にガス供給管66によって供給されるとともに、排気管67によって排気されることにより、除去室62を窒素ガスパージ(好ましくは酸素濃度が20ppm以下とする。)された後に、ウエハ搬入搬出口61、64がゲートバルブ65によって開放され、ターンテーブル76に保持された自然酸化膜除去済みのウエハWがウエハ移載装置30によってピックアップされて、ウエハ移載室27にウエハ搬入搬出口61、64を通じて搬入され、前側ストッカ33Aに移載される。移載が完了すると、ウエハ搬入搬出口61、64がゲートバルブ65によって閉じられる。以降、前述した作動が繰り返されることにより、前側ストッカ33Aの全てのウエハWについて自然酸化膜除去ステップが一枚ずつ実施されて、自然酸化膜除去ステップが前側ストッカ33Aの全てのウエハWについて完了される。
ウエハ搬入搬出口61、64がゲートバルブ65によって閉じられた状態で、自然酸化膜除去ステップが前側ストッカ33Aの全てのウエハWについて完了すると、ウエハ移載室27は排気管32によって真空引きされることにより、ウエハ移載室27の圧力が待機室4の圧力と等しく減圧される。この際、ウエハ移載室27の容積は待機室4のそれに比べて小さいので、減圧時間は短くて済む。ウエハ移載室27が待機室4と等しく減圧されると、ウエハ搬入搬出口28、5がゲートバルブ29によって開放される。続いて、前側ストッカ33Aに装填された自然酸化膜除去済みのウエハWがウエハ移載装置30によってピックアップされて、待機室4にウエハ搬入搬出口28、5を通じて搬入され、待機室4のボート24へ移載される。以降、ウエハWの前側ストッカ33Aからボート24へのウエハ移載装置30による移載作業が繰り返される。この間、ウエハ移載室27および待機室4は負圧に減圧されているので、自然酸化膜除去済みのウエハWが移載途中で自然酸化される現象を防止することができる。また、ボート搬入搬出口8がシャッタ9によって閉鎖されることにより、プロセスチューブ12の高温雰囲気が待機室4に流入することは防止されている。このため、移載途中のウエハWおよび移載されたウエハWが高温雰囲気に晒されることはなく、ウエハWが高温雰囲気に晒されることによる自然酸化等の弊害の派生は防止されることになる。
前側ストッカ33Aに装填された全てのウエハWがボート24へ装填されると、ボート搬入搬出口8がシャッタ9によって開放される。続いて、シールキャップ23がボートエレベータ20の昇降台21によって上昇されて、図3に想像線で示されているように、シールキャップ23に支持されたボート24がプロセスチューブ12の処理室11に搬入(ボートローディング)される。ボート24が上限に達すると、ボート24を支持したシールキャップ23の上面の周辺部がボート搬入搬出口8をシール状態に閉塞するため、処理室11は気密に閉じられた状態になる。このボート24の処理室11への搬入に際して、待機室4は負圧に維持されているため、ボート24の処理室11への搬入に伴って外部の酸素や水分が処理室11に侵入することは確実に防止される。また、前側ストッカ33AのウエハWをボート24に装填した後に、待機室4を真空引きしたり窒素ガスパージしたりせずに、ボート24を処理室11へ搬入することができるので、スループットを大幅に向上させることができる。
その後、プロセスチューブ12の処理室11は気密に閉じられた状態で、所定の圧力となるように排気管18によって排気され、ヒータユニット10によって所定の温度に加熱され、所定の原料ガスがガス導入管17によって所定の流量だけ供給される。これにより、予め設定された処理条件に対応する所望の膜がウエハWに形成される。
翻って、前側ストッカ33Aに装填された全てのウエハWがボート24へ装填されると、ウエハ搬入搬出口28、5がゲートバルブ29によって閉鎖され、ウエハ移載室27がガス吹出管35A、35Bによって窒素ガスパージされる。一方、次の(二番目の)バッチのプロダクトウエハWが収納されたポッドPは、載置台46の上へポッド搬送装置57によって搬送されて載置される。ポッドオープナ室40は窒素ガスがガス供給管43によって供給されるとともに排気管44によって排気されることにより、窒素ガスパージされる。その後、載置されたポッドPのキャップがキャップ着脱機構47によって取り外され、ポッドPのウエハ出し入れ口が開放される。続いて、窒素ガスがポッドPのウエハ出し入れ口にポッドオープナ室40に敷設された窒素ガス供給ノズルから吹き込まれ、ポッドPのウエハ収納室の雰囲気が窒素ガスパージされる。その後に、ウエハ搬入搬出口36がゲートバルブ42によって開放される。この際、ウエハ移載室27には窒素ガスが充満(窒素ガスパージ)されている。
ポッドPが開放されると、ウエハWはポッドPからウエハ移載装置30によってウエハ搬入搬出口36を通してピックアップされ、ウエハ移載室27に搬入される。ウエハ移載室27に搬入されたウエハWはウエハ移載室27の後側ストッカ33Bへウエハ移載装置30によって移載される。ポッドPの全てのウエハWが後側ストッカ33Bへ移載されて装填されると、ウエハ搬入搬出口36がゲートバルブ42によって閉じられる。ウエハ搬入搬出口36が閉じられると、ポッドオープナ室40への窒素ガスの供給は停止される。ちなみに、空になったポッドPは載置台46からポッド棚55または56にポッド搬送装置57によって一時的に戻される。
ウエハ搬入搬出口36がゲートバルブ42によって閉じられると、除去室62には窒素ガスがガス供給管66によって供給されるとともに排気管67によって排気されることにより、窒素ガスパージされる。この時の除去室62の酸素濃度は20ppm以下であることが好ましい。その後、ウエハ搬入搬出口61、64がゲートバルブ65によって開放され、後側ストッカ33Bに装填されたウエハWがウエハ移載装置30によってピックアップされて、除去室62にウエハ搬入搬出口61、64を通じて搬入され、除去室62のターンテーブル76へ移載される。以降、前側ストッカ33AのウエハWについて前述した自然酸化膜除去ステップの作業が繰り返されることにより、後側ストッカ33Bの全てのウエハWについて自然酸化膜除去ステップが実施されて行き、自然酸化膜除去ステップが後側ストッカ33Bの全てのウエハWについて完了される。この次のバッチのポッドPに対するウエハW群の後側ストッカ33Bへの装填ステップ、窒素ガスパージステップおよび自然酸化膜除去ステップは、前回のバッチの成膜ステップと同時進行することができるので、スループットの低下を防止することができる。
他方、前回のバッチに対するウエハWに対しての成膜ステップについて設定された処理時間が経過すると、図2および図3に示されているように、ボート24がボートエレベータ20によって下降されることにより、処理済みウエハWを保持したボート24が待機室4に搬出(ボートアンローディング)される。
ボート24が待機室4に排出されると、ボート搬入搬出口8がシャッタ9によって閉鎖され、ウエハ搬入搬出口5、28がゲートバルブ29によって開放される。続いて、搬出されたボート24の処理済みウエハWがウエハ移載装置30によって脱装(ディスチャージング)されて、予め減圧されたウエハ移載室27に搬入され、前側ストッカ33Aへ装填される。ボート24の全ての処理済みウエハWが前側ストッカ33Aへウエハ移載装置30によって装填されると、続いて、後側ストッカ33Bに予め装填された次のバッチのウエハWが、ボート24にウエハ移載装置30によって移載されて装填される。このようにして、大きな容量を有する待機室4を窒素ガスパージせずに、処理室11から待機室4に搬出された処理済みウエハWを待機室4と同圧に減圧されたウエハ移載室27へ待機室4に搬出された直後に移送して前側ストッカ33Aに装填し、続いて、次のバッチのウエハWをウエハ移載室27の後側ストッカ33Bから待機室4のボート24に装填すると、大きな容量を有する待機室4を窒素ガスパージする時間を省略することができるので、スループットを大幅に高めることができる。
後側ストッカ33Bに装填された次のバッチのウエハWがボート24へ全て装填されると、ボート搬入搬出口8がシャッタ9によって開放される。続いて、シールキャップ23がボートエレベータ20の昇降台21によって上昇されて、シールキャップ23に支持されたボート24がプロセスチューブ12の処理室11に搬入される。ボート24が上限に達すると、ボート24を支持したシールキャップ23の上面の周辺部がボート搬入搬出口8をシール状態に閉塞するために、プロセスチューブ12の処理室11は気密に閉じられた状態になる。このボート24の処理室11への搬入に際しても、待機室4は負圧に維持されているために、ボート24の処理室11への搬入に伴って外部の酸素や水分が処理室11に侵入することは確実に防止される。さらに、後側ストッカ33BのウエハWをボート24に装填した後に、待機室4を真空引きしたり窒素ガスパージしたりせずに、ボート24を処理室11へ搬入することができるので、スループットを大幅に向上させることができる。
その後に、前回の(一番目の)バッチのウエハWに対する場合と同様にして、プロセスチューブ12の処理室11は気密に閉じられた状態で、所定の圧力となるように排気管18によって排気され、ヒータユニット10によって所定の温度に加熱され、所定の原料ガスがガス導入管17によって所定の流量だけ供給される。これにより、前回のバッチと同様にウエハWに対する処理条件に対応する所望の膜がウエハWに形成される。
他方、後側ストッカ33Bに装填された全てのウエハWがボート24へ装填されると、ウエハ搬入搬出口28、5がゲートバルブ29によって閉鎖され、冷却媒体としての冷えた新鮮な窒素ガスが前側ストッカ33Aに装填された処理済みウエハWにガス吹出管35Aによって直接的に吹き付けられる。この窒素ガスの吹き付けにより、前側ストッカ33Aに装填された高温のウエハWはきわめて効果的に強制冷却される。前側ストッカ33Aに装填された処理済みウエハWに対する強制冷却時間は、次の(二番目の)バッチに対する成膜ステップの処理時間に対応して充分に確保することができるので、(一番目の)処理済みウエハWを充分に冷却することができる。しかも、この処理済みウエハWの強制冷却ステップは次の(二番目の)バッチのウエハWについての成膜ステップと同時に進行されていることにより、冷却待ち時間は吸収されることになるため、バッチ式CVD装置1の全体としてのスループットを低下させることにはならない。
前側ストッカ33Aに装填された処理済みウエハWが窒素ガスの吹き付けによって強制的に冷却されて、ポッドPに収納可能な温度(例えば、室温の25℃)に降温したところで、ウエハ搬入搬出口36がゲートバルブ42によって開放される。このとき、ウエハ移載室27およびポッドオープナ室40は窒素ガスパージされている。続いて、載置台46に載置された空のポッドPがキャップ着脱機構47によって取り外され、ポッドPのウエハ出し入れ口が開放される。空のポッドPが開放されると、窒素ガスがポッドPのウエハ出し入れ口にポッドオープナ室40に敷設された窒素ガス供給ノズルから吹き込まれ、ポッドPのウエハ収納室の雰囲気が窒素ガスパージされる。続いて、前側ストッカ33Aの処理済みのウエハWが載置台46の空のポッドPにウエハ移載装置30によって収納される。この際、処理済みウエハWはポッドPに収納可能な温度に降温されているため、ポッドPが樹脂によって製作されている場合であっても、処理済みウエハWをポッドPに安全に収納することができる。
前側ストッカ33Aに装填された処理済みウエハWがポッドPに全て収納されると、ポッドPはキャップ着脱機構47によってキャップを装着された後に、載置台46から前側ポッド棚55または後側ポッド棚56にポッド搬送装置57によって搬送される。この際、ウエハ搬入搬出口45はキャップ着脱機構47によって閉じられた状態になっている。処理済みウエハWを収納したポッドPが載置台46から搬送されると、次の(三番目の)バッチのポッドPが載置台46へポッド搬送装置57によって搬送される。以降、前述した作動が繰り返されることにより、次の(三番目の)バッチのウエハWについて前述した成膜が施されることになる。
他方、前々回の(一番目の)バッチの処理済みウエハWを収納したポッドPは、前側ポッド棚55または後側ポッド棚56からポッドステージ54に搬送され、ポッドステージ54から次の処理工程へ工程内搬送装置によって搬送されて行く。この処理済みウエハWの空のポッドPへの収納作業は、後続のバッチのウエハWに対する成膜ステップの間に同時に進行することができる。
以降、前述した作用が繰り返されて、ウエハWが例えば25枚ずつ、バッチ式CVD装置1によってバッチ処理されて行く。
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
1) ウエハの自然酸化膜を酸化膜除去装置によって除去した後に、ウエハを待機室に搬送して処理室に搬入することにより、ウエハへの自然酸化膜を低減することができるので、良好な処理を確保することができる。
2) ストッカが一バッチ分以上のウエハを保持することができるので、ストッカからボートへ効率よく搬送することができる。
3) 待機室とウエハ移載室とをゲートバルブを介して別室とし、ウエハが移載室内に有る時にウエハ移載室だけが大気および減圧置換される構成の場合、特に、移載室内にウエハ一バッチ分置けるストッカを有するようになっていることにより、効率的に大気および減圧置換をすることができ、すなわち、大気および減圧置換時間を短縮することができるので、バッチ式CVD装置のスループットを大幅に高めることができる。
4) ウエハの自然酸化膜を酸化膜除去装置によって除去した後に、ウエハが待機室に搬送される際に、待機室に窒素ガスを供給し続けて大気圧に維持したり、または、一旦減圧した後に窒素ガスを供給して大気圧に戻すのとは違い、待機室を減圧した状態とすることにより、待機室に付着した水分や酸素、雰囲気中にある酸素を除去して低濃度にすることができる。これにより、ウエハへの界面酸素濃度を低減することができるので、より一層の良好な処理を確保することができる。特に、処理室付近は熱を帯びているために、ウエハへの界面酸素濃度を低減することができ、この効果がより一層顕著になる。
5) ウエハ移載室に一対のストッカを設置することにより、処理後のウエハをボートから一方のストッカへ移載した後に、他方のストッカの処理前のウエハをボートへ移載することができるので、スループットをより一層向上させることができる。
6) ウエハ移載室のストッカに対するウエハの装填および脱装を前回のバッチのウエハに対する成膜ステップと同時に進行させることにより、ウエハの装填時間、脱装時間および冷却待ち時間を吸収させることができるので、バッチ式CVD装置のスループットの低下を防止することができる。
7) ポッドから不活性ガス雰囲気中でウエハを酸化膜除去装置に直接搬送することができるので、効率の良い搬送が可能となる。
8) 一バッチ分はウエハを保有することができるストッカを水平方向に二つウエハ移載室に並べることにより、自然酸化膜除去装置やボートおよびポッドとのウエハの受け渡しを効率良く実行することができる。
9) ストッカ、ボート、酸化膜除去装置(基板載置部)等との間でウエハを一つのウエハ移載機にて搬送することができるため、効率の良い搬送が可能となる。また、ウエハ移載室の容量も小さく設定することができ、大気減圧置換時間を短縮することができ、製作コストやランニングコストを低減することができる。
10) 成膜処理直前に自然酸化膜を除去することができ、除去後も、大気等の酸素や不純物が多量に含まれている雰囲気にウエハが触れることがないので、自然酸化膜が再形成されたり、不純物が再付着したりすることなく、成膜することができる。このことにより、高品質な容量膜の形成や容量絶縁膜の耐圧劣化の抑制が可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、薬液供給装置は図6に示されているように構成してもよい。図6に示された薬液供給装置88Aが前記実施の形態と異なる点は、ノズル87の直前に圧電素子を用いたピエゾ弁107が介設されている点、である。本実施の形態によれば、ピエゾ弁107の圧電素子への電圧を制御することにより、薬液のノズル87からの滴下量を容易に制御することができる。
さらに、薬液供給装置は電動式ピペットを使用して、予めピペット内に充填した薬液をコントローラの制御によって一定量ずつ滴下するように構成してもよい。
一対のストッカは交互に使用するように設定するに限らず、一方を処理前専用のストッカに使用し、他方を処理後専用のストッカに使用するように設定してもよい。また、ストッカには製品となる所謂プロダクトウエハだけを装填するに限らず、製品とならない所謂ダミーウエハをも装填してもよい。
前記実施の形態ではバッチ式CVD装置の場合について説明したが、本発明はこれに限らず、基板処理装置全般に適用することができる。
W…ウエハ(基板)、1…バッチ式CVD装置(基板処理装置)、2…筐体、3…待機室筐体(耐圧筐体)、4…待機室(予備室)、5…ウエハ搬入搬出口、6…ガス供給管、7…排気管、8…ボート搬入搬出口、9…シャッタ、10…ヒータユニット、11…処理室、12…プロセスチューブ、13…アウタチューブ、14…インナチューブ、15…排気路、16…マニホールド、17…ガス導入管、18…排気管、19…熱電対、20…ボートエレベータ、21…昇降台、22…アーム、23…シールキャップ、24…ボート(基板保持具)、25…ロータリーアクチュエータ、26…移載室筐体(耐圧筐体)、27…ウエハ移載室、28…ウエハ搬入搬出口、29…ゲートバルブ、30…ウエハ移載装置、31…モータ、32…排気管、33A、33B…ストッカ(基板保持具)、34…遮蔽板(遮蔽手段)、35A、35B…ガス吹出管(ガス吹出手段)、36…ウエハ搬入搬出口、40…ポッドオープナ室、41…ポッドオープナ室筐体(耐圧筐体)、42…ゲートバルブ、43…ガス供給管、44…排気管、45…ウエハ搬入搬出口、46…載置台、47…キャップ着脱機構、51…フロント筐体、52…ポッド保管室、53…ポッド搬入搬出口、54…ポッドステージ、55、56…ポッド棚、57…ポッド搬送装置、60…酸化膜除去装置、61…ウエハ搬入搬出口、62…除去室(酸化膜除去室)、63…除去室筐体、64…ウエハ搬入搬出口、65…ゲートバルブ、66…ガス供給管、67…排気管、70…取付台、70a…上側取付部、70b…下側取付部、70c…フランジ、71…モータ、72…出力軸、73…カップリング、74…回転軸、75…オイルシール、76…ターンテーブル(基板載置部)、77…機械室、78…機械室筐体、79…サーボモータ、80…出力軸、81…原動側プーリー、82…タイミングベルト、83…従動側プーリー、84…軸受、85…旋回軸、86…旋回アーム、87…ノズル、88、88A…薬液供給装置、89…窒素ガス供給管、90…レギュレータ、91…圧力スイッチ、92…ニードル弁、93…エア弁、94…逆止弁、95…ガスフィルタ、96…逃がし弁、97…エア弁、98…逆止弁、99…圧送タンク、100…薬液容器、101…薬液供給管、102…薬液用フィルタ、103…ニードル弁、104…エア弁、105…キャップ、106…圧力スイッチ、107…ピエゾ弁。
Claims (1)
- 基板を基板保持具に保持して処理する処理室と、この処理室に隣接した予備室と、この予備室に隣接し前記基板を搬送する基板移載装置が設置された基板移載室と、この基板移載室に隣接し前記基板を載置する基板載置部を有し基板の自然酸化膜を除去する酸化膜除去装置と、前記予備室または前記移載室に設置され前記基板保持具が保持可能な最大枚数以上の枚数の前記基板を保持可能な基板仮置き具とを備えており、前記基板保持具と前記基板載置部と前記基板仮置き具とは、前記基板移載装置が前記基板を移載可能な位置に配されていることを特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2003379789A JP2005142478A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
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JP2016146505A (ja) * | 2016-04-11 | 2016-08-12 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理方法 |
-
2003
- 2003-11-10 JP JP2003379789A patent/JP2005142478A/ja active Pending
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